JPH10206941A - 閃光装置および光学機器 - Google Patents

閃光装置および光学機器

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JPH10206941A
JPH10206941A JP632897A JP632897A JPH10206941A JP H10206941 A JPH10206941 A JP H10206941A JP 632897 A JP632897 A JP 632897A JP 632897 A JP632897 A JP 632897A JP H10206941 A JPH10206941 A JP H10206941A
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light emission
display
voltage
flash
microcomputer
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JP632897A
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Yoshiro Ichihara
義郎 市原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光間隔遅延モードでの発光可能状態を違和
感なく、しかも誤認を生じることなく表示できる閃光装
置を提供する。 【解決手段】 閃光発光部の発熱に関する情報を検出す
る検出手段(S901〜S906)と、前記検出手段か
らの情報に基づいて前記閃光発光部の発光間隔を遅延さ
せる発光間隔遅延手段(S906−2〜S907)と、
主コンデンサの充電状態を表示する表示手段とを有する
閃光装置において、前記発光間隔遅延手段の動作中での
前記主コンデンサの充電完了の有無にかかわらず前記表
示手段に未充電の表示を行わせる表示制御手段(S90
7、S909、S910)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は閃光装置および撮影
装置等の光学機器に係り、特にフラッシュ連続発光時の
発光部の熱上昇を発光間隔を遅延させて防止する機能の
動作中での充電表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、閃光装置を内蔵するカメラにおい
て、主コンデンサの容量の増加による発光エネルギーの
増加や、カメラの小型化に伴って必然的に発光部も小型
化して放熱スペースが減少化する傾向にあり、発光部の
熱上昇対策が望まれる。
【0003】このため、従来設定された発光回数以上に
なったときには、発光を強制的に止め一定以上の熱上昇
を防ぐ対策が提案されていた。
【0004】しかし、この方法では撮影者の意思と無関
係に、連続発光出来なくなるため、故障と誤認する可能
性がある。
【0005】このため、予め設定した発光回数(発熱に
対応した発光回数)以上になったとき、発光間隔を強制
的に延すことにより(以下発光間隔遅延モードと称
す)、故障と誤認することなく発熱を抑えるようにした
提案もなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この発
光間隔遅延モードが動作しているときには、充電が完了
しても一定の時間が経過するまで強制的に発光を禁止し
ているため、充電完了の表示をしていてもこの間は発光
できない状態となる。
【0007】このとき撮影者は、カメラが誤動作してい
ると誤認する虞があったり、撮影者に違和感を与えるこ
とがある。
【0008】また、特公平1−22717号公報では、
主コンデンサの放電電圧で発光するストロボ装置におい
て、主コンデンサの充電動作に対応した値を積算する手
段(充電回数をカウントする手段)と、時間経過に対応
して特定の値を計数する手段と、積算手段による積算値
と計数値を比較減算し、この値が一定値を越えると警告
表示することが提案されている。
【0009】しかし、このような方式では、充電完了で
も未充電でもない新たな警告を増やすことは、逆に撮影
者の混乱を招き、例えばこのときの状態は故障の状態で
はなく、警告すべきことではないにも係らず、誤認する
ことも考えられる。
【0010】本出願に係る第1の発明の目的は、発光間
隔遅延モードでの発光可能状態を違和感なく、しかも誤
認を生じることなく表示できる閃光装置を提供すること
にある。
【0011】本出願に係る第2の発明の目的は、フラッ
