JPH05213431A - ベルトコンベアの蛇行制御装置 - Google Patents

ベルトコンベアの蛇行制御装置

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JPH05213431A
JPH05213431A JP5642492A JP5642492A JPH05213431A JP H05213431 A JPH05213431 A JP H05213431A JP 5642492 A JP5642492 A JP 5642492A JP 5642492 A JP5642492 A JP 5642492A JP H05213431 A JPH05213431 A JP H05213431A
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JP
Japan
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meandering
belt
belt conveyor
taper roller
control device
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Pending
Application number
JP5642492A
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English (en)
Inventor
Shingo Kamikubo
新吾 上久保
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ベルトコンベアの蛇行を検出し、制御する手段
を提供する。 【構成】ベルトの端に接する位置にテーパー状の回転ロ
ーラ10を設け、該ローラの回転数を測定することによ
りベルト蛇行量を検出する。このベルト蛇行量に応じて
落下位置修正装置7,8により搬送物をベルト中央に落
下位置させる。 【効果】ベルト蛇行をほぼ連続的に検出できるので精度
よく蛇行修正制御ができる。検出部の構造が簡単であ
り、回転動作部のみで構成できるので粉塵、振動等の多
い悪環境下でも動作不良や故障等のトラブルが少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はベルトコンベアの蛇行
を制御する装置に係り、特に粉塵、振動等の多い悪環境
下での蛇行制御に好適な蛇行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルトコンベアの蛇行の原因としては、
キャリアローラ、プーリー等機械設備の不正確な設置や
直線性の悪いベルトの採用により生じるものが多い。こ
のような原因で起こるベルトコンベアの蛇行を修正する
手段としては、キャリアローラとベルトとの摩擦力を利
用してキャリアローラのベルトへの当接角度を修正する
蛇行修正装置が知られている。しかし、ベルトコンベア
の蛇行原因は、前記の機械設備上の問題の他に、ベル
ト、プーリー等への搬送物の付着や搬送物のベルト上載
置位置の変動(偏り現象)等、運転中に発生するものが
ある。例えば、上流側ベルトコンベアと下流側ベルトコ
ンベアが直角に配置された乗継ぎ部において、搬送量の
ばらつきが大きくなると、上流側ベルトコンベアから落
下する搬送物がベルトの中央に載らず、偏り搬送となる
ことによって蛇行現象が発生する。このような偏り搬送
に起因する蛇行現象はベルトコンベアの能力に比例して
発生し、大量の物を連続的に輸送する大能力ベルトコン
ベア設備等では、搬送物がベルト中央に載らない時に見
られる蛇行現象も大きなものとなる。したがって、前記
のようなキャリアローラとベルトとの摩擦力を利用する
蛇行矯正力では十分な効果が得られない。
【0003】このような問題を解決するため、例えば特
開昭60−100306号公報には、ベルトの蛇行量を
検出し、その蛇行量に応じて搬送物の落下位置を規制す
る蛇行制御装置が提案されている。この装置は、図5に
示すごとく、下流側ベルトの蛇行量に応じて変位する検
出ローラ3を有する蛇行検出器4とその出力で調節器5
を介してアクチェーター6によりベルトへの当接角度を
調整するキャリアローラ2−1と、上流側ベルトコンベ
ア1と下流側ベルトコンベア2が直角に配置された乗継
ぎ部に、アクチェーター8により作動する搬送物の落下
位置規制板7を設置し、前記蛇行検出器4の信号を受け
て調節器5によりキャリアローラー2−1を制御して蛇
行を微調整するとともに、蛇行検出器4の検出信号を受
けて調節器9により搬送物の落下位置規制板7の角度を
制御して上流側ベルトコンベア1からの搬送物を下流側
ベルトコンベア2の中央に落下させるように制御する方
式となしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記蛇
