JP2019110449A - データ通信装置およびデータ通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック信号だけではなく、他のデータを、受信側回路から同じ信号線を介して送信側回路へ送信することができるデータ通信装置を提供する。【解決手段】データ通信装置は、第1のデータを送信側回路から受信側回路へ送信する。受信側回路は、ロック信号に、第2のデータを多重化する多重化回路を備える。送信側回路は、ロック信号に基づいて、クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを判定するロック判定回路と、ロック信号が第2のデータなのか否かを判定するデータ判定回路と、第2のデータであると判定された場合に、ロック信号が変化しないようにマスクするマスク信号を生成するマスク信号生成回路と、第2のデータからデータ取り込み用クロックを生成するクロック生成回路と、データ取り込み用クロックに同期して動作し、第2のデータを保持して出力するデータ処理回路とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像データ等のデータを送信側回路から受信側回路へ送信し、受信側回路において、送信側回路から受信された受信データに重畳されたクロック信号をリカバリし、リカバリされたクロック信号に同期して受信データを処理するデータ通信装置およびデータ通信方法に関する。
VBO(V-by-One)等の画像通信規格を採用するデータ通信装置においては、画像データ等のデータが送信側回路からデータレーンを介して受信側回路へ送信される。受信側回路では、クロックデータリカバリ回路(Clock Data Recovery回路:以下、CDR回路ともいう)により、送信側回路から受信されたデータから、このデータに重畳されたクロック信号がリカバリされ、リカバリされたクロック信号に同期してデータが順次取り込まれる。
一方、データ通信装置においては、CDR回路がロック状態なのか否かを表すロック信号LOCKNが、受信側回路からロック信号線を介して送信側回路へ送信される。ロック信号LOCKNは、ローレベルまたはハイレベルで表されるレベル信号であり、例えば、ローレベルの場合に、CDR回路がロック状態であることを表し、ハイレベルの場合に、CDR回路がロック状態ではないことを表す。
図8は、従来のデータ通信装置において、ロック信号LOCKNを受信側回路から送信側回路へ送信する回路を表す一例のブロック図である。図8に示すデータ通信装置70は、送信側回路72と、受信側回路74とを備えている。また、受信側回路74は、送信バッファ60を備え、送信側回路72は、受信バッファ24と、ノイズ除去回路26と、ロック判定回路28とを備えている。
受信側回路74のロック信号RX_LOCKNがハイレベルであり、CDR回路がロック状態ではない場合、受信側回路74の送信バッファ60の出力はハイインピーダンス(Hi-Z)状態となる。この場合、ロック信号線18は抵抗20によってプルアップされ、図5Aの左側に示すようにロック信号LOCKNはハイレベルになる。
ロック信号LOCKNのハイレベルは、送信側回路72の受信バッファ24によって受信され、ロック信号LOCKN_Aとして出力される。
続いて、ノイズ除去回路26によってロック信号LOCKN_Aのノイズが除去され、ロック判定回路28により、ノイズが除去されたロック信号LOCKN_Bのハイレベルに応じて、CDR回路がロック状態ではないと判定され、送信側回路72のロック信号TX_LOCKNとしてハイレベルが出力される。
ロック信号RX_LOCKNがハイレベルからローレベルになると、受信側回路74の送信バッファ60から、図5Aの右側に示すようにロック信号LOCKNとしてローレベルが出力される。
送信側回路72では、受信バッファ24によってロック信号LOCKNのローレベルが受信され、ロック信号LOCKN_Aとして出力される。
続いて、ノイズ除去回路26によってロック信号LOCKN_Aのノイズが除去され、ロック判定回路28により、ノイズが除去されたロック信号LOCKN_Bのローレベルに応じて、CDR回路がロック状態であると判定され、送信側回路72のロック信号TX_LOCKNとしてローレベルが出力される。
ここで、本発明に関連性のある先行技術文献としては、特許文献1〜6がある。
特開2014−027329号公報 特開2014−106529号公報 特開2016−021629号公報 特開2014−072746号公報 特開2006−262165号公報 特開2007−020008号公報
ロック信号LOCKNはレベル信号であり、ロック信号線18を介して送信されるが、1本の信号線を使用しているにも係わらず、受信側回路74のCDR回路のロック状態しか送信側回路72へ送信することができないという問題があった。
本発明の目的は、ロック信号だけではなく、他のデータを、受信側回路から同じ信号線を介して送信側回路へ送信することができるデータ通信装置およびデータ通信方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、第1のデータを送信側回路から受信側回路へ送信するデータ通信装置であって、
前記受信側回路は、
前記送信側回路から前記第1のデータを受信するデータ受信バッファと、
前記データ受信バッファによって受信された第1のデータからクロック信号をリカバリするクロックデータリカバリ回路と、
前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを表すロック信号に、第2のデータを多重化する多重化回路と、
前記第2のデータが多重化されたロック信号を前記送信側回路へ送信する送信バッファとを備え、
前記送信側回路は、
前記第1のデータを前記受信側回路へ送信するデータ送信バッファと、
前記受信側回路から送信されてくるロック信号を受信する受信バッファと、
前記受信バッファによって受信されたロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを判定するロック判定回路と、
前記受信バッファによって受信されたロック信号が前記第2のデータなのか否かを判定するデータ判定回路と、
前記受信バッファによって受信されたロック信号が前記第2のデータであると判定された場合に、前記ロック判定回路へ入力されるロック信号が変化しないようにマスクするマスク信号を生成するマスク信号生成回路と、
前記受信バッファによって受信されたロック信号に多重化された第2のデータからデータ取り込み用クロックを生成するクロック生成回路と、
前記データ取り込み用クロックに同期して動作し、前記第2のデータを保持して出力するデータ処理回路とを備えるデータ通信装置を提供する。
ここで、前記受信側回路は、さらに、送信用クロックを生成する送信用クロック生成回路を備え、
前記送信用クロック生成回路は、前記ロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態ではない場合に、前記送信側回路から受信されてくる、前記クロックデータリカバリ回路をロック状態にするためのトレーニングパターンのデータに基づいて前記送信用クロックを生成し、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態である場合に、前記クロック信号から前記送信用クロックを生成することが好ましい。
また、前記送信用クロック生成回路は、
nを2以上の整数として、前記データ受信バッファによって受信されたトレーニングパターンのデータをn分周して第1の内部クロックとして出力する第1のクロック分周回路と、
前記クロック信号を2n分周して第2の内部クロックとして出力する第2のクロック分周回路と、
