JPH05218712A - 平衡不平衡変換器 - Google Patents

平衡不平衡変換器

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Publication number
JPH05218712A
JPH05218712A JP4077192A JP4077192A JPH05218712A JP H05218712 A JPH05218712 A JP H05218712A JP 4077192 A JP4077192 A JP 4077192A JP 4077192 A JP4077192 A JP 4077192A JP H05218712 A JPH05218712 A JP H05218712A
Authority
JP
Japan
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layer
layer pattern
converter
pattern
impedance
Prior art date
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Pending
Application number
JP4077192A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Takeda
陽夫 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH05218712A publication Critical patent/JPH05218712A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型でかつ制作が容易で、しかも任意のイン
ピーダンスに設定可能な平衡不平衡変換器を得る。 【構成】 積層された第1及び第2の絶縁板2,5と、
これら絶縁板の表面、両者間、裏面にそれぞれ設けた第
1層乃至第3層の導電膜からなるパターン3,4,6
と、第1層及び第3層の各パターンを導通させるスルー
ホール9とでトリプレート構造を構成し、第2層パター
ン4を仮想内導体とし、第1層及び第3層のパターン
3,6とスルーホール9を仮想外導体とした同軸構造と
する。各層のパターンを1/4波長の長さに形成し、か
つ仮想外導体の片方の端部を接地面に接続することで、
1/4波長インピーダンス変換器としても動作させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平衡不平衡変換器に関
し、特に高周波トランジスタ増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波トランジスタ回路におい
て、プッシュプルタイプのパワートランジスタを使用す
る場合、入出力整合回路の平衡不平衡変換器として図4
に示すような1/4波長の長さを有する同軸線21が用
いられ、例えば図5に示すように、回路基板20に搭載
したプッシュプルタイプのトランジスタ11の入力側、
出力側に夫々接続されて使用される。即ち、回路基板2
0に形成されたストリップライン12,15に接続され
た不平衡線路である同軸線21と、同様にストリップラ
インで形成された平衡線路である平行二線13,14を
接続した場合、同軸線21の内導体22の電流は平行二
線の片線13に全て伝わるが、この電流と同振幅で逆位
相である外導体内側の電流は、一部は他方の片線14へ
伝わり、他は同軸線21の外被導体23に漏洩する。
【0003】しかし、同軸線長を1/4波長にし、外被
導体23を接地することにより、平行二線14から外被
導体23側を見たインピーダンスは無限大となり、漏洩
電流を無くすことができる。結果として、平行二線1
3,14に流れる電流は同振幅、逆位相となる。又、こ
の平衡不平衡交換器は、線路長が1/4波長であること
から、同時にインピーダンス変換器としても動作させる
ことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の同軸線によ
る平衡不平衡変換回路は、形状が立体的であるために、
基板に実装したときに基板の厚さ寸法を大きくしてしま
うことになる。又、その実装に際しては手作業による半
田付けが必要とされ、回路の制作工数が多くなる。又、
通常の同軸線では数種類の特性インピーダンスのものし
かないため、インピーダンス変換回路としても動作させ
たい時に任意の変換比が得られないという問題がある。
本発明の目的は、薄型でかつ制作が容易で、しかも任意
のインピーダンスに設定可能な平衡不平衡変換器を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、積層された第
1及び第2の絶縁板と、これら絶縁板の表面、両者間、
裏面にそれぞれ設けた第1層乃至第3層の導電膜からな
るパターンと、第1層及び第3層の各パターンを導通さ
せるスルーホールとでトリプレート構造を構成し、第2
層パターンを仮想内導体とし、第1層及び第3層のパタ
ーンとスルーホールを仮想外導体としている。各層のパ
ターンを1/4波長の長さに形成し、かつ仮想外導体の
片方の端部を接地面に接続してインピーダンス変換器と
して機能させる。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の外観斜視図である。この
構造は、トリプレ−ト構造の基板1が導体スペーサ7に
よって支持されている構造となっている。即ち、第1絶
縁板2の表面には図2(a)に示す第1層パターン3が
導体膜で形成される。又、この第1絶縁板2の裏面、換
言すれば後述する第2絶縁板5との間には図2(b)に
示す第2層パターン4が導体膜で形成される。この第2
層パターン4を挟むように設けられる第2絶縁板5の裏
面には、図2(c)に示す第3層パターン6が導体膜で
形成され、この第3層パターン6はその一端において接
地されている。これら絶縁板と導体膜パターンとでトリ
プレート構造の基板1が構成され、かつこの基板1は前
記導体スペーサ7によって放熱板8上に支持されてい
る。
【0007】更に、前記第1及び第2絶縁板2,5には
これらを貫通するように多数個のスルーホール9が開設
され、このスルーホール9によって前記第1層パターン
