JPH05205856A - 面状採暖具の製造法 - Google Patents

面状採暖具の製造法

Info

Publication number
JPH05205856A
JPH05205856A JP1166792A JP1166792A JPH05205856A JP H05205856 A JPH05205856 A JP H05205856A JP 1166792 A JP1166792 A JP 1166792A JP 1166792 A JP1166792 A JP 1166792A JP H05205856 A JPH05205856 A JP H05205856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
surface material
heating wire
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1166792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Obara
和幸 小原
Isao Matsuda
功 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1166792A priority Critical patent/JPH05205856A/ja
Publication of JPH05205856A publication Critical patent/JPH05205856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面材の風合を損ねることなく、その選択に
も自由度が広がって商品性を高めつつ、生産も効率的に
できてコストの低い面状採暖具を提供することを目的と
する。 【構成】 断熱材1と、発熱線2と、表面材6とを備
え、前記断熱材1に直接またはユニット化した発熱線2
を配設するとともに、可塑剤にて流動性を持たせた溶液
状PVCゾル5をほぼ断熱材1全面に塗布し、その上か
ら表面材6を重ねた後、熱によりPVCゾル5を硬化反
応させ、断熱材1と発熱線2と表面材6とを一体に接着
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気カーペット等の面
状採暖具の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気カーペットの製造は、図2に
示すように断熱材7に発熱線8を配設し、ホットメルト
接着剤9をあらかじめ塗布・固定させてある表面材10
を上から重ねた後、熱プレスにてほぼ全面を熱接着して
いる。そして、前記表面材10は、具体的にはニードル
パンチフェルト等の不織布やフレンチパイル、毛足の短
いタフテッドカーペット等を用いているので、熱プレス
でプレスしたとしても毛足はほとんど倒れず、風合を損
ねることはなかった。
【0003】しかし、最近は一般のカーペットのような
風合が良くクッション性のある毛足の長い立毛表布の表
面材に使用し、豪華で風合の良い電気カーペットが発売
され始めている。このような電気カーペットの接着方法
は、前記のような熱プレスにてプレスする方法では毛足
が倒れることから風合を損なうので、ホットメルト接着
剤を塗布と同時に表面材を重ね合わせ熱接着する方法
や、溶剤系または水性エマルジョン系接着剤を塗布した
後表面剤を貼り合わせ、長時間かけて内部水分を放出さ
せて接着させる方法のような方法で接着する必要があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合前者
の方法では、ホットメルト接着剤塗布工程と表面材を重
ね合わせる工程を同時に行わねばならないため、設備的
にも大きくなりかつ工程的にも難しく工程ロスが多くな
る問題があった。
【0005】また後者の方法では、溶剤系の場合溶剤臭
がひどく、また水性エマルジョン系では長い接着時間を
要するものであった。
【0006】したがって、表面材を自由に選択しつつ、
しかも作りやすい方法により、低コストで商品性の高い
面状採暖具を得るのが困難であった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、表面
材の風合を損ねることなく、その選択にも自由度が広が
って商品性を高めつつ、生産も効率的にできてコストの
低い面状採暖具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の面状採暖具の製
造法は上記目的を達成するために、断熱材と、発熱線
と、表面材とを備え、前記断熱材に直接またはユニット
化した発熱線を配設するとともに、PVCゾルなどの熱
硬化性接着剤をほぼ断熱材全面に塗布し、その上から表
面材を重ねた後、熱により硬化反応させ、断熱材と発熱
線と表面材とを一体に接着する方法とする。
【0009】
【作用】本発明は上記した方法により、PVCゾルは常
温では長時間流動性を保持するので断熱材のほぼ全面に
塗布した後、別の工程つまり別の場所で表面材を重ね合
わせることができるので、設備的に従来の電気カーペッ
トの製造設備と同時にでき、工程的に難しくなく工程ロ
スは少ない。しかもPVCゾルは、可塑剤で流動性を持
たせており、溶剤は使っていないので、臭いはほとんど
ない。
【0010】また表面材を重ね合わせた後、熱を加えて
PVCゾルを硬化反応させるので、短時間で断熱材と発
熱線と表面材を接着することができ、かつ表面材とは何
ら接触させずして接着するので、表面材の風合を損なう
ことがない。
【0011】したがって、表面材の風合がよくて商品性
が高く、生産も効率的でコストの低い面状採暖具を得る
ことができることとなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図2を参照しなが
ら説明する。
【0013】図2に示すように、断熱材1の上にチュー
ビングヒータ等の発熱線2を基材3の上に配線したヒー
タユニット4を配設し、その上にPVCゾル5を常温状
態のまま塗布する。そして、さらにその上に表面材6を
重ね合わせた後、全体を加熱しPVCゾル5を硬化反応
させる。加熱の条件は、120℃〜160℃で2分〜5
分の加熱が最適であり、乾熱空気によるものが効果的で
あるが、その他の方法でもよい。また、今回のヒータユ
ニット4の基材3には不織布の15〜50g/m2 の目
付の薄いものでくもの巣状のものを使用した。したがっ
て、PVCゾル5をその上から塗布すると、基材3の隙
間から断熱材1の方にPVCゾル5が滲み出すので、断
熱材1と表面材6をヒータユニット4を介して一体に接
着することができる。なお、今回は発熱線2を基材3に
配線したヒータユニット4を使用したが、発熱線2を直
接断熱材1に配線してもよい。
【0014】このようにすれば、断熱材1と発熱線2と
表面材6は、乾熱空気での加熱により接着が行われるの
で、表面材6の毛足等が倒れることなく風合を損ねるこ
とがない。したがって、毛足の長い豪華な表布を表面材
6として使うこともできる。
【0015】また、PVCゾル5は、塗布したあとでも
常温に置かれている間は長時間流動性を保持するので、
別の場所で表面材6を重ね合わせPVCゾル5を硬化反
応させることができ、従来の電気カーペットの製造設備
とほぼ同等のもので作ることができる。したがって、従
来の電気カーペットとほぼ同等のコストで効率よく生産
することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の面状採暖具の製造
法は、断熱材と、発熱線と、表面材とを備え、前記断熱
材に直接またはユニット化した発熱線を配設するとも
に、可塑剤にて流動性を持たせた溶液状PVCゾルなど
の熱硬化性接着剤をほぼ断熱材全面に塗布し、その上か
ら表面材を重ねた後、熱により硬化反応させ、断熱材と
発熱線と表面材とを一体に接着するので、表面材の風合
を損ねることなく、その選択にも自由度が広がって商品
性を高めつつ、生産も効率的にできてコストが低くなる
面状採暖具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の面状採暖具の一部欠削した
斜視図
【図2】従来の電気カーペットの断面図
【符号の説明】
1 断熱材 2 発熱線 3 基材 4 ヒータユニット 5 PVCゾル 6 表面材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱材と、発熱線と、表面材とを備え、前
    記断熱材に直接またはユニット化した発熱線を配設する
    とともに、溶液状熱硬化性接着剤をほぼ断熱材全面に塗
    布し、その上から表面材を重ねた後、熱により硬化反応
    させ、断熱材と発熱線と表面材とを一体に装着してなる
    面状採暖具の製造法。
JP1166792A 1992-01-27 1992-01-27 面状採暖具の製造法 Pending JPH05205856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1166792A JPH05205856A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 面状採暖具の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1166792A JPH05205856A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 面状採暖具の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05205856A true JPH05205856A (ja) 1993-08-13

