JPH0521507B2 - - Google Patents

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JPH0521507B2
JPH0521507B2 JP29024986A JP29024986A JPH0521507B2 JP H0521507 B2 JPH0521507 B2 JP H0521507B2 JP 29024986 A JP29024986 A JP 29024986A JP 29024986 A JP29024986 A JP 29024986A JP H0521507 B2 JPH0521507 B2 JP H0521507B2
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urine
collection container
rack
urine collection
test
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Tokio Kozono
Koichi Wakatake
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Nittec KK
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Publication date
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Publication of JPH0521507B2 publication Critical patent/JPH0521507B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、集団検診などにおける膨大な量の
尿検査を、人手によらずに迅速かつ高精度に行う
ことができる自動尿検査装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
周知のように、尿検査は、尿の物理的性質及び
化学的性質を検査するもので、具体的には、尿の
比重、混濁度、色調、PHなどの物理量、尿中のグ
ルコース、乳糖、果糖ガラクトース等の糖、尿
酸、アミノ酸、タンパク、潜血、尿素、ビリルビ
ン、アルコール、塩類等の化学成分を、試験紙な
どの手段を用いて検査するものである。
ところで、近年、臨床検査の自動化が急速に進
む中で、学童、成人、婦人、老人等の集団検診に
おける前記尿検査は、依然として非常に多くの人
手によつて処理されているのが現状である。
この自動化が遅れている原因として考えられる
のは、第1に、一度の検体数が数千件から数万件
と膨大であること、第2に、集団検診時のみの稼
働となるため機械稼働効率が極めて低くなるこ
と、第3に、一施設だけの検査料金で専用装置の
償却ができないこと、第4に、検査間隔が長く空
くと装置の保守が困難になること、などの理由が
考えられる。
しかし、一方において検診時の尿検査の実態を
みると、第1に、検体受付、検査作業に膨大な人
手と費用とを必要とし、しかも検査結果が出るで
に多くの日数がかかること、第2に、日々の検査
作業以外に集団検診が入ることで検査作業員に過
剰労働を強いることとなること、第3に、人手に
よるため一度の検査人数に限界があること、第4
に、同一検査施設内であつても検査結果の個人差
によるバラツキが発生すること、第5に、検査結
果の施設間のバラツキが発生すること、第6に、
検査結果の報告が遅くなるため医師による指導が
後日郵送となること、など多くの問題を有してお
り、これらの問題を全て解決できる尿検査の全自
動化装置の開発が強く望まれているのが現状であ
る。
このような要請に応えるべく、従来より、数社
が数種類の全自動尿検査装置を既に提案している
が、これら従来の全自動尿検査装置は、試験紙を
一枚毎に尿に浸漬する方式のもの、或はピペツト
で尿を所要量吸引した後これを試験紙に尿を滴下
する方式のもの、のいずれかの方式を採用してお
り、このいずれの方式を採用しても、1装置・1
時間当りの検体処理件数が8項目測定で最大約
200検体と非常に少なく、前記集団検診には不向
きな構成であるとともに、この従来の装置を前記
集団検診に適用しようとする場合には、同機種の
ものを複数台設置しなければならないため、トー
タル的には設備費が非常に嵩むという問題を有し
ており、前記要請には充分応えていないのが実状
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたもの
であつて、その目的とするところは、集団検診時
における尿検査を、全く人手を要することなく自
動的に処理することができ、しかも1装置・1時
間・8項目測定当りの検体処理件数も、従来のこ
の種のものの少なくとも約10倍以上となすとがで
きるので、この種の検査に要する時間を大幅に短
縮化し、かつ迅速化することができると共に、測
定結果の統一化も容易に行うことができるので、
