JPH05213468A - 紙葉分離装置及び紙葉分離方法 - Google Patents

紙葉分離装置及び紙葉分離方法

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JPH05213468A
JPH05213468A JP2128292A JP2128292A JPH05213468A JP H05213468 A JPH05213468 A JP H05213468A JP 2128292 A JP2128292 A JP 2128292A JP 2128292 A JP2128292 A JP 2128292A JP H05213468 A JPH05213468 A JP H05213468A
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充 新行内
Takeshi Takemoto
武 竹本
Tomoki Kato
知己 加藤
Shunichi Ando
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種類の異なる紙葉を確実に分離して搬送し得
る紙葉分離装置及び紙葉分離方法を提供する。 【構成】 紙葉5に搬送力を与える搬送力発生機構7
と、紙葉5を搬送力発生機構7に圧接する搬送阻止力発
生機構8と、この搬送阻止力発生機構8に振動を伝達す
る振動機構とにより構成し、搬送阻止力発生機構8の振
動状態を変化させて紙葉5に対する搬送阻止力発生機構
8による搬送阻止力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器等において、
積層された紙葉を搬送する時に、紙葉を一枚ずつに分離
する紙葉分離装置及び紙葉分離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉を積層して収納する給紙カセ
ットの先端両側に、最上層の紙葉の先端のコーナを分離
爪で押え、最上層の紙葉を呼び出しローラで強制的に送
り出し、次層以下の紙葉の追従搬送を分離爪で阻止する
紙葉分離装置がある。
【0003】また、積層された紙葉を一枚ずつ負圧発生
機構により吸引して送り出すようにした紙葉分離装置が
ある。
【0004】さらに、トルクリミッタを介してモータに
駆動されるリバースローラやフリクションパッド等を送
りローラに接触させ、送りローラに接触する紙葉のみを
この送りローラにより強制的に送り出し、リバースロー
ラ或いはフリクションパッドと送りローラとの間に複数
枚の紙葉が重なって進出した場合には、次層以下の紙葉
の進行をリバースローラ或いはフリクションパッドによ
り阻止するようにした紙葉分離装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】紙葉の先端両側のコー
ナを分離爪で押える方式は、呼び出しローラにより送り
出される紙葉が自らの腰の強さによって撓むことにより
分離爪から外れるが、紙葉の腰の強さは紙質や厚さによ
って異なるため、紙葉の種類によっては分離爪によって
折れたり破れたりすることがあり、ジャムの発生確率が
高くなる。
【0006】紙葉を吸引装置で吸引する方式は紙葉の分
離性能が高い。しかし、負圧発生機構を必要とするため
装置が大掛かりとなりコストも高くなる。また、負圧発
生機構の吸排気作用による騒音が発生し、しかも、紙葉
の交換作業が煩わしい。
【0007】リバースローラ或いはフリクションパッド
を利用する摩擦分離方式は、送りローラと紙葉との間に
作用する摩擦力を最も高い値に設定し、次にリバースロ
ーラ或いはフリクションパッドと紙葉との間に作用する
摩擦力を紙葉間に作用する摩擦力よりも高い値に設定す
る必要があるが、これらの摩擦力は使用環境における温
度や湿度により変化し、紙葉の紙質によっても変化し、
さらには紙粉の付着によっても変化する。したがって、
紙葉を確実に分離することが困難である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、紙葉
