JPH05215037A - 電磁作動式の噴射弁 - Google Patents
電磁作動式の噴射弁Info
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- JPH05215037A JPH05215037A JP4304253A JP30425392A JPH05215037A JP H05215037 A JPH05215037 A JP H05215037A JP 4304253 A JP4304253 A JP 4304253A JP 30425392 A JP30425392 A JP 30425392A JP H05215037 A JPH05215037 A JP H05215037A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁作動式の噴射弁において、閉鎖運動を極
めてスムーズに行ない、ひいては最適な燃料噴射量が得
られるようにする。 【構成】 噴射弁の全開時すなわち弁閉鎖部材１２の行
程調節スリーブ６１への当接時に、可動子３８の端面６
５とコア７の端面５１との間にエアギャップＡが残され
るようになっており、該エアギャップＡが、前記コア７
への前記可動子３８の接触を阻止するようになってい
る。
めてスムーズに行ない、ひいては最適な燃料噴射量が得
られるようにする。 【構成】 噴射弁の全開時すなわち弁閉鎖部材１２の行
程調節スリーブ６１への当接時に、可動子３８の端面６
５とコア７の端面５１との間にエアギャップＡが残され
るようになっており、該エアギャップＡが、前記コア７
への前記可動子３８の接触を阻止するようになってい
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に用いられる
電磁作動式の噴射弁であって、磁気コイルによって取り
囲まれたコアが設けられており、該コアに対向して可動
子が配置されており、該可動子によって、不動の弁座と
協働する弁閉鎖部材が操作されるようになっており、該
弁閉鎖部材の行程が、前記コア内に配置された行程調節
スリーブによって調節可能であり、弁閉鎖部材に作用す
る戻しばねが設けられており、該戻しばねのプレロード
が、行程調節スリーブ内に配置されたばね調節スリーブ
によって調節可能である形式のものに関する。
電磁作動式の噴射弁であって、磁気コイルによって取り
囲まれたコアが設けられており、該コアに対向して可動
子が配置されており、該可動子によって、不動の弁座と
協働する弁閉鎖部材が操作されるようになっており、該
弁閉鎖部材の行程が、前記コア内に配置された行程調節
スリーブによって調節可能であり、弁閉鎖部材に作用す
る戻しばねが設けられており、該戻しばねのプレロード
が、行程調節スリーブ内に配置されたばね調節スリーブ
によって調節可能である形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】このような形式の電磁作動式の噴射弁は
米国特許第３６４６９１４号明細書により既に公知であ
る。この公知の噴射弁は、噴射弁の弁ケーシングの弁端
部キャップの孔内にねじ込まれた管状の行程調節スリー
ブを有している。この行程調節スリーブはコアとして
も、不動の弁座と協働する弁閉鎖部材のためのストッパ
としても役立つ。噴射弁の開放時には、弁閉鎖部材に固
く結合した可動子の上流側の端面が行程調節スリーブ
の、可動子に面した端面に当接する。行程調節スリーブ
を回動させることにより、行程調節スリーブは回転方向
に従って任意の長さで噴射弁内部に突入する。このよう
な形式で弁閉鎖部材の行程は調節可能である。弁閉鎖部
材の行程は、行程調節スリーブをねじ込むことによって
縮小する。反対に行程調節スリーブを噴射弁から進出さ
せると行程は増大する。弁閉鎖部材の行程の増大もしく
は縮小により噴射弁の静的な噴射量は増加もしくは減少
する。
米国特許第３６４６９１４号明細書により既に公知であ
る。この公知の噴射弁は、噴射弁の弁ケーシングの弁端
部キャップの孔内にねじ込まれた管状の行程調節スリー
ブを有している。この行程調節スリーブはコアとして
も、不動の弁座と協働する弁閉鎖部材のためのストッパ
としても役立つ。噴射弁の開放時には、弁閉鎖部材に固
く結合した可動子の上流側の端面が行程調節スリーブ
の、可動子に面した端面に当接する。行程調節スリーブ
を回動させることにより、行程調節スリーブは回転方向
に従って任意の長さで噴射弁内部に突入する。このよう
な形式で弁閉鎖部材の行程は調節可能である。弁閉鎖部
材の行程は、行程調節スリーブをねじ込むことによって
縮小する。反対に行程調節スリーブを噴射弁から進出さ
せると行程は増大する。弁閉鎖部材の行程の増大もしく
は縮小により噴射弁の静的な噴射量は増加もしくは減少
する。
【０００３】弁閉鎖部材は戻しばねによって負荷をかけ
られており、この戻しばねは行程調節スリーブ内にねじ
込まれたばね調節スリーブに支持されていて、弁座の方
向に弁閉鎖部材にプレロードをかけている。磁気コイル
の励磁された状態で生ぜしめられた磁気力、すなわち磁
気コイルへ向けて可動子を移動して弁閉鎖部材を弁座か
ら持ち上げる磁気力は戻しばねの力に抗して作用する。
弁閉鎖部材へ向けてばね調節スリーブをねじ込むことに
より、戻しばねのプレロードは高くなる。こうすること
によって、噴射弁の全開に至るまでの時間が長くなる。
