JP2754114B2 - 磁気記録再生装置におけるオートトラッキング方式 - Google Patents
磁気記録再生装置におけるオートトラッキング方式Info
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- JP2754114B2 JP2754114B2 JP4114829A JP11482992A JP2754114B2 JP 2754114 B2 JP2754114 B2 JP 2754114B2 JP 4114829 A JP4114829 A JP 4114829A JP 11482992 A JP11482992 A JP 11482992A JP 2754114 B2 JP2754114 B2 JP 2754114B2
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
録再生装置におけるオートトラッキング方式に関する。
を記録し、また、再生する磁気記録再生装置において、
再生時にヘッドが再生トラック上を走行するようにテー
プ走行速度を自動調整してトラッキングを行う方式とし
て、記録時にメインの信号とともにトラッキングパイロ
ット信号(TPS)を多重記録しておくオートマチック
・トラック・ファインディング(ATF)の方式があ
る。
回転ヘッドによるパイロット信号の記録パターンを示
す。4種類の周波数f1 ,f2 ,f3 ,f4 のパイロッ
ト信号が用いられている。各周波数f1 ,f2 ,f3 ,
f4 は、NTSC方式のビデオ信号の水平周波数をfH
(=15.734kHz)として、次のように定められ
ている(図4参照)。
→f2 →f3 →f4 →f1 の順でサイクリックに切り換
えられて記録されている。隣接するトラックのパイロッ
ト信号周波数差は、f1 とf2 とでfH 、f2 とf3 と
で3fH 、f3とf4 とでfH 、f4 とf1 とで3fH
である。すなわち、隣接トラックの周波数差は、fH →
3fH →fH →3fH のように交互に繰り返すかたちと
なっている。
キング方式の電気的構成を示すブロック線図である。
で180°隔てて設けられた一対の回転ヘッド(録再ヘ
ッド)、2はヘッド切り換え部を有するヘッドアンプ、
3は再生信号から周波数f1 ,f2 ,f3 ,f4 のパイ
ロット信号を取り出すためのバンドパスフィルタ(ある
いはローパスフィルタでもよい)、4は基準パイロット
信号発生器、5は平衡変調器(BM)、6aは中心周波
数がfH (16kHz)の第1のバンドパスフィルタ、
6bは中心周波数が3fH (46kHz)の第2のバン
ドパスフィルタ、7aは第1の検波器、7bは第2の検
波器、8は差動増幅器、9は極性反転器、10は切り換
えスイッチ、11はタイミング切り換え信号発生器であ
る。なお、破線で囲んだ部分はキャプスタンモータ用ソ
フトウェアにて代用することもある。
ている信号をヘッド1a,1bによって読み取る。両ヘ
ッド1a,1bが読み取った信号は、タイミング切り換
え信号発生器11からのヘッドスイッチングパルスによ
って交互に切り換えられて連続した信号となり、ヘッド
アンプ2に入力され増幅される。バンドパスフィルタ3
は、その増幅された再生信号の中からパイロット信号成
分のみを取り出し、平衡変調器5に入力する。基準パイ
ロット信号発生器4はヘッド1aまたは1bが現在走行
しているトラックにおけるのと同一周波数の基準パイロ
ット信号を発生し、平衡変調器5に入力する。平衡変調
器5は、パイロット信号と基準パイロット信号とを入力
してビート信号を発生させる。
いるとする。このとき、1つ前の隣接トラックD-1との
ビート信号の周波数は3fH となり、1つ後ろの隣接ト
ラックB0 とのビート信号の周波数はfH となる。ヘッ
ドがトラックA0 を走行しているときは、タイミング切
り換え信号発生器11は切り換えスイッチ10を極性反
転器9側に切り換える極性切り換えパルスを出力してい
る。
1つ前の隣接トラックD-1の方にかたよるようになる。
すると、平衡変調器5からの出力としては、走行トラッ
クA0 (パイロット信号f1 )と1つ前の隣接トラック
D-1(パイロット信号f4 )とのビート信号成分3fH
が多くなる。走行トラックA0 と1つ後ろの隣接トラッ
クB0 (パイロット信号f2 )とのビート信号成分fH
はきわめて少ない。
バンドパスフィルタ6a(中心周波数fH )と第2のバ
ンドパスフィルタ6b(中心周波数3fH )とにおいて
は、第1のバンドパスフィルタ6aで抽出されるビート
信号成分は少なく、第2のバンドパスフィルタ6bで抽
出されるビート信号成分が多くなる。つまり、第1の検
波器7aによる検波信号のレベルに比べて第2の検波器
7bによる検波信号のレベルの方が高くなる。このと
き、差動増幅器8の出力はマイナス側にシフトする。
転器9の方に切り換えられているから、キャプスタンモ
ータサーボ回路に出力されるトラッキングエラー信号は
