JPH10186470A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH10186470A
JPH10186470A JP35650696A JP35650696A JPH10186470A JP H10186470 A JPH10186470 A JP H10186470A JP 35650696 A JP35650696 A JP 35650696A JP 35650696 A JP35650696 A JP 35650696A JP H10186470 A JPH10186470 A JP H10186470A
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JP
Japan
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voltage
circuit
charging
light emission
microcomputer
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Application number
JP35650696A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Ichihara
義郎 市原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 発光部の熱上昇を防止する閃光装置を有する
カメラを提供する。 【解決手段】 主コンデンサへの充電を行う昇圧手段
と、主コンデンサの充電電圧検出手段とを有するフラッ
シュ装置を備えるカメラにおいて、発光回数をカウント
する手段と、電源電圧を検知し設定レベル以下のとき昇
圧回路の電流制限を行う手段とを有し、予め設定された
発光回数後、電流制限手段の設定レベルを可変する。ま
た予め設定された発光回数後、電流制限手段の設定レベ
ルをあげること、さらに、昇圧回路の電流制限を行う手
段は、電源電圧が予め設定される電源電圧遮断レベル以
下になると昇圧回路の制御信号を遮断する構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュ連続発
光時の発光部の熱上昇を防ぐ閃光装置を有するカメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子閃光装置を有するカメラにお
いて主コンデンサの容量の増加による発光エネルギーの
増加や発光部の小型化による放熱スペースの減少によ
り、発光部の熱上昇が問題となっている。
【0003】このため従来、設定された発光回数以上に
なったときには、発光を強制的に止め一定以上の熱上昇
を防ぐといったことをしてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法だと撮影者の意思と無関係に連続発光出来なくなる
ため故障と誤認する可能性があるといった欠点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、閃光放電管と、該閃光放電管へ発光エネルギーを
供給する主コンデンサと、昇圧動作を行って前記主コン
デンサへの充電を行う昇圧手段と、前記主コンデンサ充
電電圧を検出する充電電圧検出手段とを有するフラッシ
ュ装置を備えるカメラにおいて、発光回数をカウントす
る手段と、電源電圧を検知し設定レベル以下のとき昇圧
回路の電流制限を行う手段とを有し、予め設定された発
光回数後、前記電流制限手段の設定レベルを可変するも
のであり、請求項2記載の発明は、予め設定された発光
回数後、前記電流制限手段の設定レベルをあげることで
あり、請求項3記載の発明は、予め設定された発光回数
後、前記電流制限手段の設定レベルを徐々にあげること
ものであり、さらに請求項4記載の発明は、昇圧回路の
電流制限を行う手段は、電源電圧が予め設定される電源
電圧遮断レベル以下になると昇圧回路の制御信号を遮断
する構成にしたものである。
【0006】上記の各構成によれば、発光部の熱上昇を
防ぐことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
を示す回路ブロック図である。図1において、1は電源
であるところの電池、2は電池1に接続され負荷への電
源供給を制御するスイッチ、3は電池1の電圧を昇圧す
るための昇圧回路で、31はPNPトランジスタでエミ
