JPH0521808A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JPH0521808A
JPH0521808A JP3168088A JP16808891A JPH0521808A JP H0521808 A JPH0521808 A JP H0521808A JP 3168088 A JP3168088 A JP 3168088A JP 16808891 A JP16808891 A JP 16808891A JP H0521808 A JPH0521808 A JP H0521808A
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film
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semiconductor integrated
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eprom
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Kazuyoshi Shiba
和佳 志波
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EPROMまたはEEPROMとアナログキ
ャパシタが同一チップ上に搭載される半導体集積回路装
置において、各誘電体膜の膜厚の任意設定を可能とす
る。 【構成】 EPROMとアナログキャパシタとが同一チ
ップ上に搭載された半導体集積回路装置であって、P型
基板1上に、EPROM2、アナログキャパシタ3およ
びゲート4が形成され、表面が保護膜5により覆われて
いる。そして、熱酸化工程の条件によってアナログキャ
パシタ3の酸化膜厚がEPROM2の誘電体膜の酸化膜
厚より厚く設定され、かつ増速酸化の割合の設定によっ
てアナログキャパシタ3の誘電体膜がゲート4の誘電体
膜に比べて厚く形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
製造技術に関し、特にEPROMまたはEEPROMと
アナログキャパシタを同一チップ上に搭載する半導体集
積回路装置において、各誘電体膜の任意のスケーリング
が可能とされる半導体集積回路装置の製造方法に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、EPROMまたはEEPROMと
アナログキャパシタとを同一チップ上に搭載した半導体
集積回路装置において、アナログキャパシタは、EPR
OMまたはEEPROMの1層目と2層目ゲート間で構
成される多結晶シリコン間容量であり、またその誘電体
膜はEPROMまたはEEPROMの多結晶シリコン間
誘電体膜と同時に形成されている。
【0003】たとえば、「IEEE 1988 CUS
TOM INTEGRATED CIRCUITS C
ONFERENCE」では、EEPROMとアナログキ
ャパシタを同一チップ上に搭載する場合、アナログキャ
パシタは多結晶シリコン間容量で構成し、その誘電体膜
に熱酸化膜を使用している。また、周辺ゲート電極は1
層目または2層目多結晶シリコンからなり、特に2層目
多結晶シリコンからなる場合、そのゲート誘電体膜は多
結晶シリコン間誘電体膜と同時に形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な従来技術において、EPROMまたはEEPROMを
スケーリングするには、多結晶シリコン間誘電体膜厚を
薄くする必要があり、EPROMまたはEEPROMと
アナログキャパシタを同一チップ上に搭載する場合、前
記手法によりアナログキャパシタを構成すると、EPR
OMまたはEEPROMのスケーリングに際し、アナロ
グキャパシタの誘電体膜厚は必然的に薄くなり、以下に
示す問題点が生じる。
【0005】すなわち、多結晶シリコン間容量は、上部
多結晶シリコン表面の空間電荷領域に形成される容量C
S1、誘電体膜の容量C0 、下部多結晶シリコン表面の空
間電荷領域に形成される容量CS2の直列接続で構成され
る。たとえば、下部多結晶シリコンを接地し、上部多結
晶シリコンに正の電圧を印加すると、上部多結晶シリコ
ン表面は空乏化し、容量CS1は減少する。一方、下部多
結晶シリコン表面は蓄積化し、容量CS2は増加する。
【0006】また、上部多結晶シリコンに負の電圧を印
加すると、上部多結晶シリコン表面は蓄積化し、容量C
S1は増加する。一方、下部多結晶シリコン表面は空乏化
し、容量CS2は減少する。また、C0 は印加電圧によら
ず一定である。
【0007】以上のように、電圧印加により一方の多結
晶シリコン表面は空乏化して容量は減少するが、他方の
多結晶シリコン表面は蓄積化して容量は増加するので、
上部多結晶シリコンおよび下部多結晶シリコンのN型ま
