JPH05209617A - 直動転がり案内ユニット - Google Patents
直動転がり案内ユニットInfo
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- JPH05209617A JPH05209617A JP4040718A JP4071892A JPH05209617A JP H05209617 A JPH05209617 A JP H05209617A JP 4040718 A JP4040718 A JP 4040718A JP 4071892 A JP4071892 A JP 4071892A JP H05209617 A JPH05209617 A JP H05209617A
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- guide unit
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- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims abstract description 32
- 239000004519 grease Substances 0.000 abstract description 12
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 12
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
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- -1 that is Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/065—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with rollers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0602—Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly
- F16C29/0609—Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly of the ends of the bearing body or carriage where the rolling elements change direction, e.g. end caps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6607—Retaining the grease in or near the bearing
- F16C33/6614—Retaining the grease in or near the bearing in recesses or cavities provided in retainers, races or rolling elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、方向転換路を形成する方向転換路
スペーサに油逃げを形成してころの摺動抵抗を低減する
直動転がり案内ユニットを提供する。 【構成】 本発明は、軌道面9を形成した軌道レール
1、該軌道レール1に対して相対摺動可能な軌道面10
を形成したケーシング4、該ケーシング4の長手方向両
端に取り付け且つ方向転換路用凹部19を形成したエン
ドキャップ6、方向転換路用凹部19に対して対向隔置
状態に配置されて方向転換路12を形成する方向転換路
スペーサ7、軌道路22、方向転換路12及び戻り通路
13,14を循環移動可能な多数のころ5を有してい
る。方向転換路スペーサ7のころ転動面23には、ころ
5の転動方向に沿って油溜り溝21が形成されている。
従って、油溜り溝21はグリスの逃げとなり且つグリス
を保持する機能を果たす。
スペーサに油逃げを形成してころの摺動抵抗を低減する
直動転がり案内ユニットを提供する。 【構成】 本発明は、軌道面9を形成した軌道レール
1、該軌道レール1に対して相対摺動可能な軌道面10
を形成したケーシング4、該ケーシング4の長手方向両
端に取り付け且つ方向転換路用凹部19を形成したエン
ドキャップ6、方向転換路用凹部19に対して対向隔置
状態に配置されて方向転換路12を形成する方向転換路
スペーサ7、軌道路22、方向転換路12及び戻り通路
13,14を循環移動可能な多数のころ5を有してい
る。方向転換路スペーサ7のころ転動面23には、ころ
5の転動方向に沿って油溜り溝21が形成されている。
従って、油溜り溝21はグリスの逃げとなり且つグリス
を保持する機能を果たす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ケーシングを備えた
スライダを軌道レール上で多数の転動体であるころを介