ッタはスイッチ2を介して電池1に接続される発振トラ
ンジスタ、32はNPNトランジスタでコレクタにPN
Pトランジスタ31のベースに接続される発振開始を制
御するトランジスタ、33は抵抗で、NPNトランジス
タ32のベース・エミッタ間に接続される。34はダイ
オードで、カソードはNPNトランジスタ32のエミッ
タに接続されアノードは接地(アース)されている。3
5はダイオードで、カソードはNPNトランジスタ32
のベースに接続されアノードは後述のワンチップマイコ
ン17に接続される。36は、発振昇圧のためのトラン
スで、一次巻線36aにはPNPトランジスタ31のコ
レクタが接続され、帰還巻線36bの一端にはNPNト
ランジスタ32のエミッタが接続され、他端には後述の
抵抗37が接続され、二次巻線36cには後述のダイオ
ード4のアノードが接続される。37は抵抗で一端は発
振トランス36の帰還巻線36bに接続し、他の一端は
アースされている。38は、抵抗37の両端に接続され
るコンデンサ、39は、発振トランス36の二次巻線3
6cに接続されるコンデンサであり、昇圧回路3は31
〜39で構成される。
【0008】4は高圧整流用ダイオードで、アノードに
は発振トランス36の二次巻線36cが接続され、カソ
ードは後述の電圧検知回路5に接続される。
【0009】5は電圧検知回路で主コンデンサの電圧を
検出し、ワンチップマイコン17に充電電圧(実際の電
圧に比例する分圧電圧)信号を送る。51はコンデン
サ、52,53は主コンデンサの充電電圧を分圧する抵
抗で、抵抗52はダイオード4のカソードとコンデンサ
51に接続され、抵抗53の一端は抵抗52に抵抗53
の他の一端は接地されている。主コンデンサを分圧した
信号はSEN信号としてワンチップマイコン17(マイ
コン内A/D変換器)に入力される。54はコンデンサ
で抵抗53の両端に接続される。電圧検知回路5は、5
1〜54で構成される。29はダイオードで、アノード
に電圧検知回路5が接続され、カソードには後述の主コ
ンデンサ6が接続される。
【0010】6は主コンデンサで、フラッシュ発光に必
要なエネルギーを充電するコンデンサである。
【0011】7は抵抗で、主コンデンサ6の正極に接続
され、8は抵抗7に接続されるトリガ用コンデンサ、9
は発光開始のための発光サイリスタで、アノードに抵抗
7とコンデンサ8の一端が接続され、カソードはアース
されている。
【0012】10は抵抗、11はコンデンサでともにサ
イリスタ9のゲートカソード間に接続されている。
【0013】12は抵抗で、一端はサイリスタ9のゲー
トに他の一端はワンチップマイコン17に接続される。
発光開始信号としてワンチップマイコン17よりTRG
1信号がパルス出力されサイリスタ9のゲートをオンし
トリガをかける。13はトリガトランスで、一次巻線に
はトリガコンデンサ8の他の一端が接続され、二次巻線
には閃光放電管(トリガ)がつながれる。14は発光の
ための閃光放電管で、陽極に主コンデンサ6の正極と抵
抗7の一端が接続され、陰極に後述のダイオード28の
アノードが接続される。
【0014】電池1を昇圧回路3で昇圧し抵抗7を介し
てトリガコンデンサ8に充電し、TRG1信号でサイリ
スタ9をオンしトリガコンデンサ8を放電し、トリガト
ランス13の一次巻線にパルスが発生し、二次巻線に高
圧パルスが発生し、閃光放電管14に発光トリガをかけ
る。
【0015】26はコンデンサで、一端は抵抗7の一端
とサイリスタ9のアノードに接続され、27は抵抗で、
コンデンサ26の他の一端に接続され、他の一端は閃光
放電管14の陰極に接続される。28はダイオードで、
アノードに閃光放電管14の陰極、カソードにアースが
接続される。26〜28で倍圧回路を構成している。
【0016】15は定電圧回路で、電池1の電圧が変化
しても一定の電圧(Vcc)を出力する公知の回路であ
る。16はカメラの制御を行うためのスイッチ制御回
路、17はワンチップマイクロコンピュータで、CP
U,ROM,RAM(171)、入出力制御(I/O
CONTROL)回路(172)、マルチプレクサ(1
74)タイマ回路等を含むマイコン内蔵ワンチップIC
回路で、カメラシステムのコントロールをソフトウエア
で行えるもの(以下略してマイコン)である。
【0017】電源として定電圧出力Vccが接続され、
またスイッチ2がオンすると電源電池1(Vbat)と
接続される。
【0018】18は公知の自動測距(オートフォーカ
ス:AF)回路で、被写体のピントを合わせるために自