たはP型不純物のドープ量を増加させ、かつ濃度を同じ
にすることにより、空乏化または蓄積化し難くなり、か
つ極性依存性が小さくなるので容量の印加電圧依存性は
小さくなる。
【0008】ここで、単位容量当りの印加電圧に対する
容量の変化量、すなわちVccを容量の電圧係数と呼
び、 Vcc≡1/C・dC/dVg で定義される。
【0009】一般に、高精度の容量を含むアナログ回路
を構成するためには、この電圧係数の絶対値が小さいこ
とが望ましい。たとえば、アナログキャパシタの誘電体
膜厚を薄くすると、印加する電圧は同じであるから多結
晶シリコン表面の電界は大きくなり、空乏化または蓄積
化し易くなって容量の電圧係数は大きくなる。
【0010】この際、N型またはP型不純物のドープ量
を増加させ、電圧係数を小さくすることは可能である
が、高濃度に不純物をドープした多結晶シリコン上に成
長した熱酸化膜の膜質は劣化するため、この部分に高電
界が印加されるEPROMまたはEEPROMに対して
は適用できない。従って、アナログキャパシタの誘電体
膜厚を薄くすると、容量の電圧係数が大きくなり、高精
度アナログ回路の実現が困難になる。
【0011】そこで、本発明の目的は、EPROMまた
はEEPROMとアナログキャパシタとが同一チップ上
に搭載される半導体集積回路装置において、各誘電体膜
の膜厚を任意に設定することができる半導体集積回路装
置の製造方法を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0014】すなわち、本発明の半導体集積回路装置の
製造方法は、EPROMまたはEEPROMと、その多
結晶シリコン間電極で構成されるアナログキャパシタと
を同一チップ上に搭載した半導体集積回路装置であっ
て、EPROMまたはEEPROMの層間誘電体膜と、
アナログキャパシタの誘電体膜との間に膜厚差を設ける
ものである。
【0015】また、本発明の他の半導体集積回路装置の
製造方法は、EPROMまたはEEPROM、アナログ
キャパシタおよびその上部多結晶シリコンがゲート電極
からなり、多結晶シリコン間誘電体膜と同時にゲート誘
電体膜を形成する半導体集積回路装置であって、多結晶
シリコン間誘電体膜およびゲート誘電体膜の各々の膜厚
を任意に設定可能とするものである。
【0016】この場合に、前記誘電体膜の膜厚差を設け
る手段として、ナイトライド膜、多結晶シリコン、基板
シリコンの酸化レートの差を利用し、この酸化レートに
対応した膜厚差で形成するようにしたものである。
【0017】
【作用】前記した半導体集積回路装置の製造方法によれ
ば、酸化レートの差に対応して膜厚差を設定し、ナイト
ライド膜の酸化され難い特性を利用することにより、上
部酸化時にナイトライド膜がほとんど酸化されることが
ない。すなわち、EPROMまたはEEPROMの誘電
体膜厚の増加はほとんどなく、一方アナログキャパシタ
の誘電体膜は、多結晶シリコンの熱酸化によって任意の
膜厚に設定することができる。これにより、アナログキ
ャパシタの酸化膜厚を、EPROMまたはEEPROM
の誘電体膜の酸化膜厚より厚く設定することができる。
【0018】また、N型またはP型不純物をドープした
多結晶シリコンの増速酸化を利用することができるの
で、アナログキャパシタの誘電体膜とゲート誘電体膜に
膜厚差を設けることができる。
【0019】
【実施例1】図1は本発明の半導体集積回路装置の製造
方法の一実施例である半導体集積回路装置の要部を示す
断面図、図2〜図6は本実施例の半導体集積回路装置に
おける製造手順を示す断面図である。
【0020】まず、図1により本実施例の半導体集積回
路装置の構成を説明する。
【0021】本実施例の半導体集積回路装置は、たとえ
ばEPROMとアナログキャパシタとが同一チップ上に
搭載された半導体集積回路装置とされ、P型基板1上
に、EPROM2、アナログキャパシタ3およびゲート
4が形成され、表面が保護膜5により覆われている。
【0022】EPROM2は、多結晶シリコン6による
上部ゲート、ONO膜(酸化膜/ナイトライド膜/酸化
膜)7による誘電体膜、多結晶シリコン8による下部ゲ
ートおよび酸化膜9の積層構造から形成されている。
【0023】アナログキャパシタ3は、EPROM2と
同様の多結晶シリコン6による上部ゲート、O膜(酸化
膜)10による誘電体膜、およびEPROM2と同様の
多結晶シリコン8による下部ゲートの積層構造から形成
され、上部ゲートおよび下部ゲートからそれぞれAl配
線11が引き出されている。そして、アナログキャパシ
タ3の誘電体膜の酸化膜厚に換算した値は、EPROM
2の誘電体膜厚を酸化膜厚に換算した値より大きく設定
されている。
【0024】ゲート4は、EPROM2およびアナログ
キャパシタ3と同様の多結晶シリコン6によるゲート
と、アナログキャパシタ3と同様のO膜10による誘電
体膜から形成されている。
【0025】次に、本実施例の作用について、図2〜図
