JP4476265B2 - プッシュプル・バッファ回路及び演算増幅回路 - Google Patents

プッシュプル・バッファ回路及び演算増幅回路 Download PDF

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本発明は、信号伝達回路およびこれを用いた、プッシュプル・バッファ等の回路デバイスに関するものである。
一般的な半導体プロセスにおいては、PNPトランジスタは、NPNトランジスタと比べてその構造上から、速度や電流供給能力などで劣っている。このため、そのようなプロセスにおいてプッシュプル・バッファを構成する場合、NPNトランジスタのみを出力段に用いることが一般的である。
図9および図10には、従来のプッシュプル・バッファの回路構成の例を示しており、出力段がNPNトランジスタのみで構成されている。詳細には、図9に示したプッシュプル・バッファでは、NPNトランジスタQ1と定電流源I2とは、基準のベース−エミッタ間電圧Vbe1を形成するための回路を構成し、そして出力段は、プッシュ側NPNトランジスタQ2とプル側NPNトランジスタQ7とで構成されている。このバッファの残りの部分は、プル側NPNトランジスタQ7を制御する制御部を構成している。この制御部が構成するフィードバック回路においては、PNPトランジスタQ3,Q4およびNPNトランジスタQ5,Q6および定電流源I1で構成される差動アンプにより、NPNトランジスタQ1とQ2のベース−エミッタ間電圧VbeQ1およびVbeQ2の間の差を検出して、この差を表す大きさの電流を発生してQ5に流す。Q5は、このコレクタ電流IcQ5の大きさを、これに依存する大きさのコレクタ電圧VcQ5に変換する。コレクタ電圧VcQ5は、出力段のプル側Q7のベース−エミッタ間電圧VbeQ7となって、Q7のコレクタ電流IcQ7の大きさを制御することにより、プッシュプル動作を実現している。
しかし、図9に示した回路構成の場合、制御部内の差動アンプの末端のQ5のコレクタのインピーダンスは非常に高い。このことにより、Q5は、これを流れるコレクタ電流IcQ5から、あるゲインでコレクタ電圧VcQ5を発生する。このコレクタ電圧VcQ5は、Q7のベース−エミッタ間電圧VbeQ7となり、そしてQ7のベース−エミッタ間電圧とコレクタ電流IcQ7との間には指数関数特性が存在するため、Q5のコレクタ電圧VcQ5が変化すると、プル側トランジスタQ7のコレクタ電流IcQ7も大きく変化して、このコレクタ電流のダイナミックレンジは広くなる。このように、図9のバッファ回路構成では、バッファの高い電流駆動能力を実現できるという長所がある。その一方で、Q3のコレクタ・ノードはQ5のコレクタとQ7のベースに接続されているが、このノードはインピーダンスが高く、Q7のベースにおけるこの高インピーダンス・ノードの存在は、Q3のベース−コレクタ間に寄生する容量や、Q7のベース−コレクタ間に寄生する容量やこれのミラー効果容量とが組み合わさることにより、制御部の回路時定数を大きくする。この大きな回路時定数は、低い周波数に極を発生し、これにより高い周波数における位相の遅れを増大させてしまい、回路の高い周波数における安定性が低くなる。特に、プッシュプル・バッファの出力端子OUTに大きな容量性負荷が接続された場合、容量性負荷による位相遅れの増大と上記のQ3のコレクタ・ノードにおける位相遅れの増大とにより位相余裕が減少し、発振に至ってしまう場合がある。さらに、このバッファの回路安定性の低さは、回路動作の高速化を困難にする原因ともなる。このため、従来のプッシュプル・バッファ回路は、大きな容量性負荷が接続される用途に用いることは困難である。
一方、図10に示した回路構成のプッシュプル・バッファの場合、図9に示したものとほぼ同じ構成を備えているが、異なっているのは、差動アンプの末端にあるQ5のベースとコレクタの接合部が、低インピーダンス・ノードを構成している点である。この低インピーダンス・ノードにより、Q7のベース電圧は、図9のものと比べ低く、Q5のほぼ一定のVbe電圧に等しくなっている。図10のこの回路構成では、制御部内におけるこの低インピーダンス・ノードは、制御部が構成するフィードバック回路の時定数を低くする。この結果、高い周波数における安定性が高く、回路動作の高速化が容易である、という長所がある。しかし、上記の低インピーダンス・ノードは、Q5を流れるコレクタ電流IcQ5から発生するQ5のベース電圧、したがってQ7のベース電圧は低く、しかもほぼ一定値となって大きく変化しない。