JPH05219040A - 高速受信信号の位相調整回路 - Google Patents

高速受信信号の位相調整回路

Info

Publication number
JPH05219040A
JPH05219040A JP4019984A JP1998492A JPH05219040A JP H05219040 A JPH05219040 A JP H05219040A JP 4019984 A JP4019984 A JP 4019984A JP 1998492 A JP1998492 A JP 1998492A JP H05219040 A JPH05219040 A JP H05219040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay element
signal
frame synchronization
data
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4019984A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Shirakawa
尊浩 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4019984A priority Critical patent/JPH05219040A/ja
Publication of JPH05219040A publication Critical patent/JPH05219040A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信データとクロック信号の位相を調整する
高速受信信号の位相調整回路に関し、受信データとクロ
ック信号の位相を自動調整することを目的とする。 【構成】 受信データ用コネクタ101と、受信クロッ
ク用コネクタ102と、遅延素子部103と、受信デー
タのリタイミングを行う受信部104と、受信部104
からのデータ信号からフレーム同期検出を行うフレーム
同期検出部105と、所定時間内にフレーム同期が検出
されなかったとき遅延素子の切り替え要求信号を出力す
るフレーム同期判定部106と、遅延素子の切り替え要
求信号を受け、遅延素子部103で選択されている遅延
素子を他の遅延素子に切り替えるセレクタ部107とを
備え、データ信号とクロック信号の位相を自動調整する
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送路側から、例えば
100Mbit/sec以上の高速ディジタル信号のデ
ータ及びクロック信号を受信する受信回路に用いられ、
受信したデータとクロック信号の位相を調整する高速受
信信号の位相調整回路に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明が適用される高速ディジタル信号
の受信回路は、当該受信回路を実現しているプリント配
線板の配線長、あるいはその他の理由に起因する影響に
よって、伝送路側から受信した高速データとクロック信
号との間に位相差が生じ、当該受信回路の高速データを
受信するフリップフロップにおいて、セットアップ時間
(ある基準信号に対してその基準信号が入力される前に
静止していることが要求される信号時間)及びホールド
時間(ある基準信号に対してその基準信号が入力された
後に静止していることが要求される信号時間)の規定値
を満足できない場合が生ずる。このため、当該高速デー
タとクロック信号の位相調整を行う事が必要となる。
【0003】図5に高速ディジタル信号の伝送装置にお
ける受信回路の概略を従来例として示す。図において、
201は受信データ用コネクタ、202は受信クロック
用コネクタ、203はD型のフリップフロップである。
L1は受信データ用コネクタ201からフリップフロッ
プ203のデータ入力点までのプリント配線長であり、
L2は受信クロック用コネクタ202からフリップフロ
ップ203のクロック入力点までのプリント配線長であ
る。
【0004】図5に示した受信回路はプリント配線板上
に実現されており、受信データは受信データ用コネクタ
201から、受信クロックは受信クロック用コネクタ2
02から、それぞれ入力される。すなわち、受信する高
速データ及びクロック信号は、受信データ用コネクタ2
01や受信クロック用コネクタ202の様なコネクタ、
あるいはターミナル、ジャック等で実現される。また、
この様な受信データ用コネクタ201や受信クロック用
コネクタ202の部分が、プリント配線板への信号入力
点となっている。
【0005】受信した高速データ及びクロック信号は、
各コネクタ201,202からフリップフロップ203
までのプリント配線内を伝播してゆく。このため、受信
データは受信データ用コネクタ201からフリップフロ
ップ203のデータ入力点までのプリント配線長L1に
より伝播遅延を生じる。受信クロック側も受信データ用
と同様に、受信クロック用コネクタ202からフリップ
フロップ203のクロック入力点までのプリント配線長
