JPH05205962A - ソレノイドコイルの端末処理方法 - Google Patents

ソレノイドコイルの端末処理方法

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Publication number
JPH05205962A
JPH05205962A JP4012566A JP1256692A JPH05205962A JP H05205962 A JPH05205962 A JP H05205962A JP 4012566 A JP4012566 A JP 4012566A JP 1256692 A JP1256692 A JP 1256692A JP H05205962 A JPH05205962 A JP H05205962A
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JP
Japan
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terminal
lead wire
pressure contact
winding
wire
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Withdrawn
Application number
JP4012566A
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English (en)
Inventor
Takeshi Muraoka
武 村岡
Hitoshi Yonezawa
均 米沢
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH05205962A publication Critical patent/JPH05205962A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソレノイドコイルの端末処理を容易且つ正確
且つ簡単に行う。リード線の絶縁被覆を巻線との結合側
においては剥離する必要がなくてリード線の長さの違い
に容易に対応する。 【構成】 圧接端子1の2股状となった圧接部2をリー
ド線3に食い込ませて圧接部2を芯線4に電気的に接続
すると共に圧接端子1を端子板5に結合して端子板ブロ
ック6を形成する。端子板ブロック6をコイルボビン7
に巻線8を巻いて巻線8外面に絶縁テープ20を巻き付
けた後のコイルボビン7外周に配置して巻線8の端部を
圧接端子1の巻線接続部9に結合する。その後に端子板
ブロック6の外側からコイルボビン6に外装テープ10
を巻く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソレノイドコイルの端
末処理方法、具体的にはソレノイドコイルにおいて巻線
の端部をリード線に接続するための技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ソレノイドコイルの端末の処理方法とし
ては、従来図19乃至図22のようにして行っていた。
すなわち、まず、コイルボビン7に巻線8を巻付けた
後、図19のように絶縁テープ20を巻付け、その後、
図20のように所定長さに切断したリード線3(ここで
リード線3の両端の絶縁被覆12は各々所定の長さ剥か
れている)を1本ずつ固定し、巻き始め線8a、巻き終
わり線8bである巻線8の端部をそれぞれリード線3に
からげることで結合し、その後に半田付けをし、次に、
図21のようにリード線3の半田付け部を折り曲げ、次
に、図22に示すように外装テープ10を巻いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来例においては、リード線3が各々独立しているの
で、巻線後1本ずつ位置決めを必要とすると共にリード
線3がずれやすいという問題があった。また、半田付け
後に引っ張り強度確保のためリード線3の半田付け部を
折り曲げるが、折り曲げた際に巻き始め及び巻き終わり
の引出し線の位置が不安定となったり、力が加わったり
して短絡や断線し易くなるという問題がある。また、外
装テープ10をしっかり巻かないとリード線、折り曲げ
部が浮いたりして仕上がり状態にバラツキが生じるとい
う問題がある。更に、通常、リード線3の両端部は絶縁
被覆を剥いて所定の長さに切断しているが、このため、
リード線3の長さを変更する際、片側を切断し、絶縁被
