JPH05206742A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

Info

Publication number
JPH05206742A
JPH05206742A JP4037021A JP3702192A JPH05206742A JP H05206742 A JPH05206742 A JP H05206742A JP 4037021 A JP4037021 A JP 4037021A JP 3702192 A JP3702192 A JP 3702192A JP H05206742 A JPH05206742 A JP H05206742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
base
emitter
resistor
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4037021A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Kikuchi
秀和 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4037021A priority Critical patent/JPH05206742A/ja
Publication of JPH05206742A publication Critical patent/JPH05206742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は出力回路において、従来に比して一段
と簡易かつ小型な構成により製造工程でのばらつきや温
度変動によつて出力段の定常電流が変動するおそれを有
効に回避する。 【構成】NPN形トランジスタのエミツタフオロア出力
にプルダウン用のPNP形トランジスタのエミツタを接
続し、これらNPN形及びPNP形トランジスタのベー
ス間をNPN形トランジスタに並列に接続された第2の
NPN形トランジスタ及びバイアス抵抗で接続し、ベー
ス・エミツタオン電圧が印加される負荷抵抗に流れる電
流の所定倍の電流をカレントミラー回路を介してバイア
ス抵抗に供給することにより、従来に比して一段と簡易
かつ小型な構成により、温度変動によらず出力段の定常
電流を安定にできる出力回路を容易に得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図4及び図5) 発明が解決しようとする課題(図5) 課題を解決するための手段(図1〜図3) 作用 実施例(図1〜図3) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は出力回路に関し、特にプ
ツシユプル出力段を有する出力回路に適用して好適なも
のである。
【0003】
【従来の技術】従来、集積回路の出力段は、図5に示す
ように、マルチエミツタでなり、エミツタフオロア出力
用のNPN形トランジスタQ1Aとプルダウン用のPN
P形トランジスタQ2によるB級のコンプリメンタリプ
ツシユプル回路で構成され、そのバイアス回路にはダイ
オードDが一般に用いられている。
【0004】ここで出力回路1のダイオードDはトラン
ジスタQ1Aに対して並列接続されたNPN形トランジ
スタQ1Bのエミツタ及びトランジスタQ2のベース間
に接続され、トランジスタQ1A及びQ1Bのエミツタ
電位がそれぞれ等しくなるようにバイアス電圧を与える
ようになされている。
【0005】ところがトランジスタQ1Bよりダイオー
ドDを介して定電流源2に流れる定常電流i1 と出力段
に流れる定常電流i2 の比はダイオードDの面積比で決
まるため、面積に制約がある場合には大きな比をとるこ
とができないという問題があつた。
【0006】またプルダウン用のPNP形トランジスタ
Q2をベース厚さ調整を用いた基板PNPトランジスタ
とした場合、このトランジスタQ2とバランスの良いダ
イオードDを寄生容量の効果が小さくなるように製造す
ることが難しいという問題があつた。
【0007】そこで図5に示すように、ダイオードDに
代えて抵抗R1をNPN形トランジスタQ1B及びPN
P形トランジスタQ2間に接続してバイアス電圧を供給