戻しばねのプレロードを変化させることによって、噴射
弁の開放もしくは閉鎖過程において噴射される動的な噴
射量が調節される。静的および動的な噴射量は噴射弁が
完全に組み立てられた状態で互いに無関係に調節するこ
とができる。
られており、この戻しばねは行程調節スリーブ内にねじ
込まれたばね調節スリーブに支持されていて、弁座の方
向に弁閉鎖部材にプレロードをかけている。磁気コイル
の励磁された状態で生ぜしめられた磁気力、すなわち磁
気コイルへ向けて可動子を移動して弁閉鎖部材を弁座か
ら持ち上げる磁気力は戻しばねの力に抗して作用する。
弁閉鎖部材へ向けてばね調節スリーブをねじ込むことに
より、戻しばねのプレロードは高くなる。こうすること
によって、噴射弁の全開に至るまでの時間が長くなる。
戻しばねのプレロードを変化させることによって、噴射
弁の開放もしくは閉鎖過程において噴射される動的な噴
射量が調節される。静的および動的な噴射量は噴射弁が
完全に組み立てられた状態で互いに無関係に調節するこ
とができる。
【０００４】噴射弁が全開されると、可動子の上流側の
端面はコアの、可動子に面した端面に当接する。続く閉
鎖運動時には可動子は付着力と残留磁力とによってコア
の端面に付着してしまう。これにより、閉鎖運動は僅か
に遅れて開始される。弁閉鎖部材の閉鎖運動が電子的な
制御装置の作動信号に応答するのに僅かに遅れるだけ
で、燃料空気混合物（混合気）の組成は最適なものでは
なくなってしまう。混合気の組成が最適でないと、エミ
ッションの値が高くなり、充分な出力が得られず、内燃
機関の運転特性が悪化してしまう。
端面はコアの、可動子に面した端面に当接する。続く閉
鎖運動時には可動子は付着力と残留磁力とによってコア
の端面に付着してしまう。これにより、閉鎖運動は僅か
に遅れて開始される。弁閉鎖部材の閉鎖運動が電子的な
制御装置の作動信号に応答するのに僅かに遅れるだけ
で、燃料空気混合物（混合気）の組成は最適なものでは
なくなってしまう。混合気の組成が最適でないと、エミ
ッションの値が高くなり、充分な出力が得られず、内燃
機関の運転特性が悪化してしまう。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は上記欠点を回避して、閉鎖運動が極めてスムーズに行
なわれ、ひいては最適な燃料噴射量が得られるような、
冒頭で述べた形式の噴射弁を提供することである。
は上記欠点を回避して、閉鎖運動が極めてスムーズに行
なわれ、ひいては最適な燃料噴射量が得られるような、
冒頭で述べた形式の噴射弁を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、噴射弁の全開時すなわち弁閉鎖部
材の行程調節スリーブへの当接時に、可動子の端面とコ
アの端面との間にエアギャップが残されるようになって
おり、該エアギャップが、前記コアへの前記可動子の接
触を阻止するようにようにした。
に本発明の構成では、噴射弁の全開時すなわち弁閉鎖部
材の行程調節スリーブへの当接時に、可動子の端面とコ
アの端面との間にエアギャップが残されるようになって
おり、該エアギャップが、前記コアへの前記可動子の接
触を阻止するようにようにした。
【０００７】
【発明の効果】本発明の構成によれば、組み立ての完了
した噴射弁において静的および動的な燃料噴射量を別々
に調節できるにもかかわらず、噴射弁の全開時にコアの
端面への可動子の付着を回避するエアギャップが可動子
とコアとの間に残されるようになっている。これにより
可動子と固く結合した弁閉鎖部材は、電子的な制御装置
の作動信号にほとんど遅れることなく応答することがで
きる。
した噴射弁において静的および動的な燃料噴射量を別々
に調節できるにもかかわらず、噴射弁の全開時にコアの
端面への可動子の付着を回避するエアギャップが可動子
とコアとの間に残されるようになっている。これにより
可動子と固く結合した弁閉鎖部材は、電子的な制御装置
の作動信号にほとんど遅れることなく応答することがで
きる。
【０００８】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
説明する。
【０００９】図１には混合気圧縮形で火花点火式の内燃
機関の燃料噴射装置の噴射弁を示している。この噴射弁
は弁ケーシング１を有しており、この弁ケーシング内に
はコイル支持体２に磁気コイル３が配置されている。こ
の磁気コイル３は電気的な差込み接続部４を有してお
り、この差込み接続部は、弁ケーシング１を部分的に取
り囲むプラスチックリング５内に装着されている。磁気
コイル３のコイル支持体２は弁ケーシング１のコイル室
６内でコア７に取付けられている。このコアは燃料を供
給する弁端部キャップ８の一部として弁ケーシング１内
に突入している。弁端部キャップ８は接続管片９で燃料
供給導管（図示せず）に接続している。弁ケーシング１
は弁端部キャップ８とは反対側でノズルボデー１１を部
分的に取り囲んでいる。
機関の燃料噴射装置の噴射弁を示している。この噴射弁
は弁ケーシング１を有しており、この弁ケーシング内に
はコイル支持体２に磁気コイル３が配置されている。こ
の磁気コイル３は電気的な差込み接続部４を有してお
り、この差込み接続部は、弁ケーシング１を部分的に取
り囲むプラスチックリング５内に装着されている。磁気
コイル３のコイル支持体２は弁ケーシング１のコイル室
６内でコア７に取付けられている。このコアは燃料を供