プラス側にシフトし、テープの走行速度を増加させ、こ
のフィードバック制御によってトラッキングエラー信号
が常に同一レベルとなるように走行トラックA0 に対す
るオートトラッキングを行う。
ヘッドの走行は1つ後ろの隣接トラックB0 の方にかた
よるようになり、平衡変調器5からの出力としては、走
行トラックA0 (パイロット信号f1 )と1つ後ろの隣
接トラックB0(パイロット信号f2 )とのビート信号
成分fH が多くなる。走行トラックA0と1つ前の隣接
トラックD-1(パイロット信号f4 )とのビート信号成
分3fHはきわめて少ない。
(中心周波数fH )で抽出されるビート信号成分は多
く、第2のバンドパスフィルタ6b(中心周波数3
fH )で抽出されるビート信号成分が少なくなり、第2
の検波器7bによる検波信号のレベルに比べて第1の検
波器7aによる検波信号のレベルの方が高くなる。この
とき、差動増幅器8からの出力はプラス側にシフトし、
これが極性反転器9によって反転され、キャプスタンモ
ータサーボ回路に出力されるトラッキングエラー信号は
マイナス側にシフトすることになり、テープの走行速度
を減少させ、走行トラックA0 に対するオートトラッキ
ングが行われる。
行しているときは、ビート信号成分fH はテープ走行速
度が速いことを示す信号となり、ビート信号成分3fH
はテープ走行速度が遅いことを示す信号となる。
前の隣接トラックA0とのビート信号の周波数はfH と
なり、1つ後ろの隣接トラックC0 とのビート信号の周
波数は3fH となる。ヘッドがトラックB0 を走行して
いるときは、タイミング切り換え信号発生器11は切り
換えスイッチ10を差動増幅器8側に切り換える極性切
り換えパルスを出力している。
1つ前の隣接トラックA0 の方にかたよるようになり、
平衡変調器5においては、走行トラックB0 (パイロッ
ト信号f2 )と1つ前の隣接トラックA0 (パイロット
信号f1 )とのビート信号成分fH が多くなる。したが
って、第1のバンドパスフィルタ6a(中心周波数
fH )で抽出されるビート信号成分は多く、第2のバン
ドパスフィルタ6b(中心周波数3fH )で抽出される
ビート信号成分は少なくなり、第2の検波器7bによる
検波信号のレベルに比べて第1の検波器7aによる検波
信号のレベルの方が高くなる。
ス側にシフトし、これが極性反転器9を通ることなくそ
のままプラス側にシフトしたトラッキングエラー信号と
してキャプスタンモータサーボ回路に出力される結果、
テープの走行速度を増加させ、走行トラックA0 に対す
るオートトラッキングが行われる。
ヘッドの走行は1つ後ろの隣接トラックC0 の方にかた
よるようになり、平衡変調器5からの出力としては、走
行トラックB0 (パイロット信号f2 )と1つ後ろの隣
接トラックC0(パイロット信号f3 )とのビート信号
成分3fH が多くなる。したがって、第1のバンドパス
フィルタ6a(中心周波数fH )で抽出されるビート信
号成分は少なく、第2のバンドパスフィルタ6b(中心
周波数3fH )で抽出されるビート信号成分が多くな
り、第1の検波器7aによる検波信号のレベルに比べて
第2の検波器7bによる検波信号のレベルの方が高くな
る。
側にシフトし、同様にマイナス側にシフトしたトラッキ
ングエラー信号がキャプスタンモータサーボ回路に出力
される結果、テープの走行速度を減少させ、走行トラッ
クA0 に対するオートトラッキングが行われる。
行しているときは、走行トラックA0 の場合とは逆に、
ビート信号成分fH はテープ走行速度が遅いことを示す
信号となり、ビート信号成分3fH はテープ走行速度が
速いことを示す信号となる。
ラックA0 と同じであり、トラックD0 を走行している
ときは走行トラックB0 と同じである。まとめると、 走行トラック ビート信号成分fH ビート信号成分3fH A0 速い 遅い B0 遅い 速い C0 速い 遅い D0 遅い 速い となる。
た従来の磁気記録再生装置におけるオートトラッキング
方式にあっては、トラッキングエラー信号を作成するた
めに、第1のバンドパスフィルタ6aと第2のバンドパ
スフィルタ6bとの互いに中心周波数を異にする2種類
のバンドパスフィルタを必要とし、また、検波器として
も第1の検波器7aと第2の検波器7bとの2つを必要
としているために、全体として回路構成が複雑化してい
るという問題があった。
れたものであって、磁気記録再生装置において回路構成
がより簡素となるオートトラッキング方式を提供するこ
とを目的とする。
生装置におけるオートトラッキング方式は、走行トラッ
クの基準パイロット信号と隣接トラックのパイロット信
号とのビート信号を利用するもので、走行トラックのパ
イロット信号と、当該走行トラックの両側の隣接トラッ
クのうち一方のみの隣接トラックのパイロット信号との
ビート信号だけを取り出す信号抽出手段と、前記取り出
したビート信号のレベルを更新記憶するメモリと、今回