L2により伝播遅延を生じる。
【0006】この伝播遅延を図6のタイムチャートによ
り説明する。図6はコネクタにおける入力波形とフリッ
プフロップの入力点における入力波形を示すタイムチャ
ートであり、aは受信データ用コネクタ201における
受信データの波形を示し、bは受信クロック用コネクタ
202における受信クロックの波形を示し、cはフリッ
プフロップ203のデータ入力点におけるデータの波形
を示し、dはフリップフロップ203のクロック入力点
におけるクロックの波形を示している。
【0007】この図に示すように、コネクタ201,2
02への信号受信時においては、受信データの波形と受
信クロックの波形とは同期しているが、フリップフロッ
プ203の信号入力点においては、プリント配線長の差
異により、受信データの波形と受信クロックの波形と
に、tで示す時間だけ位相差が生じる。
【0008】したがって、このプリント配線長L1とプ
リント配線長L2の長さの違いによる位相差tのため、
フリップフロップ203のセットアップ時間及びホール
ド時間の規定値を満足できなくなる可能性がある。
【0009】このようなセットアップ時間及びホールド
時間を満足できるように受信データとクロック信号との
位相を調整する方法として、従来においては、任意の遅
延量を持つ遅延素子を受信データの信号線に挿入する事
によって、フリップフロップ203の信号入力点におけ
る受信データとクロック信号の位相を調整するようにし
ていた。
【0010】また、他の方法として、遅延素子を用いず
に、同軸ケーブルの単位長当たりの伝播遅延を利用し、
任意の長さに調節した同軸ケーブルを受信データの信号
線に挿入する事によって、フリップフロップ203の信
号入力点における受信データとクロック信号の位相を調
整するようにしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
伝送装置の受信回路において使用される位相調整用遅延
素子の遅延量は、かかるデータ信号線及びクロック信号
線の長さを基にした概算値として得られる。
【0012】しかしながら、プリント配線板上に配線さ
れたプリントパターンに起因する伝播遅延は、かかるデ
ータ信号線及びクロック信号線のプリントパターンの左
右に布線された他の信号線又はグランド層との間に発生
するキャパシタンス成分等による影響のために、単純に
プリントパターン長だけに依存されない。
【0013】このため、遅延素子を受信データの信号線
に挿入するにあたっては、一旦プリントパターン長から
得た概算値の遅延素子を実装し、フリップフロップ20
3の信号入力点において入力信号の位相関係を実測し、
フリップフロップ203のセットアップ時間及びホール
ド時間が満足出来ているか否かを確認する。この時、入
力条件が満足出来なかった場合は、現状のデータとクロ
ック信号の位相関係から補正した値の遅延量を算出し、
現在実装されている遅延素子を補正した値の遅延素子に
取り替えて、再びフリップフロップ203のセットアッ
プ時間及びホールド時間が満足出来ているか否かを確認
していた。
【0014】したがって、かかるプリント配線板回路の
試験調整時等において、入力データとクロック信号の入
力位相調整を行うための時間が必要となり、特に、一回
目の遅延素子による位相調整時においてセットアップ時
間及びホールド時間が満足出来ていなかった場合には、
さらに他の遅延素子への付け替えと、データとクロック
信号の位相関係の再測定の工程が増えるといった問題を
生じていた。
【0015】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、高速ディジタル信
号を伝送する装置内の受信回路において、受信データと
クロック信号の相互間位相がフリップフロップのセット
アップ時間及びホールド時間を満足できるように調整す
る際に、受信データから規定時間内にフレーム同期を確
立できたか否かを判定し、できなかった場合には、受信
データとクロック信号の位相を自動調整するようにし
て、従来の様な遅延素子の付け替え等による工程の増加
を防止し、調整の自動化を図ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1はこの発明の原理を
示すブロック図であり、図に示すように、この発明は、
データ信号を受信する受信データ用コネクタ101と、
クロック信号を受信する受信クロック用コネクタ102
と、電気的な信号の伝播速度がそれぞれ異なる複数の遅
延素子を有する遅延素子部103と、受信データ用コネ
クタ101から遅延素子部103の内の1つの遅延素子
を介して送信されたデータ信号と、受信クロック用コネ
クタ102から送信されたクロック信号とを受け、デー
タ信号のリタイミングを行って出力する受信部104
と、受信部104から出力されたデータ信号からフレー
ムパターンを抽出してフレーム同期検出を行うフレーム
同期検出部105と、所定時間を計時するタイマ手段を
有し、所定時間内にフレーム同期検出部105によって
フレーム同期が検出されたか否かを判定し、所定時間内