前記ロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態ではない場合に、前記第1の内部クロックを前記送信用クロックとして出力し、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態である場合に、前記第2の内部クロックを前記送信用クロックとして出力する第1の切替回路とを備えることが好ましい。
また、前記多重化回路は、
送信用クロックに同期して動作し、前記第2のデータを保持して出力するデータ保持回路と、
出力イネーブル信号に応じて、前記ロック信号と前記データ保持回路から出力される第2のデータとを切り替えて出力する第2の切替回路と、
前記出力イネーブル信号および前記ロック信号に基づいて、前記送信バッファの出力を制御する出力制御信号を出力する出力制御回路とを備え、
前記出力イネーブル信号がディスエーブル状態の場合に、前記ロック信号が前記第2の切替回路から出力され、前記ロック信号が前記出力制御信号として出力され、前記ロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態である場合に、前記ロック信号が前記送信バッファから出力され、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態ではない場合に、前記送信バッファの出力がハイインピーダンス状態になり、
前記出力イネーブル信号がイネーブル状態の場合に、前記データ保持回路から出力される第2のデータが前記第2の切替回路から出力され、前記送信バッファを出力イネーブル状態にする信号が前記出力制御信号として出力され、前記第2の切替回路から出力される第2のデータが前記送信バッファから出力されることが好ましい。
また、前記第2のデータは、同期信号のデータ、開始パターンのデータ、送信データおよび終了パターンのデータを、この順序で含み、
前記データ判定回路は、前記ロック信号が前記同期信号のデータであるか否かを判定し、
前記データ処理回路は、前記ロック信号が前記同期信号のデータであると判定された場合に、前記同期信号のデータに続く前記ロック信号が前記開始パターンのデータであるか否かを判定し、前記ロック信号が前記開始パターンのデータであると判定された場合に、前記開始パターンのデータに続く前記ロック信号を前記送信データとして保持して出力することが好ましい。
また、前記送信データは、あらかじめ決定された一定のデータ数であり、
前記データ処理回路は、前記データ数をカウントすることにより、前記送信データの終了を検出することが好ましい。
また、前記開始パターンのデータおよび前記終了パターンのデータは、あらかじめ決定されたパターンのデータであり、
前記送信データは、前記開始パターンのデータおよび前記終了パターンのデータとは異なるパターンの符号によって符号化されたデータであり、
前記データ処理回路は、前記送信データの符号および前記終了パターンのデータを識別することにより、前記送信データの終了を検出することが好ましい。
前記多重化回路は、前記ロック信号に、前記第2のデータとして、前記終了パターンのデータに続いて、さらに、前記第2のデータを送信する前のロック信号の状態を表す状態データを送信し、
前記送信バッファは、前記状態データを前記送信側回路へ送信することが好ましい。
前記送信側回路は、さらに、
前記受信バッファによって受信されたロック信号からノイズを除去するノイズ除去回路を備え、
前記ロック判定回路は、前記ノイズが除去されたロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを判定することが好ましい。
また、本発明は、第1のデータを送信側回路から受信側回路へ送信するデータ通信方法であって、
前記受信側回路において、
データ受信バッファが、前記送信側回路から前記第1のデータを受信するステップと、
クロックデータリカバリ回路が、前記データ受信バッファによって受信された第1のデータからクロック信号をリカバリするステップと、
多重化回路が、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを表すロック信号に、第2のデータを多重化するステップと、
送信バッファが、前記第2のデータが多重化されたロック信号を前記送信側回路へ送信するステップとを含み、
前記送信側回路において、
データ送信バッファが、前記第1のデータを前記受信側回路へ送信するステップと、
受信バッファが、前記受信側回路から送信されてくるロック信号を受信するステップと、
ロック判定回路が、前記受信バッファによって受信されたロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを判定するステップと、
データ判定回路が、前記受信バッファによって受信されたロック信号が前記第2のデータなのか否かを判定するステップと、
マスク信号生成回路が、前記受信バッファによって受信されたロック信号が前記第2のデータであると判定された場合に、前記ロック判定回路へ入力されるロック信号が変化しないようにマスクするマスク信号を生成するステップと、
クロック生成回路が、前記受信バッファによって受信されたロック信号に多重化された第2のデータからデータ取り込み用クロックを生成するステップと、
データ処理回路が、前記データ取り込み用クロックに同期して動作し、前記第2のデータを保持して出力するステップとを含むデータ通信方法を提供する。
本発明のデータ通信装置およびデータ通信方法においては、第2のデータが多重化されたロック信号を、受信側回路から送信側回路へ送信することにより、ロック信号だけでなく、任意のデータを受信側回路から送信側回路へ送信することができる。
本発明のデータ通信装置の構成を表す一実施形態のブロック図である。 受信側回路の動作を表すフローチャートである。 送信側回路の動作を表すフローチャートである。 ロック信号LOCKN、トレーニングパターンのデータRX_DATA、第1の内部クロックDIV_CLK1、クロック信号CDR_CLK、第2の内部クロックDIV_CLK2および送信用クロックRCLKの動作を表すタイミングチャートである。 従来のロック信号LOCKNの動作を表すタイミングチャートである。 本実施形態のロック信号LOCKNの動作を表すタイミングチャートである。 送信側回路の動作を表すタイミングチャートである。 開始パターンのデータSTA、送信データDATAおよび終了パターンのデータSTPを表す波形図である。 従来のデータ通信装置において、ロック信号LOCKNを受信側回路から送信側回路へ送信する回路を表す一例のブロック図である。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のデータ通信装置およびデータ通信方法を詳細に説明する。
図1は、本発明のデータ通信装置の構成を表す一実施形態のブロック図である。図1に示すデータ通信装置10は、送信側回路(TX)12と、受信側回路(RX)14とを備えている。データ通信装置10は、VBO(V-by-One)の画像通信規格に準拠して、画像データ等の第1のデータを送信側回路12からデータレーン16を介して受信側回路14へ送信し、ロック信号LOCKNを受信側回路14からロック信号線18を介して送信側回路12へ送信する。
なお、本発明は、VBOの画像通信規格に限らず、各種の画像通信規格に準拠して動作するデータ通信装置に適用可能である。
送信側回路12は、データ送信バッファ22と、受信バッファ24と、ノイズ除去回路26と、ロック判定回路28と、データ判定回路30と、マスク信号生成回路32と、クロック生成回路34と、データ処理回路36とを備えている。
また、受信側回路14は、データ受信バッファ38と、送信バッファ60と、CDR回路40と、シリアライザ/デシリアライザ回路(Serializer/Deserializer回路:以下、SerDes回路ともいう)42と、送信用クロック生成回路44と、多重化回路46とを備えている。
