JPH05204837A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH05204837A
JPH05204837A JP4234392A JP23439292A JPH05204837A JP H05204837 A JPH05204837 A JP H05204837A JP 4234392 A JP4234392 A JP 4234392A JP 23439292 A JP23439292 A JP 23439292A JP H05204837 A JPH05204837 A JP H05204837A
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JP
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bit data
data
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bus
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JP4234392A
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English (en)
Inventor
Taizo Tsujimoto
泰造 辻本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中央処理装置とデータバス幅の異なった周辺
装置を有し、データバスを駆動する装置の駆動部の電気
的負担を分散し、周辺装置間のデータ転送で中央処理装
置の中継を必要とせず、中央処理装置のデータ送受のマ
シンサイクル数の少ない情報処理装置を提供する。 【構成】 32ビットデータバス8を4個の8ビットデ
ータバス14〜17に分け、8ビットデータバス14〜
17のいずれかに接続する複数の8ビット入出力の周辺
装置19〜22と、32ビット入出力の中央処理装置4
と、8ビットのレジスタ24〜27と、8ビットデータ
バス14〜17および中央処理装置4を接続する32ビ
ットデータバス7と、中央処理装置4及び及び複数の周
辺装置19〜22のうち任意の2つの装置間の転送路を
形成するデータ経路切換手段18と、中央処理装置4か
らのデータ要求に応じて制御信号を発生させ転送にかか
わる周辺装置19〜22およびデータ経路切換手段18
に制御信号を送る転送制御手段28を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中央処理装置とデータバ
ス幅の異なった周辺装置を有する情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の情報処理装置について説明
する。
【0003】図8は従来の情報処理装置のブロック図で
ある。この従来装置は米国特許4,447,878号に
係るものである。図8において、65および66は16
ビットデータバス、67および68はそれぞれ16ビッ
トデータバスの下位8ビットで構成される8ビットデー
タバス、69および70は16ビットデータバスの上位
8ビットで構成される8ビットデータバス、71、7
2、73および74は8ビットのバストランシーバ、7
6〜79は8ビット入出力の周辺装置、80は16ビッ
ト入出力の中央処理装置、75は16ビット入出力の周
辺装置である。8ビットのバストランシーバの内、73
と74はどちらか1個が存在すればよい。
【0004】8ビットバストランシーバ71〜74は2
つの8ビットデータバス間を接続しデータの転送を中継
する装置で、制御線によって、データの転送方向及び、
転送状態か絶縁状態かを制御される。
【0005】そのバストランシーバ71〜74のブロッ
ク図を図9に示す。制御線/OEに論理値”H”を入力
すると、全てのバッファゲートの出力は高抵抗状態とな
り、各入出力端子X0〜X7及びY0〜Y7は互いに絶
縁状態になる。制御線/OEに論理値”L”を入力し制
御線DIRに”H”を入力すると、XからY方向のバッ
ファゲートが出力イネーブルとなり、端子X0〜X7が
入力となりその値が端子Y0〜Y7に転送される。制御
線/OEに論理値”L”を入力し制御線DIRに”L”
を入力すると、YからX方向のバッファゲートが出力イ
ネーブルとなり、端子Y0〜Y7が入力となりその値が
端子X0〜X7に転送される。8ビットバストランシー
バの具体例としては、テキサスインスツルメンツ社およ
びそのセカンドソースメーカー各社から市販されている
TTL−ICであるSN74AS245がある。
【0006】以上のように構成された情報処理装置につ
いて、以下にその動作を説明する。8ビット入出力の周
辺装置76〜79の任意の2個の間でデータ転送を行う
