JPH08124175A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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JPH08124175A
JPH08124175A JP26251994A JP26251994A JPH08124175A JP H08124175 A JPH08124175 A JP H08124175A JP 26251994 A JP26251994 A JP 26251994A JP 26251994 A JP26251994 A JP 26251994A JP H08124175 A JPH08124175 A JP H08124175A
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optical
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JP26251994A
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Hiroto Kitai
博人 北井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリッジまたは光ヘッドの高精度の停止位
置精度が得られるようにし、キャリッジまたは光ヘッド
の走査時間を短縮できるようにする。 【構成】 キャリッジ1の反転位置における位置信号を
出力する反転センサ15と、光カード24に設けられた
基準マーク26を検出する基準マーク検出回路21と、
この検出回路21の検出信号を基準としてキャリッジ1
が所定距離移動したことを検出する手段と、反転センサ
15の位置信号と所定の目標位置信号に基づいてキャリ
ッジ1が所定の目標停止位置で停止するように位置制御
を行う手段とを備え、移動距離検出手段によりキャリッ
ジ1が所定距離移動したことが検出された場合は、その
検出時点の反転センサ15の出力信号を位置制御手段に
目標位置信号として入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体と光ヘッ
ドを相対的に往復運動することにより、光ビームを情報
トラック上に走査して、光学的に情報の記録あるいは再
生を行う光学的情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報を記録媒体に記録あるいは再
生する情報記録再生装置として、光ビームを用いて光学
的に記録したり、あるいは再生する光学的情報記録再生
装置が着目されている。この光学的に情報を記録、再生
する記録媒体には、ディスク状やテープ状、あるいはカ
ード状のものなどがあるが、中でもカード状の記録媒体
(以下、光カードという)は生産性、携帯性、アクセス
性に優れ、用途も広範囲に渡っている。光カードに光ビ
ームを走査させる方式としては種々考えられるが光カー
ドを往復駆動することにより、光ビームと光カードを相
対的に往復運動させて光ビームを情報トラック上に直線
状に走査する方式が一般的である。また、この方式では
光ビームの照射位置を往復運動方向と直交方向へ移動さ
せることにより、他のトラックへのアクセスが行われ
る。こうした方式は、機構が簡単であると共に、精度が
得易いなどの利点がある。
【0003】ところで、光カードの往復駆動手段とし
て、最近ではボイスコイルタイプのリニアモータを用い
た方式が提案されている。その駆動方式は、光カードを
載置するためのキャリッジにスライド軸受を設け、装置
本体に固定されたスライドシャフト上をキャリッジに設
けられたリニアモータコイルに電流を供給することによ
り、コイルと本体に設けられたマグネットで構成される
磁気回路の作用でキャリッジをシャフト方向に駆動する
ものである。そして、このコイルに供給する電流の向き
を反転することにより逆方向の駆動力が得られ、キャリ
ッジを往復駆動することができる。従って、キャリッジ
の上方に設けられた光ヘッドが光カードに対して相対的
に往復移動するため、光ヘッドの光ビームを光カードの
情報トラック上に走査させることができる。