にフレーム同期が検出されなかったときには遅延素子の
切り替え要求信号を出力するフレーム同期判定部106
と、フレーム同期判定部106から出力される遅延素子
の切り替え要求信号を受け、遅延素子部103で選択さ
れている遅延素子を他の遅延素子に切り替えるセレクタ
部107とを備え、データ信号とクロック信号の位相を
自動調整することを特徴とする高速受信信号の位相調整
回路である。
【0017】なお、遅延素子部103の各遅延素子とし
ては、データの1ビット分の遅延が可能な値のものを任
意のステップ数で具備することが好ましい。また、受信
部104としては、主としてD型のフリップフロップが
好適に用いられる。
【0018】
【作用】この発明によれば、電源が投入されて初期化が
行われると、フレーム同期判定部106のタイマによっ
て所定時間が計時される。このタイマの計時が終了する
までにフレーム同期検出部105によってフレーム同期
が検出された場合には、フレーム同期判定部106にお
いて「エラー発生なし」として、セレクタ部107に対
して遅延素子の切替要求信号が出力されずに、現状が保
持される。
【0019】また、タイマの計時が終了するまでにフレ
ーム同期検出部105によってフレーム同期が検出され
なかった場合には、フレーム同期判定部106において
「エラー発生有り」として、セレクタ部107に対して
遅延素子の切替要求信号が出力され、セレクタ部107
により、遅延素子部103で現在選択されている遅延素
子が他の遅延素子に切り替えられる。そして、この動作
と同時にフレーム同期検出部105及びフレーム同期判
定部106が初期化され、再びフレーム同期検出操作が
開始される。
【0020】例えば、受信部104がD型のフリップフ
ロップであるとした場合には、具体的には次のような作
用となる。すなわち、フリップフロップ104の信号入
力点において、受信されたデータ信号とクロック信号と
の間に位相差が生じた場合には、フリップフロップ10
4のセットアップ時間及びホールド時間の規定値を満足
できず、正常にデータが受信できない。
【0021】このためフレーム同期検出部105におい
てフレームパターンが検出できなくなり、フレーム同期
判定部106が保有するタイマの制限時間内にフレーム
同期が検出されずに、フレーム同期判定部106からセ
レクタ部107に対して遅延素子の切替要求信号が出力
されて、遅延素子が切り替えられる。
【0022】例えば、現在、第1の遅延素子が選択され
ている状態において、フレーム同期判定部106からセ
レクタ部107へ遅延素子の切替要求信号が送出される
と、セレクタ部107が切り替えられて、第2の遅延素
子が選択される。遅延素子はそれぞれ電気的な信号の伝
播速度が異なっているため、データ信号とクロック信号
との間の位相差が変化し、これにより、フリップフロッ
プ104のセットアップ時間及びホールド時間の規定値
を満足できるようになるまで、つまり正常にデータが受
信できるまで遅延素子が自動的に次々と切り替えられて
行き、結果的にデータが正常に受信されることとなる。
【0023】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、この発明はこれによって限定される
ものではない。
【0024】図2は本発明の一実施例であり、高速受信
信号の位相調整回路を示したものである。図2におい
て、1は受信データ用コネクタ、2は受信クロック用コ
ネクタである。本実施例の位相調整回路はプリント配線
板上に実現されており、受信データ用コネクタ1からは
受信データの信号が、受信クロック用コネクタ2からは
受信クロックの信号が、それぞれ入力され、この様な受
信データ用コネクタ1や受信クロック用コネクタ2の部
分が、プリント配線板への信号入力点となっている。
【0025】受信データ用コネクタ1及び受信クロック
用コネクタ2としては、同軸ケーブル用のコネクタを取
り付けるジャック形式のもの、あるいは同軸ケーブルの
被覆を剥いて取り付けるターミナル形式のもの等が用い
られる。
【0026】本実施例では、受信データ用コネクタ1に
入力される高速受信データの伝送路速度は400Mbp
sであり、また、受信クロック用コネクタ2に入力され
る受信クロックの周波数は400MHzである。
【0027】3はDL1,DL2,DL3,DL4でそ
れぞれ示す4つの遅延素子31,32,33,34から
構成された遅延素子部、4はD型のフリップフロップ、
7は遅延素子部3の遅延素子31〜34を切り替えるセ
レクタ部である。セレクタ部7は、4つのゲート回路7
1,72,73,74とデコーダ75から構成され、セ
レクタ切換要求信号が入力された場合には、そのセレク
タ切換要求信号を複号化し、4つのゲート回路71〜7
4の内の1つを能動状態にする。これにより、受信デー
タ用コネクタ1から入力される受信データは、4つの遅
延素子31〜34のいずれか1つを介してフリップフロ
ップ4に達する。
【0028】遅延素子部3の各遅延素子31〜34は、
データの1ビット分の遅延が可能な値のものを任意のス
テップ数で具備したものであり、本実施例では受信デー
