JPH05217181A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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JPH05217181A
JPH05217181A JP4195392A JP4195392A JPH05217181A JP H05217181 A JPH05217181 A JP H05217181A JP 4195392 A JP4195392 A JP 4195392A JP 4195392 A JP4195392 A JP 4195392A JP H05217181 A JPH05217181 A JP H05217181A
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JP
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carriage
sensor
circuit
shielding plate
switch
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JP4195392A
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Hiroto Kitai
博人 北井
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光カード載置用キャリッジの停止位置精度を
容易に得ると共に、キャリッジの走査時間も短縮できる
ようにする。 【構成】 カード状情報記録媒体と光ビームを相対的に
移動させて光ビームを前記記録媒体の情報トラック上に
走査し、情報を情報トラック上に記録、または記録情報
を再生する情報記録再生装置において、前記記録媒体載
置用のキャリッジを駆動するための駆動手段と、この駆
動手段を制御してキャリッジを往復移動させるための制
御手段と、前記キャリッジの位置を検出するための検出
手段と、この検出手段の出力信号に基づいて前記キャリ
ッジの目標停止位置付近でキャリッジを目標位置に停止
させるための位置制御を行う位置制御手段とを設け、前
記検出手段をキャリッジの位置を示す部材の所定位置を
検出するための1つのセンサで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体と光ヘッ
ドを相対的に往復運動することにより、光ビームを情報
トラック上に走査して、光学的に情報の記録あるいは再
生を行う光学的情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報を記録媒体に記録あるいは再
生する情報記録再生装置として、光ビームを用いて光学
的に記録したり、あるいは再生する光学的情報記録再生
装置が着目されている。この光学的に情報を記録、再生
する記録媒体には、ディスク状やテープ状、あるいはカ
ード状のものなどがあるが、中でもカード状の記録媒体
(以下、光カードという)は生産性、携帯性、アクセス
性に優れ、用途も広範囲に渡っている。光カードに光ビ
ームを走査させる方式としては種々考えられるが光カー
ドを往復駆動することにより、光ビームと光カードを相
対的に往復運動させて光ビームを情報トラック上に直線
状に走査する方式が一般的である。また、この方式では
光ビームの照射位置を往復運動方向と直交方向へ移動さ
せることにより、他のトラックへのアクセスが行われ
る。こうした方式は、機構が簡単であると共に、精度が
得易いなどの利点がある。
【0003】ところで、光カードの往復駆動手段とし
て、最近ではボイスコイルタイプのリニアモータを用い
た方式が提案されている。その駆動方式は、光カードを
載置するためのキャリッジにスライド軸受を設け、装置
本体に固定されたスライドシャフト上をキャリッジに設
けられたリニアモータコイルに電流を供給することによ
り、コイルと本体に設けられたマグネットで構成される
磁気回路の作用でキャリッジをシャフト方向に駆動する
ものである。そして、このコイルに供給する電流の向き
を反転することにより逆方向の駆動力が得られ、キャリ
ッジを往復駆動することができる。従って、キャリッジ
の上方に設けられた光ヘッドが光カードに対して相対的
に往復移動するため、光ヘッドの光ビームを光カードの
情報トラック上に走査させることができる。
【0004】以上のボイスコイルタイプのリニアモータ
