JP3391158B2 - アルミ電解コンデンサ - Google Patents

アルミ電解コンデンサ

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JP3391158B2
JP3391158B2 JP21438695A JP21438695A JP3391158B2 JP 3391158 B2 JP3391158 B2 JP 3391158B2 JP 21438695 A JP21438695 A JP 21438695A JP 21438695 A JP21438695 A JP 21438695A JP 3391158 B2 JP3391158 B2 JP 3391158B2
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美紀 香月
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音響用電子機器などに利
用されるアルミ電解コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のアルミ電解コンデンサは
図3に示すような構成になっていた。すなわち、1はコ
ンデンサ素子で、このコンデンサ素子1は粗面化された
アルミニウム箔の表面に陽極酸化により誘電体酸化皮膜
を形成した陽極箔と、これと対極する粗面化されたアル
ミニウム箔よりなる陰極箔とをその間にセパレータを介
在させて巻回することにより構成し、かつ前記陽極箔と
陰極箔にはリード部材2a,2bを接続している。そし
て、このコンデンサ素子1には駆動用電解液が含浸され
るとともに、このコンデンサ素子1は有底円筒状の金属
ケース3内に収納している。4は内部の駆動用電解液が
蒸発しないように金属ケース3の開口部に装着されて金
属ケース3の開口部を封口する封口体で、この封口体4
の内面側には前記コンデンサ素子1より導出されたリー
ド部材2a,2bが接続され、かつ封口体4の外面側に
は前記リード部材2a,2bと接続されるリード端子5
a,5bが取付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のアルミ電解コンデンサの構造においては、この
アルミ電解コンデンサを音響用電子機器などに実装して
使用した場合、音響用電子機器などに搭載されているト
ランスなどの外部から発生する振動やアルミ電解コンデ
ンサ自身の微振動などにより、有底円筒状の金属ケース
3内に収納されたコンデンサ素子1が振動を起こし、そ
してこの振動がリード部材2a,2bとリード端子5
a,5bを通じて他の信号回路に伝わるなど、音楽信号
の伝達に影響を与えて音質劣化を招くことがあるという
問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、音響用電子機器に利用した場合、トランスなどの外
部から発生する振動やアルミ電解コンデンサ自身の微振
動などによるコンデンサ素子からの振動を効果的に吸収
することができて、音質劣化を招くこともなく、高音質
の音楽再生を図ることができるアルミ電解コンデンサを
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のアルミ電解コンデンサは、リード部材をそれ
ぞれ接続した陽極箔と陰極箔をその間にセパレータを介
在させて巻回することにより構成されたコンデンサ素子
と、このコンデンサ素子に含浸される駆動用電解液と、
前記コンデンサ素子を収納する有底筒状の金属ケース
と、この金属ケースの開口部を封口する封口体と、前記
コンデンサ素子より導出され、かつ封口体の内面側に接
続されるリード部材折り曲げ部と、このリード部材折り
曲げ部に接続され、かつ前記封口体の外面側に取付けら
れたリード端子とを備え、前記リード部材折り曲げ部の
折り曲げ空間にゴム片を挿入したものである。
【0006】
【作用】上記構成のアルミ電解コンデンサによれば、コ
ンデンサ素子より導出され、かつ金属ケースの開口部を
封口する封口体の内面側に接続されるリード部材折り曲
げ部の折り曲げ空間にゴム片を挿入しているため、この
アルミ電解コンデンサを音響用電子機器などに実装して
使用した場合に、音響用電子機器などに搭載されている
トランスなどの外部から発生する振動やアルミ電解コン
デンサ自身の微振動などにより、金属ケース内に収納さ
れたコンデンサ素子が振動を起こしたとしても、その振
動はリード部材折り曲げ部の折り曲げ空間に挿入された
ゴム片によって効果的に吸収することができ、これによ
り、音響用電子機器などの音楽信号の伝達などへの影響
も少なくすることができるため、音質劣化を招くことも
なく、高音質の音楽再生を図ることができるものであ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1は本発明の一実施例のアルミ電解コ
ンデンサの一部断面正面図を示し、また図2は同コンデ
ンサにおけるコンデンサ素子と封口体との接続状態を示
したものである。この図1、図2において、11はコン
デンサ素子で、このコンデンサ素子11は粗面化された
アルミニウム箔の表面に陽極酸化により誘電体酸化皮膜
を形成した陽極箔と、これと対極する粗面化されたアル
ミニウム箔よりなる陰極箔とをその間にセパレータを介
在させて巻回することにより構成し、かつ前記陽極箔と
陰極箔にはリード部材12を接続している。そして、こ
のコンデンサ素子11には駆動用電解液が含浸されると
ともに、このコンデンサ素子11は有底円筒状の金属ケ