する出力回路3が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの出力回路
3の場合、製造工程におけるバラツキや温度変動に対し
て出力段の定常電流i2 を一定に制御するため、出力段
4と同構成でなる回路5を出力段4に対して並列に設
け、定常電流i2 をフイードバツク制御するようになさ
れている。
【0009】すなわち出力回路3は、負荷抵抗R3を介
して立ち上げ用のNPN形トランジスタQ1Aに流れる
定常電流i1 によつて生じるコレクタ電圧VC をコンパ
レータ6において所定基準電圧Vref と比較し、コレク
タ電圧VC が基準電圧Vref に一致するように出力電圧
OUT を制御することにより、定常電流i2 を一定に保
つようになされている。
【0010】ところが出力回路3の場合には、基準電圧
ref を発生する発生回路や出力段4と同じ構成の回路
5が必要となるため回路規模が大きくなると共に、配線
が長くなる関係から発振が生じる問題があつた。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して一段と簡易かつ小型の構成により製造
工程でのばらつきや温度変動によつて出力段の定常電流
2 が変動するおそれを回避することができる。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、第1のトランジスタQ1A及
び第2のトランジスタQ2より構成されるプツシユプル
出力段4を有する出力回路30において、第1のトラン
ジスタQ1Aに並列に接続されると共に、ベースで当該
第1のトランジスタQ1Aのベースに共通接続された第
3のトランジスタQ1Bと、一端で第3のトランジスタ
Q1Bのエミツタに接続されると共に、他端で第2のト
ランジスタQ2のベースに接続されるバイアス抵抗R1
と、バイアス抵抗R1及び第2のトランジスタQ2の接
続中点にコレクタで接続される第4のトランジスタQ3
2と、バイアス抵抗R1とほぼ同一の抵抗値を有し、一
端で第4のトランジスタQ32のエミツタに接続される
と共に、他端に所定電圧Vが供給される負荷抵抗R31
と、ベースで第4のトランジスタQ32のベースに共通
接続され、当該第4のトランジスタQ32とカレントミ
ラー回路を構成する第5のトランジスタQ31と、第5
のトランジスタQ31のエミツタにコレクタで接続され
ると共に、ベース及びエミツタに所定電圧Vが供給され
る第6のトランジスタQ33とを備え、負荷抵抗R31
には、第6のトランジスタQ33のベース・エミツタオ
ン電圧VBEが印加され、バイアス抵抗R31には、当該
ベース・エミツタオン電圧VBEによつて負荷抵抗R31
に流れる電流がバイアス電流i3 として供給されるよう
にする。
【0013】また第2の発明においては、第1のトラン
ジスタQ1A及び第2のトランジスタQ1Bより構成さ
れるプツシユプル出力段4を有する出力回路10におい
て、第1のトランジスタQ1Aに並列接続されると共
に、ベースで当該第1のトランジスタQ1Aのベースに
共通接続された第3のトランジスタQ1Bと、一端で第
3のトランジスタQ1Bのエミツタに接続されると共
に、他端で第2のトランジスタQ2のベースに接続され
るバイアス抵抗R1と、バイアス抵抗R1及び第2のト
ランジスタQ2のエミツタとの接続中点にコレクタで接
続される第4のトランジスタQ17と、一端で第4のト
ランジスタQ17のエミツタに接続されると共に、他端
に所定電圧Vが供給される第1の負荷抵抗R13と、ベ
ースで第4のトランジスタQ17のベースに共通接続さ
れ、当該第4のトランジスタQ17と第1のカレントミ
ラー回路13を構成する第5のトランジスタQ16と、
当該第5のトランジスタQ16のエミツタに一端で接続
され、他端に所定電圧Vが供給される第2の負荷抵抗R
12と、コレクタで第5のトランジスタQ16のコレク
タに接続される第6のトランジスタQ15と、ベースで
第6のトランジスタQ15のベースに共通接続され、当
該第6のトランジスタQ15と第2のカレントミラー回
路12を構成する第7のトランジスタQ14と、コレク
タで第7のトランジスタQ14のコレクタに接続される
第8のトランジスタQ12と、当該第8のトランジスタ
Q12のエミツタに一端で接続され、他端に所定電圧V