場合、8ビットデータバス68を介して行う。中央処理
装置80とこれら8ビット入出力の周辺装置76〜79
の1個との間でデータ転送を行う場合、データに関連つ
けられたアドレスが奇数か偶数かによって、中央処理装
置上でデータを処理する位置が上位バイトまたは下位バ
イトになるので、それに応じてデータ経路が切り換えら
れる。すなわち、偶数アドレスデータを転送する場合
は、8ビットデータバス67および68、8ビットのバ
ストランシーバ71を介して行い、中央処理装置80が
データを扱う位置は下位バイトである。奇数アドレスデ
ータを転送する場合は、8ビットデータバス69および
68、8ビットのバストランシーバ73を介して行い、
中央処理装置80がデータを扱う位置は上位バイトであ
る。ただし、バストランシーバ73の代わりに74を用
いる場合は、データの転送は8ビットデータバス69、
67および68、8ビットのバストランシーバ74およ
び71を介して行う。中央処理装置80と16ビット入
出力の周辺装置75との間でデータ転送を行う場合、1
6ビットデータバス65および66、8ビットのバスト
ランシーバ71および72を介して行なう。中央処理装
置80が16ビットのデータを8ビット入出力の周辺装
置76〜79の1個との間で転送する場合、データを8
ビットずつ2回にわけて順次転送する。
【0007】なお、従来例として(2×8)ビットデー
タバスの場合を説明したが、(4×8)、(2×16)
の場合も同様にして行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、以下のような課題を有する。
【0009】8ビットの周辺装置がすべて下位バイトの
8ビットデータバス68に接続されるため、下位バイト
の8ビットデータバスに接続した装置のデータバスを駆
動する部分に電気的負担が集中する。下位バイトの8ビ
ットデータバスを駆動する装置は8ビット入出力の周辺
装置、16ビット入出力の周辺装置および8ビットバス
トランシーバである。このため、接続可能な8ビットま
たは16ビット入出力の周辺装置の数が制限される。以
下、各データバスを駆動する装置、例えば中央処理装
置、周辺装置、8ビットバストランシーバまたはレジス
タ等のデータバスを駆動する部分をデータバス駆動部と
称する。
【0010】データバス駆動部の電気的負担を軽減する
ために、8ビット周辺装置を16ビットデータバスの上
位と下位の2つの8ビットデータバスに均等に近くなる
ように分けて接続することが考えられるが、上記の従来
の構成で8ビット周辺装置の一部の接続箇所を変更した
だけの場合、上位と下位の8ビット周辺装置の間で転送
を行うのに中央処理装置の中継が必要となってしまい、
また扱う8ビットデータが上位と下位の2とおり存在す
るのでプログラムが複雑になる。
【0011】また上記の従来の情報処理装置において、
中央処理装置が16ビットのデータを8ビット入出力の
周辺装置との間で転送する場合、データを8ビットずつ
2回にわけて順次転送するので中央処理装置のマシンサ
イクルが増加する。
【0012】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、データバス駆動部の電気的負担を分散し、中央処理
装置のデータ送受のマシンサイクル数の少ない情報処理
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の情報処理装置は、kは2以上の整数、mは自
然数である第1の(k×m)ビットデータバスと、前記
第1の(k×m)ビットデータバスを最上位から第1か
ら第kまでのk個の第1群のmビットデータバスに分
け、前記第1群のmビットデータバスのうち2つ以上の
mビットデータバスにそれぞれ少なくとも1つ接続する
複数のmビット入出力の周辺装置と、第2の(k×m)
ビットデータバスと、前記第2の(k×m)ビットデー
タバスを最上位から第(k+1)から第(2k)までの
k個の第2群のmビットデータバスに分け、前記第2の
(k×m)ビットデータバスに接続される(k×m)ビ
ット入出力の中央処理装置と、前記第1および前記第2
の(k×m)ビットデータバスの間に介在して接続さ
れ、前記中央処理装置及び複数の周辺装置のうち任意の
2つの装置間の転送路を形成するデータ経路切換手段
と、前記中央処理装置からのデータ転送要求に応じて制
御信号を発生させ転送にかかわる周辺装置および前記デ
ータ経路切換手段に制御信号を送る転送制御手段とを備
える。
【0014】さらに具体的には、データ経路切換手段と
して、第1群のmビットデータバスの間を接続する第1
群のmビットバストランシーバを有し、第1群のmビッ
トデータバスと第2群のmビットデータバスをそれぞれ
対応するmビット位置同士で接続する第2群のmビット
バストランシーバを有し、第1群及び第2群のmビット