動的に測距を行いレンズ(不図示)を駆動させる回路
で、マイコン17から測距に必要な信号(AFC信号)
が送られ、測距に必要な信号(AFD信号)を送信す
る。
【0019】19は公知の自動露出(AE)回路で、被
写体の輝度を測光するための回路で適正な露出を決める
(シャッタ速度、絞り)ため、測光動作を決める信号
(AEC信号)がマイコン17から送られ、露出に必要
なデータ(AED信号)をマイコン17に送信する。
【0020】20は公知の表示回路でカメラ制御に関す
る情報(シャッタ速度、絞り、充電完了、フィルム感
度、リモコンモード、セルフタイマ等各種情報)を表示
する回路(LCD,LED等)である。
【0021】21は公知のシャッタ回路で、マイコン1
7よりシャッタの動作を制御する(シンクロスイッチ含
む)。
【0022】22は公知の絞り制御回路で、マイコン1
7よりレンズの絞りを制御する。
【0023】23は発光停止回路で、231〜234で
構成される。
【0024】231はサイリスタで、アノードは主コン
デンサ6の正極に接続され、カソードは接地されてい
る。
【0025】232はコンデンサで、サイリスタ231
のゲートカソード間に接続される。233は抵抗で、サ
イリスタ231のゲートカソード間に接続される。23
4は抵抗で、サイリスタ231のゲートとマイコン17
間に接続される。
【0026】30は公知の測光回路、400は公知のフ
ィルム感度検知回路で、フィルムのDX接点を検知して
フィルム感度を自動的に検知しマイコン17にフィルム
感度情報(ISO信号)を送る。500は公知のフラッ
シュズーム回路、600は公知のデート写し込み回路、
700は昇圧回路3の電源電流制限のためのコンパレー
タで、電源電圧がマイコン17より設定される電源電圧
遮断レベル(以下Vref電圧と略す)以下になると昇
圧回路の制御信号OSCを遮断するように設定される。
701はNPNトランジスタで、前記昇圧回路の制御信
号OSCを遮断の為のトランジスタでそのベースは抵抗
702を介してコンパレータ700に接続される。
【0027】具体的な動作は、まず一定の電源電圧以下
にならないようにマイコン17によりVref電圧を決
める(これをVref電圧1とする)。
【0028】昇圧動作を開始するためにマイコン17よ
り発振開始信号OSC信号を“ローレベル(以下L
L)”から“ハイレベル(以下HL)”にする。
【0029】これによりダイオード35を介して、NP
Nトランジスタ32がオンし、これに伴ってPNPトラ
ンジスタ31もオンし、発振トランス36aに電池電源
1の電源が供給され発振がスタートする。これにて発振
トランス36c(2次側)に高圧電圧が発生し、PNP
トランジスタ31のエミッタ、ベース、NPNトランジ
スタ32のコレクタ、エミッタを介して発振トランス3
6c(2次側)に電流が流れ、ダイオード4,29を介
して主コンデンサ6への充電を行う。
【0030】この時、PNPトランジスタ31のオンに
より電池電源1の電圧が急激に低下するが、コンパレー
タ700の入力として、Vref電圧1以下まで電源電
圧1の電圧が下がると、コンパレータ700がLLから
HLに反転し抵抗702を介してNPNトランジスタ7
01のベースをオンし、マイコン17の充電制御信号O
SCの出力を下げNPNトランジスタ32をオフし、P
NPトランジスタ31をオフし、発振トランス36aへ
の電池電源1の電源の供給が止まり、発振が止まる。
【0031】発振が止まることで電池電源1の電圧の低
下は止まり、電圧が復帰してくる。電池電源1の電圧が
復帰してコンパレータ700の入力として、Vref電
圧1を越えるとコンパレータ700がHLからLLに反
転し抵抗702を介してNPNトランジスタ701のベ
ースをオフし、マイコン17の充電制御信号OSCの出
力はHLになりNPNトランジスタ32をオンし、PN
Pトランジスタ31をオンし、発振トランス36aへの
電池電源1の電源の供給がなされ発振する。これを繰り
返すことで充電時間は、このコンパレータ700により
停止時間の分遅れる。
【0032】そしてコンパレータ700の入力のVre
f電圧1より大きな電圧のVref電圧2を設定すると
コンパレータ700はVref電圧1より高い電圧で充
電制御信号OSCの出力を早いタイミングで下げるた
め、充電時間がさらにのび、連写時の充電間隔がのび
る。この動作により主コンデンサに充電する充電時間が
どのように変化するかを示したのが図8である。
【0033】例えば、この中のグラフAは、Vref電
