JPH1168720A - 伝送路の二重通信方式 - Google Patents

伝送路の二重通信方式

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JPH1168720A
JPH1168720A JP22819197A JP22819197A JPH1168720A JP H1168720 A JPH1168720 A JP H1168720A JP 22819197 A JP22819197 A JP 22819197A JP 22819197 A JP22819197 A JP 22819197A JP H1168720 A JPH1168720 A JP H1168720A
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JP
Japan
Prior art keywords
transmission
transmission line
circuit
level
reception
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22819197A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Osumi
宣幸 大角
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NEC Platforms Ltd
Original Assignee
Nitsuko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路で全二重通信を行い、伝送効率を向上
させる。 【解決手段】 伝送路の両端に接続される同一構成の送
受信回路において、伝送路データ検出回路2が伝送路の
電流を監視し、デジタルデータを構成するHレベルとL
レベルとが伝送路の両端に現れた際にはこのHレベルに
よる電流を検出して二つの出力の一方をLレベルにし、
他方のLレベルのため電流が検出されない側、および伝
送路の両端共にHレベルまたはLレベルが現れたため電
流が検出されない場合には二つの出力の両側、それぞれ
をHレベルにし、受信信号判定論理回路3が、この検出
回路2の二つの出力を入力する論理積回路、ならびにこ
の論理積回路の出力および送信信号Tx のレベルを入力
して受信信号Rx を出力する否定的排他的論理和回路を
備え、両端の送受信回路のデータ出力の同期をとること
により、伝送路に送出する送信信号Tx から受信信号R
x を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの伝送路を両
端から共通にデジタルデータを使用して二方向動作させ
る伝送路の二重通信方式に関し、特に、前記伝送路の両
端に接続される送受信回路が全二重通信を行う伝送路の
二重通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の伝送路の二重通信方式で
は、共通に使用する一つの伝送路の両端それぞれでデジ
タルデータを送受信する際、伝送路の両端に接続される
送受信回路が手動などにより送信と受信とを切替えて交
互に行い、したがって、一方が送信中の場合に他方は受
信のみで送信できないという半二重通信を行うのが一般
的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の伝送路
の二重通信方式では、一般的に半二重通信が採用されて
いるので、送信と受信との間の無通信時間が生じ、伝送
効率が低下するという問題点がある。
【0004】本発明の課題は、上記問題点を解決し、送
受信回路が全二重通信を行う伝送路の二重通信方式を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による伝送路の二
重通信方式は、一つの伝送路を両端から共通にデジタル
データを使用して二方向動作させる伝送路の二重通信方
式において、前記伝送路の両端に接続される送受信回路
が、前記伝送路の四つのデータ伝送状態(送受信それぞ
れのデジタル符号の組み合わせ)を検出して論理符号化
するデータ検出回路と、このデータ検出回路により検出
され生成された論理符号と送信信号の符号とから受信信
号の符号を生成する受信信号判定論理回路とを備えてお
り、全二重通信を行う。
【0006】また、具体的な送受信回路の構成の一つ
は、前記伝送路の電流を監視し、デジタルデータを構成
するハイ(以後、Hと略称)レベルとロー(以後、Lと
略称)レベルとが前記伝送路の両端に現れた際にはこの
Hレベルによる電流を検出して二つの出力の一方をLレ
ベルにし他方のLレベルのため電流が検出されない側、
および前記伝送路の両端共にHレベルまたはLレベルが
現れたため電流が検出されない場合には二つの前記出力