タの伝送速度が400Mbpsであるので、データの1
bit幅が2.5nsである。したがって、各遅延素子
の遅延量は、遅延素子31を0.1ns、遅延素子32
を0.8ns、遅延素子33を1.5ns、遅延素子3
4を2.2nsといったように、0nsから2.5ns
までの中から、遅延量の異なった遅延素子を実装してい
る。
【0029】5はフレーム同期検出部であり、フリップ
フロップ4において受信データがリタイミングされた
後、受信データの中に挿入されているフレームパターン
を検出して、フレーム同期保護を行い、前方保護及び後
方保護を確定する。また、このフレーム同期検出部5
は、当該フレームパターンによって決定された同期保護
段数を満足した場合には、後述するフレーム同期判定部
やアラーム検出部等といった他の機能ブロックに対して
フレーム同期を確立したことを示すフレーム同期確立信
号を送出し、伝送路側からの高速データを正常に受信し
た事を通知する。
【0030】6はフレーム同期判定部であり、同期判定
回路61、タイマ62、及び状態保持用のカウンタ63
から構成されている。タイマ62のカウント値は、フレ
ーム同期検出部5のフレーム同期保護段数に基づいて決
定されている。つまり、受信データのフレーム長、及び
後方保護段数等から決定されており、フレーム同期検出
部5が同期引き込み動作を開始して同期を確立するまで
の時間の最大値に設定されている。
【0031】同期判定回路61では、タイマ62がカウ
ントオーバするまでにフレーム同期検出部5から同期確
立信号を受信できれば「エラーなし」と判定し、タイマ
62がカウントオーバするまでに同期確立信号を受信で
きなければ「エラー有り」と判定して、カウンタ63か
らカウントアップ信号を送出する。本実施例では4進カ
ウンタを形成していて、このカウント値をセレクタ部7
に対してセレクタ切換要求信号として送出する。
【0032】以下、本実施例の動作を図3と図4のタイ
ムチャートを参照して説明する。図3は本実施例のコネ
クタにおける入力波形を表したものであり、図3に示し
た受信データ用コネクタ1と受信クロック用コネクタ2
の点における、データとクロック信号との位相関係を表
している。
【0033】図4は本実施例のフリップフロップ4の入
力点における入力波形を表したものであり、フリップフ
ロップ4のデータ入力点とクロック入力点におけるデー
タとクロック信号との位相関係を表している。
【0034】図4のa〜eはそれぞれ以下の内容を示
す。aはフリップフロップ4への入力点におけるデータ
とクロック信号の入力位相条件を表しており、フリップ
フロップ4のセットアップ時間の規定値をtsとし、ホ
ールド時間の規定値をthとしている。
【0035】bは遅延素子31を介してフリップフロッ
プ4に到達する高速受信データの入力位相を、cは遅延
素子32を介してフリップフロップ4に到達する高速受
信データの入力位相を、dは遅延素子33を介してフリ
ップフロップ4に到達する高速受信データの入力位相
を、eは遅延素子34を介してフリップフロップ4に到
達する高速受信データの入力位相を、それぞれ表してい
る。
【0036】電源が投入されると、初期化が完了した
後、フレーム同期判定部5のタイマ62が規定時間のカ
ウントを開始する。また、初期状態におけるセレクタ部
7はゲート回路71が選択される。したがって、高速受
信データは0.1nsの遅延量を持った遅延素子31を
介してフリップフロップ4のデータ入力点に到達する。
この時のフリップフロップ4の入力点におけるデータは
入力位相bに示す様になる。この位相では、aで示した
入力位相条件、つまりセットアップ時間ts及びホール
ド時間thの規定値を満足できないため、フリップフロ
ップ4は当該受信データを正常に受信できない。
【0037】したがって、フレーム同期検出部5におい
てフレーム同期が確立できず、フレーム同期判定部6内
にあるタイマ62がカウントオーバとなり、同期判定回
路61が「エラー有り」と判定して、カウンタ63を1
つカウントアップする。つまり、カウンタ63の出力
は、初期状態(SEL0=0,SEL1=0)から次の
状態(SEL0=1,SEL1=0)に遷移し、セレク
タ部7内のゲート回路72が次に選択される。
【0038】この事によって、高速受信データは0.8
nsの遅延量を持った遅延素子32を介してフリップフ
ロップ4に到達する。これと同時に、フレーム同期検出
部5とフレーム同期判定部6内のタイマ62が初期化さ
れ、初期化が完了した時点から、再びフレーム同期検出
部5においてフレーム同期検出動作が開始される。この
時のフリップフロップ4の入力点におけるデータは入力
位相cに示す様になり、前述した入力位相bの場合と同
様に、aで示した入力位相条件が満足できないために、
フレーム同期検出部5においてフレーム同期が確立でき
ず、フレーム同期判定部6で「エラー有り」と判定され
る。
【0039】この事によって、フレーム同期判定部6内
のカウンタ63が現在の状態(SEL0=1,SEL1
=0)から更にカウントアップされて(SEL0=0,
