JPH0521548B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフイルターアツセンブリ機械上で煙草
をサンプリングする方法に関する。

従来の技術 フイルターアツセンブリ機械上の煙草は一般に
二つの主要な検査を受けるようになつている。第
一の検査は状態（eondition）検査であり、これ
は通常全ての煙草について行われる。第二の検査
は通気（ventilation）検査であり、通常は煙草
製造ラインからの所定の頻度で採取されたサンプ
ルの煙草について行われる。

公知のタイプのフイルターアツセンブリ機械で
は、ラインから採取された煙草は一般に取り去ら
れて検査の後で処分される。最新のフイルターア
ツセンブリ機械は一分間に数千本の煙草を製造す
るように形成されており、例えば、百本当り一本
の煙草が処分されると一分間で数パツク分の煙草
が処分されることになる。これは経済的にかなり
のロスを意味する。

発明が解決しようとする問題点 本発明の目的はサンプル煙草が製造ラインから
採取されて、必要に応じて、検査の後で製造ライ
ンに戻されることができるようにしたフイルター
アツセンブリ機械上で煙草をサンプリングする方
法を提供することにある。

本発明の次なる目的は煙草を実際上オンライン
で検査せしめるとともに検査時間が所望に応じて
調節されることのできる煙草サンプル方法を提供
することにある。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明による煙
草サンプリング方法は次のステージからなること
を特徴とする、即ち、機械を通つて煙草を送る輸
送ライン上の第一の地点におけるそれぞれの深部
から第一の輸送手段によつて第一の煙草を取り出
し、該第一の煙草を前記第一の輸送手段によつて
予め定められた様式で少くとも一つの煙草チエツ
クステーシヨンを通る第二の輸送手段へ送り、前
記輸送ラインから前記第一の地点において検査の
ために別の煙草を引き出し、前記第一の煙草を第
三の輸送手段によつて前記輸送ラインの走行方向
で前記第一の地点の下流にある前記輸送ライン上
の第二の地点において前記輸送ラインに送り戻
し、前記別の煙草の取出しと前記第一の煙草の送
り戻しとが、前記別の煙草の取出しに従つて前記
輸送ライン上で空になされた深部が前記第一の煙
草が前記輸送ラインに送り戻されるときに前記第
二の地点を占めるように、相互に関連して調時さ
れることを特徴とする。

本発明のその他の特徴及び利点は二つの非限定
的実施例を示す添付図面を参照して以下に詳細に
説明される。

実施例 第１図において符号１は全体として符号２で示
されるフイルターアツセンブリ機械上の輸送ライ
ンを示している。輸送ライン１は直列で３個のロ
ーラ３，４，５からなり、これらは次々に相接し
て配置され、各ローラ３，４，５は図示しない吸
引手段によつてそれぞれの煙草７を収めて保持す
るように形成された外周上に軸線方向に延びる複
数個の深部６を備えている。ローラ３と５の間に
配置されたローラ４は、その軸線の回りでローラ
３，５と反対方向に回転し且つ全体として符号８
で示されたサンプリングユニツトに結合されてい
る。

サンプリングユニツト８はインプツトローラ９
とアウトプツトローラ１０とからなる輸送手段を
具備し、これらの両ローラ９，１０は煙草７が移
送される輸送ライン１に沿つたローラ４の外周部
の第一の地点及び第二の地点に実質的に相接する
ように配置される。

ローラ９，１０はそれぞれの軸線の回りでロー
ラ４と同じ速度で反対方向に回転し且つその外面
上に軸線方向に延びる複数個の深部６を備えてお
り、深部６の個数は後でさらに詳細に説明される
ことであるが少い。

サンプリングユニツト８はさらにローラ１１か
らなる輸送手段を具備し、ローラ１１はローラ
９，１０に実質的に相接するように構成され、そ
の外周にはそれぞれの煙草７を収めて保持するよ
うに形成された複数個の等距離の深部６を備えて
いる。

ローラ１１はその軸線の回りでローラ４と同方
向にステツプ状に回転し、その目的のために、ロ
ーラ１１はライン１上の駆動装置（図示せず）に
マルタクロス機構１２により連結される。マルタ
クロス機構１２はこれが一ステツプ前進するとき
にローラ１１に速度零から少くともローラ９，１
０と同一速度の範囲の速度を与えるように形成さ
れる。

