JP3207974B2 - フォトマスクの欠陥検査方法 - Google Patents

フォトマスクの欠陥検査方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明基板上に形成され
ているマスクパターンの欠陥を検査するフォトマスクの
欠陥検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置やリードフレームの製造工程
にはフォトリソグラフィが利用されており、このフォト
リソグラフィでは種々のフォトマスクが用いられてい
る。通常、フォトマスクは透明基板上に形成した同一の
複数個のマスクパターンを有している。これらマスクパ
ターンの欠陥の有無は製造される製品に重大な影響を及
ぼすため、製造されたフォトマスク毎にそれぞれ厳格な
欠陥検査が行なわれている。
【0003】現在行なわれているフォトマスクの欠陥検
査方法では、フォトマスクを製造する際、すなわちガラ
ス基板にマスクパターンを形成する際、マスクパターン
の形成条件を磁気ディスク等に記憶し、欠陥検査する際
磁気ディスクに記憶した製造条件を読み出し、読み出し
たデータを作業者が手動で検査装置に入力してから欠陥
検査が行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フォトマスクの欠陥検
査において高精度な欠陥検査を行なうためには、マスク
パターンが形成されている基板を検査装置側の基準座標
系に正確に位置決めする必要がある。しかしながら、磁
気ディスク等に記憶されているマスクパターンの形成条
件を読み出して欠陥検査を行なう方法では、検査装置側
の基準座標系と基板とが正確に対応せず、欠陥検査に誤
差が生ずるおそれがある。例えば、検査装置にガラス基
板を装着した際、検査装置の座標軸に対して基板が平行
移動したり回転移動して正確に一致せず、この結果位置
決め誤差が生じ、正確な欠陥検査が行なわれなくなって
しまう。
【0005】さらに、マスクパターンの製造条件を磁気
ディスクに記憶し欠陥検査の際に検査装置に手動入力す
るのでは、データ入力作業が煩雑であり長時間かかる欠
点がある。
【0006】従って、本発明の目的は上述した欠点を除
去し、マスクパターンの製造条件を自動的に検査装置に
入力でき、欠陥検査作業を全自動で行なうことができる
と共に、ガラス基板と検査装置の座標系とを正確に対応
させることができるフォトマスクの欠陥検査方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるフォトマス
クの欠陥検査方法は、透明基板にマスクパターンが形成
されているフォトマスクの欠陥を検査する方法であっ
て、透明基板にマスクパターンを形成する際、当該マス
クパターンの形態を規定する形成条件に関する情報を、
前記透明基板のマスクパターンが形成されていない領域
に、x方向及びこれと直交するy方向に沿って互いに異
なる形状の複数種類の検査用マークとして形成し、フォ
トマスクの欠陥検査に先立って、前記透明基板をx方向
及びy方向に沿って光学的に走査して前記複数種類の検
査用マークを順次検出し、検出された検査用マークの種
類及びその座標から欠陥検査条件を求め、次に、当該フ
ォトマスクをx方向及びy方向に沿って光学的に走査
し、この光学的な走査により得られた情報と前記検査用
マークから求めた欠陥検査条件とを用いて欠陥検出を行
うことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明では、ガラス基板にマスクパターンを形
成する際マスクパターンの形成条件を表わす検査用のマ
ークを同時に形成する。この検査用のマークとして、例
えば1単位のマスクパターンの中心を表わすチィップセ
ンタマーク、ステー幅を表わすステーマーク、検査を行
なわないエリアを表わす削除エリアマーク等を用いるこ
とができる。そして、欠陥検査に先立って検査用マーク
に沿って光学的に走査し、各検査用マークの種類及び形
成位置を読み出してマスクパターンの形成条件を求め
る。次に、求めた形成条件に基いて欠陥検査を行なう。
【0009】このように構成することにより、マスクパ
ターンの欠陥検査を全自動で行なうことができると共
に、欠陥検査の精度も一層向上する。さらに、管理番号
等の個別のパターンが形成されている削除エリヤ又はス
テーマークを明確に自動的に検出し、これらのエリヤを
検査対象から除外することができるので、検査中に不所