の両側、それぞれをHレベルにする電流検出回路と、こ
の電流検出回路の二つの出力を入力する論理積回路、な
らびにこの論理積回路の出力および送信信号のレベルを
入力して受信信号を出力する否定的排他的論理和回路を
備える受信信号判定論理回路とを備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0008】図1は、本発明により実施される伝送路を
終端する送受信回路の一形態を示す機能ブロック図であ
る。
【0009】図1に示された送受信回路は、デジタルに
よる送信信号Tx を入力してデータ伝送路へ出力する送
信回路1、データ伝送路に両端から送出されるデジタル
データの伝送状態を検出する伝送路データ検出回路2、
および伝送路データ検出回路2から受けたデジタルデー
タの伝送状態を論理符号化し、これに送信データを論理
符号化してものを加えて論理処理することにより受信信
号Rx を再生出力する受信信号判定論理回路3が備えら
れている。
【0010】データ伝送路上では、送信信号Tx および
受信信号Rx それぞれのLレベルおよびHレベルにより
四つの組み合わせLL,LH,HLおよびHHがある。
【0011】伝送路データ検出回路2は、二つの組み合
わせLH,HLをLレベル、また残りの二つの組み合わ
せLL,HHをHレベルそれぞれで検出データDetとし
て出力するものとする。
【0012】したがって、受信信号判定論理回路3で
は、送信信号Tx と検出データDetとから受信信号Rx
を生成することが必要となる。すなわち、二つの組み合
わせLH,HLをLレベル、また残りの二つの組み合わ
せLL,HHをHレベルそれぞれで出力できればよい。
【0013】この機能を正確に発揮できるためには、デ
ジタルデータのビットに時間長の限度があるため、ビッ
ト同期をとることが有効である。
【0014】次に、図2を参照しビット同期について説
明する。
【0015】伝送路の両端には全く同一の送受信回路が
接続され、一方の送受信回路がマスタ、また他方がスレ
ーブであるものとする。また、両端の送受信回路の1ビ
ットあたりのクロック周波数およびフレーム周期は同一
であるものとする。
【0016】マスタの送受信回路は、システムを立ち上
げた際、または動作中のある定められた周期を経過した
際、スレーブの送受信回路と同期を確立するため、周知
の同期信号を送出し、スレーブの送受信回路が同期を確
立して送出する同期確立信号を受けるまで、同期信号の
送出を繰り返す。
【0017】この手順により同期が確立された場合、所
定のフレーム周期が終了するまで、両端の送受信回路そ
れぞれは同期のとれたビット列によりデータは一つの伝
送路上に同時に送出される。したがって、伝送路両端の
レベルに基づいて伝送路上に電流が流れる。
【0018】
【実施例】次に、上記実施の形態の具体例について、図
3を参照して説明する。
【0019】図3に示された送受信回路は、送信回路1
0、図1の伝送路データ検出回路2に相当する電流検出
回路20、および受信信号判定論理回路30を備え、伝
送路を介して同一の送受信回路に接続している。
【0020】送信回路10は、送信信号Tx をLレベル
で入力した場合にはHレベルを伝送路へ出力し、Hレベ
ルで入力した場合にはLレベルを出力するトランジスタ
回路である。
【0021】この構成による伝送路では、両端が同一レ
ベルLL,HHの場合には電流が流れず、両端が相違す
るレベルLH,HLの場合にはそれぞれでHレベル側か
らLレベル側への方向に電流が流れる。
【0022】電流検出回路20では、伝送路電流を検出
し、電流の検出方向に基づいて二つのトランジスタ回路
のいずれか一方からLレベルを出力する。電流検出回路
20では、他方の両端が同一レベルLL,HHの場合に
は二つのトランジスタ回路から共にHレベルが出力され
る。
【0023】受信信号判定論理回路30は、論理積回路
31および否定的排他的論理和回路32を備えている。
論理積回路31は電流検出回路20の二つの出力を受
け、否定的排他的論理和回路32はこの論理積回路31
の出力と送信信号Tx とを入力して受信信号Rx を出力
する。
【0024】論理積回路31では、電流検出回路20の
二つの出力を受けるので、伝送路から検出された検出信
号Detとして、送信信号Tx ・受信信号Rx が同一レベ
ルの場合には二つ共にHレベルのためHレベルが出力さ
れ、異レベルの場合にはLレベルが出力される。
【0025】したがって、否定的排他的論理和回路32
では、一方の検出信号Detとして送信信号Tx ・受信信
号Rx が同一レベルの場合にはHレベルが入力され、異
レベルの場合にはLレベルが入力される。否定的排他的
論理和回路32では、他方の入力が送信信号Tx のた
め、検出信号DetがHレベルの場合に出力される受信信
号Rx は送信信号Tx と同一であり、検出信号DetがL
