JPH05216096A - 電子閃光装置 - Google Patents

電子閃光装置

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Publication number
JPH05216096A
JPH05216096A JP4042396A JP4239692A JPH05216096A JP H05216096 A JPH05216096 A JP H05216096A JP 4042396 A JP4042396 A JP 4042396A JP 4239692 A JP4239692 A JP 4239692A JP H05216096 A JPH05216096 A JP H05216096A
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JP
Japan
Prior art keywords
charging
boosting
electronic flash
temperature
flash device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4042396A
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English (en)
Inventor
Tadashi Otani
忠 大谷
Tatsuo Amanuma
辰男 天沼
Yoshiaki Otsubo
義明 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP4042396A priority Critical patent/JPH05216096A/ja
Publication of JPH05216096A publication Critical patent/JPH05216096A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラのストロボを動作させる上に必要な電
圧を昇圧する際発生する熱により、温度が異常に上昇す
ることを確実に防止する。 【構成】 周囲温度を検出、記憶し(ステップS21
1,S212)、その周囲温度に対応する充電休止時間
Iと加算値UをRAMから読み出す(ステップS21
3,S214)。充電(昇圧動作)が行われたとき、推
定温度Tに加算値Uを加算する。時間が経過したとき、
推定温度Tから所定の値を低減する。充電後、充電休止
時間だけ充電を休止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラのストロ
ボを駆動する場合に用いて好適な電子閃光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カメラに用いられる電子閃光装置におい
ては、バッテリからの比較的低い電圧を昇圧トランスを
用いて昇圧し、クセノン管などに供給するようにしてい
る。昇圧動作時に、昇圧用トランジスタや昇圧用トラン
スが内部損失により発熱する。近年、充電時間の短縮、
バッテリ性能の向上、小スペースのための部品の小型化
などが進み、より発熱し易い状況になっている。このた
め、特に連続撮影を行なった場合、昇圧用トランジスタ
や昇圧用トランスがそれぞれの限界温度以上に発熱し、
熱破壊する恐れがある。
【0003】このため、例えば特開昭60−21880
号公報においては、発熱する部品、即ち、昇圧用トラン
ジスタや昇圧用トランスの近傍に温度検出素子を配置
し、これらの温度が所定の温度に達したとき、昇圧を停
止したり、発光を禁止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の装
置は、温度検出素子により発熱素子の温度を検出するよ
うにしているため、外部の温度条件や温度の上昇の速度
の影響を受け、正確な温度を検出することが困難であっ
た。その結果、破壊温度に達したにも拘らず、昇圧動作
や発光動作を禁止させることができず、熱破壊をもたら
してしまったり、逆に、破壊温度よりはるかに低い温度
であるにも拘らず、昇圧動作や発光動作が禁止されてし
まうという課題があった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、発熱素子の温度を正確に検出することがで
きるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電子閃
光装置は、閃光を発生する閃光手段としてのクセノン管
73と、クセノン管73に印加する電圧が充電される充
電手段としてのコンデンサ46と、コンデンサ46に充
電する電圧を昇圧する昇圧手段としての昇圧トランス2
2と、コンデンサ46の充放電動作に対応して推定温度
を決定する推定温度決定手段としてのステップS102
と、ステップS102により決定された推定温度に対応
して昇圧トランス22の昇圧動作を制御する制御手段と
してのステップS133とを備えることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成の電子閃光装置においては、ステップ
S102において決定された推定温度に対応して、昇圧
トランス22を介して行われるコンデンサ46への充電
動作が制御される。従って、昇圧トランス22の異常な
発熱を効果的に防止することができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の電子閃光装置を応用したカ
メラの一実施例の構成を示すブロック図である。CPU
1は、ROM12に記憶されているプログラムに従って
カメラの動作を制御する。RAM13には、CPU1が
動作する上において必要なデータなどが随時記憶され
る。温度検出回路2は、昇圧トランス22や昇圧トラン
ジスタ23,24などの近傍に配置され、その周囲温度
を検出し、その検出データをCPU1に供給している。
測距回路3は被写体までの距離を測距し、その測距デー
タをCPU1に出力している。
【0009】また測光回路4は測光動作を実行し、その