が供給されると共に、バイアス抵抗R1の抵抗値に対し
て第1及び第2のカレントミラー回路13及び12の電
流比m及びn倍の抵抗値(m・n・R1 )を有する第3
の負荷抵抗R11と、ベースで第8のトランジスタQ1
2のベースに共通接続され、当該第8のトランジスタQ
12と第3のカレントミラー回路13を構成する第9の
トランジスタQ11と、第9のトランジスタQ11のエ
ミツタにコレクタで接続されると共に、ベース及びエミ
ツタに所定電圧Vが供給される第10のトランジスタQ
13とを備え、第3の負荷抵抗R11には、第10のト
ランジスタQ13のベース・エミツタオン電圧が印加さ
れ、バイアス抵抗R1には、当該ベース・エミツタオン
電圧VBEによつて第3の負荷抵抗R11に流れる電流の
所定倍の電流がバイアス電流i3 として供給されるよう
にする。
【0014】さらに第3の発明においては、第1のトラ
ンジスタQ1A及び第2のトランジスタQ2より構成さ
れるプツシユプル出力段4を有する出力回路20におい
て、第1のトランジスタQ1Aに並列接続されると共
に、ベースで当該第1のトランジスタのベースに共通接
続された第3のトランジスタQ1Bと、一端で第3のト
ランジスタQ1Bのエミツタに接続されると共に、他端
で第2のトランジスタQ2のベースに接続されるバイア
ス抵抗R1と、バイアス抵抗R1及び第2のトランジス
タQ2のエミツタとの接続中点にコレクタで接続される
第4のトランジスタQ17と、一端で第4のトランジス
タQ17のエミツタに接続されると共に、他端に所定電
圧Vが供給される第1の負荷抵抗R13と、ベースで第
4のトランジスタQ17のベースに共通接続され、当該
第4のトランジスタQ17と第1のカレントミラー回路
13を構成する第5のトランジスタQ16と、当該第5
のトランジスタQ16のエミツタに一端で接続され、他
端に所定電圧Vが供給される第2の負荷抵抗R12と、
コレクタで第5のトランジスタQ16のコレクタに接続
される第6のトランジスタQ15と、ベースで第6のト
ランジスタQ15のベースに共通接続され、当該第6の
トランジスタQ15と第2のカレントミラー回路12を
構成する第7のトランジスタQ14と、コレクタで第7
のトランジスタQ14のコレクタに接続される第8のト
ランジスタQ12と、当該第8のトランジスタQ12の
エミツタに一端で接続され、バイアス抵抗R1の抵抗値
に対して第1及び第2のカレントミラー回路13及び1
2の電流比m及びn倍の抵抗値を有する第3の負荷抵抗
R11と、ベースで第8のトランジスタQ12のベース
に共通接続され、当該第8のトランジスタQ12と第3
のカレントミラー回路11を構成する第9のトランジス
タQ11と、第9のトランジスタQ11のエミツタにコ
レクタで接続され、エミツタに所定電圧Vが供給される
と共に、第3の負荷抵抗R11の他端が接続されるベー
スに所定バイアス電圧VREF が供給される第10のトラ
ンジスタQ13とを備え、第3の負荷抵抗R11には、
第10のトランジスタQ13のベース・エミツタオン電
圧VBEが印加され、バイアス抵抗R1には、当該ベース
・エミツタオン電圧VBEによつて第3の負荷抵抗R11
に流れる電流の所定倍の電流がバイアス電流i13として
供給されるようにする。
【0015】
【作用】第1の発明においては、負荷抵抗R31に第6
のトランジスタQ33のベース・エミツタオン電圧VBE
を印加し、当該ベース・エミツタオン電圧VBEによつて
バイアス抵抗R31に流れる電流をバイアス抵抗R1に
流れるバイアス電流i13として供給することにより、従
来に比して一段と簡易かつ小型な回路構成により、温度
変動によらず出力段4の定常電流i14が安定な出力回路
を得ることができる。
【0016】また第2及び第3の発明においては、第3
の負荷抵抗R11に第10のトランジスタQ13のベー
ス・エミツタオン電圧VBEを印加し、第1、第2及び第
3のカレントミラー回路13、12及び11を順次介し
て当該ベース・エミツタオン電圧VBEによつて第3の負
荷抵抗R11に流れる電流を所定倍した電流をバイアス
電流i13としてバイアス抵抗R1に供給することによ
り、従来に比して一段と簡易かつ小型な構成により、温
度変動によらず出力段4の定常電流i14が安定な出力回
路を得ることができる。
