JPH0520522Y2 - - Google Patents

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JPH0520522Y2
JPH0520522Y2 JP2378989U JP2378989U JPH0520522Y2 JP H0520522 Y2 JPH0520522 Y2 JP H0520522Y2 JP 2378989 U JP2378989 U JP 2378989U JP 2378989 U JP2378989 U JP 2378989U JP H0520522 Y2 JPH0520522 Y2 JP H0520522Y2
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inorganic fiber
lead plate
heat insulating
layer
wire
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は遮音性も備えた保温材に関する。
〔従来の技術〕
無機繊維からなる保温材は、従来から保温や遮
音、吸音を目的として使用されており、保温材を
施工した後に外側を補強するために金属製の網を
併用することも行われている。
また、メタルラス等をワイヤーで縫い合わせた
ワイヤードブランケツトも使用されている。
実公昭52−33202号公報には、適宜層厚の中間
位置に孔あき金属面体を介入させたロツクウール
の表面を二軸延伸プラスチツクフイルムで包み、
該フイルムを加熱収縮により、ロツクウール表面
に積層させさらにその表面に粗編みの金網を積層
させた複合ロツクウール吸音シートが開示されて
いる。
また実公昭52−45064号公報には、不燃性の表
皮層内に繊維ウール類を皮層を以つてくるんだ吸
音ふとんと、ハニカム状の隔離体を積重して内装
し、この隔離体の裏面に裏層をあてて一体とする
と共に、この表皮層と裏層間の任意位置に鉛薄板
を1乃至2以上介在させてなる吸音パネルが開示
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
実公昭52−33202号公報は、中間位置に介入さ
せた金属面体として通常鉄板が使用されるため、
そしてこの金属面体でロツクウール層を補強する
には余り薄い板は役立たないため、この吸音シー
トは巻き取りなどの取り扱いができないものであ
つた。
実公昭52−45064号公報には、吸音パネルに鉛
薄板の使用が示唆されているが、この吸音パネル
はハネカム状の隔離体を積重ねているのでこれま
たパネルとして使用されるが、巻き取りなどの取
り扱いができないものであつた。
無機繊維層のみによるか、無機繊維層に網状体
を添着したものは、巻き取りなどの取り扱いは容
易であるが使用個所によつては遮音性が不足する
ため、無機繊維を複数枚重ね、厚くして使用する
などの手段がとられている。しかし厚くすること
は設置場所による制限がある。
また無機繊維層を現場で施工して、あとから網
を施工するのは大変な手間がかかる。
このようなことから、前記公知例のごとく、パ
ネル状にして輸送し、現場で取り付ける手段が行
なわれている。
無機繊維層を積層したものを取り付けるに当つ
て、通常接着剤等を使用しているが、機器に直接
貼り付けて保温断熱する場合には接着剤が変質す
ることもある。また接着剤層により吸音が阻害さ
れることもある。従つて前記公知例の如くプラス
チツクフイルムで包んで金属枠で保持するとか、
ハネカム状の隔離体に取り付けた裏層を壁面へ取
り付ける等の手段を用いている。これらの手段は
パネル状に剛体的に成形されたものに適用される
方法である。
本考案の目的は、保温性、遮音性が大きく、容
易に巻き取つて輸送、取り付けなどの取り扱いが
可能であり、なおかつ接着剤によることなく取り
付け可能な保温材を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はマツト状又はフエルト状の無機繊維層
を複数枚積層し、該複数の無機繊維層の間に鉛板
を挟持し、該無機繊維層と鉛板とをワイヤーで縫
い合わせなる保温材である。
またマツト状又はフエルト状の無機繊維層を複
数枚積層し、該複数の無機繊維層の間に鉛板を挟
持し、かつ表面の無機繊維層の少なくとも片面に
網状体を重ね、該無機繊維層と鉛板及び網状体と
をワイヤーで縫い合わせてなる保温材である。無
機繊維としてはロツクウール、グラスウール、ミ
ネラルウール等の単体又はこれらを混合成形した
ものを使用する。
本考案では無機繊維と鉛板とを複合体として、
ワイヤーで一体化したことを特徴としている。鉛
板は防振性が大きく、従つて遮音効果が大きい。
