JPH0520744A - トラツキング誤差検出回路 - Google Patents

トラツキング誤差検出回路

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JPH0520744A
JPH0520744A JP3168148A JP16814891A JPH0520744A JP H0520744 A JPH0520744 A JP H0520744A JP 3168148 A JP3168148 A JP 3168148A JP 16814891 A JP16814891 A JP 16814891A JP H0520744 A JPH0520744 A JP H0520744A
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JP3168148A
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Inventor
Kenichi Honjo
謙一 本庄
Haruo Isaka
治夫 井坂
Hiroshi Ichikawa
啓 市川
Makoto Goto
誠 後藤
Seiichi Hashimoto
清一 橋本
Masafumi Shimotashiro
雅文 下田代
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品のばらつきに強く容易にフィルタのQを
高くでき、再生パイロット周波数の変動にも追従可能な
トラッキング誤差検出回路を提供することを目的とす
る。 【構成】 主トラックの両隣のトラック上に各々パイロ
ット信号が記録され、ヘッドが走査すべき主トラックの
情報とは別に左右から漏れ込んだパイロット信号のうち
の一方をクロック発生手段1、n相信号発生手段2、第
1の乗算器群4、第1の差動出力低域通過フィルタ群
6、第1の最大値検出器群8、第1の加算手段10によ
り検出する。また他方をクロック発生手段1、m相信号
発生手段3、第2の乗算器群5、第2の差動出力低域通
過フィルタ群7、第2の最大値検出器群9、第2の加算
手段11により検出する。このようにして得た各々のパ
イロット信号の検出レベルの差を差分手段12にて誤差
信号として取り出しトラッキング制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイロット信号を用いた
磁気記録再生装置のトラッキング誤差検出回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン型磁気記録再生装置の
トラッキング制御方式として、トラック上にパイロット
信号を情報信号と多重もしくは変調して記録するか、ま
たはトラック上の一部を制御領域として使用しパイロッ
ト信号を記録して、再生時、再生されたこのパイロット
信号を用いて磁気テープの走行制御、あるいはヘッドを
トラック幅方向に振ることによって、ヘッドとトラック
の相対位置関係を正常に保つ方式が知られている。以下
に図面を参照しながら、上記したトラッキング制御方式
に用いられる従来のトラッキング誤差検出回路の一例に
ついて説明する。
【0003】(図12)はトラッキング誤差検出の原理
図、(図13)は従来のトラッキング誤差検出回路の基
本構成図を示すものである。(図12)において、10
1は主トラック、102は左隣接トラック、103は右
隣接トラック、104は読み取りヘッドである。また
(図13)において、105は第1の帯域通過フィル
タ、106は第1の振幅検波手段、107は第2の帯域
通過フィルタ、108は第2の振幅検波手段、109は
差分手段である。
【0004】以上のように構成されたトラッキング誤差
検出回路について、以下その動作について説明する。
【0005】(図12)において、左隣接トラック10
2、および右隣接トラック103には情報信号のほかに
それぞれ別の周波数のパイロット信号が周波数多重され
て記録されている。今、読み取りヘッド104が目的と
する主トラック101上を走査している時、トラック幅
より大なる読み取りヘッド104からの出力信号には両
隣のトラックからのパイロット信号が漏れ混んでいる。
従って、それぞれのパイロット信号の漏れレベルを検出
し、比較することにより主トラック101と読み取りヘ
ッド104との相対位置関係を知ることができる。(図
