JPH05205976A - アルミ電解コンデンサ - Google Patents

アルミ電解コンデンサ

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Publication number
JPH05205976A
JPH05205976A JP4010676A JP1067692A JPH05205976A JP H05205976 A JPH05205976 A JP H05205976A JP 4010676 A JP4010676 A JP 4010676A JP 1067692 A JP1067692 A JP 1067692A JP H05205976 A JPH05205976 A JP H05205976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
aluminum electrolytic
electrolytic capacitor
main body
resin case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4010676A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Miyazawa
久男 宮澤
Minoru Yoshinaka
實 芳中
Mitsugi Izawa
貢 伊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4010676A priority Critical patent/JPH05205976A/ja
Publication of JPH05205976A publication Critical patent/JPH05205976A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音質劣化を招くこともなく、高音質の音楽再
生を実現することができるアルミ電解コンデンサを提供
することを目的とする。 【構成】 金属ケース12内にコンデンサ素子11を装
備することにより構成されたコンデンサ本体14を内装
する有底筒状の樹脂ケース15を備え、この樹脂ケース
15とコンデンサ本体14との隙間にテトラポット状の
酸化亜鉛の三次元ウイスカーを混合させた充填材16を
入れて、コンデンサ本体14を位置決め固定することに
より、外部からの振動やアルミ電解コンデンサ自身から
発生する微振動の伝搬をテトラポット状の酸化亜鉛の三
次元ウイスカーを混合した充填材16によって低減させ
る構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響用電子機器などに利
用されるアルミ電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、AV機器は高音質化、高画質化指
向をめざして開発が進んでいる。その中で機器に使用さ
れている各種電子部品においても高音質化をめざした開
発が行われている。特にアルミ電解コンデンサにおいて
は新しい要素技術が開発され高音質化が進んでいる。
【0003】従来のこの種のアルミ電解コンデンサは、
図3に示すように弁作用金属箔を粗面化した後、陽極酸
化により誘電体酸化皮膜を形成したものを陽極箔とし、
この陽極箔と、これに対極する陰極箔とをセパレータを
介して巻回することにより、コンデンサ素子1を構成
し、そしてこのコンデンサ素子1に駆動用電解液を含浸
させるとともに、このコンデンサ素子1をアルミニウム
材よりなる有底円筒状の金属ケース2内に収納し、この
金属ケース2の開口部に内部の駆動用電解液が蒸発しな
いように封口体(図示せず)を装着することにより構成
していた。3,4はコンデンサ素子1に接続された陽極
端子および陰極端子である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構造のアルミ電解コンデンサにおいては、音響
用電子機器などに実装した場合、トランスなどの外部か
ら発生する振動や、コンデンサ素子1自身から発生する
微振動に対して、図3に示す金属ケース2の有底部に設
置した樹脂天板5や金属ケース2の外側を被覆している
樹脂チューブ6などが振動をおこして、音楽信号の伝送
や電源部のフィルター部の電力供給などにおいて、振動
による高調波歪成分が加わり、これにより音質劣化を招
くという問題点を有していた。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、音質劣化を招くことのないアルミ電解コンデンサを
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のアルミ電解コンデンサは、金属ケース内にコ
ンデンサ素子を装備することにより構成されたコンデン
サ本体を内装する有底筒状の樹脂ケースを備え、この樹
脂ケースと前記コンデンサ本体の隙間にテトラポット状
の酸化亜鉛の三次元ウイスカーを混合させた充填材を入
れることにより、コンデンサ本体を位置決め固定したも
のである。
【0007】
【作用】上記構成のアルミ電解コンデンサによれば、コ
ンデンサ本体を有底筒状の樹脂ケース内に装備した構造
において、樹脂ケースとコンデンサ本体との隙間にテト
ラポット状の酸化亜鉛の三次元ウイスカーを混合させた
充填材を入れているため、振動を減衰させることがで
き、これにより、トランスなどから発生する外部からの
振動や、コンデンサ素子自身から発生する微振動に対し
ても、振動伝搬を確実に低減させることができ、またコ
ンデンサ本体を構成する金属ケースは一般にアルミニウ
ムにより構成されるが、このアルミニウムよりなる金属
ケースの共鳴振動もテトラポット状の酸化亜鉛の三次元
ウイスカーを混合させた充填材により低減させることが
できるため、この共鳴振動の影響により発生する高調波
歪成分を低減でき、その結果、このアルミ電解コンデン
サを音響用電子機器に使用した場合は、音質劣化を招く
こともなく、高音質の音楽を再生することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。
【0009】図1において、11はアルミニウムなどの
弁作用金属箔を粗面化した後、陽極酸化により誘電体酸
化皮膜を形成したものを陽極箔とし、この陽極箔と、こ