在させて摺動可能に構成した直動転がり案内ユニットに
関する。
スライダを軌道レール上で多数の転動体であるころを介
在させて摺動可能に構成した直動転がり案内ユニットに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直動転がり案内ユニットについて
は、軌道レール上を摺動するスライダはケーシングと該
ケーシングの両端に固定したエンドキャップを有すると
共に、該エンドキャップの両端には側面シールとスライ
ダの下面に取り付けた下面シールを有している。更に、
直動転がり案内ユニットでは、軌道レールに形成した軌
道面とケーシングに形成した軌道面との間に形成される
軌道路を転動する複数個の転動体であるころ、及び該こ
ろをケーシングに保持するため該ケーシングに固定され
る保持板を有しているものがある。
は、軌道レール上を摺動するスライダはケーシングと該
ケーシングの両端に固定したエンドキャップを有すると
共に、該エンドキャップの両端には側面シールとスライ
ダの下面に取り付けた下面シールを有している。更に、
直動転がり案内ユニットでは、軌道レールに形成した軌
道面とケーシングに形成した軌道面との間に形成される
軌道路を転動する複数個の転動体であるころ、及び該こ
ろをケーシングに保持するため該ケーシングに固定され
る保持板を有しているものがある。
【0003】上記のような直動転がり案内ユニットを、
図4、図5及び図6を参照して説明する。図4は直動転
がり案内ユニットの一例を示す斜視図、図5は図4の線
A−Aにおける断面図、及び図6は図5の線B−Bにお
ける断面図である。図4に示す直動転がり案内ユニット
は四条列無限直動転がり案内ユニットであり、ほぼI字
形の断面を有する軌道レール1、該軌道レール1に対し
て相対摺動可能即ち滑動可能に跨架するスライダ2、軌
道レール1とスライダ2間にパラレルで転動可能に介在
する複数個の円筒ころ5を有している。軌道レール1
は、長手方向の両側面18に軌道面9を構成する凹溝8
が形成されている。ケーシング4の凹部11には、軌道
レール1の軌道面9に対応する部位に軌道面10(図1
参照)が形成されている。
図4、図5及び図6を参照して説明する。図4は直動転
がり案内ユニットの一例を示す斜視図、図5は図4の線
A−Aにおける断面図、及び図6は図5の線B−Bにお
ける断面図である。図4に示す直動転がり案内ユニット
は四条列無限直動転がり案内ユニットであり、ほぼI字
形の断面を有する軌道レール1、該軌道レール1に対し
て相対摺動可能即ち滑動可能に跨架するスライダ2、軌
道レール1とスライダ2間にパラレルで転動可能に介在
する複数個の円筒ころ5を有している。軌道レール1
は、長手方向の両側面18に軌道面9を構成する凹溝8
が形成されている。ケーシング4の凹部11には、軌道
レール1の軌道面9に対応する部位に軌道面10(図1
参照)が形成されている。
【0004】また、スライダ2は、軌道レール1に跨架
するため凹部11を形成したケーシング4と該ケーシン
グ4の長手方向両端面に取り付けたエンドキャップ6を
有している。スライダ2の滑動時の軌道レール1とスラ
イダ2との境界面のシールのため、エンドキャップ6の
端面には側面シール(図示せず)が取り付けられ、ま
た、スライダ2の下面には下面シール(図示せず)が取
り付けられている。
するため凹部11を形成したケーシング4と該ケーシン
グ4の長手方向両端面に取り付けたエンドキャップ6を
有している。スライダ2の滑動時の軌道レール1とスラ
イダ2との境界面のシールのため、エンドキャップ6の
端面には側面シール(図示せず)が取り付けられ、ま
た、スライダ2の下面には下面シール(図示せず)が取
り付けられている。
【0005】また、ケーシング4の上側と下側の軌道面
10の間には、係止溝15が形成されている。ケーシン
グ4の係止溝15には、保持板3に設けた係合凸部16
が係合している。保持板3は、その一部が軌道レール1
の凹溝8に遊嵌し、ケーシング4にボルト17によって
固定されている。
10の間には、係止溝15が形成されている。ケーシン
グ4の係止溝15には、保持板3に設けた係合凸部16
が係合している。保持板3は、その一部が軌道レール1
の凹溝8に遊嵌し、ケーシング4にボルト17によって
固定されている。
【0006】上記の構成によって、四条列無限直動転が
り案内ユニットは、軌道レール1の上側と下側の軌道面
9とケーシング4の上側と下側の軌道面10とで軌道レ
ール1の一側面に二条が形成され、軌道レール1の両側
面で四条のころ転動用負荷軌道路が形成される。これら
のころ転動用負荷軌道路には、対向する軌道面9と10
との間に嵌合して多数の円筒状ころ5が転動する。ケー
シング4には戻り通路13,14が形成され、エンドキ
ャップ6にはころ転動用負荷軌道路と戻り通路13,1
4とを連通する方向転換路12が形成されている。エン
ドキャップ6に方向転換路12を形成するために、図6
に示すように、エンドキャップ6の内側には方向転換路
用凹部19が形成され、方向転換路用凹部19に隔置し
て対向状態に配置され且つエンドキャップの方向転換路