送信側回路12において、データ送信バッファ22は、例えば画像データ、制御信号およびトレーニングパターンのデータ等を含む第1のデータTX_DATAを受信側回路14へ送信する。データ送信バッファ22には、送信側回路12の内部回路から受信側回路14へ送信する送信側回路12の第1のデータTX_DATAが入力され、データ送信バッファ22からは第1のデータTX_DATAの差動信号が出力される。第1のデータTX_DATAの差動信号は、差動信号線であるデータレーン16を介して受信側回路14へシリアルデータとして送信される。
ロック信号RX_LOCKNがハイレベルであり、受信側回路14のCDR回路40がロック状態ではない場合、データ送信バッファ22からは、CDR回路40をロック状態にするためのトレーニングパターンのデータが出力される。トレーニングパターンのデータの送信は、VBOの画像通信規格の仕様によって規定されている。具体的には、送信側回路12の基準クロックSYSCLKに同期して、ローレベルおよびハイレベルが交互に変化する、D10.2パターンと呼ばれるデータ(0101010101)が送信される。
一方、ロック信号RX_LOCKNがローレベルであり、CDR回路40がロック状態である場合、データ送信バッファ22からは、画像データ等が出力される。
続いて、受信側回路14において、データ受信バッファ38は、送信側回路12から送信されてくる第1のデータTX_DATA、つまり、トレーニングパターンのデータないし画像データを受信し、受信側回路14のデータRX_DATAとして出力する。データ受信バッファ38には、送信側回路12からデータレーン16を介してシリアルデータとして送信されてくる第1のデータTX_DATAの差動信号が入力され、データ受信バッファ38からは、その差動信号に対応するデータRX_DATAが出力される。
続いて、CDR回路40は、データ受信バッファ38によって送信側回路12から受信されたデータRX_DATAから、このデータRX_DATAに重畳されたクロック信号CDR_CLKをリカバリする。CDR回路40には、データ受信バッファ38からデータRX_DATAが入力され、CDR回路40からは、データRX_DATAからリカバリされたクロック信号CDR_CLKが出力される。クロック信号CDR_CLKは、データ受信バッファ38によって受信されたデータRX_DATAの2倍の周波数を持つ。
続いて、SerDes回路42は、クロック信号CDR_CLKに同期して動作し、データ受信バッファ38によって受信されたデータRX_DATAをシリアルデータからパラレルデータに変換する。SerDes回路42には、データ受信バッファ38からデータRX_DATAが入力され、CDR回路40からクロック信号CDR_CLKが入力される。SerDes回路42からは、パラレルデータが出力される。パラレルデータは、このパラレルデータに基づいて動作する受信側回路14の内部回路に供給される。
続いて、送信用クロック生成回路44は、第2のデータRX_LDATAを送信するための送信用クロックRCLKを生成するものであり、第1および第2のクロック分周回路48,50と、マルチプレクサ52とを備えている。
第1のクロック分周回路48は、nを2以上の整数として、データ受信バッファ38によって受信されたトレーニングパターンのデータRX_DATAをn分周、例えば図4の左側に示すように、8分周して第1の内部クロックDIV_CLK1を出力する。第1の内部クロックDIV_CLK1は、CDR回路40がロック状態ではない場合に、受信側回路14において送信用クロックRCLKとして使用される。第1のクロック分周回路48には、データ受信バッファ38からデータRX_DATAが入力され、第1のクロック分周回路48からは、第1の内部クロックDIV_CLK1が出力される。
第2のクロック分周回路50は、クロック信号CDR_CLKを2n分周、例えば図4の右側に示すように、16分周して第2の内部クロックDIV_CLK2を出力する。第2の内部クロックDIV_CLK2は、CDR回路40がロック状態である場合に、受信側回路14において送信用クロックRCLKとして使用される。第2のクロック分周回路50には、CDR回路40からクロック信号CDR_CLKが入力され、第2のクロック分周回路50からは、第2の内部クロックDIV_CLK2が出力される。
送信側回路12から受信側回路14へ送信されてくる第1のデータTX_DATAの周波数はGHzオーダの高速なデータであるため、受信側回路14は、第1および第2のクロック分周回路48、50によって分周された第1の内部クロックDIV_CLK1および第2の内部クロックDIV_CLK2で作動される。また、第1および第2の内部クロックDIV_CLK1, DIV_CLK2を生成する際の分周比が違うのは、クロック信号CDR_CLKがデータ受信バッファ38によって受信されたデータRX_DATAの2倍の周波数を持つため、CDR回路40がロック状態になる前後の送信用クロックRCLKの周波数を揃えるためである。つまり、第1の内部クロックDIV_CLK1および第2の内部クロックDIV_CLK2の周波数は同じである。
マルチプレクサ52は、ロック信号RX_LOCKNに基づいて、第1の内部クロックDIV_CLK1と第2の内部クロックDIV_CLK2とを切り替え、送信用クロックRCLKとして出力する。マルチプレクサ52の選択入力端子Sには、CDR回路40からロック信号RX_LOCKNが入力され、入力端子A0には第2の内部クロックDIV_CLK2が入力され、入力端子A1には第1の内部クロックDIV_CLK1が入力される。マルチプレクサ52の出力端子Yからは、送信用クロックRCLKが出力される。
図4に示すように、ロック信号LOCKNがハイレベルであり、CDR回路40がロック状態ではない場合、マルチプレクサ52からは、送信用クロックRCLKとして、トレーニングパターンから生成される第1の内部クロックDIV_CLK1が出力される。一方、ロック信号RX_LOCKNがローレベルであり、CDR回路40がロック状態である場合、マルチプレクサ52からは、送信用クロックRCLKとして、CDR回路40によってリカバリされたクロック信号CDR_CLKから生成される第2の内部クロックDIV_CLK2が出力される。
本実施形態の場合、図4に示すように、第1のクロック分周回路48は、データ受信バッファ38によって受信されたデータRX_DATAを8分周(n=8)し、第2のクロック分周回路50は、クロック信号CDR_CLKを16分周(2n=16)する。つまり、送信用クロックRCLKは、トレーニングパターンのデータの周期の8倍の周期であり、クロック信号CDR_CLKの周期の16倍の周期である。
マルチプレクサ52は、本発明の第1の切替回路の一例である。本発明の第1の切替回路としては、マルチプレクサ52に限らず、ロック信号RX_LOCKNに応じて、第1の内部クロックDIV_CLK1と第2の内部クロックDIV_CLK2とを切り替えることができる各種構成のものを使用することができる。
送信用クロック生成回路44においては、ロック信号RX_LOCKNに基づいて、CDR回路40がロック状態ではない場合に、送信側回路12から受信されてくる、CDR回路40をロック状態にするためのトレーニングパターンのデータに基づいて送信用クロックRCLKが生成される。一方、CDR回路40がロック状態である場合に、クロック信号CDR_CLKから送信用クロック信号が生成される。
続いて、多重化回路46は、CDR回路40がロック状態なのか否かを表す、CDR回路40から出力されるロック信号RX_LOCKNに、第2のデータRX_LDATAを多重化する。多重化回路46は、フリップフロップ54と、マルチプレクサ56と、AND回路58とを備えている。
フリップフロップ54は、送信用クロックRCLKに同期して動作し、データRX_DATAを保持してデータRX_LDATAとして出力する。フリップフロップ54のクロック入力端子CKには、マルチプレクサ52から送信用クロックRCLKが入力され、データ入力端子Dには、受信側回路14の内部回路からデータRX_DATAが入力される。フリップフロップ54のデータ出力端子Qからは、フリップフロップ54に保持された第2のデータRX_LDATAが出力される。