【0017】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0018】図4との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、10は全体として出力回路を示し、出力
段4を構成するPNP形トランジスタQ2に3段のカレ
ントミラー回路11、12、13が接続されるようにな
されている。ここで1段目のカレントミラー回路11は
一対のNPN形トランジスタQ11及びQ12で構成さ
れ、トランジスタQ11にはコレクタ側に接続された定
電流源14より定電流i0 が供給されるようになされて
いる。
【0019】またトランジスタQ11のエミツタ側に
は、出力段4を構成するPNP形トランジスタQ2と同
形または相似のPNP形トランジスタQ13が接続され
るようになされている。ここでトランジスタQ13のベ
ース及びエミツタはそれぞれ接地されており、当該トラ
ンジスタQ13のコレクタ−エミツタ間に発生する電圧
と同じ電圧V1 がトランジスタQ12のエミツタに接続
された負荷抵抗R11に印加されるようになされてい
る。
【0020】これによりトランジスタQ12には、次式
【数1】 で示す電流i11が流れるようになされている。
【0021】またトランジスタQ12のコレクタには、
一対のPNP形トランジスタQ14及びQ15で構成さ
れる2段目のカレントミラー回路12が接続され、トラ
ンジスタQ15にはトランジスタQ14に流れる電流i
11に対してn倍の電流i12(=n・i11)が流れるよう
になされている。
【0022】さらにトランジスタQ15のコレクタに
は、一対のNPN形トランジスタQ16及びQ17で構
成される3段目のカレントミラー回路13が接続され、
トランジスタQ16のエミツタには抵抗R12が接続さ
れている。これによりトランジスタQ17にはトランジ
スタQ16に流れる電流i12に対してm倍の電流i
13(=m・i12)が流れるようになされている。
【0023】ここで1段目のカレントミラー回路11を
構成するトランジスタQ12のエミツタに接続された負
荷抵抗R11の抵抗値は、第2及び第3段目のカレント
ミラー回路12及び13の電流比n及びmとバイアス抵
抗R1の抵抗値を用いて、次式
【数2】 の関係を有するように設定されている。
【0024】以上の構成において、第1段目のカレント
ミラー回路11の負荷抵抗R11の抵抗値をバイアス抵
抗R1に対して(2)式を満足するように設定し、定電
流源14に定電流i0 を流すと、出力段4のバイアス抵
抗R1には電流i3 が流れる。
【0025】ここでバイアス抵抗R1の両端に生じるバ
イアス電圧Vは、次式
【数3】 に示すように、第1段目のカレントミラー回路11の負
荷抵抗R11の両端に生じる電圧V1 に一致する。
【0026】このとき出力段4を構成するトランジスタ
Q1の両エミツタ電位は一致するため、PNP形トラン
ジスタQ2のベース−エミツタ間にはトランジスタQ1
3のベース−エミツタ間のベース、エミツタオン電圧と
同じ電圧が印加され、トランジスタQ2にはトランジス
タQ13に流れる電流i0 と同じ又は相似の定常電流i
14が流れる。
【0027】このようにトランジスタQ2及びQ13、
Q11及びQ12、Q14及びQ15、Q16及びQ1
7、Q1A及びQ1Bの特性がほぼ等しくなるように設
定すれば、出力段定常電流i14を集積回路の動作温度や
デバイス特性の絶対値によらずトランジスタQ13に流
れる定電流i0 に一致させることができる。
【0028】以上の構成によれば、プツシユプル出力回
路を構成するNPN形トランジスタQ1AとPNP形ト
ランジスタQ2のベース間のバイアス電圧をNPN形ト
ランジスタQ1Bのベース−エミツタ接続によるダイオ
ードとバイアス抵抗R1により与える出力回路10にお
いて、当該バイアス抵抗R1に流れる定常電流i13を第
1、第2及び第3段目のカレントミラー回路11、12
及び13により設定することにより、出力段に流れる定
常電流i14を製造工程でのばらつきや温度変化によらず
ほぼ一定にすることができる。
【0029】また以上の構成によれば、従来に比して回
路構成を一段と小型にできると共に消費電力を小さくす
ることができる。
【0030】なお上述の実施例においては、図1に示す
