JPH05207241A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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Publication number
JPH05207241A
JPH05207241A JP4010383A JP1038392A JPH05207241A JP H05207241 A JPH05207241 A JP H05207241A JP 4010383 A JP4010383 A JP 4010383A JP 1038392 A JP1038392 A JP 1038392A JP H05207241 A JPH05207241 A JP H05207241A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
reference mark
mark
area frame
original
Prior art date
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Application number
JP4010383A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Uno
輝比古 宇野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、スキャナやOCR等の原稿読取装置
において、原稿の送り速度の変動や原稿の伸縮があった
場合でも、原稿上の所定の領域の画像を精度良く読み取
ることができるようにすることを最も主要な特徴とす
る。 【構成】基準マーク検出ブロック12において、原稿上
の第1のマークが検出されてから第2のマークが検出さ
れるまでの間だけHIGHレベルとなるマーク間距離検
出信号MKCNT1を検出する。そして、基準マーク間
距離検知ブロック14により、基準マーク検出ブロック
12にて検出されたマーク間距離検出信号MKCNT1
と、1ライン画像の同期信号HSYNC1とから両マー
ク間の距離を測定する。この基準マーク間の距離に関す
る情報DDATを画像データとともに外部装置に出力す
る構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば原稿上の所
定領域内の画像を切り出して読み取るスキャナやOCR
などの原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナやOCRなどによって原
稿上の所定領域内の画像を読み取る場合、読取基準点あ
るいは原稿の端を原点とする絶対位置により原稿上の読
み取るべき範囲を決定するようになっている。しかし、
この方式では、原稿の傾き、原稿の送り速度の変動ある
いは原稿の伸縮などが発生した場合、読み取り位置に誤
差が生じるという欠点があった。
【0003】傾いている原稿より所定の領域を正確に読
み取ることが可能なものとして、たとえば特公昭53−
48059号公報に示される文書走査装置が提案されて
いる。これは、原稿上に基準マークおよび傾度マークを
設け、これらの座標による誤差を補正した位置座標によ
り、原稿上の正確な位置を読み取るようにしたものであ
る。
【0004】しかしながら、この文書走査装置の場合、
原稿の傾きを補正すべく照射するビーム光の走査角度を
コントロールするものであったため、ハードウェアが複
雑となり、処理に時間がかかるという欠点があった。
【0005】また、原稿の送り速度の変動や伸縮に対し
ては、OCR用紙の文字情報の存在する行の端に基準線
を設け、この基準線をもとに上記の変動などを検知する
ものも提案されている。しかし、この装置の場合、読み
取るべき文字の行数分の検知を行う必要があったため、
読み取るべき文字の行数が多くなるとそれだけ処理が面
倒になるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、傾いている原稿の傾きを補正したり、1行
ごとに基準線の検知を行うものでは、ハードウェアが複
雑となって処理に時間がかかるなどの欠点があった。
【0007】そこで、この発明は、原稿上の読み取るべ
き領域に関する情報を、簡単なハードウェアにより正確
に得ることが可能な原稿読取装置を提供することを目的
としている。 [発明の構成]
