JPH052074B2 - - Google Patents
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- JPH052074B2 JPH052074B2 JP1156588A JP1156588A JPH052074B2 JP H052074 B2 JPH052074 B2 JP H052074B2 JP 1156588 A JP1156588 A JP 1156588A JP 1156588 A JP1156588 A JP 1156588A JP H052074 B2 JPH052074 B2 JP H052074B2
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- inner tube
- building
- damping device
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
- 206010040844 Skin exfoliation Diseases 0.000 description 3
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は地震時等のエネルギー吸収能力を持
たせた、制震装置に関するものである。
たせた、制震装置に関するものである。
高層建築物の地震時、強風時の揺れを抑えるた
めに建物の振動を粘弾性体へ伝達させ、熱エネル
ギーに変換することにより振動エネルギーを吸収
する制震装置(ダンパー)がこれまで種々提案さ
れている。
めに建物の振動を粘弾性体へ伝達させ、熱エネル
ギーに変換することにより振動エネルギーを吸収
する制震装置(ダンパー)がこれまで種々提案さ
れている。
これらの制震装置のエネルギー吸収部分は第9
図に示すように粘弾性体を鋼製プレートで挟み込
み、これに接着して構成されるが、この構造では
外側のプレートの一端のみがボルトで拘束されて
いるため制震装置に面外方向力が働いた時に、プ
レートと粘弾性体との接着面で剥離を起こす恐れ
がある。
図に示すように粘弾性体を鋼製プレートで挟み込
み、これに接着して構成されるが、この構造では
外側のプレートの一端のみがボルトで拘束されて
いるため制震装置に面外方向力が働いた時に、プ
レートと粘弾性体との接着面で剥離を起こす恐れ
がある。
この発明はこうした従来の制震装置の構造上の
弱点に着目してなされたもので、剥離の恐れのな
い、安定した制震装置を新たに提案しようとする
ものである。
弱点に着目してなされたもので、剥離の恐れのな
い、安定した制震装置を新たに提案しようとする
ものである。
この発明では粘弾性体を閉鎖断面の管体で挟み
込み、二重管の間に接着することにより面外方向
力に対する抵抗力を高め、上記問題点を解消す
る。
込み、二重管の間に接着することにより面外方向
力に対する抵抗力を高め、上記問題点を解消す
る。
制震装置は鉛直面内の梁スラブの一方の躯体の
部材に固定される内管と、他方の躯体の部材に固
定され、内管の外周を覆う外管と、両管の間に接
着される粘弾性体とから、もしくは双方の躯体の
部材に相互端面間に距離をおき、対向して固定さ
れる内管と、対向する内管の外周を覆う外管と、
内外管の間に接着される粘弾性体とから構成さ
れ、内管と外管とは粘弾性体によつて双方が相対
的に軸方向に可動状態となつている。
部材に固定される内管と、他方の躯体の部材に固
定され、内管の外周を覆う外管と、両管の間に接
着される粘弾性体とから、もしくは双方の躯体の
部材に相互端面間に距離をおき、対向して固定さ
れる内管と、対向する内管の外周を覆う外管と、
内外管の間に接着される粘弾性体とから構成さ
れ、内管と外管とは粘弾性体によつて双方が相対
的に軸方向に可動状態となつている。
この制震装置は鉛直面内の建物の梁スラブ等の
躯体部材間に配置され、両者を構造的に切り離し
て層間変位を粘弾性体に伝達させ、振動エネルギ
ーを吸収する役目を果たす。
躯体部材間に配置され、両者を構造的に切り離し
て層間変位を粘弾性体に伝達させ、振動エネルギ
ーを吸収する役目を果たす。
以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説
明する。
明する。
まず第1請求項の発明を説明する。
この発明の制震装置Aは第1図に示すように閉
鎖断面の内管1と外管2の間に粘弾性体3を接着
して形成されるもので、第2図に示すように鉛直
面内の建物の駆体部材間に例えば梁とスラブ間に
配置されて振動エネルギーを吸収するものであ
る。
鎖断面の内管1と外管2の間に粘弾性体3を接着
して形成されるもので、第2図に示すように鉛直
面内の建物の駆体部材間に例えば梁とスラブ間に
配置されて振動エネルギーを吸収するものであ
る。
制震装置Aは第1図−,,のように例え
ば内管1と半割りにした外管2との間に粘弾性体
3を挟み、接着した後、外管2をフランジで接合
する等により形成される。
ば内管1と半割りにした外管2との間に粘弾性体
3を挟み、接着した後、外管2をフランジで接合
する等により形成される。