給する弁端部キャップ８の一部として弁ケーシング１内
に突入している。弁端部キャップ８は接続管片９で燃料
供給導管（図示せず）に接続している。弁ケーシング１
は弁端部キャップ８とは反対側でノズルボデー１１を部
分的に取り囲んでいる。
【００１０】弁ニードル１２はノズルボデー１１の案内
孔１３内を半径方向に間隔をおいて貫通している。案内
孔１３は下流側の端部で円錐状の弁座面１４に移行して
いる。この弁座面１４は弁ニードル１２の下流側に設け
られた円錐体１５と共にシール座部１４，１５を形成し
ている。さらに円錐状の弁座面１４は噴射開口１９に向
かって、例えば円筒状のノズルボデー通路２０に移行し
ている。ノズルボデー通路２０は肉薄のプレート２１に
よってカバーされており、該プレート２１はノズルボデ
ー１１と、ノズルボデー１１に例えば螺合した調製スリ
ーブ２２との間に締込まれている。プレート２１は少な
くとも１つの調量孔２３を有している。この調量孔は噴
射通路２７に開口しており、噴射通路２７は下流側では
噴射開口１９で終わっている。
孔１３内を半径方向に間隔をおいて貫通している。案内
孔１３は下流側の端部で円錐状の弁座面１４に移行して
いる。この弁座面１４は弁ニードル１２の下流側に設け
られた円錐体１５と共にシール座部１４，１５を形成し
ている。さらに円錐状の弁座面１４は噴射開口１９に向
かって、例えば円筒状のノズルボデー通路２０に移行し
ている。ノズルボデー通路２０は肉薄のプレート２１に
よってカバーされており、該プレート２１はノズルボデ
ー１１と、ノズルボデー１１に例えば螺合した調製スリ
ーブ２２との間に締込まれている。プレート２１は少な
くとも１つの調量孔２３を有している。この調量孔は噴
射通路２７に開口しており、噴射通路２７は下流側では
噴射開口１９で終わっている。
【００１１】弁ニードル１２はスペーサ区分２８によっ
て互いに分離された、例えば２つの案内区分２９，３０
を有している。これらの案内区分は例えば四角体として
構成されている。案内区分の縁部は丸みを付けられて１
つの四角体につき４つの案内面３１を形成している。こ
れらの案内面は案内孔１３の壁に少なくとも部分的に接
触している。案内面３１の曲率半径は案内孔１３の半径
よりも僅かにしか小さくないので、弁ニードル１２はノ
ズルボデー１１内でほどんど遊びなく軸方向で移動可能
に配置されている。それぞれの四角体に設けられた４つ
の案内面３１はそれぞれ、例えば平らな流過面３５によ
って互いに分離されており、これらの流過面は案内孔１
３の壁には接触していない。案内孔１３の壁と、四角体
の４つの流過面３５との間の流れ隙間を通って燃料はそ
れぞれの案内区分２９，３０を通り過ぎ、噴射開口１９
へ向かって流れる。
て互いに分離された、例えば２つの案内区分２９，３０
を有している。これらの案内区分は例えば四角体として
構成されている。案内区分の縁部は丸みを付けられて１
つの四角体につき４つの案内面３１を形成している。こ
れらの案内面は案内孔１３の壁に少なくとも部分的に接
触している。案内面３１の曲率半径は案内孔１３の半径
よりも僅かにしか小さくないので、弁ニードル１２はノ
ズルボデー１１内でほどんど遊びなく軸方向で移動可能
に配置されている。それぞれの四角体に設けられた４つ
の案内面３１はそれぞれ、例えば平らな流過面３５によ
って互いに分離されており、これらの流過面は案内孔１
３の壁には接触していない。案内孔１３の壁と、四角体
の４つの流過面３５との間の流れ隙間を通って燃料はそ
れぞれの案内区分２９，３０を通り過ぎ、噴射開口１９
へ向かって流れる。
【００１２】弁ニードル１２は円錐体１５とは反対側で
は、例えば管状の固定区分３６で終わっている。この固
定区分は可動子３８の収容孔３７に少なくとも部分的に
嵌め込まれている。この場合弁ニードル１２の固定区分
３６の上流側の端面４１が可動子３８の収容孔３７内部
に配置され、収容孔３７の壁の部分４２が弁ニードル１
２の固定区分３６によって覆われないようになってい
る。弁ニードル１２の固定区分３６は可動子３８に例え
ばろう接または溶接により固く結合されている。固定区
分３６の壁は、可動子３８の下流側の端面４４と、可動
子３８寄りの案内区分２９との間の区分４３の周面に少
なくとも１つの燃料流出開口４６を備えている。燃料
は、弁ニードル１２の固定区分３６の上流側の端面４１
に設けられた、少なくとも１つの燃料流入開口４７を通
って、弁ニードル１２の固定区分３６内に設けた中央孔
４８内に流入し、次いで燃料流出開口を通って中央孔か
ら再び流出する。さらに案内区分２９，３０を介して燃
料は噴射開口１９へ向かって流れる。
は、例えば管状の固定区分３６で終わっている。この固
定区分は可動子３８の収容孔３７に少なくとも部分的に
嵌め込まれている。この場合弁ニードル１２の固定区分
３６の上流側の端面４１が可動子３８の収容孔３７内部
に配置され、収容孔３７の壁の部分４２が弁ニードル１
２の固定区分３６によって覆われないようになってい
る。弁ニードル１２の固定区分３６は可動子３８に例え
ばろう接または溶接により固く結合されている。固定区
分３６の壁は、可動子３８の下流側の端面４４と、可動
子３８寄りの案内区分２９との間の区分４３の周面に少
なくとも１つの燃料流出開口４６を備えている。燃料
は、弁ニードル１２の固定区分３６の上流側の端面４１
に設けられた、少なくとも１つの燃料流入開口４７を通