Family

ID=11784338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1166792A Pending JPH05205856A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 面状採暖具の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05205856A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103542449A (zh) * 2012-07-11 2014-01-29 江苏德威木业有限公司 发热地板主系统和用于地面或墙面的发热构件
CN103542450A (zh) * 2012-07-11 2014-01-29 江苏德威木业有限公司 用于地面或墙面的可卷式发热构件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103542449A (zh) * 2012-07-11 2014-01-29 江苏德威木业有限公司 发热地板主系统和用于地面或墙面的发热构件
CN103542450A (zh) * 2012-07-11 2014-01-29 江苏德威木业有限公司 用于地面或墙面的可卷式发热构件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05205856A (ja) 面状採暖具の製造法
JPH0425833Y2 (ja)
JPH0625916Y2 (ja) ヒータユニット
JPH05144556A (ja) 面状採暖具
JPS5833667Y2 (ja) 面状採暖具
JPS6035194Y2 (ja) 電気カ−ペツト
JPH05135862A (ja) 面状採暖具の製造方法
JP2669034B2 (ja) 面状採暖具の接着方法
JPH0482186A (ja) 面状採暖具
JP2517097B2 (ja) 面状採暖具の製造方法
JPH0520573Y2 (ja)
JPS5930407B2 (ja) 電気カ−ペットの製造法
JP2605859B2 (ja) 電気暖房器の製造方法
JPS63120391U (ja)
JPH0654707B2 (ja) 面状採暖具の接着方法
JPH0518871Y2 (ja)
JPH0668964A (ja) 面状発熱体
JP3000828U (ja) 熱可塑性樹脂溶着機
JPS63120392U (ja)
JPH01294392A (ja) 面状採暖具の製造方法
JPS6240391Y2 (ja)
JP2777475B2 (ja) 面状発熱装置における配線方法
JP3321715B2 (ja) 軟質床暖房マットの製造方法
JPH05198360A (ja) 面状採暖具の製造方法
JPH05266971A (ja) 面状採暖具の製造方法