言い換えれば、Q5とQ7のカレントミラー接続により、Q5のコレクタ電流IcQ5とQ7のコレクタ電流IcQ7間の電流ゲインは1である。これにより、プル側トランジスタQ7のコレクタ電流IcQ7のダイナミックレンジは、Q5のコレクタ電流IcQ5のダイナミックレンジに等しく、しかもQ5のコレクタ電流IcQ5のダイナミックレンジは、これを含む差動アンプの一方の岐路に流れる電流の可変範囲(I1の1/2からI1までの範囲)により制限される。結果として、バッファの電流駆動能力が低いという問題がある。この低電流駆動能力の点は、Q5とQ7のカレントミラー接続で、Q5のコレクタ電流のn倍のミラー電流をQ7が流すように構成しても、Q7のコレクタ電流のダイナミックレンジは変わらないため、解消できない。
上記のように、従来のプッシュプル・バッファにおいては、回路安定性と電流駆動能力とは、互いにトレードオフとなっていた。
したがって、本発明の目的は、回路安定性と高電流駆動能力の双方を実現するのに適した信号伝達回路を提供することである。
本発明の別の目的は、このような信号伝達回路を含む回路デバイスを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、このような回路デバイスを備えたプッシュプル・バッファ等のバッファを提供することである。
本発明のその他の目的は、以下の説明から明かとなる。
本発明の1つの形態によれば、本発明が提供する信号伝達回路は、信号を電流で伝達する電流伝達回路を備え、該電流伝達回路が、信号電流を、第1基準電流を介して伝達すること、を特徴とする。前記電流伝達回路は、前記信号電流を、前記第1基準電流の第1部分に転写する電流転写回路と、前記第1基準電流の前記第1部分を伝達する出力電流経路と、を備えることができる。前記電流転写回路は、第1の電流分岐回路であって、前記信号電流を第2基準電流の第1部分へ転写し、前記第2基準電流の前記第1部分以外が第2部分である、前記の第1の電流分岐回路と、第2の電流分岐回路であって、前記第2基準電流の前記第2部分を、前記第1基準電流の前記第1部分以外の第2部分へ転写することにより、前記信号電流が、前記第1基準電流の前記第1部分へ転写される、前記の第2の電流分岐回路と、を備えることができる。前記第1電流分岐回路は、前記第2基準電流を通す第1岐路と、前記第2基準電流の前記第1部分を通す第2岐路と、前記第2基準電流の前記第2部分を通す第3岐路と、を備え、前記第2電流分岐回路は、前記第1基準電流を通す第1岐路と、前記第1基準電流の前記第2部分を通す第2岐路と、前記第1基準電流の前記第1部分を通す第3岐路と、を備えることができる。前記第2基準電流の前記第1部分は、ゼロから前記第2基準電流の大きさまでの範囲で変化可能とし、前記第1基準電流の前記第1部分は、前記第1基準電流と前記第2基準電流との差から、前記第1基準電流の大きさまでの範囲で変化可能とすることができる。前記信号伝達経路は、入力端に位置する、電圧に依存した信号電流を発生する電圧−電流変換回路と、出力端に位置する、前記信号電流に依存した電圧を発生する電流−電圧変換回路と、を含むようにできる。前記電流伝達回路は、少なくとも1つのノードを含み、該少なくとも1つのノードの各々は、低インピーダンスを有する低インピーダンス・ノードとすることができる。前記低インピーダンス・ノードは、当該ノードに、前記3端子デバイスの低インピーダンスを呈する低インピーダンス電極が少なくとも1つ接続されるようにすることができる。前記3端子デバイスは、バイポーラ・トランジスタまたはMOSトランジスタとすることができる。
本発明の別の形態によれば、本発明が提供する回路デバイスは、上述の信号伝達回路を備えたこと、を特徴とする。前記回路デバイスは、バッファとしたり、演算増幅回路や基準電圧源の出力段として用いたりできる。
本発明のさらに別の形態によれば、本発明が提供する回路デバイスは、第1回路と、第1回路に接続した第2回路であって、上述の信号伝達回路を備えた、前記の第2回路と、を備える。前記第2回路は、前記第1回路に対するフィードバック回路を構成するようにできる。前記フィードバック回路は、前記第1回路における所定のパラメータの変動を低減するように動作するものとできる。前記所定のパラメータの変動は、前記パラメータの基準値からの誤差とすることができる。 前記所定のパラメータは、3端子デバイスに関連する電圧とすることができる。前記3端子デバイスに関連する電圧は、バイポーラ・トランジスタのベース−エミッタ間電圧、またはMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧とすることができる。また、前記第1回路は、基準電圧と、該基準電圧に一致させるべき所定の電圧を呈するノードを備えたバッファ回路とし、前記第2回路は、前記所定の電圧を前記基準電圧に一致させるように動作する回路とすることができる。前記第1回路は、基準電圧と、該基準電圧に一致させるべき所定の電圧を呈するノードを備えたプッシュプル・バッファ回路とし、前記第2回路は、前記所定の電圧を前記基準電圧に一致させるように動作する回路とすることができる。