構成により出力段の定常電流i14を一定に制御する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、図1との対
応部分に同一符号を付して示す図2に示すように構成し
ても良い。
【0031】ここで出力回路20は、第1段目のカレン
トミラー回路11を構成するトランジスタQ12のエミ
ツタに接続された抵抗R11の他端をトランジスタQ1
3のベースに共通接続し、所定バイアスを与えることを
除いて同様の構成を有している。
【0032】因みにトランジスタQ13のベースに供給
されるベース電圧は、ベースに基準電圧VREF が供給さ
れるトランジスタQ21より流れる電流によつてエミツ
タ抵抗R21の両端に生じるバイアス電圧によつて与え
られる。
【0033】このときトランジスタQ13のコレクタ−
エミツタ間電圧VCEは、バイアス電圧によつて出力回路
10におけるコレクタ−エミツタ間電圧VCEに比して大
きくでき、トランジスタQ2のコレクタ−エミツタ間電
圧VCEに一段と近づけることができる。これによりトラ
ンジスタQ2及びQ13のアーリー効果が大きい場合に
もトランジスタQ2及びQ13にほぼ等しい電流i0
びi14を流すことができ、製造工程でのばらつきや温度
特性によらず定常電流i14を安定にすることができる。
【0034】また上述の実施例においては、出力段4を
構成するプツシユプル回路のバイアス抵抗R1に3段の
カレントミラー回路11、12及び13を介して流れる
バイアス電流を供給する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、図3に示すように、1段目のカレント
ミラー回路31に流れる電流をそのままバイアス抵抗R
1に流すようにしても良い。
【0035】ここでカレントミラー回路を構成する一対
のNPN形トランジスタQ31及びQ32のエミツタに
接続される負荷抵抗R31の抵抗値は、バイアス抵抗R
1の抵抗値と同じ値に設定されるようになされており、
これによりバイアス抵抗R1の両端には負荷抵抗R31
の両端にかかる電圧と同電圧が印加され、出力段の定常
電流i14を制御できるようになされている。
【0036】さらに上述の実施例においては、出力段4
を構成するプツシユプル回路のバイアス抵抗R1に3段
のカレントミラー回路11、12及び13を接続する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、2段のカ
レントミラー回路を接続する場合等にも広く適用し得
る。
【0037】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、プツシユ
プル出力段を構成する第1のトランジスタと第2のトラ
ンジスタのベース間に与えられるバイアス電圧をバイア
ス抵抗により与える出力回路において、当該バイアス抵
抗に流れる定常電流をカレントミラー回路により設定す
ることにより、出力段に流れる定常電流を製造工程での
ばらつきや温度変化によらずほぼ一定にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による出力回路の実施例を示す接続図で
ある。
【図2】他の実施例における出力回路を示す接続図であ
る。
【図3】他の実施例における出力回路を示す接続図であ
る。
【図4】従来の出力回路の説明に供する接続図である。
【図5】従来の出力回路の説明に供する接続図である。
【符号の説明】
1、3、10、20、30……出力回路、2、14……
定電流源、11、12、13、31……カレントミラー
回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のトランジスタ及び第2のトランジス
    タより構成されるプツシユプル出力段を有する出力回路
    において、 上記第1のトランジスタに並列接続されると共に、ベー
    スで当該第1のトランジスタのベースに共通接続された
    第3のトランジスタと、 一端で上記第3のトランジスタのエミツタに接続される
    と共に、他端で上記第2のトランジスタのベースに接続
    されるバイアス抵抗と、 上記バイアス抵抗及び上記第2のトランジスタのエミツ
    タとの接続中点にコレクタで接続される第4のトランジ