行制御装置の場合、下流側ベルトの蛇行量に応じて変位
する検出ローラ3を有する蛇行検出器4では、ベルトが
一定量ずれた位置で検出器が作動し、その逆方向への修
正を指令する方式のため僅かずつずれが生じていき、荷
こぼれ等の発生限界近くで修正が開始される。このた
め、蛇行修正効果が即座に現れない場合は、荷こぼれ等
の現象が発生するという問題がある。また、この蛇行検
出器の検出幅(感度)を高める(狭める)と、頻繁に修
正が行われることになり、不要な修正が行われたり修正
し過ぎにより、逆に蛇行を増幅するという問題がある。
また、従来の蛇行制御装置は構造的に複雑であるのみな
らず、検出量をレバー等の動きで検知するセンサーを必
要とするため、粉塵や振動等の多い悪環境下では動作不
良や故障等のトラブルが発生し易く、長期にわたり安定
稼働することは不可能であり、かつ頻繁に保守点検を必
要とする等の欠点がある。
【0005】この発明は、このような従来装置の欠点を
解消すべく、構造簡単にして蛇行修正能が優れ、かつ粉
塵や振動等の多い悪環境下でも動作不良や故障等のトラ
ブルが発生し難く、長期にわたり安定稼働を期待できる
ベルトコンベアの蛇行制御装置を提案しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上流側ベル
トコンベアと下流側ベルトコンベアが順に配された乗継
ぎ部に、下流側ベルトコンベアの蛇行量に応じて上流側
ベルトコンベアからの搬送物の落下位置を規制する落下
位置規制板を有する蛇行制御装置であって、下流側ベル
トコンベアの移動により接触回転する蛇行量検出用テー
パーローラおよび該テーパーローラの回転速度検出器
と、該回転速度検出器の出力信号と予め設定された回転
速度設定値との偏差を求め、該偏差信号を前記落下位置
規制板の制御系に出力する比較演算調節器を備えたベル
トコンベアの蛇行制御装置を要旨とするものである。
【0007】
【作用】下流側ベルトコンベアに端部に接触し回転する
蛇行量検出用テーパーローラは、ベルトとの接触位置に
より回転半径が異なるようにベルトの片側端部に設置さ
れている。したがって、下流側ベルトコンベアのベルト
が蛇行すると、該テーパーローラの回転速度が変化し、
回転速度検出器によりその回転速度が検出される。回転
速度検出器により検出された速度検出信号は比較演算調
節器に入力され、予め設定されたベルト中心時(ベルト
正常時)における検出用テーパーローラの回転速度設定
値と比較され、その偏差信号が落下位置規制板の制御系
(アクチェーター)に入力され、上流側ベルトコンベア
からの搬送物が下流側ベルトコンベアの中央に落下する
ように落下位置規制板が制御される。
【0008】この発明では、蛇行量検出用テーパーロー
ラの作用により蛇行量の検出がほぼ連続的に行われるた
め、蛇行量に応じた制御が可能となり、かつ蛇行修正効
果が速やかに現れ、常に安定した搬送が可能となる。
【0009】なお、テーパーローラにより接触物位置を
検出する方式としては、例えば特公昭59−2593号
に記載の溶接ビード位置合わせ装置が知られているが、
この装置は測定環境の良好な場所で2つのテーパーロー
ラ回転数比較を行う方式であり、ベルトコンベア等の粉
塵、振動等が多い悪環境下での測定には適用できないも
のである。すなわち、粉塵、振動等が多い悪環境下で
は、2つの検出値の比較は極めて安定、保証、信頼性に
欠けるからである。これに対し、この発明では単一テー
パーローラの回転数のみを検出する方式となしているた
め、検出値に対する補正のみでベルト中心位置を特定で
きる。また、ベルトの片側のみで各種測定器を配するこ
とで、点検も容易であり、上記溶接ビード位置合わせ装
置等に採用されているテーパーローラによる検出方式と
は、構成および作用効果いずれも異なる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例装置を示す概略説
明図、図2は同上装置におけるベルト中心時(ベルト正
常時)におけるテーパーローラとベルトとの位置関係を
示す概略縦断正面図、図3は同上装置におけるベルト蛇
行時におけるテーパーローラとベルトとの位置関係を示
す概略縦断正面図であり、10は蛇行量検出用テーパー
ローラ、11は回転速度検出器、12は回転速度設定
器、13は比較演算調節器である。
【0011】蛇行量検出用テーパーローラ10は下流側
ベルトコンベア2の片側端部にベルトと直角に配置し、
該テーパローラ10に回転速度検出器11が連結設置さ
れている。比較演算調節器13は回転速度検出器11か
らの信号と回転速度設定器12からの設定信号とを比較
して偏差(ベルトの蛇行矯正に必要な落下位置規制板7
のアクション量)を求め、その偏差信号を落下位置規制
板7のアクチェーター8に出力する機能を有している。
【0012】上記装置において、下流側ベルトコンベア