13)において、第1の帯域通過フィルタ105、第1
の振幅検波手段106はたとえば左隣接トラックからの
パイロット信号の周波数に同調してそのレベルを抽出す
る働きをする。同様に第2の帯域通過フィルタ107、
第2の振幅検波手段108は右隣接トラックからのパイ
ロット信号レベルを抽出する。従って、差分手段109
の出力はヘッドと主トラックとの相対位置関係、すなわ
ちトラッキング誤差信号となる(例えば、特開昭54ー
3507号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、帯域通過フィルタの帯域Qを上げにく
く、フィルタのばらつきが大きくなってしまい、特殊再
生時などでヘッドとテープの相対スピードが変化すると
再生パイロットの周波数がずれてしまい、IC化しにく
いという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記問題点に鑑み、部品のばらつ
きにつよく、容易にフィルタのQを高くすることがで
き、再生パイロット周波数の変動にも追従可能なトラッ
キング誤差検出回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のトラッキング誤差検出回路は、クロック発
生手段と、該クロック発生手段の出力信号から第1の周
波数のn相の信号を発生するn相信号発生手段と、該n
相信号発生手段からのn個の出力信号と再生信号との間
で乗算演算を行う第1の乗算器群と、該第1の乗算器群
からのn個の出力信号のそれぞれの低域成分を抜き出し
差動出力する第1の差動出力低域通過フィルタ群と、該
第1の差動出力低域通過フィルタ群からの正相逆相n組
の出力の各組ごとの最大値を検出する第1の最大値検出
器群と、該第1の最大値検出器群からのそれぞれの出力
を加算する第1の加算手段と、該クロック発生手段の出
力信号から第2の周波数のm相の信号を発生するm相信
号発生手段と、該m相信号発生手段からのm個の出力信
号と再生信号との間で乗算演算を行う第2の乗算器群
と、該第2の乗算器群からのm個の出力信号のそれぞれ
の低域成分を抜き出し差動出力する第2の差動出力低域
通過フィルタ群と、該第2の差動出力低域通過フィルタ
群からの正相逆相m組の出力の各組ごとの最大値を検出
する第2の最大値検出器群と、該第2の最大値検出器群
からのそれぞれの出力を加算する第2の加算手段と、該
第1の加算手段の出力と該第2の加算手段の出力の差を
計算する差分手段とを具備して構成したものである。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成によって、従来の共振手
段よりなされる帯域通過フィルタをなくすことが可能
で、ばらつきに強く、また出力の低域通過フィルタで自
由に等価Qをあげられる。また、クロック発生手段を再
生信号より再生信号に同期したクロックを生成するPL
L回路より構成することにより、再生パイロット周波数
の変動にも追従可能なトラッキング誤差検出回路とする
ことができる。また、第1または第2の最大値検出手段
もしくは第1または第2の加算手段にその出力レベルを
調整する回路を設けることにより、記録再生系の各パイ
ロット周波数の周波数特性の違いを吸収することができ
る。また、エミッタ結合型トランジスタで最大値を検出
する構成にすることにより、さらにリプル分を低減する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例のトラッキング誤差検
出回路について、図面を参照しながら説明する。
【0011】(図1)は本発明の第1の実施例のトラッ
キング誤差検出回路の構成図を示すものである。(図
1)において、1はクロック発生手段、2はn相信号発
生手段、3はm相信号発生手段、4は第1の乗算器群、
5は第2の乗算器群、6は第1の差動出力低域通過フィ
ルタ群、7は第2の差動出力低域通過フィルタ群、8は
第1の最大値検出器群、9は第2の最大値検出器群、1
0は第1の加算手段、11は第2の加算手段、12は差
分手段である。
【0012】以上のように構成されたトラッキング誤差
検出回路について、以下(図1)及び(図2)を用いて
その動作を説明する。
【0013】クロック発生手段(例えばクロック周波数
18MHz)の出力からn相信号発生手段は、左の隣接
トラックに記録されたパイロット信号と略同じ周波数
(例えば18MHzのクロックを1/150分周してf