    スタと、 上記バイアス抵抗とほぼ同一の抵抗値を有し、一端で上
    記第4のトランジスタのエミツタに接続されると共に、
    他端に所定電圧が供給される負荷抵抗と、 ベースで上記第4のトランジスタのベースに共通接続さ
    れ、当該第4のトランジスタとカレントミラー回路を構
    成する第5のトランジスタと、 上記第5のトランジスタのエミツタにコレクタで接続さ
    れると共に、ベース及びエミツタに上記所定電圧が供給
    される第6のトランジスタとを具え、上記負荷抵抗に
    は、上記第6のトランジスタのベース・エミツタオン電
    圧が印加され、 上記バイアス抵抗には、当該ベース・エミツタオン電圧
    によつて上記負荷抵抗に流れる電流がバイアス電流とし
    て供給されることを特徴とする出力回路。
  2. 【請求項2】第1のトランジスタ及び第2のトランジス
    タより構成されるプツシユプル出力段を有する出力回路
    において、 上記第1のトランジスタに並列接続されると共に、ベー
    スで当該第1のトランジスタのベースに共通接続された
    第3のトランジスタと、 一端で上記第3のトランジスタのエミツタに接続される
    と共に、他端で上記第2のトランジスタのベースに接続
    されるバイアス抵抗と、 上記バイアス抵抗及び上記第2のトランジスタのエミツ
    タとの接続中点にコレクタで接続される第4のトランジ
    スタと、 一端で上記第4のトランジスタのエミツタに接続される
    と共に、他端に所定電圧が供給される第1の負荷抵抗
    と、 ベースで上記第4のトランジスタのベースに共通接続さ
    れ、当該第4のトランジスタと第1のカレントミラー回
    路を構成する第5のトランジスタと、 当該第5のトランジスタのエミツタに一端で接続され、
    他端に上記所定電圧が供給される第2の負荷抵抗と、 コレクタで上記第5のトランジスタのコレクタに接続さ
    れる第6のトランジスタと、 ベースで上記第6のトランジスタのベースに共通接続さ
    れ、当該第6のトランジスタと第2のカレントミラー回
    路を構成する第7のトランジスタと、 コレクタで上記第7のトランジスタのコレクタに接続さ
    れる第8のトランジスタと、 当該第8のトランジスタのエミツタに一端で接続され、
    他端に上記所定電圧が供給されると共に、上記バイアス
    抵抗の抵抗値に対して上記第1及び第2のカレントミラ
    ー回路の電流比倍の抵抗値を有する第3の負荷抵抗と、 ベースで上記第8のトランジスタのベースに共通接続さ
    れ、当該第8のトランジスタと第3のカレントミラー回
    路を構成する第9のトランジスタと、 上記第9のトランジスタのエミツタにコレクタで接続さ
    れると共に、ベース及びエミツタに上記所定電圧が供給
    される第10のトランジスタとを具え、上記第3の負荷
    抵抗には、上記第10のトランジスタのベース・エミツ
    タオン電圧が印加され、 上記バイアス抵抗には、当該ベース・エミツタオン電圧
    によつて上記第3の負荷抵抗に流れる電流の所定倍の電
    流がバイアス電流として供給されることを特徴とする出
    力回路。
  3. 【請求項3】第1のトランジスタ及び第2のトランジス
    タより構成されるプツシユプル出力段を有する出力回路
    において、 上記第1のトランジスタに並列接続されると共に、ベー
    スで当該第1のトランジスタのベースに共通接続された
    第3のトランジスタと、 一端で上記第3のトランジスタのエミツタに接続される
    と共に、他端で上記第2のトランジスタのベースに接続
    されるバイアス抵抗と、 上記バイアス抵抗及び上記第2のトランジスタのエミツ
    タとの接続中点にコレクタで接続される第4のトランジ
    スタと、 一端で上記第4のトランジスタのエミツタに接続される
    と共に、他端に所定電圧が供給される第1の負荷抵抗
    と、 ベースで上記第4のトランジスタのベースに共通接続さ
    れ、当該第4のトランジスタと第1のカレントミラー回
    路を構成する第5のトランジスタと、 当該第5のトランジスタのエミツタに一端で接続され、
    他端に上記所定電圧が供給される第2の負荷抵抗と、 コレクタで上記第5のトランジスタのコレクタに接続さ