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の原稿読取装置にあっては、読み取るべ
き原稿上に所定間隔離間して設けられた第1および第2
の基準マークの、前記原稿を読み取るための読取基準位
置からの位置を第1および第2の位置情報として検出す
る検出手段と、前記原稿を読み取る読取手段と、前記検
出手段により検出された前記第1の位置情報と前記第2
の位置情報との距離を測定する測定手段と、この測定手
段により測定された前記距離と前記所定間隔とにもとづ
いて、前記読取手段により読み取った情報を処理する処
理手段とから構成されている。
【0009】
【作用】この発明は、上記した手段により、基準マーク
間の相対的距離を認識することで読み取るべき画像の範
囲を特定できるようになるため、原稿の送り速度の変動
や原稿の伸縮があった場合でも原稿上の所定の領域の画
像を精度良く読み取ることが可能となるものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる原稿読取装置
の構成の要部を示すものである。
【0011】すなわち、原稿に付されている基準マーク
(後述する)を検出し、これを読取原点とする相対位置
により読み取るべき画像の範囲を決定するとともに、複
数の基準マーク間の相対的距離を測定して原稿の送り速
度のムラや原稿の伸縮の度合いを調べるものであり、た
とえば読取基準点からの絶対位置で基準マーク領域枠を
発生させる基準マーク領域枠発生ブロック11と、上記
基準マーク領域枠から基準マークの位置を特定する基準
マーク検出ブロック12と、上記基準マークからの相対
位置で画像領域枠を発生させる画像領域枠発生ブロック
13と、複数の基準マーク間の距離を測定する基準マー
ク間距離検知ブロック14とから構成されている。
【0012】なお、本実施例では、基準マークを2つと
し、第1のマークが原稿送りムラ測定の開始マークであ
るとともに、読み取り範囲を決定するための基準マーク
であり、第2のマークが原稿送りムラ測定の終了マーク
であるとともに、読み取り範囲を決定するための基準マ
ークとなっている。図2は、上記した基準マーク領域枠
発生ブロック11の構成を概略的に示すものである。
【0013】この基準マーク領域枠発生ブロック11
は、X方向絶対アドレスカウンタ110、X方向基準マ
ーク領域枠発生回路111、Y方向絶対アドレスカウン
タ112、Y方向基準マーク領域枠発生回路113、お
よび論理積回路114により構成されている。
【0014】X方向絶対アドレスカウンタ110は、ク
ロック信号としての画像データ読み取りの基本クロック
信号XCLK1とクリア信号としてのX方向の有効領域
信号LINENA1とから、X方向絶対アドレス信号X
AADRSを発生するものである。
【0015】X方向基準マーク領域枠発生回路111
は、あらかじめ作成された基準マーク領域のレイアウト
情報を記憶しており、上記X方向絶対アドレスカウンタ
110からのX方向絶対アドレス信号XAADRSをも
とに、X方向基準マーク領域枠信号MKX1を発生する
ものである。
【0016】Y方向絶対アドレスカウンタ112は、ク
ロック信号としての1ライン画像の同期信号HSYNC
1とクリア信号としてのY方向の有効領域信号PAGE
NA1とから、Y方向絶対アドレス信号YAADRSを
発生するものである。
【0017】Y方向基準マーク領域枠発生回路113
は、あらかじめ作成された基準マーク領域のレイアウト
情報を記憶しており、上記Y方向絶対アドレスカウンタ
112からのY方向絶対アドレス信号YAADRSをも
とに、Y方向基準マーク領域枠信号MKY1とマーク識
別信号MKSEL1とを発生するものである。
【0018】論理積回路114は、上記X方向基準マー
ク領域枠発生回路111からのX方向基準マーク領域枠
信号MKX1とY方向基準マーク領域枠発生回路113
からのY方向基準マーク領域枠信号MKY1とから基準
マーク領域枠信号MKENA0を発生するものである。
【0019】基準マーク領域枠信号MKENA0は、基
準マーク領域を読み取る間はLOWレベルとなる。ま
た、マーク識別信号MKSEL1は、基準マーク領域枠
信号MKENA0に同期して出力されるもので、第1の
マーク検出時にはHIGHレベル、第2のマーク検出時
にはLOWレベルとなる。すなわち、このマーク識別信