この種の検査精度に対する信頼性も大幅に向上さ
せることができ、さらには構成簡易で極めて低コ
ストな自動尿検査装置を提供しようとするもので
ある。
〔問題点を解決するための構成) 上記目的を達成するため、この発明に係る自動
尿検査装置は、採取尿が収容された採尿容器を所
要数保持する検体ラツクと、上記採尿容器の尿吐
出口を開口させる手段と、試験紙の上方において
上記採尿容器の尿吐出口が下方に向けた状態でセ
ツトされるように上記検体ラツクを移送するラツ
ク移送装置と、上記採尿容器内の尿を試験紙の各
試験紙片へと押し出すクランプ装置と、各試験紙
片の反応状態を光学的に測定する検出器と、から
構成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
この発明に係る自動尿検査装置は、前記したよ
うに、採取尿が収容された採尿容器を試験紙片の
上方でさかさまにセツトし、該試験紙片のセツト
位置で上記採尿容器内からそのまま尿を試験紙片
へと供給するように構成し、従来の自動尿検査装
置が採用している『尿を1検体毎に吸引・吐出す
るピペツトやポンプ類並びにこれらの駆動制御系
の機構』の全てを一切廃止したので、装置全体の
構成を大幅に簡易化することができ、かつ分析処
理時間も大幅に短縮化することができるのであ
る。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基きこの発明を
詳細に説明する。
この実施例に係る自動尿検査装置Aは、所謂デ
イスクリート方式を採用しており、概略的には、
第1図に示すように、検出器2の光源kに電力を
供給する安定化電源1と、この安定化電源1に接
続された検出器2と、制御装置3と、本装置Aを
操作するための操作・表示装置4と、プリンター
5と、上記制御装置3に接続されるICカード6
用のリーダー・ライター装置7と、上記制御装置
3によつて駆動制御される機構部Bと、から構成
されている。尚、同図中符号は、電源である。
機構部Bは、採取尿Sが収容された所要数の採
尿容器10(図示の実施例では50容器)を保持す
る検体ラツク20と、該検体ラツク20が所要数
セツトされる検体ラツク供給部30と、上記検体
ラツク20を検体ラツク供給部30からラツク持
ち上げ位置aまで移送する搬送装置40と、上記
上記検体ラツク20をラツク持ち上げ位置aで把
持するラツク把持装置60と、同位置aから検体
ラツク20を試験紙50の上方位置まで移送する
ラツク移送装置70と、上記試験紙50を試験紙
ストツカー80から尿吐出位置bを経て光学測定
位置cさらには廃棄位置dまで移送する試験紙移
送装置90と、尿Sの試験紙50への吐出作業が
終了した採尿容器10を保持してなる検体ラツク
20を後処理位置eからラツク収納部100へと
移送する後処理ラツク移送装置110と、上記採
尿容器10内の尿Sを押し出すクランプ装置12
0と、試験紙50の反応状態を光学的に測定する
前記検出器2と、測定が終了した上記試験紙50
を廃棄する廃棄試験紙収納体130と、第5図と
第6図に示すように、前記採尿容器10に冠装さ
れた蓋体13を、採尿容器10の首部11から取
り外す脱蓋装置140と、から構成されている。
採尿容器10は、特に第2図からも明らかなよ
うに、その首部11が細首状の角ビン形状を形成
するようにプラスチツク成型されており、その首
部11外周面の適所には環状係止突起体12が突
設されており、かつ胴上端部には突起15,15
が突設されている。
この係止突起体12は、上記首部11に着脱可
能に嵌装される蓋体13の環状溝14と被蓋時に
係合するように構成されている。
従つて、蓋体13は、これを首部11に軽く押
し込むだけで採尿容器10に装着することがで
き、また蓋体13の環状溝14と前記係止突起体
12との係合状態は、後記する脱蓋装置140の
下降動によつて容易に解除されるように構成され
ている。
このように構成された採尿容器10の表面下部
には、第2図乃至第4図に示すように、ラベル1
6を貼着することができる。このラベル16に
は、人為的に名前を記入する欄の他、磁気的或は
光学的に記号化された患者情報17がプリントさ
れている。
プリントされる患者情報17としては、氏名、
年令、生年月日、性別、学校名、地域名、保険証
番号、保険の種類などの他、集団検診等に好適な
各種の整理番号が公知の手段によつて入力されプ
リントされている。勿論、患者情報17には、検
査する項目が予め定められている場合には、その
検査項目の種類も併せて入力し、プリントしてお
いてもよい。
整理番号は、例えば或る学校の学生を対象とす
る場合には、当該学校の記号と各生徒に与える
『学生番号』とで構成される。勿論、会社の場合
は、当該会社番号と社員番号とを適宜組み合わせ
て整理番号とすることもできる。
このように構成されるラベル16は、会社や学
校などから検査所に提出されたデータ処理依頼表
に基き、検査所が上記データを夫々制御装置3に
入力し、各学生や社員毎に分離可能なタツク用紙
などにプリントアウトして各学校や会社に届けら