覆12を剥く必要がある。また、図19乃至図22に示
す従来例のものは2線式の場合を示したが3線式の場合
は2線式に比べてより以上に組み立て作業性が悪くなる
という問題があった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、ソレノ
イドコイルの端末処理が容易且つ正確に行え、作業性が
向上し、またリード線の絶縁被覆を巻線との結合側にお
いては剥離する必要がなくてリード線の長さの違いに容
易に対応できるソレノイドコイルの端末処理方法を提供
するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成するため、本発明のソレノ
イドコイルの端末処理方法は、圧接端子1の2股状とな
った圧接部2をリード線3に食い込ませて圧接部2を芯
線4に電気的に接続すると共に圧接端子1を端子板5に
結合して端子板ブロック6を形成し、この端子板ブロッ
ク6をコイルボビン7に巻線8を巻いて巻線8外面に絶
縁テープ20を巻き付けた後のコイルボビン7外周に配
置して巻線8の端部を圧接端子1の巻線接続部9に結合
し、その後に端子板ブロック6の外側からコイルボビン
6に外装テープ10を巻くことを特徴とするものであ
る。
【0006】また、複数の圧接端子1を一体に取付けた
コイルボビン6に巻線8を巻いた後に巻線8外面に絶縁
テープ20を巻付け、コイルボビン6より突出した圧接
端子1の一端部の巻線接続部9に巻線8の端部を結合
し、圧接端子1の他端部の2股状となった圧接部2にリ
ード線3をはめ込むと共にコイルボビン7に端子カバー
11を取付けて端子カバー11によりリード線3を圧接
部2の奥側に押し込んで芯線4を圧接部2に電気的に接
続する方法であってもよい。また、この場合、リード線
3をあらかじめ端子カバー11に組み込み、この端子カ
バー11をコイルボビン6に取付けて端子カバー11に
組み込んだリード線3の端部を圧接端子1の他端部の2
股状となった圧接部2にはめ込むと共にリード線3を圧
接部2の奥側に押し込んで芯線8を圧接部2に電気的に
接続する方法としてもよいものである。
【0007】
【作用】圧接端子1の2股状となった圧接部2をリード
線3に食い込ませて圧接部2を芯線4に電気的に接続す
ると共に圧接端子1を端子板5に結合して端子板ブロッ
ク6を形成し、この端子板ブロック6をコイルボビン7
に巻線8を巻いて巻線8外面に絶縁テープ20を巻き付
けた後のコイルボビン7外周に配置して巻線8の端部を
圧接端子1の巻線接続部9に結合し、その後に端子板ブ
ロック6の外側からコイルボビン6に外装テープ10を
巻くものにおいては、端子板ブロック6として一体化し
ているので巻線後における固定が容易となるものであ
り、またリード線3が圧接端子1を介して端子板5と結
合してあることで、リード線の引っ張り強度を確保で
き、従来のように引っ張り強度の確保のためリード線を
折り曲げる必要がなくなったものである。また、端子板
5に複数の圧接端子1を介して複数のリード線3を取付
けておくことで、複数のリード線3がずれないようにで
きるものである。また、圧接端子1の圧接部2をリード
線3に食い込ませて芯線4に電気的に接続するので、リ
ード線3の長さの違いに対してはリード線3の端部を切
断するのみでよくて絶縁被覆12をそのつど剥き取る作
業が必要でなくなるものである。
【0008】また、複数の圧接端子1を一体に取付けた
コイルボビン6に巻線8を巻いた後に巻線8外面に絶縁
テープ20を巻付け、コイルボビン6より突出した圧接
端子1の一端部の巻線接続部9に巻線8の端部を結合
し、圧接端子1の他端部の2股状となった圧接部2にリ
ード線3をはめ込むと共にコイルボビン7に端子カバー
11を取付けて端子カバー11によりリード線3を圧接
部2の奥側に押し込んで芯線4を圧接部2に電気的に接
続するものにおいては、圧接部2をリード線3をはめ込
むと共に端子カバー11を取付けるという作業で簡単に
リード線3をコイルボビン6に一体化した圧接端子1に
接続できるようになったものである。そして、圧接端子
1をコイルボビン6にインサート成形により一体化して
あるため、リード線3の接続をソレノイドの製造の途中
で行うことができるのはもちろん、ソレノイドを完成し
た後であってもリード線3の接続が可能となるものであ
る。更にまた、圧接端子1の圧接部2にリード線3に食
い込ませて芯線4に電気的に接続するので、リード線3
の長さの違いに対してはリード線3の端部を切断するの