バストランシーバを制御する手段を有する。あるいは、
別のデータ経路切換手段として、第1群のmビットデー
タバスと第1群のmビットバストランシーバを介して接
続された第(2k+1)のmビットデータバスを有し、
第1群のmビットデータバスと第2群のmビットデータ
バスをそれぞれ対応するmビット位置同士で接続する第
2群のmビットバストランシーバを有し、第1群及び第
2群のmビットバストランシーバーを制御する手段を有
する。
【0015】さらに、必要な場合には、第1群のmビッ
トデータバスそれぞれにmビットのレジスタを接続した
構成を有する。
【0016】
【作用】この構成によって、mビット周辺装置を第1群
のmビットデータバスに分散して接続でき、データバス
駆動部の電気的負担の最大値を軽減できる。
【0017】また、第1群のmビットデータバスの異な
る2つに接続しているmビット入出力の周辺装置の間の
データ転送を行う場合、データ経路切換手段によってm
ビットデータバスの間を接続することによって行うこと
が出来る。具体的には、第1群のmビットバストランシ
ーバ、あるいは、第1群のmビットバストランシーバお
よび第(2k+1)のmビットデータバスによって、第
1群のmビットデータバスの間が接続され転送を行うこ
とが出来る。従って、中央処理装置の中継を必要としな
い。
【0018】また、中央処理装置が、mビット入出力の
周辺装置と(k’×m)ビットのデータ(ただしk’は
k≧k’≧2を満たす整数)を送受する場合、mビット
データバスそれぞれに接続したk個のレジスタのうちの
k’個に中間的にデータを記憶させることにより、中央
処理装置においてはデータを分割することなく一度に送
受でき、データが分割される場合よりマシンサイクル数
が少なくて済む。
【0019】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0020】図1は本発明の実施例における情報処理装
置のブロック図である。図1において、1はワークステ
ーション型コンピュータ、2はグラフィクスボード、3
は中央処理装置4及びSBusコントローラ5から成る
ブロックである。
【0021】グラフィクスボード2は転送制御手段2
8、データ経路切換手段18、32ビット入出力の周辺
装置(VRAM)23、8ビット入出力の周辺装置19
〜22、及び8ビット入出力の周辺装置19〜22から
構成される。8ビット入出力のレジスタ24〜27の各
々はROM,第1のカーソルチップ,第2のカーソルチッ
プ,表示用DAコンバータである。SBusを構成する
信号線は28ビットアドレスバス6、32ビットデータ
バス7,8、及びSBusコントロール信号線9であ
る。32ビットデータバス7,8は各々8ビットデータ
バス10〜13,14〜17に分割されている。また、
29は経路切換手段18の制御信号線、30は周辺装置
のアドレス線も含めた制御信号線、31は8ビット入出
力のレジスタの制御信号線、32は表示画素データの転
送線である。VRAM23から表示画素データ、第1及
び第2のカーソルチップ20,21からカーソルの画像
データが各々転送線32を介して表示用DAコンバータ
22に入力され、デジタル信号からアナログ信号へ変換
した後、信号線81を介してCRT82へ入力され描画
される。
【0022】転送制御手段28の詳細な構成を図2に示
す。図2において、図1と同一箇所には同一符号を付し
た。
【0023】図2において、転送制御手段28はアドレ
スデコーダ33、転送要求解釈部34、カウンタ35、
転送制御手段のコントロール用レジスタ36、パルスジ
ェネレータ37から構成される。SBusコントロール
信号線9は、信号線9a,9bから成る。
【0024】SBusコントローラ5は、信号線9a上
にSel*(グラフィックスボード2の転送動作を要求
する信号)、AS*(アドレスバス6の安定状態を示す
信号)、R/W(リードかライトかを選択する信号)、
Size(転送するデータのビット数(8ビット,16
ビット,32ビットの何れか)を指示する信号)の各信
号を送出し、転送要求解釈部34に入力する。
【0025】またSBusコントローラ5は、28ビッ
トアドレスバス6上にレジスタファイル36、及び周辺
装置19〜23に割り与えられたアドレスを送出し、ア
ドレスレコーダ33に入力する。アドレスレコーダ33
は入力されたアドレスからレジスタファイル36、及び
周辺装置19〜23の何れが指定されたかを信号線91
によって転送要求解釈部34に伝える。また、アドレス
レコーダ33は28ビットアドレスバス6上の信号の一
部を取り出し、上記指定された装置内部のアドレスとし
て信号線98上に送出する。
【0026】転送要求解釈部34は信号線9aおよび9
1から送られた信号を受けて転送元または転送先の装