望なデータが入力するような不都合も解消することがで
きる。
【0010】
【実施例】図1は本発明による欠陥検査方法により欠陥
検査されるフォトマスクの一例を示す線図的平面図であ
る。フォトマスク1はガラス基板2上に形成した8個の
同一形状のマスクパターン(チィップ)3〜10を有
し、これらマスクパターンはx方向に2列及びy方向に
4列配列する。マスクパターン3〜6の列と7〜10の
列との間にはスペース部分を形成し、この領域は非検査
領域となるステー幅とする。各マスクパターン3〜10
はそれぞれ管理番号が形成されている領域3a〜10a
を有し、これらの領域は検査の対象としない削除エリア
とする。本発明では、これら検査しない領域を自動的に
検出する。
【0011】本発明では、マスクパターンの配列方向で
あるx方向及びy方向に沿ってそれぞれマスクパターン
の形成条件を表わす検査用のマークであるアラインメン
トマークをガラス基板2上にマスクパターンの形成時に
同時に形成する。本例では、アラインメントマークとし
て、各マスクパターンのx方向及びy方向における中心
位置を表示するチィップセンタマークCx1及びCx2,C
y1〜Cy4と、ステーマークを表示するS1 及びS2 、並
びに削除エリアのx方向及びy方向の位置及び幅を表わ
す削除エリアマークDx1及びDx2,Dy1〜Dy4の3種類
のアラインメントマークを用いる。
【0012】これらアラインメントマークを光学的に検
出するため、x及びy方向にマーク線lx 及びly をそ
れぞれ形成し、これらマーク線上に沿って各アラインメ
ントマークを表示する。チィップセンタマークはマーク
線lx 及びly とそれぞれ直交する太く短いラインで表
示する。また、ステーマークS1 及びS2 はマーク線l
x の下側に向けてだけ延在するラインとする。さらに、
削除エリアマークは、各マーク線の上側にだけ太くその
長さに相当する長さだけ表示する。このように構成する
ことにより、x方向及びy方向のマーク線に沿ってある
幅を以て光学的に走査することにより各アラインメント
マークの種類及び形成位置を正確に読み出すことができ
る。
【0013】図2は本発明によるアラインメントマーク
読取装置の一例の構成を示す線図である。マスクパター
ン及びアラインメントマークが形成されているフォトマ
スク10をxyステージ11上に載置する。アラインメ
ントマークはy方向(紙面内方向)及びこれと直交する
x方向(紙面と直交する方向)に形成されているものと
する。照明光源12から集光レンズ13を介してフォト
マスク10に向けて照明光を投射し、アラインメントマ
ークの像を投影レンズ14及びハーフミラー15を介し
て第1及び第2のリニアイメージセンサ16及び17に
それぞれ投影する。第1のリニアイメージセンサ16は
各受光素子がy方向に沿って配列されx方向走査に用い
る。また、第2のリニアイメージセンサ17は各受光素
子がx方向に配列されy方向走査に用いる。これらイメ
ージセンサの撮像長は、例えばフォトマスク上で12m
mに設定し、6mm幅のアラインメントマークを撮像す
ることができる。第1及び第2のイメージセンサ16及
び17は、同期信号発生回路18からスイッチ19を介
してそれぞれ供給されるクロック信号により順次読み出
され、その映像信号はスイッチ20及びA/D変換器2
1を介して中央処理装置22及びメモリ23に供給す
る。中央処理装置22は、検出した各アラインメントマ
ークの種類を判定し、検出したアラインメントマークの
種類及びそのアドレスをメモリ23に記憶するように指
示する。尚、スイッチ19及び20はx方向走査とy方
向走査とを切り換える作用を果たす。
【0014】同期信号発生回路18からのクロック信号
は駆動制御回路24にも供給し、この駆動制御回路によ
りxyステージ11をx方向及びy方向に移動させるた
めのx方向及びy方向ステージ送りパルスを発生する。
x方向ステージ送りパルス及びy方向ステージ送りパル
スはx方向駆動回路25及びy方向駆動回路26にそれ
ぞれ供給し、xyステージ11をx方向及びy方向に移
動させてx方向走査及びy方向走査を行なう。xyステ
ージ11にはx軸原点センサ27及びy軸原点センサ2
8をそれぞれ設け、xyステージ11がx軸方向及びy
軸方向の原点に到達したことを検知し、これら検知信号
をスイッチ29を介してメモリ23に供給て、メモリ2
3のアドレスをリセットすることによりメモリのアドレ
スをフォトマスクの座標に一致させることができる。こ
れら原点センサは例えば光電センサで構成することがで