用凹部19とで方向転換路12を形成する方向転換路ス
ペーサ7が配置されている。なお、図6では、一方の無
限循環路のみを示している。
り案内ユニットは、軌道レール1の上側と下側の軌道面
9とケーシング4の上側と下側の軌道面10とで軌道レ
ール1の一側面に二条が形成され、軌道レール1の両側
面で四条のころ転動用負荷軌道路が形成される。これら
のころ転動用負荷軌道路には、対向する軌道面9と10
との間に嵌合して多数の円筒状ころ5が転動する。ケー
シング4には戻り通路13,14が形成され、エンドキ
ャップ6にはころ転動用負荷軌道路と戻り通路13,1
4とを連通する方向転換路12が形成されている。エン
ドキャップ6に方向転換路12を形成するために、図6
に示すように、エンドキャップ6の内側には方向転換路
用凹部19が形成され、方向転換路用凹部19に隔置し
て対向状態に配置され且つエンドキャップの方向転換路
用凹部19とで方向転換路12を形成する方向転換路ス
ペーサ7が配置されている。なお、図6では、一方の無
限循環路のみを示している。
【0007】従って、四条列無限直動転がり案内ユニッ
トでは、ころ転動用負荷軌道路、方向転換路12及び戻
り通路13,14によって二条の無限循環路が形成され
る。これらの無限循環路は、例えば、一方の無限循環路
が他方の無限循環路の内方に配置され、異なる長さの周
路に形成され、長い周路の大無限循環路のループ内に短
い周路の小無限循環路が配置され、干渉することなく互
いにたすき掛け状に直交状態に形成され、しかも、大無
限循環路と小無限循環路との負荷軌道路面は、長さが同
一に形成されている。そして、軌道レール1上をスライ
ダ2が摺動する時に、多数の円筒状ころ5は大無限循環
路と小無限循環路とをそれぞれ循環して移動することに
なる。勿論、各無限循環路は、互いに交差することで、
同一長さに構成することも可能なものである。
トでは、ころ転動用負荷軌道路、方向転換路12及び戻
り通路13,14によって二条の無限循環路が形成され
る。これらの無限循環路は、例えば、一方の無限循環路
が他方の無限循環路の内方に配置され、異なる長さの周
路に形成され、長い周路の大無限循環路のループ内に短
い周路の小無限循環路が配置され、干渉することなく互
いにたすき掛け状に直交状態に形成され、しかも、大無
限循環路と小無限循環路との負荷軌道路面は、長さが同
一に形成されている。そして、軌道レール1上をスライ
ダ2が摺動する時に、多数の円筒状ころ5は大無限循環
路と小無限循環路とをそれぞれ循環して移動することに
なる。勿論、各無限循環路は、互いに交差することで、
同一長さに構成することも可能なものである。
【0008】上記のような四条列無限直動転がり案内ユ
ニットとしては、例えば、特開平1−175564号公
報、特願平2−106311号、特願平3−16632
6号等に開示されたものがある。
ニットとしては、例えば、特開平1−175564号公
報、特願平2−106311号、特願平3−16632
6号等に開示されたものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の四条
列無限直動転がり案内ユニットについては、ケーシング
4にエンドキャップ6を取り付けるに当たって、ケーシ
ング4とエンドキャップ6の方向転換路用凹部19との
間に方向転換路スペーサ7を介在させて方向転換路12
を形成している。方向転換路12にはころ5の転動をス
ムースにするため潤滑油としてグリスが供給されている
が、方向転換路12を多数のころ5が転動する場合に、
方向転換路12へのグリスの封入によって、ころ5と方
向転換路スペーサ7との間に大きなローリングフリクシ
ョン即ち摺動抵抗が発生するという問題がある。
列無限直動転がり案内ユニットについては、ケーシング
4にエンドキャップ6を取り付けるに当たって、ケーシ
ング4とエンドキャップ6の方向転換路用凹部19との
間に方向転換路スペーサ7を介在させて方向転換路12
を形成している。方向転換路12にはころ5の転動をス
ムースにするため潤滑油としてグリスが供給されている
が、方向転換路12を多数のころ5が転動する場合に、
方向転換路12へのグリスの封入によって、ころ5と方
向転換路スペーサ7との間に大きなローリングフリクシ
ョン即ち摺動抵抗が発生するという問題がある。
【0010】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、ケーシングとエンドキャップの方
向転換路用凹部との間に介在される方向転換路スペーサ
に、方向転換路に供給される潤滑油即ちグリスの逃げ部
を形成し、該逃げ部によって方向転換路へのグリスの封
入によるころと方向転換路スペーサとの間に大きなロー
リングフリクション即ち摺動抵抗が発生するのを防止す
ると共に、方向転換路スペーサの樹脂成形の際の変形を
を抑えるための肉の逃がしとして機能させる直動転がり
案内ユニットを提供することである。
解決することであり、ケーシングとエンドキャップの方
向転換路用凹部との間に介在される方向転換路スペーサ
に、方向転換路に供給される潤滑油即ちグリスの逃げ部
を形成し、該逃げ部によって方向転換路へのグリスの封
