JPH0521237A - 静止誘導機器巻線の締付装置 - Google Patents

静止誘導機器巻線の締付装置

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JPH0521237A
JPH0521237A JP17377891A JP17377891A JPH0521237A JP H0521237 A JPH0521237 A JP H0521237A JP 17377891 A JP17377891 A JP 17377891A JP 17377891 A JP17377891 A JP 17377891A JP H0521237 A JPH0521237 A JP H0521237A
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iron core
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closed circuit
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Masaru Shichi
勝 志知
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 巻線締付後、絶縁物が収縮して巻線締力が零
にならないよう、絶縁物が収縮しても所定の巻線締付力
を確保できるようにすることを目的とする。 【構成】 上部端枠5にケース23を固着し、この中に
複数個の皿バネ17を所要量積み重ね、皿バネ17の上
部にケース23とネジ係合するボルト18で皿バネ17
を押圧し、さらに皿バネ17の下部に当接した押し金2
0で巻線を押圧するように構成した。 【効果】 巻線締付後に絶縁物が収縮しても、収縮分を
皿バネ17のタワミ量で吸収し、所定の巻線締付力を保
持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変圧器などの巻線を
締付けるための、静止誘導機器巻線の締付装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8,図9は、例えば実公昭59ー32
100号公報に示された従来の静止誘導機器巻線の締付
装置であり、図において、1は閉回路鉄心、2は閉回路
鉄心1の脚部の積層方向両側面に絶縁シート(図示せ
ず)を介して当接して配設され、閉回路鉄心1の脚部を
締付ける鉄心締付板、3は鉄心締付板2の長さ方向両端
部に固着された止金、4は閉回路鉄心1の下部の継鉄部
の積層方向両端面に配設され、閉回路鉄心1の下部の継
鉄部を挟むようにした締付けるための断面がコの字形の
下部端枠、5は下部端枠4と同様に、閉回路鉄心1の上
部の継鉄部の両端面に設けられた断面コの字形の上部端
枠である。すなわち、これら端枠4,5は、上下2対か
らなっている。6は下部端枠4と上部端枠5の鉄心側の
面に固着され、鉄心締付板2の両端部に固着された止金
3と鉄心締付板2とがそれぞれ当接するように配設され
た止金である。7は閉回路鉄心1の継鉄部の下部に位置
し、閉じ閉回路鉄心1の両端面に設けられた2個の下部
端枠4を連結するように設けられた下部連結板、8は下
部連結板と同様にして閉回路鉄心1の継鉄部の上部に位
置する上部連結板である。なお、下部連結板7は本機器
の定金を兼ねている。9は下部端枠4または上部端枠5
の両端部で、、閉回路鉄心1の脚部の外側に配設された
締付金で、この締付金9は2個の下部端枠4の一端側お
よび他端側、2個の上部端枠5の一端側および他端側に
それぞれ結合されている。これら複数個の下部連結板
7、上部連結板8および締付金9は、閉回路鉄心1の継
鉄部を締付けるための2個の下部端枠4または2個の上
部端枠5と井桁状に形成して強度を高めるための補強部
材である。
【0003】また、10は閉回路鉄心1の脚部に挿入さ
れた巻線、11は巻線10の上端部に当接された押え
板、12は巻線1の下部と下部端枠4との間に挿入さ
れ、絶縁物で形成された巻線受台である。13は巻線1
0と二部端枠5との間に設けられた巻線押えボルトで巻
線押えボルト13はネジ部13aと座抜部13bとが同
芯状に一体化され、座板部13bが押え板10に当接す
るように配置されている。14は上部端枠5の巻線10
の側の面に設けられ、巻線押えボルト13のネジ部13
aを貫通せしめる穴、15は巻線押えボルト13のネジ
部13aに挿着され、押え板11と上部端枠5との間に
位置するナットである。16は鉄心締付板2に固着され
た止金3と下部端枠4または上部端枠5に固着された止
金6との接合がはずれないよう、かつ、止金3と下部端