号MKSEL1は、出力されている基準マーク領域枠信
号MKENA0が第1のマーク領域に対応するものか、
第2のマーク領域に対応するものかを示す信号である。
図3は、上記した基準マーク検出ブロック12の構成を
概略的に示すものである。
【0020】この基準マーク検出ブロック12は、ラッ
チ回路120、2値化回路121、プルアップ抵抗12
2、1ライン分のシフトレジスタ123a,123b,
123c,〜,123n、論理積回路124、シフトレ
ジスタ125、論理積回路126、ラッチ回路127
a,127b、比較器128、およびフリップフロップ
回路129により構成されている。
【0021】ラッチ回路120は、上記基準マーク領域
枠発生ブロック11からの基準マーク領域枠信号MKE
NA0がLOWレベルのとき、画像データ信号IMGD
ATをラッチし、画像信号IMGLDATを後段の2値
化回路121に出力するようになっている。
【0022】ここで、上記の基準マーク領域枠信号MK
ENA0がHIGHレベルのとき、ラッチ回路120の
出力はハイインピーダンスとなる。しかし、プルアップ
抵抗122により、画像データはすべてHIGHレベル
(たとえば、4bitデータの場合には「15」)とな
るようになっている。本実施例の場合、画像データは4
bit、2値化のしきい値は「8」としているので、画
像データが「0〜7」ならば黒(基準マーク)、「8〜
15」ならば白(基準マーク以外)となる。
【0023】2値化回路121は、上記ラッチ回路12
0からの画像信号IMGLDATを前述のしきい値
「8」で2値化することにより、2値化データ信号SH
Y1を発生するものである。
【0024】シフトレジスタ123a,123b,12
3c,〜,123nは、上記2値化回路121からの2
値化データ信号SHY1を順にY方向に1ライン分シフ
トするものである。
【0025】論理積回路124は、上記した各シフトレ
ジスタ123a,123b,123c,〜,123nで
順にシフトされた2値化データ信号SHY1,SHY
2,SHY3,〜,SHYnの論理積をとるものであ
る。そして、nライン連続で黒データが入力されて初め
て基準マークを検出したことを知らせる検出信号SHX
1を出力するようになっている。
【0026】シフトレジスタ125は、上記論理積回路
124からの検出信号SHX1を入力し、上記Y方向と
同様に、X方向にシフトされた2値化データ信号SHX
2,SHX3,SHX4,〜,SHXnを得るものであ
る。このシフトレジスタ125は、前記したクロック信
号としての画像データ読み取りの基本クロック信号XC
LK1で駆動されるようになっている。
【0027】論理積回路126は、上記シフトレジスタ
125でX方向にシフトされた2値化データ信号SHX
2,SHX3,SHX4,〜,SHXnの論理積をとる
ものである。そして、n画素連続で黒データが入力され
て初めて基準マークを検知したことを知らせる基準マー
ク検知信号MKXCNT1を発生するようになってい
る。
【0028】ラッチ回路127aは、上記論理積回路1
26からの基準マーク検知信号MKXCNT1をクロッ
クとして、基準マーク領域枠発生ブロック11からのマ
ーク識別信号MKSEL1をラッチし、基準マークの検
出にともなって変化する原点信号MKCNT1を発生す
るものである。
【0029】この場合、第1のマーク検出時にはマーク
識別信号MKSEL1がHIGHレベルとなるので、原
点信号MKCNT1は、基準マーク検知信号MKXCN
T1の立上がりと同時にHIGHレベルとなる。逆に、
第2のマーク検出時にはマーク識別信号MKSEL1が
LOWレベルとなるので、原点信号MKCNT1はLO
Wレベルとなる。すなわち、原点信号MKCNT1は両
マーク間で常にHIGHレベルとなる信号であり、本実
施例では、これを第1および第2のマーク間の相対的距
離を示すマーク間距離検出信号としている。
【0030】ラッチ回路127bは、上記マーク間距離
検出信号MKCNT1が発生したときの読取原点のX方
向絶対アドレス信号XAADRSを保持するための回路
であり、上記ラッチ回路127aからのマーク間距離検
出信号MKCNT1をもとにアドレス値LOUTを発生
するようになっている。
【0031】比較器128は、上記ラッチ回路127b
からのアドレス値LOUTとX方向絶対アドレス信号X
AADRSとを比較するものである。そして、基準マー