第2図は制震装置Aを上階の梁Gと下階の床
S、もしくは梁Gとの間に架設した場合の実施例
を示したものである。
S、もしくは梁Gとの間に架設した場合の実施例
を示したものである。
この場合制震装置Aは上階の梁Gと下階の床S
から突設されたガセツトプレート4,4のいずれ
か一方に内管1と外管2の端面に突設されたブラ
ケツト5,5の一方を、他方のガセツトプレート
4に他方のブラケツト5をそれぞれ接合すること
によつて鉛直面内に配置される。
から突設されたガセツトプレート4,4のいずれ
か一方に内管1と外管2の端面に突設されたブラ
ケツト5,5の一方を、他方のガセツトプレート
4に他方のブラケツト5をそれぞれ接合すること
によつて鉛直面内に配置される。
第3図、第4図は制震装置Aを上階の梁Gと壁
Wとの間に水平に配置した場合の実施例を示した
ものである。
Wとの間に水平に配置した場合の実施例を示した
ものである。
この場合内管1と外管2のいずれか一方が梁G
に、他方が壁Wに固定されるが、図示した実施例
では内管1の外周面に軸方向にプレート6を突設
してこれを梁鉄骨7に接合するとともに、外管2
のフランジをブレース8で構成された壁Wの水平
材9に接合して制震装置Aを水平に配置してい
る。
に、他方が壁Wに固定されるが、図示した実施例
では内管1の外周面に軸方向にプレート6を突設
してこれを梁鉄骨7に接合するとともに、外管2
のフランジをブレース8で構成された壁Wの水平
材9に接合して制震装置Aを水平に配置してい
る。
第5図の実施例は制震装置Aを柱C,C間等に
水平に架設した場合である。はのX−X線断
面図である。
水平に架設した場合である。はのX−X線断
面図である。
次に第2請求項の発明を説明する。
この発明の制震装置Aは第6図−に示すよう
に内管1,1を鉛直面内の双方の躯体の部材に固
定し、この両内管1,1回りに外管2を配置した
ものである。
に内管1,1を鉛直面内の双方の躯体の部材に固
定し、この両内管1,1回りに外管2を配置した
ものである。
内管1,1は相互端面間に距離をおき、対向し
て配置される。
て配置される。
第6図の実施例は一方の内管1と外管2との間
に粘弾性体3を接着し、他方側をに示すように
プレート6を介して連結した場合を示す。
に粘弾性体3を接着し、他方側をに示すように
プレート6を介して連結した場合を示す。
第7図の実施例は両方の内管1,1と外管2と
の間に粘弾性体3,3を入れた場合である。
の間に粘弾性体3,3を入れた場合である。
はの変形例で、外管2,2を躯体の部材間
に2箇所配置したものである。
に2箇所配置したものである。
第8図は大梁の梁鉄骨7を内管1として利用し
た場合の実施例を示したものである。
た場合の実施例を示したものである。
,はいずれもV−V断面図であり、はH
形鋼の場合、は角形鋼管の場合である。
形鋼の場合、は角形鋼管の場合である。
の場合はH形鋼の上下フランジ間にプレート
6を接合して閉鎖断面形としている。
6を接合して閉鎖断面形としている。
この発明は以上の通りであり、建物の躯体をな
す部材間に配置され粘弾性体を二重管の間に挟み
込んで接着したものであるため装置自身面外剛性
が大きく、面外方向力に対して安定しており、粘
弾性体の剥離を防止することができる。
す部材間に配置され粘弾性体を二重管の間に挟み
込んで接着したものであるため装置自身面外剛性
が大きく、面外方向力に対して安定しており、粘
弾性体の剥離を防止することができる。
第1図〜〜は第1請求項の発明の製作例を
示した軸方向断面図、第2図はその設置例を示し
た立面図、第3図、第4図は他の設置例を示した
それぞれ軸方向断面図、立面図、第5図は躯体間
に架設した場合の実施例を示したもので、は立
面図、はX−X線断面図、第6図は第2請求項
の実施例を示したもので、は立面図、,は
それぞれY−Y線、Z−Z線断面図、第7図−
,は他の実施例を示した立面図、第8図は大
梁を利用した場合の実施例を示したもので、は
立面図、,はV−V線断面図、第9図は従来
構造を示した正面図である。 A……制震装置、1……内管、2……外管、3
……粘弾性体、G……梁、S……床、4……ガセ
ツトプレート、5……ブラケツト、W……壁、6
……プレート、7……梁鉄骨、8……ブレース、
9……水平材、C……柱。
示した軸方向断面図、第2図はその設置例を示し
た立面図、第3図、第4図は他の設置例を示した
それぞれ軸方向断面図、立面図、第5図は躯体間
に架設した場合の実施例を示したもので、は立
面図、はX−X線断面図、第6図は第2請求項
の実施例を示したもので、は立面図、,は
それぞれY−Y線、Z−Z線断面図、第7図−
,は他の実施例を示した立面図、第8図は大
梁を利用した場合の実施例を示したもので、は
立面図、,はV−V線断面図、第9図は従来
構造を示した正面図である。 A……制震装置、1……内管、2……外管、3
……粘弾性体、G……梁、S……床、4……ガセ
ツトプレート、5……ブラケツト、W……壁、6
……プレート、7……梁鉄骨、8……ブレース、
9……水平材、C……柱。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉛直面内の躯体の部材間に配置され、前記躯