れる。
各学校や会社では、第2図に示すように、この
ラベル16を採尿容器1令の表面下部にさかさま
に貼着した後、各員に紙コツプと該採尿容器10
とを配布し、各員は配布された採尿容器10が自
己のものであるかを確認し採尿した後、蓋体13
で蓋をして該容器10に所要量の尿を封入する。
勿論、上記ラベル16は、各検査所において予め
採尿容器10に貼着しておいてもよい。
このようにして採取尿が収容された採尿容器1
0は、各学校又は各会社単位で集められ、所定の
検査所へと送られる。
検査所では、上記のようにして集められた採尿
容器10を、各集合単位毎に検体ラツク20にセ
ツトし、かつ各採尿容器10に貼着されたラベル
16の患者情報17は、前記操作・表示装置4に
接続されたリーダー装置45によつて制御装置3
へと入力される。
このリーダー装置45は、後記する搬送装置4
0の検体ラツク供給部30とラツク持ち上げ位置
aとの間に配設されており、さかさまにセツトさ
れた各採尿容器10に貼着されてなる前記ラベル
16の患者情報17を、検体ラツク20が移送さ
れている間に自動的に読み取り、制御装置3にセ
ツトされたメモリー用のICカード(図示せず)
へと入力し保存する。尚、上記リーダー装置45
は、公知の磁気テープリーダー或いは光学記号の
リーダーと同様に構成されているのでその詳細な
説明はここでは省略する。また、前記制御装置3
は、入力された患者情報17を、例えば整理番号
順に自動的に並べ換える機能を有するように構成
することができる。
一方、各採尿容器10は、例えばシーケンシヤ
ル番号順に、或はアトランダムに検体ラツク20
へとセツトされる。
この検体ラツク20への各採尿容器10のセツ
トは、第4図と第5図に示すように、各採尿容器
10の首部11が下を向いた状態でセツトされ、
かつ採尿容器10の胴の下半分が検体ラツク本体
21の上面より突出した状態で立設することがで
きるようにセツトされる。
検体ラツク20は、第3図乃至第5図に示すよ
うに、合成樹脂により平面矩形状に形成された検
体ラツク本体21と、この検体ラツク本体21の
第3図横辺方向に沿つて平行に5列形成され、か
つ各列毎に採尿容器10が10個ずつ装着されるよ
うに形成された容器収納部22と、上記検体ラツ
ク本体21の上面に延設され上記採尿容器10の
底部を抱持するストツパ片23と、から構成され
ている。
検体ラツク本体21の胴部21aの高さは、特
に第3図と第4図に示すように、採尿容器10の
蓋体13の先端から胴部の1/2までの距離より若
干長くなるように形成されており、従つて、上記
採尿容器10の下半分は、上記胴部21aの上面
から上方へ露呈した状態でセツトされることとな
る。これは、後記するクランプ装置120によつ
て、採尿容器10内の尿Sを押し出す場合に、該
クランプ装置120のクランプ操作をスムーズに
行うためである。
また、上記容器収納部22は、採尿容器10が
さかさまにセツトされても脱落しないように、そ
の係止孔が採尿容器10の胴部と略同一に形成さ
れている。
ストツパ片23は、特に第5図からも明らかな
ように、その各幅寸法が、前記採尿容器10の細
幅部10aの幅寸法より小さく形成されている。
これは、後記するクランプ装置120によつて、
採尿容器10内の尿Sを押し出す場合に、該クラ
ンプ装置120のクランプ操作をスムーズに行う
ためである。
このように構成されたストツパ片23は、前記
各容器収納部列に沿つて帯状に配設されていると
共に、各ストツパ片23の両端部24,24は相
互に連結されて一体化されており、さらに該両端
部24,24の外側縁部は、第4図に示すよう
に、水平方向へ突出形成されてフランジ24a,
24aを形成している。このフランジ24a,2
4aは、後記するラツク把持装置60の把持体6
1,61に嵌合係止されるために突設形成されて
いる。
以上のようにして所要数(図示の実施例では50
容器)の採尿容器10がセツトされた検体ラツク
20は、前記検体ラツク供給部30に順次積み重
ねられた状態でセツトされ、一番下又は一番上に
セツトされた検体ラツク20から順に、搬送装置
40を介してラツク持ち上げ位置aまで移送され
る。
搬送装置40は、所定のタイミングで駆動され
る公知の無端ベルトコンベア機構から構成されて
いる。
このように構成された搬送装置40によつて、
前記検体ラツク20がラツク持ち上げ位置aまで
移送されると、ラツク把持装置60と脱蓋装置1
40とが同時に作動を開始する。
ラツク把持装置60は、特に第10図乃至第1
2図に示すように、前記検体ラツク20のフラン
ジ24a,24aを係止する正面(第10図参
照)及び側面(第12図参照)が略L字状のアー
ム61が一対と、これらの各アーム61,61を
ベース部材62に軸支する軸63,63と、上記
各アーム61,61の上端部に一端が固着された
タイミングベルト64,64と、該タイミングベ
ルト64,64の他端が巻装されたプーリ65
と、このプーリ65を回転させるモータ66と、
上記各アーム61,61を夫々常態において