クを検知して以降、毎ラインX方向の絶対アドレス信号
XAADRSがアドレス値LOUTとなる点、つまり基
準マークの中心点のX座標に相当する位置でHIGHレ
ベルとなる信号CMOUT1を発生するようになってい
る。
【0032】フリップフロップ回路129は、上記比較
器128からの信号CMOUT1を原稿のX方向の有効
領域信号LINENA1により1ラインごとにリセット
し、信号MKXST1を得るものである。
【0033】図4は、基準マークの中心点を読取原点と
し、この読取原点からの相対位置で画像領域枠を発生さ
せる画像領域枠発生ブロック13の構成を概略的に示す
ものである。
【0034】この画像領域枠発生ブロック13は、論理
積回路130,131、X方向画像領域枠カウンタ13
2、X方向画像領域枠発生回路133、Y方向画像領域
枠カウンタ134、Y方向画像領域枠発生回路135、
および論理積回路136,137により構成されてい
る。
【0035】論理積回路130は、前記した基本クロッ
ク信号XCLK1、マーク間距離検出信号MKCNT
1、およびフリップフロップ回路129からの信号MK
XST1の論理積をとるものである。論理積回路131
は、前記した1ライン画像の同期信号HSYNC1とマ
ーク間距離検出信号MKCNT1との論理積をとるもの
である。
【0036】X方向画像領域枠カウンタ132は、上記
の論理積回路130の出力をクロック信号として入力
し、X方向の有効領域信号LINENA1をクリア信号
として入力することにより、X方向相対アドレス信号X
RADRSを発生するものである。
【0037】X方向画像領域枠発生回路133は、あら
かじめ作成された画像領域のレイアウト情報が記憶され
ており、上記したX方向画像領域枠カウンタ132から
のX方向相対アドレス信号XRADRSをもとに、たと
えばX方向画像領域枠信号MKRX1,MKSX1を発
生するものである。
【0038】Y方向画像領域枠カウンタ134は、上記
の論理積回路131の出力をクロック信号として入力
し、Y方向の有効領域信号PAGENA1をクリア信号
として入力することにより、画像領域枠Y方向アドレス
信号YRADRSを発生するものである。
【0039】Y方向画像領域枠発生回路135は、あら
かじめ作成された画像領域のレイアウト情報が記憶され
ており、上記したY方向画像領域枠カウンタ134から
のY方向アドレス信号YRADRSをもとに、たとえば
Y方向画像領域枠信号MKRY1,MKSY1を発生す
るものである。
【0040】論理積回路136は、上記したX方向画像
領域枠発生回路133からのX方向画像領域枠信号MK
RX1とY方向画像領域枠発生回路135からのY方向
画像領域枠信号MKRY1とにより、読み取るべき画像
の範囲を示す画像領域枠信号MKR1を発生するもので
ある。
【0041】論理積回路137は、たとえば上記したX
方向画像領域枠発生回路133からのX方向画像領域枠
信号MKSX1とY方向画像領域枠発生回路135から
のY方向画像領域枠信号MKSY1とにより、読み取る
べき画像の範囲を示す画像領域枠信号MKS1を発生す
るものである。ここで、基準マークを読取原点とする相
対位置により、読み取るべき画像の範囲を決定する際の
動作について説明する。図5は、読み取るべき原稿の一
例を示すものである。
【0042】すなわち、原稿201には、たとえば原稿
原点(読取基準点)207からX方向に100〜180
番地、Y方向に200〜280番地で示される範囲(基
準マーク領域枠202)内に基準マーク203が設けら
れている。また、この基準マーク203よりX方向に5
0〜100番地、Y方向に100〜150番地で示され
る範囲(画像領域枠205)、およびX方向に200〜
250番地、Y方向に250〜300番地で示される範
囲(画像領域枠206)にそれぞれ読み取るべき画像が
あるものとする。
【0043】たとえば今、上記した原稿201の読み取
りを行う場合、まず基準マーク領域枠発生ブロック11
のX方向絶対アドレスカウンタ110に、画像データ読
み取りの基本クロック信号XCLK1がクロック信号と
して与えられ、入力されるX方向の有効領域信号LIN
ENA1がHIGHレベルの間だけクリアが解除され
る。すると、このX方向絶対アドレスカウンタ110か
らは、X方向絶対アドレス信号XAADRSが発生され
る。
【0044】このX方向絶対アドレス信号XAADRS