【0004】そこで、本願発明者は、以上のボイスコイ
ルタイプのリニアモータを用いて光カードを往復駆動す
る光学的情報記録再生装置を既に出願している。即ち、
反転位置センサを走査両端部に設けることにより、光カ
ードを載置するキャリッジを停止保持可能な構造とした
光学的情報記録再生を特開平4−332964号公報で
公開している。また、上記光学的情報記録再生装置を更
に改良し、反転位置センサを1つのセンサで構成した装
置を特開平5−217181号公報で公開している。
【0005】図5は2つの先願のうち後者の光学的情報
記録再生装置における光カード往復移動装置の制御系を
示したブロック図である。以下、この制御系について詳
述する。図5において、1は光カードを載置するための
キャリッジ、2はリニアモータの速度検出用及び移動距
離検出用のエンコーダ、3はそのエンコーダ信号を矩形
波に整形する波形整形回路、4は基準周波数発生回路5
から出力された一定周波数の基準信号と波形整形回路3
の出力信号から周波数誤差信号を生成するFV変換器、
6はFV変換器4の出力によりリニアモータの速度が所
定速度に達したことを検知するロック検知回路である。
また、7は装置の各部を制御する主制御回路、8は位相
補償器、9はキャリッジ1が所定速度まで減速した後、
目標の反転センサまでキャリッジ1を低速度で移動させ
るための駆動電圧を出力する低速駆動電圧発生回路であ
る。10はリニアモータの加速用及び減速用電圧を発生
する加減速駆動電圧発生回路、11は主制御回路7の指
示により位相補償器8、加減速駆動電圧発生回路10、
低速駆動電圧発生回路9及び後述する位相補償器22を
選択的に切換えるためのスイッチである。
【0006】12は主制御回路7の指示によりキャリッ
ジ1の移動方向に対応してコイル駆動電圧の極性を切換
える極性切換回路、13はリニアモータコイル14の駆
動電圧を電力増幅するドライバ、15はキャリッジ1の
端部を検出する反転センサ、16はその反転センサの間
に設けられた遮光板である。17は反転センサ15の出
力信号を一定レベルでコンパレートし、そのコンパレー
ト信号を主制御回路7へ送るコンパレート回路である。
このコンパレート信号は、後述するようにキャリッジ1
の位置制御を行うときのスタート信号となる。18は反
転センサ15の出力信号と定電圧発生回路19から出力
される目標位置に対応した一定電圧を比較し、位置誤差
信号を生成する差動増幅器、20はその位置誤差信号を
位相補償するための位相補償器である。これらの反転セ
ンサ15、定電圧発生回路19、差動増幅器18、位相
補償器20は、クローズされた位置制御回路を構成し、
キャリッジ1が停止する場合には、この位置制御回路の
働きにより、キャリッジ1が所定位置に静止させられ
る。
【0007】図6は反転センサ15の具体的構成及び遮
光板16の通過時のそのセンサ出力信号の変化を示した
図である。反転センサ15は図6(a)に示すように、
発光ダイオードDとフォトトランジスタQを組合わせた
フォトインタラプタから構成されている。そして、遮光
板16は反転センサ15の発光ダイオードDとフォトト
ランジスタQの間をL方向とR方向に移動するように構
成されている。遮光板16が反転センサ15の間を追加
するときの反転センサ15の出力信号を図6(b)に示
しており、反転センサ15が遮光板16で完全に遮光さ
れているときはフォトトランジスタQがオフするため、
その出力電圧V0 はほぼ電源電圧Vccとなる。この状態
から遮光板16がL方向に移動し、遮光板16の端部B
が反転センサ15の遮光板移動方向における中間位置に
達した場合、フォトトランジスタQの光電流は反転セン
サ16の完全透光時の半分になり、その出力電圧v0
電源電圧Vccのほぼ1/2となる。
【0008】この場合、遮光板16の端部Bが検知さ
れ、キャリッジ1がL方向の目標位置に到達したときで
あり、このときの反転センサ15の出力電圧がキャリッ
ジ1のL方向の目標位置に対応した電圧となる。図5に
示した定電圧発生回路19の電圧はこの電圧に設定され
ており、差動増幅器18はこの電圧を基準として位置誤
差信号を生成する。更に、遮光板16が反転センサ15
から離れると、その出力電圧はほぼ0Vとなる。一方、