を用いた光カードの往復駆動装置としては、一般に記録
装置本体側にキャリッジの端部を検出するための2つセ
ンサを所定間隔を置いて設け、キャリッジが移動すると
きにセンサによりキャリッジの端部を検出して移動方向
を切換える方式が知られている。しかし、こうした方式
では単にセンサの検出信号によりキャリッジの移動方向
を切換えるだけであるため、外力の影響を直接受け、特
に装置が傾いたときの重力の分力による影響やキャリッ
ジに接続されているケーブルの弾性による力のために、
キャリッジを確実に目標位置に静止させることが困難で
あった。
【0005】そこで、本願発明者は、先に上記問題点を
解決した光学的情報記録再生装置を特願平3−1282
81号として出願した。図5はその光学的情報記録再生
装置における光カード往復移動装置の制御系を示したブ
ロック図である。以下、この制御系について詳述する。
図5において、1は光カードを載置するためのキャリッ
ジ、2はリニアモータの速度検出用のエンコーダ、3は
そのエンコーダ信号を矩形波に整形する波形整形回路、
4は基準周波数発生回路5から出力された一定周波数の
基準信号と波形整形回路3の出力信号から周波数誤差信
号を生成するFV変換器、6はFV変換器4の出力によ
りリニアモータの速度が所定速度に達したことを検知す
るロック検知回路である。また、7は装置の各部を制御
する主制御回路、8は位相補償器、9はキャリッジ1が
所定速度まで減速した後、目標の反転センサまでキャリ
ッジ1を低速度で移動させるための駆動電圧を出力する
低速駆動電圧発生回路である。10はリニアモータの加
速用及び減速用電圧を発生する加減速駆動電圧発生回
路、11は主制御回路7の指示により位相補償器8、加
減速駆動電圧発生回路10、低速駆動電圧発生回路9及
び後述する位相補償器22を選択的に切換えるためのス
イッチである。
【0006】12は主制御回路7の指示によりキャリッ
ジ1の移動方向に対応してコイル駆動電圧の極性を切換
える極性切換回路、13はリニアモータコイル14の駆
動電圧を電力増幅するドライバ、15及び17は各々キ
ャリッジ1の端部を検出する反転センサ、16はその反
転センサの間に設けられた遮光板である。また、18は
主制御回路7の指示により反転センサ15及び17のい
ずれかの信号を選択するスイッチ、19はスイッチ18
で選択された反転センサ15または17の出力信号を一
定レベルでコンパレートし、そのコンパレート信号を主
制御回路7へ送るコンパレート回路である。このコンパ
レート信号は、後述するようにキャリッジ1の位置制御
を行うときのスタート信号となる。20はスイッチ18
で選択された反転センサの出力信号と定電圧発生回路2
1から出力される目標位置に対応した一定電圧を比較
し、位置誤差信号を生成する差動増幅器、22はその位
置誤差信号を位相補償するための位相補償器である。こ
れらの反転センサ15及び17、定電圧発生回路21、
差動増幅器20、位相補償器22は、クローズされた位
置制御回路を構成し、キャリッジ1が停止する場合に
は、この位置制御回路の働きにより、キャリッジ1が所
定位置に静止させられる。
【0007】次に、上記光カード往復移動装置の動作を
図6に示すタイムチャートを参照しながら説明する。主
制御回路7はまず初期状態のA点において、スイッチ1
1へスイッチ切換信号(同図(c))を送り、スイッチ
11を(ロ)側へ接続する。このとき、極性切換回路1
2は主制御回路7の指示により、キャリッジ1をL方向
へ送るべく予めドライバ13の駆動電圧の極性を切換え
ている。この状態で主制御回路7から加減速駆動電圧発
生回路10へ加減速信号(同図(d))が送られ、これ
によってドライバ13で電力増幅された加速用駆動電圧
(同図(b))がリニアモータコイル14に印加され
る。キャリッジ1はこの駆動により、同図(a)に示す
如く加速され、L方向へ送られる。リニアモータコイル
14は、前述のようにキャリッジ1に固定され、供給さ
れた電流に比例した推力を発生し、キャリッジ移動のた
めの駆動源となる。
【0008】一方、FV変換器4では波形整形回路3で
矩形波に変換されたエンコーダ信号と基準周波数発生回
路5の基準周波数信号から周波数誤差信号を生成し、ロ
ック検知回路6へ出力する。ロック検知回路6は周波数
誤差信号によりキャリッジ1の移動速度が所定速度に達
したことを検知し、ロック検知信号(同図(e))を主
制御回路7へ出力する。主制御回路7は、ロック検知信
号が出力されたB点において、加減速信号(同図
