JPH05211126A - エピタキシャル成長炉 - Google Patents

エピタキシャル成長炉

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JPH05211126A
JPH05211126A JP4080953A JP8095392A JPH05211126A JP H05211126 A JPH05211126 A JP H05211126A JP 4080953 A JP4080953 A JP 4080953A JP 8095392 A JP8095392 A JP 8095392A JP H05211126 A JPH05211126 A JP H05211126A
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JP
Japan
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susceptor
epitaxial growth
wafer
temperature
pocket
Prior art date
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Pending
Application number
JP4080953A
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English (en)
Inventor
Masafumi Urata
雅文 浦田
Katsuya Shirogaki
克弥 城▲がき▼
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Rohm Co Ltd
Exar Corp
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Exar Corp
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Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd, Exar Corp filed Critical Rohm Co Ltd
Publication of JPH05211126A publication Critical patent/JPH05211126A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B25/00Single-crystal growth by chemical reaction of reactive gases, e.g. chemical vapour-deposition growth
    • C30B25/02Epitaxial-layer growth
    • C30B25/12Substrate holders or susceptors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/458Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for supporting substrates in the reaction chamber
    • C23C16/4582Rigid and flat substrates, e.g. plates or discs
    • C23C16/4583Rigid and flat substrates, e.g. plates or discs the substrate being supported substantially horizontally
    • C23C16/4584Rigid and flat substrates, e.g. plates or discs the substrate being supported substantially horizontally the substrate being rotated

