JPH05208228A - 中実部材とパイプとの転造による固着方法 - Google Patents

中実部材とパイプとの転造による固着方法

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JPH05208228A
JPH05208228A JP5983892A JP5983892A JPH05208228A JP H05208228 A JPH05208228 A JP H05208228A JP 5983892 A JP5983892 A JP 5983892A JP 5983892 A JP5983892 A JP 5983892A JP H05208228 A JPH05208228 A JP H05208228A
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Masanori Yokota
正典 横田
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Nitto Seiko Co Ltd
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Nitto Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転造機を用いて、転造による塑性加工により
中実部材とパイプとを低コストで多量に固着する方法。 【構成】 外周面に凹溝部4とつば部5とを設けた中実
部材1にパイプ6を嵌入して一体回転自在に保持し、そ
の回転軸線と直交する方向に配置した一対の第1ダイス
11、12によってパイプ6の先端を凹溝部4に沿って
絞り込み塑性変形させ、続いて一対の第2ダイス15、
16によってつば部5を折り曲げてパイプ6を挟みこみ
固定する固着方法である。 【効果】 従来の溶接作業に比較して極めて短時間で加
工が可能になり、加工コストが大幅に低減できるととも
に作業性がよいので多量生産に最適である。また溶接に
よる熱歪みを生じることが皆無となり、品買が安定向上
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中実部材とパイプとを
転造によって固着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】例え
ばシリンダチューブとシリンダガイドなどのような金属
製の中実部材とパイプとを固着する手段としては、従来
から溶接による方法が多く行われている。この溶接によ
る方法は、固着強度が高く確実であるが、溶接による熱
歪みが生じる欠点があり、また溶接作業に長時間を要す
るため加工コストが高くなるとともに、作業性が悪いの
で多量生産には不適当である課題が生じている。本発明
はこの課題を解消し、低コストで多量生産に最適な固着
方法を目的として発明されたものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、外周面に凹溝部4とつば部5とを設けた中実部材1
にパイプ6を嵌入して一体回転自在に保持し、その回転
軸線と直交する方向に配置した一対の第1ダイス11、
12によってパイプ6の先端を凹溝部4に沿って塑性変
形させ、続いて一対の第2ダイス15、16によってつ
ば部5を折り曲げてパイプ6を挟みこみ固定する中実部
材1とパイプ6との転造による固着方法である。
【0005】
【作用】転造機を用いて、第1ダイス11、12の第1
突起部13、14により転動押圧しパイプ6を中実部材
1の凹溝部4に絞り込んだ後、第2ダイス15、16の
第2突起部17、18によって転動押圧しつば部5を折
り曲げることにより確実に固着することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1ないし図5は油圧ソレノイドの本体部品の製
造方法の実施例である。図中において1は鋼材製の中実
部材である。中実部材1の一端は固着されるパイプ6の
内径寸法よりやや小さい外径寸法に形成された嵌合部2
を有し、その嵌合部2の中間にはOリング溝3が設けら
れOリング7が嵌装されている。この嵌合部2の後方に
は嵌合部2より小径の凹溝部4が形成してあり、さらに
凹溝部4の後方は前記嵌合部2より大径のつば部5が形
成されている。また、図中6はステンレス鋼のパイプで
あり、先端内径部は滑かな面取り加工がしてある。一
方、11、12は平型の第1ダイスであり、その転造面
には横断面鋸刃形の突起が徐々に大きくなり、中間部か
ら所定の高さの形状が連続するように形成した第1突起
部13、14を有し、上下一対で構成され転造面が相対
面して互いに平行にかつ反対方向に移動するように転造
機(図示せず)に取付けられる(図5)。また、図中の
15、16は平型の第2ダイスで、転造面には横断面山
形の突起が徐々に大きくなり、中間部から所定の高さの
形状が連続するように形成した第2突起部17、18を
有し、同様に上下一対で構成され転造面が相対面して互
いに平行にかつ反対方向に移動するように転造機に取付
けられる(図5)。
【0007】この方法による加工工程は、まず、図1に
示すように中実部材1の嵌合部2にパイプ6をつば部5