シュ使用の連続撮影時に、発光間隔遅延モードとなって
も違和感なく、しかも誤認を生じることなく撮影ができ
る撮影装置等の光学機器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
の目的を実現する閃光装置の第1の構成は、閃光発光部
の発熱に関する情報を検出する検出手段と、前記検出手
段からの情報に基づいて前記閃光発光部の発光間隔を遅
延させる発光間隔遅延手段と、主コンデンサの充電状態
を表示する表示手段とを有する閃光装置において、前記
発光間隔遅延手段の動作中での前記主コンデンサの充電
完了の有無にかかわらず前記表示手段に未充電の表示を
行わせる表示制御手段を有するものである。
【0013】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
閃光装置の第2の構成は、前記遅延時間は通常の充電時
間より長く設定するものである。
【0014】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
閃光装置の第3の構成は、前記表示制御手段は、前記発
光間隔遅延手段の動作が解除されると未充電の表示を解
除するものである。
【0015】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
閃光装置の第4の構成は、前記発光間隔遅延手段は、閃
光発光動作の実行に関与する信号に応答して所定時間の
計時を開始する第1の計時手段と、第1の計時手段によ
る前記所定時間の計時終了前に発生した前記閃光発光動
作の実行に関与する信号の数が、予め決められた所定数
に達した際に、第2の計時手段により設定された所定時
間の間発光を禁止するものである。
【0016】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
閃光装置の第5の構成は、前記第1の計時手段による前
記所定時間の経過の計時終了後に発生した前記信号によ
り該時点までに検出された信号の数を初期値に設定する
設定手段を有するものである。
【0017】本出願に係る第1の発明の目的を実現する
閃光装置の第6の構成は、前記表示手段はLCDまたは
LEDで構成されているものである。
【0018】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
光学機器は、上記した閃光装置を備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
を示す回路ブロック図である。
【0020】図1において、1は電源であるところの電
池、2は電池1に接続され負荷への電源供給を制御する
スイッチ、3は電池1の電圧を昇圧するための昇圧回路
で、31はエミッタがスイッチ2を介して電池1に接続
されるPNPトランジスタで構成された発振トランジス
タ、32はコレクタが発振トランジスタ31のベースに
接続さる発振開始を制御するNPNトランジスタで構成
される発振制御トランジスタ、33は抵抗で、発振制御
トランジスタ32のベース・エミッタ間に接続される。
34はダイオードで、カソードは発振制御トランジスタ
32のエミッタに接続されアノードは接地(アース)さ
れている。
【0021】35はダイオードで、カソードは発振制御
トランジスタ32のベースに接続されアノードは後述の
ワンチップマイコン17に接続される。36は、発振昇
圧のためのトランスで、一次巻線36aには発振トラン
ジスタ31のコレクタが接続され、帰還巻線36bの一
端には発振制御トランジスタ32のエミッタが接続さ
れ、他端には後述の抵抗37が接続され、二次巻線36
cには後述のダイオード4のアノードが接続される。
【0022】37は抵抗で、一端は発振トランス36の
帰還巻線36bに接続し、他の一端はアースされてい
る。38は、抵抗37の両端に接続されるコンデンサ、
39は、発振トランス36の二次巻線36cに接続され
るコンデンサであり、昇圧回路3は上記した部材31〜
39で構成される。
【0023】4は高圧整流用ダイオードで、アノードに
は発振トランス36の二次巻線36cが接続され、カソ
ードは後述の電圧検知回路5に接続される。
【0024】5は電圧検知回路で、主コンデンサ6の電
圧を検出し、ワンチップマイコン17に充電電圧(実際
の電圧に比例する分圧電圧)信号を送る。51はコンデ
ンサ、52,53は主コンデンサ6の充電電圧を分圧す
る抵抗で、抵抗52はダイオード4のカソードとコンデ
ンサ51に接続され、抵抗53の一端は抵抗52に抵抗