『閉』方向、即ち収縮方向w(第10図参照)へ付
勢するスプリング67,67と、から構成されて
いる。
このように構成された上記ラツク把持装置60
は、検体ラツク20がラツク持ち上げ位置aに到
達直前に上記モータ66が作動を開始し、プーリ
65を第11図反時計方向へと回動させる。この
動作により各タイミングベルト64,64は、第
11図x方向へと牽引され、これにより各アーム
61,61は、軸63,63を支点として第10
図拡開方向vへと回動し、待機状態にセツトされ
る。
この状態から検体ラツク20がラツク持ち上げ
位置aに到達すると、モータ66が上記拡開作動
とは逆の作動を開始し、プーリ65を第11図時
計方向へと回動させる。この動作により前記各タ
イミングベルト64,64は、第11図y方向へ
と牽引され、これにより各アーム61,61は、
スプリング67,67の付勢力によつて軸63,
63を支点として第10図収縮方向wへと回動す
るので、上記各アーム61,61の先端係止部6
1a,61aは、前記検体ラツク20のフランジ
24a,24aを確実に嵌合係止する。
一方、脱蓋装置140は、第5図と第6図に示
すように、側面が逆L字状に形成されてなる5本
の脱蓋体141と、これら各脱蓋体141の先端
折曲部に形成された平面U字状の溝142と、上
記各脱蓋体141の下端部を回動可能に軸支する
軸143と、上記脱蓋体141の内の1本の脱蓋
体141(第5図左端側に配設された脱蓋体)の
中途部に一端が連結され他端がプーリ144に連
結されたアーム145と、上記プーリ144を回
動させるモータ146と、これらを昇降させる昇
降装置(図示せず)と、から構成されている。
上記脱蓋体141は、第5図からも明らかなよ
うに、検体ラツク20に保持された採尿容器列に
対応して5本が平行に配設されており、これら各
脱蓋体141は、連結アーム147にり連結され
ている。従つて、各脱蓋体141は、モータ14
6の正逆回転により、軸143を支点として回動
し、各脱蓋体141の各溝142と採尿容器10
の首部11とを係脱させる。尚、上記脱蓋装置1
40は、図示の実施例のものに限定されるもので
はなく、例えば前記昇降装置を廃止し、ラツク把
持装置60による持ち上げ作動によつて蓋体13
を取り外すように構成してもよく、或は採尿容器
10の各首部11を切断するカツター装置で構成
することもできる。このカツターによる場合は、
切断後に尿が付着するので、例えばスポンジ等の
払拭体でカツターを洗浄するように構成するのが
望ましい。
以上のようにして、ラツク把持装置60が検体
ラツク20を把持し、かつ該検体ラツクに保持さ
れた全ての採尿容器10の蓋体13が脱蓋装置1
40のより取り除かれると、上記検体ラツク20
は、上記把持状態を保持したままラツク移送装置
70を介して試験紙50の上方位置まで移送され
る。
ラツク移送装置70は、第7図乃至第9図及び
第13図に示すように、検体ラツク20を垂直方
向へ移送する昇降機構170と、検体ラツク20
を水平方向へ移送する水平移送機構270と、か
ら構成されている。
昇降機構170は、正面略逆凹状に形成された
ベース部材71の上面に設置されたモータ171
と、このモータ171により正逆回転制御される
プーリ172と、上記ベース部材71の両側に立
設された螺子体173,173と、該螺子体17
3,173の上端部に固着されたプーリ174,
174と、該プーリ174,174とプーリ17
2に懸架されたベルト175と、前記ラツク把持
装置60のベース部材62の両側に一端が連結さ
れ他端が上記螺子体173,173に螺合された
ブラケツト176,176と、から構成されてい
る。
それ故、上記モータ171を正逆回転させるこ
とで上記螺子体173,173が正逆回転し、こ
れによりブラケツト176,176は上記螺子体
173,173の上下方向に沿つて昇降案内さ
れ、結果、ラツク把持装置60が垂直方向へと昇
降案内される。
水平移送機構270は、前記ベース部材71の
両側から水平方向へ突設されたアーム部材27
1,271と、このアーム部材271,271の
先端部に形成された環状の支持スライダー27
2,272と、この支持スライダー272,27
2を摺動可能に嵌合係止するボールベアリングで
構成されたレール部材273,273と、このレ
ール部材273,273が固定された支持部材2
74,274と、この支持部材274,274の
上端部に回転可能に軸支されたプーリ275,2
75と、このプーリ275,275に懸架された
ベルト276と、上記プーリ275,275を
夫々正逆回転制御するモータ(図示せず)と、か
ら構成されている。
そして、上記ベルト276には、前記ベース部
材71の上面に固着されたL字状のブラケツト2
77,277が連結固定されている。
尚、上記レール部材273,273と支持部材
274,274は、第1図に示すように、検体ラ
ツク20がラツク持ち上げ位置aから尿吐出位置
bを経て検体ラツク20の後処理位置eまで移送
される移送路両側に沿つて配設されている。