本発明のさらに別の形態によれば、本発明が提供するバッファは、第1電圧フォロワ回路であって、該第1電圧フォロワ回路の出力に接続された可変の電流源を備え、該第1電圧フォロワ回路の出力がバッファの出力端子に接続された、前記の第1電圧フォロワと、第2電圧フォロワ回路であって、該第2電圧フォロワ回路の出力に接続された定電流源を備えた、前記の第2電圧フォロワ回路と、前記第1電圧フォロワ回路の出力と前記第2電圧フォロワ回路の出力との間の電位差に応答して、前記第1電圧フォロワ回路の前記可変電流源を制御する制御回路であって、信号を電流の形態で伝達する上述の信号伝達回路を含む、前記の制御回路と、を備える。
本発明のさらに別の形態によれば、本発明が提供するプッシュプル回路は、入力信号を受ける入力端子と、出力信号を供給する出力端子と、前記入力端子に電気的に接続され、前記出力端子に電流を供給するための第1の回路と、前記入力端子に電気的に接続され、第1のノードに電流を供給するための、前記第1のノードと第2のノードとの間に接続された第2の回路と、前記出力端子と前記第1のノードとの間に電気的に接続され、前記出力端子と前記第1のノードとの間の電圧を電流に変換して第1の電流として供給するための第3の回路と、前記第2のノードに第1の定電流を供給するための第1の定電流源と、前記第1のノードに第2の定電流を供給するための第2の定電流源と、前記第1の定電流と前記第2の定電流との差である第2の電流と前記第1の電流との加算電流を供給する第4の回路と、前記加算電流に応じた電流を前記出力端子に供給する第5の回路と、を備える。前記加算電流の電流範囲は、前記第2の電流の大きさと前記第1の定電流の大きさとの間とすることができる。
本発明によれば、低インピーダンスを有しかつ電流のダイナミックレンジが広い信号伝達回路を実現できる。また、この信号伝達回路を用いることにより、従来トレードオフとなっていた、高い回路安定性と高い電流駆動能力(出力電流の広いダイナミックレンジ)の双方を同時に実現することができる。さらに、この実現は、簡単な回路構成で可能となるため、コストを低減することもできる。
以下、図面を参照して、本発明についてその幾つかの実施形態で詳細に説明する。
図1は、本発明の1実施形態による信号伝達回路Aを示すブロック図である。図示のように、この信号伝達回路Aは、電圧−電流変換回路1と、電流伝達回路3と、電流−電圧変換回路5とを備え、そして電流伝達回路3は、電流転写回路30と出力電流経路32とを備えている。詳細には、電圧−電流変換回路1は、電圧形態の信号を入力に受け、そしてこの電圧を電流に変換して電流形態の信号を出力に発生する。この信号電流Isは、電流伝達回路3の入力に結合され、そして電流伝達回路3は、その信号電流を第1基準電流I1を介して伝達して出力に発生する。この第1基準電流I1を介して伝達された電流は、電流−電圧変換回路5の入力に結合され、そして電流−電圧変換回路5は、この伝達された電流を、電圧に変換して電圧形態の信号を出力に発生する。
より詳しくは、図2も参照しながら説明すると、電流伝達回路3の電流転写回路30は、受けた信号電流Isを、第1基準電流I1の第1電流部分I1−1に転写して、この第1電流部分I1−1を出力に発生する。この第1電流部分が入力に結合される出力電流経路32は、この第1電流部分I1−1を出力に伝達する。