に接触される回転体とこの回転体を駆動する駆動部とを
有する搬送力発生機構と、前記紙葉を前記回転体に圧接
する搬送阻止力発生機構と、この搬送阻止力発生機構に
振動を伝達する振動機構とにより構成したものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、弾
性体と電気機械変換素子とにより振動機構を構成したも
のである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1において、2
0kHz以上の超音波振動又は500Hz以下の低周波
振動を発生する振動機構を用いたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項2において、搬
送阻止力発生機構として内部が中空のローラを用い、こ
のローラの内面に振動発生源としての電気機械変換素子
を所定の間隔を開けて貼付したものである。
【0012】請求項5の発明は、紙葉に接触される回転
体とこの回転体を駆動する駆動部とを有する搬送力発生
機構と、前記紙葉を前記回転体に圧接する搬送阻止力発
生機構と、この搬送阻止力発生機構に振動を伝達する振
動機構とを設け、この振動機構に投入するエネルギー或
いは振動周波数を制御するようにした紙葉分離方法であ
る。
【0013】請求項6の発明は、紙葉に接触される回転
体とこの回転体を駆動する駆動部とを有する搬送力発生
機構と、前記紙葉を前記回転体に圧接する搬送阻止力発
生機構と、この搬送阻止力発生機構に振動を伝達する振
動機構と、紙葉搬送経路における前記搬送阻止力発生機
構の下流側に設けられた紙葉検出器とを設け、給紙開始
直後に前記振動機構の振動発生作用を一定状態から次第
に活発にさせ、前記紙葉検出器による紙葉検出信号の出
力後に前記振動機構の振動発生作用を一定状態に戻すよ
うにした紙葉分離方法である。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、積層された紙葉に搬
送力発生機構の回転体から搬送力を付与することにより
紙葉を搬送するが、複数枚の紙葉が重なって送り出され
た場合には次層以下の紙葉の追従進行を搬送阻止力発生
機構により阻止することができ、この時に、振動機構に
よってを搬送阻止力発生機構を振動させることにより、
搬送阻止力発生機構による搬送阻止作用を抑制すること
ができ、これにより、予め搬送阻止力発生部の表面の摩
擦係数を高めに設定し、必要に応じて搬送阻止力発生機
構を振動させることにより、紙質の変化に対応させて紙
葉を確実に分離することができる。
【0015】請求項2の発明によれば、弾性体と電気機
械変換素子との組合せにより振動機構の小型化及び薄型
化を図ることができる。
【0016】請求項3の発明によれば、20kHz以上
又は500Hz以下の周波数をもって搬送阻止力発生機
構を振動させることができるため、振動に伴う騒音の発
生を抑制することができる。
【0017】請求項4の発明によれば、搬送阻止力発生
機構としてのローラの内部空間を利用して振動機構を配
置して構造を単純化することができ、また、ローラの表
面を直接振動させることができるため振動のコントロー
ルを容易にすることができ、これに伴い、紙葉に対する
ローラの摩擦力の制御を容易にすることができ、しか
も、摩擦力制御の応用範囲を広げることができる。
【0018】請求項5の発明によれば、電気機械変換素
子に投入するエネルギー或いは振動周波数を制御するこ
とにより、複雑な制御機構を用いることなく搬送阻止力
発生機構の搬送阻止力を変えることができ、これによ
り、紙葉の分離作用をより有効に促進させることができ
る。
【0019】請求項6の発明によれば、給紙開始直後に
前記振動機構の振動発生作用を一定状態から次第に活発
にさせ、紙葉検出器が紙葉の通過を検出した時点で振動
機構の振動発生作用を一定状態に戻すことにより、経時
的に搬送阻止力発生機構の搬送阻止力を変化させること
ができ、これにより、紙質の異なる紙葉をランダムに搬
送しても、その紙葉に応じた搬送阻止力に変化した時点