1=120kHz)のn相の信号を出力する。今、再生
信号の内、左の隣接トラックからのパイロット成分をA
1SIN(2πf1t+θ1)、n相信号発生手段の出力
のひとつをSIN(2πf1t+φ1)とすると、第1の
乗算器群の対応する乗算手段の出力は、 A1SIN(2πf1t+θ1)×SIN(2πf1t+φ
1)=−0.5A1{COS(4πf1t+θ1+φ1)ー
COS(θ1−φ1)} となる。このうち第1項は高い信号成分であり、次に接
続される第1の差動出力低域通過フィルタ群の対応する
差動出力低域通過フィルタで減衰される。
【0014】したがって出力には入力パイロットの振幅
1に比例した±0.5A1COS(θ1−φ1)の差動直
流信号がえられる。しかし、この信号は入力のパイロッ
ト信号の位相によってもレベルが変化してしまう為、入
力パイロットの振幅を検出したことにはならない。しか
し各差動出力低域通過フィルタの出力はn相信号発生手
段の出力の位相に応じてそれぞれずれているので、そこ
でこの差動出力低域通過フィルタの出力を対応する第1
の最大値検出器群に入力し、続いて第1の最大値検出器
群のそれぞれの出力を第1の加算手段で加算することに
より入力パイロット信号のレベルをその位相によるレベ
ルの変動を抑えて検出することができる。
【0015】また、クロック発生手段(例えばクロック
周波数18MHz)の出力からm相信号発生手段は、右
の隣接トラックに記録されたパイロット信号と略同じ周
波数(例えば18MHzのクロックを1/100分周し
てf2=180kHz)のm相の信号を出力する。今、
再生信号の内、右の隣接トラックからのパイロット成分
をA2SIN(2πf2t+θ2)、m相信号発生手段の
出力のひとつをSIN(2πf2t+φ2)とすると、第
2の乗算器群の対応する乗算手段の出力は、 A2SIN(2πf2t+θ2)×SIN(2πf2t+φ
2)=−0.5A2{COS(4πf2t+θ2+φ2)−
COS(θ2−φ2)} となる。このうち第1項は高い信号成分であり、次に接
続される第2の差動出力低域通過フィルタ群の対応する
差動出力低域通過フィルタで減衰される。
【0016】したがって出力には入力パイロットの振幅
2に比例した±0.5A2COS(θ2−φ2)の差動直
流信号がえられる。しかし、この信号は入力のパイロッ
ト信号の位相によってもレベルが変化してしまう為、入
力パイロットの振幅を検出したことにはならない。しか
し各低域通過フィルタの出力はm相信号発生手段の出力
の位相に応じてそれぞれずれているので、そこでこの低
域通過フィルタの出力を第2の最大値検出器群に入力
し、続いて第2の最大値検出器群のそれぞれの出力を第
2の加算手段で加算することにより入力パイロット信号
のレベルをその位相によるレベルの変動を抑えて検出す
ることができる。
【0017】(図2)は(図1)の動作波形図で、n=
3またはm=3の場合の入力パイロット信号の位相に対
して各点の信号の様子を示す。201〜203は第1ま
たは第2の差動出力低域通過フィルタ群の正相逆相3組
の出力信号をそれぞれ対応する第1または第2の最大値
検出器群によって最大値を検出した出力、204は第1
または第2の加算手段の出力である。n=3またはm=
3の場合は約1.1dBの出力変動、n=4またはm=
4の場合は約0.7dBの出力変動に抑えることができ
る。すなわち要求される仕様に応じて、nまたはmを選
択すればよい。
【0018】このようにして得た各パイロット信号の検
出レベル、すなわち第1の加算手段、第2の加算手段の
出力を差分手段に入力し、差を取ることによりトラッキ
ング誤差信号を取り出すことができる。
【0019】以上のように本実施例によれば、第1およ
び第2の差動出力低域通過フィルタのカットオフ周波数
により決まる等価な帯域通過フィルタを実現しているた
め、フィルタのばらつきが少なく、また回路のQを上げ
易い、またIC化しやすいという特徴を得ることができ
る。
【0020】(図3)は本発明の第2の実施例のトラッ
キング誤差検出回路の構成図を示すものである。(図
3)において、121は第1の最大値検出手段、131
は第2の最大値検出手段である。このような構成にして
も第1の実施例と同様に入力パイロット信号のレベルを
その位相によるレベルの変動を抑えて検出することがで
きる。
【0021】(図4)は(図3)の動作波形図で、n=
3またはm=3の場合の入力パイロット信号の位相に対