置、データ幅がどう指示されているかを認識してその情
報を信号線94上に送出する。また、転送要求解釈部3
4は信号線95を介してカウンタ35に対して計数の開
始、終了、およびリセットを指示する。カウンタ35は
信号線95の情報を受けて計数を行い、計数値をパルス
ジェネレータ37および転送要求解釈部34に、各々信
号線97および96を介して送出する。
【0027】32ビットデータバス7上にはレジスタフ
ァイル36と中央処理装置4との間で転送を行う場合、
転送するデータが与えられ、レジスタファイル36に入
出力される。中央処理装置4からレジスタファイル36
に書き込まれる情報は、周辺装置19〜23間の転送を
行うための転送元、転送先の周辺装置、データ幅および
転送回数を表わす情報と、周辺装置19〜23間の転送
を指示するフラグである。また、レジスタファイル36
から中央処理装置4に送出するデータは周辺装置19〜
23間の転送の実行中または終了を表わすフラグであ
る。レジスタファイル36は信号線93を介して記憶し
ている周辺装置19〜23間の転送を行うための転送
元、転送先の周辺装置、データ幅および転送回数を表わ
す情報と、周辺装置19〜23間の転送を指示するフラ
グの内容を転送要求解釈部34に送る。転送要求解釈部
34は信号線92を介して周辺装置19〜23間の転送
の実行中または終了を表わす情報をレジスタファイル3
6に送る。
【0028】パルスジェネレータ37は、信号線97を
介してカウンタ35からもらう転送動作中の時間情報
と、信号線94を介して転送要求解釈部34からもらう
転送元の装置、転送先の装置、データ幅の情報から、デ
ータ経路切換手段の制御信号線29、周辺装置の制御信
号線30および8ビット入出力のレジスタの制御信号線
31に必要な制御信号を生成し送出する。アドレスの一
部は周辺装置によっては必要とされるので制御信号線3
0の一部として出力される。
【0029】転送要求解釈部34はカウンタ35の計数
値が定められた値になると信号線9b上にAck(転送
動作の完了、及びリード時に中央処理装置4に転送デー
タの取り込みを指示する信号)の信号を送出する。
【0030】以上のように構成された情報処理装置につ
いて、転送制御手段28の動作概略を説明する。グラフ
ィクスボード2の関わるデータ転送の要求が生じた場
合、中央処理装置4の転送要求がSBusコントローラ
5、転送制御手段28の順に伝えられる。転送制御手段
28にはSBusコントロール信号9aおよび28ビッ
トアドレスバス6によって転送要求が伝えられる。転送
制御手段28において、転送要求解釈部34は、SBu
sコントロール信号9、28ビットアドレスバス6およ
びコントロール用レジスタ36の情報に基づき、転送元
の装置、転送先の装置、データ幅、転送回数のそれぞれ
がどう指示されているかを認識する。転送要求が伝えら
れたとき、グラフィクスボード2は、転送要求の待機状
態か、直前の転送要求に従った転送動作中のどちらかで
ある。転送動作中の場合は、新来の転送要求に従うこと
が出来ないことがあり、その場合転送要求解釈部34
は、SBusコントロール信号9bによってSBusコ
ントローラ5に転送が不可能であることを伝える。新来
の転送要求に応じた転送が可能な場合は、転送要求解釈
部34はカウンタ35を起動させ、転送動作にはいる。
パルスジェネレータ37は、カウンタ35からもらう転
送動作中の時間情報と、転送要求解釈部34からもらう
転送元の装置、転送先の装置、データ幅および転送回数
の情報から、データ経路切換手段の制御信号線29、周
辺装置の制御信号線30および8ビット入出力のレジス
タの制御信号線31に必要な制御信号を生成し送出す
る。転送要求解釈部34はカウンタ35から時間情報を
もらい、SBusコントロール信号9bに応答情報を出
力する時刻の決定に用いる。また、転送要求解釈部34
は終了時刻として定められた時間情報が来ると、転送動
作終了の処理としてカウンタ35のリセットを行い、そ
こでさらに次の転送要求が来ていなければカウンタ35
を停止して転送要求の待機状態に入る。
【0031】データ転送の際のデータ経路切換手段18
の動作とデータの流れを図3、図4、図5および図6を
用いて説明する。図3はデータ経路切換手段18の詳細
な構成図を示す。図3には(a)と(b)の2通りの例
を示すが、どちらでもデータ経路切換手段18として用
いることが出来る。図3において、信号線DIR1,2,
DIR4〜7、/OE0〜/OE7、/OE13は図1
に示されたデータ経路切換手段の制御信号線29に含ま
れる。また、53〜63は8ビットバストランシーバ、
64は8ビットデータバスである。なお、図3におい
て、図1と同一箇所には同一符号を付した。
【0032】図4は本実施例におけるデータ経路切り換
え手段の形成する転送路の全ての場合を示す図、図5は