それ故、上記水平移送機構270により検体ラ
ツク20をラツク持ち上げ位置aから尿吐出位置
bまで移送し、かつ尿吐出位置bにおいて所定の
作業が終了した検体ラツク20を同位置aから後
処理位置eまで移送し、さらには後処理位置eで
上記検体ラツク20を離した後、同位置eからラ
ツク把持装置60などを再びラツク持ち上げ位置
aまで移送する場合には、図示外のモータを正逆
回転させることで上記プーリ275,275が正
逆回転し、これによりベース部材71は上記レー
ル部材273,273の長手方向に沿つて往復摺
動案内される。
このようにして上記水平移送機構270により
検体ラツク20が、前記ラツク持ち上げ位置aか
ら尿吐出位置bまで移送されると、前記クランプ
装置120による採尿容器10内の尿Sの押し出
し作業が行われる。
クランプ装置120は、特に第14図と第15
図に示すように、前記ラツク把持装置60におけ
るベース部材62の前・後側壁68,68に架設
された一対のボールベアリングレール体121,
121と、このボールベアリングレール体12
1,121の長手方向に沿つて摺動可能に取り付
けられたベース部材122と、このベース部材1
22の上面から上方向に突設された立ち上り片1
22aの上端部に固着されたモータ123と、上
記立ち上り片122aと対向する位置に突設され
た他の立ち上り片122bと立ち上り片122a
との間に回転可能に軸支された棒軸124と、該
棒軸124の両端に固着されたギア125,12
5と、前記モータ123の回転軸に固着され上記
ギア125,125の一方と噛合する駆動ギア1
26と、上記ギア125,125と噛合する従動
ギア127,127と、上記ギア125,125
及び従動ギア127,127に上端が連結されて
なるアーム128,128と、このアーム12
8,128の下端に一端が夫々連結されてなるク
ランプ部材220,220と、このクランプ部材
220,220の各他端を回動可能に軸支する棒
軸221と、上記べース部材122の両側下方に
延設されてなる棒軸支持片122c,122cに
夫々開設された長溝222,222と、から構成
されており、上記棒軸221は、長溝222,2
22に沿つて上下方向に移動可能なように遊嵌さ
れていると共に、上記各クランプ部材220,2
20の下端部220a,220aは、特に第14
図及び第15図からも明らかなように、平板状に
形成されている。尚、上記各クランプ部材22
0,220の下端部220a,220aは、検体
ラツク20に保持されている1列、つまり10個の
採尿容器10をクランプするのに充分で、かつラ
ツク把持装置60のアーム61,61による検体
ラツク把持作業の支障とならない長さを有して形
成されている。
また、このように構成されたクランプ装置12
0を、前記尿吐出位置bにおいて1列ずつ間欠的
に移送するクランプ部材移送装置230は、特に
第8図からも明らかなように、前記ベース部材1
21の上面に配設されたモータ231と、このモ
ータ231の回転軸に固着されたプーリ232
と、このプーリ232から所定間隔を隔てて回転
可能に軸支されたプーリ233と、これらのプー
リ232,233間に懸架されたタイミング・ベ
ルト234と、このタイミング・ベルト234に
一端が固定された連結ピン235と、から構成さ
れており、該連結ピン235の他端は、前記ベー
ス部材122に固定されている。勿論、上記連結
ピン235は、前記ラツク把持装置60のベース
部材62によつて第8図垂直方向への移動が防げ
られないように配設されている。
それ故、前記クランプ部材移送装置230は、
クランプ装置120が水平移送機構270により
検体ラツク20が前記尿吐出位置bまで移送さ
れ、第1列目の採尿容器10の尿Sの吐出作業が
終了した後に、先ずモータ231が作動し、これ
によつて連結ピン235が第8図垂直方向へと移
送されるので、該ピン235に連結されたベース
部材62は、前記ボールベアリングレール体12
1,121の長手方向に沿つて、採尿容器10の
各配列間隔に対応する距離分移送される。
以上のように構成されたクランプ装置120に
よつて、採尿容器10内から尿を押し出す場合に
は、上記水平移送機構270により検体ラツク2
0が、前記尿吐出位置bまで移送され、第1列目
の10個の採尿容器10が試験紙50の真上にセツ
トされると、モータ123が回転し、この回転駆
動力が駆動ギア126からギア125,125及
び従動ギア127,127へと伝達され、これに
よりギア125,125及び従動ギア127,1
27に連結されたアーム128,128は同期し
て下方へ移動するので、該アーム128,128
に連結された各クランプ部材220,220は下
方へ押し下げられる。この場合、上記各クランプ
部材220,220の他端は、前記棒軸221に
連結され、該棒軸221は、棒軸支持片122
c,122cに夫々開設された長溝222,22
2の下端に衝合するまで下降摺動され、この後さ
らに前記ギア125,125及び従動ギア12
7,127が回動すると、上記各クランプ部材2