して各点の信号の様子を示す。211〜216は第1ま
たは第2の低域通過フィルタ群の差動出力、217は第
1または第2の最大値検出器群の出力を第1または第2
の最大値検出手段に入力し最大値を検出した出力であ
る。n=3またはm=3の場合は約1.1dBの出力変
動、n=4またはm=4の場合は約0.7dBの出力変
動に抑えることができる。すなわち要求される仕様に応
じて、nまたはmを選択すればよい。
【0022】(図5)は本発明の第3の実施例のトラッ
キング誤差検出回路の構成図を示すものである。(図
5)において、16は第1の低域通過フィルタ群、17
は第2の低域通過フィルタ群、18は第1の絶対値演算
器群、19は第2の絶対値演算器群である。このような
構成にしても第1の実施例と同様に入力パイロット信号
のレベルをその位相によるレベルの変動を抑えて検出す
ることができる。
【0023】また、本実施例においても第1および第2
の低域通過フィルタのカットオフ周波数により決まる等
価な帯域通過フィルタを実現しているため、フィルタの
ばらつきが少なく、また回路のQを上げ易い、またIC
化しやすいという特徴を得ることができる。
【0024】(図6)は(図5)の動作波形図で、n=
3またはm=3の場合の入力パイロット信号の位相に対
して各点の信号の様子を示す。301〜303は第1ま
たは第2の低域通過フィルタ群のそれぞれの出力を対応
する第1または第2の絶対値演算器群に入力し絶対値を
演算した出力、304は第1または第2の最大値検出手
段の出力である。n=3またはm=3の場合は約1.1
dBの出力変動、n=4またはm=4の場合は約0.7
dBの出力変動に抑えることができる。すなわち要求さ
れる仕様に応じて、nまたはmを選択すればよい。
【0025】(図7)は本発明の第4の実施例を示すト
ラッキング誤差検出回路の第1の加算手段の構成図であ
る。401は加算手段、402はレベル調整手段であ
る。この例では、第1の加算手段にその出力レベルを調
整する回路402を設けることにより、左の隣接トラッ
クからのパイロットレベルを調整することが可能であ
り、記録再生系の各パイロット周波数の周波数特性の違
いを吸収することができる。
【0026】(図8)は本発明の第5の実施例を示すト
ラッキング誤差検出回路の第1の最大値検出手段の構成
図である。521は最大値検出手段、522はレベル調
整手段である。この例でも同様に、第1の最大値検出手
段にその出力レベルを調整する回路502を設けること
により、左の隣接トラックからのパイロットレベルを調
整することが可能であり、記録再生系の各パイロット周
波数の周波数特性の違いを吸収することができる。
【0027】(図9)は本発明の第6の実施例を示すト
ラッキング誤差検出回路の最大値検出手段の構成図であ
る。501はエミッタ結合型のNPNトランジスタ群、
511〜514はNPNトランジスタ、502は定電流
源、503は出力端子、504は駆動電源である。(図
10)はn=2またはm=2のときの動作を説明するた
めの波形図である。601〜604は第2の実施例にお
ける最大値検出器群の出力であり、それぞれV1+
1-、V2+、V2-とする。605は本実施例における出
力信号VO、606は本構成によるリプル改善量ΔVで
ある。以下に(図9)及び(図10)を参照してその動
作を説明する。
【0028】NPNトランジスタ511〜514のベー
スにはそれぞれ601〜604が入力されている。θ=
θ1のときはNPNトランジスタ511だけが導通状態
であり、したがってそのときの出力VOはV1+−kT/
q・ln(I0/IS)となる。具体的に定数kT/q=
0.026[V]、I0=50[μA]、IS=2.2×
10-16[A]を代入すると、VO=V1+−0.6799
[V]である。
【0029】またθ=θ3のときはNPNトランジスタ
513だけが導通状態であり、したがってそのときの出
力VOはV2+−kT/q・ln(I0/IS)となる。同
様に定数を代入すると、VO=V2+−0.6799
[V]である。
【0030】一方θ=θ2のときはV1+=V2+で、NP
Nトランジスタ511、513が導通状態となり、それ
ぞれのエミッタ電流がI0/2になる。そのときの出力
OはV1+−kT/q・ln(I0/2/IS)またはV
2+−kT/q・ln(I0/2/IS)であり、θ=
θ1、θ3のときに比べ、511、513のベース−エミ