圧1を電源電圧1と同じにしたときの充電カーブで、充
電電圧aVになるまでの時間はb秒かかる。このVre
f電圧1をVref電圧2にレベルシフトするとグラフ
Bのようになり、充電電圧aVになるまでの時間はc秒
までのびる。
【0034】このように電源電圧はコンパレータ70
0、NPNトランジスタ701、抵抗702により設定
電圧Vref以下の時昇圧回路の発振を制限することで
電源電圧がVref以下にならず充電時間がのび、この
Vrefのレベルを上げることによりさらに充電時間が
のびることで連写時の発光間隔をのばすことが出来る。
【0035】つぎに図2に示すフローチャートに基づい
て、上記カメラの動作の説明をする。まず電源スイッチ
2がオンすることにより昇圧回路3に電源電池1が接続
され、また定電圧回路15が起動する。これにより、定
電圧回路15に定電圧Vccが発生し、これらは、マイ
コン17や各回路ブロックに定電圧を供給する。マイコ
ン17に電源が入力されることにより内部のCPUのリ
セットが行われる。
【0036】以下マイコン17のプログラム動作の説明
を図2,3を用いて行う。尚、以下の各ステップをSと
略す。
【0037】まず初期設定を行う。つまり、プログラム
のフラグをクリアしたり、メモリの内容をリセットした
りする(FALフラグ、RCHGフラグ、remSWフ
ラグ0等)(S1)。
【0038】スイッチ回路16よりカメラの制御のため
のスイッチ(シャッタ、絞り、フラッシュモード切り換
え、フィルム感度切り換え、ズーム、レリーズスイッチ
等)を検知し、マイコン17に信号伝達する。また、フ
ィルム感度検知回路400により自動的にフィルム感度
(例えばDXコード等)を読み取る(S2)。
【0039】次に、レリーズスイッチ(例えばレリーズ
スイッチが、半押しと本押しの2重押しのスイッチにな
っており、半押しのスイッチをS1とし、これがオンす
ると撮影準備動作を行い、本押しのスイッチをS2と
し、これがオンすると撮影動作を行うスイッチ)のS1
がオンしているかの判別を行い(S3)、オフしている
ときはS2に戻り、オンしているときは次のステップへ
いく。
【0040】そして、設定発光回数のカウンタ(H1,
H2カウンタ)のリセットを行う(S4)。さらに、電
源電池1の電圧(バッテリ電圧)をマイコン17で検知
する(S5)。例えばマイコン17内のA/Dコンバー
タでバッテリレベルをアナログ値からデジタル値に変換
しメモリしておく。そして検知したバッテリ電圧をマイ
コン17で電圧判別を行い、任意のレベル(例えば、カ
メラ最低動作電圧)以下であるときNGと判断しS2に
戻り、任意の電圧より大きければOKと判断し次のステ
ップへ進み(S6)。
【0041】次に、マイコン17から自動測距(オート
フォーカス:AF)回路18に測距に必要な信号(AF
C信号)が送られ、自動測距(オートフォーカス:A
F)回路18から測距に必要な信号(AFD信号)を送
り、自動的に測距を行い、レンズ(不図示)を駆動させ
て被写体のピントを合わせる(測距動作)(S7)。
【0042】そして、マイコン17から自動露出(A
E)回路19に測光動作を決める信号(AFC信号)が
送られ、自動露出(AE)回路19で被写体の輝度を測
光し、露出に必要なデータ(AED信号)をマイコン1
7に送り、適正な露出を演算し決める(シャッタ速度、
絞り)(S8)。
【0043】次に、S8で被写体輝度が任意の輝度以下
(低輝度)であるか判別し(S9)、任意の輝度以下で
あるとき、フラッシュが必要であると判断し、S10へ
進み、フラッシュフラグFAL=1をたて、そうでない
ときはフラッシュフラグFAL=0としS12へ進み。
【0044】S10はフラッシュの充電シーケンス(フ
ラッシュモード)であり、このシーケンスは、図4で詳
細に説明する。S11では、充電が完了したかを判断し
完了したらマイコン17は充電完了のラッチ動作を行
い、表示回路20で充電完了表示しS12へ進む。完了
していなければS2に戻る。
【0045】フラッシュが必要でないとき、レリーズス
イッチの本押しのスイッチS2がオンしているかの判別
を行い、オフしているときはS2に戻り、オンしている
ときはS13へいく(S12)。そして、S13では、
レンズ駆動動作を行う。レンズのリセット位置からレン
ズを動作させAF回路18による測距データに基づいた
レンズ移動量だけレンズを動かし合焦させる。
【0046】次に、シャッタ絞り制御ならびに発光制御
を行う(S14)。このシーケンスは、図7で詳細に説
明する。