20,220は、衝合した位置にセツトされてい
る棒軸221を支点として第15図z方向へと回
動し、その結果、前記第1列目に保持された10個
の採尿容器10の下半分が同時に挟持押圧される
ので、各採尿容器10内に収納された尿は、各容
器口から押し出され、試験紙50へと供給され
る。
この第1列目にセツトされた各採尿容器10に
対する尿押し出し作業が終了すると、前記モータ
123が逆回転し、前記各ギア126、ギア12
5,125及び従動ギア127,127が前記駆
動と逆に駆動制御されるので、前記アーム12
8,128は上方へと移動し、各クランプ部材2
20,220は前記z方向とは反対の方向へと棒
軸221を支点として回動された後、該棒軸22
1と共に上方へ持ち上げられ、原位置へと復帰す
る。
このようにしてクランプ装置120が原位置に
復帰すると、前記クランプ部材送装置230が作
動を開始し、これにより上記クランプ装置120
は、検体ラツク20に保持された第2列目の採尿
容器列の真上にセツトされる。この後、該クラン
プ装置120は、前記作動を繰り返し、第2列目
の全ての採尿容器10に対する尿押し出し作業が
終了すると、以後、同じ作業を第3列目から第5
列目の各採尿容器10に施し、該クランプ装置1
20による尿押し出し作業が全て終了すると、次
の検体ラツク20の第1列目の位置へと復動し、
待機状態にセツトされる。
試験紙50は、第1図に示すように、試験紙移
送装置90を介して、試験紙ストツカー80から
上記尿吐出位置bを経て光学測定位置cさらには
廃棄位置dまで移送されるもので、第16図に示
すように、ホームベース状に形成された台紙51
と、この台紙51の表面に配列された試験紙片5
2と、から構成されている。
台紙51の周縁部51aは、第17図に示すよ
うに、上方へ折り曲げられて尿Sが台紙51の外
へと流れ出さないように構成されていると共に、
上記周縁部51aの山形頂部には、尿排出口53
が切り欠き形成されている。尚、第16図及び第
17図中、符号55は尿Sを列方向へと強制的に
流下させ、該列を流れる尿Sが他の列へと流れ込
むのを防止するダム体である。
試験紙片52は、各種尿検査に対応する試薬が
含浸された7種類の試験紙片52aと1つの検査
ブランク用試験紙片52bを1列として、10列が
所定間隔毎に配列されて構成されており、1列が
1人分の尿検査用として用いられ、結局1枚の台
紙51で10人の尿検査を同時に行うことができ
る。また、検査ブランク用試験紙片52bは、尿
Sが、採尿容器10から確実に供与されたか否か
を判別するために用いられるものである。
このように構成された試験紙50を、前記試験
紙ストツカー80から尿吐出位置bを経て光学測
定位置cさらには廃棄位置dまで移送する試験紙
移送装置90は、前記搬送装置40と同様、所定
のタイミングで駆動される公知の無端ベルトコン
ベア機構から構成されており、該試験紙移送路の
始端には、上記試験紙ストツカー80が配設さ
れ、一方、上記試験紙移送路の終端には、凹状に
形成された前記廃棄試験紙収納体130が配設さ
れている。また、上記試験紙移送路の一側縁部
(図示の実施例では、第1図上側)には、該試験
紙移送路の長手方向に沿つて排水尿の誘導路54
が形成されており、該誘導路54の終端には排尿
収納容器131が配設されている。
検出器2は、測定対象によつて適宜異なる波長
を光源kから各試験紙片52へと照射し、各試験
紙片52からその反射光を受光素子(図示せず)
で受けて、その吸光度を測定するもので、その原
理は公知の光学比色装置と同様である。尚、尿S
の濁度を測定する場合には、一の試験紙片52を
濁度比較用とし、この試験紙片52に所定波長の
光を反射させて、その受光の強度の変化からその
濁度が得ることができる。尿Sの色の影響を避け
るためには、尿Sにより吸収されない波長の光を
フイルター等で選択し測定すればよい。
尿Sの色調の測定は、検査ブランク用試験紙片
52bによつて行われ、分光装置を備えた光源か
ら特定波長の光を照射して反射させ、受光器でそ
の強度を測定すれば特定波長に対する吸光係数を
求めることができる。また、光源kからの光の波
長を連続的に可変することができれば、尿Sの吸
収スペクトルを得ることができる。
尚、本装置Aには、尿Sが各試験紙片52aに
確実に滴下したか否かを判別する手段が配設され
ている。この試験紙片52に尿Sが滴下したか否
かの判別は、該試験紙片52が濡れているか否か
によつて試験紙片52からの反射光度に強弱の差
が生ずることから、これらの光度差を予め測定し
ておいて、実測値が一定の測定値以上となつた場
合には、『ルーチン・エラー』として処理するよ
うに構成されている。
前記尿吐出位置bで尿Sの試験紙50への吐出
作業が終了した検体ラツク20は、前記ラツク移
送装置70の水平移送機構270により後処理位
置eまで移送され、この後、後処理ラツク移送装
置110を介して後処理位置eからラツク収納部
100へと移送される。
この後処理ラツク移送装置110は、前記搬送
装置40及び試験紙移送装置90と同様、所定の