(d))をローレベルとし、スイッチ11を(イ)側へ
切換える。これにより、制御モードが加速モードから速
度制御モードに切換わり、位相補償器8で位相補償され
た周波数誤差信号に基づいてリニアモータコイル14が
駆動され、キャリッジ1は一定速度kでL方向へ送られ
る。また、主制御回路7はB点でスイッチ18にハイレ
ベルの切換信号(同図(i))を出力してスイッチ18
を(ホ)側へ接続する。即ち、今キャリッジ1はL方向
へ移動しているため、これに対応した反転センサ15を
選択しておく。なお、速度制御時においては、キャリッ
ジ1上に載置された光カードに光ヘッドからの光ビーム
が照射され、情報トラック上を光ビームが走査されてい
る。これにより、情報トラック上に情報の記録、または
再生が行われる。
【0009】主制御回路7は波形整形回路3から入力さ
れたエンコーダパルスの数をカウントすることにより、
初期の位置A点から移動距離を測定している。所定の移
動距離を移動したC点において、主制御回路7はスイッ
チ11を再び(ロ)側に接続し、極性切換信号(同図
(f))をローレベルとし、また減速用電圧を出力する
ことで、リニアモータコイル14に減速用駆動電圧(同
図(b))を印加する。これにより、同図(a)に示す
如くキャリッジ1にブレーキがかかり、減速を開始す
る。主制御回路7は、この減速時にエンコーダパルスの
パルス間隔からキャリッジ1の速度が所定速度1に減速
されたことを検知し、その検知時点Dで加減速度信号
(同図(d))をローレベルとして減速動作を解除す
る。キャリッジ1は減速解除後も摩擦力などで更に減速
していく。この場合、遮光板16の端部が反転センサ1
5を遮光する位置まで到達していないときは、主制御回
路7はキャリッジ1の速度が所定速度mまで減速した時
点Eでスイッチ11を(ハ)側に接続し、極性切換信号
(同図(f))をハイレベルとして更にL方向へ移動さ
せるよう設定する。また、同時に低速駆動電圧発生回路
9に低速駆動信号(同図(k))を出力し、リニアモー
タコイル14にキャリッジ1を低速駆動するための駆動
電圧(同図(b))を印加する。これにより、キャリッ
ジ1はL方向へ低速で移動しつづけ、この移動中には反
転センサ15の出力電圧はコンパレート回路19へ送ら
れている。コンパレート回路19は反転センサ15の出
力電圧が所定電圧に達したときに、ハイレベルのコンパ
レート信号(同図(j))を主制御回路7に出力する。
主制御回路7はコンパレート信号が出力されたF点でス
イッチ11を(ニ)側へ切換え、極性切換信号(同図
(f))をローレベルに反転する。なお、キャリッジ1
がD点からE点に達する間に、遮光板16が反転センサ
15を遮光した場合には、コンパレート出力信号がハイ
レベルに立上がった時点でスイッチ11を(ニ)側に切
換える。
【0010】一方、差動増幅器20では反転センサ15
の出力信号と定電圧発生回路21の一定電圧が比較さ
れ、位置誤差信号が生成される。定電圧発生回路21の
出力電圧は、反転センサ15の目標位置に対応した電圧
に設定されており、差動増幅器20はこの電圧と反転セ
ンサ15の出力信号の差をとることで位置誤差信号を生
成する。従って、位置誤差信号は反転センサ15と遮光
板16の相対位置に応じて変化し、例えば両方の電圧が
一致した場合は、キャリッジ1がL方向の目標位置に到
達し、位置誤差信号は0となる。この位置誤差信号は位
相補償器22で位相補償された後、スイッチ11を介し
てドライバ13へ出力され、リニアモータコイル14に
与えられる。これにより、位置制御ループが閉じられ、
制御モードは位置制御モードへ移行する。位置制御にあ
っては、反転センサ15の出力電圧が目標値であるとこ
ろの定電圧発生回路21の出力電圧に一致するように、
フィードバック制御が働くため、キャリッジ1は自動的
にL方向の目標位置に停止する。以上でキャリッジ1の
L方向への移動が終了する。
【0011】主制御回路7は必要な時間位置制御ループ
を閉じてキャリッジ1を停止状態に保持した後、キャリ
ッジ1をR方向へ送るべく制御を開始する。R方向への
制御動作は上述したL方向への制御動作と基本的に同じ
であるので、以下簡単に説明する。まず、G点におい
て、スイッチ11を(ロ)側に切換え、加減速信号をハ
イレベルとして加速用駆動電圧をリニアモータコイル1
4に印加する。これにより、キャリッジ1はR方向へ加
速され、H点でロック検知信号が出力されると、速度制
御に切換わって更にR方向へ送られる。その後、主制御
回路7はI点で減速用駆動電圧をリニアモータコイル1