みでよくて絶縁被覆12をそのつど剥き取る作業が必要
でなくなるものである。また、端子カバー11を取外し
自在とした場合にはリード線の長さ変更が可能となるも
のである。更に、コイルボビン6に埋設一体化した圧接
端子1の一端部の巻線接続部9に巻線8の端部を結合す
ることで、リード線3の圧接端子1への接続とは関係な
く巻線8の巻線加工と同時に巻線の端部の引出し線を巻
線接続部9に自動的にからげて接続することができるよ
うになったものである。
【0009】そして、リード線3をあらかじめ端子カバ
ー11に組み込み、この端子カバー11をコイルボビン
6に取付けて端子カバー11に組み込んだリード線3の
端部を圧接端子1の他端部の2股状となった圧接部2に
はめ込むと共にリード線3を圧接部2の奥側に押し込ん
で芯線8を圧接部2に電気的に接続するものにおいて
は、リード線3を引っ張っても直接圧接部2に力が加わ
らないようにできるものである。
【0010】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1乃至図7には本発明の一実施例が示し
てある。図1には本発明において用いる端子板ブロック
6が示してある。この端子板ブロック6はを組み立てる
には図2に示すような圧接端子1を使用する。すなわ
ち、圧接端子1は図2に示すようにL形片13の縦片の
下端かた縦片の上端を経て横片の略中央部まで切り込ん
であってこの部分を2股状の圧接部2としてあり、ま
た、L形片13の横片の先端から巻線接続部9が連出し
てある。2股状の圧接部2の下端開口部は下方ほど幅が
広くなったテーパ案内縁14となっており、テーパ案内
縁14よりも奥の圧接部2の溝幅はリード線3の芯線4
の径と同じかまたは少し短いものであり、テーパ案内縁
14でガイドしてリード線3を2股状の圧接部2の奥側
にはめ込むと2股状の圧接部2の縁の刃部がリード線3
の絶縁被覆12に食い込んで芯線4に電気的に接続され
るようになっている。また、この場合、絶縁被覆12に
2股状の圧接部2の縁の刃部が食い込むことで、圧接端
子1とリード線3とが機械的にも結合されることにな
る。そして、端子板5に2個で一組となった挿入孔15
を複数組(図に示す実施例では2線式なので2組)設け
てあり、図3の状態から図4に示すようにリード線3に
2股状の圧接部2をはめ込んで2股状の圧接部2の縁の
刃部をリード線3の絶縁被覆12に食い込ませて芯線4
に電気的に接続すると共に2股状の圧接部2の先端部を
端子板5の2個で一組となった挿入孔15に挿入し、次
に、図4の矢印のように圧接部2の先端部を折り曲げて
かしめることでリード線3を圧接端子1を介して端子板
5に固定して端子板ブロック6を形成するものである。
【0011】上記のようにして複数個(添付図面に示す
実施例では2個)のリード線3をそれぞれ圧接端子1を
介して端子板5に固定した端子板ブロック6を用いてソ
レノイドコイルの端末処理を行うものである。すなわ
ち、図5に示すようにコイルボビン7に巻線8を巻き付
けた後に巻線8の外面に絶縁テープ20を巻き付け、次
に、上記の端子板ブロック6を図6のように端子板5を
絶縁テープ20の外面側に沿わせて固定テープ16によ
り固定し(この場合、端子板5の裏面に接着剤を付けて
おくと固定テープ16は必要ない)、次に、各圧接端子
1に設けた巻線接続部9に巻線8の巻き始め線8a及び
巻き終わり線8bをからげて半田付けにより接続する。
その後、図7に示すように端子板ブロック6の外側から
コイルボビン6に外装テープ10を巻くことでソレノイ
ドコイルの端末処理が完了するものである。
【0012】次に図8乃至図12に基づいて本発明の他
の実施例を詳述する。この実施例においては、コイルボ
ビン6に圧接端子1が一体に設けてあり、実施例ではコ
イルボビン6を成形する際に圧接端子1をコイルボビン
6の一方のフランジ部17にインサート成形により一体
化してある。ここで、圧接端子1を埋設した方のコイル
ボビン6の一方のフランジ部17の一側面部側から上記
圧接端子1の一端部が突出していて巻線接続部9となっ
ている。また該フランジ部17の他方の側面部側には凹
部18が形成してあり、上記圧接端子1の他端部の2股
状の圧接部2ががこの凹部18内に突出している。この
2股状の圧接部2は前述の実施例と同様に2股状の圧接
部2の先端開口部は先端ほど幅が広くなったテーパ案内
縁14となっており、テーパ案内縁14よりも奥の圧接
部2の溝幅はリード線3の芯線4の径と同じかまたは少