は、X方向基準マーク領域枠発生回路111に供給され
る。これにより、X方向基準マーク領域枠発生回路11
1からは、たとえば図6に示す如く、アドレス100番
地から179番地まで、X方向基準マーク領域枠信号M
KX1が発生される。
【0045】一方、Y方向絶対アドレスカウンタ112
には、1ライン画像の同期信号HSYNC1がクロック
信号として与えられ、入力されるY方向の有効領域信号
PAGENA1がHIGHレベルの間だけクリアが解除
される。すると、このY方向絶対アドレスカウンタ11
2からは、Y方向絶対アドレス信号YAADRSが発生
される。
【0046】このY方向絶対アドレス信号YAADRS
Yは、方向基準マーク領域枠発生回路113に供給され
る。これにより、方向基準マーク領域枠発生回路113
からは、X方向と同様に、たとえば図7に示す如く、ア
ドレス200番地から279番地まで、Y方向基準マー
ク領域枠信号MKY1が発生される。
【0047】こうして、X方向基準マーク領域枠信号M
KX1とY方向基準マーク領域枠信号MKY1とが発生
されることにより、論理積回路114より、基準マーク
領域を読み取るあいだだけLOWレベルとなる基準マー
ク領域枠信号MKENA0が発生される。これにより、
図5に示した基準マーク領域枠202が発生されること
になる。
【0048】次いで、基準マーク領域枠発生ブロック1
1の出力、つまり基準マーク領域枠信号MKENA0は
基準マーク検出ブロック12のラッチ回路120に入力
される。すると、この基準マーク領域枠信号MKENA
0がLOWレベルのとき、ラッチ回路120により画像
データ信号IMGDATがラッチされる。そして、画像
信号IMGLDATが後段の2値化回路121に出力さ
れる。上記画像信号IMGLDATは、2値化回路12
1にて、前述のしきい値「8」で2値化されることによ
り、2値化データ信号SHY1となって出力される。
【0049】この2値化データ信号SHY1は、たとえ
ば図7に示す如く、シフトレジスタ123a,123
b,123c,〜,123nを順にY方向にシフトされ
る。そして、各シフトレジスタ123a,123b,1
23c,〜,123nの出力SHY1,SHY2,SH
Y3,〜,SHYnの論理積が論理積回路124により
求められる。
【0050】これにより、論理積回路124からは、n
ライン連続で黒データが入力されて初めて基準マークを
検出したことを知らせる検出信号SHX1が出力され
る。この場合、たとえば図8に示すように、基準マーク
203を検出し始めるラインを1ライン目、マーク20
3自身のライン数を2nとすると、上記検出信号SHX
1の発生するタイミングはnライン目から2nライン目
までとなる。
【0051】上記検出信号SHX1は、前述の基本クロ
ック信号XCLK1で駆動されるシフトレジスタ125
に入力され、上記Y方向と同様にX方向にシフトされ
る。そして、このシフトされた2値化データ信号SHX
2,SHX3,SHX4,〜,SHXnの論理積が、論
理積回路126によって求められる。
【0052】これにより、論理積回路126からは、た
とえば図9に示す如く、n画素連続で黒データが入力さ
れて初めて基準マークを検知したことを知らせる基準マ
ーク検知信号MKXCNT1が発生される。この基準マ
ーク検知信号MKXCNT1(HIGHでイネーブル)
は、前記した図8の例では、基準マーク203の中心点
204を読み取ると同時にHIGHレベルとなる。
【0053】この基準マーク203が第1のマークであ
るとすると、ラッチ回路127aのD入力がHIGHレ
ベルとなるので、ラッチ回路127aからの出力(信号
MKCNT1)はHIGHレベルになる。また、第2の
マークの場合には、マーク識別信号MKSEL1がLO
Wレベルとなるため、マーク間距離検出信号MKCNT
1はLOWレベルに落ちる。
【0054】ラッチ回路127aからのマーク間距離検
出信号MKCNT1は、ラッチ回路127bに入力され
る。そして、この信号MKCNT1の立ち上がりで読取
原点のX方向絶対アドレス信号XAADRSが保持され
ることにより、ラッチ回路127bからはアドレス値L
OUTが発生される。このアドレス値LOUTは、図9
の例では、140となっている。
【0055】このアドレス値LOUTは、比較器128
において、上記X方向絶対アドレス信号XAADRSと
比較される。これにより、基準マークを検知して以降、