に当接する位置まで嵌入する。次に、これを一体回転自
在に保持する転造機に取付ける。続いて、図2に示すよ
うに一対の第1ダイス11、12の第1突起部13、1
4によってパイプ6の先端部を転動押圧して凹溝部4に
沿うように絞り込み塑性変形させる。次に、図3に示す
ように一対の第2ダイス15、16の第2突起部17、
18によって中実部材1のつば部5を転動押圧して凹溝
部4側へ折り曲げパイプ6の先端を覆うように塑性変形
させて中実部材1とパイプ6とを固着する。即ちこの固
着方法は、転造機を用いて、第1ダイス11、12の第
1突起部13、14により転動押圧しパイプ6を中実部
材1の凹溝部4に絞り込んだ後、第2ダイス15、16
の第2突起部17、18によって転動押圧しつば部5を
折り曲げることにより中実部材1とパイプ6とを確実に
固着することができる(図4)。
【0008】尚、この実施例では中実部材1にOリング
7を嵌装した耐圧・気密構造の固着方法であるが、耐
圧、気密を要しない一般部品の場合には、Oリング溝3
およびOリング7を除けばよい。また、比較的短いパイ
プの両端をそれぞれ中実部材に固着する場合には、図6
に示すごとくダイス11の突起部13、13を加工位置
に対応して2本設けることにより、両端2か所を同時に
転造固着することも可能である。
【0009】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
外周面に凹溝部4とつば部5とを設けた中実部材1にパ
イプ6を嵌入して一体回転自在に保持し、その回転軸線
と直交する方向に配置した一対の第1ダイス11、12
によってパイプ6の先端を凹溝部4に沿って絞り込み塑
性変形させ、続いて一対の第2ダイス15、16によっ
てつば部5を折り曲げてパイプ6を挟みこみ固定する固
着方法である。この発明によれば、従来の溶接作業に比
較して極めて短時間で加工が可能になり、加工コストが
大幅に低減できるとともに作業性がよいので多量生産に
最適である。また溶接による熱歪みを生じることが皆無
となり、品質が安定向上するなど大きな効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固着方法において中実部材にパイプを
嵌入した断面図である。
【図2】本発明の固着方法において第1ダイスによる加
工工程を示す断面図である。
【図3】本発明の固着方法において第2ダイスによる加
工工程を示す断面図である。
【図4】本発明の固着方法によって固着した中実部材と
パイプの断面図である。
【図5】図2および図3の転造状態を示す側面図であ
る。
【図6】他の実施例を示すダイスの斜視図である。
【符号の説明】
1 中実部材 2 嵌合部 3 Oリング溝 4 凹溝部 5 つば部 6 パイプ 7 Oリング 11、12 第1ダイス 13、14 第1突起部 15、16 第2ダイス 17、18 第2突起部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に凹溝部とつば部とを設けた中実
    部材にパイプを嵌入して一体回転自在に保持し、その回
    転軸線と直交する方向に配置した一対の第1ダイスによ
    ってパイプの先端を凹溝部に沿い塑性変形させ、続いて
    一対の第2ダイスによってつば部を折り曲げてパイプを
    挟みこみ固定することを特徴とする中実部材とパイプと
    の転造による固着方法。
JP5983892A 1992-01-30 1992-01-30 軸状部材とパイプとの転造による固着方法 Expired - Fee Related JPH084855B2 (ja)

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JPH05208228A true JPH05208228A (ja) 1993-08-20
JPH084855B2 JPH084855B2 (ja) 1996-01-24

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205807A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Aisin Aw Co Ltd ロータハブ及びその製造方法
JP2016528482A (ja) * 2013-06-13 2016-09-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 管状検出器の自動溶接のための溶接継手形態

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205807A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Aisin Aw Co Ltd ロータハブ及びその製造方法
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JPH084855B2 (ja) 1996-01-24

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