第2のデータRX_LDATAは、ロック信号RX_LOCKNに多重化されて受信側回路14から送信側回路12へ送信されるデータであり、送信用クロックRCLKの2倍以上の周期を単位として変化する。第2のデータRX_LDATAは、あらかじめ送信側回路12と受信側回路14との間で決定された任意のデータであり、特に制限はないが、送信側回路12に対して何らかの制御を行わせる制御信号および受信側回路14の各種の状態を表すデータ等を例示することができる。
例えば、送信側回路12は、信号を強調して出力するプリエンファシス機能を備えているが、送信側回路12と受信側回路14とを接続するケーブルが短い場合には、信号が強すぎて正しく受信できない場合がある。この場合、第2のデータRX_LDATAとして、プリエンファシス機能のオンオフの切り替えを送信側回路12に指示する制御信号を送信してもよい。また、第2のデータRX_LDATAとして、受信側回路14において、データRX_DATAを正しく受信できているか否かを表すデータを送信してもよい。
第2のデータRX_LDATAは、本実施形態の場合、同期信号のデータSYNC、開始パターンのデータSTA、送信データDATAおよび終了パターンのデータSTPを、この順序で含む。
同期信号のデータSYNCは、図6に示すように、ローレベルおよびハイレベルが、送信用クロックRCLKの8周期以上の期間交互に変化するデータ“LHLHLHLH”である。
開始パターンのデータSTAおよび終了パターンのデータSTPは、図7に示すように、ローレベルが送信用クロックRCLKの2周期の期間出力された後、ハイレベルが送信用クロックRCLKの2周期の期間出力されるデータ“LLHH”である。
送信データDATAは、図7に示すように、マンチェスタ符号によって符号化されたデータである。1ビットの送信データDATAは、送信用クロックRCLKの2周期の期間出力されるマンチェスタ符号で表される。1ビットの送信データDATAが“0”の場合、マンチェスタ符号は“LH”で表され、1ビットの送信データDATAが“1”の場合、マンチェスタ符号は“HL”で表される。
なお、送信データDATAを符号化する場合、開始パターンのデータSTAおよび終了パターンのデータSTPは“LLHH”に限らず、あらかじめ決定されたパターンのデータであればよい。また、送信データDATAは、マンチェスタ符号に限らず、開始パターンのデータSTAおよび終了パターンのデータSTPとは異なるパターンの符号によって符号化されたデータを使用することができる。さらに、送信データDATAを符号化せず、あらかじめ決定された一定のデータ数の送信データDATAを送信してもよい。
フリップフロップ54は、本発明のデータ保持回路の一例である。本発明のデータ保持回路としては、フリップフロップ54に限らず、送信用クロックRCLKに同期して動作し、第2のデータRX_LDATAを保持して出力することができる各種構成のものを使用することができる。
マルチプレクサ56は、第2のデータRX_LDATAを出力する場合にローレベルとなる出力イネーブル信号ENLに応じて、ロック信号RX_LOCKNと、フリップフロップ54から出力される第2のデータRX_LDATAとを切り替えることで多重化し、ロック信号LOCKN_MIXとして出力する。マルチプレクサ56の選択入力端子Sには、受信側回路14の内部回路から出力イネーブル信号ENLが入力され、入力端子A0には、フリップフロップ54から第2のデータRX_LDATAが入力され、入力端子A1には、受信側回路14の内部回路からロック信号RX_LOCKNが入力される。マルチプレクサ56の出力端子Yからは、ロック信号RX_LOCKNに第2のデータRX_LDATAが多重化されたロック信号LOCKN_MIXが出力される。
出力イネーブル信号ENLは、第2のデータRX_LDATAを送信する場合にイネーブル状態のローレベルになり、第2のデータRX_LDATAを送信しない場合にはディスエーブル状態のハイレベルになる。
マルチプレクサ56からは、ロック信号LOCKN_MIXとして、出力イネーブル信号ENLがローレベルの場合に第2のデータRX_LDATAが出力され、出力イネーブル信号ENLがハイレベルの場合に受信側回路14のロック信号RX_LOCKNが出力される。
マルチプレクサ56は、本発明の第2の切替回路の一例である。本発明の第2の切替回路としては、マルチプレクサ56に限らず、出力イネーブル信号ENLに応じて、第2のデータRX_LDATAとロック信号RX_LOCKNとを切り替えて出力することができる各種構成のものを使用することができる。
AND回路58は、出力イネーブル信号ENLおよびロック信号RX_LOCKNに基づいて、送信バッファ60の出力を制御する出力制御信号を出力する。AND回路58には、CDR回路40からロック信号RX_LOCKNおよび出力イネーブル信号ENLが入力され、AND回路58からは出力制御信号が出力される。
AND回路58は、本発明の出力制御回路の一例である。本発明の出力制御回路としては、AND回路58に限らず、出力イネーブル信号ENLおよびロック信号RX_LOCKNに基づいて、出力制御信号を出力することができる各種構成のものを使用することができる。
続いて、送信バッファ60は、第2のデータRX_LDATAが多重化されたロック信号LOCKNを送信側回路12へ送信する。送信バッファ60の反転制御入力端子には、AND回路58から出力制御信号が入力され、入力端子には、マルチプレクサ56からロック信号LOCKN_MIXが入力される。送信バッファ60からはロック信号LOCKNが出力される。送信バッファ60から出力されるロック信号LOCKNは、ロック信号線18を介して送信側回路12へ送信される。
出力制御信号がハイレベルの場合、送信バッファ60の出力はハイインピーダンス状態になる。一方、出力制御信号がローレベルの場合、送信バッファ60からはロック信号LOCKN_MIXがロック信号LOCKNとして出力される。
多重化回路46においては、出力イネーブル信号ENLがディスエーブル状態であるハイレベルの場合に、ロック信号RX_LOCKNがロック信号LOCKN_MIXとしてマルチプレクサ56から出力され、ロック信号RX_LOCKNが出力制御信号として出力される。
ロック信号RX_LOCKNに基づいて、CDR回路40がロック状態である場合に、ロック信号RX_LOCKNがロック信号LOCKNとして送信バッファ60から出力され、CDR回路40がロック状態ではない場合に、送信バッファ60の出力がハイインピーダンス状態になる。
一方、出力イネーブル信号ENLがイネーブル状態であるローレベルの場合に、フリップフロップ54から出力される第2のデータRX_LDATAがロック信号LOCKN_MIXとしてマルチプレクサ56から出力され、送信バッファ60を出力イネーブル状態にする信号、本実施形態の場合にはローレベルの信号が出力制御信号として出力される。つまり、マルチプレクサ56からロック信号LOCKN_MIXとして出力される第2のデータRX_LDATAが送信バッファ60からロック信号LOCKNとして出力される。
続いて、送信側回路12において、受信バッファ24は、受信側回路14から送信されてくるロック信号LOCKNを受信する。受信バッファ24には、受信側回路14からロック信号線18を介してシリアルデータとして送信されてくるロック信号LOCKNが入力される。受信バッファ24からは、受信側回路14から受信されたロック信号LOCKNがロック信号LOCKN_Aとして出力される。
受信バッファ24によって受信側回路14から受信されたロック信号LOCKNは、前述のようにCDR回路40がロック状態なのか否かを表す受信側回路14のロック信号RX_LOCKNに、第2のデータRX_LDATAが多重化されたものである。ロック信号RX_LOCKNは、受信側回路14のCDR回路40により、CDR回路40がロック状態なのか否かを検出することによって生成される。