4に印加し、キャリッジ1にブレーキをかけて減速させ
る。また、所定速度まで減速したJ点で減速ブレーキを
解除し、更に減速したK点で低速駆動に切換え、L点で
は再び位置制御ループを閉じて差動増幅器20の位置誤
差信号を用いたフィードバック制御に切換える。この場
合、スイッチ18はH点で(ヘ)に切換えられており、
差動増幅器20はR方向における反転センサ17の出力
信号を用いて位置誤差信号を生成する。以上により、キ
ャリッジ1はR方向の目標位置に停止し、一往復の移動
が終了する。複数の情報トラックに情報を記録、再生す
る場合は、前記と同様の動作でキャリッジ1を複数回往
復移動させると共に、光ビームの照射位置を順次隣の情
報トラックに移動することで、一連の情報を連続的に複
数の情報トラック上に記録、あるいは再生することがで
きる。そして、上記往復移動装置によれば、外力に関係
なくキャリッジを正確に目標位置に静止でき、また静止
までの時間を短縮できるという効果がある。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、キャリッジの停止位置精度を大幅に向上
できるものの、その停止位置精度は遮光板と2つの反転
センサの取付位置との相対位置精度によって決定してし
まう。そのため、遮光板と反転センサとの位置調整を正
確に行う必要があり、装置の製造時に煩雑な位置調整作
業を強いられる結果となっていた。また、キャリッジと
反転センサとの位置精度が正確でないと、図6に示した
C点〜F点及びI点〜L点の減速距離が一定ではなくな
り、キャリッジの走査所要時間を一定に保つのが困難で
あった。更に、この減速距離が一定でないと、減速距離
を最大に見込んで停止位置への引込み時の走査行き過ぎ
量を少くする必要があり、キャリッジの走査所要時間が
余分に必要であった。
【0013】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、その目的は容易にキャリッジの停
止位置精度が得られ、またキャリッジの走査時間も短縮
できるようにした光学的情報記録再生装置を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、カード
状情報記録媒体と光ビームを相対的に移動させて光ビー
ムを前記記録媒体の情報トラック上に走査し、情報を情
報トラック上に記録、または記録情報を再生する情報記
録再生装置において、前記記録媒体載置用のキャリッジ
を駆動するための駆動手段と、この駆動手段を制御して
キャリッジを往復移動させるための制御手段と、前記キ
ャリッジの位置を検出するための検出手段と、この検出
手段の出力信号に基づいて前記キャリッジの目標停止位
置付近でキャリッジを目標位置に停止させるための位置
制御を行う位置制御手段とを設け、前記検出手段をキャ
リッジの位置を示す部材の所定位置を検出するための1
つのセンサで構成したことを特徴とする光学的情報記録
再生装置によって達成される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明の光学的情報記録再
生装置の一実施例を示したブロック図である。なお、図
1では図5に示した従来装置と同一部分は同一符号を付
し、本実施例ではその詳細な説明は省略する。図1にお
いて、23はキャリッジ1の位置検出用の反転センサで
あり、装置の筺体の所定位置に固定されている。また、
16はキャリッジ1に固定された遮光板で、キャリッジ
1と共にL,R方向に移動する。遮光板16の厚みは非
常に薄く、またそのキャリッジ走査方向の長さは、キャ
リッジ1の走査距離に設定されている。反転センサ23
はキャリッジ1のほぼ中間位置に配設され、キャリッジ
1の往復移動中に遮光板16により遮光されることで、
遮光板16の両端部を検出する。なお、その他の構成は
図5の装置と同じである。
【0016】図2は反転センサ23の具体的構成及び遮
光板16の通過時のそのセンサ出力信号の変化を示した
図である。反転センサ23は図2(a)に示すように、
発光ダイオードDとフォトトランジスタQを組合わせた
フォトインタラプタから構成されている。そして、遮光
板16は反転センサ23の発光ダイオードDとフォトト
ランジスタQの間をL方向とR方向に移動するように構
成されている。遮光板16が反転センサ23の間を通過
するときの反転センサ23の出力信号を図2(b)に示
しており、反転センサ23が遮光板16で完全に遮光さ
れているときはフォトトランジスタQがオフするため、