で如何なる紙葉をも確実に分離して搬送することができ
る。
【0020】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図4に基
づいて説明する。図1に示すように、一部しか図示しな
いが給紙カセット1が設けられている。この給紙カセッ
ト1には一部にパッド3が接合された底板2がスプリン
グ4により上方に付勢されて起伏自在に設けられてい
る。この底板2には多数枚の紙葉5が積層状されてい
る。また、底板2上の最上層の紙葉5の先端に接触され
る回転体としての送りローラ6とこの送りローラ6を駆
動する駆動部(図示せず)とを有する搬送力発生機構7
と、紙葉5を送りローラ6に圧接する搬送阻止力発生機
構としてのフリクションパッド8とが設けられている。
このフリクションパッド8は例えばポリウレタン等の摩
擦係数が高い材料により形成され、このフリクションパ
ッド8を保持する取付台9はスプリング10により反時
計方向に付勢されて支軸11に回動自在に保持されてい
る。この取付台9には、図2に示すような振動機構12
が設けられている。すなわち、振動機構12は、金属材
により形成された弾性体13と電気機械変換素子として
の複数の圧電セラミックス14,15とを有して20k
Hz以上の超音波振動を前記フリクションパッド8に伝
達するものである。前記弾性体13のフリクションパッ
ド8側の一面には複数の突部16が櫛歯状に配列されて
形成されている。そして、前記圧電セラミックス14,
15はそれぞれ分極方向が逆になるように分極されて交
互に配列されている。
【0021】このような構成において、圧電セラミック
ス14,15に印加する電圧は同位相の正弦波或いはパ
ルス波である。パルス波の場合は振幅に相当するオフセ
ットを加えておくことが望ましい。この電圧の印加によ
り、図3(a)に示すように圧電セラミックス14が伸
びて圧電セラミックス15が縮み、図3(b)に示すよ
うに圧電セラミックス14が縮んで圧電セラミックス1
5が伸びる動作を繰返し、これにより、弾性体13にそ
の厚み方向に屈曲する定在波が発生する。すなわち、フ
リクションパッド8が振動する。この時、圧電セラミッ
クス14,15を駆動する周波数を弾性体13の共振周
波数と等しくすることにより、振動変位量を大きくする
ことができる。
【0022】底板2に積層された紙葉5を搬送する際に
は、モータにより送りローラ6を駆動し、この送りロー
ラ6から紙葉5に搬送力を付与するが、複数枚の紙葉5
が重なって送り出された場合には次層以下の紙葉5の追
従進行をフリクションパッド8により阻止することがで
きる。この時に、前述したようにフリクションパッド8
に振動を伝達すると、フリクションパッド8上では微小
な上下運動が起こり紙葉5に対する摩擦力が低下する。
換言すればフリクションパッド8による搬送阻止作用を
抑制することができる。これにより、フリクションパッ
ド8の摩擦係数を比較的高い値に設定しておき、紙質の
変化に対応させてフリクションパッド8の搬送阻止作用
を抑制することにより、多種類の紙葉5を確実に分離す
ることができる。このことは、次の実験によっても確認
することができた。すなわち、図4に示すように、振動
機構12が設けられた台17の上にフリクションパッド
8を接合し、このフリクションパッド8の上面に置いた
紙葉5の上に錘18を載せ、この状態で紙葉5(135
kの上質紙)を引っ張るために必要な力を測定したとこ
ろ、その引張力はフリクションパッド8に振動を付与さ
せた場合の方が振動を付与しない場合よりも小さくなる
ことが確認された。
【0023】また、弾性体13と圧電セラミックス1
4,15との組合せにより振動機構12の小型化及び薄
型化を図ることができる。さらに、20kHz以上の周
波数をもってフリクションパッド8を振動させることが
できるため、振動に伴う騒音の発生を抑制することがで
きる。
【0024】なお、紙葉5の紙質の変化に対応させて搬
送阻止力を変化させるためにフリクションパッド8に与
える振動を変化させるには、圧電セラミックス14,1