図4の各々の場合の転送路を形成するために図3(a)
に示す構成のデータ経路切換手段に与える制御信号の論
理値を示す図、図6は同様に図3(b)に示す構成のデ
ータ経路切換手段に与える制御信号の論理値を示す図で
ある。図4の項目(a)〜(v)と、図5および図6の
項目(a)〜(v)はそれぞれ()の文字がおなじ項目
同士で対応している。
【0033】中央処理装置4と32ビット周辺装置との
間でデータ転送を行うなど、データ経路切換手段が32
ビットデータ転送路を形成する場合は、転送路は図4
(a)または(b)の様になる。このとき、制御信号
は、図5および図6の項目(a)および(b)に示すよ
うに、/OE0と/OE13が0になり、/OE1〜/
OE7が1になるので、データ経路切換手段の8ビット
バストランシーバ53〜56の4つが出力イネーブルに
なり、他の8ビットバストランシーバは切り放し状態に
なる。転送方向はDIR2によって制御される。
【0034】中央処理装置4と8ビット周辺装置との間
で8ビットのデータ転送を行うなど、データ経路切換手
段が8ビットデータ転送路を8ビットデータバス10
と、8ビットデータバス14〜17のいずれか1つとの
間に8ビットデータ転送路を形成する場合は、転送路は
図4の(c)〜(j)のいずれかの様になる。図5およ
び図6の(c)〜(j)に示すように、いずれの場合で
も制御信号/OE0は0になり/OE13は1になるの
で、8ビットバストランシーバ53は出力イネーブル
で、54〜56は切り放し状態になる。制御信号/OE
1〜/OE7は選ばれた転送路によって切り換えられ、
8ビットバストランシーバ57〜63は、転送路を中継
する位置にあるものが出力イネーブルになる。転送方向
の制御のためには2本以上の信号線を制御してやる必要
がある。なお、データ経路切換手段は便宜上8ビットデ
ータ転送路を8ビットデータバス10と、8ビットデー
タバス14〜17のいづれか1つとの間に8ビットデー
タ転送路を形成する場合を示したが、8ビットデータ転
送路を8ビットデータバス11〜13のいづれか1つ
と、8ビットデータバス14〜17のいづれか1つとの
間に8ビットデータ転送路を形成する必要がある場合
は、データ経路切換手段のバストランシーバ54〜56
に対して各々個別に/OEを制御する構成を取ればよ
い。
【0035】異なる8ビットデータバスに接続された8
ビット周辺装置間でデータ転送を行うなど、データ経路
切換手段が8ビットデータ転送路を8ビットデータバス
14〜17のうち2つの間に形成する場合は、転送路は
図4の(k)〜(v)のいずれかの様になる。図5およ
び図6の(k)〜(v)に示すように、いずれの場合で
も制御信号/OE0および/OE13は1になるので、
8ビットバストランシーバ53〜56は切り放し状態に
なり、グラフィクス用拡張カード2は32ビットデータ
バス7と切り放し状態になるので、中央処理装置4など
の32ビットデータバス7に接続する他の装置が32ビ
ットデータバス7を使用することが出来る。制御信号/
OE1〜/OE7は選ばれた転送路によって切り換えら
れ、8ビットバストランシーバ57〜63は、転送路を
中継する位置にあるものが出力イネーブルになる。転送
方向の制御のためには、図3(a)に示すデータ経路切
換手段ではDIR1を制御し、図3(b)に示すデータ
経路切換手段ではでは8ビットデータ転送路を形成する
2つの8ビットバストランシーバのDIR信号を制御し
てやる必要がある。
【0036】なお、待機状態では、データ経路切換手段
18が32ビットデータバス7に出力してはならないこ
とと、消費電力を少なくするという理由で、図5または
図6(w)に示すように/OE0、/OE13および/
OE1〜/OE7は1になり、データ経路切り換え手段
18のすべての8ビットバストランシーバは切り放し状
態になる。
【0037】以下、具体的な転送動作の例を4つ説明す
る。 (1)中央処理装置4が、周辺装置23に32ビットのデ
ータを転送する場合を説明する。中央処理装置4から見
て周辺装置23はSBusアドレス空間の1デバイスと
して見える。まず中央処理装置からの転送要求が前述の
ように転送制御手段28に伝えられる。このとき28ビ
ットアドレスバス6は周辺装置23に割り当てられた値
を示している。また32ビットデータバス7には転送す
るデータが中央処理装置4から出力されている。ここ
で、グラフィクスボード2は転送要求の待機状態であっ
たとする。転送要求解釈部34は、SBusコントロー
ル信号9aおよび28ビットアドレスバス6の情報に基
づき、周辺装置23に32ビットデータバス7の32ビ
ットのデータを転送することを認識する。転送要求解釈
部34はカウンタ35を起動させ、転送動作にはいる。
転送要求解釈部34からパルスジェネレータ37に、信
号線94を介して周辺装置23に32ビットデータバス