遮光板16がR方向に移動した場合、遮光板16の端部
Aが反転センサ15の遮光板移動方向における中間位置
に達したときに、反転センサ15の出力電圧v0 は電源
電圧Vccの1/2となる。この場合、遮光板16の端部
Aが検知され、キャリッジ1がR方向の目標位置に到達
したときであり、このときの反転センサ15の出力電力
がキャリッジ1のR方向の目標位置に対応した電圧とな
る。
【0009】次に、上記先願例の動作を図7のタイムチ
ャートに基づいて詳細に説明する。主制御回路7は、ま
ず初期状態のA点において、スイッチ11へスイッチ切
換信号(同図(c))を送り、スイッチ11を(ロ)側
へ接続する。このとき、極性切換回路12は主制御回路
7の指示により、キャリッジ1をL方向へ送るべくドラ
イバ13の駆動電圧の極性を切換える。この状態で主制
御回路7から加減速駆動電圧発生回路10へ加減速信号
(同図(d))が送られ、これによってドライバ13で
電力増幅された加速用駆動電圧(同図(b))がリニア
モータコイル14に印加される。キャリッジ1はこの駆
動により、同図(a)に示す如く加速され、L方向へ送
られる。なお、初期状態のA点ではキャリッジ1が位置
制御されているので、反転センサ15の出力電圧はほぼ
1/2Vccとなっているが、キャリッジがL方向へ移動
し始めると、反転センサ15の出力電圧も増加し始め
る。そして、この出力電圧が所定電圧に達したときに、
コンパレート回路17からハイレベルのコンパレート信
号(同図(j))が主制御回路7へ出力される。
【0010】一方、FV変換器4では波形整形回路3で
矩形波に変換されたエンコーダ信号と基準周波数発生回
路5の基準周波数信号から周波数誤差信号を生成し、ロ
ック検知回路6へ出力する。ロック検知回路6は周波数
誤差信号によりキャリッジ1の移動速度が所定速度に達
したことを検知し、ロック検知信号(同図(e))を主
制御回路7へ出力する。主制御回路7は、ロック検知信
号が出力されたB点において、加減速信号(同図
(d))をローレベルとし、スイッチ11を(イ)側へ
切換える。これにより、制御モードが加速モードから速
度制御モードに切換わり、位相補償器8で位相補償され
た周波数誤差信号に基づいてリニアモータコイル14が
駆動され、キャリッジ1は一定速度kでL方向へ送られ
る。なお、速度制御時においては、キャリッジ1上に載
置された光カードに光ヘッドからの光ビームが照射さ
れ、情報トラック上を光ビームが走査される。これによ
り、情報トラック上に情報の記録、または再生が行われ
る。
【0011】主制御回路7は、波形整形回路3から入力
されたエンコーダパルスの数をカウントすることによ
り、初期の位置A点からの移動距離を測定している。所
定の移動距離を移動したC点において、主制御回路7は
スイッチ11を再び(ロ)側に接続し、極性切換信号
(同図(f))をローレベルとし、また減速用電圧を出
力することで、リニアモータコイル14に減速用駆動電
圧(同図(b))を印加する。これにより、同図(a)
に示す如くキャリッジ1にブレーキがかかり、減速を開
始する。主制御回路7は、この減速時にエンコーダパル
スのパルス間隔からキャリッジ1の速度が所定速度1に
減速されたことを検知し、その検知時点Dで加減速信号
(同図(d))をローレベルとして減速動作を解除す
る。キャリッジ1は減速解除後も摩擦力などで更に減速
していく。この場合、遮光板16の端部が反転センサ1
5を透光する位置まで到達していないときは、主制御回
路7はキャリッジ1の速度が所定速度mまで減速した時
点Eでスイッチ11を(ハ)側に接続し、極性切換信号
(同図(f))をハイレベルとして更にL方向へ移動さ
せる。また、同時に低速駆動電圧発生回路9に低速駆動
信号(同図(k))を出力し、リニアモータコイル14
にキャリッジ1を低速駆動するための駆動電圧(同図
(b))を印加する。これにより、キャリッジ1はL方
向へ低速で移動しつづけ、この移動中には反転センサ1
5の出力電圧はコンパレート回路17へ送られている。
コンパレート回路17は反転センサ15の出力電圧が所
定電圧に達したときに、ローレベルのコンパレート信号
(同図(j))を主制御回路7に出力する。主制御回路
7はコンパレート信号が出力されたF点でスイッチ11