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エピタキシャル成長する際に、結晶欠陥が生
じなく、歩留の高いエピタキシャル成長がえられるエピ
タキシャル成長炉を提供する。 【構成】 中心部にガス導入管を有するベルジャと、該
ベルジャ内で、前記ガス導入管のまわりに回転自在に配
置され、表面に半導体ウェハ位置決め用ポケットが形成
されたサセプタ3と、該サセプタを加熱するヒータとか
らなり、前記位置決め用ポケット31、32がオーバラップ
して形成されることにより、半導体ウェハがサセプタの
均熱範囲内に納まるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エピタキシャル成長炉
に関する。さらに詳しくは、エピタキシャル成長炉に使
用されるサセプタに形成された、半導体ウェハ位置決め
用のポケットの位置を改良したエピタキシャル成長炉に
関する。
【0002】
【従来の技術】エピタキシャル成長は、たとえば半導体
基板であるウェハに半導体の単結晶を成長させるもの
で、その成長炉としては、縦型炉、横型炉、バレル型炉
などがあり、目的に応じて使い分けられている。
【0003】このうち縦型エピタキシャル成長炉の概略
図を図4に示す。同図において、1はベルジャで、石英
ガラスなどで作られている。該ベルジャ1の中心部に
は、ガス導入管2が配置され、水素ガスやジクロルシラ
ンなど半導体結晶を成長させるためのガスが、ガス導入
管2を経てベルジャ1内に導入される。前記ベルジャ1
の内部には、ガス導入管2のまわりに回転するように、
カーボンなどで形成されたサセプタ3が配置され、その
上面にはエピタキシャル成長させるウェハ4が載置され
ている。サセプタ3は、その下側に配置されたインダク
ションコイル5により誘導加熱され、その熱でウェハ4
を加熱昇温し、ベルジャ1内に導入されたガスを反応さ
せて、ウェハ4上にエピタキシャル成長される。ベルジ
ャ1の底面にはガス排出口6が形成され、使用済みのガ
スが排出される。
【0004】この縦型炉で使用されるサセプタ3は、た
とえば図5に平面図、図6にその断面図を示すような構
造になっている。すなわち、図5においてサセプタ3の
外周部には外側ポケット31が、内周部には内側ポケット
32が形成され、ウェハ4を載置するためのガイドとなっ
ている。サセプタ3の中心部には貫通孔33が形成され、
ガス導入管2が貫通する。この外側、内側ポケットの大
きさは使用するウェハの大きさにより異なり、4″ウェ
ハ用は約 100mmφ、5″ウェハ用は約 125mmφのものが
使用されている。
【0005】従来のこの種のエピタキシャル成長炉で
は、前述のように、サセプタ3の下側からヒータとして
のインダクションコイル5により、サセプタ3に誘導電
流を流して加熱し、その熱でウェハ4を加熱している。
サセプタ3の外周部は導入ガスの流れにさらされ易いこ
と、またサセプタ3はガス導入ノズル2を中心に回転し
ているため、サセプタ3の外周はとくにガス流を横切る
こと、などの理由により、サセプタ3の周囲の温度が下
がる傾向にある。このサセプタ3の中心から径方向の寸
法に対する温度分布を図7に示す。この外周部での温度
低下を防止するため、インダクションコイル5を外周で
はサセプタ3に近接して配置し、内部ではサセプタ3か
ら遠ざけてインダクションコイル5を配置するなどし
て、中心から6箇所の位置で温度測定を行い、サセプタ
3の全面での温度の均一化を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
て温度コントロールを図っても、サセプタ3の外ポケッ
ト31に配置したウェハの外周部分に転位(スリップ)が
発生し易く、ウェハ4のファセット部41を外周部に配置
するとファセット部41で結晶欠陥による不良が発生する
という問題がある。
【0007】本発明はこのような状況に鑑み、エピタキ
シャル成長炉でエピタキシャル成長する際に、結晶欠陥
が生じにくいエピタキシャル成長が可能な成長炉を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるエピタキシ
ャル成長炉は、ガス導入管とガス排出口を有するベルジ
ャと、該ベルジャ内で前記ガス導入管を中心として回転
自在に配置された半導体ウェハ載置用のサセプタと、該
サセプタの下側に配置され前記サセプタを加熱するヒー
タとからなるエピタキシャル成長炉であって、前記サセ
プタの上面に形成された前記半導体ウェハの位置決め用
ポケットがオーバーラップして配置されることにより、
サセプタの中心から一定半径以内にウェハが載置される
ようにして、サセプタの均熱帯部分のみを使用し、エピ
タキシャル成長時の結晶欠陥が生じないようにしたもの
である。
【0009】
【作用】前述の転位(スリップ)とは、エピタキシャル
成長時に発生する結晶欠陥の一つで、ウェハ4内に何ら
かの応力が存在し、それがある臨界値(臨界せん断応
力)を超えたばあいに発生する。今問題になっている転
位は、ウェハ4内の温度不均一による熱応力が発生し、
ウェハ4内に歪みが生じ、これが原因で発生すると考え
られる。
【0010】従来、温度センサで温度を検知しながら、
温度の低い部分の加熱を強めて、温度の均一化を図れば
よいと考えられていたが、この温度の上げ下げが繰り返
されるということは、僅かの温度差でも、エピタキシャ
ル成長中にその部分のウェハ4の温度が激しく変わるこ
とになる。本発明者は、このようにエピタキシャル成長
の際にウェハ4の温度が激しく変化すると、転位が発生
しやすい、ということを見出した。
【0011】この観点による本発明によれば、エピタキ
シャル成長する際に、ウェハを載置するサセプタにおい
て、ウェハの載置場所を定めるポケットを、サセプタの
外周部にはこない構造としたため、サセプタの周囲で温
度が下がり易く、温度の不均一となり易い場所にはウェ
ハが存在しない状態となる。その結果、ウェハはすべて
サセプタの均熱帯の範囲に存在し、ウェハのどの位置で
も結晶欠陥が生じないで、歩留よくエピタキシャル成長
をすることができる。
【0012】また、従来のサセプタの大きさのままで、