また、ロック信号線18と電源線との間には、抵抗20が接続されている。抵抗20は、ロック信号線18の断線およびロック信号線18が受信側回路14によって駆動されていないハイインピーダンス(Hi-Z)状態の場合に、ロック信号線18をハイレベルに固定する。
続いて、ノイズ除去回路26は、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aからノイズ成分を除去する。ノイズ除去回路26には、受信バッファ24からロック信号LOCKN_Aが入力され、ノイズ除去回路26からは、ノイズ成分が除去されたロック信号LOCKN_Bが出力される。また、ノイズ除去回路26は、後述するマスク信号が出力されるタイミングと一致させるために、ロック信号LOCKN_Bをロック信号LOCKN_Aに対して一定時間だけ遅延して出力する。つまり、図5Bに示すように、ロック信号TX_LOCKNはロック信号LOCKNに対して一定時間だけ遅延されている。
続いて、ロック判定回路28は、ノイズ除去回路26によってノイズ成分が除去されたロック信号LOCKN_Bに基づいて、CDR回路40がロック状態なのか否かを判定する。ロック判定回路28には、ノイズ除去回路26からノイズ成分が除去されたロック信号LOCKN_Bが入力され、マスク信号生成回路32からマスク信号が入力される。ロック判定回路28からは、ロック信号の判定結果として送信側回路12のロック信号TX_LOCKNが出力される。ロック信号TX_LOCKNは、このロック信号TX_LOCKNに基づいて動作する送信側回路12の内部回路に供給される。
なお、ノイズ除去回路26は必須の構成要素ではない。ノイズ除去回路26が設けられていない場合、ロック判定回路28は、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aに基づいて、CDR回路40がロック状態なのか否かを判定する。
続いて、データ判定回路30は、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aが第2のデータRX_LDATAなのか否かを判定する。本実施形態の場合、データ判定回路30は、ロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCであるか否かを判定する。データ判定回路30には、受信バッファ24からロック信号LOCKN_Aが入力され、データ判定回路30からは、同期信号の判定結果および後述するロック信号LOCKN_Aのエッジ検出信号が出力される。
続いて、マスク信号生成回路32は、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aが第2のデータRX_LDATAであると判定された場合に、ノイズ除去回路26からロック判定回路28に入力されるロック信号LOCKN_Bが変化しないようにマスクするマスク信号を生成する。本実施形態の場合、マスク信号生成回路32は、同期信号の判定結果に基づいて、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCであると判定された場合に、ノイズ除去回路26からロック判定回路28に入力されるロック信号LOCKN_Bが変化しないようにマスクするマスク信号を生成する。マスク信号生成回路32には、データ判定回路30から同期信号の判定結果が入力され、マスク信号生成回路32からはマスク信号が出力される。
マスク信号生成回路32は、ロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCであると判定されてから、受信バッファ24によって終了パターンのデータSTPがロック信号LOCKN_Aとして受信されるまでの間、ロック判定回路28に入力されるロック信号LOCKN_Bをマスクするマスク信号を生成する。マスク信号が出力されるタイミングは、前述のようにノイズ除去回路26からロック信号LOCKN_Bが出力されるタイミングと一致している。
続いて、クロック生成回路34は、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aに多重化された第2のデータRX_LDATAからデータ取り込み用クロックLCLKを生成する。本実施形態の場合、クロック生成回路34は、第2のデータRX_LDATAの同期信号のデータSYNCからデータ取り込み用クロックLCLKを後述するように生成する。クロック生成回路34には、受信バッファ24からロック信号LOCKN_Aが入力され、データ判定回路30からエッジ検出信号が入力される。クロック生成回路34からは、データ取り込み用クロックLCLKが出力される。
続いて、データ処理回路36は、データ取り込み用クロックLCLKに同期して動作し、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_A、つまり、第2のデータRX_LDATAを保持し、データTX_LDATAとして出力する。データ処理回路36には、受信バッファ24からロック信号LOCKN_Aが入力され、クロック生成回路34からデータ取り込み用クロックLCLKが入力される。データ処理回路36からはデータTX_LDATAが出力される。データTX_LDATAは、このデータTX_LDATAに基づいて動作する送信側回路12の内部回路に供給される。
データ処理回路36は、データ判定回路30によってロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCであると判定された場合に、同期信号のデータSYNCに続くロック信号LOCKN_Aが開始パターンのデータSTAであるか否かを判定する。
そして、ロック信号LOCKN_Aが開始パターンのデータSTAであると判定された場合に、開始パターンのデータSTAに続くロック信号LOCKN_Aを送信データDATAとして保持して出力する。
送信データDATAが符号化されておらず、送信用クロックRCLKの1周期で1ビットの送信データDATAが表され、かつあらかじめ決定された一定のデータ数が送信される場合、データ処理回路36は、受信バッファ24によって受信された一定のデータ数の送信データDATAをそのまま出力する。また、送信データDATAのデータ数をカウントすることにより、送信データDATAの終了を検出することができる。
一方、送信データDATAが、開始パターンのデータSTAおよび終了パターンのデータSTPとは異なるパターンの符号、例えばマンチェスタ符号によって符号化されたデータである場合、データ処理回路36は、送信用クロックRCLKの2周期分のデータで表されている1ビットの送信データDATAを、元の1ビットのデータに復号化して出力する。また、送信データの符号および終了パターンのデータを識別することにより、送信データDATAの終了を検出することができる。
次に、データ通信装置10の動作を説明する。
まず、図2のフローチャートを参照して受信側回路14の動作を説明する。
第2のデータRX_LDATAの送受信が行われていないアイドル状態(IDLE)において(ステップS1)、出力イネーブル信号ENLはディスエーブル状態のハイレベルになる。また、ロック信号RX_LOCKNは、例えば、図5Bの左側に示すようにCDR回路40がロック状態ではないことを表すハイレベルであるとする。
この場合、受信側回路14のAND回路58から出力される出力制御信号はハイレベルとなり、送信バッファ60の出力はハイインピーダンス状態になる。従って、ロック信号線18は抵抗20によってプルアップされ、ロック信号LOCKNはハイレベルになる。
ロック信号LOCKNがハイレベルであり、CDR回路40がロック状態ではない場合、図4の左側に示すようにトレーニングパターンのデータTX_DATAが送信側回路12から受信側回路14へ送信される。
受信側回路14においては、データ受信バッファ38により、送信側回路12から送信されてくるトレーニングパターンのデータTX_DATAが受信され、データRX_DATAとして出力される。