ース13内に収納している。14は内部の駆動用電解液
が蒸発しないように金属ケース13の開口部に装着され
て金属ケース13の開口部を封口する封口体で、この封
口体14の内面側には前記コンデンサ素子11より導出
されたリード部材折り曲げ部12aが接続されている。
15は前記封口体14の外面側に取付けられたリード端
子で、このリード端子15は前記リード部材折り曲げ部
12aに接続されている。16は前記リード部材折り曲
げ部12aの折り曲げ空間に挿入された弾性を有するゴ
ム片で、このゴム片16は駆動用電解液に対する耐薬品
性も有するブチルゴムなどにより構成されている。
【0008】上記した本発明の一実施例におけるアルミ
電解コンデンサは、封口体14の内面側に接続されるリ
ード部材折り曲げ部12aの折り曲げ空間に弾性を有す
るゴム片16を挿入しているため、このアルミ電解コン
デンサを音響用電子機器などに実装して使用した場合
に、音響用電子機器などに搭載されているトランスなど
の外部から発生する振動やアルミ電解コンデンサ自身の
微振動などにより、金属ケース13内に収納されたコン
デンサ素子11が振動を起こしたとしても、その振動は
リード部材折り曲げ部12aの折り曲げ空間に挿入され
た弾性を有するゴム片16によって効果的に吸収するこ
とができ、これにより、音響用電子機器などの音楽信号
の伝達などへの影響も少なくすることができるため、音
質劣化を招くこともなく、高音質の音楽再生を図ること
ができる。
【0009】なお、上記本発明の一実施例においては、
リード部材折り曲げ部12aの折り曲げ空間に弾性を有
するゴム片16を挿入したものについて説明したが、こ
のゴム片16以外の例えば、ポリプロピレン、テフロン
などの弾性を有する樹脂片をリード部材折り曲げ部12
aの折り曲げ空間に挿入した場合においても、上記一実
施例と同様の作用効果を有するものである。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明のアルミ電解コンデ
ンサは、コンデンサ素子より導出され、かつ金属ケース
の開口部を封口する封口体の内面側に接続されるリード
部材折り曲げ部の折り曲げ空間にゴム片または樹脂片を
挿入しているため、このアルミ電解コンデンサを音響用
電子機器などに実装して使用した場合に、音響用電子機
器などに搭載されているトランスなどの外部から発生す
る振動やアルミ電解コンデンサ自身の微振動などによ
り、金属ケース内に収納されたコンデンサ素子が振動を
起こしたとしても、その振動はリード部材折り曲げ部の
折り曲げ空間に挿入されたゴム片または樹脂片によって
効果的に吸収することができ、これにより、音響用電子
機器などの音楽信号の伝達などへの影響も少なくするこ
とができるため、音質劣化を招くこともなく、高音質の
音楽再生を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアルミ電解コンデンサ
の一部断面正面図
【図2】同アルミ電解コンデンサにおけるコンデンサ素
子と封口体との接続状態を示す側面図
【図3】従来のアルミ電解コンデンサを示す一部断面正
面図
【符号の説明】
11 コンデンサ素子 12 リード部材 12a リード部材折り曲げ部 13 金属ケース 14 封口体 15 リード端子 16 ゴム片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/048 H01G 9/008 H01G 9/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード部材をそれぞれ接続した陽極箔と
    陰極箔をその間にセパレータを介在させて巻回すること
    により構成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素
    子に含浸される駆動用電解液と、前記コンデンサ素子を
    収納する有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開
    口部を封口する封口体と、前記コンデンサ素子より導出
    され、かつ封口体の内面側に接続されるリード部材折り
    曲げ部と、このリード部材折り曲げ部に接続され、かつ
    前記封口体の外面側に取付けられたリード端子とを備
    え、前記リード部材折り曲げ部の折り曲げ空間にゴム片
    を挿入したことを特徴とするアルミ電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 リード部材をそれぞれ接続した陽極箔と
    陰極箔をその間にセパレータを介在させて巻回すること
    により構成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素
    子に含浸される駆動用電解液と、前記コンデンサ素子を
    収納する有底筒状の金属ケースと、この金属ケースの開
    口部を封口する封口体と、前記コンデンサ素子より導出
    され、かつ封口体の内面側に接続されるリード部材折り
    曲げ部と、このリード部材折り曲げ部に接続され、かつ
    前記封口体の外面側に取付けられたリード端子とを備
    え、前記リード部材折り曲げ部の折り曲げ空間に弾性を
    有する樹脂片を挿入したことを特徴とするアルミ電解コ
    ンデンサ。
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