枠4または上部端枠5との間にすき間が生じないよう、
止金3を下部端枠4または上部端枠5に引き寄せるよう
に固定するためのボルトである。
【0004】次に作用について説明する。巻線押えボル
ト13に挿着されたナット15を回転させ、上部端枠5
と巻線10の上部に当接された押え板11との間隔を拡
げるようにして巻線10を所定の力で締付ける。この巻
線押えボルト13で締付けられた締付け力は、巻線押え
11、巻線10、巻線受台12、下部端枠4に伝達さ
れ、上部端枠5と下部端枠4との間隔が拡げられるよう
に締付力が作用する。この締付力は閉回路鉄心1の脚部
に当接された鉄心締付板2の長さ方向両端部に固着され
た止金4と、これと係合する上部端枠5と下部端枠4の
鉄心面側に固着された止金6により鉄心締付板2に伝達
され、鉄心締付板2で前記巻線締付力を保持するように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の静止誘導機器巻
線の締付装置は以上のように構成されているので、巻線
10を締付後、巻線10の内部に使用されている絶縁
物、押え板11および巻線受台12の絶縁物が収縮する
と、巻線締付力が低下し、静止誘導機器運転中に巻線に
生じる軸方向電磁機械力に対してこれを保持するに足る
巻線締付力が維持できないという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題を解消するた
めになされたもので、絶縁物が収縮しても所定の巻線締
付力を維持することができる静止誘導機器巻線の締付装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る静止誘導
機器巻線の締付装置は、コイル押えボルトのネジ部と座
板部との間に複数個の皿バネを挿入保持している。
【0008】
【作用】この発明においては、絶縁物の収縮を皿バネの
タワミ量で吸収し、絶縁物が収縮しても巻線締付力を保
持する。
【0009】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例をずについて説明
する。図1,図2,図3において、図8,図9と同一符
号のものは同一または同等の機能を有する部分である。
17は巻線10を押圧せしめる皿バネで軸方向に複数枚
同じ方向に重ね合せてなる並列組合せと、これら並列組
合せしたものを反対の方向に重ね合せてなる直列組合せ
とで構成されている。18は皿バネ17の上部に配置さ
れ皿バネ17を押圧せしめるボルト、19はボルト18
のネジ部に挿入された止ナット、20は巻線10側に装
着された押し金で、この押し金20は円柱部20aと座
板部20bとで形成されている。21は円径側にメネ
ジ、外径側にオネジを有するブッシュで、このブッシュ
21のメネジとボルト18とが係合するようになってい
る。22は皿バネ17とボルト18との間および皿バネ
17と押し金20の円柱部との間に挿入された間座であ
る。23は上部端枠5に固着され、皿バネ17と間座2
2を収納し、径方向にすき間を有していて皿バネ22が
上・下方向に変位し得る内径寸法の穴を有するケース
で、このケース23の下端すなわち巻線10に面する側
に穴23aを有し、穴23aに押し金20の円柱部20
aが上下方向に変位しうるすき間を設けて挿入されてい
る。他方、ケース23の上端にはメネジ23bが設けら
れ、このメネジ23bにブッシュ21のオネジが係合し
て固着されている。
【0010】次に作用について説明する。ボルト18を
回転させることにより、ボルト18のネジ先端が下側に
移動し、上の間座22を介して皿パネル17を押圧し下
の間座22を介して押し金20を押し下げ、押し金20
の座板20bから巻線押え板11を介して巻線10を押
圧する状態にする。皿バネ17は図4に示すように、円
形のドーナッツ形で、その断面が「ハの字」になってお
り、押圧力が零のときタワミ代δを有している。図5の
グラフに示す直線24は皿バネ1枚のとき、直線25は
同じ皿バネ2枚を並列組合せしたとき、直線26は同じ
皿バネ2枚を直列組合せしたとき、さらに直線27は同
じ皿バネ4枚並列組合せした2組を直列に組合せたとき
のタワミと押圧力の関係をそれぞれ示す。
【0011】以上のように、皿バネ17を複数個直列ま
たは並列に組合せすることにより、押圧力とタワミの関
係を自由に設定することができる。一方、巻線10の中
に使用される絶縁物、絶縁物で構成された巻線受台12
の寸法収縮量は、それらの絶縁物の材質特性、所要高さ
方向寸法から容易に求めることができる。
【0012】一般に、絶縁物の寸法収縮は圧縮荷重(K
gf/cm2 )の他、絶縁物の吸水量の低下や物理的な