    れる第6のトランジスタと、 ベースで上記第6のトランジスタのベースに共通接続さ
    れ、当該第6のトランジスタと第2のカレントミラー回
    路を構成する第7のトランジスタと、 コレクタで上記第7のトランジスタのコレクタに接続さ
    れる第8のトランジスタと、 当該第8のトランジスタのエミツタに一端で接続され、
    上記バイアス抵抗の抵抗値に対して上記第1及び第2の
    カレントミラー回路の電流比倍の抵抗値を有する第3の
    負荷抵抗と、 ベースで上記第8のトランジスタのベースに共通接続さ
    れ、当該第8のトランジスタと第3のカレントミラー回
    路を構成する第9のトランジスタと、 上記第9のトランジスタのエミツタにコレクタで接続さ
    れ、エミツタに上記所定電圧が供給されると共に、上記
    第3の負荷抵抗の他端が接続されるベースに所定バイア
    ス電圧が供給される第10のトランジスタとを具え、上
    記第3の負荷抵抗には、上記第10のトランジスタのベ
    ース・エミツタオン電圧が印加され、 上記バイアス抵抗には、当該ベース・エミツタオン電圧
    によつて上記第3の負荷抵抗に流れる電流の所定倍の電
    流がバイアス電流として供給されることを特徴とする出
    力回路。
JP4037021A 1992-01-28 1992-01-28 出力回路 Pending JPH05206742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4037021A JPH05206742A (ja) 1992-01-28 1992-01-28 出力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4037021A JPH05206742A (ja) 1992-01-28 1992-01-28 出力回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05206742A true JPH05206742A (ja) 1993-08-13

Family

ID=12486004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4037021A Pending JPH05206742A (ja) 1992-01-28 1992-01-28 出力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05206742A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0727424B2 (ja) 定電流源回路
KR100251576B1 (ko) 기준 전압 발생기
JPH04315207A (ja) 電源回路
JP2001084043A (ja) 半導体装置
JPH1124769A (ja) 定電流回路
JP2001117654A (ja) 基準電圧発生回路
JPH1084227A (ja) 基準電圧発生器
JP3461276B2 (ja) 電流供給回路およびバイアス電圧回路
CN112306129B (zh) 参考电压产生电路
JPH05206742A (ja) 出力回路
JPH0851321A (ja) 電流発生装置及び電流発生方法
JPH03117015A (ja) エミッタ結合マルチバイブレータ回路
JP3910608B2 (ja) バッファ回路及びプッシュプル・バッファ回路
JPH0851324A (ja) バッファアンプ
KR100399962B1 (ko) 전류원 회로
JP4476265B2 (ja) プッシュプル・バッファ回路及び演算増幅回路
JPH09128079A (ja) 定電流発生回路
JPH04245313A (ja) 定電圧回路
JPS63182723A (ja) 基準電圧発生回路
JPS62182819A (ja) 電源回路
JP2001507150A (ja) 高効率ベース電流ヘルパ
JP2554682B2 (ja) 定電流発生回路
JPH06260925A (ja) レベルシフト回路
JPH1195850A (ja) 定電圧発生回路
JPH08102627A (ja) 半導体集積回路