6に基づいてプロセスフローを説明する。
【0026】まず、P型基板1を熱酸化後、酸化による
酸化膜9の形成、多結晶シリコン8のデポ、N型または
P型不純物をドープ後、さらに下部ゲート電極のパター
ニングを行う(図2)。そして、下部ゲート電極で、E
PROM2の浮遊ゲートおよびアナログキャパシタ3の
下部電極を形成する。
【0027】さらに、熱酸化後、ナイトライドデポを行
う(図3)。そして、フォトレジストおよびエッチング
工程により、アナログキャパシタ3およびゲート4のN
O膜を除去する(図4)。
【0028】次に、熱酸化によりナイトライド膜、多結
晶シリコン8、P型基板1のシリコンを同時に酸化する
ことにより、EPROM2のONO膜7、アナログキャ
パシタ3およびゲート4のO膜10を形成する(図
5)。
【0029】この時、熱酸化工程において、酸化温度ま
たは時間が少ない場合は、ナイトライド膜はほとんど酸
化されないので、EPROM2の誘電体膜はNO膜にな
る。
【0030】また、多結晶シリコン8上の熱酸化は増速
酸化によってP型基板1の熱酸化膜より厚くなる。すな
わち、増速酸化の割合は、酸化雰囲気、他結晶シリコン
のN型またはP型不純物濃度により設定することが可能
であり、これによって各誘電体膜の膜厚差を任意に設定
することができる。
【0031】さらに、上部ゲート電極を形成する(図
6)。そして、酸化膜の形成、Al配線11の引き出
し、さらに保護膜5を形成することによって図1に示す
ような半導体集積回路装置が製造される。
【0032】以上のように、本実施例の半導体集積回路
装置によれば、熱酸化工程における酸化温度および時間
の設定により、EPROM2の誘電体膜とアナログキャ
パシタ3の誘電体膜との間に膜厚差、すなわちアナログ
キャパシタ3の酸化膜厚をEPROMの誘電体膜の酸化
膜厚換算値より厚く設定することが可能となり、かつ酸
化雰囲気、多結晶シリコンのN型またはP型不純物濃度
による増速酸化の割合を任意に設定することにより、ア
ナログキャパシタ3の誘電体膜をゲート4の誘電体膜に
比べて厚くすることができる。
【0033】
【実施例2】図7は本発明の半導体集積回路装置の製造
方法の他の実施例である半導体集積回路装置の要部を示
す断面図、図8〜図12は本実施例の半導体集積回路装
置における製造手順を示す断面図である。
【0034】本実施例の半導体集積回路装置は、実施例
1と同様にEPROMとアナログキャパシタとが同一チ
ップ上に搭載された半導体集積回路装置とされ、P型基
板1上に、EPROM2a、アナログキャパシタ3およ
びゲート4が形成され、実施例1との相違点はEPRO
M2aの積層構造が異なる点である。
【0035】本実施例のEPROM2aは、多結晶シリ
コン6による上部ゲートと、多結晶シリコン8による下
部ゲートとの間の誘電体膜が、ONONO膜(酸化膜/
ナイトライド膜/酸化膜/ナイトライド膜/酸化膜)1
2から形成されている。
【0036】すなわち、実施例1においては、ONO膜
7の上部のO膜を厚く設定したい場合にスチーム酸化が
用いられるが、この時にアナログキャパシタ3およびゲ
ート4のO膜10が厚くなってしまうという問題点が生
ずる。たとえば、スチーム酸化が950℃で20分の条
件では、ONO膜7の上部酸化膜の膜厚は約2nmであ
るが、P型基板1上のO膜10の膜厚は約200nmに
もなるので、これを対策したのが本実施例である。
【0037】次に、本実施例の作用について、図8〜図
12に基づいてプロセスフローを説明する。
【0038】まず、実施例1と同様にP型基板1を熱酸
化後、酸化膜9の形成、多結晶シリコン8のデポ、N型
またはP型不純物をドープ後、さらに下部ゲート電極の
パターニングを行い、EPROM2aの浮遊ゲートおよ
びアナログキャパシタ3の下部電極を形成する(図
8)。
【0039】さらに、熱酸化後、ナイトライドデポ、さ
らに熱酸化、ナイトライドデポを行い、EPROM2a
のONONO膜12のNONO膜を形成する(図9)。
そして、フォトレジストおよびエッチング工程により、
アナログキャパシタ3およびゲート4のNONO膜を除
去する(図10)。
【0040】次に、熱酸化によりナイトライド膜、多結
晶シリコン8、P型基板1のシリコンを同時に酸化する
ことにより、EPROM2aのONONO膜12、アナ
ログキャパシタ3およびゲート4のO膜10を形成する
(図11)。この時、熱酸化工程において、実施例1と
同様にナイトライド膜の酸化がほとんどない場合、EP
ROM2aの誘電体膜はNONO膜になる。また、多結
晶シリコン8上、P型基板1上のO膜10は任意に膜厚
設定が可能である。
【0041】さらに、上部ゲート電極を形成する(図1
2)。そして、酸化膜の形成、Al配線11の引き出
し、さらに保護膜5を形成することによって図7に示す
ような半導体集積回路装置が製造される。
【0042】従って、本実施例の半導体集積回路装置に
よれば、実施例1と同様にアナログキャパシタ3の酸化