測光データをCPU1に出力している。露出制御回路5
は、レリーズ動作が行なわれたときセクタを動作させ、
フィルム(図示せず)に対して露出させるように動作す
る。フィルム給送回路6は、CPU1に制御され、モー
タ7を駆動してフィルムを巻き上げたり、あるいは巻戻
す。表示器8は、使用者に対して所定の警告を表示する
のに用いられる。電源スイッチ9は電源をオンするとき
操作され、半押しスイッチ10はレリーズボタン(図示
せず)が半押し状態のときオンされ、全押しスイッチ1
1は全押し状態のときオンされる。
【0010】さらに、この実施例においては、クセノン
管73を駆動する駆動回路14がCPU1により制御さ
れるようになされている。この駆動回路14は、バッテ
リ21から必要な直流電圧が供給されるようになされて
いる。このバッテリ21の直流電圧が、相互に並列接続
された昇圧トランジスタとしてのPNPトランジスタ2
3,24を介して昇圧トランス22の1次コイル22−
1に供給されるようになされている。1次コイル22−
1の他端は接地されている。また昇圧トランス22には
帰還用のコイル22−2が設けられている。このコイル
の一端は、コンデンサ41を介してバッテリ21に接続
され、その他端は抵抗58を介して接地されている。
【0011】このコンデンサ41の一端は、ダイオード
32を介して接地されるとともに、NPNトランジスタ
25を介して昇圧トランジスタ23,24のベースに接
続されている。このトランジスタ25のベースは、抵抗
57を介してそのエミッタに接続されるとともに、抵抗
56を介してPNPトランジスタ27のコレクタに接続
されている。トランジスタ27のエミッタは、バッテリ
21に接続されている。抵抗51と52は、トランジス
タ27のベースに所定の電圧を印加するようになされて
いる。この印加電圧は、CPU1の端子cを介して制御
されるようになされている。昇圧トランジスタ23,2
4のエミッタは、抵抗55とNPNトランジスタ26の
並列回路によりそのベースに接続されている。トランジ
スタ26のベースには、メインコンデンサ46の一端
が、ツェナーダイオード28、ダイオード29、抵抗5
3を介して接続されるようになされている。また、この
トランジスタ26のベースエミッタ間は、抵抗54を介
して接続されている。
【0012】昇圧トランス22の2次コイル22−3の
一端は、コンデンサ41の一端に接続され、その他端は
ダイオード30,31を介してコンデンサ46の一端に
接続されている。コンデンサ46の他端は接地されてい
る。ダイオード30と31の接続点は、抵抗59、ネオ
ン管71を介してCPU1の端子bに接続されている。
また、このネオン管71の一端は、コンデンサ43を介
して接地されている。ダイオード29とツェナーダイオ
ード28の接続点は、抵抗63を介してCPU1の端子
dに接続されており、抵抗63の一端はコンデンサ42
を介して接地されている。
【0013】ダイオード31のカソードは、抵抗60と
コンデンサ44を介して接地されている。抵抗60とコ
ンデンサ44の接続点は、トリガコイル72の1次コイ
ル72−1に接続され、1次コイル72−1の一端は2
次コイル72−2の一端に接続されるとともに、サイリ
スタ33のアノードに接続されている。トリガコイル7
2の2次コイル72−2の他端は、クセノン管73のト
リガ電極73aに接続されている。サイリスタ33のカ
ソードは接地され、そのゲートは抵抗61を介してCP
U1の端子aに接続されているとともに、抵抗62とコ
ンデンサ45の並列回路を介して接地されている。コン
デンサ46の両端の電圧がクセノン管73の両端に印加
されるようになされている。
【0014】次に、駆動回路14の基本的な動作につい
て説明する。コンデンサ46に充電を行うとき、CPU
1は端子cを論理Lに反転する。これにより、PNPト
ランジスタ27がオンし、NPNトランジスタ25のベ
ースが高レベルとなって、NPNトランジスタ25がオ
ンする。従って、昇圧トランジスタ23,24のベース
がNPNトランジスタ25、昇圧トランス22の帰還コ
イル22−2、抵抗58の経路で接地され、昇圧トラン
ジスタ23,24がオンする。その結果、バッテリ21
の電圧が昇圧トランジスタ23,24を介して1次コイ
ル22−1に印加され、1次コイル22−1には電流が
流れる。
【0015】1次コイル22−1の電流変化に対応する
電圧が、昇圧トランス22の2次コイル22−3に誘起
され、この誘起電圧がダイオード30,31により整流
されてコンデンサ46を充電する。2次コイル22−3
に誘起された電流により、帰還コイル22−2に誘起電
圧が発生する。この誘起電圧は、NPNトランジスタ2
5のエミッタ電圧を低電圧にする。昇圧トランジスタ2
3,24は、そのエミッタコレクタ間に流れる電流をよ
り増大させる。このようにして、正帰還がかかり、2次
コイル22−3には、より大きな電流が流れるようにな
る。そして、磁束の変化がなくなると、正帰還が止ま
り、1次コイル22−1に流れる電流は減少し、トラン
ジスタ23,24に対し、負帰還がかかり、すばやくオ
フし、この正帰還と負帰還の動作を繰り返す。
【0016】コンデンサ46の充電電圧が、クセノン管
73を発光させることが可能な電圧に達すると、ダイオ
ード31のアノードの電圧が略それと等しい電圧とな
り、ダイオード30、抵抗59、ネオン管71の経路で
電流が流れ、ネオン管71が点灯する。CPU1は、端
子bからネオン管71に流れる充電電流をモニタし、発
光可能電圧に達したことを検出する。
【0017】一方、コンデンサ46の端子電圧が、ネオ
ン管71を点灯させるのに必要な電圧より高い所定の値
に達したとき、ツェナーダイオード28がオンする。C
PU1は、抵抗63を介して端子dよりツェナーダイオ
ード28のアノードの電圧をモニタしており、この電圧
が高レベルになったとき、CPU1はコンデンサ46に
それ以上の電圧が充電されないように、端子cの出力を
高レベルに反転し、充電動作を停止させる。
【0018】尚、コンデンサ42や43はノイズを除去
するものであり、検出動作を安定させる。
【0019】ツェナーダイオード28のアノードの電圧