ローラ１１の周辺には、煙草７のためのチエツ
クステーシヨン１３と拒絶ステーシヨン１４とが
続けて設けられ、拒絶ステーシヨン１４には拒絶
された煙草のための容器１５が付いている。

作動中に、煙草７は輸送ライン１に沿つて普通
に進められ、これは自動的に所定の頻度で又はオ
ペレーターの希望のときに供給されるコントロー
ル信号に応答してローラ９上の吸引装置（図示せ
ず）が作動されるまで続く。

この吸引装置はローラ４上の煙草７をそれぞれ
の着座した深部６から吸い出してローラ１１と接
する地点まで送る。ローラ１１は前記制御信号に
より作動されて可変速度で一ステツプだけ前進
し、ローラ４から取り出されたローラ９上の煙草
７がローラ９と１１の相接地点に達したときにロ
ーラ１１上の深部６の一つがローラ９上の煙草７
を収めた深部６と対面するようになる。さらに、
マルタクロス機構１２はローラ９上の煙草７が前
記相接地点に達したときにローラ１１の速度がロ
ーラ９の速度と同じになるように形成されてい
る。

ローラ１１上の吸引装置（図示せず）を作動さ
せると煙草７がローラ９からローラ１１へ移送さ
れ、ローラ１１は煙草をこの地点からチエツクス
テーシヨン１３へ送り、煙草７はそこで所定の検
査を行うのに必要な時間だけ保持される。検査が
終ると、煙草７は拒絶ステーシヨン１４を通つて
ローラ１０に向つてステツプローラ１１によつて
前進され、チエツクステーシヨン１３における検
査で欠点を検出された煙草７はローラ１１によつ
て拒絶されて容器１５に落される。

欠点が検出されないときには、煙草７はローラ
１１と１０の相接地点に向かつて前進され、前述
したローラ９と１１の関係と同様にしてローラ１
０上の深部６に移送される。

ローラ１１からローラ１０への煙草７の移送は
検出手段１６によつて可能とされることであり、
検出手段１６はローラ１１上の煙草７のローラ１
０への到達を検出して煙草７がローラ１１と１０
の相接地点へ達したときにローラ１０上の吸引手
段（図示せず）を作動させる。この検出手段１６
はローラ９上の吸引手段をも作動させてローラ４
から別の煙草７を取り出させる。

これは、ローラ１０上の煙草７がローラ１０と
４との相接地点に達したときにその煙草７がロー
ラ９によつて取り外された別の煙草７のために空
になつたローラ４の深部６に受けられるようにし
て行われる。

第２図はローラ１１がコンベア１８に置き代え
られたサンプリングユニツト１７を示すものであ
り、コンベア１８は前述した機構１２と同様のマ
ルタクロス機構１９によつて時計回り方向にわず
かずつ進む（jog）ようにされることができる。
コンベア１８は紙面に直角な軸２０によつて支持
され且つ駆動され、そして軸２０と一体的な三個
の半径方向のアーム２１を具備し、各アーム２１
は相互に等角度で配置されてその自由端部に煙草
７を収めるための軸線方向に延びる深部６を備え
ている。

コンベア１８が休止状態にあるときには、一本
のアーム２１がローラ９と１０の間でほぼ垂直に
配置され、他の二本のアーム２１はそれぞれの深
部６内に煙草７を入れた状態でそれぞれのチエツ
クステーシヨン２２，２３の上方に位置される。

ローラ４，９，１０間の煙草７の移送、コンベ
ア１８によつてローラ９から煙草７が引き外され
ること、そしてローラ１０に再び送られること
は、サンプリングユニツト１７についてもサンプ
リングユニツト８と同様である。

コンベア１８につかまれた各煙草７は一ステツ
プずつチエツクステーシヨン２２に送られてそこ
で第一のタイプの検査を受ける。次にコンベア１
８がさらに一ステツプ前進すると、コンベア１８
はローラ９から次の煙草７を受けるとともにステ
ーシヨン２２にあつた煙草７をチエツクステーシ
ヨン２３に送つて次の検査を受ける。コンベア１
８がさらに一ステツプ前進すると、ステーシヨン
２３からの煙草７が拒絶ステーシヨン１４を通つ
て送られ、チエツクステーシヨン２２，２３で欠
点が検出された場合にはコンベア１８から容器１
５に落される。欠点が検出されない場合には、煙
草７はローラ１０へ送られ、そこからローラ４へ
戻される。

