JPH03102038A - 画像形成装置における給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、電子写真複写機又はレーザービームプリンタ
等の画像形成装置の給紙装置に係わり、詳しくは、給送
されるシート材の重送を防止する電送防止機槽に関する
． （０）従来の技術 従来、電子写真複写機等の画像形成装置には、積載台に
積載された封筒等の厚紙からなるシート材を装置内に自
動的に送り込むための給紙装置が配設されており、この
給紙装置は上記画像形成装置に対して着脱自在にユニッ
ト化されている．積載台に積載されたシート材は、最下
位側から１枚づつ分離されて繰り出し手段により画像形
成装置内に給送されており、この給送時において、シー
ト材の上部は押圧手段により上記繰り出し手段に押圧さ
れている． （Ａ）　　発明が解決しようとする課題しかしながら、
積載台に積載されたシート材が残り２枚となったときに
、最後のシート材が最後から２枚目のシート材の給送動
作に連れ出されて一緒に給紙されてしまうという問題が
あった．そこで、本発明は、押圧手段に摩擦部材を設け
て積載台から給送されるシート材の重送を防止した画像
形成装置における給紙装置を提供することを目的とする
ものである． （二）課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例え
ば第１図及び第２図を参照して示すと、シート材（Ｓ）
を積載する積載台（４３）と、前記積載されたシート材
（Ｓ）を下位側から繰り出していく繰り出し手段（５５
）と、前記シート材（Ｓ）を前記繰り出し手段（５５）
に押圧する押圧手段（５）を有する給紙装置において、
前記押圧手段（５）の押圧面（５ａ）に摩擦部材（６）
を設けたことを特徴とする． また、前記摩擦部材（６〉とシート材（Ｓ）との摩擦係
数をμ，　繰り出し手段（５５）とシート材（Ｓ）との
摩擦係数なμ８、シート材間（Ｓ）の摩擦係数をμ３と
したとき、前記摩擦部材（６〉及び繰り出し手段（５５
）が、μ３くμ１〈μ，なる関係が成立する材質からな
っている． Ｃホ）作用 以上構或に基づき、積載台（４３）に積載されたシート
材（Ｓ）は、繰り出し手段（５５〉による繰り出し作用
によりシート材給送装置（１）から画像形成装置（２）
に給送される．上記積載台（４３）に積載されたシート
材（Ｓ）が残り２枚となって、最後から２枚目のシート
材（Ｓ）が給送されるとき、最後のシート材（Ｓ）は押
圧手段（６）に設けられた摩擦部材（５）の摩擦作用に
より拘束されて最後から２枚目のシート材（Ｓ）の給送
動作に連れ出されるのが防止されている。