7の32ビットのデータを転送することが伝えられ、パ
ルスジェネレータ37は信号線97を介してカウンタ3
5からもらう転送動作中の時間情報をみて必要な時刻に
周辺装置23の制御線(制御線30の一部)とデータ経
路切換手段の制御線29を変化させる。すなわち、まず
データ経路切換手段の制御線29を図5または図6の項
目(a)に示した論理値にする。これによってデータ経
路切換手段18は図4(a)に示す転送路を形成し、3
2ビットデータバス7の32ビットのデータは32ビッ
トデータバス8に出力される。32ビットデータバス8
が安定したところで、周辺装置23に32ビットデータ
が書き込まれるように周辺装置23の制御線が制御され
る。周辺装置23のデータの取り込みが完了したところ
で、転送要求解釈部34は、SBusコントロール信号
9bに転送終了の応答情報を出力し、次の転送要求がな
いとすれば、周辺装置22の8ビットデータバス17へ
のデータ出力を終了させ両者を切り放し状態とし、デー
タ経路切換手段29の制御線を図5または図6の項目
(w)に示す論理値にして、グラフィクスボード2を待
機状態にする。
【0038】(2)次に周辺装置22から中央処理装置4
に8ビットのデータを転送する場合を説明する。中央処
理装置4から見て周辺装置22はSBusアドレス空間
の1デバイスとして見える。まず中央処理装置からの転
送要求が前述のように転送制御手段28に伝えられる。
このとき28ビットアドレスバス6は周辺装置22に割
り当てられた値を示している。グラフィクス用拡張カー
ド2は転送要求の待機状態であったとする。転送要求解
釈部34は、SBusコントロール信号9aおよび28
ビットアドレスバス6の情報に基づき、周辺装置22か
ら8ビットデータを読み出し8ビットデータバス10に
転送することを認識する。転送要求解釈部34はカウン
タ35を起動させ、転送動作にはいる。転送要求解釈部
34からパルスジェネレータ37に、信号線94を介し
て周辺装置22から8ビットデータを読み出し8ビット
データバス10に転送することが伝えられ、パルスジェ
ネレータ37は信号線97を介してカウンタ35からも
らう転送動作中の時間情報をみて必要な時刻に周辺装置
22の制御線(制御線30の一部)とデータ経路切換手
段の制御線29を変化させる。すなわち、まず8ビット
の周辺装置22が8ビットデータを出力するように周辺
装置22の制御線を制御する。これによって、8ビット
データバス17に8ビットデータが出力される。同時
に、データ経路切換手段29の制御線を図5または図6
の項目(j)に示した論理値にする。これによってデー
タ経路切換手段18は図4(j)に示す転送路を形成
し、8ビットデータバス17のデータが8ビットデータ
バス10に出力される。8ビットデータバス10が安定
したところで、転送要求解釈部34は、SBusコント
ロール信号9bに転送終了とデータ有効を示す応答情報
を出力し、中央処理装置4はこれを承けて8ビットデー
タバス10のデータを取り込む。転送要求解釈部34
は、中央処理装置4のデータの取り込みが終了した時点
で、周辺装置22の8ビットデータバス17へのデータ
出力を終了させ両者を切り放し状態とし、データ経路切
換手段29の制御線を図5または図6の項目(w)に示
す論理値にして、グラフィクスボード2を待機状態にす
る。
【0039】(3)次に8ビットの周辺装置19から8ビ
ットの周辺装置20に8ビットのデータを転送する場合
を説明する。この転送は中央処理装置4はデータの送受
に関与せず、ダイレクト・メモリアクセスの一種として
考えることが出来る。この転送を行う前に、中央処理装
置4はあらかじめ転送制御手段28内部の転送制御手段
のコントロール用レジスタ36に、転送元の装置、転送
先の装置、データ幅、転送回数を指示する情報を書き込
んでおく必要がある。この例では転送元の装置が8ビッ
トの周辺装置19、転送先の装置が8ビットの周辺装置
20、データ幅は8ビット、転送回数は1回である。さ
らに、中央処理装置4がコントロール用レジスタ36に
転送を指示する値を書き込むと、転送要求解釈部34
は、信号線93を介してこの指示を承けて、コントロー
ル用レジスタ36に書かれた転送元の装置、転送先の装
置、データ幅、転送回数の情報を認識し、信号線95を
介してカウンタ35を起動させ、転送動作にはいる。中
央処理装置4は転送データの送受には関わっていないの
で、転送要求解釈部34は、転送動作に入ってすぐにS
Busコントロール信号9bに転送終了の応答情報を出
力し、中央処理装置4を応答情報を待機する状態から解
放する。この周辺装置間の転送動作中は、32ビットデ
ータバス7はデータ経路切換手段18と切り放し状態に
あるので、中央処理装置4は32ビットデータバス7を
用いて自由な動作を行うことが出来る。ただし、このグ
ラフィクスボード2上の周辺装置間のデータ転送が終了