タイミングで駆動される公知の無端ベルトコンベ
ア機構から構成されており、該移送路の終端に
は、前記ラツク収納部100が配設されている。
このラツク収納部100は、この自動尿検査装
置Aによつて、『陽性』、『偽陽性』、『偽陰性』又
は『ルーチン・エラー』と判別された尿Sを後で
再検査するために配設されている。
制御装置3は、ICカード6の情報に基く前記
本自動尿検査装置Aの作動を制御し、かつ前記機
構部Bの各機構を有機的に駆動制御すると共に、
前記リーダー装置45で読み取られた患者情報1
7と検出器2からの測定データとを対応させ、か
つ当該測定データの『陰性』、『陽性』、『偽陽性』、
又は『偽陰性』及び『ルーチン・エラー』の判定
を行うものである。
このようにして前記制御装置3で判定されたデ
ータは、プリンター5により患者情報17と共に
整理番号順に並べ換えられて印刷される。
次に、以上のように構成された自動尿検査装置
Aで尿検査を行う場合について説明する。
先ず、例えばシーケンシヤル番号順に、或はア
トランダムに各採尿容器10を検体ラツク20へ
とさかさまにセツトし、この採尿容器10が夫々
セツトされた上記検体ラツク20を、前記検体ラ
ツク供給部30に積層した状態でセツトする。
次に、本装置Aの取り扱いが可能な者として登
録された検査作業者のICカード6を、メイン・
スイツチがオンされている本装置AのICカー
ド・リーダー・ライター装置7にセツトし、制御
装置3に該カード6の情報を入力して機構部Bを
スタンバイ状態にセツトする。
この後、スタート・スイツチ(図示せず)をオ
ンさせると、前記検体ラツク供給部30にセツト
された検体ラツク20の1つが、搬送装置40に
よつてラツク持ち上げ位置aまで移送される。こ
の移送過程において、検体ラツク20に保持され
た各採尿容器10の患者情報17は、リーダー装
置45によつて自動的に読み取られ、制御装置3
へと入力される。
検体ラツク20が、上記ラツク持ち上げ位置a
に到達すると、ラツク把持装置60と脱蓋装置1
40が同期して作動し、検体ラツク20のフラン
ジ24a,24aが把持体61,61に係合保持
され、かつ各採尿容器10の蓋体13が取り除か
れる。
この蓋体13の採尿容器10からの除去作業が
終了すると、上記検体ラツク20は、前記把持状
態を保持したままラツク移送装置70によつて尿
吐出位置bへと移送される。
この尿吐出位置bでは、予め上記検体ラツク2
0の移送と対応して、試験紙ストツカー80から
試験紙50が同位置bまで最適なタイミングで移
送されている。
以上のようにして、検体ラツク20と試験紙5
0のセツテイングが終了すると、クランプ装置1
20による尿吐出作業が行われ、検体ラツク20
に保持された各列毎の処理がなされる。尚、試験
紙50に供給された尿Sの余剰分は、試験紙50
の尿排出口53から誘導路54へと排出され、排
尿収納容器131へと廃棄される。
このようにして、各試験紙50の試験紙片52
への尿Sの供給が終了すると、各試験紙50は試
験紙移送装置90によつて光学測定位置cへと順
次移送される。
この光学測定位置cでは、測定色に対応する波
長の測定光が各試験紙片52へと照射され、その
反射光の強弱が測定され、該データは制御装置3
へと入力され、当該測定データの『陰性』、『陽
性』、『偽陽性』、又は『偽陰性』及び『ルーチ
ン・エラー』の判定を行つた後、該測定データ
は、前記リーダー装置45で読み取られた患者情
報17と対応させた状態でプリンター5によりプ
リントアウトされ、かつこれらのデータは、図示
外の保存用ICカードに入力され保存される。
このようにして、光学測定処理が終了した試験
紙50は、前記試験紙移送装置90によつて試験
紙廃棄位置dまで移送され、同位置dで廃棄試験
紙収納体130に捨てられる。
一方、全ての採尿容器10に対する尿吐出作業
が終了した検体ラツク20は、ラツク移送装置7
0によつて後処理位置eへと移送される。
検体ラツク20が上記後処理位置eにセツトさ
れると、後処理ラツク移送装置110が作動し、
該検体ラツク20はラツク収納部100へと移送
され、同ラツク収納部100では上記検体ラツク
20を積層した状態で保存する。
尚、上記実施例では、採尿容器10を角ビン状
に形成した場合を例にとり説明したが、この発明
にあつてはこれに限定されるものではなく、また
該採尿容器10の検体ラツク20へのセツト数
も、図示の実施例に限定されないこと勿論であ
る。
さらに前記実施例では、検体ラツク20にセツ
トされる採尿容器10を1列に10個とした場合を
例にとり説明したが、この発明にあつては、これ
に精度管理用の尿が収容された1の採尿容器を1
列毎にセツトして1列11個となすことで、試験紙
片の変色・変質状態をチエツクすることができ
る。勿論、検体ラツク20にセツトされる採尿容
器10の内の1容器を精度管理用のものと代える
ことも可能である。
またさらに上記実施例では、採尿容器10を予
めさかさまにした状態で検体ラツク20にセツト
した場合を例にとり説明したが、この発明にあつ