きる。同期信号発生回路18からのクロック信号はメモ
リ23及び中央処理装置22にも供給し、このクロック
信号を用いて第1及び第2のイメージセンサ16及び1
7から供給される映像信号をメモリ23に記憶する。ま
た、駆動制御回路24から発生するx方向ステージ送り
パルス及びy方向ステージ送りパルスもメモリ23に供
給してメモリのアドレスをインクリメントするために用
いる。このように構成することにより、フォトマスク1
0は6mmの幅に亘ってx方向及びy方向に沿って走査
されるので、マーク線上に形成されているアラインメン
トマークの種類及びその形成位置を正確に検出すること
ができる。
【0015】次に、x方向及びy方向走査について説明
する。アラインメントマーク及びマーク線はフォトマス
クのガラス基板のエッジからの距離として予め定めてお
く。また、x方向及びy方向の走査開始位置、走査長及
び走査速度を予め定めておく。フォトマスク1に形成さ
れているフォトマスクの管理番号(図1において、12
345で示す)を読み取ってからx方向及びy方向のア
ラインメントマークをそれぞれ読み取る。まず、xyス
テージ11をx方向に移動させて副走査とし、第1のリ
ニアイメージセンサ16の読出により主走査を行ない、
フォトマスク10を幅6mmに亘って2次元走査を行な
う。この際、各スイッチ19,20,29はx方向走査
に切り換えておく。図1に示すように、はじめにチィッ
プセンタマークCX1が検出され、順次、削除エリアマー
クDX1、ステーマークS1 及びS 2 、チィップセンタマ
ークCx2、削除エリアDx2が読み取られ、各マークの種
類及びアドレスをメモリ23に記憶する。尚、原点セン
サ27からの検知信号によりメモリ23のアドレスをリ
セットする。同様に、y方向走査において、図1に示す
ように、チィップセンタマークCy1、削除エリアマーク
y1、チィップセンタマークCy2、削除エリアマークD
y2、チィップセンタマークCy3、削除エリアマーク
y3、チィップセンタマークCy4、及び削除エリアマー
クDy4が順次読み取られる。
【0016】次に、アラインメントマークの読取による
欠陥検査の条件設定について説明する。図3に示すよう
に、フォトマスクをxyステージ上に載置した際、フォ
トマスク1の上側左端エッジを原点として定めると共
に、走査の基準となる基準マークRをフォトセンサによ
り定め、この基準マークRの座標をRx ,Ry として定
め、この基準マークRの座標を用いて絶対位置を求め
る。また、矢印に示す方向に沿ってx及びy方向走査を
行なうものとする。はじめに、x方向のアラインメント
マークの読取について説明する。 (i)ステー幅 ステー幅SW(x)はステーマークS1 及びS2 のアド
レスから次式に基いて定める。
【数1】SW(x)=Sx2−SX1 (ii)検査のスタート点 検査の開始位置を定めるスタート点は、図1のマスクパ
ターン3の上側の左端部のエッジの座標により決定さ
れ、この検査のスタート点を欠陥検査の走査開始位置と
する。この検査スタート点は各チィップの切断線上に位
置し基板上に直接形成できないため、検出したアライン
メントマークから判定する。このスタート点のx座標は
次式に基いて決定する。
【数2】 ST(x)=CX1−{(Cx2−CX1)−(S2 −S1 )}×1/2+Rx (iii) x方向におけるチィップ数CNx チィップ数は、検出したチィップセンタマークの数から
決定する。 (iv)チィップピッチ x方向のチィップピッチCS(x)は次式に基いて定め
る。
【数3】CS(x)=Cx2−CX1 (v)削除幅 x方向の削除幅は、削除エリアマークDxnの値をそのま
ま用いることができる。
【0017】次に、y方向の検査条件設定について説明
する。 (i)ステー幅 y方向にはステーマークが存在しないため、ステー幅は
零となり、各チィップはy方向に連続して存在するもの
と判定する。 (ii)検査のスタート点
【数4】 ST(y)=Ry −{Cy4+(Cy4−Cy3)/2} (iii) チィップピッチ 次式に基いてチィップピッチCS(y)を求める。
【数5】 CS(y)=(Cyn−Cy1)/(Cyn−1)=(Cy4−Cy1)/3 その他の項目は、x方向のアラインメントマークと同様
に検出することができる。
【0018】次に、ローテーション測定について説明す
る。図4に示すように、ガラス基板上にマスクパターン
を形成する際マスクパターンの配列方向がガラス基板の
縁部に対して角度を以て形成される場合がある。マスク