2のベルトが図2に示すごとく中心に位置して正常な時
は、蛇行量検出用テーパーローラ10は回転半径r
回転しており、その回転速度が該速度設定器12に設定
され、比較演算調節器13に入力されている。この状態
において、ベルトコンベア稼働中に上流側ベルトコンベ
ア1から落下する搬送物の載置位置変化等により、例え
ば図3に示すごとく下流側ベルトコンベア2のベルトに
蛇行が生じた場合には、当該ベルトと蛇行量検出用テー
パーローラ10の接触位置が変化することにより、蛇行
量検出用テーパーローラ10は回転半径rで回転し、
その回転速度検出器11によりベルトの蛇行が検出され
るとともに、その速度検出信号が比較演算調節器13に
入力され、速度設定器12により予め入力されている設
定信号との偏差が求められ、その偏差信号が落下位置規
制板7のアクチェーター8に入力され、上流側ベルトコ
ンベア1から落下する搬送物が蛇行している下流側ベル
トコンベア2のベルト中央に落下するように落下位置規
制板7が調節される。
【0013】図4は同上装置の制御フローチャートであ
り、下流側ベルトコンベア2のベルト位置の設定信号
(テーパーローラの回転数設定信号)アは前記した通り
下流ベルトが中心に位置している時のテーパーローラ1
0の回転数を予め測定しておき、その値から決定する。
そして、テーパーローラ10からの速度検出信号イとの
偏差信号ウを例えばPIDコントローラで制御すること
により、上流側ベルトコンベア1からの搬送物を下流側
ベルトコンベア2のベルト中央に落下させるのである。
なお、落下位置規制板7を作動させるアクチェーター8
の制御手段には、PIDコントローラに替えて、プログ
ラム演算式コントローラやファジイコントローラを採用
し蛇行変位速度に応じたアクチェーター8の制御を行っ
てもよい。
【0014】
【発明の効果】この発明は上記のごとく、テーパーロー
ラの回転数によりベルトの蛇行量を検出する方法を採用
したことにより、ベルト蛇行量をほぼ連続的にかつ精度
よく検出でき、ベルト蛇行を迅速的確に修正できること
により、常に安定した搬送が可能となる。また、構造が
簡単で少ない機器で構成できるため、保守点検が容易で
かつ粉塵、振動等が多い悪環境下であっても、動作不良
や故障等のトラブル発生が極めて少なく、長期にわたり
安定した運転が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す概略説明図であ
る。
【図2】同上装置におけるベルト正常時のテーパーロー
ラとベルトの位置関係を示す概略縦断正面図である。
【図3】同上装置におけるベルト蛇行時におけるテーパ
ーローラとベルトとの位置関係を示す概略縦断正面図で
ある。
【図4】同上装置の制御フローチャートである。
【図5】従来のベルト蛇行制御装置の一例を示す概略説
明図である。
【符号の説明】
1 上流側ベルトコンベア 2 下流側ベルトコンベア 10 蛇行量検出用テーパーローラ 11 回転速度検出器 12 回転速度設定器 13 比較演算調節器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側ベルトコンベアと下流側ベルトコ
    ンベアが順に配された乗継ぎ部に、下流側ベルトコンベ
    アの蛇行量に応じて上流側ベルトコンベアからの搬送物
    の落下位置を規制する落下位置規制板を有する蛇行制御
    装置であって、下流側ベルトコンベアの移動により接触
    回転する蛇行量検出用テーパーローラおよび該テーパー
    ローラの回転速度検出器と、該回転速度検出器の出力信
    号と予め設定された回転速度設定値との偏差を求め、該
    偏差信号を前記落下位置規制板の制御系に出力する比較
    演算調節器を備えたことを特徴とするベルトコンベアの
    蛇行制御装置。
JP5642492A 1992-02-06 1992-02-06 ベルトコンベアの蛇行制御装置 Pending JPH05213431A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07215438A (ja) * 1994-01-27 1995-08-15 Yanmar Agricult Equip Co Ltd ベルト姿勢規正装置
JP2013095594A (ja) * 2011-11-07 2013-05-20 Jfe Steel Corp ベルトコンベヤ蛇行防止装置
CN104334479A (zh) * 2012-06-14 2015-02-04 横滨橡胶株式会社 带式输送机装置
JP2017193433A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 Ihi運搬機械株式会社 シュートダンパの制御方法及び制御システム

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