し短いものであり、テーパ案内縁14でガイドしてリー
ド線3を2股状の圧接部2の奥側にはめ込むと2股状の
圧接部2の縁の刃部がリード線3の絶縁被覆12に食い
込んで芯線4に電気的に接続されるようになっている。
凹部18の両側には係止溝19が形成してある。図12
には端子カバー11が示してあり、下面部両側に2股状
の圧接部2を嵌め込むためのはめ込み溝21が設けてあ
り、更にリード線はめ込み用凹部22が設けてある。こ
の実施例においては、まず、図8のようにリード線3を
2股状の圧接部2の入口にはめ込み、この状態でコイル
ボビン6のフランジ部17の凹部18に端子カバー11
をはめ込むのであるが、この場合、端子カバー11のリ
ード線はめ込み用凹部22がリード線3に被嵌された状
態で圧接部2がはめ込み溝21にはめ込まれながら端子
カバー11が凹部18内に進入し、これに伴いリード線
はめ込み用凹部22の周部によりリード線3が2股状の
圧接部2の奥方向に押し込まれ、リード線3の絶縁被覆
12に食い込ませて芯線4に電気的に接続し、この状態
で端子カバー11の両側面に設けた係止部23を係止溝
19に係止することで端子カバー11を取付けると共に
リード線3を端子カバー11で押圧した状態で取付ける
ものである。ところで、本実施例においては、圧接端子
1をコイルボビン6に一体に設けてあるので、上記リー
ド線3の接続は巻線8の端部の巻き始め線8a及び巻き
終わり線8bを圧接端子1の巻線接続部9に接続する作
業と別工程で行えるものである。つまり、リード線3の
圧接端子1への接続とは関係なく巻線8の巻線加工と同
時に巻線8の端部の巻き始め線8a及び巻き終わり線8
bを巻線接続部9に自動的にからげて図11に示すよう
にし、その後半田付けにて接続することができ、このよ
うにしてソレノイドコイルを完成した後であっても、リ
ード線3を上記のようにして接続することができるもの
である。なお、図11のように巻線8の端部の巻き始め
線8a及び巻き終わり線8bを巻線接続部9にからげ、
半田付けした後に図16の矢印方向に巻線接続部9を曲
げてコイルボビン6内に収納するようにする。
【0013】次に、図13乃至図18には本発明の更に
他の実施例が示してある。この実施例においては、コイ
ルボビン6に圧接端子1が一体に設けてあり、実施例で
はコイルボビン6を成形する際に圧接端子1をコイルボ
ビン6の一方のフランジ部17にインサート成形により
一体化してある。ここで、圧接端子1を埋設した方のコ
イルボビン6の一方のフランジ部17の一側面部側から
上記圧接端子1の一端部が突出していて巻線接続部9と
なっている。また該フランジ部17の他方の側面部側に
は凹部18が形成してあり、上記圧接端子1の他端部の
2股状の圧接部2ががこの凹部18内に突出している。
この2股状の圧接部2は前述の実施例と同様に2股状の
圧接部2の先端開口部は先端ほど幅が広くなったテーパ
案内縁14となっており、テーパ案内縁14よりも奥の
圧接部2の溝幅はリード線3の芯線4の径と同じかまた
は少し短いものであり、テーパ案内縁14でガイドして
リード線3を2股状の圧接部2の奥側にはめ込むと2股
状の圧接部2の縁の刃部がリード線3の絶縁被覆12に
食い込んで芯線4に電気的に接続されるようになってい
る。凹部18の両側には係止溝19が形成してある。図
17には端子カバー11が示してあり、この端子カバー
11は下面側が開口しており、前面中央にリード線挿入
窓25が設けてあり、このリード線挿入窓25から図1
8に示すように2本のリード線25が挿入され、端子カ
バー11内において一本ずつ両側に振り分けられ端子カ
バー11内の上底部に設けたリード線組み込み溝26に
圧入して組み込んである。またリード線組み込み溝26
の両側部分にはリード線組み込み溝26に交差して圧接
部収納溝27が設けてある。また、端子カバー11の両
側面には係止部23が設けてある。この実施例において
は、まず、図18のようにリード線3をあらかじめ端子
カバー11内に組み込んでおき、図13のようにして凹
部18の上方より端子カバー11をはめ込むものであ
る。この場合、圧接部2が先端部から圧接部収納溝27
内にはめ込まれていくため端子カバー11内に組み込ま
れたリード線3が2股状の圧接部2の入口から圧接部2
の奥側に押し込まれていき、これに伴い2股状の圧接部
2の縁部がリード線3の絶縁被覆12に食い込んで芯線
4に電気的に接続し、この状態で端子カバー11の両側
面に設けた係止部23が係止溝19に係止することで端