【0047】そして、レンズ駆動動作を行う。レンズの
リセット位置(初期位置)に戻す(S15)。さらに、
フィルムの巻き上げ動作を行う(S16)。
【0048】次に、フラッシュフラグを判別して、フラ
ッシュフラグFAL=1でフラッシュが必要であるとき
はS18へ、FAL=0でフラッシュが必要でないとき
はS2に戻る(S17)。
【0049】S18は、フラッシュの充電シーケンス
(フラッシュモード)である。このシーケンスは、ステ
ップ10と同様に図4で詳細に説明する。
【0050】図4にS10,S18のフラッシュ充電
(フラッシュモード)についての動作フローチャートを
示す。
【0051】まず、フラッシュ使用を示すフラッシュモ
ードフラグFAL=1をたてる(未使用時は“0”)
(S901)。
【0052】次に、分圧抵抗52,53による主コンデ
ンサ電圧の分圧電圧(コンデンサ51,54は安定検出
用コンデンサ)検知回路からの信号を、マイコン17の
マイクロコンピュータ171の命令により内部のA/D
コンバータ173と同じく内蔵されたマルチプレクサ1
74につなぎ、主コンデンサ6の充電電圧をアナログ値
からデジタル値(電圧に対応)変換しマイクロコンピュ
ータ171に記憶する。この時測定した充電電圧のレベ
ルが予め設定した閃光放電管14の発光可能電圧で撮影
可能なフラッシュ充電レベルであるか判別し(S90
2)、発光可能である充電完了のときS903へ、発光
可能でない未充電完了のときS905に進む。
【0053】そして、昇圧動作を停止するためにマイコ
ン17より発振開始信号OSC信号を“HL”から“L
L”にする(S903)。これによりダイオード35を
介して、NPNトランジスタ32がオフし、これに伴っ
てPNPトランジスタ31もオフし、発振トランス3a
に電池電源1の電源の供給が遮断され発振が停止する。
【0054】次に、再充電フラグRCHGを“0”(最
低発光レベルまで充電したか、すでに充電されているか
のフラグ)にし(S904)、S11もしくはS2に進
む。S905では、再充電フラグRCHGを“1”に
し、S10に進む。
【0055】そして、S906では、昇圧動作を開始す
るためにマイコン17より発振開始信号OSC信号を
“LL”から“HL”にする。これによりダイオード3
5を介して、NPNトランジスタ32がオンし、これに
伴ってPNPトランジスタ31もオンし、発振トランス
36aに電池電源1の電源が供給され発振がスタートす
る。これにて発振トランス36c(2次側)に高圧電圧
が発生し、ダイオード4,29を介して主コンデンサ6
への充電を行う。
【0056】図5にステップ14のシャッタ・絞り制御
についての動作フローチャートを示す。S1401で
は、S8の測光データならびにS14の発光量・露出演
算により決められたシャッタ・絞り値にするためシャッ
タ回路21、絞り回路22の動作を開始する。
【0057】次に、フラッシュフラグを判別して(S1
402)、フラッシュフラグFAL=1でフラッシュが
必要であるときはS1403へ、FAL=0でフラッシ
ュが必要でないときはS1408に進む。なお、S14
06とS1408は同じ動作をする。そしてS15へ進
む。
【0058】S1403では、マイコン17のトリガ信
号(TRG)よりパルス信号が出力される。
【0059】さらに、昇圧回路3の動作時に抵抗7を介
してコンデンサ8とコンデンサ26に充電電流が流れチ
ャージされ、また主コンデンサ6は充電されており閃光
放電管14に高圧がかかっているときに、TRG信号に
パルス信号が出力されると抵抗12を介してサイリスタ
9のゲートをオンして、コンデンサ8、コンデンサ26
の一端が接地され放電し閃光放電管14の両端に主コン
デンサ6の端子電圧とコンデンサ26の端子電圧の和の
電圧がかかる。そしてコンデンサ8の放電によりトラン
ス13の1次側にパルスが発生し、これにより2次側に
高圧パルスが発生し閃光放電管14にトリガがかかり発
光する(S1404)。
【0060】次に、主コンデンサ6の充電レベルが適正
光量か否か判断し(S1405)、適正露光量に相当す
る発光量だけ発光し、放電が終わると発光を停止する。
そして、S8の測光データならびに発光量・露出演算に
より決められたシャッタ・絞り値にするためシャッタ回
路21、絞り回路22の動作を停止する(S140
6)。そして設定発光回数以上になったら昇圧回路の電
流制限を行い充電時間をのばすための発光回数判別処理
を行う(S1407)。このシーケンスは、図6に示す