または停止するまでは、中央処理装置4が次のデータ転
送要求を転送制御手段28に伝えても、中央処理装置4
は待機させられ、待機時間が決められた上限値を越える
場合は、SBusコントロール信号9bに転送不能の応
答情報が出力され、要求は受理されない。
【0040】さて、転送動作に入ってすぐに、転送要求
解釈部34から信号線94を介してパルスジェネレータ
37に、周辺装置19から周辺装置20に8ビットデー
タを転送することが伝えられ、パルスジェネレータ37
はカウンタ35からもらう転送動作中の時間情報をみて
必要な時刻に周辺装置19および20の制御線とデータ
経路切換手段の制御線29を変化させる。すなわち、ま
ず周辺装置19が8ビットデータを出力するように周辺
装置19の制御信号を制御する。これによって転送され
る8ビットデータが8ビットデータバス14に出力され
る。同時に、データ経路切換手段の制御線29を図5ま
たは図6の項目(k)に示した論理値にする。これによ
ってデータ経路切換手段18は図4(k)に示す転送路
を形成し、8ビットデータバス14の8ビットのデータ
は8ビットデータバス15に出力される。8ビットデー
タバス15が安定したところで、周辺装置20に8ビッ
トデータが書き込まれるように周辺装置20の制御線が
制御される。周辺装置20のデータの取り込みが完了し
たところで、次の転送要求がないとすれば、周辺装置2
2の8ビットデータバス17へのデータ出力を終了させ
両者を切り放し状態とし、データ経路切換手段29の制
御線を図5または図6の項目(w)に示す論理値にし
て、グラフィクスボード2を待機状態にする。
【0041】(4)次に中央処理装置4が、8ビットの周
辺装置21に16ビットのデータを転送する場合を図7
を用いて説明する。図7は中央処理装置4が16ビット
データを8ビットの周辺装置21に転送する場合のデー
タの流れを順に示した図である。なお図7の構成要素に
ついて、図1と同一箇所には同一符号を付した。この転
送ではデータの直並列変換を行うために8ビット入出力
のレジスタ24および25を用いる。中央処理装置4か
ら見て周辺装置21はSBusアドレス空間の1デバイ
スとして見える。まず中央処理装置からの転送要求が転
送制御手段28に伝えられる。このとき28ビットアド
レスバス6は周辺装置21に割り当てられた値を示して
いる。また32ビットデータバス7の部分である2つの
8ビットデータバス10および11には、転送する16
ビットのデータが中央処理装置4から出力されている。
ここで、グラフィクスボード2は転送要求の待機状態で
あったとする。転送要求解釈部34は、SBusコント
ロール信号9aおよび28ビットアドレスバス6の情報
に基づき、周辺装置21に32ビットデータバス7の部
分である2つの8ビットデータバス10および11にあ
る16ビットのデータを転送することを認識する。転送
要求解釈部34は信号線95を介してカウンタ35を起
動させ、転送動作にはいる。転送要求解釈部34からパ
ルスジェネレータ37に、信号線94を介して周辺装置
21に32ビットデータバス7の部分である2つの8ビ
ットデータバス10および11にある16ビットのデー
タを転送することが伝えられる。
【0042】パルスジェネレータ37はカウンタ35か
らもらう転送動作中の時間情報をみて必要な時刻に、周
辺装置21の制御線および、8ビット入出力のレジスタ
24および25の制御線31、およびデータ経路切換手
段の制御線29を変化させる。すなわち、まずデータ経
路切換手段の制御線29を図5または図6の項目(a)
に示した論理値にする。これによってデータ経路切換手
段18は図4(a)に示す転送路を形成する。図7
(a)のように、32ビットデータバス7の部分である
2つの8ビットデータバス10および11にある16ビ
ットのデータは、32ビットデータバス8の部分である
2つの8ビットデータバス14および15に転送され、
8ビットデータバス14および15が安定したところ
で、8ビット入出力のレジスタ24および25にあわせ
て16ビットのデータが書き込まれるように8ビット入
出力のレジスタ24および25の制御線31が制御され
る。8ビット入出力のレジスタ24および25のデータ
の取り込みが完了したところで、転送要求解釈部34
は、SBusコントロール信号9に転送終了の応答情報
を出力し、中央処理装置4を応答情報の待機状態から解
放する。ただし、この転送動作は完了しておらず、動作
が続行される。続いてデータ経路切換手段の制御線29
を図5または図6の項目(m)に示した論理値にする。
これによってデータ経路切換手段18は図4(m)に示
す転送路を形成する。同時に8ビット入出力のレジスタ
24のデータを出力するよう制御線31を制御する。図
7(b)のように、8ビットデータバス14に出力され