ッタ間電圧VBEがΔVだけ下がる。θ1<θ<θ3ではI
0がそれぞれ511、513のエミッタ電流として分配
され、VBEがθ=θ1=θ3のときに比べ小さくなる。結
果として出力VOは(図10)の実線で示されるように
リプル分が改善された波形となる。ここで実際にΔVを
求めると、ΔV=kT/q・ln(I0/IS)−kT/
q・ln(I0/2/IS)=18.0mVとなる。この
例では、最大値検出手段をエミッタ接合したNPNトラ
ンジスタで構成することにより、出力信号リプル分のp
p値を18.0mV低減することができるを示してい
る。
【0031】また、第2の最大値検出手段も同様にエミ
ッタ結合型のNPNトランジスタで構成することによ
り、出力信号リプル分のpp値を18.0mV低減する
ことができる。
【0032】なお、この例では601〜604を第2の
実施例の最大値検出器群の出力にしたが、第3の実施例
の絶対値演算器群の出力にしてもにしてもよい。
【0033】(図11)は本発明の第7の実施例を示す
トラッキング誤差検出回路の構成図である。この例で
は、クロックを再生信号(例えば18MHz)に同期さ
せる為にPLL回路20を用いたもので、同期検波にお
ける中心周波数が再生パイロット周波数の変動に応じて
追従する。したがって、等価Qをより高く設定可能で、
特再時にも安定なトラッキング誤差検出回路とすること
ができる。
【0034】なお、この例では第1の実施例におけるク
ロック発生手段をPLL回路に置き換えた場合を示した
が、もちろん第2および第3の実施例において適用して
もよい。
【0035】なお、第1の実施例において、n相信号発
生手段2、m相信号発生手段3は同じ相数である必要は
なく、異なっていてもかまわない。また各相間の位相も
正確に等間隔である必要はない。
【0036】また、第1および第2の実施例において、
低域通過フィルタに差動出力する低域通過フィルタを用
いたが、もちろん乗算器群を差動出力するようにして低
域通過フィルタを差動入力する構成にしてもよい。
【0037】また、第4および第5の実施例では第1の
加算手段および第1の最大値検出手段にその出力レベル
を調整する回路を設けたが、第2の加算手段および第2
の最大値検出手段に設けても同様の効果が得られる。
【0038】また、本発明は8mmVTRの場合の様に
一度周波数変換をした後の各ビート成分を検出するため
に用いることもできる。なお、この場合入力の再生信号
は周波数変換後の出力である。
【0039】これらの変更・変形を行った場合にも、本
発明に含まれることは言うまでもない。その他、本発明
の主旨を変えずして種々の変更・変形が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、クロック発生手
段と、該クロック発生手段の出力信号から第1の周波数
のn相の信号を発生するn相信号発生手段と、該n相信
号発生手段からのn個の出力信号と再生信号との間で乗
算演算を行う第1の乗算器群と、該第1の乗算器群から
のn個の出力信号のそれぞれの低域成分を抜き出し差動
出力する第1の差動出力低域通過フィルタ群と、該第1
の差動出力低域通過フィルタ群からの正相逆相n組の出
力の各組ごとの最大値を検出する第1の最大値検出器群
と、該第1の最大値検出器群からのそれぞれの出力を加
算する第1の加算手段と、該クロック発生手段の出力信
号から第2の周波数のm相の信号を発生するm相信号発
生手段と、該m相信号発生手段からのm個の出力信号と
再生信号との間で乗算演算を行う第2の乗算器群と、該
第2の乗算器群からのm個の出力信号のそれぞれの低域
成分を抜き出し差動出力する第2の差動出力低域通過フ
ィルタ群と、該第2の差動出力低域通過フィルタ群から
の正相逆相m組の出力の各組ごとの最大値を検出する第
2の最大値検出器群と、該第2の最大値検出器群からの
それぞれの出力を加算する第2の加算手段と、該第1の
最大値検出手段の出力と該第2の最大値検出手段の出力
の差を計算する差分手段という構成を備えることによ
り、従来の共振手段よりなされる帯域通過フィルタをな
くすことが可能で、ばらつきに強く、また出力の低域通
過フィルタで自由に等価Qをあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるトラッキング誤