5の配設位置或いは個数を変える方法、圧電セラミック
ス14,15に投入するエネルギーを制御する方法、弾
性体13の共振周波数に対して圧電セラミックス14,
15を駆動する駆動周波数を制御する方法がある。本実
施例においては、駆動周波数を制御する方法による。
【0025】すなわち、図面用紙、葉書、オーバーヘッ
ドプロジェクタに使用される透明な用紙(以下OHP用
紙と称する。)135上質紙、封筒等の異なる紙葉毎
に、かつ、これらの紙葉の厚さが変化する毎にフリクシ
ョンパッド8による搬送阻止力が最適な値となる駆動周
波数を実験的に求めてテーブルを作成し、紙葉の種類に
応じてスイッチ等により紙葉の種類を入力し、この入力
により呼び出したテーブルデータに基づいて給紙動作を
実行したところ、全ての紙葉を確実に分離して給紙する
ことができた。また、給紙枚数が数千枚を越え、送りロ
ーラ6とフリクションパッド8とが紙粉で汚れ従来では
ジャムが発生する時点において、圧電セラミックス1
4,15の駆動周波数を設定し直したところ、各紙葉を
満足に分離して給紙することが確認された。
【0026】なお、紙葉5の種類によって送りローラ6
の搬送力、換言すれば、紙葉に対する送りローラ6の摩
擦力は給紙作用に影響を与えるので、送りローラ6を振
動機構12により振動させることも考えられる。
【0027】次いで、本発明の第二の実施例を図5及び
図6に基づいて説明する。前記実施例と同一部分は同一
符号を用い説明も省略する(以下同様)。図5は紙葉の
送り方向から見て取付台9の一部を示す縦断側面図であ
る。この取付台9には振動機構19が埋設されている。
この振動機構19は、金属材20に複数の薄肉の柔軟部
21と、これらの柔軟部21を変形させて紙葉の搬送方
向と直交する方向に変位する弾性体であるブリッジ22
とを形成し、このブリッジ22の一側と金属材20の基
部23とに電気機械変換素子としての積層圧電素子24
の両端を固定することにより構成されている。そして、
金属材20の両側の上面とブリッジ22の上面とにはフ
リクションパッド8が接合されている。
【0028】このような構成において、積層圧電素子2
4に印加する電圧は同位相の正弦波或いはパルス波であ
る。パルス波の場合は振幅に相当するオフセットを加え
ておくことが望ましい。この電圧の印加により、図6
(a)に示すように積層圧電素子24が縮んだ場合には
ブリッジ22が右方に変位し、図6(b)に示すように
積層圧電素子24が縮んだ場合にはブリッジ22が左方
に変位し、この動作を繰り返すことにより、フリクショ
ンパッド8を振動させて紙葉に対する搬送阻止力を小さ
くすることができる。本実施例において、積層圧電素子
24の駆動周波数はブリッジ22の共振周波数と等しい
80Hzに定められている。我々の実験によれば、50
0Hz以下の低周波数ならば、人はあまり騒々しいとは
感じないので、本実施例のように共振周波数を500H
z以下にすることが望ましい。また、積層圧電素子24
の駆動電圧(エネルギー)を変えることにより、フリク
ションパッド8に与える振動を変化させて紙葉に対する
搬送阻止力を変えることができる。
【0029】さらに、本発明の第三の実施例を図7に基
づいて説明する。本実施例における振動機構25は、フ
リクションパッド8に接合される複数の突部16が紙葉
の搬送方向(矢印方向)に沿って形成された弾性体13
の下面に、それぞれ電気機械変換素子である複数の圧電
セラミックス14,15,26,27を紙葉の搬送方向
に沿って配列して接合することにより形成されている。
すなわち、この振動機構25は、リニアの進行波型超音
波モータの原理と同様な構造をもつ。A層に位置する圧
電セラミックス14,15は互いに分極方向が逆で交互
に配列され、同様に、B層に位置する圧電セラミックス
26,27も互いに分極方向が逆で交互に配列されてい
る。
【0030】このような構成において、A層の圧電セラ
ミックス14,15とB層の圧電セラミックス26,2
7とに、位相を90°ずらして正弦波或いはパルス波の
電圧を印加することにより、A層の圧電セラミックス1