毎ラインX方向の絶対アドレス信号XAADRSがアド
レス値LOUTとなる点、つまり基準マーク203の中
心点204でHIGHレベルとなる信号CMOUT1が
発生される。
【0056】この信号CMOUT1は、フリップフロッ
プ回路129に供給され、原稿201のX方向の有効領
域信号LINENA1によって1ラインごとにリセット
されることにより、図9に示すような信号MKXST1
に変換されて出力される。
【0057】上記フリップフロップ回路129からの信
号MKXST1は、基準マーク検出ブロック12の出力
として画像領域枠発生ブロック13の論理積回路130
に入力される。
【0058】画像領域枠発生ブロック13は、基準マー
ク203の中心点204を読取原点とし、この読取原点
からの相対位置で画像領域枠205,206を発生させ
るもので、論理積回路130に入力された信号MKXS
T1は前記した基本クロック信号XCLK1およびマー
ク間距離検出信号MKCNT1との論理積の算出に供さ
れる。
【0059】この論理積回路130の出力は、X方向画
像領域枠カウンタ132にクロック信号として入力され
る。このとき、X方向の有効領域信号LINENA1が
クリア信号として入力されることにより、X方向画像領
域枠カウンタ132からはX方向相対アドレス信号XR
ADRSが発生される。
【0060】X方向相対アドレス信号XRADRSは、
X方向画像領域枠発生回路133に入力される。する
と、このX方向画像領域枠発生回路133からは、画像
領域のレイアウト情報にもとづいて、たとえば図10に
示す如く、アドレス50番地から99番地まで、X方向
画像領域枠信号MKRX1が発生される。
【0061】また、複数の画像領域枠が設定されること
により、たとえば図10に示す如く、アドレス200番
地から249番地まで、X方向画像領域枠信号MKSX
1が発生される。
【0062】一方、論理積回路131により、前記した
1ライン画像の同期信号HSYNC1とマーク間距離検
出信号MKCNT1との論理積がとられる。この論理積
回路131の出力は、Y方向画像領域枠カウンタ134
に入力される。
【0063】また、Y方向画像領域枠カウンタ134に
は、Y方向の有効領域信号PAGENA1がクリア信号
として入力されることにより、画像領域枠Y方向アドレ
ス信号YRADRSが発生される。
【0064】画像領域枠Y方向アドレス信号YRADR
Sは、Y方向画像領域枠発生回路135に入力される。
すると、上記したX方向と同様に、画像領域のレイアウ
ト情報にもとづいて、たとえば図11に示す如く、アド
レス100番地から149番地まで、Y方向画像領域枠
信号MKRY1が発生される。また、複数の画像領域枠
の設定により、たとえば図11に示す如く、アドレス2
50番地から299番地まで、Y方向画像領域枠信号M
KSY1が発生される。
【0065】このようにして、X方向画像領域枠信号M
KRX1とY方向画像領域枠信号MKRY1とが論理積
回路136に入力されることにより、たとえば図5に示
した画像領域枠205を発生するための画像領域枠信号
MKR1が発生される。同様に、X方向画像領域枠信号
MKSX1とY方向画像領域枠信号MKSY1とが論理
積回路137に入力されることにより、たとえば図5に
示した画像領域枠206を発生するための画像領域枠信
号MKS1が発生される。次に、基準マーク間の距離の
測定および距離情報の通知について説明する。図12
は、この原稿読取装置で扱われる原稿の例を示すもので
ある。
【0066】すなわち、原稿210には、その端面に沿
うようにして2つの基準マーク211,212が所定距
離だけ離間して設けられている。基準マーク211,2
12のうち、第1のマーク211は、たとえば原稿送り
ムラ測定の開始マークであり、かつ読み取り範囲を決定
するための基準マークとなっている。第2のマーク21
2は、たとえば原稿送りムラ測定の終了マークであり、
かつ読み取り範囲を決定するための基準マークとなって
いる。また、原稿210には、複数(たとえば、2つ)
の画像領域枠213内にそれぞれ読み取るべき画像があ
るものとする。図13は、前記した基準マーク間距離検
知ブロック14の構成を概略的に示すものである。この
基準マーク間距離検知ブロック14は、アドレスカウン
タ140とマーク間距離検知回路141とから構成され
ている。
【0067】アドレスカウンタ140は、基準マーク検