SEL1=1)の状態に遷移し、セレクタ部7はゲート
回路73に切り替わり、1.5nsの遅延量を持つ遅延
素子33が選択される。
【0040】この時のフリップフロップ4の入力点にお
けるデータは入力位相dに示す様になり、aで示した入
力位相条件を満足し得る。したがって、フリップフロッ
プ4は高速受信データを正常に受信し、次段のフレーム
同期検出部5に受け渡す。
【0041】フレーム同期検出部5では、高速受信デー
タから検出した同期フレームパターンから同期を確立す
る。また、本動作は正常状態であるため、タイマ62の
規定時間内に行われ、同期判定回路61において「エラ
ーなし」と判定される。これと同時にタイマ62の作動
が停止され、カウンタ63が現状に保持されて高速受信
データを正常に受信し続ける。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、複数の遅延素子を有する遅延素子部を設け、受信し
たデータ信号から所定時間内にフレーム同期が検出でき
るまで遅延素子を自動で切り替えて選択するようにした
ので、プリント配線板回路の試験調整時における自動化
が可能となるとともに、無調整化が実現でき、人手によ
る調整工程の削減、及び作業の効率化に寄与する所が大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の原理を示すブロック図である。
【図2】本発明の高速受信信号の位相調整回路の一実施
例を示す回路ブロック図である。
【図3】本実施例のコネクタにおける入力波形を示すタ
イムチャートである。
【図4】本実施例のフリップフロップにおける入力波形
を示すタイムチャートである。
【図5】従来の高速ディジタル信号の伝送装置における
受信回路の概略を示す説明図である。
【図6】従来の高速ディジタル受信回路におけるタイム
チャートである。
【符号の説明】
1 受信データ用コネクタ 2 受信クロック用コネクタ 3 遅延素子部 4 フリップフロップ 5 フレーム同期検出部 6 フレーム同期判定部 7 セレクタ部 31,32,33,34 遅延素子 61 同期判定回路 62 タイマ 63 カウンタ 71,72,73,74 ゲート回路 75 デコーダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ信号を受信する受信データ用コネ
    クタ(101)と、 クロック信号を受信する受信クロック用コネクタ(10
    2)と、 電気的な信号の伝播速度がそれぞれ異なる複数の遅延素
    子を有する遅延素子部(103)と、 受信データ用コネクタ(101)から遅延素子部(10
    3)の内の1つの遅延素子を介して送信されたデータ信
    号と、受信クロック用コネクタ(102)から送信され
    たクロック信号とを受け、データ信号のリタイミングを
    行って出力する受信部(104)と、 受信部(104)から出力されたデータ信号からフレー
    ムパターンを抽出してフレーム同期検出を行うフレーム
    同期検出部(105)と、 所定時間を計時するタイマ手段を有し、所定時間内にフ
    レーム同期検出部(105)によってフレーム同期が検
    出されたか否かを判定し、所定時間内にフレーム同期が
    検出されなかったときには遅延素子の切り替え要求信号
    を出力するフレーム同期判定部(106)と、 フレーム同期判定部(106)から出力される遅延素子
    の切り替え要求信号を受け、遅延素子部(103)で選
    択されている遅延素子を他の遅延素子に切り替えるセレ
    クタ部(107)とを備え、データ信号とクロック信号
    の位相を自動調整することを特徴とする高速受信信号の
    位相調整回路。
JP4019984A 1992-02-05 1992-02-05 高速受信信号の位相調整回路 Withdrawn JPH05219040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4019984A JPH05219040A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 高速受信信号の位相調整回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4019984A JPH05219040A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 高速受信信号の位相調整回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05219040A true JPH05219040A (ja) 1993-08-27

Family