本発明の1実施形態では、電流転写回路30は、第1の電流分岐回路300と第2の電流分岐回路302とを備えている。第1電流分岐回路300は、外部あるいは内部に設けた電流源からの第2基準電流I2を受け、そして信号電流Isを第2基準電流I2の第1電流部分I2−1へ転写して出力に発生する。このとき、第2基準電流の第1電流部分I2−1以外は、第2電流部分I2−2となる。言い換えれば、第1電流分岐回路300は、電流演算を行うものであって、第2基準電流I2から信号電流Isに相当する第1電流部分I2−1を減算して第2電流部分I2−2を形成するという演算を行う。第2電流分岐回路302は、外部あるいは内部に設けた電流源からの第1基準電流I1を受け、そして第1電流分岐回路300から受けた第2基準電流I2の第2部分I2−2を、第1基準電流I1の第1電流部分以外の第2電流部分I1−2へ転写することにより、信号電流Isが、第1基準電流I1の第1電流部分I1−1へ転写されるようにする。言い換えれば、第2電流分岐回路302も、電流演算を行うものであって、第1基準電流I1から第2電流部分I2−2に相当する第2電流部分I1−2を減算して第1電流部分I1−1を形成するという演算を行う。尚、第1基準電流I1が第2基準電流I2よりも大きい場合、第1電流部分I1−1には、その差分α(=I2−I1)が含まれる。以上のようにして信号電流Isが転写された第1電流部分I1−1は、第2電流分岐回路302から出力される。この出力された第1電流部分I1−1は、上記のように出力電流経路32の入力に結合され、そしてこの経路を通して出力される。
図2からも分かるように、電流伝達回路3においては、信号電流IsはI2の大きさからゼロまでの範囲で変化することができ、そしてIsを含む第1電流部分I1−1は、I1(I1−1maxとする)からα(I1−1minとする)までの範囲で変化することができる。したがって、電流伝達回路3が伝達できる電流のダイナミックレンジDRは、
[数1]
DR=(I1−1max)/(I1−1min)=I1/α
となる。この場合、αがゼロに近づくにつれダイナミックレンジDRは大きくなり、そしてαをほぼゼロにしたときには、ダイナミックレンジDRは無限大にまですることができる。このように、本発明の信号伝達回路Aでは、低インピーダンス経路である電流伝達回路を使って電流のダイナミックレンジを大きくすることができる。
尚、図1の信号伝達回路Aの実施形態において、電流転写回路30での転写は、図2にも示したように1対1の関係でのマッピングを行うものであるが、1以外のゲインでマッピングを行うようにすることもできる。また、この電流伝達回路30においては、その電流伝達経路は、この電流伝達回路の動作に影響を与える有意な電流経路において実現されていれば良い。したがって、場合によっては、電流伝達回路が、その電流伝達経路以外の電流分岐または電流経路を含んでいても良い。そのような電流分岐ないし電流経路には、電流伝達を実施する回路の動作に必要な電流分岐または意図しない電流分岐や、伝達すべき電流のダイナミックレンジに有意な影響を与えない程度の電流分岐、などが含まれる。例えば、トランジスタのベース電流、漏れ電流等である。さらに、図2では、出力電流経路32を単一の電流経路として図示したが、第2電流分岐回路302からの第1電流部分I1−1をそのまま伝達する単一の電流経路であることは必ずしも必要ではない。したがって、出力電流経路32が、複数の岐路のうちの1つの岐路であって、この岐路が、受けた第1電流部分I1−1に大きさが比例した電流を流せる比例型のものであれば足りる。このような岐路であっても、単一の場合と同様に、広い電流ダイナミックレンジを実現することができる。さらにまた、図1の構成において、信号が電流の形態で供給される場合には、電圧−電流変換回路1は不要であり、また、信号を電流の形態で出力する必要がある場合には、電流−電圧変換回路5も不要である。
図3は、図1の信号伝達回路Aを用いた回路デバイスBを示している。回路デバイスBは、任意の回路デバイスとすることができ、そしてその回路デバイス内における種々の信号伝達経路のうちの少なくとも1つを、図1の信号伝達回路Aで構成している。図1の信号伝達回路Aは、回路デバイスBにおける、主たる信号の伝達経路部分、または主となる回路に使用することができる。あるいは、信号伝達回路Aは、回路デバイスBの従たる信号の伝達経路部分に使用することもできる。従たる信号伝経路としては、例えば、回路デバイスBにおける、フィードバック回路や、各種の補償回路における信号伝達経路がある。さらにまた、信号伝達回路Aは、回路デバイスB内において、広い電流ダイナミックレンジと低インピーダンス経路の双方の実現が求められるような、その他の任意の信号伝達経路にも使用することができる。