出ブロック12にて検出されたマーク間距離検出信号M
KCNT1をクリア信号とし、1ライン画像の同期信号
HSYNC1をクロック入力として、マーク211,2
12間の距離を同期信号HSYNC1の数で計数する回
路である。
【0068】マーク間距離検知回路141は、アドレス
カウンタ140からの出力アドレスDADRSを読み込
み、外部装置(図示していない)に通知すべき基準マー
ク211,212間の距離に関する情報DDATを発生
するものである。
【0069】しかして、基準マーク間距離検知ブロック
14に対して、基準マーク検出ブロック12にて検出さ
れたマーク間距離検出信号MKCNT1と1ライン画像
の同期信号HSYNC1とが供給されると、まず、内部
のアドレスカウンタ140によって両マーク211,2
12間の距離が求められる。
【0070】この場合、同期信号HSYNC1の1クロ
ックで原稿210は1ライン分移動するため、読取装置
の読取密度が分かれば、アドレスカウンタ140からの
出力アドレスDADRSを読み取ることで2点間の距離
を計算できる。たとえば、読取装置の読取密度を8本/
mmとした場合、図14に示すように、出力アドレスD
ADRSの最終カウント数は800となり、両マーク2
11,212間の距離は100mm(=800/8)と
して計算される。
【0071】両マーク211,212間の距離が求めら
れると、その出力アドレスDADRSがマーク間距離検
知回路141に供給されることにより、外部装置に通知
すべきマーク間距離情報DDATが算出される。このマ
ーク間距離情報DDATとしては、両マーク211,2
12間の距離、あるいは規格値からのズレ量などの定量
的な数値、または規格値に対するズレの大/小などの定
性的な値であっても良い。
【0072】こうして、マーク間距離情報DDATが画
像データとともに外部装置に通知されることにより、外
部装置において、画像データから特定領域(画像領域枠
213)の画像を切り出すなどの処理が行われることに
なる。たとえば、OCRにおけるドロップアウトカラー
枠内に書かれた数字や文字を切り出すといった処理に利
用される。
【0073】このように、マーク間距離検出信号MKC
NT1は、前述した通り、第1のマーク211が検出さ
れてから第2のマーク212が検出されるまでの間だけ
HIGHレベルになるため、この信号MKCNT1のH
IGHレベルの期間を調べることによって原稿210の
送り速度の変動や原稿210の伸縮による誤差を求める
ことができるものである。上記したように、基準マーク
間の相対的距離を認識することで、読み取るべき画像の
範囲を特定できるようにしている。
【0074】すなわち、第1のマークが検出されてから
第2のマークが検出されるまでの間だけHIGHレベル
になる信号の、HIGHレベルの期間を調べることによ
って原稿の送り速度の変動や原稿の伸縮による誤差を求
めるようにしている。これにより、原稿の送り速度の変
動や原稿の伸縮があった場合でも、原稿上の所定の領域
の画像を精度良く読み取ることが可能となる。したがっ
て、原稿上の読み取るべき領域に関する情報を簡単なハ
ードウェアにより正確に得ることができ、有用なもので
ある。なお、この発明は上記した実施例に限定されるも
のではなく、発明の要旨を変えない範囲において、種々
変形実施可能なことは勿論である。
【0075】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、原稿上の読み取るべき領域に関する情報を、簡単な
ハードウェアにより正確に得ることが可能な原稿読取装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる原稿読取装置の構
成の要部を示すブロック図。
【図2】同じく、基準マーク領域枠発生ブロックの構成
を概略的に示すブロック図。
【図3】同じく、基準マーク検出ブロックの構成を概略
的に示すブロック図。
【図4】同じく、画像領域枠発生ブロックの構成を概略
的に示すブロック図。
【図5】同じく、原稿上における各領域枠の一例を示す
図。
【図6】同じく、X方向に対する基準マーク領域枠およ
び基準マークの検出にかかる動作を説明するために示す
タイミングチャート。
【図7】同じく、Y方向に対する基準マーク領域枠およ
び基準マークの検出にかかる動作を説明するために示す
タイミングチャート。