てはこれに限定されるものではなく、要は尿吐出
位置bで採尿容器10の吐出口が下を向くように
セツトされればよい。
(発明の効果) この発明に係る自動尿検査装置は、以上説明し
たように、採取尿が収容された容器を試験紙片の
上方でさかさまにセツトし、該試験紙片のセツト
位置で上記容器内からそのまま尿を試験紙片へと
供給するように構成したので、従来の自動尿検査
装置が採用している『尿を1検体毎に吸引・吐出
するピペツトやポンプ類並びにこれらの駆動制御
系の機構』の全てを一切廃止することができ、そ
の結果、この種の自動尿検査装置における全体の
構成を大幅に簡易・小型化することができると共
に、集団検診時における尿検査を、全く人手を要
することなく自動的に処理することができ、しか
も1装置・1時間・8項目測定当りの検体処理件
数も、従来のこの種のものの少なくとも約10倍以
上となすことができるので、この種の検査に要す
る時間を大幅に短縮化し、かつ迅速化することが
でき、さらに、測定結果の統一化も容易に行うこ
とができるので、この種の検査精度に対する信頼
性も大幅に向上させることができる等、幾多の優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明に一実施例に係る自動尿検査
装置を示すものであつて、第1図は全体構成を概
略的に示す平面説明図、第2図は採尿容器の構成
を示す正面図、第3図は検体ラツクの平面図、第
4図は検体ラツクの一部を切欠して示す側面図、
第5図は検体ラツクの一部を切欠して示す正面
図、第6図は脱蓋装置の構成を一部切欠して示す
平面図、第7図はラツク把持装置とラツク移送装
置及びクランプ装置の構成を示す正面図、第8図
はラツク把持装置とラツク移送装置及びクランプ
装置の構成を示す平面図、第9図はラツク把持装
置とラツク移送装置及びクランプ装置の構成を示
す側面図、第10図はラツク把持装置の構成を示
す正面図、第11図は同ラツク把持装置の構成を
示す平面図、第12図は同ラツク把持装置の構成
を示す側面図、第13図はラツク移送装置の構成
を示す正面図、第14図はクランプ装置の構成を
示す正面図、第15図は同クランプ装置の構成を
示す側面図、第16図は試験紙の構成を示す平面
図、第17図は同試験紙の断面図である。 符号の説明、 A……自動尿検査装置、B……
機構部、S……尿、2……検出部、10……採尿
容器、11……容器首部、13……蓋体、20…
…検体ラツク、50……試験紙、52……試験紙
片、60……ラツク把持装置、70……ラツク移
送装置、120……クランプ装置、140……脱
蓋装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 採取尿が収容された採尿容器を所要数保持す
    る検体ラツクと、上記採尿容器の尿吐出口を開口
    させる手段と、試験紙の上方において上記採尿容
    器の尿吐出口が下方に向けた状態でセツトされる
    ように上記検体ラツクを移送するラツク移送装置
    と、上記採尿容器内の尿を試験紙の各試験紙片へ
    と押し出すクランプ装置と、上記各試験紙片の反
    応状態を光学的に測定する検出器と、を有してな
    る自動尿検査装置。 2 前記採尿容器の尿吐出口は、採尿容器本体を
    さかさまにした場合に、収容された採取尿が採尿
    容器の尿吐出口から漏出しないように細首状に形
    成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の自動尿検査装置。 3 前記採尿容器の尿吐出口を開口する手段は、
    前記採尿容器に冠装された蓋体を、採尿容器の首
    部から取り外す脱蓋装置であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項いずれか記載
    の自動尿検査装置。 4 前記採尿容器の尿吐出口を開口する手段は、
    採尿容器の首部を切断するカツター装置であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
    項いずれか記載の自動尿検査装置。
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WO2011152238A1 (ja) * 2010-06-02 2011-12-08 アークレイ株式会社 尿分析方法、その装置、前記分析方法に用いられるプログラム、およびその記憶媒体
JP5721099B2 (ja) * 2011-02-15 2015-05-20 株式会社テクノメデイカ 使い捨て試験プレート及び分析機
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CN111965173A (zh) * 2017-09-28 2020-11-20 崔林 一种尿液检测仪及其检测方法

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