膜厚をEPROM2aの誘電体膜の酸化膜厚換算値より
厚く設定することができ、かつ実施例1に比べて、アナ
ログキャパシタ3およびゲート4の酸化膜を厚くするこ
となく、EPROM2aのONONO膜12の酸化膜を
厚く設定することが可能となる。
【0043】
【実施例3】図13は本発明の半導体集積回路装置の製
造方法のさらに他の実施例である半導体集積回路装置の
要部を示す断面図、図14〜図20は本実施例の半導体
集積回路装置における製造手順を示す断面図である。
【0044】本実施例の半導体集積回路装置は、実施例
1および2と同様にEPROMとアナログキャパシタと
が同一チップ上に搭載された半導体集積回路装置とさ
れ、P型基板1上に、EPROM2、アナログキャパシ
タ3aおよびゲート4が形成され、実施例1および2と
の相違点はアナログキャパシタ3aの積層構造が異なる
点である。
【0045】すなわち、本実施例のアナログキャパシタ
3aは、多結晶シリコン6による上部ゲートと、多結晶
シリコン8による下部ゲートとの間の誘電体膜が、ON
ONO膜(酸化膜/ナイトライド膜/酸化膜/ナイトラ
イド膜/酸化膜)13から形成されている。そして、ア
ナログキャパシタ3aのナイトライド膜は、EPROM
2のナイトライド膜より厚く形成される。
【0046】次に、本実施例の作用について、図14〜
図20に基づいてプロセスフローを説明する。
【0047】まず、実施例1および2と同様にP型基板
1を熱酸化、酸化膜9の形成、多結晶シリコン8のデ
ポ、N型またはP型不純物をドープ後、さらに熱酸化、
ナイトライドデポを行う(図14)。そして、下部ゲー
ト電極のパターニングを行う(図15)。この時、EP
ROM2の浮遊ゲートおよびアナログキャパシタ3aの
下部電極上にNO膜が形成されている。
【0048】さらに、フォトレジストおよびエッチング
工程により、EPROM2のNO膜を除去する(図1
6)。そして、熱酸化、ナイトライドデポを行い、EP
ROM2のONO膜7のNO膜、アナログキャパシタ3
aのONONO膜13のNONO膜を形成する(図1
7)。この時、熱酸化によりナイトライドがほとんど酸
化されない場合、アナログキャパシタ3aはNO膜にな
る。
【0049】次に、フォトレジストおよびエッチング工
程により、ゲート4のNO膜を除去する(図18)。そ
して、熱酸化により、ナイトライド膜、P型基板1のシ
リコンを同時に酸化し、EPROM2のONO膜7、ア
ナログキャパシタ3aのONONO膜13またはONO
膜、ゲート4のO膜10を形成する(図19)。この
時、熱酸化によりナイトライドがほとんど酸化されない
場合、EPROM2はNO膜、アナログキャパシタ3a
はNONO膜またはNO膜になる。
【0050】さらに、上部ゲート電極を形成する(図2
0)。そして、酸化膜の形成、Al配線11の引き出
し、さらに保護膜5を形成することによって図13に示
すような半導体集積回路装置が製造される。
【0051】従って、本実施例の半導体集積回路装置に
よれば、実施例1および2と同様にアナログキャパシタ
3aの酸化膜厚をEPROM2の誘電体膜の酸化膜厚換
算値より厚く設定することができ、かつアナログキャパ
シタ3aのナイトライド膜を、EPROM2のナイトラ
イド膜に比べて厚く形成することが可能となる。
【0052】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例1〜3に基づき具体的に説明したが、本発明は前記
各実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0053】たとえば、前記各実施例の半導体集積回路
装置については、酸化膜を熱酸化により形成する場合に
ついて説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、たとえばその一部にCVDによるCVD酸
化膜を用いる場合についても広く適用可能である。
【0054】また、ナイトライド膜についても、たとえ
ばCVD膜の他に、酸化膜の窒化膜またはシリコンの窒
化膜を用いてもよい。さらに、他の高誘電率膜、たとえ
ばタンタルオキサイド膜などを用いる場合などについて
も適用可能である。
【0055】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその利用分野であるEPROMに用い
られる半導体集積回路装置に適用した場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、たとえばEE
PROMなどの他の半導体集積回路装置についても広く
適用可能である。
【0056】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0057】すなわち、ナイトライド膜、多結晶シリコ
ン、基板シリコンの酸化レートの差を利用し、この酸化