53の他の一端は接地されている。主コンデンサ6を分
圧した信号はSEN信号としてワンチップマイコン17
(マイコン内A/D変換器)に入力される。54はコン
デンサで抵抗53の両端に接続される。電圧検知回路5
は、51〜54で構成される。29はダイオードで、ア
ノードに電圧検知回路5が接続され、カソードには後述
の主コンデンサ6が接続される。
【0025】6は主コンデンサで、フラッシュ発光に必
要なエネルギーを充電するコンデンサである。7は抵抗
で、主コンデンサ6の正極に接続され、8は抵抗7に接
続されるトリガ用コンデンサ、9は発光開始のための発
光サイリスタで、アノードに抵抗7とコンデンサ8の一
端が接続され、カソードはアースされている。
【0026】10は抵抗、11はコンデンサでともにサ
イリスタ9のゲートカソード間に接続されている。12
は抵抗で、一端はサイリスタ9のゲートに他の一端はワ
ンチップマイコン17に接続される。発光開始信号とし
てワンチップマイコン17よりTRG1信号がパルス出
力されサイリスタ9のゲートをオンしトリガをかける。
13はトリガトランスで、一次巻線にはトリガコンデン
サ8の他の一端が接続され、二次巻線には閃光放電管
(トリガ)がつながれる。14は発光のための閃光放電
管で、陽極に主コンデンサ6の正極と抵抗7の一端が接
続され、陰極に後述のダイオード28のアノードが接続
される。
【0027】電池1を昇圧回路3で昇圧し抵抗7を介し
てトリガコンデンサ8に充電し、TRG1信号でサイリ
スタ9をオンしトリガコンデンサ8が放電すると、トリ
ガトランス13の一次巻線にパルスが発生して二次巻線
に高圧パルスが発生し、閃光放電管14に発光トリガを
かける。
【0028】26はコンデンサで、一端は抵抗7の一端
とサイリスタ9のアノードに接続される。27は抵抗
で、コンデンサ26の他の一端に接続され、他の一端は
閃光放電管14の陰極に接続される。28はダイオード
で、アノードに閃光放電管14の陰極、カソードにアー
スが接続される。これらの部材26〜28で倍圧回路を
構成している。
【0029】15は定電圧回路で、電池1の電圧が変化
しても一定の電圧(Vcc)を出力する公知の回路であ
る。16はカメラの制御を行うためのスイッチ制御回
路、17はワンチップマイクロコンピュータで、CP
U,ROM,RAM(171)、入出力制御(I/O
CONTROL)回路(172)、マルチプレクサ(1
74)タイマ回路等を含むマイコン内蔵ワンチップIC
回路で、カメラシステムのコントロールをソフトウエア
で行えるもの(以下略してマイコン)である。
【0030】電源として定電圧出力Vccが接続され、
またスイッチ2がオンすると電源電池1(Vbat)と
接続される。
【0031】18は公知の自動測距(オートフォーカ
ス:AF)回路で、被写体のピントを合わせるために自
動的に測距を行いレンズ(不図示)を駆動させる回路
で、マイコン17から測距に必要な信号(AFC信号)
が送られ、測距に必要な信号(AFD信号)を送信す
る。
【0032】19は公知の自動露出(AE)回路で、被
写体の輝度を測光するための回路で適正な露出を決める
(シャッタ速度、絞り)ため、測光動作を決める信号
(AEC信号)がマイコン17から送られ、露出に必要
なデータ(AED信号)をマイコン17に送信する。
【0033】20は公知の表示回路でカメラ制御に関す
る情報(シャッタ速度、絞り、充電完了、フィルム感
度、リモコンモード、セルフタイマ等各種情報)を表示
する回路(LCD,LED等)である。
【0034】21は公知のシャッタ回路で、マイコン1
7よりシャッタの動作を制御する(シンクロスイッチ含
む)。
【0035】22は公知の絞り制御回路で、マイコン1
7よりレンズの絞りを制御する。
【0036】23は発光停止回路で、231〜234で
構成される。
【0037】231はサイリスタで、アノードは主コン
デンサ6の正極に接続され、カソードは接地されてい
る。
【0038】232はコンデンサで、サイリスタ231
のゲートカソード間に接続される。233は抵抗で、サ
イリスタ231のゲートカソード間に接続される。23
4は抵抗で、サイリスタ231のゲートとマイコン17
間に接続される。
【0039】30は公知の測光回路、400は公知のフ
ィルム感度検知回路で、フィルムのDX接点を検知して
フィルム感度を自動的に検知しマイコン17にフィルム
感度情報(ISO信号)を送る。500は公知のフラッ
シュズーム回路、600は公知のデート写し込み回路、
700は昇圧回路3の電源電流制限のためのコンパレー