差検出回路の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における動作波形図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例を示すトラッキング誤差
検出回路の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例における動作波形図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例を示すトラッキング誤差
検出回路の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例における動作波形図であ
る。
【図7】本発明の第4の実施例を示すトラッキング誤差
検出回路の第1の加算手段の構成図である。
【図8】本発明の第5の実施例を示すトラッキング誤差
検出回路の第1の最大値検出手段の構成図である。
【図9】本発明の第6の実施例を示すトラッキング誤差
検出回路の最大値検出手段の構成図である。
【図10】本発明の第6の実施例を示すトラッキング誤
差検出回路の最大値検出手段の動作波形図である。
【図11】本発明の第7の実施例を示すトラッキング誤
差検出回路の構成図である。
【図12】トラッキング誤差検出の原理図である。
【図13】従来のトラッキング誤差検出回路の基本構成
図を示すものである。
【符号の説明】
1 クロック発生手段 2 n相信号発生手段 3 m相信号発生手段 4 第1の乗算器群 5 第2の乗算器群 6 第1の差動出力低域通過フィルタ群 7 第2の差動出力低域通過フィルタ群 8 第1の最大値検出器群 9 第2の最大値検出器群 10 第1の加算手段 11 第2の加算手段 12 差分手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 橋本 清一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 下田代 雅文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープの長手方向に対して斜めに形
    成され、パイロット信号が記録されたトラックを回転ヘ
    ッドにより再生し、該回転ヘッドにより再生走査すべき
    主トラックの両隣のトラックから再生されたそれぞれの
    パイロット信号のレベル差により、該主トラックに対す
    る該回転ヘッドの走査軌跡のずれを補正する為のトラッ
    キング信号を形成するトラッキング誤差検出回路におい
    て、クロック発生手段と、該クロック発生手段の出力信
    号から第1の周波数のn相の信号を発生するn相信号発
    生手段と、該n相信号発生手段からのn個の出力信号と
    再生信号との間で乗算演算を行う第1の乗算器群と、該
    第1の乗算器群からのn個の出力信号のそれぞれの低域
    成分を抜き出し差動出力する第1の差動出力低域通過フ
    ィルタ群と、該第1の差動出力低域通過フィルタ群から
    の正相逆相n組の出力の各組ごとの最大値を検出する第
    1の最大値検出器群と、該第1の最大値検出器群からの
    それぞれの出力を加算する第1の加算手段と、該クロッ
    ク発生手段の出力信号から第2の周波数のm相の信号を
    発生するm相信号発生手段と、該m相信号発生手段から
    のm個の出力信号と再生信号との間で乗算演算を行う第
    2の乗算器群と、該第2の乗算器群からのm個の出力信
    号のそれぞれの低域成分を抜き出し差動出力する第2の
    差動出力低域通過フィルタ群と、該第2の差動出力低域
    通過フィルタ群からの正相逆相m組の出力の各組ごとの
    最大値を検出する第2の最大値検出器群と、該第2の最
    大値検出器群からのそれぞれの出力を加算する第2の加
    算手段と、該第1の加算手段の出力と該第2の加算手段
    の出力の差を計算する差分手段とを具備したことを特徴
    とするトラッキング誤差検出回路。
  2. 【請求項2】 第1および第2の加算手段をそれぞれ第
    1および第2の最大値検出手段に置き換えて構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のトラッキング誤差検出回
    路。
  3. 【請求項3】 第1または第2の加算手段はその出力レ
    ベル調整手段を含むことを特徴とする請求項1記載のト
