JPH0521543Y2 - - Google Patents

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JPH0521543Y2
JPH0521543Y2 JP1987019991U JP1999187U JPH0521543Y2 JP H0521543 Y2 JPH0521543 Y2 JP H0521543Y2 JP 1987019991 U JP1987019991 U JP 1987019991U JP 1999187 U JP1999187 U JP 1999187U JP H0521543 Y2 JPH0521543 Y2 JP H0521543Y2
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water
hook
ground
civil engineering
sheet
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、鉄道、道路などの切土部分、あるい
はトンネルの防水工法に適用する土木用止水構造
体に関する。
[従来の技術] 従来の土木用止水構造体は、地盤表面に吹付け
たコンクリートの表面に釘状物またはボルト状物
で打付けて土壌に吹き付けたコンクリート層もし
くは岩盤に直接取付けられていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、かかる方法では次のような欠点があつ
た。
不透水層に穴をあけるため、接着剤を詰めて
も完全に水漏れを防止することは難しく、止水
性が十分でない。
土木用止水シートの取付けは一度仮取付けを
した後、更に取付け位置の修正などのために取
外す必要が生じる場合が多いが、止水シートを
釘状物等で取付けると取外しが難しく、作業性
が悪い。
そこで本考案は前記した従来技術の欠点を解決
し、水漏れがなく、取外しの簡単な止水シート構
造体を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 前記した本考案の目的は次の構成により、達成
される。すなわち、 (1) 地盤または地盤上に設けられたコンクリート
層と、片面が透水性繊維層であり他面が不透水
性層である複合止水シートとを、面フアスナー
機構により係合したことを特徴とする止水土木
構造体。
(2) 前記面フアスナー機構が、該複合止水シート
の透水性繊維層の繊維と地盤側に取付けられた
フツク状部材によつて構成されている実用新案
登録請求の範囲第(1)項記載の止水土木構造体。
(3) 前記透水性繊維層が、不織布で構成されてい
る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の止水土
木構造体。
である。
本考案を更に詳しく説明する。
第1図は本考案の止水土木構造体の一例を示す
断面図である。
第1図から明らかな様に、不透水性層2および
透水性繊維層3を有する複合止水シート1は、地
盤(岩盤)表面または地盤に吹付けられたコンク
リート表面(以下単に地盤表面という)5に取付
けられた面フアスナー機能を有するフツク部材6
により、該繊維層3で地盤4に係合されている。
第2図は、第1図に例示した止水土木構造体の
表面に更にコンクリート層7が施工された土木構
造体の断面を例示したものである。
本考案においては地盤表面5と複合止水シート
1とを面フアスナー機構で係合することが必須で
ある。具体的には地盤表面5に、板状物またはシ
ート状物に該シート1の繊維層に対してフアスナ
ー機能を有するフツク状部材6が取付けられた接
合シート8を設定することが重要である。
このフツク状部材6は地盤表面全面に取付けら
れていてもよく、また間隙的に取付けられていて
もよい。要するに、フツク状部材6は、複合止水
シートならびに該シート表面に施工されるコンク
リート層7を十分に支え得る係合力を有すること
が重要であり、該係合力を達成するに必要に数だ
けフツクを存在させる必要がある。かかるフツク
状部材は地盤表面に直接取付けたものでもよく、
また該地盤表面に施工した吹付けコンクリート層
の表面の、いずれに取付けたものでも良い。かか
るフツク状物6は地盤に如何なる手段で取付けら
れていてもよいが、好ましくは釘状物、ボルト状
物など物理的手段、あるいはコンクリートや強力
接着剤などの化学的手段、あるいはこれらの併用
手段で取付けられる。いずれにしても、上記コン
クリート層7を十分に支えるに足るものでなけれ
ばならない。
第3図は本考案に用いるフツク状部材6を例示
した断面図である。
ここでフツク状部材とは、合成樹脂モノフイラ
メントまたは金属モノフイラメントや、これらの
素材からなる針金状物などからなり、先端がカギ
状、釣り針状、T字状、玉状、ループ状など、繊
維、たとえば不織布繊維や編織物の組織目に対し
て係合機能を発揮する形状を有するものであつ
て、さらに、フツク部分の形態安定性のよい素材
やフツク形状を使用するのが好ましい。
フツク状部材のフツクの長さは別に制約はない
が、3mm〜12mmであることが好ましい。フツクの
長さが短い場合には複合止水シート1の透水性繊
維層(不織布、編織物)3と一度係合させた後、
必要が生じて複合止水シートを剥がした場合に、
該透水性繊維層の繊維がフツク状部材にからみつ
いて残ることがあり、その場合にはフツク状部材
のフツク機能が低下する危険がある。またフツク
状部材の長さが長すぎると、複合止水シートを取
付けた時に、複合止水シートと吹付けコンクリー
トの間隙が開きすぎ、複合止水シートが地盤表面
から浮いた状態となり、後で施す覆工コンクリー
トの施工に支障をきたす場合がある。
本考案でいう複合止水シートの透水性層を構成
する繊維とは、やしの実の繊維、綿等の天然繊
維、あるいは、ビニロン、ナイロン、ポリエステ
ル、塩化ビニリデン、ポリプロピレン、ポリエチ
レンなどの合成繊維、さらに金属繊維、炭素繊維
などの無機繊維およびこれらの混合物をいう。こ
れらの繊維はシート状物に形成して適用される。
たとえば、短繊維のウエブを接着剤加工またはニ
ードリングやステツチ加工などの方法によりシー
ト状にしたもの、あるいはこれらに樹脂を付与し
て透水性を阻害せずに硬くしたもの、さらにスパ
ンボンド法のように長繊維を直接不織布としたも
のや該長繊維をループ状集合体に形成したシート
の繊維交叉点を樹脂で固めたもの、あるいは上記
繊維の編織物などがあげられる。要するに、かか
る繊維からなる透水性繊維層は層内部を水が通る
機能を有するものであれば特に限定されない。
不透水層としては、天然ゴム、合成ゴム、合成
樹脂あるいは、アスフアルトなどの疎水性物質で
表面を被覆形成されたシート(フイルム)状物な
どを使用することができる。
[考案の効果] 道路、鉄道などの切土部分あるいはトンネルの
防水工法で、地盤(岩盤)に直接または吹付けコ
ンクリート表面への複合止水シートの取付けや、
取付け位置の修正が極めて容易となり、また、本
考案によれば、従来のように複合止水シートに穴
をあける必要もないので止水性も完全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の止水土木構造体の断面を例示
するものであり、第2図は、第1図に例示した止
水土木構造体の表面に更にコンクリート層7が施
工された本考案の止水土木構造体の断面を例示し
たものである。第3図は本考案に用いるフツク状
部材の形状の例である。 図中、1……複合止水シート、2……不透水
層、3……透水性繊維層、4……地盤、5……地
盤表面、6……フツク状部材、7……コンクリー
ト層、8……接合シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 地盤または地盤上に設けられたコンクリート
    層と、片面が透水性繊維層であり他面が不透水
    性層である複合止水シートとを、面フアスナー
    機構により係合したことを特徴とする止水土木
    構造体。 (2) 前記面フアスナー機構が、該複合止水シート
    の透水性繊維層の繊維と地盤側に取付けられた
    フツク状部材によつて構成されている実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の止水土木構造体。 (3) 前記透水性繊維層が、不織布で構成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の止水土
    木構造体。
JP1987019991U 1987-02-16 1987-02-16 Expired - Lifetime JPH0521543Y2 (ja)

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