のビート信号のレベルと前記メモリに記憶されている前
回のビート信号のレベルとを比較する差動増幅器と、差
動増幅器からの比較出力を極性反転してトラッキングエ
ラー信号として出力する極性反転器とを含む。
レベルをメモリに更新記憶しておき、今回のビート信号
と前回のビート信号とをレベル比較して極性反転するこ
とによってトラッキングエラー信号を生成するようにし
ている。このため、前記比較する2種のビート信号を取
り出すための構成を従来例に比べて簡素にできるように
なる。さらに、ビート信号のレベルを更新記憶させるメ
モリについても既存のメモリを流用できるので、余分な
構成要素を増やすこともない。
るオートトラッキング方式の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
トラッキング方式の電気的構成を示すブロック線図であ
る。
で180°隔てて設けられた一対の回転ヘッド(録再ヘ
ッド)、2はヘッド切り換え部を有するヘッドアンプ、
3は再生信号から周波数f1 ,f2 ,f3 ,f4 のパイ
ロット信号を取り出すためのバンドパスフィルタ(ある
いはローパスフィルタでもよい)、4は基準パイロット
信号発生器、5は平衡変調器(BM)である。ここまで
は、従来例(図2)と同様である。
バンドパスフィルタ、7aはバンドパスフィルタ6aの
次段の検波器である。本実施例では、従来例において設
けられていた中心周波数が3fH (46kHz)のバン
ドパスフィルタ6bおよびその次段の検波器7bは用い
られていない。
動増幅器、24は極性反転器、25は切り換えスイッ
チ、26はタイミング切り換え信号発生器である。タイ
ミング切り換え信号発生器26は、所定のタイミング
で、ヘッドアンプ2におけるヘッド切り換え部に対して
ヘッドスイッチングパルスを出力するとともに、切り換
えスイッチ25に対して極性切り換えパルスを出力し、
かつ、メモリ22に対して書き込み/読み出しの制御信
号を出力するように構成されている。平滑回路21は検
波器7aからの出力信号を平滑化するもので、平滑回路
21による平滑信号は2つに分けられ、一方は差動増幅
器23の非反転入力端子(+)に入力され、他方はメモ
リ22に書き込まれるようになっている。メモリ22の
出力ポートは差動増幅器23の反転入力端子(−)に接
続されている。
けられ、一方はそのまま切り換えスイッチ25の一方の
入力端子に接続され、他方は極性反転器24を介して切
り換えスイッチ25の他方の入力端子に接続されてい
る。切り換えスイッチ25のコモン出力端子は図示しな
いキャプスタンモータサーボ回路に接続されている。
的なものでもアナログ的なものでもよい。
けるオートトラッキング方式の動作を説明する。
各トラックにパイロット信号が記録されているものとす
る。
ている信号をヘッド1a,1bによって読み取る。両ヘ
ッド1a,1bが読み取った信号は、タイミング切り換
え信号発生器11からのヘッドスイッチングパルスによ
って交互に切り換えられて連続した信号となり、ヘッド
アンプ2に入力され増幅される。バンドパスフィルタ3
は、その増幅された再生信号の中からパイロット信号成
分のみを取り出し、平衡変調器5に入力する。基準パイ
ロット信号発生器4はヘッド1aまたは1bが現在走行
しているトラックにおけるのと同一周波数の基準パイロ
ット信号を発生し、平衡変調器5に入力する。平衡変調
器5は、パイロット信号と基準パイロット信号とを入力
してビート信号を発生させる。
クA0 の走行時の動作を説明する前に、トラックD-1の
走行時の動作を説明しておく。
ているときに、磁気テープの走行速度が少し遅かったと
すると、平衡変調器5においては1つ前の隣接接トラッ
クC-1(パイロット信号f3 )とのビート信号成分fH
が多くなる。
波数がfH のものであるので、検波器7aしたがって平
滑回路21の出力は高レベルとなり、メモリ22に記憶
される前回のビート信号レベルも大きなものとなる。
きは、1つ後ろの隣接ラックA0 (パイロット信号
f1 )とのビート信号成分3fH が多くなるが、ビート
信号成分fH はきわめて少ない状態であり、メモリ22
に記憶される前回のビート信号レベルも小さいものとな
る。
のとき、1つ前の隣接トラックD-1とのビート信号成分
3fH はバンドパスフィルタ6aで遮断され、1つ後ろ
の隣接トラックB0 とのビート信号成分fH はバンドパ
スフィルタ6aを通過する。ヘッドがトラックA0 を走
行しているときは、タイミング切り換え信号発生器26
は切り換えスイッチ10を極性反転器24側に切り換え
る極性切り換えパルスを出力している。
は1つ前の隣接トラックD-1の方にかたよっており、平
衡変調器5からの出力としては、走行トラックA0 (パ
イロット信号f1 )と1つ前の隣接トラックD-1(パイ
ロット信号f4)とのビート信号成分3fH が多くなる
が、1つ後ろの隣接トラックB0 (パイロット信号
f2 )とのビート信号成分fH はきわめて少ない状態と
なる。