サセプタに形成したウェハ載置用の内ポケットおよび外
ポケットをオーバラップさせて内側へよせているため、
エピタキシャル成長炉のサセプタとヒータの位置関係な
ど、サセプタ以外はすべて従来と同じ状態で、かつ均熱
帯にウェハを載置でき、歩留よくエピタキシャル成長を
することができる。
【0013】
【実施例】つぎに、図面を参照しながら本発明について
説明する。前述の図7に示した、サセプタ3の径方向に
対する温度分布を種々調べた結果、図7のXで示した端
部からの寸法が23mm位までは温度の下がり易い部分で、
中心部の直径Yはガス導入管2の影響で使用できない範
囲であり、結局Yを除いたZの範囲にポケットを形成す
る必要があることがわかった。本発明によるエピタキシ
ャル成長炉は、このポケットの形成位置を改良したもの
で、他の構成は図4の構成と同じであるので、サセプタ
の構造について、以下に詳述する。
【0014】図1は本発明の最も好適な第一の実施例で
あるサセプタの平面説明図で、図2はその部分拡大図で
ある。このサセプタ3は5″ウェハのエピタキシャル成
長に使用するサセプタで、カーボンで形成され、誘導加
熱され易くしている。このサセプタ3の直径Aは 600mm
φで、外ポケット31および内ポケット32は各々の1個の
直径Bが127 mmφの凹み形に形成されている。外ポケッ
ト31は8個形成され、それぞれの中心はサセプタ3の中
心を同心とする直径Cが427.08mmφの同一円周上にあ
る。内ポケット32は4個形成され、やはりそれぞれの中
心はサセプタ3の中心を同心とする直径Dが 224.8mmφ
の同一円周上にある。貫通孔33の直径は82.6mmφであ
る。外ポケット31と内ポケット32とのオーバーラップ部
分の弦の長さ(図2のE)は22.1mmで、半径方向のダブ
リ寸法は約0.95mm位になる。また、外ポケット31同士の
オーバラップ部分の弦の長さ(図2のF)は10mmで、同
様に半径方向のダブリ寸法は約0.2mm となるが、外ポケ
ット31および内ポケット32の各々に現われる2か所のダ
ブリ部分は、それぞれポケットの中心から96°および10
3 °の方向(図1のθ1 およびθ2 )になり、両方のダ
ブリ部分が和として影響するわけではない。一方、ポケ
ットの穴径B=127 mmφに対し、5″ウェハの直径Gは
通常 125mmφで、2mmの余裕があり、前述のダブリによ
りポケットの円径が約1mm小さくなってもポケットの反
対側に寄せることによりウェハを各ポケットに載置する
ことができる。
【0015】この外ポケット31の中心が存在する同心円
の直径Cは、前述の如く427.08mmφであり、ポケットの
直径Bは127mm φであるため、外ポケット31の最外周の
位置は554.08mmφとなり、外ポケット31の最外周からサ
セプタ3の外周までの距離(図1のH)は(600 −554.
08)/2=22.96mm となる。因みに従来のサセプタで
は、このHが11.7mmであった。このポケットの外周から
サセプタの外周端までの距離Hが22.96mm ということ
は、前述の図7に示したサセプタの径方向に対する温度
分布(Xが約23mm)からもわかるように、丁度均熱帯に
はいる位置となる。このばあい、この均熱帯のぎりぎり
の位置では結晶欠陥の発生が起る可能性があるため、ウ
ェハ4のファセット部41をこの外周部に配置すると一層
効果的である。
【0016】一方、サセプタ3の中心部には、前述のご
とくガス導入管2が貫通しているため、内ポケット32を
無制限に中心部に近づけることはできない。図7の温度
分布図からわかるように、中心部では熱容量を考慮して
加熱していることにより、比較的均熱範囲に入ってはい
るが、ガス導入管2の内部はガスが流通しており、温度
が下がり易いため、ガス導入管2に近いところでは温度
が不均一になり易い。そのため余り近づけないようにす
る必要がある。内ポケット32の一番内側の点と貫通孔33
との距離Iは5mm以上、好ましくは6.5mm 以上となるよ
うに間隔をあける必要がある。前記実施例では、このI
を7.6mm としている。このばあいもウェハ4のファセッ
ト部41を内側の温度変化の起り易い方に向けて配置する
と効果的であることはいうまでもない。
【0017】また図1の実施例では図示していないが、
外ポケット31同士の間隔の広い部分には、その間隔に配
置できる大きさの径のダミーポケットを設けることもで
きる。
【0018】以上説明したように、本実施例は従来より
使用されている縦型エピタキシャル成長炉をそのまま使
用して、エピタキシャル成長の歩留を向上させている。
すなわち、サセプタに設けられたウェハ載置用のポケッ
トを中心部に集約し、オーバラップさせて配置し、ポケ
ットの最外端からサセプタの最外周までの距離Hを22.9
6mm に設定したものである。この寸法22.96mm は、図7
の径方向に対する温度分布で種々調べた結果、± 0.7°
が許容範囲と考えれば、20mm以上設ければ歩留向上に寄
与すると考えられる寸法に適合している。このことは外
周部で温度の下がり易い原因が、外周部でガスの流通が
行なわれること、およびサセプタの回転により外周部が
ガス流を横切ることにあるため、ウェハの径の大きさに
伴なうサセプタの径の大小にかかわらず、外周部より前
記20mm以上の範囲をさけるように設計すればよいことが
わかる。従って、6″ウェハなど大型のウェハ用エピタ
キシャル炉を設計するばあいにも、この考えを適用する
ことによりエピタキシャル成長の歩留低下を防止でき
る。
【0019】つぎに、このエピタキシャル成長炉を使用
して、シリコンウェハにシリコン結晶をエピタキシャル
成長する方法について説明する。図3にエピタキシャル
成長のプログラム図を、縦軸に輝度温度、横軸に工程の
ステップをとって示してある。
【0020】まず、サセプタ3の上にウェハ4を載置
し、エピタキシャル成長炉の中に配置し、内部をキャリ
ヤガスである水素ガスで置換し、ヒータであるインダク
ションコイルに高周波電流を流し、サセプタに生じる渦
電流により昇温し、サセプタ上部での温度を880 ℃(輝
度温度、以下同じ)にする(図3のa)。炉内のサセプ
タを取り換えられれば、新しいウェハを載置したサセプ