また、上記摩擦部材（５）とシート材（Ｓ）との摩擦係
数μ１が、シート材（Ｓ）間の摩擦係数μ３よりも大き
く、かつ繰り出し手段（５５）とシート材（Ｓ）との摩
擦係数μ２よりも小さくなるように摩擦部材（５）の材
質を選定することにより、積載台（４３）に積載された
最後のシート材（Ｓ）の重送は確実に防止されると共に
最後から２枚目のシート材（Ｓ）の給送後は繰り出し手
段（５５）によって給送される． なお、上述カツコ内の符号は図面を参照するために示す
ものであって、本発明の構或をなんら限定するものでは
ない． （へ）実施例 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する． 第３図〜第５図は本発明が適用されているシート材給送
装置の一例をそれぞれ示しており、第３図はその特徴を
最もよく表わす縦断側面図、第４図は同じく平面図、第
５図は駆動系が配設されている側面図をそれぞれ示して
いる． 同図において、給紙装置１は、その前端部（第３図にお
いて左端部）に１対の位置決め部材４０を有しており、
この位置決め部材４０をレーザービームプリンタ２の本
体３の側部上面に設けられた取りつけ穴に挿脱すること
により、給紙装置１はレーザービームプリンタ２に着脱
自在となっている．給紙装置１の下方には、レーザービ
ームプリンタ２に着脱自在に装着されたカセット４１が
配設されており、このカセット４１は通常のシートが積
載されるものである．また、上記レーザービームプリン
タ２の側面におけるカセット４１の上方には、手差しシ
ートを挿入するための手差し口３ａが開設されている．
シート材給送装置１から後述するようにして給送される
シート材Ｓは、上記手差し口３ａからレーザービームプ
リンタ２内に搬送される． 上記給紙装置１の本体４２は、シート材Ｓを積載するた
めの積載台４３を有しており、この積載台４３には、シ
ート材Ｓの幅方向への移動を規制する規制板４５ａ，４
５ｂが配設されている．この規制板４５ａ，４５ｂの下
方には、積載台４３の幅方向に沿うｌ対のラック４６．
４７がスライド自在に配設されており、このラック４６
．４７は、積載台４３の裏面側に回転自在に配設された
ビニオン４９とそれぞれ噛合している．これによりラッ
ク４６．４７及びこれらと一体のＬ字状なすを規制板４
５ａ，４５ｂは、互いに連動して幅方向に移動しうるよ
うになっている． 積載台４３には、シート材Ｓの有無を検知する検知レバ
ー５０が軸５１により支承されていて、その下端部は積
載台４３の裏面側に設けられたフォトインタラプタ５２
内に進退してこれをオン／オフする。積載台４３上にシ
ート材Ｓがない場合には、上記検知レバー５０の上端部
は積載台４３の上面側に突出する向きに回動してシート
材Ｓ無を検知する．上記積載台４３には、シート材検知
装置５３の検知レバー５０と干渉を避けるための逃げ穴
１５ｂが設けられている．なお、上記シート材Ｓは、例
えば封筒等の厚紙状のものからなっている． 上記フォトインタラプタ５２の下流側には、積載台４３
に積載されたシート材Ｓを下側から給送するための給送
ローラ（繰り出し手段）５５が回転自在に配設されてい
る．この給送ローラ５５の上方には重鍾（押圧手段）５
が配置されていて、その両端に形成された突起部を本体
４２に設けられた１対のガイド溝５７（第４図参照）に
遊合させることにより上下動自在になっている．この重
錘５は、上記給送ローラ５５にシート材Ｓを押圧する作
用を行なうものであり、重錘５の下面には第１図及び第
４図に示すようにシート材Ｓを押圧するための１対の押
圧面５ａが設けられている．上記押圧面５ａには，シー
ト材Ｓの重送を防止するための摩擦部材６がそれぞれ設
けられている．ここで、上記摩擦部材６とシート材Ｓと
の摩擦係数をμ２、給送ローラ５５とシート材Ｓとの摩
擦係数をμ２、シート材Ｓ間の摩擦係数なμ３とすると
、 μ３〈μ１くμ窒 の関係が成立するように、上記摩擦部材６及び給送ロー
ラ５５の材質がそれぞれ選定されている． 上記重錘５の下流側に固設されている取りつけ部材５９
には、積載台４３上のシート材Ｓの先端部を整合して規
制するための先端規制部材６０が配設されていて、その
下端と禎載台４３の前端とは所定距離だけ離隔しており
、この離隔部からシート材Ｓを給送しうるようになって
いる．上記取りつけ部材５９の下面側に固着された取り
つけ台６１には、高摩擦部材からなる分離板６２（以下
分離パッドいう）が取りつけられていて、積載台４３か
ら給送されるシート材Ｓの給送方向に対して適宜の角度
に傾斜している．上記分離バッド６２に対向した位置に
は、可撓性を有する弾性部材６３が固設されていて、給
送ローラ５５から給送されるシート材Ｓを上記分離バッ
ド６２に押圧させてシート材Ｓの重送を防止している．
上記分離バッド６２の下流側には、シート材Ｓをガイド
する１対の搬送ガイドローラ６５．６６及び搬送ローラ
６７がそれぞれ配設されており、この搬送ローラ６７に
はビンチローラ６９が不図示のばねにより押圧付勢され
ている．上記搬送ガイドローラ８５．８６の上部に固着
されているブラケット７０には、マイクロスイッチ７１
が固着されている． さらに上記ブラケット７０には、レーザービームプリン
タ２に対する給紙装置１のセット状態を検知するための
検知レバー７２が段ビス７３により枢着されており、こ
の検知レバー７２は両端をブラケット７０と検知レバー
７２とにそれぞれ固着された捩りばね７５の弾力により
第３図において反時計方向の回動習性が与えられている
．給紙装置１の取りつけ時には、上記検知レバー７２が
本体３により押圧されて第３図において時計方向に回動
し、検知レバー７２の突起部７２ａが上記マイクロスイ
ッチ７１の作動レバーを押圧することにより同スイッチ
７１をオンして給紙装Ｗ１の取りつけを検知する． 次に、上記シート材給送装置における駆動系を第４図及
び第５図において説明する． 図において、給紙装１ｆｌは１対の側板７６．７７を有
していて、前述した重錘５をガイドするガイド溝５７は
この側板７６．７７にそれぞれ形成されている．側板７
６の外面側に複数の支柱を介して基板７９が固着されて
おり、この基板７９は、側板７６の内面に固着された駆
動モータ８０の制御や、前記レーザービームプリンタ２
と給紙装置１間の信号の授受を行なっている。他方の側
板７７には、給紙装置１とレーザービームプリンタ２の
本体３とを接続するケーブル８１の一端が接続されてい
る． 上記側板７６に固着されたブラケット８２には、後述す
るばねクラッチの制御を行なうソレノイド８３が固着さ
れており、上記ブラケット８２は前述した搬送ローラ６
７を支承しているメタル軸受８６を介してアースに落す
ためのアース板の役目を兼ねている． 第５図に示すように、上記側板７６に適宜の間隔をもっ
て固設された支持板８７には、中継ギャ８９ａと一体の
中継ギャ８９が軸９０により枢支されており、この中継
ギャ８９は、前記駆動モータ８０の出力軸８０ａに固着
されたギャ９１に噛合している．さらに上記支持板８７
には、中継ギャ８９に噛合している中継ギヤ９２．９３
継が軸９４により、そして中継ギャ８９ａに噛合してい
る中継ギャ９５が軸９６によりそれぞれ枢支されている
．上記支持板８７は、軸９４を介してブラケット８２と
導通しており、従って、ブラケット８２をグラウンドに
落すことにより、給送ローラ５５の軸５５ａ及び搬送ロ
ーラ６７の軸８７ａもグラウンドに落ちる． 上記中継ギャ８９に噛合している中継ギャ９２は、一Ｍ
に知られたばねクラッチを有するクラッチ部８５を介し
て中継ギャ９３と連結されており、クラッチ部８５は前
記ソレノイド８３のオン／オフ制御によりオン／オフし
て、両ギャ９２，９３の駆動力伝達のオン／オフを行な
っている。