4,15の定在波とB層の圧電セラミックス26,27
の定在波との合成によって得られた進行波をフリクショ
ンパッド8に与え、この進行波により搬送力を紙葉に与
えることができる。すなわち、送りローラ6による紙葉
の搬送方向とは逆方向に紙葉を搬送する搬送力(搬送阻
止力)を得ることができる。したがって、このフリクシ
ョンパッド8に構造が複雑なリバースローラとしての機
能をもたせることができる。ここで言うリバースローラ
とは、トルクリミッタを介してモータに駆動されて呼び
出しローラに接触されるリバースローラのことである。
そして、圧電セラミックス14,15,26,27の駆
動周波数を制御することにより、紙葉に対する搬送阻止
力を紙葉の種類に合わせて変更することができる。本実
施例においても、種々の紙葉毎に、また、それらの紙葉
の厚さ毎に最適な駆動周波数のテーブルデータを設定し
て通紙試験を実行したところ、前記第一の実施例におけ
る通紙試験の結果と略同様の結果を得ることが確認され
た。
【0031】さらに、本発明の第四の実施例を図8ない
し図10に基づいて説明する。28は給紙カセットで、
この給紙カセット28にはレバー29により押し上げら
れる底板2が起伏自在に設けられ、この底板2には多数
枚の紙葉5が積層されている。30は搬送力発生機構で
ある。この搬送力発生機構30は、回動自在に保持され
たピックアップアーム31と、このピックアップアーム
31の回動中心に回転自在に保持された回転体である送
りローラ32と、ピックアップアーム31の回動遊端に
回転自在に保持された呼び出しローラ33と、送りロー
ラ32の軸の端部と呼び出しローラ33の軸の端部とに
固定されたギヤ34,35と、これらのギヤ34,35
に噛合されてピックアップアーム31に回転自在に保持
されたアイドラギヤ36とよりなる。前記送りローラ3
2はモータに駆動され、この送りローラ32の回転はギ
ヤ34とアイドラギヤ36とギヤ35とを介して前記呼
び出しローラ33に伝達されるものである。また、搬送
阻止力発生機構であるリバースローラ37が設けられ、
このリバースローラ37はスプリング38で付勢された
加圧アーム39により前記送りローラ32に圧接されて
いる。
【0032】前記送りローラ32は直径が25mmに定
められ、外周はゴム等の摩擦係数の高い材料により形成
されている。また、前記リバースローラ37も直径が2
5mmに定められ、外周は摩擦係数の高いウレタン系の
ゴム等の材料により形成されているが、その摩擦係数と
リバースローラ37の摩擦係数とは異なる。
【0033】しかして、図9,図10に示すように、前
記リバースローラ37の内部には振動機構40が設けら
れている。この振動機構40は、0.2mmの板厚のバ
ネ板により形成されてリバースローラ37の内周面に接
合された筒状の弾性体41と、この弾性体41の内面に
接合された複数の圧電セラミックス14,15とよりな
る。そして、リバースローラ37の中心には図示しない
トルクリミッタを介してモータに連結された中空の軸4
2が固定的に嵌合され、前記圧電セラミックス14,1
5に接続されたコード43は軸42に形成された孔44
から軸42の内部に通されている。さらに、軸42の端
部外周には各コード43に接続された複数の端子(図示
せず)が配列され、これらの端子に接触されるブラシ
(図示せず)が電源に接続されて設けられている。すな
わち、これらのブラシと端子とコード43とを介して前
記圧電セラミックス14,15に電圧が印加されるよう
に構成されている。
【0034】このような構成において、圧電セラミック
ス14,15に印加する電圧は同位相の正弦波或いはパ
ルス波である。パルス波の場合は振幅に相当するオフセ
ットを加えておくことが望ましい。この電圧の印加によ
り、弾性体41にその厚み方向に屈曲する定在波が発生
し、リバースローラ37の外周が振動する。この時の圧
電セラミックス14,15を駆動する周波数は弾性体4
1の共振周波数と等しい23kHzである。これによ
り、騒音の発生を防止することができる。
【0035】底板2に積層された紙葉5を搬送する際に