は、ダイオード29を介して抵抗53と54の直列回路
に供給されている。この抵抗53と54により分圧され
た電圧がNPNトランジスタ26のベースに印加されて
いる。従って、ツェナーダイオード28のアノードの電
圧(コンデンサ46の充電電圧)が所定の値以上になっ
たとき、このトランジスタ26がオンする。これによ
り、昇圧トランジスタ23,24のエミッタベース間が
トランジスタ26により短絡され、昇圧トランジスタ2
3,24はオフする。即ち、ダイオード29とトランジ
スタ26は、保護回路を構成しており、コンデンサ46
の充電電圧が必要以上に大きな電圧に達したとき、CP
U1の制御によらずに、昇圧動作を停止させるようにな
されている。
【0020】一方、このようにコンデンサ46の充電電
圧が大きくなるとき、これと並列接続されているコンデ
ンサ44の電圧も、ほぼ同一電圧に充電される。これに
より、トリガコイル72の1次コイル72−1には、コ
ンデンサ46とほぼ同一の電圧が印加されていることに
なる。
【0021】クセノン管73を発光させるとき、CPU
1は端子aを高レベルとし、サイリスタ33をオンさせ
る。これにより、コンデンサ44、トリガコイル72の
1次コイル72−1、サイリスタ33の経路で電流が流
れ、トリガコイル72の2次コイル72−2に誘起電圧
が発生する。この誘起電圧は、例えばコンデンサ44の
充電電圧を300Vとするとき、4kV以上となる。こ
の高電圧がクセノン管73のトリガ電極73aに印加さ
れ、クセノン管73は閃光を発生する。
【0022】次に、図2乃至図8のフローチャートを参
照して、半押しスイッチ10がオンされた場合の動作に
ついて説明する。この図2乃至図8に示す処理は、レリ
ーズボタンが操作され、半押しスイッチ10がオンした
とき、インターラプト処理により開始されるものであ
る。
【0023】最初にステップS71において、RAM1
3に記憶されている変数Tが読み込まれる。この変数T
は、主にコンデンサ46を昇圧トランス22と昇圧トラ
ンジスタ23,24を介して充電する動作に伴い、発生
する熱により上昇したと推定される温度に対応してい
る。この変数Tは、後述するステップS102などによ
り演算され、RAM13に記憶されているのである。次
にステップS72において、充電休止時間I中に半押し
スイッチ10がオンされたか否かが判定される。この充
電休止時間Iについては、後述するステップS101に
おいて詳細に説明する。いま、半押しスイッチ10が充
電休止時間Iを計時している最中にオンされた場合にお
いては、ステップS74に進み、充電休止タイマが作動
中にオンされたことを示すフラグRがHにセットされ
る。これに対して、充電休止時間I以外の期間におい
て、半押しスイッチ10がオンされた場合においては、
ステップS73に進み、フラグRをLにリセットする。
即ち、このようにして半押しスイッチ10がオンされた
時期をフラグRに記憶させる。
【0024】次にステップS75に進み、測光演算が行
なわれる。即ち、CPU1は測光回路4を制御し、被写
体の明るさを演算する。そして、この測光結果に対応し
て、所定の輝度に対する明暗の判定および図示せぬ2分
割受光素子による逆光判定をステップS76において行
なう。所定輝度より暗い場合または逆光の場合は、ステ
ップS77に進み、ストロボモードが設定され、明るい
場合あるいは逆光でない場合は、ステップS78に進
み、自然光撮影モードが設定される。次にステップS7
9に進み、測距演算が実行される。即ち、CPU1は測
距回路3を制御し、被写体までの距離を測距する。
【0025】次にステップS91において、現在のモー
ドがストロボモードであるか否かが判定される。このモ
ードは、上述したステップS77,S78において設定
されている。ストロボモードでない場合においては、ス
テップS97に進み、全押しスイッチ11がオンされる
まで待機する。全押しスイッチ11がオンされない場合
においては、ステップS108に進み、半押しスイッチ
10がオフされたか否か判定される。オフされていなけ
ればステップS97に進み、全押しスイッチ11のオン
を待機する。半押しスイッチ10がオフされた場合にお
いては処理が終了される。
【0026】一方、ストロボモードにおいては、ステッ
プS91からS92に進み、変数Tが246以上であ
り、かつフラグRがHにセットされているか否かが判定
される。この変数Tが基準値246より大きい場合、昇
圧トランス22と昇圧トランジスタ23,24の昇圧動
作に機縁して、カメラの温度が異常に高温になっている
恐れがある。また、フラグRがHにセットされている場
合においては、上述したように、充電休止時間I中に半
押しスイッチ10がオンされているため、さらに充電を
行なうと、カメラの各部品が熱破壊を起こす恐れがあ
る。この熱破壊を起こす恐れがない場合においてはステ
ップS93に進み、端子cを論理Lに設定して充電をス
タートさせるが、熱破壊を起こす恐れがある場合におい
ては、このステップS93はスキップされる。そして、
ステップS94に進み、50msだけ待機される。即
ち、ステップS93,94により、モニタ充電が行なわ
れるのである。このときCPU1は、端子cを50ms
だけ論理Lにする。その結果、その期間だけ充電が行な
われる。コンデンサ46の充電電圧がクセノン管73を
放電させるのに充分な電圧に達しているとき、この充電
動作によりダイオード30,31がオンし、ダイオード
31のアノードの電圧がほぼコンデンサ46の充電電圧
に等しくなる。この充電電圧がクセノン管73を動作さ
せる上において、充分な電圧に達しているとき、上述し
たようにネオン管71が点灯する。そこでステップS9
5において、端子bの論理を判定し、端子bが論理Hに
なっていれば(ネオン管71が点灯していれば)、ステ
ップS96に進み、モニタ充電を停止させる。そして、
さらにステップS97に進み、全押しスイッチ11がオ
ンされるのを待機する。
【0027】全押しスイッチ11がオンされた場合、ス
テップS97からステップS98に進み、現在のモード
がストロボモードであるか否か判定する。さらにステッ
プS99,S100においてフラグRがセットされてい