更に本考案では鉛板の柔軟性をも活用する即ち鉛
板を複数の無機繊維の間に挟持させることによつ
て、無機繊維と鉛板を一体として、容易に巻き取
ることができる。
本考案では、複数の無機繊維層の間に鉛板を挟
持し、この無機繊維層と鉛板とをワイヤーで縫い
合わせている。鉛板は柔いので、無機繊維と鉛板
とを一度に縫針で縫い合わせることが可能であ
る。従つて、複数の無機繊維層間、および無機繊
維層と鉛板の間で接着剤を使用する必要がない。
勿論、接着剤の種類によつては、特に繊維層と鉛
板の間に使用しても差支えないが、これらの一体
化のために必須ではない。この保温材の取り付け
に当つては、鉛板は柔かいので、例えば壁面に取
り付け用ピンを突出させておき、これにより保温
材を貫通させて折り曲げる等、簡易な方法で取付
けることができ、保温材全体を金属枠とか接着剤
によることなく壁面その他に取り付けることがで
きる。
本考案では、鉛板を挟持した無機繊維層の表面
となる上下面の少なくとも片面に網状体を重ね、
ワイヤーで縫い合わせる際に該網状体をも一体に
縫い合わせることも好ましい。
該網状体としては、メタルラス、金網などを使
用することができるが網状体を貼つた方が、複合
体としての強度が増すため、設置現場での施工性
が向上し、また他の硬い物体が当つて、無機繊維
を破損させることも防止し、仕上げの外観も良好
であり、吸音性、遮音性への悪影響もない。
〔実施例〕
以下に、実施例によつて、本考案を更に具体的
に説明するが、本考案は、この実施例に何等限定
されるものではない。
図面について説明する。
第1図は、本考案の保温材の上面にメタルラス
を添着したものの断面図を示す。第2図は該保温
材の平面図を示す。
910mm×605mm×75mmのロツクウールマツト
(JISA9504ロツクウール保温材1号)と910mm×
605mm×25mmのロツクウールマツト(前記と同じ)
との間に、厚さ0.43mmの鉛板を挟み、0.35mmφの
ワイヤ(硬鋼線材)を使用し、針径8mmφを使用
して、縫いピツチ60mm間隔で、605mmの巾に4列
の縫い込みを行つた。上面には910mm×605mmの平
ラス0号(JISA5505)のメタルラスを上記と同
様に縫い込んだ。
〔考案の効果〕
本保温板は中に挟んだ板が鉛板であるので、容
易に巻き取つて輸送、保管することができ、取り
付けに当つても作業性が向上する。
鉛板は防振性が優れているので遮音性が向上す
る。
勿論、鉛板は保温材の補強材としても有効であ
る。
表面にメタルラスを添着したものは、外部物体
の衝突によるロツクウールの損傷を有効に防止
し、保温板としての強度も増し、設置現場での施
工性も向上する。鉛板は柔かいので、例えば壁面
に設けた取り付け用ピンで保温材を貫通させて折
り曲げる等の簡易な方法によつて、保温材自体を
容易に壁面等に取り付けることができる。また接
着剤を使用する事なく保温板の一体化、取り付け
が可能となるので、接着剤の劣化による剥離など
のおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の保温材(網状体添着のも
の)の断面図を示す。第2図は該保温材の平面図
を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 マツト状又はフエルト状の無機繊維層を複数
    枚積層し、該複数の無機繊維層の間に鉛板を挟
    持し、該無機繊維層と鉛板とをワイヤーで縫い
    合わせてなる保温材。 2 マツト状又はフエルト状の無機繊維層を複数
    枚積層し、該複数の無機繊維層の間に鉛板を挟
    持し、かつ表面の無機繊維層の少なくとも片面
    に網状体を重ね、該無機繊維層と鉛板及び網状
    体とをワイヤーで縫い合わせてなる保温材。
JP2378989U 1989-03-03 1989-03-03 Expired - Lifetime JPH0520522Y2 (ja)

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JPH02115433U JPH02115433U (ja) 1990-09-14
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JP2577257Y2 (ja) * 1993-08-05 1998-07-23 株式会社河合楽器製作所 化粧吸音板

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JPH02115433U (ja) 1990-09-14

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