って、弁ニードル１２の固定区分３６内に設けた中央孔
４８内に流入し、次いで燃料流出開口を通って中央孔か
ら再び流出する。さらに案内区分２９，３０を介して燃
料は噴射開口１９へ向かって流れる。
【００１３】弁ケーシング１はノズルボデー１１の案内
孔１３に対して同軸的に延びるケーシング孔４９を有し
ている。可動子３８はこのケーシング孔内を遊びを持っ
て貫通している。磁気コイル３が通電されると、可動子
３８はコア７の下流側の端面５１へ向かって引き付けら
れる。可動子３８に固く結合された弁ニードル１２の円
錐体１５は弁座面１４から持ち上げられ、環状ギャップ
状の流れ横断面を開放する。この流れ横断面を通って加
圧燃料が噴射開口１９の方向に流れる。
孔１３に対して同軸的に延びるケーシング孔４９を有し
ている。可動子３８はこのケーシング孔内を遊びを持っ
て貫通している。磁気コイル３が通電されると、可動子
３８はコア７の下流側の端面５１へ向かって引き付けら
れる。可動子３８に固く結合された弁ニードル１２の円
錐体１５は弁座面１４から持ち上げられ、環状ギャップ
状の流れ横断面を開放する。この流れ横断面を通って加
圧燃料が噴射開口１９の方向に流れる。
【００１４】可動子３８の収容孔３７に対して同軸的に
延びる、弁端部キャップ８の貫通孔６０内には管状の行
程調節スリーブ６１が配置されており、貫通孔６０の下
流側の端部から突出した行程調節スリーブ６１の突出部
６２がコア７から突出している。行程調節スリーブ６１
は貫通孔６０に例えばプレス嵌めされている。これによ
って、弁端部キャップ８の貫通孔６０内への行程調節ス
リーブ６１の押し込み深さは、調節装置（図示せず）を
用いて行程調節スリーブ６１を移動することにより変化
させることができる。運転中作用する力による押し込み
深さの位置ずれは行程調節スリーブ６１と貫通孔６０と
の摩擦接続的な結合によって回避される。行程調節スリ
ーブ６１の突出部６２の直径は可動子３８の収容孔３７
の直径よりも僅かに小さい。さらにこの突出部６２は噴
射弁の全閉時にも、収容孔３７内の、弁ニードル１２の
固定区分３６と重ならない部分４２内に少なくとも部分
的に突入している。噴射弁が全開されると、図２に示し
たように、行程調節スリーブ６１の、可動子３８に面し
た端面６４が弁ニードル１２の固定区分３６の上流側の
端面４１に当接する。コア７の、可動子３８に面した端
面５１と、可動子３８の上流側の端面６５との間には、
噴射弁の全開状態においてもエアギャップが残される。
このエアギャップは図２では符号Ａで示されている。こ
のエアギャップＡは、可動子３８がコア７に付着するの
を回避する。
延びる、弁端部キャップ８の貫通孔６０内には管状の行
程調節スリーブ６１が配置されており、貫通孔６０の下
流側の端部から突出した行程調節スリーブ６１の突出部
６２がコア７から突出している。行程調節スリーブ６１
は貫通孔６０に例えばプレス嵌めされている。これによ
って、弁端部キャップ８の貫通孔６０内への行程調節ス
リーブ６１の押し込み深さは、調節装置（図示せず）を
用いて行程調節スリーブ６１を移動することにより変化
させることができる。運転中作用する力による押し込み
深さの位置ずれは行程調節スリーブ６１と貫通孔６０と
の摩擦接続的な結合によって回避される。行程調節スリ
ーブ６１の突出部６２の直径は可動子３８の収容孔３７
の直径よりも僅かに小さい。さらにこの突出部６２は噴
射弁の全閉時にも、収容孔３７内の、弁ニードル１２の
固定区分３６と重ならない部分４２内に少なくとも部分
的に突入している。噴射弁が全開されると、図２に示し
たように、行程調節スリーブ６１の、可動子３８に面し
た端面６４が弁ニードル１２の固定区分３６の上流側の
端面４１に当接する。コア７の、可動子３８に面した端
面５１と、可動子３８の上流側の端面６５との間には、
噴射弁の全開状態においてもエアギャップが残される。
このエアギャップは図２では符号Ａで示されている。こ
のエアギャップＡは、可動子３８がコア７に付着するの
を回避する。
【００１５】可動子３８とコア７とが接触すると、残留
磁気力と、それによって生じる可動子３８とコア７との
間で引き合う力とがコア７への可動子３８の付着を生ぜ
しめる。これにより生じる弁ニードル１２の閉鎖運動の
遅延は次のような結果を招く。すなわち弁ニードル１２
の閉鎖運動が例えば電子的な制御装置（図示せず）の作
動信号に正確に応答できなくなってしまう。これによっ
て噴射弁により実際に噴射された燃料量は、内燃機関に
より吸い込まれた空気質量に相応する燃料量に正確には
一致しなくなる。したがって空気と、噴射された燃料と
から成る混合気は最適な組成を有さないことになる。こ
のことは、出力の損失と、エミッションの増加と、内燃
機関の運転特性の悪化とを引き起こす。
磁気力と、それによって生じる可動子３８とコア７との
間で引き合う力とがコア７への可動子３８の付着を生ぜ
しめる。これにより生じる弁ニードル１２の閉鎖運動の
遅延は次のような結果を招く。すなわち弁ニードル１２
の閉鎖運動が例えば電子的な制御装置（図示せず）の作
動信号に正確に応答できなくなってしまう。これによっ
て噴射弁により実際に噴射された燃料量は、内燃機関に
より吸い込まれた空気質量に相応する燃料量に正確には
一致しなくなる。したがって空気と、噴射された燃料と
から成る混合気は最適な組成を有さないことになる。こ
のことは、出力の損失と、エミッションの増加と、内燃