レベルの場合に出力される受信信号Rx は送信信号Tx
のレベルと逆となり、実際の相手接続先伝送端から送信
される受信信号Rx のレベルを再現することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
つのデータ伝送路の両端から同時にデータビットを送信
することにより生じる伝送路に流れる電流などの伝送路
状態の変化を検出し、この伝送路状態の検出信号と送信
する送信信号とから受信信号を判定する論理回路を備え
る送受信回路が得られる。
【0027】この送受信回路を一つの伝送路の両端に接
続する構成によって、従来の半二重通信を行っていた伝
送路で全二重通信を行うことができるので、伝送路の二
重通信方式における伝送効率を向上させる効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すブロック図および
各種信号の真理値表である。
【図2】本発明による送受信回路の動作の一例を示すシ
ーケンスチャートである。
【図3】本発明における送受信回路の一実施例を示す回
路図および各種信号の真理値表である。
【符号の説明】
1、10 送信回路 2 伝送路データ検出回路 3、30 受信信号判定論理回路 20 電流検出回路 31 論理積回路 32 否定的排他的論理和回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの伝送路を両端から共通にデジタル
    データを使用して二方向動作させる伝送路の二重通信方
    式において、前記伝送路の両端に接続される送受信回路
    が、前記伝送路の四つのデータ伝送状態(送受信それぞ
    れのデジタル符号の組み合わせ)を検出して論理符号化
    するデータ検出回路と、このデータ検出回路により検出
    され生成された論理符号と送信信号の符号とから受信信
    号の符号を生成する受信信号判定論理回路とを備え、全
    二重通信を行うことを特徴とする伝送路の二重通信方
    式。
  2. 【請求項2】 一つの伝送路を両端から共通にデジタル
    データを使用して二方向動作させる伝送路の二重通信方
    式において、前記伝送路の両端に接続される送受信回路
    が、前記伝送路の電流を監視し、デジタルデータを構成
    するハイレベルとローレベルとが前記伝送路の両端に現
    れた際にはこのハイレベルによる電流を検出して二つの
    出力の一方をローレベルにし、他方のローレベルのため
    電流が検出されない側、および前記伝送路の両端共にハ
    イレベルまたはローレベルが現れたため電流が検出され
    ない場合には二つの前記出力の両側、それぞれをハイレ
    ベルにする電流検出回路と、この電流検出回路の二つの
    出力および送信信号のレベルを入力して受信信号を出力
    する受信信号判定論理回路とを備えることを特徴とする
    伝送路の二重通信方式。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記受信信号判定論
    理回路が、前記電流検出回路の二つの出力を入力する論
    理積回路と、この論理積回路の出力および送信信号のレ
    ベルを入力して受信信号を出力する否定的排他的論理和
    回路とを備えることを特徴とする伝送路の二重通信方
    式。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、または請求項3におい
    て、前記データ検出回路は、両端におけるデジタルデー
    タ出力の同期を確立した後にデータの検出を開始するこ
    とを特徴とする伝送路の二重通信方式。
JP22819197A 1997-08-25 1997-08-25 伝送路の二重通信方式 Withdrawn JPH1168720A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009225335A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Toshiba Corp 伝送装置及び二重伝送方式
EP2228958A2 (en) 2009-03-09 2010-09-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Binary transmission with bit inversion
CN103209068A (zh) * 2012-01-12 2013-07-17 国民技术股份有限公司 一种全双工信号传输电路、信号传输方法

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Effective date: 20041102