るか否か、さらに変数Tが246以上であるか否かが判
定される。フラグRが論理Hにセットされ、変数Tが2
46より小さい場合においては、ステップS101に進
み、発熱係数演算処理のサブルーチンが実行される。即
ち、充電休止時間I内に撮影動作が行なわれたとき(フ
ラグRが論理Hであり、全押しスイッチ11がオンされ
たとき)、発熱係数演算処理が実行されるのである。
【0028】この発熱係数演算のサブルーチンについて
は、図8にその詳細な処理が示されている。即ち、最初
にステップS211において周囲温度が測定され、その
周囲温度がステップS212において記憶される。即
ち、CPU1は温度検出回路2の出力をモニタし、その
出力データをRAM13に記憶させるのである。さらに
ステップS213,S214に進み、充電休止時間Iと
加算値Uが演算される。この充電休止時間Iと加算値U
の演算は、ステップS212において記憶した周囲温度
に対応して行なわれる。この演算を実際にその都度行な
うようにすることもできるが、時間がかかるので、この
実施例においては表1に示すように、周囲温度に対応す
る充電休止時間Iと加算値UがROM12(またはRA
M13)に予め記憶されており、CPU1はこの記憶値
を読み出すようにする。
【表1】
【0029】表1に示すように、周囲温度が24゜C以
下である場合、加算値Uは6とされ、周囲温度が54゜
C以上である場合においては、加算値Uは246に設定
される。そして、周囲温度が24゜Cから54゜Cの間
の値であるとき、加算値Uは6と246の間の所定の値
に設定される。この加算値Uは周囲温度が高くなるにつ
れて大きくなるように設定されている。即ち、この加算
値Uは1回の昇圧動作により、周囲温度から上昇すると
推定される温度に対応しており、周囲温度が高いほど増
加する温度も高くなるように設定されている。この設定
は、コンデンサ46への充電時間、充電休止時間I、ク
セノン管73の発光間隔、コンデンサ46への充電電流
と充電時間との積などのうち、少なくとも1つをパラメ
ータとして実験により設定することができる。この実施
例の場合、24゜C未満の常温において、加算値Uが6
に設定されているため、41回の充電を行なったとき、
変数Tが246に達することになる。
【0030】以上のようにして、発熱係数演算のサブル
ーチンを実行した後、次にステップS101からステッ
プS102に進み、変数TにステップS214で読み取
った加算値Uを加算する。そして新たな変数Tが255
より大きいか否かをステップS103で判定する。変数
Tが255より大きい場合は、ステップS109に進
み、変数Tを255に設定する。変数Tが255以下で
ある場合においては、そのままの値が変数Tとして保持
されることになる。
【0031】ステップS98においてストロボモードで
ないと判定された場合、ステップS99においてフラグ
Rがクリアされていると判定された場合、さらにステッ
プS100において変数Tが246以上であると判定さ
れた場合においては、ステップS101乃至S103お
よびS109の処理はスキップされる。
【0032】そして次にステップS121乃至S124
に進み、露光動作が実行される。即ち、ステップS12
1においてレンズドライブが実行され、ステップS12
2においてセクター開き動作が開始される。次にステッ
プS123において、フラッシュマチック方式による絞
り値にクセノン管73が発光するように駆動される。そ
してステップS124において、セクター閉じ動作が行
なわれる。以上の動作は、CPU1が露出制御回路5を
制御することにより、また、端子aの論理を所定のタイ
ミングでHにすることにより実行される。
【0033】次にステップS131に進み、フィルム巻
き上げ動作が実行される。即ち、CPU1はフィルム給
送回路6を制御し、モータ2を駆動してフィルムを1コ
マ分巻き上げさせる。さらにステップS132に進み、
ストロボ(クセノン管73)が発光したか否かが判定さ
れる。ストロボが発光した場合においては、次にステッ
プS133に進み、変数Tが246以上であるか否かが
判定される。変数Tが246以上である場合においては
ステップS134に進み、発熱係数演算のサブルーチン
が実行される。この発熱係数演算のサブルーチンは、図
8に示した通りであることは上述した通りである。そし
て、次にステップS134で読み取った充電休止時間I
のタイマがステップS135においてスタートされる。
【0034】即ち、表1に示すように、ROM12には
周囲温度に対応して充電休止時間Iが設定されている。
この実施例の場合、周囲温度が24゜C以下のとき、充
電休止時間Iは4秒に設定され、54゜Cである場合、
充電休止時間Iは11秒に設定される。そして24゜C
から54゜Cの間の温度である場合においては、4秒か
ら11秒の間の所定の値に設定される。周囲温度が高く
なるほど充電休止時間Iも大きくなるように設定され
る。即ち、周囲温度が高くなるほど冷却に用する時間も
長くなるため、充電休止時間Iが長くなるように設定さ
れているのである。この周囲温度と充電休止時間Iの関
係も、加算値Uにおける場合と同様に各種のパラメータ
に対応して実験により求めることができる。
【0035】ステップS135において、充電休止時間
Iのタイマがスタートされたとき、ステップS136に
進み、起動スイッチがオンされたか否かが判定される。
この起動スイッチとしては、電源スイッチ9、半押しス
イッチ10、全押しスイッチ11、その他のスイッチが
含まれることになる。いずれのスイッチもオフされてい
る場合においてはステップS137に進み、ステップS
135でスタートした充電休止時間Iが経過したか否か
が判定され、経過していなければステップS136に戻
る。充電休止時間Iが経過する前に何らかのスイッチが
オンされた場合においては、ステップS136からS1
41に進み、充電休止時間の残り時間の退避処理が実行
される。即ち、例えば充電休止時間Iが4秒である場合
において、充電休止タイマがスタートした後、1.5秒
が経過したとき、例えば半押しスイッチ10がオンされ
た場合においては、残りの時間2.5秒(=4−1.