次に、図4を参照して、回路デバイスBをより具体化した1実施形態の回路デバイスCについて説明する。図示した回路デバイスCは、第1回路である主回路7と、第2回路であるフィードバック回路9とを備えている。フィードバック回路9は、入力が、主回路7内のある箇所(例えば主回路7の出力端子)に結合し、そして出力が主回路7内の別の箇所(例えば、主回路7の入力端子またはその入力端子と出力端子との間の任意の箇所)に結合している。図4の実施形態では、フィードバック回路9に、図1の信号伝達回路Aを備えている。このような構成とすることにより、フィードバック回路9部分における時定数を低くするとともに、フィードバック回路部分における信号電流のダイナミックレンジを大きくすることができる。この結果、フィードバック回路と主回路7とが組み合わさった回路全体の時定数を低くすることにより、所要の信号ダイナミックレンジを確保しつつ、回路デバイスCの回路動作の安定性を高めることができる。
次に、図5を参照して、図4の回路デバイスCをより具体化したプッシュプル・バッファDについて説明する。図示のように、プッシュプル・バッファDは、入力端子INおよび出力端子OUTと、NPNトランジスタQ1,Q2,Q4およびQ5と、PNPトランジスタQ3と、2つの定電流源I1およびI2と、1つの定電圧源E1と、そして1つの抵抗器R1とで構成されている。
詳細には、プッシュプル・バッファは、大きく分けて、出力部と、プル側回路制御部とで構成されている。出力部は、トランジスタQ2とQ5を備えている。Q2は、エミッタフォロワを構成するものであって、ベースが入力端子INに接続され、コレクタ−エミッタ回路が電源電圧Vccと出力端子OUTとの間に接続されて、出力端子OUTに電流を供給するプッシュ側回路を構成する。一方、Q5は、コレクタ−エミッタ回路が出力端子OUTとグランドとの間に接続されて、出力端子OUTから電流を引き込むプル側回路を構成する。このQ5は、ベース電圧により制御される可変電流源として機能する。プッシュプル・バッファDの残りの回路は、プル側回路制御部であり、これは、プル側回路であるQ5を制御することによって、出力端子OUTから引き込む電流の大きさを制御する。
詳細には、このプル側回路制御部は、大きく分けて、基準電圧発生部と、信号伝達回路部とで構成している。基準電圧発生部は、Q1を備え、このQ1は、ベースが入力端子INに接続され、コレクタ−エミッタ回路が電源電圧Vccとグランドとの間に結合されていて、エミッタフォロワを構成する。Q1のエミッタはノードN1と、そしてそのコレクタはノードN2とも呼ぶ。ノードN1の電圧は、入力端子INの電圧VinからQ1のベース−エミッタ間電圧VbeQ1だけ低い電圧であって、Q2のエミッタ電圧に対する基準電圧として作用する。Q2のエミッタ電圧は、同じく入力端子INの電圧VinからQ2のベース−エミッタ間電圧VbeQ2だけ低い電圧である。尚、このVbeQ2の値は、Q2のコレクタしたがってエミッタを流れる電流の大きさに依存し、したがって出力端子OUTから引き込まれる電流が大きくなるにつれて減少する。Q1のVbeQ1は、このQ2のVbeQ2と比べると、比較的一定である。
次に、信号伝達回路部は、図1の信号伝達回路Aと同様に、電圧−電流変換部と、電流伝達回路部と、電流−電圧変換部とで構成されている。詳細には、電圧−電流変換部は、出力端子OUTとノードN1との間に接続した抵抗器R1で構成され、そして電流伝達回路部は、ノードN1と、定電流源I2およびI1と、ノードN2と、Q3およびQ4と、定電圧源E1とで構成されている。また、電流−電圧変換部は、Q4のベース−エミッタ間接合により構成されている。抵抗器R1は、出力端子OUTに接続される負荷によってQ1,Q2のVbeに差が生じると、出力端子OUTとノードN1との間に電圧差が発生し、これにより図示のように電圧差に応じた大きさの電流IR1が流れる。電流伝達回路は、この電流IR1を伝達するように作用する。尚、無負荷状態においては、トランジスタQ1,Q2の電流密度が等しくなるように定電流I1,I2の大きさを決定するため、2つのVbeQ1とVbeQ2は等しくなり、抵抗器R1に電流は流れない。
詳細には、電流伝達回路部は、上述の実施形態と同様に、第1電流分岐回路と、第2電流分岐回路と、出力電流経路とで構成されている。すなわち、ノードN1は、抵抗器R1の一端と、Q1のエミッタと、電流源I2の一端(他端はグランドに接続)とに接続されており、このノードが第1電流分岐回路を構成している。このノードN1には、電流IR1と、Q1のエミッタ電流IeQ1が流入し、定電流I2が流出する。尚、エミッタ電流IeQ1は、Q1のベース電流を無視すると、コレクタ電流IcQ1と等しいと考えることができる。また、ノードN2は、Q1のコレクタと、定電流源I1の一端(他端は電源電圧Vccに接続)と、Q3のエミッタとに接続され、このノードが第2電流分岐回路を構成する。このノードN2には、定電流I1が流入し、Q1のコレクタ電流IcQ1とQ3のエミッタ電流IeQ3が流出する。