パターンの配列方向が基板の縁部に対して傾斜すると、
マスクパターンと同時に形成されるアラインメントマー
クがガラス基板の縁部に傾斜してしまう。しかしなが
ら、マスクパターン及びアラインメントマークが傾斜す
ると検査装置例の座標系に対しても傾斜してしまい、正
確な欠陥検査ができなくなってしまう。このため、アラ
インメントマークのマーク線lx ,ly の基板縁部に対
する傾斜角度、すなわち検査装置のxy座標系に対する
傾斜角度を求める。尚、マスクパターンの配列方向は、
マスクパターンと同時に形成されるアラインメントマー
クのマーク線と一致しているから、マーク線の傾斜角度
を求め、求めた角度に基いてxyステージを回転補正す
ることによりマスクパターンの配列方向を検査装置の座
標系に正確に一致させることができる。
【0019】ローテーションθは以下のようにして求め
る。2個のチィップセンタマークの検出したxy座標値
を(x1 ,y1 )、(x2 ,y2 )とすると、
【数6】 尚、本例では、2個のチィップセンタマークの座標を用
いて求めたが、多数のアラインメントマークの座標を用
い最小自乗法により求めることも好適である。
【0020】次に、読み取ったマスクパターン形成デー
タに基いて欠陥検査を行なうプロセスについて説明す
る。図5は本発明による欠陥検査装置の一例の構成を示
す線図である。本例では、2個の検査ヘッドを用いて互
いに隣接する2個のマスクパターンを光学的に走査し、
その結果を比較しながら欠陥を検出する比較検査法を用
いる。図6は2個の検査ヘッドによるフォトマスク10
の光学走査の状態を示す線図的平面図である。欠陥検査
に先立って欠陥検査条件を設定する。はじめに、マスク
パターンが検査装置の座標系に対して回転している場
合、ローテーション補正を行なう。このローテーション
補正は、xyステージ11を検査装置の座標系と一致す
るように求めた角度だけ回転することにより行なう。
【0021】次に、2個の検査ヘッドを検査のスタート
点S1 及びS2 にそれぞれ位置決めしてから光学走査に
より欠陥を検出する。これらスタート点S1 及びS2
隣接するマスクパターンの上側左端エッジとする。図5
に戻って説明する。フォトマスク10を、x方向に沿っ
て所定のピッチで間欠的に移動するxyステージ11上
に載置する。照明光源31からの照明光をそれぞれ2個
の光ファイバ束31a及び31b並びに集光レンズ32
a及び32bを介して第1及び第2の照明光としてフォ
トマスク10に向けて投射する。これら、第1及び第2
の光ファイバの出射端のy方向離間距離はチィップピッ
チに等しく設定し、x方向には同一座標に位置させる。
第1及び第2の光ファイバ31a及び31bからの照明
光はフォトマスク10を透過し、それぞれ第1及び第2
の投影レンズ33a及び33bを経て第1及び第2のリ
ニアイメージセンサ34a及び34bにそれぞれ入射す
る。第1及び第2のリニアイメージセンサ34a及び3
4bは複数の受光素子がy方向に沿って配列され、所定
の読出周波数で順次駆動される。本例では、これらリニ
アイメージセンサの駆動走査を主走査とし、xyステー
ジ11のx方向移動により副走査を行なう。第1及び第
2のリニアイメージセンサ34a及び34bから読み出
された映像信号はそれぞれ増幅器35a及び35bによ
り増幅した後映像モニタ36a及び36bにそれぞれ供
給すると共に差動回路37にも供給する。従って、第1
の検査ヘッドによって撮像された像が第1の映像モニタ
36aに表示され、第2の検査ヘッドによって撮像され
た像は第2の映像モニタ36bに表示されることにな
る。差動回路37は、第1のリニアイメージセンサ34
aからの映像信号と第2のリニアイメージセンサ34b
からの映像信号とを比較して差信号を発生する。この差
信号を第1及び第2の比較回路38a及び38bにそれ
ぞれ供給する。これら比較回路は、入力した差信号が所
定の限界値を超えるか否かを検出する機能を果たし、第
1の比較回路38aは正の上限値を超えるか否かを判定
し第2の比較回路38bは負の下限値を超えるか否かを
判定する。これら比較回路38a及び38bからの比較
結果を中央処理装置39に供給する。
【0022】互いに隣接する2個のマスクパターンに欠
陥がない場合、リニアイメージセンサ35a及び35b
からの映像出力は互いに同一の値をとるから、差動回路
37からの出力信号は零となる。一方、いずれか一方の
マスクパターンに欠陥がある場合、差動回路37からの