は、モータにより呼び出しローラ33と送りローラ32
とを駆動して紙葉5に搬送力を付与するが、複数枚の紙
葉5が重なって送り出された場合には次層以下の紙葉5
の追従進行を、紙葉5の搬送方向と逆方向(図8におい
て時計方向)に回転するリバースローラ37により阻止
することができる。この時に、前述したようにリバース
ローラ37に振動を伝達すると紙葉5に対する摩擦力が
低下する。換言すればリバースローラ37による搬送阻
止作用を抑制することができる。これにより、リバース
ローラ37の摩擦係数を比較的高い値に設定しておき、
紙質の変化に対応させてリバースローラ37の搬送阻止
作用を抑制することにより、多種類の紙葉5を確実に分
離することができる。
【0036】さらに、本発明の第五の実施例を図11に
基づいて説明する。本実施例は、前記第四の実施例にお
ける構成において、リバースローラ37の下流側の近傍
に紙葉検出器45を設け、給紙開始直後にリバースロー
ラ37内の振動機構40の振動発生作用を一定状態から
次第に活発にさせ、前記紙葉検出器45による紙葉検出
信号の出力後に前記振動機構40の振動発生作用を一定
状態に戻すようにした紙葉分離方法である。
【0037】すなわち、ピックアップアーム31が上方
に位置して呼び出しローラ33が紙葉5から離反する通
常の状態において、紙送りスタート信号が入力された時
に、呼び出しローラ33と送りローラ32とリバースロ
ーラ37とを駆動するとともに、図示しない駆動機構に
よりピックアップアーム31を下降させて呼び出しロー
ラ33を最上層の紙葉5に接触させる。この時点では振
動機構40は振動しない状態に維持する。底板2上の紙
葉5が送りローラ32とリバースローラ37との接触部
に到達する時点では振動機構40を小さな振動で振動さ
せ、以後時間の経過とともに振動機構40の振動発生作
用を活発化させる。この変化は連続的に行わせることが
望ましい。この間、紙葉5に対するリバースローラ37
の搬送阻止力は、給紙開始直後には大きいが次第に小さ
くなる。ここで、リバースローラ37の摩擦係数は従来
のそれよりも高い値に設定されているため、呼び出しロ
ーラ33及び送りローラ32による紙葉搬送力よりもリ
バースローラ37により搬送阻止力の方が高くなり、紙
葉5の先端がリバースローラ37に達した時には不送り
が発生し易い状態となり、或いは、一枚だけ紙葉5が分
離される状態となる。この時点で、上述したように、振
動機構40の振動発生作用が次第に活発化するとリバー
スローラ37の搬送阻止力が次第に小さくなり、時間の
経過とともに紙葉5の搬送力が搬送阻止力を上回る。こ
れにより、紙葉5は非常に強い静電気を帯びていない限
り一枚ずつ確実に分離されて送りローラ32とリバース
ローラ37との間を通過する。そして、紙葉5の通過を
紙葉検出器45が検出した時点に、振動機構40の振動
発生作用を一定状態(停止状態)に戻し、また、ピック
アップアーム31を上方に回動させて呼び出しローラ3
3を底板2上の紙葉5から離し、呼び出しローラ33と
送りローラ32とリバースローラ37とを停止させ、次
の給紙動作に待機させる。
【0038】以上のように、本実施例によれば、リバー
スローラ37の搬送阻止力を制御して不送りが発生し易
い状態から重送りを起こす状態に分離条件を変えてゆく
過程で最適な分離条件を探すことができ、これにより、
オペレータに複雑な操作を行わせることなく如何なる紙
質の紙葉5をも確実に分離して搬送させることができ
る。
【0039】本実施例の効果を確認するために、ランダ
ムに積層した図面用紙、OHP用紙、135k上質紙を
用いて通紙試験を行ったが、給紙枚数が5千枚を越え、
呼び出しローラ33と送りローラ32とリバースローラ
37とが紙粉で汚れ従来ではジャムが発生する時点にお
いても、従来の分離機構に比べてジャムが発生する確率
が相当に低下することが確認された。
【0040】本実施例における紙葉検出器45は、振動
機構40の制御をするために特別に設けたものではな
く、紙葉5の通過を検出して他の制御を実行するために
設けた従来のフォトセンサを流用したものである。