子カバー11を取付けると共にリード線3を圧接部2に
接続して取付けるものである。ここで、リード線3はフ
ランジ部17の切欠部30から外部に導出されることに
なる。この実施例においても、圧接端子1をコイルボビ
ン6に一体に設けてあるので、上記リード線3の接続は
巻線8の端部の巻き始め線8a及び巻き終わり線8bを
圧接端子1の巻線接続部9に接続する作業と別工程で行
えるものである。つまり、リード線3の圧接端子1への
接続とは関係なく巻線8の巻線加工と同時に巻線8の端
部の巻き始め線8a及び巻き終わり線8bを巻線接続部
9に自動的にからげて図16に示すようにした後に半田
付けして接続することができ、このようにしてソレノイ
ドコイルを完成した後であっても、リード線3を上記の
ようにして接続することができるものである。なお、図
16のように巻線8の端部の巻き始め線8a及び巻き終
わり線8bを巻線接続部9にからげ、半田付けした後に
図16の矢印方向に巻線接続部9を曲げてコイルボビン
6内に収納するようにする。
【0014】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、圧接
端子の2股状となった圧接部をリード線に食い込ませて
圧接部を芯線に電気的に接続すると共に圧接端子を端子
板に結合して端子板ブロックを形成し、この端子板ブロ
ックをコイルボビンに巻線を巻いて巻線外面に絶縁テー
プを巻き付けた後のコイルボビン外周に配置して巻線の
端部を圧接端子の巻線接続部に結合し、その後に端子板
ブロックの外側からコイルボビンに外装テープを巻くも
のにおいては、端子板ブロックとして一体化しているの
で巻線後における固定が容易となるものであり、またリ
ード線が圧接端子を介して端子板と結合してあること
で、リード線の引っ張り強度を十分確保でき、従来のよ
うに引っ張り強度の確保のためリード線を折り曲げる必
要がなくなったものであり、コイル巻線加工と端子板ブ
ロック加工とが並列で行うことが可能となるものであっ
て生産性が向上し、また、端子板に複数の圧接端子を介
して複数のリード線を取付けておくことで、複数のリー
ド線がずれないように正確な位置関係で取付けることが
でき、また、圧接端子の圧接部をリード線に食い込ませ
て芯線に電気的に接続するので、リード線の長さの違い
に対してはリード線の端部を切断するのみでよくて絶縁
被覆をそのつど剥き取る作業が必要でなくなるものであ
り、更に、3線式の場合も端子板ブロックの加工時に圧
接端子を追加するだけでよくて2線式とほとんど作業が
かわらないものであり、また、リード線を折り曲げる必
要がないので、リード線が浮いたりせず、外装テープの
巻き付け後の仕上がり状態が一様にできるものである。
【0015】また、複数の圧接端子を一体に取付けたコ
イルボビンに巻線を巻いた後に巻線外面に絶縁テープを
巻付け、コイルボビンより突出した圧接端子の一端部の
巻線接続部に巻線の端部を結合し、圧接端子の他端部の
2股状となった圧接部にリード線をはめ込むと共にコイ
ルボビンに端子カバーを取付けて端子カバーによりリー
ド線を圧接部の奥側に押し込んで芯線を圧接部に電気的
に接続するものにおいては、圧接端子をコイルボビンに
一体に設けてあるので、上記リード線の接続は巻線の端
部を圧接端子の巻線接続部に接続する作業と別工程で行
え、この結果、リード線の接続とは関係なく巻線加工と
同時に巻線を圧接端子の巻線接続部に接合する作業を自
動でできるものであり、また、リード線を組み込み前に
ソレノイドを完成して、利用者が任意の長さのリード線
を組み込みことが可能となるものであり、また、リード
線を組み込む前での在庫が可能で、リード線の長さの違
いに容易に対応できるものであり、更に、端子カバーを
着脱自在にしておくと使用中でのリード線の長さの変更
が可能となるものであり、また、巻線部にリード線の出
っ張りがないのでコイルがすっきりするものである。
【0016】しかも、リード線をあらかじめ端子カバー
に組み込み、この端子カバーをコイルボビンに取付けて
端子カバーに組み込んだリード線の端部を圧接端子の他
端部の2股状となった圧接部にはめ込むと共にリード線
を圧接部の奥側に押し込んで芯線を圧接部に電気的に接
続するものにおいては、上記の効果に加えて、リード線
が端子カバーに組み込んであるので、リード線を引っ張
っても直接圧接部に力が加わらないようにできるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる端子板ブロックの斜