上記ギャ６３は、前記給送ローラ５５（第３図参照）と
一体の軸５５ａに固着されたギャ９７に噛合している．
また、上記中継ギャ９５には、前記搬送ローラ６７が固
着されるいる軸６７ａに装着されたギャ９９が噛合して
いる．上記軸６７ａとギヤ９９間には図示しないワンウ
ェイクラッチが介在していて、第５図においてギャ９９
が反時計方向に回転したときには軸６７ａも同方向に回
転し、ギャ９９が時計方向に回転したときには軸６７ａ
は空転するようになっている。

側板７６に固着されたダボ１００には捩りばね１０１が
装着されていて、その両端はピンチローラ６９と一体の
軸６９ａと軸９６とにそれぞれ係止されており、この捩
りばね１０１の弾力によりピンチローラ６９は搬送ロー
ラ６７に圧接している．第４図において符号１０２は、
搬送ローラ６７を支承しているメタル軸受１０３を介し
て搬送ローラ６７に電気的導通をとる接続部材であり、
この接続部材１０２は上記側板７６に基部を固着され、
かつその自由端は軸９６にビス止めされていると共に、
ギャ９９のカバーも兼ねている．上記構或において、レ
ーザービームプリンタ２の本体３からの給紙信号により
駆動モータ８０が回転すると上述のギヤ列を介して搬送
ローラ６７が回転を始める．給紙信号が発生してから所
定時間Ｔ１経過後にソレノイド８３がオンとなって、給
送ローラ５５が回転し、封筒等のシート材Ｓの給送を始
める。

上記ソレノイド８３は、所定時間Ｔ２経過後にオフとな
り、給送ローラ５５への駆動伝達は断たれる．その時、
シート材Ｓの後端は給送ローラ５５の上にかかっている
が、その先端は搬送ローラ６７に到達しており、これに
よりシート材Ｓは搬送ローラ６７により送られると共に
、搬送ローラ６７はワンウェイクラッチの作用により従
動回転する。給紙装置１から給送されたシート材Ｓは、
第４図に示すレーザービームプリンタ２の給送ローラ１
０５により本体３内に送られる．また、レーザービーム
プリンタ２の手差し口３ａから給紙されるシート材Ｓは
、第６図に示す紙検知センサ１０６により検知され、手
差しモードと同様のシーケンスで紙検知センサ１０゛６
に達した後、給送ローラ１０５によりレーザービームプ
リンタ２の本体３内に送られ、ここで印字された後排出
される． 次に、第７図及び第８図によって、シート材Ｓが分離さ
れて繰り出されて行く動作を説明する。