タで、電源電圧がマイコン17より設定される電源電圧
遮断レベル(以下Vref電圧と略す)以下になると昇
圧回路の制御信号OSCを遮断するように設定される。
701はNPNトランジスタで、前記昇圧回路の制御信
号OSCを遮断の為のトランジスタでそのベースは抵抗
702を介してコンパレータ700に接続される。
【0040】具体的な動作は、まず一定の電源電圧以下
にならないようにマイコン17によりVref電圧を決
める(以下第1Vref電圧とする)。
【0041】昇圧動作を開始するためにマイコン17よ
り発振開始信号OSC信号を“ローレベル(以下L
L)”から“ハイレベル(以下HL)”にする。
【0042】これによりダイオード35を介して、発振
制御トランジスタ32がオンし、これに伴って発振トラ
ンジスタ31もオンし、発振トランス36aに電池電源
1の電源が供給され発振がスタートする。これにて発振
トランス36c(2次側)に高圧電圧が発生し、発振ト
ランジスタ31のエミッタ、ベース、発振制御トランジ
スタ32のコレクタ、エミッタを介して発振トランス3
6c(2次側)に電流が流れ、ダイオード4,29を介
して主コンデンサ6への充電を行う。
【0043】この時、発振トランジスタ31のオンによ
り電池電源1の電圧が急激に低下するが、コンパレータ
700の入力として、第1Vref電圧以下まで電源電
池1の電圧が下がると、コンパレータ700がLLから
HLに反転し抵抗702を介してNPNトランジスタ7
01のベースをオンし、マイコン17の充電制御信号O
SCの出力を下げ発振制御トランジスタ32をオフし、
発振トランジスタ31をオフし、発振トランス36aへ
の電池電源1の電源の供給が止まり、発振が止まる。
【0044】発振が止まることで、電源電池1の電圧の
低下が止まり、電圧が復帰してくる。電源電池1の電圧
が復帰してコンパレータ700の入力として、第1Vr
ef電圧を越えると、コンパレータ700がHLからL
Lに反転し抵抗702を介してNPNトランジスタ70
1のベースをオフし、マイコン17の充電制御信号OS
Cの出力はHLになり発振制御トランジスタ32をオン
し、発振トランジスタ31をオンし、発振トランス36
aへの電源電池1の電源の供給がなされ発振する。
【0045】これを繰り返すことで、電源電圧が一定電
圧以下にならないようにする。なお、設定発光回数以上
になったか否かを判別するのにマイコン17のプログラ
ムによって行う。
【0046】さらに、設定回数以上発光したあと発光間
隔をあけるためのタイマ手段もマイコン17内のプログ
ラムタイマによって行う。
【0047】次に、図2に示すフローチャートに基づい
て、上記カメラの動作の説明をする。
【0048】まず電源スイッチ2がオンすることによ
り、昇圧回路3に電源電池1が接続され、また定電圧回
路15が起動する。これにより定電圧回路15に定電圧
Vccが発生し、これらは、マイコン17や各回路ブロ
ックに定電圧を供給する。マイコン17に電源が入力さ
れることにより内部のCPUのリセットが行われる。
【0049】以下マイコン17のプログラム動作の説明
を図2,3を用いて行う。尚、以下の各ステップをSと
略す。
【0050】まず初期設定を行う。つまり、プログラム
のフラグをクリアしたり、メモリの内容をリセットした
りする(FALフラグ、RCHGフラグ等)(S1)。
【0051】ここでタイマ1,2の設定を行う。
【0052】スイッチ回路16よりカメラの制御のため
のスイッチ(シャッタ、絞り、フラッシュモード切り換
え、フィルム感度切り換え、ズーム、レリーズスイッチ
等)を検知し、マイコン17に信号伝達する。また、フ
ィルム感度検知回路400により自動的にフィルム感度
(例えばDXコード等)を読み取る(S2)。
【0053】次にレリーズスイッチ(例えばレリーズス
イッチが、半押しと本押しの2重押しのスイッチになっ
ており、半押しのスイッチをS1とし、これがオンする
と撮影準備動作を行い、本押しのスイッチをS2とし、
これがオンすると撮影動作を行うスイッチ)のS1がオ
ンしているかの判別を行い(S3)、オフしているとき
はS2に戻り、オンしているときは次のステップへい
く。
【0054】そして、設定発光回数のカウンタ(H1)
およびタイマ2のリセットを行う(S4)。さらに、電
源電池1の電圧(バッテリ電圧)をマイコン17で検知
する(S5)。例えばマイコン17内のA/Dコンバー
タでバッテリレベルをアナログ値からデジタル値に変換
しメモリしておく。そして検知したバッテリ電圧をマイ
コン17で電圧判別を行い、任意のレベル(例えば、カ