アーム２１の個数を例に示したものと変えるこ
とができることは当然であり、コンベア１８上の
煙草７の走行ルートに沿つたチエツクステーシヨ
ンの個数に応じて変えることができるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による方法を実施するための装
置の第一実施例の側面図、第２図は同じく第２実
施例の側面図である。 １……輸送ライン、２……フイルターアツセン
ブリ機械、３，４，５……輸送ローラ、６……深
部、７……煙草、８，１７……サンプリングユニ
ツト、９，１０，１１，１８……輸送手段（ロー
ラ）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ フイルターアツセンブリ機械２上で煙草７を
   サンプリングする方法であつて、前記機械２を通
   つて煙草７を送る輸送ライン１上の第一の地点に
   おけるそれぞれの深部６から第一の輸送手段９に
   よつて第一の煙草７を取り出し、該第一の煙草７
   を前記第一の輸送手段９によつて予め定められた
   様式で少くとも一つの煙草７チエツクステーシヨ
   ン１３又は２２，２３を通る第二の輸送手段１１
   又は１８へ送り、前記輸送ライン１から前記第一
   の地点において検査のために別の煙草７を引き出
   し、前記第一の煙草７を第三の輸送手段１０によ
   つて前記輸送ライン１の走行方向で前記第一の地
   点の下流にある前記輸送ライン１上の第二の地点
   において前記輸送ライン１に送り戻し、前記別の
   煙草の取出しと前記第一の煙草７の送り戻しと
   が、前記別の煙草の取出しに従つて前記輸送ライ
   ン１上で空になされた深部６が前記第一の煙草７
   が前記輸送ライン１に送り戻されるときに前記第
   二の地点を占めるように、相互に関連して調時さ
   れることを特徴とする煙草サンプリング方法。 ２ 前記輸送ライン１は少くとも一つの輸送ロー
   ラ４からなり、前記深部６は該ローラ４の外周部
   に形成され、前記第一及び第二の地点はその外周
   部上にあることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の煙草サンプリング方法。 ３ 前記第一の輸送手段は前記輸送ライン１上で
   前記第一の地点において前記輸送ローラ４に実質
   的に相接するように配置され且つその軸線の回り
   で前記輸送ライン１と同じ速度で回転するように
   形成されたインプツトローラ９からなり、前記第
   三の輸送手段は前記輸送ライン１上で前記第二の
   地点において前記輸送ローラ４に実質的に相接す
   るように配置され且その軸線の回りで前記輸送ラ
   イン１と同じ速度で回転するように形成されたア
   ウトプツトローラ１０からなることを特徴とする
   特許請求の範囲第２項記載の煙草サンプリング方
   法。 ４ 前記第二の輸送手段は前記インプツトローラ
   ９及びアウトプツトローラ１０に実質的に相接す
   る別の輸送ローラ１１からなり、該別の輸送ロー
   ラ１１はその軸線の回りで速度零から前記インプ
   ツトローラ９及びアウトプツトローラ１０の速度
   に少くとも等しい速度までの範囲の可変速度でス
   テツプ状に回転することを特徴とする特許請求の
   範囲第３項記載の煙草サンプリング方法。 ５ 前記第二の輸送手段は支持及び駆動軸２０に
   関連して半径方向に配置された複数個のアーム２
   １を有するコンベア１８からなり、該アーム２１
   は相互に等角度で配置され且つその端部に煙草７
   を収める深部６をそれぞれ備え且つ軸２０の回転
   に従つて前記インプツトローラ９及びアウトプツ
   トローラ１０に実質的に相接する軌跡に沿つて動
   くように形成され、該コンベア１８は前記軸２０
   の軸線の回りでステツプ状に回転するように形成
   され、前記深部６の速度が速度零から前記インプ
   ツトローラ９及びアウトプツトローラ１０の速度
   に少くとも等しい速度まで変えられることを特徴
   とする特許請求の範囲第３項記載の煙草サンプリ
   ング方法。 ６ 前記第一の地点で取り出された各煙草７はこ
   れが前記第二の輸送手段１１又は１８によつてそ
   の少くとも一つの保持ステージの間に移送される
   ときに前記少くとも一つのチエツクステーシヨン
   １３又は２２，２３において検査されることを特
   徴とする特許請求の範囲第４項又は第５項記載の
   煙草サンプリング方法。