レートに対応した膜厚差で形成することにより、EPR
OMまたはEEPROMの誘電体膜厚、アナログキャパ
シタの誘電体膜厚、ゲート誘電体膜厚を任意に設定する
ことができるので、それぞれの最適化が可能である。
【0058】これにより、たとえばEPROMまたはE
EPROMの誘電体膜を薄く設定することによってスケ
ーリングが可能となり、またアナログキャパシタの誘電
体膜を厚く設定することによって電圧係数の小さい容量
の形成が可能となり、さらにゲート誘電体膜厚をそれら
と独立に設定することによって任意のスケーリングが可
能となる。
【0059】この結果、特にEPROMまたはEEPR
OMとアナログキャパシタが同一チップ上に搭載される
半導体集積回路装置において、各誘電体膜の任意のスケ
ーリングが可能とされる半導体集積回路装置の製造方法
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路装置の製造方法の実施
例1である半導体集積回路装置の要部を示す断面図であ
る。
【図2】実施例1の半導体集積回路装置における製造手
順を示す断面図である。
【図3】実施例1において図2に続く製造手順を示す断
面図である。
【図4】実施例1において図3に続く製造手順を示す断
面図である。
【図5】実施例1において図4に続く製造手順を示す断
面図である。
【図6】実施例1において図5に続く製造手順を示す断
面図である。
【図7】本発明の半導体集積回路装置の製造方法の実施
例2である半導体集積回路装置の要部を示す断面図であ
る。
【図8】実施例2の半導体集積回路装置における製造手
順を示す断面図である。
【図9】実施例2において図8に続く製造手順を示す断
面図である。
【図10】実施例2において図9に続く製造手順を示す
断面図である。
【図11】実施例2において図10に続く製造手順を示
す断面図である。
【図12】実施例2において図11に続く製造手順を示
す断面図である。
【図13】本発明の半導体集積回路装置の製造方法の実
施例3である半導体集積回路装置の要部を示す断面図で
ある。
【図14】実施例3の半導体集積回路装置における製造
手順を示す断面図である。
【図15】実施例3において図14に続く製造手順を示
す断面図である。
【図16】実施例3において図15に続く製造手順を示
す断面図である。
【図17】実施例3において図16に続く製造手順を示
す断面図である。
【図18】実施例3において図17に続く製造手順を示
す断面図である。
【図19】実施例3において図18に続く製造手順を示
す断面図である。
【図20】実施例3において図19に続く製造手順を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 P型基板 2 EPROM 2a EPROM 3 アナログキャパシタ 3a アナログキャパシタ 4 ゲート 5 保護膜 6 多結晶シリコン 7 ONO膜(誘電体膜) 8 多結晶シリコン 9 酸化膜 10 O膜(誘電体膜) 11 Al配線 12 ONONO膜(誘電体膜) 13 ONONO膜(誘電体膜)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/088 27/115 8831−4M H01L 27/10 434

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EPROMまたはEEPROMと、その
    多結晶シリコン間電極で構成されるアナログキャパシタ
    とを同一チップ上に搭載した半導体集積回路装置の製造
    方法であって、前記EPROMまたはEEPROMの層
    間誘電体膜と、前記アナログキャパシタの誘電体膜との
    間に膜厚差を設けることを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 EPROMまたはEEPROM、アナロ
    グキャパシタおよびその上部多結晶シリコンがゲート電
    極からなり、多結晶シリコン間誘電体膜と同時にゲート
    誘電体膜を形成する半導体集積回路装置の製造方法であ
    って、前記多結晶シリコン間誘電体膜およびゲート誘電
    体膜の各々の膜厚を任意に設定可能とすることを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記誘電体膜の膜厚差を設ける手段とし
    て、ナイトライド膜、多結晶シリコン、基板シリコンの
    酸化レートの差を利用し、該酸化レートに対応した膜厚
    差で形成することを特徴とする請求項1または2記載の
    半導体集積回路装置の製造方法。
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Cited By (19)

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