を(ニ)側へ切換える。なお、キャリッジ1がD点から
E点に達する間に、遮光板16が反転センサ15を透光
した場合には、コンパレート信号がローレベルに立下が
った時点でスイッチ11を(ニ)側に切換えればよい。
【0012】一方、差動増幅器18では反転センサ15
の出力信号と定電圧発生回路19の一定電圧が比較さ
れ、位置誤差信号が生成される。定電圧発生回路19の
出力電圧は、図6で説明したように反転センサ15の目
標位置に対応した電圧に設定されており、差動増幅器1
8はこの電圧と反転センサ15の出力信号の差をとるこ
とで位置誤差信号を生成する。従って、位置誤差信号は
反転センサ15と遮光板16の相対位置に応じて変化
し、例えば両方の電圧が一致した場合は、キャリッジ1
がL方向の目標位置に到達し、位置誤差信号は0とな
る。この位置誤差信号は位相補償器20で位相補償され
た後、スイッチ11を介してドライバ13へ出力され、
リニアモータコイル14に与えられる。これにより、位
置制御ループが閉じられ、制御モードは位置制御モード
へ移行する。位置制御にあっては、反転センサ15の出
力電圧が目標値であるところの定電圧発生回路19の出
力電圧が一致するようにフィールドバック制御が働くた
め、キャリッジ1は自動的にL方向の目標位置に停止す
る。以上でキャリッジ1のL方向への移動が終了する。
【0013】主制御回路7は必要な時間位置制御ループ
を閉じてキャリッジ1を停止状態に保持した後、キャリ
ッジ1をR方向へ送るべく制御を開始する。R方向への
制御動作は上述したL方向への制御動作と基本的に同じ
であるので、以下簡単に説明する。まず、G点におい
て、極性切換信号(同図(f))をローレベルとし、又
スイッチ11を(ロ)側に切換え、加減速信号をハイレ
ベルとして加速用駆動電圧をリニアモータコイル14に
印加する。これにより、キャリッジ1はR方向へ加速さ
れ、H点でロック検知信号が出力されると、速度制御に
切換わって更にR方向へ送られる。その後、主制御回路
7はI点で減速用駆動電圧をリニアモータコイル14に
印加し、キャリッジ1にブレーキをかけて減速させる。
また、所定速度まで減速したJ点で減速ブレーキを解除
し、更に減速したK点で低速駆動に切換え、L点では再
び位置制御ループを閉じて差動増幅器18の位置誤差信
号を用いたフィールドバック制御に切換える。以上によ
り、キャリッジ1はR方向の目標位置に停止し、一往復
の移動が終了する。複数の情報トラックに情報を記録あ
るいは再生する場合は、前記と同様の動作でキャリッジ
1を複数回往復移動させ、また光ビームの照射位置を1
トラックずつ順次ずらしていくことで、一連の情報の複
数の情報トラックへの連続した記録、再生が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
願例では、停止目標位置に対応する電圧として定電圧発
生回路19の出力電圧の一定電圧を用いていたため、停
止位置誤差が発生するという問題があった。即ち、本来
停止目標位置は、光スポットのキャリッジに装着された
光カード上の基準マークに対する位置をいうのである
が、実際には光カードのキャリッジに対する装着誤差、
キャリッジとキャリッジに付設された遮光板の取付位置
誤差及び反転センサの取付位置誤差が累積されるため、
停止位置誤差が大きくなってしまうというものである。
そのため、停止位置誤差が大きくなると、走査の一定速
度区間を一定距離確保するためには停止位置誤差分マー
ジンを見込んで走査距離を大きくとる必要があり、走査
に要する時間が余分にかかるという問題があった。
【0015】本発明は、上記先願例を更に改良し、キャ
リッジまたは光ヘッドの停止位置精度を高精度にでき、
キャリッジまたは光ヘッドの走査時間を短縮できるよう
にした光学的情報記録再生装置を提供することを目的と
したものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、カード
状情報記録媒体を載置するキャリッジまたは前記記録媒
体に光ビームを照射する光ヘッドのいずれか一方を往復
移動させることにより光ビームを前記記録媒体の情報ト
ラック上に走査して情報を記録または記録情報を再生す