機関の運転特性の悪化とを引き起こす。
【００１６】行程調節スリーブ６１の押し込み深さは弁
ニードル１２の行程と、ひいては噴射弁の静的な噴射量
とを規定する。行程調節スリーブ６１を弁端部キャップ
８内にさらに深く挿入すると、行程調節スリーブ６１
の、コア７から突出する突出部６２が増大し、弁ニード
ル１２の行程は縮小される。弁ニードル１２の、縮小さ
れた行程は静的な噴射量の減少を生ぜしめる。
ニードル１２の行程と、ひいては噴射弁の静的な噴射量
とを規定する。行程調節スリーブ６１を弁端部キャップ
８内にさらに深く挿入すると、行程調節スリーブ６１
の、コア７から突出する突出部６２が増大し、弁ニード
ル１２の行程は縮小される。弁ニードル１２の、縮小さ
れた行程は静的な噴射量の減少を生ぜしめる。
【００１７】弁ニードル１２は戻しばね６６によって負
荷をかけられている。戻しばね６６は噴射弁の閉鎖の方
向に弁ニードル１２にプレロードをかけている。戻しば
ね６６は一方の側では互いに交差した例えば２つのウェ
ブ５５、すなわち弁ニードル１２の固定区分３６の燃料
流入開口４７を分割するウェブ５５に支持されている。
さらに戻しばね６６はもう一方の側では管状のばね調節
スリーブ６８の下流側の端面６７に支持されている。２
つのウェブ５５の交点には案内ピン５６が形成されてお
り、この案内ピン５６は戻しばね６６の下流側の端部を
センタリングしている。ばね調節スリーブ６８は行程調
節スリーブ６１内に同軸的に、例えばプレス嵌めによっ
て配置されている。これにより、行程調節スリーブ６１
とは無関係に、戻しばね６６のばね力を調節するために
調節装置（図示せず）を用いてばね調節スリーブ６８を
移動することができる。ばね調節スリーブ６８と行程調
節スリーブ６８との摩擦接続的な結合は、運転中に生じ
る力によるばね調節スリーブ６８の位置ずれを回避す
る。燃料は、弁端部キャップ８の接続管片９からばね調
節スリーブ６８の内側横断面６９を通って噴射開口１９
ヘ向かって流れる。
荷をかけられている。戻しばね６６は噴射弁の閉鎖の方
向に弁ニードル１２にプレロードをかけている。戻しば
ね６６は一方の側では互いに交差した例えば２つのウェ
ブ５５、すなわち弁ニードル１２の固定区分３６の燃料
流入開口４７を分割するウェブ５５に支持されている。
さらに戻しばね６６はもう一方の側では管状のばね調節
スリーブ６８の下流側の端面６７に支持されている。２
つのウェブ５５の交点には案内ピン５６が形成されてお
り、この案内ピン５６は戻しばね６６の下流側の端部を
センタリングしている。ばね調節スリーブ６８は行程調
節スリーブ６１内に同軸的に、例えばプレス嵌めによっ
て配置されている。これにより、行程調節スリーブ６１
とは無関係に、戻しばね６６のばね力を調節するために
調節装置（図示せず）を用いてばね調節スリーブ６８を
移動することができる。ばね調節スリーブ６８と行程調
節スリーブ６８との摩擦接続的な結合は、運転中に生じ
る力によるばね調節スリーブ６８の位置ずれを回避す
る。燃料は、弁端部キャップ８の接続管片９からばね調
節スリーブ６８の内側横断面６９を通って噴射開口１９
ヘ向かって流れる。
【００１８】固定区分３６の上流側の端面４１に対する
ばね調節スリーブ６８の相対的な位置は、戻しばね６６
のプレロードと、弁ニードル１２への戻しばね６６の力
を規定する。弁ニードル１２の開放運動は、通電された
磁気コイル３が可動子３８に作用する力、すなわち開放
運動を生ぜしめる力と、それとは逆に作用する戻しばね
６６の力とに基づいて規定される。ばね力は、弁ニード
ル１２の端面４１へ向かってばね調節スリーブ６８を移
動することにより高められ、開口運動の加速度は小さ
く、閉鎖運動の加速度は大きくなる。さらにこれに伴
い、動的な噴射量の増加もしくは減少が生ぜしめられ
る。
ばね調節スリーブ６８の相対的な位置は、戻しばね６６
のプレロードと、弁ニードル１２への戻しばね６６の力
を規定する。弁ニードル１２の開放運動は、通電された
磁気コイル３が可動子３８に作用する力、すなわち開放
運動を生ぜしめる力と、それとは逆に作用する戻しばね
６６の力とに基づいて規定される。ばね力は、弁ニード
ル１２の端面４１へ向かってばね調節スリーブ６８を移
動することにより高められ、開口運動の加速度は小さ
く、閉鎖運動の加速度は大きくなる。さらにこれに伴
い、動的な噴射量の増加もしくは減少が生ぜしめられ
る。
【００１９】行程調節スリーブ６１とばね調節スリーブ
６８との調節後、その調節した位置に行程調節スリーブ
６１とばね調節スリーブ６８とをたとえばろう接、溶接
または圧潰によって付加的に固定してもよい。静的およ
び動的な噴射量は、行程調節スリーブ６１とばね調節ス
リーブ６８とによって互いに別々に調節することができ
る。噴射弁の本発明による構成によって、特に噴射弁の
全開時に可動子３８がコア７と接触してコアに短時間付
着してしまうのを回避することができる。本発明による
噴射弁は、混合気圧縮形で火花点火式の内燃機関に特に
適している。
６８との調節後、その調節した位置に行程調節スリーブ
６１とばね調節スリーブ６８とをたとえばろう接、溶接
または圧潰によって付加的に固定してもよい。静的およ
び動的な噴射量は、行程調節スリーブ６１とばね調節ス
リーブ６８とによって互いに別々に調節することができ
る。噴射弁の本発明による構成によって、特に噴射弁の
全開時に可動子３８がコア７と接触してコアに短時間付