その出力電圧v0 はほぼ電源電圧VCCとなる。この状態
から遮光板16がL方向に移動し、遮光板16の端部B
が反転センサ23の遮光板移動方向における中間位置に
達した場合、フォトトランジスタQの光電流は反転セン
サ16の完全透光時の半分になり、その出力電圧v0
電源電圧VCCのほぼ1/2となる。この場合、遮光板1
6の端部Bが検知され、キャリッジ1がL方向の目標位
置に到達したときであり、このときの反転センサ23の
出力電圧がキャリッジ1のL方向の目標位置に対応した
電圧となる。図1に示した定電圧発生回路21の電圧は
この電圧に設定されており、差動増幅器20はこの電圧
を基準として位置誤差信号を生成する。更に、遮光板1
6が反転センサ23から離れると、その出力電圧はほぼ
0Vとなる。一方、遮光板16がR方向に移動した場
合、遮光板16の端部Aが反転センサ23の遮光板移動
方向における中間位置に達したときに、反転センサ23
の出力電圧v0 は電源電圧VCCの1/2となる。この場
合、遮光板16の端部Aが検知され、キャリッジ1がR
方向の目標位置に到達したときであり、このときの反転
センサ23の出力電力がキャリッジ1のR方向の目標位
置に対応した電圧となる。
【0017】次に、本実施例の動作を図3に示すタイム
チャートを参照しながら説明する。主制御回路7は、ま
ず初期状態のA点において、スイッチ11ヘスイッチ切
換信号(同図(c))を送り、スイッチ11を(ロ)側
へ接続する。このとき、極性切換回路12は主制御回路
7の指示により、キャリッジ1をL方向へ送るべくドラ
イバ13の駆動電圧の極性を切換える。この状態で主制
御回路7から加減速駆動電圧発生回路10へ加減速信号
(同図(d))が送られ、これによってドライバ13で
電力増幅された加速用駆動電圧(同図(b))がリニア
モータコイル14に印加される。キャリッジ1はこの駆
動により、同図(a)に示す如く加速され、L方向へ送
られる。なお、初期状態のA点ではキャリッジ1が位置
制御されているので、反転センサ23の出力電圧はほぼ
1/2VCCとなっているが、キャリッジがL方向へ移動
し始めると、反転センサ23の出力電圧も増加し始め
る。そして、この出力電圧が所定電圧に達したときに、
コンパレート回路19からハイレベルのコンパレート信
号(同図(j))が主制御回路7へ出力される。
【0018】一方、FV変換器4では波形整形回路3で
矩形波に変換されたエンコーダ信号と基準周波数発生回
路5の基準周波数信号から周波数誤差信号を生成し、ロ
ック検知回路6へ出力する。ロック検知回路6は周波数
誤差信号によりキャリッジ1の移動速度が所定速度に達
したことを検知し、ロック検知信号(同図(e))を主
制御回路7へ出力する。主制御回路7は、ロック検知信
号が出力されたB点において、加減速信号(同図
(d))をローレベルとし、スイッチ11を(イ)側へ
切換える。これにより、制御モードが加速モードから速
度制御モードに切換わり、位相補償器8で位相補償され
た周波数誤差信号に基づいてリニアモータコイル14が
駆動され、キャリッジ1は一定速度kでL方向へ送られ
る。なお、速度制御時においては、キャリッジ1上に載
置された光カードに光ヘッドからの光ビームが照射さ
れ、情報トラック上を光ビームが走査される。これによ
り、情報トラック上に情報の記録、または再生が行われ
る。
【0019】主制御回路7は、波形整形回路3から入力
されたエンコーダパルスの数をカウントすることによ
り、初期の位置A点からの移動距離を測定している。所
定の移動距離を移動したC点において、主制御回路7は
スイッチ11を再び(ロ)側に接続し、極性切換信号
(同図(f))をローレベルとし、また減速用電圧を出
力することで、リニアモータコイル14に減速用駆動電
圧(同図(b))を印加する。これにより、同図(a)
に示す如くキャリッジ1にブレーキがかかり、減速を開
始する。主制御回路7は、この減速時にエンコーダパル
スのパルス間隔からキャリッジ1の速度が所定速度1に
減速されたことを検知し、その検知時点Dで加減速度信
号(同図(d))をローレベルとして減速動作を解除す
る。キャリッジ1は減速解除後も摩擦力などで更に減速
していく。この場合、遮光板16の端部が反転センサ2
3を透光する位置まで到達していないときは、主制御回
路7はキャリッジ1の速度が所定速度mまで減速した時
点Eでスイッチ11を(ハ)側に接続し、極性切換信号
(同図(f))をハイレベルとして更にL方向へ移動さ
せる。また、同時に低速駆動電圧発生回路9に低速駆動