入によるころと方向転換路スペーサとの間に大きなロー
リングフリクション即ち摺動抵抗が発生するのを防止す
ると共に、方向転換路スペーサの樹脂成形の際の変形を
を抑えるための肉の逃がしとして機能させる直動転がり
案内ユニットを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、長手方向両側壁面に軌道面を形成した軌道
レール、該軌道レールに対して相対摺動可能であり且つ
前記各軌道面に対向する位置に軌道面を形成したケーシ
ング、該ケーシングの長手方向両端に取り付け且つ方向
転換路用凹部を形成したエンドキャップ、該エンドキャ
ップの前記方向転換路用凹部に対して対向隔置状態に配
置され且つ前記エンドキャップとで方向転換路を形成す
る方向転換路スペーサ、並びに対向する前記軌道面間の
軌道路、前記方向転換路及び前記ケーシングに形成した
戻り通路を循環移動可能な多数のころを有する直動転が
り案内ユニットにおいて、前記方向転換路スペーサのこ
ろ転走面に前記ころの転動方向に沿って油溜り溝を形成
したことを特徴とする直動転がり案内ユニットに関す
る。
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、長手方向両側壁面に軌道面を形成した軌道
レール、該軌道レールに対して相対摺動可能であり且つ
前記各軌道面に対向する位置に軌道面を形成したケーシ
ング、該ケーシングの長手方向両端に取り付け且つ方向
転換路用凹部を形成したエンドキャップ、該エンドキャ
ップの前記方向転換路用凹部に対して対向隔置状態に配
置され且つ前記エンドキャップとで方向転換路を形成す
る方向転換路スペーサ、並びに対向する前記軌道面間の
軌道路、前記方向転換路及び前記ケーシングに形成した
戻り通路を循環移動可能な多数のころを有する直動転が
り案内ユニットにおいて、前記方向転換路スペーサのこ
ろ転走面に前記ころの転動方向に沿って油溜り溝を形成
したことを特徴とする直動転がり案内ユニットに関す
る。
【0012】
【作用】この発明による直動転がり案内ユニットは、上
記のように構成されており、次のような作用をする。即
ち、この直動転がり案内ユニットは、方向転換路スペー
サのころ転走面にころの転動方向に沿って油溜り溝即ち
逃げ部を形成したので、グリスの逃げ場がなくて該グリ
スが前記ころ転動面に封入されることがなく、摺動抵抗
の増大が抑えられ、しかも前記油溜り溝にグリスが保持
されるので、常に良好に潤滑油を摺動面に供給すること
ができ、潤滑が改善される。また、前記方向転換路スペ
ーサの樹脂成形の際に、該方向転換路スペーサの変形が
抑えられ、高精度に前記方向転換路スペーサを成形でき
る。
記のように構成されており、次のような作用をする。即
ち、この直動転がり案内ユニットは、方向転換路スペー
サのころ転走面にころの転動方向に沿って油溜り溝即ち
逃げ部を形成したので、グリスの逃げ場がなくて該グリ
スが前記ころ転動面に封入されることがなく、摺動抵抗
の増大が抑えられ、しかも前記油溜り溝にグリスが保持
されるので、常に良好に潤滑油を摺動面に供給すること
ができ、潤滑が改善される。また、前記方向転換路スペ
ーサの樹脂成形の際に、該方向転換路スペーサの変形が
抑えられ、高精度に前記方向転換路スペーサを成形でき
る。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による直動
転がり案内ユニットの実施例を説明する。図1はこの発
明による直動転がり案内ユニットの一実施例を示す断面
図、及び図2は図1の直動転がり案内ユニットに組み込
まれる方向転換路スペーサの一実施例を示す斜視図であ
る。図1及び図2において、図6に示す部品に付した符
号と同一の作用を有する部品には同一の符号を付してい
る。なお、図1では、一方の無限循環路のみを示してい
る。
転がり案内ユニットの実施例を説明する。図1はこの発
明による直動転がり案内ユニットの一実施例を示す断面
図、及び図2は図1の直動転がり案内ユニットに組み込
まれる方向転換路スペーサの一実施例を示す斜視図であ
る。図1及び図2において、図6に示す部品に付した符
号と同一の作用を有する部品には同一の符号を付してい
る。なお、図1では、一方の無限循環路のみを示してい
る。
【0014】この発明による直動転がり案内ユニット
は、図6に示す直動転がり案内ユニットと基本的には同
一の構成を有するものであり、該構成において方向転換
路スペーサ7を組み込んだことを特徴するものである。
即ち、この直動転がり案内ユニットは、長手方向両側壁
面に軌道面9を形成した軌道レール1、該軌道レール1
に対して相対摺動可能であり且つ各軌道面9に対向する
位置に軌道面10を形成したケーシング4、該ケーシン
グ4の長手方向両端に取り付け且つ方向転換路用凹部1
9を形成したエンドキャップ6、該エンドキャップ6の
方向転換路用凹部19に対して対向隔置状態に配置され
且つエンドキャップ6とで方向転換路12を形成する方
向転換路スペーサ7、並びに対向する軌道面9,10間
の軌道路22、方向転換路12及び戻り通路13又は1