続いて、第1のクロック分周回路48により、データ受信バッファ38によって送信側回路12から受信されたトレーニングパターンのデータRX_DATAが8分周されて第1の内部クロックDIV_CLK1が生成される。
また、CDR回路40により、データ受信バッファ38によって送信側回路12から受信されたトレーニングパターンのデータRX_DATAから、このデータに重畳されたクロック信号CDR_CLKがリカバリされる。
続いて、SerDes回路42により、クロック信号CDR_CLKに同期して、データ受信バッファ38によって受信されたトレーニングパターンのデータRX_DATAがシリアルデータからパラレルデータに変換される。
また、第2のクロック分周回路50により、クロック信号CDR_CLKが16分周されて第2の内部クロックDIV_CLK2が生成される。
続いて、マルチプレクサ52からは、ロック信号RX_LOCKNのハイレベルに応じて、第1のクロック分周回路48によって生成された第1の内部クロックDIV_CLK1が送信用クロックRCLKとして出力される。
ロック信号RX_LOCKNがハイレベルであり、CDR回路40がロック状態ではない場合、クロック信号CDR_CLKは使用できない。そのため、第2の内部クロックDIV_CLK2ではなく、第1の内部クロックDIV_CLK1が送信用クロックRCLKとして使用される。
続いて、出力イネーブル信号ENLがイネーブル状態のローレベルになると、出力イネーブル信号ENLのローレベルに応じて、マルチプレクサ56からは、フリップフロップ54から出力される第2のデータRX_LDATAがロック信号LOCKN_MIXとして出力される。また、AND回路58から出力される出力制御信号はローレベルになり、送信バッファ60からは、ロック信号LOCKNとして第2のデータRX_LDATAが出力される。
第2のデータRX_LDATAを送信する場合、図5Bに示すように、同期信号のデータSYNC、開始パターンのデータSTA、送信データDATAおよび終了パターンのデータSTPが、この順序で順次送信される(ステップS2〜S5)。
続いて、ロック信号LOCKNの状態を、データRX_LDATAを送信する前の状態に戻すために、多重化回路46により、ロック信号LOCKNに、データRX_LDATAとして、終了パターンのデータSTPに続いて、さらに、データRX_LDATAを多重化する前のロック信号LOCKNの状態を表す状態データが送信される。
続いて、送信バッファ60により、状態データが送信側回路12へ送信される。
図5Bの左側に示すように、データRX_LDATAを送信する前のロック信号LOCKNの状態がハイレベルであれば、送信バッファ60からハイレベルが出力される。
データRX_LDATAを送信する前のロック信号LOCKNの状態がハイレベルの場合、ロック信号LOCKNをハイレベルに戻さず、ローレベルのままにすると、送信バッファ60の出力がハイインピーダンス状態になった後、抵抗20によってゆるやかにプルアップされ、ハイレベルに戻るまでに長時間を要する。これに対し、送信バッファ60からハイレベルを出力することにより、ロック信号LOCKNがハイレベルに戻るまでの時間を短縮することができる。
続いて、出力イネーブル信号ENLがディスエーブル状態のハイレベルに戻ると、ステップS1へ戻り、アイドル状態になる。
CDR回路40がロック状態になると、図5Bの右側に示すようにロック信号RX_LOCKNはローレベルになる。
ロック信号RX_LOCKNがローレベルになると、第2の内部クロックDIV_CLK2が送信用クロックRCLKとしてマルチプレクサ52から出力される。
ロック信号RX_LOCKNがローレベルであり、CDR回路40がロック状態である場合、トレーニングパターンのデータTX_DATAは送信されない。そのため、第1の内部クロックDIV_CLK1ではなく、第2の内部クロックDIV_CLK2が送信用クロックRCLKとして使用される。
続いて、出力イネーブル信号ENLのハイレベルに応じて、マルチプレクサ56からは、ロック信号RX_LOCKNのローレベルがロック信号LOCKN_MIXとして出力される。また、AND回路58から出力される出力制御信号はローレベルになり、送信バッファ60からは、ロック信号LOCKN_MIX、つまり、ロック信号RX_LOCKNのローレベルがロック信号LOCKNとして出力される。
出力イネーブル信号ENLがイネーブル状態のローレベルになり、終了パターンのデータSTPがロック信号LOCKNとして送信側回路12へ送信されるまでの動作は、ロック信号RX_LOCKNがハイレベルの場合に、出力イネーブル信号ENLがイネーブル状態Lになった場合と同じである。
続いて、多重化回路46により、ロック信号LOCKNに、データRX_LDATAとして状態データが送信され、送信バッファ60により、状態データが送信側回路12へ送信される。
図5Bの右側に示すように、データRX_LDATAを送信する前のロック信号LOCKNの状態がローレベルであれば、送信バッファ60からローレベルが状態データとして出力される。
続いて、出力イネーブル信号ENLがディスエーブル状態のハイレベルに戻る。これ以後の動作は上記の繰り返しになる。
次に、図3のフローチャートを参照して送信側回路12の動作を説明する。
データRX_LDATAの送受信が行われていないアイドル状態(IDLE)において(ステップS6)、ロック信号LOCKNは、例えば、図5Bの左側に示すようにCDR回路40がロック状態ではないことを表すハイレベルであるとする。
ロック信号LOCKNのハイレベルは、送信側回路12の受信バッファ24によって受信され、ロック信号LOCKN_Aとして出力される。
続いて、ノイズ除去回路26により、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aのノイズ成分が除去され、ロック判定回路28により、ノイズ成分が除去されたロック信号LOCKN_Bに基づいて、CDR回路40はロック状態ではないと判定され、送信側回路12のロック信号TX_LOCKNとしてハイレベルが出力される。
また、データ判定回路30により、同期信号の判定結果として、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aは同期信号のデータSYNCではないと判定され、エッジ検出信号も生成されない。従って、マスク信号生成回路32によってマスク信号は生成されない。また、クロック生成回路34によってデータ取り込み用クロックは生成されず、データ処理回路36により、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aも保持されない。
また、データ判定回路30により、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCなのか否かが判定される(ステップS7)。
本実施形態の場合、データ判定回路30は、図6に示すように、ロック信号LOCKN、つまり、ロック信号LOCKN_A、および、ロック信号LOCKN_Aが基準クロックSYSCLKの1クロック分だけ遅延された遅延ロック信号LOCKN_dを用いてロック信号LOCKN_Aのエッジを検出してエッジ検出信号を出力する。
続いて、隣り合うエッジ検出信号間に含まれる基準クロックSYSCLKの数をカウンタによりカウントする。
そして、エッジ検出信号間のカウント数CLK_COUNTが一定数であり、かつ一定数のエッジ検出信号間にわたって連続していることを検出した場合に、ロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCであると判定する。
本実施形態のように、同期信号のデータSYNCが、ローレベルおよびハイレベルが送信用クロックRCLKの8周期以上の期間交互に変化し、1周期が基準クロックSYSCLKの4クロック分のデータである場合、データ判定回路30は、例えば、エッジ検出信号間のカウント数CLK_COUNTが4(0〜3)であり、かつ3つまたは4つのエッジ検出信号間にわたって連続していることを検出した場合に、ロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCであると判定する。