フローチャートで説明する。そしてS15へ進む。
【0061】図6に図5のS1406の発光回数判別処
理についての動作フローチャートを示す。
【0062】まず、閃光放電管14の発光による発熱に
対応した発光回数をカウントするため、マイコン17の
内部のカウンタ(H1カウンタ)を加算する(S910
1)。
【0063】次に、発光カウンタが設定した発熱に対応
した発光回数以上になったかを判別し(S9102)、
カウントが以下ならS15へ、終了すればS9103へ
進む。
【0064】また、発光カウンタが設定した発熱に対応
した発光回数以上になれば、昇圧回路3の電源電流制限
のためのコンパレータ700の比較電圧であるマイコン
17より設定されるVref電圧を上げて、さらに昇圧
回路の制御信号OSCを遮断するようにし、昇圧回路の
電流制御を行う(S9103)。
【0065】動作としては、コンパレータ700の入力
端には電源電圧1の電圧VbatとVref電圧があ
り、Vref電圧以下だとコンパレータ700はHLと
なりベース抵抗702を介してNPNトランジスタ70
1のベースをオンし昇圧回路の制御信号OSCを遮断す
る。詳細な説明は前述(700のコンパレータのとこ
ろ)と同じ。
【0066】これにより充電時間を意図的にのばし、連
写時の充電間隔をのばすことで熱の上昇を防ぐ。
【0067】図9は充電時間間隔が一定の場合の閃光放
電管14を含む発光部の温度上昇を示す図で、縦軸に温
度、横軸に連写時間を示す。連写時間が長ければ温度上
昇が大きいことが図9より明らかであるので、本発明の
ように充電時間をのばさないと温度は上昇し続ける。
【0068】図10は充電時間間隔をVref電圧を上
げて可変した場合の温度上昇を示している。この図で連
写時の充電間隔がのびることで一定以上の温度上昇は無
くなることがわかる。
【0069】(他の実施の形態)次に他の実施の形態を
示す。但し、第1の実施の形態との違いは図5の発光回
数判別処理の違いだけである。
【0070】図7において、図5のS1406の発光回
数判別処理についての動作フローチャートを示す。
【0071】まず、閃光放電管14の発光による発熱に
対応した発光回数をカウントするため、マイコン17の
内部のカウンタ(H1カウンタ)を加算する(S920
1)。
【0072】次に、発光カウンタが設定した発熱に対応
した発光回数以上になったかを判別し(S9202)、
カウントが未完ならS1407へ、終了すればS920
3へ進む。
【0073】そして、昇圧回路3の電源電流制限のため
のコンパレータ700の比較電圧であるマイコン17よ
り設定されるVref電圧を上げて、さらに昇圧回路の
制御信号OSCを遮断するようにし、昇圧回路の電流制
御を行う(S9203)。
【0074】動作としては、コンパレータ700の入力
端には電源電圧1の電圧VbatとVref電圧があ
り、Vref電圧以下だとコンパレータ700の出力は
HLとなり、ベース抵抗702を介してNPNトランジ
スタ701のベースをオンし昇圧回路の制御信号OSC
を遮断する(説明は前述のコンパレータ700で記載し
たとおり)。これにより充電時間を意図的にのばし、連
写時の充電間隔をのばすことで熱の上昇を防ぐ。
【0075】さらに追加した発光回数をカウントするた
め、マイコン17の内部のカウンタ(H2カウンタ)を
加算する(S9204)。さらに、発光カウンタが設定
した発熱に対応した発光回数以上になったか判別し(S
9205)、カウントが未完ならS1407へ、終了す
ればS9206へ進む。そして、設定した発熱に対応し
た発光回数以上になれば、マイコン17より設定される
Vref電圧を更に上げてS9203と同じ動作を行う
(S9206)。
【0076】以上の実施の形態では、主コンデンサの検
出手段としてA/Dコンバータを用いたが、充電電圧を
検知するコンパレータで構成してもよい。また意図的に
連写時の充電間隔をのばすためマイコン17内のタイマ
を使用し充電間隔(レリーズ間隔)を可変してもよい。
【0077】また、以上の実施の形態でこのカウンタの
リセットについては、発光部に温度計(不図示)を付け
てマイコン17にて一定の温度以下であるか判断して一
定温度以下ならリセットをかけてもよい。
【0078】さらにまた、マイコン17内のタイマによ
り一定間隔で強制的にリセットをかけてもよい。
【0079】またS1−ON(レリーズスイッチが半押
し・・・撮影準備動作)からマイコン17内のタイマに
より一定期間経過後にリセットをかけても良い。
【0080】なお、本実施の形態における電子閃光装置