5)がRAM13に一旦記憶される。そしてステップS
142に進み、各スイッチの処理のサブルーチンが実行
される。この処理により、ステップS136で操作され
たと判定されたスイッチに対応する処理が実行されるこ
とになる。この処理が終了したとき、次にステップS1
40に進み、ステップS141で退避した充電休止時間
の残り時間を復帰させる。そしてステップS135に進
み、再び充電休止タイマをスタートさせる。即ち、この
実施例の場合、2.5秒のタイマがスタートされること
になる。即ち、ストロボ撮影を行なった後、充電休止時
間が経過する前に半押しスイッチ10をオンしても、上
述したステップS93,S94に示すようなモニタ充電
は行なわれない。
【0036】以上のようにして、充電休止タイマがタイ
ムアップしたとき、ステップS137からS138に
進。ステップS132においてストロボが発光していな
いと判定された場合、あるいはまた、ステップS133
において変数Tが246未満であると判定された場合も
同様である。
【0037】ステップS138においては、ストロボが
発光したか否か判定され、発光したと判定された場合、
ステップS139に進み、コンデンサ46への充電動作
が開始される。ストロボが発光していないと判定された
場合においては、ステップS139の処理はスキップさ
れる。
【0038】次にステップS151に進み、変数CNT
に5がセットされる。この変数CNTは、後述する6秒
タイマのタイムアップの回数をカウントするものであ
る。即ち、変数CNTに5をセットすることは、6秒タ
イマにより30秒(=6×5)の時間を計時させるよう
にするものである。次にステップS152に進み、6秒
タイマがスタートされる。次にステップS153におい
て、現在充電中であるか否かが判定される。充電中であ
るか否かは、例えばステップS139において充電をス
タートさせたとき、充電中であることを示すフラグをセ
ットし、ステップS161において充電を停止したと
き、このフラグをリセットさせるようにすれば、このフ
ラグから判定することができる。
【0039】ステップS153において、現在充電中で
あると判定された場合においては、ステップS154に
進み、CPU1の端子dが論理Hになっているか否かが
判定される。即ち、コンデンサ46に対する充電が完了
しているか否かが判定される。端子dの論理がLである
場合、ステップS155に進み、起動スイッチがオンさ
れたか否か判定される。起動スイッチがオンされていな
ければステップS156に進み、6秒タイマがタイムア
ップしたか否か判定される。6秒タイマがタイムアップ
していなければ、ステップS153に戻り、それ以降の
処理が繰り返し実行される。そして、6秒タイマがタイ
ムアップしたとき(6秒間が経過したとき)、ステップ
S157に進み、変数CNTが1だけデクリメントされ
る。さらにステップS158において、デクリメントさ
れた変数CNTが0であるか否か判定され、0でなけれ
ばステップS152に戻り、再び6秒タイマがセットさ
れる。
【0040】以上の処理が繰り返されて、ステップS1
51で設定した変数CNTが0になるまで(即ち、30
秒が経過するまで)待機することになる。そして、変数
CNTが0になったとき(30秒が経過したとき)、ス
テップS158からS159に進み、ステップS139
で開始した充電を停止させる。そしてこのとき、充電中
であるフラグも解除する。
【0041】あるいはまた、30秒間が経過する前にス
テップS154において端子dの論理がHに反転したと
判定された場合(充電が完了したと判定された場合)、
ステップS161に進み、充電が停止される。さらにス
テップS162において、発熱係数演算のサブルーチン
が実行され、ステップS163において変数CNTに1
がセットされる。さらに、ステップS162において読
み取った充電休止時間Iに対応するタイマがステップS
164においてスタートされる。その後、ステップS1
55を介して、さらにステップS156に進み、充電休
止時間Iが経過したと判定されていなければ、再びステ
ップS153に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行さ
れる。そして、ステップS156において、充電休止時
間Iが経過したと判定された場合においては、ステップ
S157に進む。
【0042】いまの場合、ステップS163において変
数CNTは1に設定されているため、ステップS157
においてデクリメントされると、変数CNTは0にな
る。その結果、ステップS158において変数CNTは
0と判定され、ステップS159に進み、充電動作が停
止される(但し、この場合はステップS161において
既に充電動作は停止されている)。
【0043】ステップS155において起動スイッチが
オンされたと判定された場合、即ち、30秒の充電動作
中、あるいは充電は既に完了しているが、充電休止時間
Iが経過する前に起動スイッチがオンされたと判定され
た場合、ステップS155からS165に進み、現在充
電中であるか否かが判定される。充電中であればステッ
プS167に進み、フラグRがリセットされる。そして
充電中でなければステップS166に進み、フラグRが
セットされる。即ち、充電途中で、例えば半押しスイッ
チ10がオンされた場合においては、充電による発熱は
あまりなかったと判断し、充電休止タイマ途中の半押し
フラグRはリセットするのである。そして、ステップS
168において、ステップS155において操作された
と判定された起動スイッチに対応する処理を実行し、そ
の後、ステップS169において、さらに充電する必要
があるか否か判定し、充電する必要がある場合において
は、ステップS170に進み、充電をスタートさせ、ス
テップS151に戻る。充電する必要がなければ処理を
終了する。
【0044】次にステップS159において充電が停止