出力電流経路を構成しているのは、Q3のエミッタ−コレクタ間回路とQ4のベース−エミッタ間回路である。Q3のベースは、定電圧源E1に接続され、コレクタはノードN3に接続されている。定電圧源E1の電圧値は、入力端子INの電圧Vinの大きさに拘わらず、Q3を常にオン状態にするのに必要な大きさのものである。Q4は、コレクタとベースがノードN3に接続され、そしてエミッタがグランドに接続されている。さらに、Q4は、ベースがプル側トランジスタQ5のベースにも接続されている。Q4とQ5は、カレントミラー回路を構成する。この結果、Q4のコレクタを流れる電流に対応した大きさの電流がQ5のコレクタを流れることになる。Q4とQ5のトランジスタサイズが等しい場合、Q4のコレクタ電流とQ5のコレクタ電流とは等しくなる。ここで、ノードN3には、Q3のコレクタ電流IcQ3が流入し、そしてQ4のベース電流IbQ4が流出する。尚、Q3、Q4のベースを無視すると、IcQ3は、エミッタ電流IeQ3と等しいと考えることができる。このため、Q5のコレクタ電流IcQ5は、Q3のコレクタ電流IcQ3と大きさが等しくなる。
次に、図2も参照して、以上の構成をもつプッシュプル・バッファDの動作について説明する。尚、図5の回路における各電流と図2の各電流との対応関係は、以下の通りである。
[表1]
I1 → 第1基準電流I1
IeQ3 → 第1電流部分I1−1
IcQ1 → 第2電流部分I1−2
I2 → 第2基準電流I2
R1 → 第1電流部分I2−1
IeQ1 → 第2電流部分I2−2

図2からも分かるように、信号電流IR1は、ノードN1での電流分岐によりI2の第1部分に転写され、そしてI2のうちの転写された第1部分の残りの第2部分であるIeQ3が、ノードN2での電流分岐によって、さらに定電流I1の第2部分であるIcQ1に転写される。これにより、信号電流IR1は、I1のその転写された第2部分の残りである第1部分であるIeQ3に最終的に転写されることになる。ここで、IeQ3は、必ずしも電流IR1の大きさと等しくある必要はない。例えば、I1がI2よりも大きい場合、前述のように、正のα(=I1−I2)が生じる。仮に、I1>I2の場合には、図2にも示したように、電流IR1は、最大でI2の大きさから、最小でゼロ(これは、出力端子OUTの電圧とノードN1の電圧とが等しい場合に生じる)にまで変化することができる。この結果、コレクタ電流IcQ3は、最大でI1の大きさから、最小でαの大きさまで変化することができる。αを小さくすれば、図2でも説明したように、コレクタ電流IcQ3のダイナミックレンジを無限大にまで拡大できることが分かる。このことは、Q4とQ5のカレントミラー接続により、プル側トランジスタQ5のコレクタ電流IcQ5のダイナミックレンジを無限大にまで拡大できることも意味する。図10の従来の回路構成と対比すると分かるように、図10の差動構成のアンプでは、Q5には、I1の1/2からI1までの範囲(ダイナミックレンジは狭い)の電流しか供給できず、しかもQ5を流れる電流から発生するQ5のベース電圧、したがってQ7のベース電圧は低く、図9の回路構成におけるように電流を電圧に変換する過程で大きなダイナミックレンジを実現することもできないこととは対照的である。
以上のように、図5のプッシュプル・バッファDにおいては、出力端子OUTを流れる電流のダイナミックレンジを大きくすることができる。しかも、この広い電流ダイナミックレンジを、電流伝達回路を用いて実現できている。すなわち、電流伝達回路部において、ノードN1は、Q1のエミッタに接続しており、ノードN2はQ3のエミッタに接続しており、ノードN3はQ4のベースとコレクタが互いに接続されたベース−コレクタ接合部に接続している。当該分野においては、トランジスタのコレクタは高インピーダンスを呈するが、トランジスタのエミッタ、およびベース−コレクタ接合部は、それぞれ低インピーダンスを呈することが知られている。このことから、電流伝達回路内のノードN1,N2,N3は、すべて低インピーダンス・ノードであることが分かる。したがって、電流伝達回路部は、全体として信号電流に対し低インピーダンスを有し、そして従来のプッシュプル・バッファのようなインピーダンスの高いノードが存在しないため、プル側回路制御部全体の時定数を非常に小さく維持することができ、結果として低周波の極を発生させることはなく、高い回路安定性が実現される。したがって、この高い回路安定性をもつ本発明のプッシュプル・バッファでは、出力端子OUTに大きな容量性負荷が接続されたときにも、位相余裕の減少が少ないために発振の可能性は少なく、これにより、高速動作をすることができる。また、本発明のプッシュプル・バッファでは、大きな負荷容量(従来回路では発振の可能性が高いため用いることのできなかったような大きさのもの)が接続されるような場合においても、出力バッファとして用いることもできる。