パスフィルタ6a(中心周波数fH)において抽出され
るビート信号成分fH は少なく、これが検波器7aおよ
び平滑回路21を介して出力される今回のビート信号レ
ベルも低レベルとなる。この低レベルの今回のビート信
号レベルが差動増幅器23の非反転入力端子(+)に入
力される。
ート信号レベルが読み出され、差動増幅器23の反転入
力端子(−)に入力される。テープ走行速度が遅いとき
は、〔1〕で述べたようにメモリ22に記憶されている
前回のビート信号レベルは高レベルである。したがっ
て、差動増幅器23の出力ははマイナス側にシフトす
る。切り換えスイッチ25は極性反転器24の方に切り
換えられているから、キャプスタンモータサーボ回路に
出力されるトラッキングエラー信号はプラス側にシフト
し、テープの走行速度を増加させる。
回の低レベルのビート信号レベルはメモリ22に更新記
憶される。
とヘッドの走行は1つ後ろの隣接トラックB0 の方にか
たよっており、平衡変調器5からの出力としては、走行
トラックA0 (パイロット信号f1 )と1つ後ろの隣接
トラックB0 (パイロット信号f2 )とのビート信号成
分fH が多くなる。したがって、中心周波数fH のバン
ドパスフィルタ6aにおいて抽出されるビート信号成分
fH は多くなり、これが検波器7aおよび平滑回路21
を介して出力される今回のビート信号レベルは高レベル
となる。
差動増幅器23の非反転入力端子(+)に入力される。
これと同期して、メモリ22から前回のビート信号レベ
ルが読み出され、差動増幅器23の反転入力端子(−)
に入力される。テープ走行速度が遅いときは、〔1〕で
述べたようにメモリ22に記憶されている前回のビート
信号レベルは低レベルである。したがって、差動増幅器
23の出力はプラス側にシフトし、極性反転器24によ
って反転されたトラッキングエラー信号はマイナス側に
シフトして、切り換えスイッチ25を介してキャプスタ
ンモータサーボ回路に出力され、テープの走行速度を減
少させる。
回の高レベルのビート信号レベルはメモリ22に更新記
憶される。
行しているときは、平滑回路21の出力レベルが高いこ
とはテープ走行速度が速いことに対応し、その出力レベ
ルが低いことはテープ走行速度が遅いことに対応してい
る。トラックC0 を走行しているときも同様である。
接トラックA0 とのビート信号成分fH はバンドパスフ
ィルタ6aを通過し、1つ後ろの隣接トラックC0 との
ビート信号成分3fH はバンドパスフィルタ6aで遮断
される。ヘッドがトラックB0 を走行しているときは、
タイミング切り換え信号発生器26は切り換えスイッチ
25を差動増幅器23側に切り換える極性切り換えパル
スを出力している。
は1つ前の隣接トラックA0 の方にかたよっており、平
衡変調器5においては、走行トラックB0 (パイロット
信号f2 )と1つ前の隣接トラックA0 (パイロット信
号f1 )とのビート信号成分fH が多くなる。したがっ
て、バンドパスフィルタ6a(中心周波数fH )で抽出
されるビート信号成分は多くなり、これが検波器7aお
よび平滑回路21を介して出力される今回のビート信号
レベルは高レベルとなる。この高レベルの今回のビート
信号レベルが差動増幅器23の非反転入力端子(+)に
入力される。
ート信号レベルが読み出され、差動増幅器23の反転入
力端子(−)に入力される。テープ走行速度が遅いとき
は、〔2〕で述べたようにメモリ22に記憶されている
前回のビート信号レベルは低レベルである。したがっ
て、差動増幅器23の出力はプラス側にシフトし、その
まま切り換えスイッチ25を通るトラッキングエラー信
号もプラス側にシフトし、テープの走行速度を増加させ
る。
回の高レベルのビート信号レベルはメモリ22に更新記
憶される。
とヘッドの走行は1つ後ろの隣接トラックC0 の方にか
たよっており、平衡変調器5からの出力としては、走行
トラックB0 (パイロット信号f2 )と1つ後ろの隣接
トラックC0 (パイロット信号f3 )とのビート信号成
分3fH が多くなるが、1つ前の隣接トラックA0 との
ビート信号成分fH はきわめて少ない。したがって、バ
ンドパスフィルタ6aで抽出されるビート信号成分は少
なくなり、これが検波器7aおよび平滑回路21を介し
て出力される今回のビート信号レベルは低レベルとな
る。
差動増幅器23の非反転入力端子(+)に入力される。
ート信号レベルが読み出され、差動増幅器23の反転入
力端子(−)に入力される。テープ走行速度が速いとき
は、〔2〕で述べたようにメモリ22に記憶されている
前回のビート信号レベルは高レベルである。したがっ
て、差動増幅器23の出力はマイナス側にシフトし、そ
のまま切り換えスイッチ25を通るトラッキングエラー
信号もマイナス側にシフトし、テープの走行速度を減少
させる。
回の低レベルのビート信号レベルはメモリ22に更新記
憶される。
行しているときは、平滑回路21の出力レベルが高いこ
とはテープ走行速度が遅いことに対応し、その出力レベ