4を循環移動可能な多数のころ5を有している。
は、図6に示す直動転がり案内ユニットと基本的には同
一の構成を有するものであり、該構成において方向転換
路スペーサ7を組み込んだことを特徴するものである。
即ち、この直動転がり案内ユニットは、長手方向両側壁
面に軌道面9を形成した軌道レール1、該軌道レール1
に対して相対摺動可能であり且つ各軌道面9に対向する
位置に軌道面10を形成したケーシング4、該ケーシン
グ4の長手方向両端に取り付け且つ方向転換路用凹部1
9を形成したエンドキャップ6、該エンドキャップ6の
方向転換路用凹部19に対して対向隔置状態に配置され
且つエンドキャップ6とで方向転換路12を形成する方
向転換路スペーサ7、並びに対向する軌道面9,10間
の軌道路22、方向転換路12及び戻り通路13又は1
4を循環移動可能な多数のころ5を有している。
【0015】この直動転がり案内ユニットは、上記構成
において、特に、方向転換路スペーサ7のころ転走面2
3にころ5の転動方向に沿って1つ或いは複数の油溜り
溝21を形成したことを特徴とするものである。油溜り
溝21は、図2に示すように、ころ5の転動方向に沿っ
て長く伸びる溝に形成してもよく、図示していないが、
該溝を横断する方向に傾斜させて伸びた形状に形成して
もよく、或いはころ転走面23を長手方向に伸びる形状
と傾斜する方向に伸びる形状とを混在させる形状に形成
してもよいものである。
において、特に、方向転換路スペーサ7のころ転走面2
3にころ5の転動方向に沿って1つ或いは複数の油溜り
溝21を形成したことを特徴とするものである。油溜り
溝21は、図2に示すように、ころ5の転動方向に沿っ
て長く伸びる溝に形成してもよく、図示していないが、
該溝を横断する方向に傾斜させて伸びた形状に形成して
もよく、或いはころ転走面23を長手方向に伸びる形状
と傾斜する方向に伸びる形状とを混在させる形状に形成
してもよいものである。
【0016】この直動転がり案内ユニットにおいて、方
向転換路スペーサ7には、図3に示すように、2つのこ
ろ転走面が互いに交差する構造のものもある。この場合
にも、各ころ転走面23,24には、上記実施例と同様
に、ころの転走方向に沿って1つ或いは複数の油溜り溝
21を形成することができる。油溜り溝21は、図2の
物と同様に、ころ5の転動方向に沿って長く伸びる溝に
形成してもよく、図示していないが、該溝を横断する方
向に傾斜させて伸びた形状に形成してもよく、或いはこ
ろ転走面24を長手方向に伸びる形状と傾斜する方向に
伸びる形状とを混在させる形状に形成してもよいもので
ある。
向転換路スペーサ7には、図3に示すように、2つのこ
ろ転走面が互いに交差する構造のものもある。この場合
にも、各ころ転走面23,24には、上記実施例と同様
に、ころの転走方向に沿って1つ或いは複数の油溜り溝
21を形成することができる。油溜り溝21は、図2の
物と同様に、ころ5の転動方向に沿って長く伸びる溝に
形成してもよく、図示していないが、該溝を横断する方
向に傾斜させて伸びた形状に形成してもよく、或いはこ
ろ転走面24を長手方向に伸びる形状と傾斜する方向に
伸びる形状とを混在させる形状に形成してもよいもので
ある。
【0017】
【発明の効果】この発明による直動転がり案内ユニット
は、上記のように構成されており、次のような効果を有
する。即ち、この直動転がり案内ユニットは、軌道レー
ルに対してケーシングを相対摺動可能に構成し、前記ケ
ーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキャップに
方向転換路用凹部を形成し、前記エンドキャップの前記
方向転換路用凹部に対して方向転換路スペーサを対向隔
置状態に配置し、前記方向転換路スペーサと前記エンド
キャップとで方向転換路を形成し、対向する前記軌道面
間の軌道路、前記方向転換路及び前記ケーシングに形成
した戻り通路を多数のころが循環移動できるように構成
し、特に、前記方向転換路スペーサのころ転動面に前記
ころの転動方向に沿って油溜り溝を形成したので、ころ
転動面に供給されたグリスは前記ころの転動に応じて前
記油溜り溝に逃げることができ、従来のようにグリスの
逃げ場がなくて前記ころ転動面にグリスが封入されるこ
とがなく、ころ転走面の摺動抵抗の増大が抑えられ、前
記ころはスムースに転動して摺動抵抗を大幅に低減でき
る。
は、上記のように構成されており、次のような効果を有
する。即ち、この直動転がり案内ユニットは、軌道レー
ルに対してケーシングを相対摺動可能に構成し、前記ケ
ーシングの長手方向両端に取り付けたエンドキャップに
方向転換路用凹部を形成し、前記エンドキャップの前記
方向転換路用凹部に対して方向転換路スペーサを対向隔
置状態に配置し、前記方向転換路スペーサと前記エンド
キャップとで方向転換路を形成し、対向する前記軌道面
間の軌道路、前記方向転換路及び前記ケーシングに形成
した戻り通路を多数のころが循環移動できるように構成
し、特に、前記方向転換路スペーサのころ転動面に前記
ころの転動方向に沿って油溜り溝を形成したので、ころ
転動面に供給されたグリスは前記ころの転動に応じて前