された後、ステップS160に進み、変数Tが0である
か否か判定する。変数Tが0であれば、冷却の必要がな
いので処理は終了する。変数Tが0でない場合において
は、ステップS171に進み、6秒タイマがスタートさ
れる。
【0045】次にステップS191に進み、起動スイッ
チがオンされたか否か判定され、オンされていなけれ
ば、ステップS192において6秒タイマがタイムアッ
プしたか否か判定する。タイムアップしていなければス
テップS191に戻り、同様の動作が繰り返される。ス
テップS192において6秒タイマがタイムアップした
と判定された場合、ステップS193に進み、変数Tが
6だけデクリメントされる。そしてステップS194に
おいて、変数Tの大きさが判定される。変数Tがステッ
プS193において6だけデクリメントしても、まだ0
より大きい場合においてはステップS197に進み、再
び6秒タイマがスタートされる。その後、ステップS1
91に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。即
ち、ステップS191乃至S194およびS197の処
理が繰り返されて、変数Tが6ずつ順次減少される。そ
して、ステップS194において変数Tが0になったと
判定された場合、処理は終了される。あるいはまた、変
数Tが負になったと判定された場合においては、ステッ
プS198において変数Tが0に設定された後、処理が
終了される。即ち、この実施例においては、6秒間の期
間に推定温度Tが6だけ下がるものとしているのであ
る。
【0046】ステップS191において変数Tが0にな
る前に、起動スイッチがオンされたと判定された場合に
おいては、ステップS195に進み、その操作されたス
イッチに対応する処理が実行され、さらにステップS1
96において半押しスイッチ10がオンされているか否
か判定され、オフされていれば処理が終了され、オンさ
れていればステップS71に戻り、それ以降の処理が繰
り返し実行される。従って、例えばコンデンサ46を充
電した結果(昇圧動作を実行した結果)温度が上昇した
とき、その上昇した温度が元の温度に戻る前に、例えば
半押しスイッチ10を操作したような場合においては、
そのときのまだ残っている上昇分に対応する温度が変数
TとしてステップS71において取り込まれることにな
る。
【0047】一方、ステップS93,S94においてモ
ニタ充電した結果、ステップS95においてネオン管7
1が点灯していないと判定された場合、ステップS10
4に進み、端子dの論理がHであるか否か判定される。
そして端子dの論理がHでないとき(充電が完了してい
ないとき)、ステップS106に進み、半押しスイッチ
10がオンされたままであるか否かが判定される。半押
しスイッチ10がオンされたままである場合において
は、ステップS104に戻る。従って、ステップS93
でスタートした充電がそのまま継続されることになる。
そして、ステップS104において、端子dの論理がH
に反転したと判定された場合(充電が完了したと判定さ
れた場合)、ステップS105に進み、充電が停止され
る。その後、ステップS106において半押しスイッチ
10がオフされたと判定されたとき、ステップS107
に進み、フラグRが論理Hであるか否かが判定される。
フラグRがセットされている場合においては、充電休止
時間I中に起動スイッチが操作されたので、ステップS
140に戻り、充電休止時間の残り時間が復帰され、そ
の残り時間に対応する時間だけ充電休止タイマが再びス
タートされることになる。また、フラグRがリセットさ
れている場合においては、ステップS151に戻り、そ
れ以降の処理が実行される。
【0048】尚、以上における変数Tは、例えばバッテ
リが交換されるように場合、リセットされるようにする
ことができる。また、セルフタイマを動作させたような
場合においては、その時間が経過するまでの間に、昇圧
動作に伴う増加温度が低下すると考えられるので、ステ
ップS102における加算値Uは加算しないようにする
ことができる。また、フォーカスロックを行なった場合
においては、そのロックを行なっている期間、温度が低
下すると考えられる。従って、この場合も、その時間を
カウントすることができる場合においては、変数Tをそ
の間デクリメントするようにすることが好ましい。しか
しながら、一般にフォーカスロックの時間は短いので、
その間における温度の下降はないものとして無視するこ
ともできる。また、バッテリを交換したとき、変数Tを
リセットするのではなく、その直前の値を記憶してお
き、バッテリ交換後、その記憶した時間に対応するタイ
マ動作を開始させることもできる。
【0049】図9は、ストロボを発光させて連写した場
合の温度変化の様子を示している。ストロボを発光させ
て連写を行なうと、図中、実線で示すように昇圧動作が
繰り返される結果、温度が次第に上昇する。一方、この
連写動作に対応して、変数Tが例えば6ずつ増加する。
即ち、ステップS97において全押しスイッチ11がオ
ンされ、ステップS102において変数Tが加算値U
(=6)だけ増加され、さらにステップS191におい
て、次の撮影のために半押しスイッチ10がオンされた
と判定されたとき、ステップS196を介してステップ
S71に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行されるこ
とになる。そして、撮影が41回行なわれると、変数T
が246(=6×41)に達する。すると、以後、ステ
ップS133からS135に進み、充電休止時間タイマ
がスタートされる。そしてステップS136において、
充電休止時間が経過するまで待機することになる。その
結果、装置の温度が所定の温度(実施例の場合、80゜
C)以上に増加することが防止される。
【0050】以上の実施例においては、ステップS25