メラ最低動作電圧)以下であるとき否(NG)と判断し
S2に戻り、任意の電圧より大きければ良(OK)と判
断し次のステップへ進む(S6)。
【0055】次に、マイコン17から自動測距(オート
フォーカス:AF)回路18に測距に必要な信号(AF
C信号)が送られ、自動測距(オートフォーカス:A
F)回路18から測距に必要な信号(AFD信号)を送
り、自動的に測距を行い、レンズ(不図示)を駆動させ
て被写体のピントを合わせる(測距動作)(S7)。
【0056】そして、マイコン17から自動露出(A
E)回路19に測光動作を決める信号(AFC信号)が
送られ、自動露出(AE)回路19で被写体の輝度を測
光し、露出に必要なデータ(AED信号)をマイコン1
7に送り、適正な露出を演算し決める(シャッタ速度、
絞り)(S8)。
【0057】次に、S8で被写体輝度が任意の輝度以下
(低輝度)であるか判別し(S9)、任意の輝度以下で
あるとき、フラッシュが必要であると判断し、S10へ
進み、フラッシュフラグFAL=1をたて、そうでない
ときはフラッシュフラグFAL=0としS12へ進む。
【0058】S10はフラッシュの充電シーケンス(フ
ラッシュモード)であり、このシーケンスは、図4で詳
細に説明する。S11では充電が完了したかを判断し、
完了したらマイコン17は充電完了のラッチ動作を行
い、表示回路20で充電完了表示しS12へ進む。完了
していなければS2に戻る。
【0059】フラッシュが必要でないとき、レリーズス
イッチの本押しのスイッチS2がオンしているかの判別
を行い、オフしているときはS2に戻り、オンしている
ときはS13へ進む(S12)。そして、S13では、
レンズ駆動動作を行う。レンズのリセット位置からレン
ズを動作させAF回路18による測距データに基づいた
レンズ移動量だけレンズを動かし合焦させる。
【0060】次に、シャッタ絞り制御ならびに発光制御
を行う(S14)。このシーケンスは、図7で詳細に説
明する。
【0061】そして、レンズ駆動動作を行う。レンズの
リセット位置(初期位置)に戻す(S15)。さらに、
フィルムの巻き上げ動作を行う(S16)。
【0062】次に、フラッシュフラグを判別して、フラ
ッシュフラグFAL=1でフラッシュが必要であるとき
はS18へ、FAL=0でフラッシュが必要でないとき
はS2に戻る(S17)。
【0063】S18は、フラッシュの充電シーケンス
(フラッシュモード)である。このシーケンスは、ステ
ップ10と同様に図4で詳細に説明する。
【0064】図4にS10,S18のフラッシュ充電
(フラッシュモード)についての動作フローチャートを
示す。
【0065】まず、フラッシュ使用を示すフラッシュモ
ードフラグFAL=1をたてる(未使用時は“0”)
(S901)。
【0066】次に、分圧抵抗52,53による主コンデ
ンサ電圧の分圧電圧(コンデンサ51,54は安定検出
用コンデンサ)検知回路からの信号を、マイコン17の
マイクロコンピュータ171の命令により内部のA/D
コンバータ173と同じく内蔵されたマルチプレクサ1
74につなぎ、主コンデンサ6の充電電圧をアナログ値
からデジタル値(電圧に対応)に変換し、マイクロコン
ピュータ171に記憶する。この時測定した充電電圧の
レベルが予め設定した閃光放電管14の発光可能電圧で
撮影可能なフラッシュ充電レベルであるか判別し(S9
02)、発光可能である充電完了のときS903へ、発
光可能でない未充電完了のときS905に進む。
【0067】そして、昇圧動作を停止するために、マイ
コン17より発振開始信号OSC信号を“HL”から
“LL”にする(S903)。これによりダイオード3
5を介して、発振制御トランジスタ32がオフし、これ
に伴って発振トランジスタ31もオフし、発振トランス
3aに電源電池1の電源の供給が遮断され発振が停止す
る。
【0068】次に、再充電フラグRCHGを“0”(最
低発光レベルまで充電したか、すでに充電されているか
のフラグ)にし(S904)、S906−2に進む。S
905では、再充電フラグRCHGを“1”にし、S9
06に進む。
【0069】そして、S906では、昇圧動作を開始す
るためにマイコン17より発振開始信号OSC信号を
“LL”から“HL”にする。これによりダイオード3
5を介して、発振制御トランジスタ32がオンし、これ
に伴って発振トランジスタ31もオンし、発振トランス
36aに電源電池1の電源が供給され発振がスタートす
る。これにて発振トランス36c(2次側)に高圧電圧
が発生し、ダイオード4,29を介して主コンデンサ6