れに対極する陰極箔とをセパレータを介して巻回するこ
とにより構成したコンデンサ素子で、このコンデンサ素
子11には駆動用電解液が含浸され、そしてこのコンデ
ンサ素子11は有底円筒状の金属ケース12内に収納さ
れ、かつこの金属ケース12の開口部を駆動用電解液が
蒸発しないように封口材13で封止してコンデンサ本体
14を構成している。
【0010】15は前記コンデンサ本体14を内装する
有底円筒状の樹脂ケースで、この樹脂ケース15とコン
デンサ本体14の隙間にテトラポット状の酸化亜鉛の三
次元ウイスカーを10%〜20%混合した充填材16を
入れることにより、前記コンデンサ本体14を位置決め
固定している。また、前記樹脂ケース15の下端部に
は、電子機器などへの実装を容易にするために装着部1
7を設けている。18は樹脂ケース15の側壁に複数個
設けられた補強用リブ、19は樹脂ケース15の開口部
を閉塞する蓋、20,21はコンデンサ素子11に接続
された陽極端子および陰極端子である。
【0011】上記のように構成された本発明のアルミ電
解コンデンサは、コンデンサ本体14を内装する円筒状
の樹脂ケース15とコンデンサ本体14との隙間にテト
ラポット状の酸化亜鉛の三次元ウイスカーを10%〜2
0%混合させた充填材16を入れて、コンデンサ本体1
4を位置決め固定しているため、トランスなどから発生
する外部からの振動や、コンデンサ素子11自身から発
生する微振動も、テトラポット状の酸化亜鉛の三次元ウ
イスカーを10%〜20%混合させた充填材16により
効果的に減衰させることができる。
【0012】図2(a),(b)は上記のように構成さ
れた本発明のアルミ電解コンデンサと、従来のアルミ電
解コンデンサの振動減衰特性を測定した結果を示したも
のである。
【0013】この図2(a),(b)から明らかなよう
に、図2(a)に示す本発明のアルミ電解コンデンサ
は、図2(b)に示す従来のアルミ電解コンデンサに比
較して振動減衰能力が優れているものである。
【0014】このようにアルミ電解コンデンサの振動減
衰能力を持たせることにより、AV機器などにこのアル
ミ電解コンデンサを実装した場合は、トランスなどから
発生する外部からの振動やコンデンサ素子11自身から
発生する微振動に対しても、その振動を効果的に低減さ
せることができるため、AV機器などにおける音楽の再
生において、豊かな艶のある高音質の音楽再生を実現で
きるものである。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明のアルミ電解コンデ
ンサは、コンデンサ本体を有底筒状の樹脂ケースに装備
した構造において、コンデンサ本体と樹脂ケースとの隙
間にテトラポット状の酸化亜鉛の三次元ウイスカーを混
合させた充填材を入れているため、振動を減衰させるこ
とができ、これにより、トランスなどから発生する外部
からの振動や、コンデンサ素子自身から発生する微振動
に対しても振動伝搬を確実に低減させることができ、ま
たコンデンサ本体を構成する金属ケースは一般にアルミ
ニウムにより構成されるが、このアルミニウムよりなる
金属ケースの共鳴振動もテトラポット状の酸化亜鉛の三
次元ウイスカーを混合させた充填材により低減させるこ
とができるため、この共鳴振動の影響により発生する高
調波歪成分も低減させることができ、その結果、このア
ルミ電解コンデンサを音響用電子機器に使用した場合
は、音質劣化を招くこともなく、高音質の音楽を再生す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアルミ電解コンデンサ
の一部断面正面図
【図2】(a)本発明のアルミ電解コンデンサにおける
振動減衰特性図 (b)従来のアルミ電解コンデンサにおける振動減衰特
性図
【図3】従来例を示すアルミ電解コンデンサの一部破断
斜視図
【符号の説明】
11 コンデンサ素子 12 金属ケース 14 コンデンサ本体 15 樹脂ケース 16 充填材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ケース内にコンデンサ素子を装備する
    ことにより構成されたコンデンサ本体を内装する有底筒
    状の樹脂ケースを備え、この樹脂ケースと前記コンデン
    サ本体との隙間にテトラポット状の酸化亜鉛の三次元ウ
    イスカーを混合させた充填材を入れることにより、前記
    コンデンサ本体を位置決め固定したアルミ電解コンデン
    サ。
JP4010676A 1992-01-24 1992-01-24 アルミ電解コンデンサ Pending JPH05205976A (ja)

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JP4010676A JPH05205976A (ja) 1992-01-24 1992-01-24 アルミ電解コンデンサ

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JP4010676A JPH05205976A (ja) 1992-01-24 1992-01-24 アルミ電解コンデンサ

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JPH05205976A true JPH05205976A (ja) 1993-08-13

Family

ID=11756868

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JP4010676A Pending JPH05205976A (ja) 1992-01-24 1992-01-24 アルミ電解コンデンサ

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JP (1) JPH05205976A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227366A (ja) * 2006-01-26 2007-09-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイン形電気化学セル

Cited By (1)

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