3と第3層パターン6を相互に導通させている。この結
果、第1層パターン3、第3層パターン6及びスルーホ
ール9で同軸線の外導体に相当する仮想外導体を形成し
ている。又、第2層パターン4は第1層パターン3と第
3層パターン6に挟まれており、同軸線の内導体を形成
している。ここで、仮想外導体の長さは1/4波長に形
成され、かつ第3層パターン6はその下面が空気の層1
0とされ、その片端において接地されている。
【0008】このトリプレート構造基板1によって形成
された1/4波長の長さを有する仮想同軸線は通常の同
軸線平衡不平衡変換回路と同じ機能を有し、第2層パタ
ーン4の片側端子4aと接地面を流れる電流は、反対側
の端子4bと仮想外導体端子から同振幅、逆位相の電流
として取り出せる。又、この平衡不不平衡変換回路は1
/4波長の長さを有することから、1/4波長インピー
ダンス変換器としても動作させることができる。そし
て、第1及び第2の絶縁板2,5の厚さ及び第2層パタ
ーン4の幅を変えることにより、任意のインピーダンス
を有する線路を構成することができる。
【0009】図3は図1の平衡不平衡変換回路をプッシ
ュプルタイプのトランジスタ11の入出力整合回路に組
込んだ場合の図である。回路基板20にトランジスタ1
1が実装され、その入力整合回路を構成するストリップ
ラインで形成された平行二線13,14と、不平衡形の
ストリップライン12及び接地面(図示せず)との間に
平衡不平衡変換回路を平面形状がU形となるように形成
している。そして、仮想外導体(第1層パターン3)を
回路基板20の平行二線の一方のストリップライン14
と接地面にスルーホール16で接続し、仮想内導体(第
2層パターン4)をスルーホール17を介してストリッ
プライン12と平行二線の他方のストリップライン13
に接続している。この構成では、不平衡形であるストリ
ップライン12より入力された電流は、U字形の平衡不
平衡変換回路を通り、平行二線13,14に同振幅、逆
位相の電流として伝わり、トランジスタ11に供給され
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、トリプレ
ート構造の基板で平衡不平衡変換器を構成したので、回
路基板と一体的に構成することができ、回路基板内に組
み込むことで回路基板の薄型化に有利となる。又、平衡
不平衡変換器を製作し、基板に実装する手間が不要とな
り、制作工数が低減できる。更に、インピーダンス変換
器として機能させた場合には、任意のインピーダンスへ
の変換が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平衡不平衡変換器の一実施例の外観斜
視図である。
【図2】(a)乃至(c)は基板の第1層〜第3層の平
面図である。
【図3】図1の平衡不平衡変換器を回路基板に実装した
一例を示す平面図である。
【図4】従来の平衡不平衡変換器の一例の斜視図であ
る。
【図5】図4の平衡不平衡変換器を回路基板に実装した
一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 トリプレート構造基板 2 第1絶縁板 3 第1層パターン 4 第2層パターン 5 第2絶縁板 6 第3層パターン 7 導体スペーサ 8 放熱板 9 スルーホール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された第1及び第2の絶縁板と、こ
    れら絶縁板の表面、両者間、裏面にそれぞれ設けた第1
    層乃至第3層の導電膜からなるパターンと、第1層及び
    第3層の各パターンを導通させるスルーホールとでトリ
    プレート構造を構成し、前記第2層パターンを仮想内導
    体とし、第1層及び第3層のパターンとスルーホールを
    仮想外導体としたことを特徴とする平衡不平衡変換器。
  2. 【請求項2】 前記各層のパターンは、1/4波長の長
    さに形成され、仮想外導体の片方の端部が接地されてな
    る請求項1の平衡不平衡変換器。
JP4077192A 1992-01-31 1992-01-31 平衡不平衡変換器 Pending JPH05218712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4077192A JPH05218712A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 平衡不平衡変換器

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JP4077192A JPH05218712A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 平衡不平衡変換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05218712A true JPH05218712A (ja) 1993-08-27

Family

ID=12589897

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4077192A Pending JPH05218712A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 平衡不平衡変換器

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JP (1) JPH05218712A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100715861B1 (ko) * 2006-02-17 2007-05-11 삼성전자주식회사 발룬
KR100771529B1 (ko) * 2007-05-30 2007-10-30 이엠와이즈 통신(주) 초광대역 발룬 및 그 응용 모듈

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KR100715861B1 (ko) * 2006-02-17 2007-05-11 삼성전자주식회사 발룬
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