ID=12014447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4019984A Withdrawn JPH05219040A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 高速受信信号の位相調整回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05219040A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09149015A (ja) * 1995-11-22 1997-06-06 Nec Corp クロック位相調整回路
US5778214A (en) * 1994-12-09 1998-07-07 Oki Electric Industry Co., Ltd. Bit-phase aligning circuit
WO2007023620A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. データ受信装置及びデータ送受信システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5778214A (en) * 1994-12-09 1998-07-07 Oki Electric Industry Co., Ltd. Bit-phase aligning circuit
JPH09149015A (ja) * 1995-11-22 1997-06-06 Nec Corp クロック位相調整回路
WO2007023620A1 (ja) * 2005-08-25 2007-03-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. データ受信装置及びデータ送受信システム
JPWO2007023620A1 (ja) * 2005-08-25 2009-03-26 パナソニック株式会社 データ受信装置及びデータ送受信システム
US7957498B2 (en) 2005-08-25 2011-06-07 Panasonic Corporation Data receiver device and data transmission/reception system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3233801B2 (ja) ビット位相同期回路
CA2037739C (en) Frame synchronization dependent type bit synchronization extraction circuit
US6493320B1 (en) Automatic initialization and tuning across a high speed, plesiochronous, parallel link
KR100225211B1 (ko) 디지탈 데이타 통신 시스템의 타이밍 회복용 장치 및 그 방법
JP3036854B2 (ja) 干渉検出回路
US5111480A (en) Method for equalization of the pulse widths of a digital signal
JPH05219040A (ja) 高速受信信号の位相調整回路
US7268824B2 (en) Method and apparatus for canceling jitter
US6356610B1 (en) System to avoid unstable data transfer between digital systems
EP0210799A2 (en) Access port clock synchronizer
US5631709A (en) Method and apparatus for processing a composite synchronizing signal
EP0161162A1 (fr) Autocommutateur à matrice de commutation vidéo
JP2572271B2 (ja) 同期引込み回路
JP2590694B2 (ja) 同期切替装置
JP3358712B2 (ja) Isdn回線終端装置における受信回路および受信方法
JP2697421B2 (ja) ディジタル伝送システムのフレーム同期回路
JP2747994B2 (ja) 疑似ランダム信号同期回路
JPH08256181A (ja) バースト通信用自動利得リセット回路
JP3264586B2 (ja) パターン同期回路
JP2697557B2 (ja) マルチフレーム位相自動制御回路
JPH0548597A (ja) フレーム同期装置
JP3110084B2 (ja) 受信タイミング制御装置
US20100052754A1 (en) Input-signal recovery circuit and asynchronous serial bus data reception system using the same
JP2019110449A (ja) データ通信装置およびデータ通信方法
JPH06101717B2 (ja) フレーム信号発生回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518