信号(同図(k))を出力し、リニアモータコイル14
にキャリッジ1を低速駆動するための駆動電圧(同図
(b))を印加する。これにより、キャリッジ1はL方
向へ低速で移動しつづけ、この移動中には反転センサ2
3の出力電圧はコンパレート回路19へ送られている。
コンパレート回路19は反転センサ23の出力電圧が所
定電圧に達したときに、ローレベルのコンパレート信号
(同図(j))を主制御回路7に出力する。主制御回路
7はコンパレート信号が出力されたF点でスイッチ11
を(ニ)側へ切換える。なお、キャリッジ1がD点から
E点に達する間に、遮光板16が反転センサ23を透光
した場合には、コンパレート信号がローレベルに立下が
った時点でスイッチ11を(ニ)側に切換えればよい。
【0020】一方、差動増幅器20では反転センサ23
の出力信号と定電圧発生回路21の一定電圧が比較さ
れ、位置誤差信号が生成される。定電圧発生回路21の
出力電圧は、図2で説明したように反転センサ23の目
標位置に対応した電圧に設定されており、差動増幅器2
0はこの電圧と反転センサ23の出力信号の差をとるこ
とで位置誤差信号を生成する。従って、位置誤差信号は
反転センサ23と遮光板16の相対位置に応じて変化
し、例えば両方の電圧が一致した場合は、キャリッジ1
がL方向の目標位置に到達し、位置誤差信号は0とな
る。この位置誤差信号は位相補償器22で位相補償され
た後、スイッチ11を介してドライバ13へ出力され、
リニアモータコイル14に与えられる。これにより、位
置制御ループが閉じられ、制御モードは位置制御モード
へ移行する。位置制御にあっては、反転センサ23の出
力電圧が目標値であるところの定電圧発生回路21の出
力電圧が一致するようにフィードバック制御が働くた
め、キャリッジ1は自動的にL方向の目標位置に停止す
る。以上でキャリッジ1のL方向への移動が終了する。
【0021】主制御回路7は必要な時間位置制御ループ
を閉じてキャリッジ1を停止状態に保持した後、キャリ
ッジ1をR方向へ送るべく制御を開始する。R方向への
制御動作は上述したL方向への制御動作と基本的に同じ
であるので、以下簡単に説明する。まず、G点におい
て、極性切換信号(同図(f))をローレベルとし、又
スイッチ11を(ロ)側に切換え、加減速信号をハイレ
ベルとして加速用駆動電圧をリニアモータコイル14に
印加する。これにより、キャリッジ1はR方向へ加速さ
れ、H点でロック検知信号が出力されると、速度制御に
切換わって更にR方向へ送られる。その後、主制御回路
7はI点で減速用駆動電圧をリニアモータコイル14に
印加し、キャリッジ1にブレーキをかけて減速させる。
また、所定速度まで減速したJ点で減速ブレーキを解除
し、更に減速したK点で低速駆動に切換え、L点では再
び位置制御ループを閉じて差動増幅器20の位置誤差信
号を用いたフィードバック制御に切換える。以上によ
り、キャリッジ1はR方向の目標位置に停止し、一往復
の移動が終了する。複数の情報トラックに情報を記録、
再生する場合は、前記と同様の動作でキャリッジ1を複
数回往復移動させ、また光ビームの照射位置を1トラッ
クずつ順次ずらしていくことで、一連の情報を連続して
複数の情報トラック上に記録、再生すればよい。
【0022】本実施例にあっては、キャリッジの両端部
を1つの反転センサで検出するために、キャリッジの停
止位置精度は反転センサの取付位置精度と遮光板の両端
の位置精度に依存することになり、従来に比べてキャリ
ッジの停止位置精度を容易に得ることができる。また、
キャリッジの走査距離は、従来では2つの反転センサの
取付位置と遮光板の両端間の距離によって決められてい
たが、本実施例ではキャリッジの位置検出を1つの反転
センサで検出することにより、走査距離は遮光板の両端
間の距離だけで決定することができ、これによって走査
距離を一定にすることができる。そのため、図3に示し
たキャリッジの減速距離である減速開始点C(または
I)から位置制御開始点F(またはL)までの距離の桟
差変化分をなくすことが可能となり、従って一定の減速
距離を設定できるため、走査時間を一定とすることがで
きる。更に、従来においては減速距離の桟差のために、
低速度駆動領域である図3のE点〜F点(または、K点
〜L点)の距離を余分に見込んで、位置制御切換時のキ
ャリッジの速度を低速度とし、キャリッジの停止目標位
置の行き過ぎ量を所定量以下とするよう走査時間を余分
に必要としていたが、本実施例では前述のように減速距