タと取り換えてこの状態をスタートすることもできる。
【0021】つぎに、サセプタ3を7.5rpmで回転させな
がら、インダクションコイル5の電流を増やして昇温
し、ウェハ4の位置の温度を1120℃にする(図3の
b)。この状態で塩化水素ガスを水素ガスに混入して約
3分程炉内に導入し、ウェハ4の表面を洗浄する。その
のち、塩化水素ガスを止めて、さらに1分間位1120℃に
保持し、後処理をする。
【0022】そののち、温度を下げて1055℃にし(図3
のc)、その温度を保持する。1055℃になってから約3
分経過後、前述の水素ガスにジクロルシラン(SiH2
Cl2 )ガスおよびホスフィン(PH3 )を水素95.5
%、ジクロルシラン3.5 %、ホスフィン1%の割合で混
合して炉内に導入し、化学反応させることにより、ウェ
ハ4表面上に、結晶軸に沿ってシリコン結晶が成長す
る。このシリコン結晶の成長は、ほぼ反応時間に比例
し、この条件では0.55μm/分の割合で成長するため、
必要な厚さに応じた時間続ければよい。なお、1055℃に
したのは反応をできるだけ遅くするため設定されたもの
で、ジクロルシランを使用したときの最適成長温度は10
50〜1150℃で、この範囲でもっと高温にすれば成長速度
は速くなる。
【0023】このエピタキシャル成長の際、混入したホ
スフィンは、半導体の導電率を大きくするための不純物
で、リンの不純物が混入されることにより、n形の半導
体結晶が成長される。このホスフィンの混合比率を増減
させることにより、不純物濃度を自在に調整でき、また
ホスフィン以外にも、アルシン(AsH3 )などを使用
することもできる。さらに、p形不純物層を形成するば
あいには、導入ガスとしてホスフィンの代りに、ジボラ
ン(B2 6 )などを混入すれば、p形のシリコン結晶
層を成長できる。さらに、シリコンを成長するためのガ
スとして、前述の例ではジクロルシランを用いる例で説
明したが、それ以外にテトラクロルシラン(SiC
4 )、トリクロルシラン(SiHCl3 )、モノシラ
ン(SiH4)を使用することもでき、これらのガスを
使用したばあい、成長時の温度はそれぞれテトラクロル
シランのばあいは1150〜1200℃、トリクロルシランのば
あいは1100〜1150℃、モノシランのばあいは1000〜1100
℃の範囲が最適であり、使用ガスに応じて成長時の炉内
温度も調整する。
【0024】所望厚さのエピタキシャル成長層を形成し
たのち、2分程1055℃に保持してから、温度を880 ℃ま
で下げる(図3のd)。これでシリコンのエピタキシャ
ル成長が完了し、サセプタ3とともにウェハ4を取り出
すことにより、エピタキシャル成長されたウェハ4がえ
られる。
【0025】前述の寸法で形成したサセプタに5″ウェ
ハを12枚載置し、前述の方法で説明した条件により、各
品種についてのエピタキシャル成長を行なった。品種に
よって成長厚さは異なるが、4.8 〜15.0μmの厚さで形
成し、半導体の回路を形成したチップにして特性検査を
し、歩留を求め、従来のサセプタを使用して同じように
特性検査をしたときの歩留とを比較して表1にまとめ
た。
【0026】
【表1】
【0027】半導体チップとしての特性検査で歩留を算
出しているため、不良が必ずしもエピタキシャル成長時
の結晶欠陥が原因とはいえないが、同じ時期に同じ条件
で従来のサセプタと本発明によるサセプタを使用したば
あいとを比較した。その結果、ロット数を考慮した加重
平均では、歩留が81.53 %から85.63 %に向上してお
り、単純平均では79.92 %から87.74 %と向上してお
り、明らかに歩留の向上が窺える。ここで、各品種につ
いてのロット数が均一でなく、たとえば品種No.2では、
従来のサセプタでも歩留が89.32 %と高く、ロット数が
26と大きいのに対し、同じ品種で本発明によるサセプタ
を使用したものはロット数が4と小さいため、必ずしも
加重平均がサセプタの改良による歩留向上を正確に表わ
しているとはいえず、むしろ単純平均の方がサセプタの
改良による歩留向上を正確に表わしていると考えられ
る。なぜなら、この歩留は前述のごとく、チップの電気
特性の検査結果で評価しているため、回路の複雑さなど
品種に起因する歩留の違いがあるからである。この単純
平均で比較すると、従来の79.92 %が87.74 %と7.82%
歩留が向上しており、半導体の単価にして約8.57%のコ
ストダウンに相当し、顕著な経済的効果を奏する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、従来使用されているエ
ピタキシャル成長炉のサセプタのポケット位置を変更す
るだけで、他の条件を何ら変更することなくエピタキシ
ャル成長時の結晶欠陥を防止でき、半導体製品の歩留を
大幅に向上することができ、半導体製品ひいては電子機
器製品のコストダウンに大いに寄与する効果がある。
【0029】また、本発明は従来のエピタキシャル成長
炉のサセプタを変更するだけでなく、新たなエピタキシ
ャル成長炉を設計するばあいにも、同様に適用すること
ができ、波及効果は極めて顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるエピタキシャル成長炉
に使用されるサセプタのポケットの位置を示す平面図で
ある。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】エピタキシャル成長炉により、エピタキシャル
成長させる一例のプログラムである。
【図4】縦型エピタキシャル成長炉の概略を示す説明図
である。
【図5】従来のサセプタのポケットの位置を示す平面図
である。
【図6】図5の断面を示す図である。
【図7】エピタキシャル成長炉のサセプタの上部での中
心から径方向に対する温度分布である。
【符号の説明】
1 ベルジャ 2 ガス導入管 3 サセプタ 4 半導体ウェハ 5 ヒータ 31 外ポケット 32 内ポケット
フロントページの続き (72)発明者 城▲がき▼ 克弥 アメリカ合衆国、94086 カリフォルニア 州、サニベール、エスカロン アブニュー 1000、ナンバー 2022