次に、図6を参照して、別の実施形態のプッシュプル・バッファEについて説明する。尚、図5の要素と対応する要素、電流、電圧には、同じ記号を用いている。図示のように、プッシュプル・バッファEは、図5の回路とほぼ同じであり、異なっているのは、トランジスタQ2を、互いにコレクタ−エミッタ路が並列に接続した3つのNPNトランジスタQ2a,Q2b,Q2cで構成し、同様に、トランジスタQ5を、互いにコレクタ−エミッタ路が並列に接続した3つのNPNトランジスタQ5a,Q5b,Q5cで構成して、図5と比べ3倍の電流を出力端子OUTを通して流せるようにしている点である。これにより、例えば出力端子OUTから引き込む電流と比べると、コレクタ電流IcQ3の大きさを1/3にすることができる。図5に示したのバッファにおいて大きな電流駆動能力が必要な場合、定電流I1,I2もそれに応じて大きな値にしなくてはならないため、バッファ全体の消費電流が大きくなってしまう。これに対し、図6のこのプッシュプル・バッファEでは、図5と同じ電流駆動能力を1/3のコレクタ電流IcQ3で実現できるため、それに応じて定電流I1,I2を小さくすることができ、消費電力を小さくすることができる。尚、図示例では、並列接続の個数として3個の場合について例示したが、それより多くしたり少なくしたりしても良い。
次に、図7を参照して、図5のプッシュプル・バッファを用いた演算増幅回路Fについて説明する。尚、図5と対応する要素、電流、電圧には、同じ記号を用いている。図示のように、演算増幅回路Fは、図5の回路と大部分同じであり、異なっているのは、演算増幅器OPAを追加した点である。すなわち、演算増幅器OPAの非反転入力を入力端子INに接続し、反転入力を出力端子OUTに接続し、そして出力をQ1およびQ2のベースに接続している。言い換えれば、演算増幅器OPAの出力段として図5のプッシュプル・バッファを使用することにより、高い電流駆動能力を持った電圧バッファが実現されている。この図7の演算増幅回路Fは、Vinが固定値の場合には、高い電流駆動能力を持った定電圧源として機能する。
ここで、図7の演算増幅回路Fでは、図5のバッファを備えた例を示したが、図6のバッファを代わりに備えるようにしても良い。また、図7に示した演算増幅回路Fでは、演算増幅器OPAの外にプッシュプル・バッファを設けた電圧バッファの例を示したが、任意の演算増幅回路内に設ける出力段として、図5のプッシュプル・バッファを用いるようにすることもできる。
次に、図8を参照して、別の実施形態のプッシュプル・バッファGについて説明する。尚、図5と対応する要素、電流、電圧には、同じ記号を用いている。図示したプッシュプル・バッファGは、図5のものとは回路構成が同じであり、異なっている点は、バイポーラ・トランジスタの代わりにMOSトランジスタを使用している点のみである。すなわち、NPNトランジスタおよびPNPトランジスタを、それぞれNMOSトランジスタM1,M2,M4,M5およびPMOSトランジスタM3に置換している。このようにMOSトランジスタに置換しても、図5のプッシュプル・バッファと同様の動作を実現することができる。尚、回路動作の考え方は、図5のものと同じであるため、詳細な説明は省略する。
図8に示したプッシュプル・バッファGには、図6と同様の変更(すなわち、M2およびM5における、MOSトランジスタのドレイン−ソース路の並列接続)を行うこともできる。また、このようなMOSトランジスタ形式のプッシュプル・バッファを、図7の回路あるいは上述したその他の回路に用いるようにすることもできる。
以上に、本発明の幾つかの実施形態について詳細に説明したが、当業者には理解されるように、本発明によるプッシュプル・バッファを、電圧バッファとして使用したりあるいは定電圧源として使用することもできる。また、上記の実施形態では、電圧−電流変換回路として抵抗器の場合について例示したが、MOSトランジスタ等のその他の抵抗手段を代わりに使用するようにもできる。さらに、図示または上述したプッシュプル・バッファ等の回路は、本発明の信号伝達回路の応用例のほんの一例に過ぎず、その他の各種の回路に応用できることは、当業者には明かである。