着してしまうのを回避することができる。本発明による
噴射弁は、混合気圧縮形で火花点火式の内燃機関に特に
適している。
【図１】本発明による噴射弁の断面図である。
【図２】本発明による噴射弁の、可動子と行程調節スリ
ーブとばね調節スリーブとが設けられている部分の拡大
図である。
ーブとばね調節スリーブとが設けられている部分の拡大
図である。
１ 弁ケーシング、 ２ コイル支持体、 ３ 磁気コ
イル、 ４ 差込み接続部、 ５ プラスチックリン
グ、 ６ コイル室、 ７ コア、 ８ 弁端部キャッ
プ、 ９ 接続管片、 １１ ノズルボデー、 １２
弁ニードル、 １３ 案内孔、 １４ 弁座面、 １５
円錐体、 １９ 噴射開口、 ２０ ノズルボデー通
路、 ２１ プレート、 ２２ 調製スリーブ、 ２３
調量孔、２７ 噴射通路、 ２８ スペーサ区分、
２９ 案内区分、 ３０ 案内区分、 ３１ 案内面、
３５ 流過面、 ３６ 固定区分、 ３７ 収容孔、
３８ 可動子、 ４１ 端面、 ４２ 部分、 ４３
区分、 ４４ 端面、４６ 燃料流出開口、 ４７ 燃
料流入開口、 ４８ 中央孔、 ４９ ケーシング孔、
５１ 端面、 ５５ ウェブ、 ５６ 案内ピン、
６０ 貫通孔、６１ 行程調節スリーブ、 ６２ 突出
部、 ６４ 端面、 ６５ 端面、６６ 戻しばね、
６７ 端面、 ６８ ばね調節スリーブ、 ６９ 内側
横断面、 Ａ エアギャップ
イル、 ４ 差込み接続部、 ５ プラスチックリン
グ、 ６ コイル室、 ７ コア、 ８ 弁端部キャッ
プ、 ９ 接続管片、 １１ ノズルボデー、 １２
弁ニードル、 １３ 案内孔、 １４ 弁座面、 １５
円錐体、 １９ 噴射開口、 ２０ ノズルボデー通
路、 ２１ プレート、 ２２ 調製スリーブ、 ２３
調量孔、２７ 噴射通路、 ２８ スペーサ区分、
２９ 案内区分、 ３０ 案内区分、 ３１ 案内面、
３５ 流過面、 ３６ 固定区分、 ３７ 収容孔、
３８ 可動子、 ４１ 端面、 ４２ 部分、 ４３
区分、 ４４ 端面、４６ 燃料流出開口、 ４７ 燃
料流入開口、 ４８ 中央孔、 ４９ ケーシング孔、
５１ 端面、 ５５ ウェブ、 ５６ 案内ピン、
６０ 貫通孔、６１ 行程調節スリーブ、 ６２ 突出
部、 ６４ 端面、 ６５ 端面、６６ 戻しばね、
６７ 端面、 ６８ ばね調節スリーブ、 ６９ 内側
横断面、 Ａ エアギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル マコーミック アメリカ合衆国 サウスカロライナ チャ ールストン サム リッテンバーグ ブー ルヴァード 1916 (72)発明者 アルヴィン シュテークマイアー アメリカ合衆国 サウスカロライナ ノー ス チャールストン ウェイヴァリー プ レイス サークル ナンバー エー ２ 100
Claims (1)
- 【請求項１】 内燃機関に用いられる電磁作動式の噴射
弁であって、磁気コイルによって取り囲まれたコアが設
けられており、該コアに対向して可動子が配置されてお
り、該可動子によって、不動の弁座と協働する弁閉鎖部
材が操作されるようになっており、該弁閉鎖部材の行程
が、前記コア内に配置された行程調節スリーブによって
調節可能であり、弁閉鎖部材に作用する戻しばねが設け
られており、該戻しばねのプレロードが、行程調節スリ
ーブ内に配置されたばね調節スリーブによって調節可能
である形式のものにおいて、前記噴射弁の全開時すなわ
ち前記弁閉鎖部材（１２）の行程調節スリーブ（６１）
への当接時に、前記可動子（３８）の端面（６５）と前
記コア（７）の端面（５１）との間にエアギャップ
（Ａ）が残されるようになっており、該エアギャップ
（Ａ）が、前記コア（７）への前記可動子（３８）の接
触を阻止するようになっている、電磁作動式の噴射弁。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4137786A DE4137786C2 (de) | 1991-11-16 | 1991-11-16 | Elektromagnetisch betätigbares Einspritzventil |
| DE4137786.9 | 1991-11-16 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05215037A true JPH05215037A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=6444978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4304253A Pending JPH05215037A (ja) | 1991-11-16 | 1992-11-16 | 電磁作動式の噴射弁 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5232167A (ja) |
| JP (1) | JPH05215037A (ja) |
| DE (1) | DE4137786C2 (ja) |
Families Citing this family (31)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3085008B2 (ja) * | 1993-03-12 | 2000-09-04 | 株式会社デンソー | 流体噴射弁 |