1,S324,S352において、周囲の温度を検出す
るようにした。しかしながら、このようにすると、昇圧
動作に起因する発熱によって検出温度が変化してしま
い、発熱温度の推定に誤差が発生する恐れがある。そこ
で、変数Tが0になったときのみ周囲温度を検出するよ
うにすることができる。この場合の処理は、図10乃至
図15に示すようになる。即ち、この実施例において
は、ステップS250とS251の間にステップS30
0が挿入されており、ステップS250において変数T
が246より小さいと判定された場合、ステップS30
0において変数Tが0であるか否か判定される。そして
変数Tが0であると判定された場合にのみステップS2
51に進み、発熱係数演算のサブルーチンが実行される
(周囲温度が検出される)。変数Tが0でない場合にお
いては、ステップS251の処理はスキップされる。そ
して、図13および図14に示すように、ステップS3
23とS325の間およびステップS351とS353
の間の発熱係数演算の処理は省略されている。
【0051】図16乃至図18は、他の実施例を示して
いる。この実施例においては、電源スイッチ9がオンさ
れたとき、昇圧動作に伴う異常な発熱を防止するように
するものである。この処理は、電源スイッチ9がオンさ
れたときインターラプト処理により開始されるものであ
る。最初に、ステップS1において変数TがRAM13
から読み込まれる。次にステップS2において、充電休
止時間I中に電源スイッチ9がオンされたか否か判定さ
れ、判定がYESである場合においては、ステップS4
に進み、フラグRがHにセットされる。また、判定がN
Oである場合においては、ステップS3に進み、フラグ
Lがリセットされる。
【0052】次にステップS5において、変数Tが24
6以上であり、かつフラグRがセットされているか否か
が判定される。変数Tが246以上であり、かつフラグ
Rがセットされていると判定された場合、ステップS6
に進み、起動スイッチがオンされているか否か判定され
る。いずれのスイッチもオンされていないと判定された
場合、ステップS7に進み、充電休止タイマがタイムア
ップしたか否か判定される。充電休止タイマは、例えば
ステップS34においてスタートされている。充電休止
タイマがタイムアップしていないと判定された場合、ス
テップS6に戻る。そして充電休止タイマが動作中に、
ステップS6において起動スイッチがオンされたと判定
された場合、ステップS10に進み、充電休止時間の残
り時間がRAM13に退避される。そして、ステップS
6において操作されたと判定されたスイッチに対応する
処理がステップS11において実行される。そしてさら
にステップS12において、さらに充電する必要がある
か否か判定され、充電する必要がないと判定された場
合、処理は終了する。ステップS12において充電する
必要があると判定された場合、ステップS9に進み、ス
テップS10で退避した充電休止時間の残り時間が復帰
される。そしてステップS13において、復帰した時間
に対応するタイマがスタートされる。
【0053】ステップS5において、変数Tが246未
満であるか、またはフラグRがリセットされていると判
定された場合においては、ステップS5からステップS
8に進み、コンデンサ46に対する充電動作がスタート
される。ステップS7において、充電休止タイマがタイ
ムアップしたと判定された場合も同様である。
【0054】次に、図17に示すステップS21に進
む。この図17に示すステップS21乃至S41の処
理、さらにそれに続く、図18に示すステップS51乃
至S58の処理は、図6におけるステップS151乃至
S171の処理、並びに図7に示すステップS191乃
至S197に示す処理と同様である。
【0055】即ち、この実施例においては、電源スイッ
チ9をオンした場合において、撮影準備に備えてコンデ
ンサ46を充電する場合に、変数Tが246を越えてい
る場合は充電が禁止されることになる。そして、温度が
低下して変数Tが小さくなったとき、充電が行なわれる
ことになる。
【0056】以上の実施例においては、変数(推定温
度)Tに対応して、昇圧トランス22、昇圧トランジス
タ23,24の昇圧動作を制御するようにしたが、例え
ば変数Tが246以上になったとき、クセノン管73の
発光を禁止させたり、表示器8に温度が異常に高温にな
ったことを警告させるようにすることもできる。
【0057】
【発明の効果】以上の如く本発明の電子閃光装置によれ
ば、昇圧手段の動作に対応して推定温度を推定し、この
推定温度に対応して昇圧動作を制御するようにしたの
で、昇圧手段の温度を直接検出する場合に較べて、より
正確な温度を検出(推定)することができ、昇圧動作に
起因する発熱により熱破壊がもたらされるようなことが
確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子閃光装置を応用したカメラの一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例において、半押しスイッチ10が
オンされた場合における第1の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図3】図2に続くフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】図4に続くフローチャートである。
【図6】図5に続くフローチャートである。
【図7】図6に続くフローチャートである。
【図8】図7に続くフローチャートである。
【図9】図2乃至図8の動作例における温度変化を説明
する図である。
【図10】図1の実施例において、半押しスイッチ10
がオンされた場合における第2の動作を説明するフロー
チャートである。
【図11】図10に続くフローチャートである。