る光学的情報記録再生装置において、前記キャリッジま
たは光ヘッドの反転位置における位置信号を出力する反
転位置検出手段と、前記記録媒体に設けられた所定の基
準マークを検出する基準マーク検出手段と、この基準マ
ーク検出手段の検出信号を基準として前記キャリッジま
たは光ヘッドが所定距離移動したことを検出する移動距
離検出手段と、前記反転位置検出手段の出力信号と所定
の目標位置信号に基づいてキャリッジまたは光ヘッドが
所定の目標停止位置で停止するように位置制御を行う位
置制御手段とを備え、前記移動距離検出手段により前記
キャリッジまたは光ヘッドが前記基準マーク検出信号か
ら所定距離移動したことが検出された場合は、その検出
時点の前記反転位置検出手段の出力信号を前記位置制御
手段に目標位置信号として入力することを特徴とする光
学的情報記録再生装置によって達成される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明の光学的情報記録再生
装置の一実施例を示したブロック図である。なお、図1
では図5に示した先願の装置と同一部分は同一符号を付
してその説明を省略する。図1において、21は光カー
ド上にプリフォーマットされた基準マークを検出するた
めの基準マーク検出回路である。基準マーク検出回路2
1には不図示の光ヘッドから再生信号が入力されてお
り、基準マーク検出回路21では再生信号から基準マー
クを検出して検出信号を主制御回路7へ出力する。22
は反転センサ15の出力信号をデジタル信号に変換する
ためのA/D変換器であり、反転センサ15の検知信号
はA/D変換器22によって逐一主制御回路7に取り込
まれる。23は主制御回路7から出力されたキャリッジ
1の停止目標位置に対応する電圧をアナログ信号に変換
するためのD/A変換器である。本実施例では、このよ
うに主制御回路7から差動増幅器18に停止目標位置に
対応する基準電圧を印加するように構成されている。な
お、波形整形回路3、基準マーク検出回路21から主制
御回路7にそれぞれ出力される信号は不図示のコンパレ
ータでデジタル化されるものとする。その他の構成は図
5と同じである。
【0018】図2は本実施例で使用する光カードの記録
面を示した平面図である。光カード24には、光ビーム
のトラッキングガイドとして用いられる複数のトラッキ
ングトラックが一定間隔を置いて設けられ、各トラッキ
ングトラック25の間に情報を記録/再生するための情
報トラック27が設けられている。各情報トラック27
の両側には、トラックの物理的アドレスを示すトラック
識別マークがプリフォーマットされている。本実施例で
は、このトラック識別マークを基準マークとして用いる
ものとする。また、28は予めプリフォーマットされた
カード識別マークである。
【0019】ここで、光カード24のM〜R間はトラッ
キングトラック25が設けられている領域、O〜P間は
再生時での情報読み出し区間であり、この情報読み出し
区間では光ビームの一定速走査が必要である。また、N
〜O間及びP〜Q間は光ビームの走査時に加減速領域と
なる区間である。よって、光ビームの光カード24に対
しての停止目標位置はM〜N間とQ〜R間に設ける必要
がある。本実施例では停止目標位置を精度良く設定でき
るので、走査時間が最短であるN点とQ点を停止目標位
置としている。なお、図2において、キャリッジ1に載
置された光カード24をL方向に走査すると、光ビーム
は光カード24の情報トラック27上をR方向に走査す
ることになる。
【0020】図3は光ビームの走査領域における反転セ
ンサ15の出力信号、基準マーク検出回路21の検出信
号、エンコーダ2の出力信号の関係を示した図である。
また図4は図1の実施例の各部の信号を示したタイムチ
ャートである。以下、上記実施例の動作を図3及び図4
に基づいて説明する。なお、図3においても前述のよう
にキャリッジ1をL方向に走査すると、光ビームは図面
上左から右へのR方向に走査することになる。まず、主
制御回路7は初期状態のA点において、スイッチ11へ
図4(c)のようにスイッチ切換信号を送り、スイッチ
11を(ロ)側へ接続する。この時、極性切換回路12
は主制御回路7の指示により、キャリッジ1をL方向へ