図1は、本発明の1実施形態による信号伝達回路を示すブロック図。 図2は、図1の電流伝達回路の詳細を示す回路図と、この回路を流れる電流の関係を示す図。 図3は、図1の信号伝達回路を用いた回路デバイスを示すブロック図。 図4は、図3の回路デバイスをより具体化した1実施形態の回路デバイスを示すブロック図。 図5は、図4の回路デバイスをより具体化した1実施形態のプッシュプル・バッファを示す回路図。 図6は、本発明の別の実施形態のプッシュプル・バッファを示す回路図。 図7は、図5のプッシュプル・バッファを用いた1実施形態の演算増幅回路を示す回路図。 図8は、本発明の別の実施形態のプッシュプル・バッファを示す回路図。 図9は、従来のプッシュプル・バッファの回路構成の1例を示す回路図。 図10は、従来のプッシュプル・バッファの回路構成の別の例を示す回路図。
符号の説明
1 電圧−電流変換回路
3 電流伝達回路
5 電流−電圧変換回路
7 主回路
9 フィードバック回路

Claims (13)

  1. 第1のノードに電圧を供給するための第1の回路と、
    入力信号が供給される入力端子に電気的に接続され、出力端子に電流を供給するための第2の回路と、
    上記出力端子に電流を供給するための第3の回路と、
    上記第1のノードと上記出力端子との間の電圧差を電流として検出する第4の回路と、
    上記第4の回路で検出された電流に応じた電流を上記第3の回路に供給するための第5の回路と、
    を有し、
    上記第5の回路から供給される電流によって上記第3の回路が上記出力端子に供給する電流が制御されるプッシュプル・バッファ回路であって、
    上記第1のノードの電圧が下がると上記第4の回路が上記出力端子から上記第1のノードに対して信号電流を供給し、
    当該信号電流に応答して上記第5の回路が上記信号電流に応じた電流を上記第3の回路に供給し、
    上記信号電流に応じた電流に応答して上記第3の回路が上記出力端子から電流を引き込む、
    前記プッシュプル・バッファ回路
  2. 上記第1の回路が上記入力端子に電気的に接続されている請求項1に記載のプッシュプル・バッファ回路。
  3. 上記第1、第2回路がそれぞれ第1、第2トランジスタで構成され
    上記第3の回路が、互いに制御端子が接続された第3及び第4のトランジスタを含むカレントミラー回路で構成され
    請求項1又は2に記載のプッシュプル・バッファ回路。
  4. 上記第1、第2、第3、第4のトランジスタがそれぞれnpnトランジスタである請求項3に記載のプッシュプル・バッファ回路。
  5. 上記第3のトランジスタが上記出力端子に接続され、上記第4のトランジスタが上記第5の回路に接続され、上記カレントミラー回路が上記第5の回路から供給される電流よりも大きな駆動電流を上記出力端子に供給する、
    請求項3又は4に記載のプッシュプル・バッファ回路。
  6. 上記第4の回路が抵抗素子を有する請求項1乃至5の何れかに記載のプッシュプル・バッファ回路。
  7. 上記第5の回路が、
    上記第1の回路に電流を供給するための第1の電流源と、
    上記第1のノードに電流を供給するための第2の電流源と、
    を有する請求項1乃至6の何れかに記載のプッシュプル・バッファ回路。
  8. 上記第5の回路が、上記第1の電流源と上記第1のトランジスタとの接続中点と上記第4のトランジスタとの間に電気的に接続された第5のトランジスタを有する請求項7に記載のプッシュプル・バッファ回路。
  9. 上記第5の回路が、上記第5のトランジスタの制御端子に所定の電圧を供給する電圧源を更に有する請求項8に記載のプッシュプル・バッファ回路。
  10. 定常状態において、上記第1のトランジスタに流れる電流と上記第2の電流源に流れる電流とが等しい請求項7乃至9の何れかに記載のプッシュプル・バッファ回路。
  11. 上記第1の電流源に流れる電流と上記第1のトランジスタに流れる電流との差電流が上記第5のトランジスタに供給される請求項8乃至10の何れかに記載のプッシュプル・バッファ回路。
  12. 請求項1乃至11の何れかに記載のプッシュプル・バッファ回路と、
    第1の入力が上記出力端子に接続され、出力が上記入力端子に接続され、第2の入力に信号が供給されるオペアンプと、
    を有する演算増幅回路。
  13. 上記第1の入力が反転入力端子であり、上記第2の入力が非反転入力端子である請求項12に記載の演算増幅回路。
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