記油溜り溝に逃げることができ、従来のようにグリスの
逃げ場がなくて前記ころ転動面にグリスが封入されるこ
とがなく、ころ転走面の摺動抵抗の増大が抑えられ、前
記ころはスムースに転動して摺動抵抗を大幅に低減でき
る。
【0018】しかも、前記方向転換路スペーサに形成し
た前記油溜り溝にグリスが保持されるので、前記ころの
転動の際に常に良好に潤滑油をころ転動面即ち摺動面に
供給することができ、潤滑が改善される。
た前記油溜り溝にグリスが保持されるので、前記ころの
転動の際に常に良好に潤滑油をころ転動面即ち摺動面に
供給することができ、潤滑が改善される。
【0019】また、前記方向転換路スペーサの樹脂成形
の際に、該方向転換路スペーサの変形が抑えられ、高精
度に前記方向転換路スペーサを成形することができる。
の際に、該方向転換路スペーサの変形が抑えられ、高精
度に前記方向転換路スペーサを成形することができる。
【図1】この発明による直動転がり案内ユニットの一実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図2】図1の直動転がり案内ユニットに組み込まれた
方向転換路スペーサの一実施例を示す斜視図である。
方向転換路スペーサの一実施例を示す斜視図である。
【図3】図1の直動転がり案内ユニットに組み込まれた
方向転換路スペーサの別の実施例を示す斜視図である。
方向転換路スペーサの別の実施例を示す斜視図である。
【図4】従来の四条列無限直動転がり案内ユニットの一
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図5】図4の線A−Aにおける断面図である。
【図6】図5の線B−Bにおける断面図である。
1 軌道レール 2 スライダ 3 保持板 4 ケーシング 5 ころ 6 エンドキャップ 7 方向転換路スペーサ 8 凹溝 9 軌道面 10 軌道面 11 凹部 12 方向転換路 13,14 戻り通路 19 方向転換路用凹部 21 油溜まり溝 22 軌道路 23 ころ転走面 24 ころ転走面
Claims (1)
- 【請求項1】 長手方向両側壁面に軌道面を形成した軌
道レール、該軌道レールに対して相対摺動可能であり且
つ前記各軌道面に対向する位置に軌道面を形成したケー
シング、該ケーシングの長手方向両端に取り付け且つ方
向転換路用凹部を形成したエンドキャップ、該エンドキ
ャップの前記方向転換路用凹部に対して対向隔置状態に
配置され且つ前記エンドキャップとで方向転換路を形成
する方向転換路スペーサ、並びに対向する前記軌道面間
の軌道路、前記方向転換路及び前記ケーシングに形成し
た戻り通路を循環移動可能な多数のころを有する直動転
がり案内ユニットにおいて、前記方向転換路スペーサの
ころ転走面に前記ころの転動方向に沿って油溜り溝を形
成したことを特徴とする直動転がり案内ユニット。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04071892A JP3516209B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 直動転がり案内ユニット |
US08/010,864 US5308164A (en) | 1992-01-31 | 1993-01-29 | Linear motion rolling guide unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04071892A JP3516209B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 直動転がり案内ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05209617A true JPH05209617A (ja) | 1993-08-20 |
JP3516209B2 JP3516209B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=12588381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04071892A Expired - Fee Related JP3516209B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 直動転がり案内ユニット |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5308164A (ja) |
JP (1) | JP3516209B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005172027A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Nsk Ltd | 直動案内軸受装置 |
US7341378B2 (en) | 2004-11-17 | 2008-03-11 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion guide unit |