送るべくドライバ13の駆動電圧発生回路10へ図4
(d)のように加減速信号を出力する。これにより、ド
ライバ13で電力増幅された加速用駆動電圧(図4
(b))がリニアモータコイル14に印加される。キャ
リッジ1はこの駆動により図4(a)に示す如く加速さ
れ、L方向へ送られる。なお、初期状態のA点では、主
制御回路7によってD/A変換器23の出力電圧(位置
制御の目標電圧)はVcc/2なるように設定されてお
り、図3に示すようにキャリッジ1はS点の位置に位置
制御されている。
【0021】一方、FV変換器4では波形整形回路3で
矩形波に変換されたエンコーダ信号と基準周波数発生回
路5の基準周波数信号から周波数誤差信号を生成し、ロ
ック検知回路6へ出力する。ロック検知回路6は周波数
誤差信号によりキャリッジ1の移動速度が所定速度に達
したことを検知し、ロック検知信号(図4(e))を主
制御回路7へ出力する。主制御回路7は、ロック検知信
号が出力されたB点において、加減速信号(図4
(d))をローレベルとし、スイッチ11を(イ)側へ
切換える。これにより、制御モードが加速モードから速
度制御モードに切換わり、位相補償器8で位相補償され
た周波数誤差信号に基づいてリニアモータコイル14が
駆動され、キャリッジ1は一定速度kでL方向へ送られ
る。なお、速度制御時においては、キャリッジ1上に載
置された光カード24に光ヘッドからの光ビームが照射
され、情報トラック上を光ビームが走査される。これに
より、情報トラック上に情報の記録、または再生が行わ
れる。
【0022】主制御回路7は、波形整形回路3から入力
されたエンコーダパルスの数をカウントすることによ
り、初期の位置A点からの移動距離を測定している。所
定の移動距離を移動したC点において、主制御回路7は
スイッチ11を再び(ロ)側に接続し、極性切換信号
(図4(f))をローレベルとし、また減速用電圧を出
力することで、リニアモータコイル14に減速用駆動電
圧(図4(b))を印加する。これにより、図4(a)
に示す如くキャリッジ1にブレーキがかかり、減速を開
始する。主制御回路7は、この減速時にエンコーダパル
スのパルス間隔からキャリッジ1の速度が所定速度1に
減速されたことを検知し、その検知時点Dで加減速度信
号(図4(d))をローレベルとして減速動作を解除す
る。キャリッジ1は減速解除後も摩擦力などで更に減速
していく。
【0023】主制御回路7はキャリッジ1の速度が所定
速度mまで減速した時点Eでスイッチ11を(ハ)側に
接続し、極性切換信号(図4(f))をハイレベルとし
て更にL方向へ移動させる。また、同時に低速駆動電圧
発生回路9に低速駆動信号(図4(k))を出力し、リ
ニアモータコイル14にキャリッジ1を低速駆動するた
めの駆動電圧(図4(b))を印加する。これにより、
キャリッジ1はL方向へ低速で移動しつづけ、この移動
中には反転センサ15の出力電圧はA/D変換器22へ
送られている。
【0024】ここで、主制御回路7では走査中に基準マ
ーク検出回路21の基準マーク検知信号を監視してお
り、図3に示すように2つある基準マークX,Yのうち
目標停止位置に近い方の基準マークYの検出信号の立ち
下りのT点からエンコーダ2のパルスをカウントして移
動距離を測定する。そして、図3のように所定距離lを
キャリッジ1が移動した停止目標位置Q点で、A/D変
換器22の電圧v1 を読み取り、直ちにD/A変換器2
3へ停止目標位置に対応する電圧として電圧v1を出力
し、D/A変換器23ではその出力を差動増幅器18へ
出力する。同時に主制御回路7は図4のF点でスイッチ
11を(ニ)側へ切換え、位置制御ループをオンする。
【0025】差動増幅回路18では反転センサ15の出
力信号(図4(l))とD/A変換器23の電圧が比較
され、位置誤差信号が生成される。D/A変換器23の
出力電圧は、前述のように基準マークから所定距離lの
位置での反転センサ15の出力電圧であり、差動増幅器
18ではこの電圧と反転センサ15の出力信号の差をと
ることで位置誤差信号を生成する。この位置誤差信号は
位相補償器20で位相補償された後、スイッチ11を介
してドライバ13へ出力され、リニアモータコイル14
に与えられる。こうして位置制御ループに位置誤差信号