先端規制部材６０に先端な当接することにより先端を整
合されて積載台４３の上に積載されたシート材Ｓは、重
錘５による押圧力と給送ローラ５５の矢印方向への回転
により、最下位のシート材Ｓａから順次繰り出されて行
く．その際、次のシート材Ｓｂ，Ｓｃ等は、シート間の
摩擦力によりシート材Ｓａに引きずられて連れ出される
が、その先端が摩擦係数の高い分離バッド６２により押
し留められるので、給送ローラ５５の給送力を直接受け
るシート材Ｓａのみが分離バッド６２の摩擦抵抗に打ち
克って前進し、第８図に示すように分離バッド６２の先
端６２ａを越えて給送されていく． 図において、弾性部材６３は可撓性をもった薄板片から
なっていて、支持板１０７に基部を固着されている．弾
性部材６３は、シート材Ｓａが給送されると図示のよう
に先端が給紙方向に撓んで、その反力でシート材Ｓａ，
Ｓｂ，Ｓｃ等を上方の分離パッド６２へ持ち上げてその
分離の補助を行なう． 分離バッド６２の先端６２ａを越えた最下位のシート材
Ｓａは、搬送ガイドローラ６５．６６に案内されて搬送
ローラ６７とビンチローラ６９間に送られて搬送されて
いく．次のシート材Ｓｂ，Ｓｃについても同様の動作が
繰り返されて、その分離・繰り出しが行なわれる． ここで、重鍾５の押圧面５ａ設けられた摩擦部材６とシ
ート材Ｓとの摩擦係数μ１は、前述したように、シート
材Ｓ間の摩擦係数μ，よりも大きく、かつ給送ローラ５
５とシート材Ｓとの摩擦係数μ２よりも小さいので、積
載台４３上のシート材Ｓ残りが２枚になったときに、最
後のシート材Ｓは重錘５の摩擦部材６による摩擦力によ
って積載台４３からの給送は阻止され、最後のシート材
Ｓから２枚目のシート材（最下位のシート材）Ｓのみが
給送ローラ５５によって給送されていく。

これにより、最後のシート材Ｓから２枚目のシート材Ｓ
が給送されるときに、その給送動作により最後のシート
材Ｓが連れ出される動作、すなわちシート材Ｓの重送は
防止されると共に、上記２枚目のシート材Ｓの給送が終
了した後、最後のシート材Ｓを給送すると給送ローラ５
５による摩擦力は摩擦部材６の摩擦力による静止力より
も大きいので、最後のシート材Ｓの給送動作は円滑に行
なわれる． （ト）発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、シート材Ｓを押
圧して繰り出し手段（給送ローラ５５）に給紙圧を加え
るための押圧手段（重錘５）の押圧面（５ａ）に、摩擦
部材（６）を設け、この摩擦部材（６）とシート材（Ｓ
）との摩擦係数μ，をシ一ト材（Ｓ）間の摩擦係数μ，
よりも大きく、かつ上記繰り出し手段（５５〉とシート
材（Ｓ）との摩擦係数μ，よりも小さくなるように上記
摩擦部材（６）及び押圧手段（５）の材質を選定したの
で、積載台（４３）から給送されるシート材（Ｓ）の残
りが２枚になったときに、最後のシート材（Ｓ）がその
２枚目のシート材（Ｓ）の給送動作に連れ出されて重送
されるのが防止されると共に、最後のシート材（Ｓ）の
給紙も正常な状態で行なうことができる．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す画像形成装置における
給紙装置の要部を示す側面図、第２図は同じく正面図、
第３図は本発明が適用されている画像形成装置における
給紙装置の全体を示す縦断側面図、第４図は同じく平面
図、第５図は同じく駆動部を示す側面図、第６図〜第♀
図は同じく作用図である． １・・・シート材給送装置　　　２・・・レーザービー
ムプリンタ（画像形成装置）　　　５・・・重錘（押圧
手段）　　　　５ａ・・・押圧面　　　６・・・摩擦部
材　　　４３・・・積載台　　　５５・・・給送ローラ
（繰り出し手段）　　　Ｓ・・・シート材μｌ・・・摩
擦部材とシート材との摩擦係数μ２・・・繰り出し手段
とシート材との摩擦係数、シート材間の摩擦係数

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、シート材を積載する積載台と、この積載されたシー
   ト材を下位側から繰り出していく繰り出し手段と、前記
   シート材を前記繰り出し手段に押圧する押圧手段を有す
   る給紙装置において、 前記押圧手段の押圧面に摩擦部材を設けた ことを特徴とする画像形成装置における給紙装置。 ２、前記摩擦部材とシート材との摩擦係数をμ＿１、繰
   り出レ手段とシート材との摩擦係数をμ＿２、シート材
   間の摩擦係数をμ＿３としたとき、前記摩擦部材及び繰
   り出レ手段が、 μ＿３＜μ＿１＜μ＿２なる関係が成立する材質からな
   ることを特徴とする請求項１記載の画像形成装置におけ
   る給紙装置。