同期信号の判定結果に基づいて、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCではない場合(ステップS7においてno)はステップS6へ戻り、アイドル状態になる。
一方、ロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCであると判定された場合(ステップS7においてyes)、マスク信号生成回路32によってマスク信号が生成される。つまり、ロック信号LOCKN_Bの判定のマスクが開始される(ステップS8)。マスク信号は、図5Bに示すように、ロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCであると判定されてから、受信バッファ24によって終了パターンのデータSTPがロック信号LOCKN_Aとして受信されるまでの間、マスク信号生成回路32によって生成される。
このマスク信号によって、ロック判定回路28に入力されるロック信号LOCKN_Bが変化しないようにマスクされる。従って、ロック判定回路28は、第2のデータRX_LDATAをロック信号TX_LOCKNとして誤判定することはない。
引き続き、データ判定回路30により、前述のようにロック信号LOCKN_Aおよび遅延ロック信号LOCKN_dを用いてロック信号LOCKN_Aのエッジを検出してエッジ検出信号が出力される(ステップS9)。
また、クロック生成回路34により、同期信号のデータSYNCからデータ取り込み用クロックLCLKが生成される。データ取り込み用クロックLCLKは、ロック信号LOCKN_Aが同期信号のデータSYNCであると判定されてから、受信バッファ24によって終了パターンのデータSTPがロック信号LOCKN_Aとして受信されるまでの間、クロック生成回路34によって生成される。
本実施形態の場合、クロック生成回路34は、図6に示すように、隣り合うエッジ検出信号間に含まれる基準クロックSYSCLKの数をカウンタによりカウントする。
そして、カウント数CLK_COUNTに応じて、送信用クロックRCLKの各周期のロック信号LOCKN_Aの中央のタイミングで立ち上がるデータ取り込み用クロックLCLKを生成する。
本実施形態の場合、エッジ検出信号間のカウント数CLK_COUNTは4(0〜3)であり、クロック生成回路34は、カウント数CLK_COUNTが2となるタイミングで立ち上がり、カウント数CLK_COUNTが0となるタイミングで立ち下がるデータ取り込み用クロックLCLKを生成する。
なお、同期信号のデータSYNCが終了すると、エッジの検出は終了されるが、同期信号のデータSYNCが終了した後もカウンタによるカウントは同様に続行される。
続いて、データ判定回路30により、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aが開始パターンのデータSTAなのか否かが判定される(ステップS10)。
その結果、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aが開始パターンのデータSTAではないと判定された場合(ステップS10においてno)、ステップS9へ戻る。
一方、ロック信号LOCKN_Aが開始パターンのデータSTAであると判定された場合(ステップS10においてyes)、データ処理回路36により、データ取り込み用クロックLCLKに同期して、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_A、つまり、第2のデータRX_LDATAが保持され、図6に示すようにデータTX_LDATAとして出力される(ステップS11)。
続いて、データ判定回路30により、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aが終了パターンのデータSTPなのか否かが判定される(ステップS12)。
その結果、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aが終了パターンのデータSTPではない場合(ステップS12においてno)、ステップS11へ戻る。
一方、ロック信号LOCKN_Aが終了パターンのデータSTPであると判定された場合(ステップS12においてyes)、マスク信号生成回路32によってマスク信号の生成が終了される。つまり、ロック信号LOCKN_Bの判定のマスクが終了される(ステップS13)。また、クロック生成回路34によるデータ取り込み用クロックLCLKの生成が終了される。従って、データ処理回路36により、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aも保持されない。
続いて、ステップS6へ戻り、アイドル状態になる。
ロック信号LOCKNがローレベルになると、ロック信号LOCKNのローレベルは、送信側回路12の受信バッファ24によって受信され、ロック信号LOCKN_Aとして出力される。
続いて、ノイズ除去回路26により、受信バッファ24によって受信されたロック信号LOCKN_Aのノイズ成分が除去され、ロック判定回路28により、ノイズ成分が除去されたロック信号LOCKN_Bに基づいて、CDR回路40はロック状態であると判定され、送信側回路12のロック信号TX_LOCKNとしてローレベルが出力される。
データ判定回路30、マスク信号生成回路32、クロック生成回路34およびデータ処理回路36の動作は、ロック信号LOCKN_Aがハイレベルの場合と同じである。これ以後の動作は上記の繰り返しになる。
データ通信装置10においては、第2のデータが多重化されたロック信号LOCKNが、受信側回路14から1本のロック信号線18を介して送信側回路12へ送信される。これにより、ロック信号RX_LOCKNだけでなく、任意のデータを受信側回路14からロック信号線18を介して送信側回路12へ送信することができるため、ロック信号線18を有効に活用することができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10、70 データ通信装置
12、72 送信側回路
14、74 受信側回路
16 データレーン
18 ロック信号線
20 抵抗
22 データ送信バッファ
24 受信バッファ
26 ノイズ除去回路
28 ロック判定回路
30 データ判定回路
32 マスク信号生成回路
34 クロック生成回路
36 データ処理回路
38 データ受信バッファ
40 クロックデータリカバリ回路(CDR回路)
42 シリアライザ/デシリアライザ回路(SerDes回路)
44 送信用クロック生成回路
46 多重化回路
48 第1のクロック分周回路
50 第2のクロック分周回路
52 マルチプレクサ
54 フリップフロップ
56 マルチプレクサ
58 AND回路
60 送信バッファ

Claims (10)

  1. 第1のデータを送信側回路から受信側回路へ送信するデータ通信装置であって、
    前記受信側回路は、
    前記送信側回路から前記第1のデータを受信するデータ受信バッファと、
    前記データ受信バッファによって受信された第1のデータからクロック信号をリカバリするクロックデータリカバリ回路と、
    前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを表すロック信号に、第2のデータを多重化する多重化回路と、
    前記第2のデータが多重化されたロック信号を前記送信側回路へ送信する送信バッファとを備え、
    前記送信側回路は、
    前記第1のデータを前記受信側回路へ送信するデータ送信バッファと、
    前記受信側回路から送信されてくるロック信号を受信する受信バッファと、