    ラッキング誤差検出回路。
  4. 【請求項4】 第1または第2の最大値検出手段はその
    出力のレベル調整手段を含むことを特徴とする請求項2
    記載のトラッキング誤差検出回路。
  5. 【請求項5】 第1および第2の最大値検出手段は、ベ
    ースを入力としエミッタを共通接続されたNPNトラン
    ジスタによって構成され出力をエミッタ側から取り出す
    ことを特徴とする請求項2記載のトラッキング誤差検出
    回路。
  6. 【請求項6】 磁気テープの長手方向に対して斜めに形
    成され、パイロット信号が記録されたトラックを回転ヘ
    ッドにより再生し、該回転ヘッドにより再生走査すべき
    主トラックの両隣のトラックから再生されたそれぞれの
    パイロット信号のレベル差により、該主トラックに対す
    る該回転ヘッドの走査軌跡のずれを補正する為のトラッ
    キング信号を形成するトラッキング誤差検出回路におい
    て、クロック発生手段と、該クロック発生手段の出力信
    号から第1の周波数のn相の信号を発生するn相信号発
    生手段と、該n相信号発生手段からのn個の出力信号と
    再生信号との間で乗算演算を行う第1の乗算器群と、該
    第1の乗算器群からのn個の出力信号のそれぞれの低域
    成分を抜き出す第1の低域通過フィルタ群と、該第1の
    低域通過フィルタ群からのn個の出力のそれぞれの絶対
    値を演算する第1の絶対値演算器群と、該第1の絶対値
    演算器群からの最大値を検出する第1の最大値検出手段
    と、該クロック発生手段の出力信号から第2の周波数の
    m相の信号を発生するm相信号発生手段と、該m相信号
    発生手段からのm個の出力信号と再生信号との間で乗算
    演算を行う第2の乗算器群と、該第2の乗算器群からの
    m個の出力信号のそれぞれの低域成分を抜き出す第2の
    低域通過フィルタ群と、該第2の低域通過フィルタ群か
    らのm個の出力のそれぞれの絶対値を演算する第2の絶
    対値演算器群と、該第2の絶対値演算器群からの出力の
    最大値を検出する第2の最大値検出手段と、該第1の最
    大値検出手段の出力と該第2の最大検出手段の出力の差
    を計算する差分手段とを具備したことを特徴とするトラ
    ッキング誤差検出回路。
  7. 【請求項7】 第1または第2の最大値検出手段はその
    出力のレベル調整手段を含むことを特徴とする請求項6
    記載のトラッキング誤差検出回路。
  8. 【請求項8】 第1または第2の最大値検出手段は、ベ
    ースを入力としエミッタを共通接続されたNPNトラン
    ジスタによって構成され出力をエミッタ側から取り出す
    ことを特徴とする請求項6記載のトラッキング誤差検出
    回路。
  9. 【請求項9】 クロック発生手段は再生信号より該再生
    信号に同期したクロックを生成するPLL回路よりなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項6記載のトラッ
    キング誤差検出回路。
JP3168148A 1991-02-13 1991-07-09 トラツキング誤差検出回路 Pending JPH0520744A (ja)

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EP92102345A EP0499238B1 (en) 1991-02-13 1992-02-12 Tracking error detecting circuit of magnetic recording and reproducing apparatus
DE69215708T DE69215708T2 (de) 1991-02-13 1992-02-12 Spurfolgefehlerdetektionsschaltung für magnetisches Aufzeichnungs- und Wiedergabegerät
KR1019920002078A KR960016495B1 (ko) 1991-02-13 1992-02-13 자기기록재생장치의 트래킹오차검출회로

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