| DE4309739C2 (de) * | 1993-03-25 | 1998-07-02 | Freudenberg Carl Fa | Elektromagnetisch betätigbares Ventil |
| US5295627A (en) * | 1993-08-19 | 1994-03-22 | General Motors Corporation | Fuel injector stroke calibration through dissolving shim |
| US5392995A (en) * | 1994-03-07 | 1995-02-28 | General Motors Corporation | Fuel injector calibration through directed leakage flux |
| KR0141942B1 (ko) * | 1994-11-03 | 1998-07-15 | 문정환 | 포토 레지스터 공급량 조절장치 |
| US5467963A (en) * | 1994-04-13 | 1995-11-21 | Cummins Engine Company, Inc. | Two-piece collet adjusting nut for a fuel injector solenoid valve |
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| DE19639117A1 (de) * | 1996-09-24 | 1998-03-26 | Bosch Gmbh Robert | Brennstoffeinspritzventil |
| US6182904B1 (en) | 1997-04-22 | 2001-02-06 | Board Of Trustees Operating Michigan State University | Automated electronically controlled microsprayer |
| US5964403A (en) * | 1997-04-22 | 1999-10-12 | Board Of Trustees Operating Michigan State University | Automated electronically controlled microsprayer |
| US5848780A (en) * | 1997-06-05 | 1998-12-15 | Liberty Controls, Inc. | Straight fluid flow solenoid valve |
| US6328231B1 (en) | 1998-05-27 | 2001-12-11 | Siemens Automotive Corporation | Compressed natural gas injector having improved low noise valve needle |
| US6508418B1 (en) * | 1998-05-27 | 2003-01-21 | Siemens Automotive Corporation | Contaminant tolerant compressed natural gas injector and method of directing gaseous fuel therethrough |
| US6334580B2 (en) | 1999-05-26 | 2002-01-01 | Siemens Automotive Corporation | Gaseous injector with columnated jet oriface flow directing device |
| US6431474B2 (en) | 1999-05-26 | 2002-08-13 | Siemens Automotive Corporation | Compressed natural gas fuel injector having magnetic pole face flux director |
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| US6422488B1 (en) * | 1999-08-10 | 2002-07-23 | Siemens Automotive Corporation | Compressed natural gas injector having gaseous dampening for armature needle assembly during closing |
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| DE10351207A1 (de) * | 2003-11-03 | 2005-06-02 | Robert Bosch Gmbh | Ventil zum Steuern eines Fluids |
| JP3819906B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2006-09-13 | 株式会社ケーヒン | 電磁式燃料噴射弁およびその製造方法 |