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部にガス導入管を有するベルジャ
    と、該ベルジャ内で前記ガス導入管のまわりに回転自在
    に配置された半導体ウェハ載置用のサセプタと、該サセ
    プタの下側に配置され前記サセプタを加熱するヒータと
    からなるエピタキシャル成長炉であって、前記サセプタ
    の上面に形成された前記半導体ウェハの位置決め用ポケ
    ットがオーバラップして形成されてなるエピタキシャル
    成長炉。
  2. 【請求項2】 前記サセプタの上面に形成された前記半
    導体ウェハの位置決め用ポケットの前記サセプタの中心
    からの最遠点と前記サセプタの外周端との距離が20mm以
    上となるように前記ポケットが配置されてなる請求項1
    記載のエピタキシャル成長炉。
JP4080953A 1991-12-05 1992-04-02 エピタキシャル成長炉 Pending JPH05211126A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US802,663 1991-12-05
US07/802,663 US5152842A (en) 1991-12-05 1991-12-05 Reactor for epitaxial growth

Publications (1)

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JPH05211126A true JPH05211126A (ja) 1993-08-20

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ID=25184361

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JP4080953A Pending JPH05211126A (ja) 1991-12-05 1992-04-02 エピタキシャル成長炉

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JP (1) JPH05211126A (ja)

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