    前記受信バッファによって受信されたロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを判定するロック判定回路と、
    前記受信バッファによって受信されたロック信号が前記第2のデータなのか否かを判定するデータ判定回路と、
    前記受信バッファによって受信されたロック信号が前記第2のデータであると判定された場合に、前記ロック判定回路へ入力されるロック信号が変化しないようにマスクするマスク信号を生成するマスク信号生成回路と、
    前記受信バッファによって受信されたロック信号に多重化された第2のデータからデータ取り込み用クロックを生成するクロック生成回路と、
    前記データ取り込み用クロックに同期して動作し、前記第2のデータを保持して出力するデータ処理回路とを備えるデータ通信装置。
  2. 前記受信側回路は、さらに、送信用クロックを生成する送信用クロック生成回路を備え、
    前記送信用クロック生成回路は、前記ロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態ではない場合に、前記送信側回路から受信されてくる、前記クロックデータリカバリ回路をロック状態にするためのトレーニングパターンのデータに基づいて前記送信用クロックを生成し、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態である場合に、前記クロック信号から前記送信用クロックを生成する請求項1に記載のデータ通信装置。
  3. 前記送信用クロック生成回路は、
    nを2以上の整数として、前記データ受信バッファによって受信されたトレーニングパターンのデータをn分周して第1の内部クロックとして出力する第1のクロック分周回路と、
    前記クロック信号を2n分周して第2の内部クロックとして出力する第2のクロック分周回路と、
    前記ロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態ではない場合に、前記第1の内部クロックを前記送信用クロックとして出力し、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態である場合に、前記第2の内部クロックを前記送信用クロックとして出力する第1の切替回路とを備える請求項2に記載のデータ通信装置。
  4. 前記多重化回路は、
    送信用クロックに同期して動作し、前記第2のデータを保持して出力するデータ保持回路と、
    出力イネーブル信号に応じて、前記ロック信号と前記データ保持回路から出力される第2のデータとを切り替えて出力する第2の切替回路と、
    前記出力イネーブル信号および前記ロック信号に基づいて、前記送信バッファの出力を制御する出力制御信号を出力する出力制御回路とを備え、
    前記出力イネーブル信号がディスエーブル状態の場合に、前記ロック信号が前記第2の切替回路から出力され、前記ロック信号が前記出力制御信号として出力され、前記ロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態である場合に、前記ロック信号が前記送信バッファから出力され、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態ではない場合に、前記送信バッファの出力がハイインピーダンス状態になり、
    前記出力イネーブル信号がイネーブル状態の場合に、前記データ保持回路から出力される第2のデータが前記第2の切替回路から出力され、前記送信バッファを出力イネーブル状態にする信号が前記出力制御信号として出力され、前記第2の切替回路から出力される第2のデータが前記送信バッファから出力される請求項1ないし3のいずれか一項に記載のデータ通信装置。
  5. 前記第2のデータは、同期信号のデータ、開始パターンのデータ、送信データおよび終了パターンのデータを、この順序で含み、
    前記データ判定回路は、前記ロック信号が前記同期信号のデータであるか否かを判定し、
    前記データ処理回路は、前記ロック信号が前記同期信号のデータであると判定された場合に、前記同期信号のデータに続く前記ロック信号が前記開始パターンのデータであるか否かを判定し、前記ロック信号が前記開始パターンのデータであると判定された場合に、前記開始パターンのデータに続く前記ロック信号を前記送信データとして保持して出力する請求項4に記載のデータ通信装置。
  6. 前記送信データは、あらかじめ決定された一定のデータ数であり、
    前記データ処理回路は、前記データ数をカウントすることにより、前記送信データの終了を検出する請求項5に記載のデータ通信装置。
  7. 前記開始パターンのデータおよび前記終了パターンのデータは、あらかじめ決定されたパターンのデータであり、
    前記送信データは、前記開始パターンのデータおよび前記終了パターンのデータとは異なるパターンの符号によって符号化されたデータであり、
    前記データ処理回路は、前記送信データの符号および前記終了パターンのデータを識別することにより、前記送信データの終了を検出する請求項5に記載のデータ通信装置。
  8. 前記多重化回路は、前記ロック信号に、前記第2のデータとして、前記終了パターンのデータに続いて、さらに、前記第2のデータを送信する前のロック信号の状態を表す状態データを送信し、
    前記送信バッファは、前記状態データを前記送信側回路へ送信する請求項5ないし7のいずれか一項に記載のデータ通信装置。
  9. 前記送信側回路は、さらに、
    前記受信バッファによって受信されたロック信号からノイズを除去するノイズ除去回路を備え、
    前記ロック判定回路は、前記ノイズが除去されたロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを判定する請求項1ないし8のいずれか一項に記載のデータ通信装置。
  10. 第1のデータを送信側回路から受信側回路へ送信するデータ通信方法であって、
    前記受信側回路において、
    データ受信バッファが、前記送信側回路から前記第1のデータを受信するステップと、
    クロックデータリカバリ回路が、前記データ受信バッファによって受信された第1のデータからクロック信号をリカバリするステップと、
    多重化回路が、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを表すロック信号に、第2のデータを多重化するステップと、
    送信バッファが、前記第2のデータが多重化されたロック信号を前記送信側回路へ送信するステップとを含み、
    前記送信側回路において、
    データ送信バッファが、前記第1のデータを前記受信側回路へ送信するステップと、
    受信バッファが、前記受信側回路から送信されてくるロック信号を受信するステップと、
    ロック判定回路が、前記受信バッファによって受信されたロック信号に基づいて、前記クロックデータリカバリ回路がロック状態なのか否かを判定するステップと、
    データ判定回路が、前記受信バッファによって受信されたロック信号が前記第2のデータなのか否かを判定するステップと、
    マスク信号生成回路が、前記受信バッファによって受信されたロック信号が前記第2のデータであると判定された場合に、前記ロック判定回路へ入力されるロック信号が変化しないようにマスクするマスク信号を生成するステップと、
    クロック生成回路が、前記受信バッファによって受信されたロック信号に多重化された第2のデータからデータ取り込み用クロックを生成するステップと、
    データ処理回路が、前記データ取り込み用クロックに同期して動作し、前記第2のデータを保持して出力するステップとを含むデータ通信方法。
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