ルが低いことはテープ走行速度が速いことに対応してい
る。トラックD0 を走行しているときも同様である。
づくフィードバック制御の繰り返しによって、トラッキ
ングエラー信号が常に同一レベルとなるように走行トラ
ックに対するオートトラッキングを行う。
テープ走行速度の遅い速いとの関係を走行トラックごと
にまとめると、 となる。
メモリ22が必要になるが、メモリ22については既存
のメモリを利用することが可能であるから、実質的には
平滑回路21の増加だけですむ。それに代わって、従来
例の第2のバンドパスフィルタ6bと第2の検波器7b
とを省略できるので、全体としての回路構成が簡素化さ
れる。
段に接続するバンドパスフィルタとして中心周波数が低
い方のfH のものを用いたが、本発明はこれに限定され
るものではなく、中心周波数が高い方の3fH のバンド
パスフィルタを用いてもよい。
ャプスタンモータ用ソフトウェアにて代用する構成とし
てもよく、この場合は外付けの回路構成がさらに簡略化
される。
いることによりトラッキングエラー信号を生成するのに
用いる2種の信号を取り出すための構成を簡素にしてい
るから、全体としての回路構成を従来例に比べて簡素化
できるようになる。また、前述のメモリについても、既
存のメモリを流用すれば、余分な構成要素を追加せずに
済むなど、回路構成の簡素化や低コスト化に一層有利と
なる。
けるオートトラッキング方式の電気的構成を示すブロッ
ク線図である。
トラッキング方式の電気的構成を示すブロック線図であ
る。
ット信号の記録パターンを示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 走行トラックの基準パイロット信号と隣
接トラックのパイロット信号とのビート信号を利用する
磁気記録再生装置におけるオートトラッキング方式であ
って、 走行トラックのパイロット信号と、当該走行トラックの
両側の隣接トラックのうち一方のみの隣接トラックのパ
イロット信号とのビート信号だけを取り出す信号抽出手
段と、 前記取り出したビート信号のレベルを更新記憶するメモ
リと、 今回のビート信号のレベルと前記メモリに記憶されてい
る前回のビート信号のレベルとを比較する差動増幅器
と、 差動増幅器からの比較出力を極性反転してトラッキング
エラー信号として出力する極性反転器とを含む、ことを
特徴とする磁気記録再生装置におけるオートトラッキン
グ方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4114829A JP2754114B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 磁気記録再生装置におけるオートトラッキング方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4114829A JP2754114B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 磁気記録再生装置におけるオートトラッキング方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05314593A JPH05314593A (ja) | 1993-11-26 |
JP2754114B2 true JP2754114B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=14647737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4114829A Expired - Fee Related JP2754114B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 磁気記録再生装置におけるオートトラッキング方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2754114B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63237249A (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP4114829A patent/JP2754114B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63237249A (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05314593A (ja) | 1993-11-26 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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