は、カメラのみならず、ビデオカメラ、その他の光学機
器に搭載できることは勿論である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、閃光放
電管と、該閃光放電管へ発光エネルギーを供給する主コ
ンデンサと、昇圧動作を行って前記主コンデンサへの充
電を行う昇圧手段と、前記主コンデンサ充電電圧を検出
する充電電圧検出手段とを有するフラッシュ装置を有す
るカメラにおいて、発光回数をカウントする手段と、電
源電圧を検知し設定レベル以下のとき昇圧回路の電流制
限を行う手段とを備え、予め設定された発光回数後、前
記電流制限手段の設定レベルを可変すること(あげる)
もしくは前記電流制限手段の設定レベルを徐々にあげる
ことで発光部の熱上昇を防ぐ効果があるとともに、従来
の発光を止める方法に比べて、操作者がカメラの故障と
誤認する恐れがないといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示した回路ブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示した回路の動作
を示したフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示した回路の動作
を示したフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示した回路の動作
を示したフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示した回路の動作
を示したフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示した回路の動作
を示したフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態での回路の動作を示し
たフローチャートである。
【図8】本発明の各実施の形態による充電電圧と充電時
間を示した図である。
【図9】連写時間と発光部の温度上昇を示した図であ
る。
【図10】連写時間と発光部の温度上昇を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 電源スイッチ 2 電源電池 3 昇圧回路 5 電圧検知回路 6 主コンデンサ 17 ワンチップマイコン 21 シャッタ回路 22 絞り回路 700 昇圧回路の充電制御のためのコンパレータ 701 昇圧回路の充電制御のためのNPNトランジス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光放電管と、該閃光放電管へ発光エネ
    ルギーを供給する主コンデンサと、昇圧動作を行って前
    記主コンデンサへの充電を行う昇圧手段と、前記主コン
    デンサ充電電圧を検出する充電電圧検出手段とを有する
    フラッシュ装置を備えるカメラにおいて、 発光回数をカウントする手段と、電源電圧を検知し設定
    レベル以下のとき昇圧回路の電流制限を行う手段とを有
    し、予め設定された発光回数後、前記電流制限手段の設
    定レベルを可変することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラにおいて、予め設
    定された発光回数後、前記電流制限手段の設定レベルを
    あげることを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカメラにおいて、予め設
    定された発光回数後、前記電流制限手段の設定レベルを
    徐々にあげることを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載のカメラにおいて、
    昇圧回路の電流制限を行う手段は、電源電圧が予め設定
    される電源電圧遮断レベル以下になると昇圧回路の制御
    信号を遮断する構成にしたことを特徴とするカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021060558A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 キヤノン株式会社 照明装置及びその制御方法並びにプログラム

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