【0041】さらに、本発明の第六の実施例を図12に
基づいて説明する。本実施例は、前記第五の実施例の構
成において、紙葉検出器45の下流側にプルアウトロー
ラ46と紙葉検出器47とを配設し、この紙葉検出器4
7の紙葉検出信号により駆動されるソレノイド48のプ
ランジャを加圧アーム39に連結したものである。な
お、紙葉検出器47は、ソレノイド48の制御をするた
めに特別に設けたものではなく、紙葉5の通過を検出し
て他の制御を実行するために設けた従来のフォトセンサ
を流用したものである。
【0042】本実施例における作用については、前記第
五の実施例と異なる点についてのみ説明する。すなわ
ち、送りローラ32とリバースローラ37との間を通過
した紙葉5がプルアウトローラ46に達した時点では紙
葉5は確実に一枚に分離された状態である。その直後に
紙葉5の先端が紙葉検出器47に検出された時に、ソレ
ノイド48を励磁して加圧アーム39を回動させること
により、送りローラ32に接触する紙葉5に対するリバ
ースローラ37の圧接状態を解除することができる。こ
れにより、リバースローラ37が紙粉によって汚れ摩擦
力が低下する期間を延長することができ、したがって、
さらに給紙枚数が増えても紙葉5の分離作用を確実に行
わせることができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明は、紙葉に接触される回
転体とこの回転体を駆動する駆動部とを有する搬送力発
生機構と、前記紙葉を前記回転体に圧接する搬送阻止力
発生機構と、この搬送阻止力発生機構に振動を伝達する
振動機構とにより構成したので、積層された紙葉に搬送
力発生機構の回転体から搬送力を付与することにより紙
葉を搬送するが、複数枚の紙葉が重なって送り出された
場合には次層以下の紙葉の追従進行を搬送阻止力発生機
構により阻止することができ、この時に、振動機構によ
ってを搬送阻止力発生機構を振動させることにより、搬
送阻止力発生機構による搬送阻止作用を抑制することが
でき、これにより、予め搬送阻止力発生部の表面の摩擦
係数を高めに設定し、必要に応じて搬送阻止力発生機構
を振動させることにより、紙質の変化に対応させて紙葉
を確実に分離することができる効果を有する。
【0044】請求項2の発明は、請求項1において、弾
性体と電気機械変換素子とにより振動機構を構成したの
で、振動機構の小型化及び薄型化を図ることができる効
果を有する。
【0045】請求項3の発明は、請求項1において、2
0kHz以上の超音波振動又は500Hz以下の低周波
振動を発生する振動機構を用いたので、振動に伴う騒音
の発生を抑制することができる。
【0046】請求項4の発明は、請求項2において、搬
送阻止力発生機構として内部が中空のローラを用い、こ
のローラの内面に振動発生源としての電気機械変換素子
を所定の間隔を開けて貼付したので、ローラの内部空間
を利用して振動機構を配置して構造を単純化することが
でき、また、ローラの表面を直接振動させることができ
るため振動のコントロールを容易にすることができ、こ
れに伴い、紙葉に対するローラの摩擦力の制御を容易に
することができ、しかも、摩擦力制御の応用範囲を広げ
ることができる等の効果を有する。
【0047】請求項5の発明は、紙葉に接触される回転
体とこの回転体を駆動する駆動部とを有する搬送力発生
機構と、前記紙葉を前記回転体に圧接する搬送阻止力発
生機構と、この搬送阻止力発生機構に振動を伝達する振
動機構とを設け、この振動機構に投入するエネルギー或
いは振動周波数を制御するようにしたので、複雑な制御
機構を用いることなく搬送阻止力発生機構の搬送阻止力
を変えることができ、これにより、紙葉の分離作用をよ
り有効に促進させることができる効果を有する。
【0048】請求項6の発明は、紙葉に接触される回転
体とこの回転体を駆動する駆動部とを有する搬送力発生
機構と、前記紙葉を前記回転体に圧接する搬送阻止力発
生機構と、この搬送阻止力発生機構に振動を伝達する振
動機構と、紙葉搬送経路における前記搬送阻止力発生機
構の下流側に設けられた紙葉検出器とを設け、給紙開始