熱的特性などによって生じる。巻線締付後に生じるこれ
らの収縮量を求め、この収縮量が生じたときにおいて必
要とする押圧力を、例えば図5に示す皿バネのタワミと
押圧力の関係から皿バネの必要枚数を求めることが容易
に可能である。従って、巻線締付後に絶縁物の収縮が生
じても必要な押圧力を確保することが可能となる。
【0013】実施例2.また、上記実施例ではボルト1
8と皿バネ17との間と、皿バネ17と押し金20との
間に間座22が挿入されているが、間座がない場合でも
同様の効果を奏する。
【0014】実施例3.また、図3ではブッシュ21を
設けたが、図6に示すように、ボルト18とケース23
とを直接ネジ係合しても同様の効果を奏する。
【0015】実施例4.また、図7に示すように、皿バ
ネ17の枚数が少ないときは、高さ方向寸法が低くなる
ので、ケース23の長さを上部端枠5のコの字形の高さ
方向寸法より小さくした構造でも同様の効果を奏する。
【0016】実施例5.さらに、図3は上部端枠5が断
面コの字形について述べたが、断面が長方形板状の場合
でも、あるいは断面がL字形状の場合でも同様の効果を
奏する。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、上部
端枠に固着されたケースの中に皿バネを複数枚積み重
ね、この皿バネの下側に当接し前記ケースに保持され他
端を巻線の上部に当接する押し金と、前記皿バネの上側
に当接するボルトを締め付けることにより、皿バネを押
圧し、次いで押し金を押して巻線を締付けるようにした
ので、巻線締付後に絶縁物が収縮しても、収縮寸法分を
皿バネのタワミ量で吸収し、所定の締付力を確保し、静
止誘導機器運転中の巻線に発生する軸方向電磁機械力に
十分耐えることができ、機械的に強固な静止誘導機器が
得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の要部側断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う平面での断面図である。
【図3】図1の一部拡大断面図である。
【図4】図3の一部拡大断面図である。
【図5】図4に示した皿バネのタワミ−押圧力特性線図
である。
【図6】この発明の実施例3の要部断面図である。
【図7】この発明の実施例4の要部断面図である。
【図8】従来の静止誘導機器巻線の締付装置の要部側断
面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う平面での断面図である。
【符号の説明】
1 閉回路鉄心 2 鉄心締付板 5 上部端枠 10 巻線 17 皿バネ 18 ボルト 20 押し金 23 ケース

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 閉回路鉄心の継鉄部を締付ける上・下2
    対の端枠と、前記閉回路鉄心の脚部に当接され前記上・
    下2対の端枠と前記閉回路鉄心との間に介在し、かつ、
    前記上・下2対の端枠と係合する鉄心締付板とを有し、
    前記閉回路鉄心の脚部に挿入された巻線を前記巻線の上
    部を前記端枠に設けた巻線締付部材で前記巻線を締付け
    る静止誘導機器巻線の締付装置において、前記上部端枠
    に固着されたケースと、このケース内の上・下方向に複
    数個同心状に積み重ねられた皿バネと、積み重ねられた
    前記皿バネの下側と当接し、かつ、前記ケースに挿入さ
    れ、他端が前記巻線の上部に当接された押し金と、前記
    ケースの上端に前記ケースのメネジ部と係合し、かつ、
    積み重ねられた前記皿バネの上端部と当接し前記皿バネ
    を押圧せしめるボルトとを備えてなることを特徴とする
    静止誘導機器巻線の締付装置。
JP3173778A 1991-07-15 1991-07-15 静止誘導機器巻線の締付装置 Expired - Lifetime JP2548851B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103346005A (zh) * 2013-07-18 2013-10-09 西安天虹电气有限公司 干式变压器线圈压钉机构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103346005A (zh) * 2013-07-18 2013-10-09 西安天虹电气有限公司 干式变压器线圈压钉机构

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