US7632017B2 (en) | 2004-03-16 | 2009-12-15 | Nsk Ltd. | Linear guide |
JP2011149469A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Nippon Thompson Co Ltd | 直動案内ユニット |
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JP2006002842A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Nsk Ltd | 直動案内軸受装置 |
WO2006028084A1 (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Thk Co., Ltd. | 運動案内装置 |
EP1845272B1 (en) * | 2006-04-11 | 2012-11-14 | SBC Linear Co.,Ltd. | End-plate for linear motion slider and linear motion slider in use with the end-plate |
US7553084B2 (en) * | 2006-09-01 | 2009-06-30 | Hiwin Technologies Corp. | Linear roller guide unit for compressive load |
JP4965362B2 (ja) * | 2007-07-09 | 2012-07-04 | 日本トムソン株式会社 | ローラ形式の直動案内ユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1356494A (en) * | 1920-05-12 | 1920-10-19 | Illuminated Taillight Company | Auto tail and license-number light |
JPS6244171Y2 (ja) * | 1980-05-07 | 1987-11-19 | ||
JPH0235051Y2 (ja) * | 1985-02-14 | 1990-09-21 | ||
JPH0637894B2 (ja) * | 1987-12-28 | 1994-05-18 | 日本トムソン株式会社 | 四条列無限直動案内ユニット |
JPH0637893B2 (ja) * | 1987-12-28 | 1994-05-18 | 日本トムソン株式会社 | 四条列無限直動案内ユニット |
JPH0463812A (ja) * | 1990-07-03 | 1992-02-28 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | 側鎖にアゾメチン基を有する共重合体 |
JP2527217Y2 (ja) * | 1990-10-09 | 1997-02-26 | 日本トムソン株式会社 | 四条列無限直動案内ユニット |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP04071892A patent/JP3516209B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-01-29 US US08/010,864 patent/US5308164A/en not_active Expired - Lifetime
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JP2005172027A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Nsk Ltd | 直動案内軸受装置 |
US7632017B2 (en) | 2004-03-16 | 2009-12-15 | Nsk Ltd. | Linear guide |
US7341378B2 (en) | 2004-11-17 | 2008-03-11 | Nippon Thompson Co., Ltd. | Linear motion guide unit |
JP2011149469A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Nippon Thompson Co Ltd | 直動案内ユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3516209B2 (ja) | 2004-04-05 |
US5308164A (en) | 1994-05-03 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040109 |
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