への充電を行う。
【0070】S906−2では、所定時間が経過したか
を判別し(第1の計時手段)、経過していなければS9
06−4へ進み、完了していればS906−3へ進む。
【0071】S906−3では、第1の計時手段をリセ
ットおよびカウンタリセットしS908へ進む。
【0072】S906−4では、タイマ1の加算を行い
S907へ進む。
【0073】S907では、閃光放電管14の発光によ
る発熱に対応した発光回数以上になったか、マイコン1
7の内部カウンタにより判別する(S907)(なお、
カウンタの加算は、後述の図5のS1407にて行
う)。この判別回数については、初期設定により決めて
おく。
【0074】そして、カウント未完了ならS908へ、
カウント完了ならS909へ進む。カウンタが未完了な
ら表示回路20により充電完了の表示を行う(S90
8)。そして、S11又はS2へ進む。
【0075】一方、カウンタが完了なら表示回路20に
より、充電完了にもかかわらず未充電表示のままとする
(S909)。
【0076】そして、マイコン17の内部タイマにより
連写時の発光間隔を延ばす(タイマ2)発光間隔遅延モ
ードが開始される(S910)。そして、あらかじめ設
定された時間経過後S11又はS2へ進む。
【0077】これにより、連写時の発光間隔をのばすこ
とで熱の上昇を防ぐ。
【0078】図5にステップ14のシャッタ・絞り制御
についての動作フローチャートを示す。S1401で
は、S8の測光データならびにS14の発光量・露出演
算により決められたシャッタ・絞り値にするためシャッ
タ回路21、絞り回路22の動作を開始する。
【0079】次に、フラッシュフラグを判別して(S1
402)、フラッシュフラグFAL=1でフラッシュが
必要であるときはS1403へ、FAL=0でフラッシ
ュが必要でないときはS1406−2に進む。なお、S
1406とS1406−2は同じ動作とする。そして、
S15へ進む。
【0080】S1403では、マイコン17のトリガ信
号(TRG)よりパルス信号が出力される。
【0081】さらに、昇圧回路3の動作時に抵抗7を介
してコンデンサ8とコンデンサ26に充電電流が流れチ
ャージされ、また主コンデンサ6は充電されており閃光
放電管14に高圧がかかっているときに、TRG信号に
パルス信号が出力されると抵抗12を介してサイリスタ
9のゲートをオンし、コンデンサ8、コンデンサ26の
一端が接地され放電し、閃光放電管14の両端に主コン
デンサ6の端子電圧とコンデンサ26の端子電圧の和の
電圧がかかる。そしてコンデンサ8の放電によりトラン
ス13の1次側にパルスが発生し、これにより2次側に
高圧パルスが発生し閃光放電管14にトリガがかかり発
光する(S1404)。
【0082】次に、主コンデンサ6の充電レベルが適正
光量か否か判断し(S1405)、適正露光量に相当す
る発光量だけ発光し、放電が終わると発光を停止する。
【0083】そして、S8の測光データならびに発光量
・露出演算により決められたシャッタ・絞り値にするた
めシャッタ回路21、絞り回路22の動作を停止する
(S1406)。
【0084】そして、設定発光回数以上になったら、発
光間隔を延ばすためマイコン17の内部カウンタ(H1
カウンタ)を加算する(S1407)。これにより発光
間隔遅延モードが開始され、そして、S15へ進む。
【0085】また、以上の実施の形態でこのカウンタの
リセットについては、発光部に温度計(不図示)を付け
てマイコン17にて一定の温度以下であるか判断して一
定温度以下ならリセットをかけてもよい。
【0086】さらにまた、マイコン17内のタイマによ
り一定間隔で強制的にリセットをかけてもよい。
【0087】またスイッチS1−ON(レリーズスイッ
チが半押し・・・撮影準備動作)からマイコン17内の
タイマにより一定期間経過後にリセットをかけても良
い。
【0088】なお、本実施の形態における電子閃光装置
は、カメラのみならず、ビデオカメラ、その他の光学機
器に搭載できることは勿論である。
【0089】また、表示回路20はLCD(液晶)で構
成しても良いしLEDで構成しても良い。
【0090】
【発明の効果】請求項1〜7に係る発明によれば、発光
間隔遅延動作が開始されると、たとえ充電が完了してい
てもLCDあるいはLED等の表示手段に充電完了を表
示せず、充電中の表示をすることで、使用者に誤認を生
じさせることがない。
【0091】また別に表示手段を設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示した回路ブロッ