【図12】図11に続くフローチャートである。
【図13】図12に続くフローチャートである。
【図14】図13に続くフローチャートである。
【図15】図14に続くフローチャートである。
【図16】図1の実施例において、電源スイッチ9がオ
ンされた場合における動作を説明するフローチャートで
ある。
【図17】図16に続くフローチャートである。
【図18】図17に続くフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 温度検出回路 3 測距回路 4 測光回路 5 露出制御回路 8 表示器 9 電源スイッチ 10 半押しスイッチ 11 全押しスイッチ 12 ROM 13 RAM 14 駆動回路 21 バッテリ 22 昇圧トランス 23,24 昇圧トランジスタ 46 コンデンサ 71 ネオン管 72 トリガコイル 73 クセノン管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光を発生する閃光手段と、 前記閃光手段に印加する電圧が充電される充電手段と、 前記充電手段に充電する電圧を昇圧する昇圧手段と、 前記充電手段の充放電動作に対応して推定温度を決定す
    る推定温度決定手段と、 前記推定温度決定手段により決定された推定温度に対応
    して前記昇圧手段による昇圧動作を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする電子閃光装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記昇圧手段を介して
    行う前記充電手段への充電を休止する充電休止時間を制
    御することを特徴とする請求項1に記載の電子閃光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記推定温度検出手段は、前記充電手段
    により充電が行なわれたとき所定の加算値を前記推定温
    度に加算し、所定の時間が経過したとき所定の減算値を
    前記推定温度から減算することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の電子閃光装置。
  4. 【請求項4】 前記推定温度検出手段は、前記加算値の
    加算と減算値の減算を繰り返し、前記推定温度が所定の
    第1の基準値より大きくなったとき、前記昇圧手段の昇
    圧動作を禁止し、所定の第2の基準値より小さくなった
    とき、前記昇圧手段の昇圧動作を許容することを特徴と
    する請求項3に記載の電子閃光装置。
  5. 【請求項5】 周囲温度を検出する温度検出手段をさら
    に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の電子閃光装置。
  6. 【請求項6】 前記推定温度決定手段は、前記温度検出
    手段による検出温度に対応して前記加算値および減算値
    の少なくとも一方を決定することを特徴とする請求項5
    に記載の電子閃光装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記昇圧手段を介して
    行う前記充電手段への充電を休止する充電休止時間を制
    御するとともに、前記充電休止時間を前記温度検出手段
    による検出温度に対応して決定することを特徴とする請
    求項5または6に記載の電子閃光装置。
  8. 【請求項8】 前記温度検出手段は、前記推定温度検出
    手段により検出された前記推定温度が充分低くなったと
    き前記周囲温度を検出することを特徴とする請求項6ま
    たは7に記載の電子閃光装置。
  9. 【請求項9】 前記推定温度検出手段は、前記充電休止
    期間内に前記昇圧手段による昇圧動作が行われたとき、
    前記加算値を加算することを特徴とする請求項7に記載
    の電子閃光装置。
  10. 【請求項10】 前記周囲温度をパラメータとして前記
    充電休止時間と加算値を記憶する記憶手段をさらに備
    え、 前記制御手段または推定温度検出手段は、前記記憶手段
    から前記充電休止時間または加算値を読み出すことを特
    徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の電子閃光装
    置。
  11. 【請求項11】 前記加算値および減算値の少なくとも
    一方は、前記充電手段への充電時間、前記充電休止時
    間、前記閃光手段の発光間隔、前記充電手段への充電電
    流と充電時間との積の少なくとも1をパラメータとして
    決定されていることを特徴とする請求項10に記載の電
    子閃光装置。
JP4042396A 1992-01-31 1992-01-31 電子閃光装置 Withdrawn JPH05216096A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3734202A1 (de) * 1987-10-09 1989-04-20 Fraunhofer Ges Forschung Vorrichtung zum magnetabrasiven schleifen und polieren von werkstuecken
JP2006227424A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Sony Corp 撮像装置
US8348502B2 (en) 2009-06-29 2013-01-08 Nikon Corporation Lighting apparatus

Cited By (4)

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