が入力され、この位置制御にあっては、反転センサ15
の出力電圧が目標値であるところのD/A変換器23の
出力電圧と一致するようにフィードバック制御が働くた
め、キャリッジ1は自動的にL方向の目標位置のQ点で
停止する。以上でキャリッジ1のL方向への移動が終了
する。
【0026】主制御回路7は必要な時間位置制御ループ
を閉じてキャリッジ1を停止状態に保持した後、キャリ
ッジ1をR方向へ送るべく制御を開始する。R方向への
制御動作は上述したL方向への制御動作と基本的に同じ
であるので、以下簡単に説明する。まず、G点におい
て、極性切換信号(図4(f))をローレベルとし、又
スイッチ11を(ロ)側に切換え、加減速信号をハイレ
ベルとして加速用駆動電圧をリニアモータコイル14に
印加する。これにより、キャリッジ1はR方向へ加速さ
れ、H点でロック検知信号が出力されると、速度制御に
切換わって更にR方向へ送られる。その後、主制御回路
7はI点で減速用駆動電圧をリニアモータコイル14に
印加し、キャリッジ1にブレーキをかけて減速させる。
また、所定速度まで減速したJ点で減速ブレーキを解除
し、更に減速したK点で低速駆動に切換える。
【0027】このとき、主制御回路7は同様に基準マー
ク検知信号を監視しており、図3のように基準マークX
の検出信号の立ち下り位置であるU点からエンコーダ2
のパルスをカウントして移動距離を測定する。そして、
図3のように所定距離lをキャリッジ1が移動した停止
目標位置N点でA/D変換器22の電圧v2 を読み取
り、直ちにD/A変換器23へ停止目標位置に対応する
電圧として電圧v2 を出力し、D/A変換器23ではそ
の出力を差動増幅器18へ出力する。同時に、主制御回
路は図4のL点でスイッチ11を(ニ)側へ切換えて位
置制御ループをオンする。差動増幅回路18では、反転
センサ15の出力信号とD/A変換器23の電圧が比較
され、位置誤差信号が生成される。そして、同様に位置
制御が行われ、キャリッジ1は停止目標位置のN点で停
止する。
【0028】なお、以上の実施例では、光カード上の基
準マークを記録再生用の光ビームによって検知している
が、基準マークの検知手段としてはこれに限ることはな
い。また、実施例では、停止目標位置に対応する電圧を
D/A変換器によって与えているが、電子ボリュームに
て電圧分割してもさしつかえなく、停止目標位置に対応
する反転センサの出力電圧検知を走査毎に行っている
が、光カード上の基準マークの位置誤差、キャリッジへ
のカードの装着誤差が少ない場合には、初回の走査の値
を記憶しておき、以降はその値を使用してもさしつかえ
ない。更に、実施例では、初期時においてD/A変換器
の出力をVcc/2としているが、この時光ビームがトラ
ッキングトラック外となり、トラッキングがとれない場
合がある。しかし、このような場合には、光ビームを内
側に寄せてからキャリッジ走査させても、初期走査時の
み図2のO〜P間で一定速とならないこともありうる
が、以降はそのようなことはない。
【0029】また、実施例では、基準マークのうち停止
目標位置に近い方のマークを検知して停止目標位置を決
めているが、他のマークを使用してもよいし、2つの基
準マークのうち一方のマークしか検知できない場合を考
慮して2つの基準マークのうちいずれかを使用してもか
まわない。更に、基準マークを2つとも検知出来ない場
合には、他のトラックへアクセスして検知可能な基準マ
ークを以降使用してもかまわない。また、実施例では、
光カードを載置するキャリッジを走査しているが、光ビ
ームを照射する光ヘッドを走査させる方式の装置におい
ても、光ヘッドを同様の制御方式で制御することによっ
て同様の効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、キャリッ
ジまたは光ヘッドが記録媒体の所定の基準マークから所
定距離移動したことを検出し、その検出時のキャリッジ
または光ヘッドの反転位置信号を基準信号として位置制
御を行うことにより、記録媒体の装着誤差、反転センサ
の取付誤差などによるキャリッジまたは光ヘッドの停止
位置誤差の増大を抑止できるので、高精度の停止位置誤
差精度が得られ、これによって停止位置誤差分のマージ