体の両部材を構造的に切り離して振動エネルギー
を吸収する装置であり、一方の躯体の部材に固定
される閉鎖断面の内管と、他方の躯体の部材に接
合され、内管の外周を覆う外管と、内管の外周面
と外管の内周面間に双方が相対的に軸方向に可動
状態に接着される粘弾性体とからなる制震装置。 2 鉛直面内の躯体の部材間に配置され、前記躯
体の両部材を構造的に切り離して振動エネルギー
を吸収する装置であり、双方の躯体の部材に、相
互端面間に距離をおき、対向して固定される閉鎖
断面の内管と、対向する内管の外周を覆う外管
と、内管の外周面と外管の内周面間に、双方が相
対的に軸方向に可動状態に接着される粘弾性体と
からなる制震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1156588A JPH01187271A (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 制震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1156588A JPH01187271A (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 制震装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01187271A JPH01187271A (ja) | 1989-07-26 |
JPH052074B2 true JPH052074B2 (ja) | 1993-01-11 |
Family
ID=11781457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1156588A Granted JPH01187271A (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 制震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01187271A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007011263A (ja) * | 2005-04-15 | 2007-01-18 | Asahi Kasei Homes Kk | 制震パネル模型 |
JP2008240814A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 粘弾性ダンパーの製造方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH053402U (ja) * | 1991-06-27 | 1993-01-19 | 新日本製鐵株式会社 | 座屈拘束筋かい部材 |
CN1128282C (zh) * | 1998-01-28 | 2003-11-19 | 新日本制铁株式会社 | 粘弹性支撑 |
JP4622207B2 (ja) | 2002-02-21 | 2011-02-02 | オイレス工業株式会社 | 吸振器及びそれを用いた制震構造 |
US7305799B2 (en) | 2002-05-29 | 2007-12-11 | Sme Steel Contractors, Inc. | Bearing brace apparatus |
US7174680B2 (en) | 2002-05-29 | 2007-02-13 | Sme Steel Contractors, Inc. | Bearing brace apparatus |
US7185462B1 (en) | 2003-07-25 | 2007-03-06 | Sme Steel Contractors, Inc. | Double core brace |
CN101942906A (zh) * | 2010-09-21 | 2011-01-12 | 同济大学 | 一种用于圆钢管的屈曲约束加固系统 |
-
1988
- 1988-01-21 JP JP1156588A patent/JPH01187271A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007011263A (ja) * | 2005-04-15 | 2007-01-18 | Asahi Kasei Homes Kk | 制震パネル模型 |
JP2008240814A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 粘弾性ダンパーの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01187271A (ja) | 1989-07-26 |
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Legal Events
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