出力は正又は負の信号となり、中央処理装置39により
欠陥として判定される。中央処理装置39は、欠陥の判
定結果をそのアドレスと共に欠陥モニタ40に供給し、
差動回路37の出力も欠陥モニタ40に供給する。この
ように構成すれば、欠陥モニタには欠陥の映像が表示さ
れるので、作業者は欠陥の存在及びその形態を正確に認
識することができる。
【0023】本発明は上述した実施例だけに限定されず
種々の変形や変更が可能である。例えば、上述した実施
例では1個の透明基板上にx及びy方向に沿って複数個
のマスクパターンが形成されているフォトマスクの欠陥
を検査する例について説明したが、基板上に1列に複数
個のマスクパターンが形成されている場合にも適用する
ことができ、さらに基板に1個のマスクパターンが形成
されているフォトマスクの欠陥検査にも適用することが
できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
スクパターンの形成と同時にマスクパターンに沿ってマ
スクパターンの形成条件を表わすアラインメントマーク
を形成しているので、フォトマスクの欠陥検査を全自動
で行なうことができる。また、マスクパターンを形成す
る際の座標系と欠陥検査装置側の座標系とが正確に一致
するので、欠陥検査の精度も一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による欠陥検査方法に用いるフォトマス
クの一例の構成を示す平面図である。
【図2】本発明によるアラインメントマーク読取装置の
一例の構成を示す線図である。
【図3】アラインメントマークの読取走査を示す線図で
ある。
【図4】ガラス基板に対するマスクパターンのずれの状
態を示す線図である。
【図5】本発明に用いる欠陥検査装置の一例の構成を示
す線図である。
【図6】欠陥検査装置における光学走査の状態を示す線
図である。
【符号の説明】
1 フォトマスク 3〜10 マスクパターン 11 xyステージ 12 照明光源 14 投影レンズ 15 ハーフミラー 16,17 リニアイメージセンサ 18 同期信号発生回路 19,20,29 スイッチ 22 中央処理装置 23 メモリ 24 駆動制御回路 25 x方向駆動回路 26 y方向駆動回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板にマスクパターンが形成されて
    いるフォトマスクの欠陥を検査する方法であって、 透明基板にマスクパターンを形成する際、当該マスクパ
    ターンの形態を規定する形成条件に関する情報を、前記
    透明基板のマスクパターンが形成されていない領域に、
    x方向及びこれと直交するy方向に沿って互いに異なる
    形状の複数種類の検査用マークとして形成し、 フォトマスクの欠陥検査に先立って、前記透明基板をx
    方向及びy方向に沿って光学的に走査して前記複数種類
    検査用マークを順次検出し、 検出された検査用マークの種類及びその座標から欠陥検
    査条件を求め、 次に、当該フォトマスクをx方向及びy方向に沿って光
    学的に走査し、この光学的な走査により得られた情報と
    前記検査用マークから求めた欠陥検査条件とを用いて欠
    陥検出を行うことを特徴とするフォトマスクの欠陥検査
    方法。
  2. 【請求項2】 透明基板に複数個のマスクパターンが形
    成されているフォトマスクの欠陥を検査する方法であっ
    て、 透明基板にマスクパターンを形成する際、当該マスクパ
    ターンの形態を規定する形成条件に関する情報を、前記
    透明基板のマスクパターンが形成されていない領域に、
    マスクパターンの配列方向であるx方向及びこれと直交
    するy方向に互いに異なる形状の複数種類の検査用マー
    クの形態として形成し、 フォトマスクの欠陥検査に先立って、前記透明基板を前
    記x方向及びy方向に沿って光学的に走査して前記検査
    マークを順次検出し、 検出された検査用マークの種類及びその座標から欠陥検
    査条件を求め、 次に、当該フォトマスクを前記x及びy方向に沿って光
    学的に走査し、この光学的走査により得られた情報と前
    検査用マークから求めた欠陥検査条件とを用いて欠陥
    検出を行うことを特徴とするフォトマスクの欠陥検査方
    法。
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