【図8】同じく、基準マークの中心部の検出にかかる動
作を説明するために示す図。
【図9】同じく、基準マークの中心部の検出にかかる動
作を説明するために示すタイミングチャート。
【図10】同じく、X方向に対する画像領域枠の発生に
かかる動作を説明するために示すタイミングチャート。
【図11】同じく、Y方向に対する画像領域枠の発生に
かかる動作を説明するために示すタイミングチャート。
【図12】同じく、処理の対象となる原稿の一例を示す
図。
【図13】同じく、基準マーク間距離検知ブロックの構
成を概略的に示すブロック図。
【図14】同じく、マーク間距離の検出にかかる動作を
説明するために示すタイミングチャート。
【符号の説明】
11…基準マーク領域枠発生ブロック、12…基準マー
ク検出ブロック、13…画像領域枠発生ブロック、14
…基準マーク間距離検知ブロック、110…X方向絶対
アドレスカウンタ、111…X方向基準マーク領域枠発
生回路、112…Y方向絶対アドレスカウンタ、113
…Y方向基準マーク領域枠発生回路、121…2値化回
路、122…プルアップ抵抗、123a,123b,1
23c,〜,123n,125…シフトレジスタ、12
8…比較器、129…フリップフロップ回路、132…
X方向画像領域枠カウンタ、133…X方向画像領域枠
発生回路、134…Y方向画像領域枠カウンタ、135
…Y方向画像領域枠発生回路、136,137…論理積
回路、140…アドレスカウンタ、141…マーク間距
離検知回路、210…原稿、211…基準マーク(第1
のマーク)、212…基準マーク(第2のマーク)、2
13…画像領域枠。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取るべき原稿上に所定間隔離間して
    設けられた第1および第2の基準マークの、前記原稿を
    読み取るための読取基準位置からの位置を第1および第
    2の位置情報として検出する検出手段と、 前記原稿を読み取る読取手段と、 前記検出手段により検出された前記第1の位置情報と前
    記第2の位置情報との距離を測定する測定手段と、 この測定手段により測定された前記距離と前記所定間隔
    とにもとづいて、前記読取手段により読み取った情報を
    処理する処理手段とを具備したことを特徴とする原稿読
    取装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、前記第1あるいは第2
    の基準マークにもとづいて、前記読取手段により読み取
    った情報の中から特定の情報領域を特定する手段を具備
    したことを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
JP4010383A 1992-01-23 1992-01-23 原稿読取装置 Pending JPH05207241A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7187476B2 (en) 2001-10-01 2007-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method, computer program, and recording medium

Cited By (2)

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US7187476B2 (en) 2001-10-01 2007-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method, computer program, and recording medium
US7773266B2 (en) 2001-10-01 2010-08-10 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, method, and computer product for adding reference frame information used to detect position of image embedded information

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