離が一定であるため、低速度駆動領域の距離(図3のE
点〜F点またはK点〜L点)を余分に見込む必要がなく
なり、その分走査に必要な時間を短縮することができ
る。
【0023】図4は反転センサと遮光板のキャリッジ位
置検出部の他の実施例を示した図である。この実施例で
は、遮光板24にキャリッジ1の走査領域に対応して透
光部24aが形成されている。即ち、その透光部24a
の両端部24b,24c間の距離がキャリッジ1の走査
距離に設定されている。従って、前記実施例とは反対に
キャリッジ1の走査領域では反転センサ24は受光状態
となり、図3(l)に示した反転センサの出力信号とは
位相が反転するが、遮光板24の透光部24aの端部2
4b,24cを検出することにより、前記実施例同様に
キャリッジ1の往復移動動作を制御することができる。
なお、反転センサとしてはフォトインタラプタに限るこ
となく、反射型のセンサであってもよいし、磁気による
センサなどであってもよい。また、実施例では反転セン
サを装置本体に固定し、遮光板をキャリッジに固定した
が、反対に反転センサをキャリッジに、遮光板を装置本
体に固定する構造としてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、光カード
載置用のキャリッジを停止または反転させる場合、キャ
リッジの位置検出用センサの出力信号に基づいて位置制
御を行うことにより、外力に関係なくキャリッジを確実
に目標位置に静止でき、これによってキャリッジの往復
移動動作を正確に制御できるという効果がある。また、
キャリッジの位置を1つのセンサで検出することによ
り、キャリッジの停止位置精度を容易に得られるばかり
でなく、キャリッジの走査時間を一定にでき、更にその
走査時間をも短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学的情報記録再生装置の一実施例を
示したブロック図である。
【図2】図1の実施例に使用される反転センサ及び遮光
板との相対位置による反転センサの出力信号の変化を示
した図である。
【図3】図1の実施例の動作を示したタイムチャートで
ある。
【図4】反転センサと遮光板によるキャリッジ位置検出
部の他の例を示した斜視図である。
【図5】従来例の光カード往復移動装置の制御系を示し
たブロック図である。
【図6】図5の制御系の動作を示したタイムチャートで
ある。
【符号の説明】 1 キャリッジ 7 主制御回路 8,22 位相補償器 9 低速駆動電圧発生回路 11 スイッチ 12 極性切換回路 13 ドライバ 14 リニアモータコイル 16,24 遮光板 19 コンパレート回路 20 差動増幅器 21 定電圧発生回路 23 反転センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状情報記録媒体と光ビームを相対
    的に移動させて光ビームを前記記録媒体の情報トラック
    上に走査し、情報を情報トラック上に記録、または記録
    情報を再生する情報記録再生装置において、前記記録媒
    体載置用のキャリッジを駆動するための駆動手段と、こ
    の駆動手段を制御して前記キャリッジを往復移動させる
    ための制御手段と、前記キャリッジの位置を検出するた
    めの検出手段と、この検出手段の出力信号に基づいて前
    記キャリッジの目標停止位置付近でキャリッジを目標位
    置に停止させるための位置制御を行う位置制御手段とを
    設け、前記検出手段をキャリッジの位置を示す部材の所
    定位置を検出するための1つのセンサで構成したことを
    特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ及び前記キャリッジ位置を示
    す部材は、装置本体とキャリッジに相対して設けられ、
    前記センサは前記キャリッジの位置を示す部材に光を照
    射し、その反射光または透過光から前記部材の予め決め
    られた所定位置を検出することを特徴とする請求項1の
    光学的情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記キャリッジの位置を示す部材にキャ
    リッジの往復移動方向の走査幅に対応して検出すべき所
    定位置が設けられていることを特徴とする請求項1の光
    学的情報記録再生装置。
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