ンを見込む必要がなくなり、その結果キャリッジまたは
光ヘッドの走査時間を短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学的情報記録再生装置の一実施例を
示したブロック図である。
【図2】図1の実施例に使用される光カードを示した図
である。
【図3】図1の実施例の反転センサの出力信号、基準マ
ーク検出信号及びエンコーダ出力信号の関係を示した図
である。
【図4】図1の実施例の各部の信号を示したタイムチャ
ートである。
【図5】先願例の光学的情報記録再生装置を示したブロ
ック図である。
【図6】図5の装置の反転センサの動作を説明するため
の図である。
【図7】図5の装置の各部の信号を示したタイムチャー
トである。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 エンコーダ 3 波形整形回路 4 FV変換回路 7 主制御回路 11 スイッチ 12 極性切換回路 14 リニアモータコイル 15 反転センサ 16 遮光板 18 差動増幅器 21 基準マーク検出回路 22 A/D変換器 23 D/A変換器 24 光カード 26 トラック識別マーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状情報記録媒体を載置するキャリ
    ッジまたは前記記録媒体に光ビームを照射する光ヘッド
    のいずれか一方を往復移動させることにより光ビームを
    前記記録媒体の情報トラック上に走査して情報を記録ま
    たは記録情報を再生する光学的情報記録再生装置におい
    て、前記キャリッジまたは光ヘッドの反転位置における
    位置信号を出力する反転位置検出手段と、前記記録媒体
    に設けられた所定の基準マークを検出する基準マーク検
    出手段と、この基準マーク検出手段の検出信号を基準と
    して前記キャリッジまたは光ヘッドが所定距離移動した
    ことを検出する移動距離検出手段と、前記反転位置検出
    手段の出力信号と所定の目標位置信号に基づいてキャリ
    ッジまたは光ヘッドが所定の目標停止位置で停止するよ
    うに位置制御を行う位置制御手段とを備え、前記移動距
    離検出手段により前記キャリッジまたは光ヘッドが前記
    基準マーク検出信号から所定距離移動したことが検出さ
    れた場合は、その検出時点の前記反転位置検出手段の出
    力信号を前記位置制御手段に目標位置信号として入力す
    ることを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記目標位置信号は、前記キャリッジま
    たは光ヘッドの往方向及び復方向のそれぞれの反転位置
    で前記位置制御手段に入力されることを特徴とする請求
    項1の光学的情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記反転位置検出手段は、発光ダイオー
    ドとフォトトランジスタからなる1つのフォトインタラ
    プタからなり、前記キャリッジまたは光ヘッドに固着さ
    れた遮光板がフォトインタラプタの発光ダイオードとフ
    ォトトランジスタの間を通過するように構成することに
    よって、走査端の反転位置における位置信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1の光学的情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記移動距離検出手段は、前記キャリッ
    ジまたは光ヘッドを駆動するリニアモータの速度を検出
    するためのエンコーダの出力信号をカウントすることに
    よって、前記キャリッジまたは光ヘッドの移動距離を検
    出することを特徴とする請求項1の光学的情報記録再生
    装置。
JP26251994A 1994-10-26 1994-10-26 光学的情報記録再生装置 Pending JPH08124175A (ja)

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