直後に前記振動機構の振動発生作用を一定状態から次第
に活発にさせ、前記紙葉検出器による紙葉検出信号の出
力後に前記振動機構の振動発生作用を一定状態に戻すよ
うにしたので、経時的に搬送阻止力発生機構の搬送阻止
力を変化させることができ、これにより、紙質の異なる
紙葉をランダムに搬送しても、その紙葉に応じた搬送阻
止力に変化した時点で如何なる紙葉をも確実に分離して
搬送することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す正面図である。
【図2】振動機構の正面図である。
【図3】振動機構の動作を示す正面図である。
【図4】振動機構の効果を試験する状態を示す正面図で
ある。
【図5】本発明の第二の実施例における振動機構の縦断
側面図である。
【図6】振動機構の動作を示す側面図である。
【図7】本発明の第三の実施例における振動機構の正面
図である。
【図8】本発明の第四の実施例を示す正面図である。
【図9】リバースローラの縦断正面図である。
【図10】リバースローラの縦断側面図である。
【図11】本発明の第五の実施例を示す正面図である。
【図12】本発明の第六の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
5 紙葉 6 回転体 7 搬送力発生機構 8 搬送阻止力発生機構 12 振動機構 13 弾性体 14,15 電気機械変換素子 19 振動機構 22 弾性体 24 電気機械変換素子 25 振動機構 26,27 電気機械変換素子 30 搬送力発生機構 32 回転体 37 搬送阻止力発生機構 40 振動機構 41 弾性体 45 紙葉検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 俊一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉に接触される回転体とこの回転体を
    駆動する駆動部とを有する搬送力発生機構と、前記紙葉
    を前記回転体に圧接する搬送阻止力発生機構と、この搬
    送阻止力発生機構に振動を伝達する振動機構とよりなる
    ことを特徴とする紙葉分離装置。
  2. 【請求項2】 弾性体と電気機械変換素子とにより振動
    機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の紙葉分
    離装置。
  3. 【請求項3】 20kHz以上の超音波振動又は500
    Hz以下の低周波振動を発生する振動機構を用いたこと
    を特徴とする請求項1記載の紙葉分離装置。
  4. 【請求項4】 搬送阻止力発生機構として内部が中空の
    ローラを用い、このローラの内面に電気機械変換素子を
    所定の間隔を開けて貼付したことを特徴とする請求項2
    記載の紙葉分離装置。
  5. 【請求項5】 紙葉に接触される回転体とこの回転体を
    駆動する駆動部とを有する搬送力発生機構と、前記紙葉
    を前記回転体に圧接する搬送阻止力発生機構と、この搬
    送阻止力発生機構に振動を伝達する振動機構とを設け、
    この振動機構に投入するエネルギー或いは振動周波数を
    制御するようにしたことを特徴とする紙葉分離方法。
  6. 【請求項6】 紙葉に接触される回転体とこの回転体を
    駆動する駆動部とを有する搬送力発生機構と、前記紙葉
    を前記回転体に圧接する搬送阻止力発生機構と、この搬
    送阻止力発生機構に振動を伝達する振動機構と、紙葉搬
    送経路における前記搬送阻止力発生機構の下流側に設け
    られた紙葉検出器とを設け、給紙開始直後に前記振動機
    構の振動発生作用を一定状態から次第に活発にさせ、前
    記紙葉検出器による紙葉検出信号の出力後に前記振動機
    構の振動発生作用を一定状態に戻すようにしたことを特
    徴とする紙葉分離方法。
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