視図である。
【図2】(a)、(b)、(c)は同上に用いる圧接端
子の平面図、側面図、正面図である。
【図3】(a)は圧接端子を介してリード線を端子板に
組み込む前の分解正面図であり、(b)は分解側面図で
ある。
【図4】(a)は圧接端子を介してリード線を端子板に
組み込むんでいる途中の状態の正面図であり、(b)は
側面図である。
【図5】(a)は絶縁テープを巻いた状態の断面図であ
り、(b)は平面図である。
【図6】(a)は端子板ブロックを取付けた状態の平面
図であり、(b)は側面図である。
【図7】同上の外装テープを巻いた状態の平面図であ
る。
【図8】本発明の他の実施例の分解斜視図である。
【図9】同上の斜視図である。
【図10】同上のコイルボビンの斜視図である。
【図11】同上のコイルボビンを一部破断した状態の斜
視図である。
【図12】(a)、(b)、(c)は同上に用いる圧接
カバーの正面図、側面図、下面図である。
【図13】本発明の更に他の実施例の分解斜視図であ
る。
【図14】同上の斜視図である。
【図15】同上のコイルボビンの斜視図である。
【図16】同上のコイルボビンを一部破断した状態の斜
視図である。
【図17】(a)、(b)、(c)、(d)は同上に用
いる圧接カバーの正面図、側面図、下面図、断面図であ
る。
【図18】(a)、(b)、(c)、(d)は同上に用
いる圧接カバーにリード線を組み込んだ状態の正面図、
側面図、下面図、断面図である。
【図19】(a)は従来例において絶縁テープを巻いた
状態の断面図であり、(b)は平面図である。
【図20】(a)は従来例において端子板ブロックを取
付けた状態の平面図であり、(b)は側面図である。
【図21】従来例においてリード線を折り曲げている状
態の平面図である。
【図22】従来例において外装テープを巻いた状態の平
面図である。
【符号の説明】
1 圧接端子 2 圧接部 3 リード線 4 芯線 5 端子板 6 端子板ブロック 7 コイルボビン 8 巻線 9 巻線接続部 10 外装テープ 11 端子カバー 20 絶縁テープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧接端子の2股状となった圧接部をリー
    ド線に食い込ませて圧接部を芯線に電気的に接続すると
    共に圧接端子を端子板に結合して端子ブロックを形成
    し、この端子板ブロックをコイルボビンに巻線を巻いて
    巻線外面に絶縁テープを巻き付けた後のコイルボビン外
    周に配置して巻線の端部を圧接端子の巻線接続部に結合
    し、その後に端子板ブロックの外側からコイルボビンに
    外装テープを巻くことを特徴とするソレノイドコイルの
    端末処理方法。
  2. 【請求項2】 複数の圧接端子を一体に取付けたコイル
    ボビンに巻線を巻いた後に巻線外面に絶縁テープを巻付
    け、コイルボビンより突出した圧接端子の一端部の巻線
    接続部に巻線の端部を結合し、圧接端子の他端部の2股
    状となった圧接部にリード線をはめ込むと共にコイルボ
    ビンに端子カバーを取付けて端子カバーによりリード線
    を圧接部の奥側に押し込んで芯線を圧接部に電気的に接
    続することを特徴とするソレノイドコイルの端末処理方
    法。
  3. 【請求項3】 リード線をあらかじめ端子カバーに組み
    込み、この端子カバーをコイルボビンに取付けて端子カ
    バーに組み込んだリード線の端部を圧接端子の他端部の
    2股状となった圧接部にはめ込むと共にリード線を圧接
    部の奥側に押し込んで芯線を圧接部に電気的に接続する
    ことを特徴とする請求項2記載のソレノイドコイルの端
    末処理方法。
JP4012566A 1992-01-28 1992-01-28 ソレノイドコイルの端末処理方法 Withdrawn JPH05205962A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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US9058950B2 (en) 2009-10-26 2015-06-16 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Coil terminal

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