| JP2007016774A (ja) * | 2005-06-07 | 2007-01-25 | Denso Corp | 燃料噴射弁およびその製造方法 |
| TWM293995U (en) * | 2005-12-14 | 2006-07-11 | Tricore Corp | Slow air discharge adjustable electromagnetic valve |
| DE102010042845A1 (de) * | 2010-10-25 | 2012-04-26 | Robert Bosch Gmbh | Elektromagneteinrichtung sowie Fahrerassistenzeinrichtung |
| DE102010043097A1 (de) * | 2010-10-29 | 2012-05-03 | Robert Bosch Gmbh | Druckregelventil |
| US9789511B2 (en) * | 2013-03-12 | 2017-10-17 | Nordson Corporation | Jetting devices |
| GB2519171B (en) * | 2013-10-14 | 2016-02-17 | Redd & Whyte Ltd | Micro-Valve |
| DE102016225731A1 (de) * | 2016-12-21 | 2018-06-21 | Robert Bosch Gmbh | Ventilvorrichtung |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2033449A5 (ja) * | 1969-02-25 | 1970-12-04 | Brev Etudes Sibe | |
| IT1165869B (it) * | 1979-10-19 | 1987-04-29 | Weber Spa | Valvola di iniezione di combustibile ad azionamento elettromagnetico per motori a combustione interna |
| DE3148978A1 (de) * | 1981-12-10 | 1983-06-23 | Aisan Industry Co., Ltd., Obu, Aichi | Kraftstoffzufuehrungseinrichtung fuer brennkraftmaschinen |
| US4783009A (en) * | 1987-04-27 | 1988-11-08 | Brunswick Corporation | Calibration adjustment of electromagnetic fuel injectors |
| DE3825135A1 (de) * | 1988-07-23 | 1990-01-25 | Bosch Gmbh Robert | Elektromagnetisch betaetigbares ventil |
| US4954799A (en) * | 1989-06-02 | 1990-09-04 | Puritan-Bennett Corporation | Proportional electropneumatic solenoid-controlled valve |
| US4978074A (en) * | 1989-06-21 | 1990-12-18 | General Motors Corporation | Solenoid actuated valve assembly |
| DE3927932A1 (de) * | 1989-08-24 | 1991-02-28 | Bosch Gmbh Robert | Elektromagnetisch betaetigbares kraftstoffeinspritzventil |
| DE3942306A1 (de) * | 1989-12-21 | 1991-06-27 | Bosch Gmbh Robert | Elektromagnetisch betaetigbares ventil |
-
1991
- 1991-11-16 DE DE4137786A patent/DE4137786C2/de not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-11-16 JP JP4304253A patent/JPH05215037A/ja active Pending
- 1992-11-16 US US07/976,757 patent/US5232167A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE4137786A1 (de) | 1993-05-19 |
| US5232167A (en) | 1993-08-03 |
| DE4137786C2 (de) | 1999-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20040205 |
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| A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20040210 |