ク図。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示した回路の動作
を示したフローチャート。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示した回路の動作
を示したフローチャート。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示した回路の動作
を示したフローチャート。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示した回路の動作
を示したフローチャート。
【符号の説明】
1…電源電池 2…電源スイッチ 3…昇圧回路 5…電圧検知回路 6…主コンデンサ 17…ワンチップマイコン 20…表示回路 21…シャッタ回路 22…絞り回路 700…昇圧回路の充電制御のためのコンパレータ 701…昇圧回路の充電制御のためのNPNトランジス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光発光部の発熱に関する情報を検出す
    る検出手段と、前記検出手段からの情報に基づいて前記
    閃光発光部の発光間隔を遅延させる発光間隔遅延手段
    と、主コンデンサの充電状態を表示する表示手段とを有
    する閃光装置において、 前記発光間隔遅延手段の動作中での前記主コンデンサの
    充電完了の有無にかかわらず前記表示手段に未充電の表
    示を行わせる表示制御手段を有することを特徴とする閃
    光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記遅延時間は通常
    の充電時間より長く設定することを特徴とする閃光装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記表示制
    御手段は、前記発光間隔遅延手段の動作が解除されると
    未充電の表示を解除することを特徴とする閃光装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、前記発
    光間隔遅延手段は、閃光発光動作の実行に関与する信号
    に応答して所定時間の計時を開始する第1の計時手段
    と、第1の計時手段による前記所定時間の計時終了前に
    発生した前記閃光発光動作の実行に関与する信号の数
    が、予め決められた所定数に達した際に、第2の計時手
    段により設定された所定時間の間発光を禁止することを
    特徴とする閃光装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第1の計時手段
    による前記所定時間の経過の計時終了後に発生した前記
    信号により該時点までに検出された信号の数を初期値に
    設定する設定手段を有することを特徴とする閃光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5におい
    て、前記表示手段はLCDまたはLEDで構成されてい
    ることを特徴とする閃光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6に記
    載の閃光装置を備えたことを特徴とする光学機器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001066675A (ja) * 1999-08-31 2001-03-16 Canon Inc カメラ及びストロボ装置
US6647206B2 (en) 2001-11-21 2003-11-11 Olympus Optical Co., Ltd. Camera including stroboscopic unit
JP2007187915A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Fujifilm Corp 撮影用照明装置及び撮影装置
JP2012048001A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Nikon Corp 発光装置
JP2020134653A (ja) * 2019-02-18 2020-08-31 キヤノン株式会社 照明装置およびその制御方法、撮像装置

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