たデータはデータ経路切換手段18の形成した図4
(m)に示す転送路によって8ビットデータバス16に
転送され、8ビットデータバス16が安定したところ
で、周辺装置21に8ビットデータが書き込まれるよう
に周辺装置21の制御線が制御される。周辺装置21の
データの取り込みが完了したところで、データ経路切換
手段の制御線29を図5または図6の項目(q)に示し
た論理値にする。これによってデータ経路切換手段18
は図4(q)に示す転送路を形成する。同時に8ビット
入出力のレジスタ25のデータを出力するよう制御線3
1を制御する。図7(c)のように、8ビットデータバ
ス15に出力されたデータはデータ経路切換手段18の
形成した図4(q)に示す転送路によって8ビットデー
タバス16に転送され、8ビットデータバス16が安定
したところで、周辺装置21に8ビットデータが書き込
まれるように周辺装置21の制御線が制御される。この
ようにして16ビットのデータは8ビットずつ2回に分
けて転送される。次の転送要求がないとすれば、転送要
求解釈部34は周辺装置22の8ビットデータバス17
へのデータ出力を終了させ両者を切り放し状態とし、デ
ータ経路切換手段29の制御線を図5または図6の項目
(w)に示す論理値にして、グラフィクスボード2を待
機状態にする。
【0043】本実施例による図1の情報処理装置と、従
来例による図8の情報処理装置を比較する。まず、デー
タバス最大接続数を比較する。従来例の情報処理装置で
はデータバス最大接続数は8ビットデータバス68に接
続される装置の数で7である。これに比べて実施例の場
合は、データ経路切換手段に図3(a)の構成を用いた
場合、データバス最大接続数は8ビットデータバス15
に接続される装置の数で6である。さらにこれらの装置
に8ビットの周辺装置を追加していく場合、従来例の情
報処理装置では8ビットデータバス68以外に追加する
ことが出来ないので、8ビットの周辺装置を1つ追加す
るごとにデータバス最大接続数は1増える。実施例の装
置は、あと2つ8ビットの周辺装置を増やしても8ビッ
トデータバス14および17に接続すればデータバス最
大接続数は6のままであり、以後1つ以上4つまでふや
すごとに1増える。データバス最大接続数を式で表す。
8ビット周辺装置の数をp、16ビット周辺装置の数を
h、32ビット周辺装置の数をq、ただし、p>0かつ
h>0かつq>0とすると、従来例の情報処理装置では
データバス最大接続数は(p+h+2)であり、実施例
の情報処理装置では([p/4]+q+4)である。た
だし、[x]はxより小さくない最小の整数とする。こ
のように、本実施例の情報処理装置は従来例の情報処理
装置に比べて、8ビット入出力の周辺装置を追加する場
合のデータバス最大接続数の増加が小さく、データバス
駆動部の電気的負担が少なくてすむ。
【0044】次に、中央処理装置が16ビットや32ビ
ットのデータを8ビットの周辺装置に転送する場合のマ
シンサイクル数について考える。従来例の情報処理装置
では、8ビットを越える大きさのデータは、中央処理装
置がデータを分割して1度に8ビット以下のデータを分
割しただけ転送してやる必要があった。たとえば、16
ビットデータでは2回の8ビットデータ転送を、32ビ
ットデータでは4回の8ビットデータ転送を中央処理装
置が行わなければならない。実施例の情報処理装置で
は、32ビットまでのデータならば、分割せずに8ビッ
トのレジスタ24〜27に一度に転送してしまい、レジ
スタ24〜27から転送先の8ビット周辺装置への転送
は転送制御手段28が行うので、中央処理装置の関与す
る転送は1回のみであり、マシンサイクルが少なくて済
む。
【0045】以上の様に本実施例の図1の情報処理装置
は、第1の32ビットデータバス8と、第1の32ビッ
トデータバス8を最上位から第1から第4までの4個の
第1群の8ビットデータバス14〜17に分け、第1群
の8ビットデータバスに1つずつそれぞれ接続された4
個の8ビット入出力の周辺装置19〜22と、第2の3
2ビットデータバス7と、第2の32ビットデータバス
7を最上位から第5から第8までの4個の第2群の8ビ
ットデータバス10〜13に分け、第2の32ビットデ
ータバスに接続される32ビット入出力の中央処理装置
4と、第1及び第2の32ビットデータバスの間に介在
して接続され、中央処理装置4及び複数の周辺装置のう
ち任意の2つの装置間の転送路を形成するデータ経路切
換手段18と、中央処理装置4からのデータ転送要求に
応じて制御信号を発生させ転送にかかわる周辺装置およ
びデータ経路切換手段18に制御信号を送る転送制御手
段28とを備えることによって、8ビット周辺装置間の
中央処理装置を介さないデータ転送の機能を保持したま
ま、8ビット周辺装置を第1群の8ビットデータバスに
分散して接続でき、データバス駆動部の電気的負担の最
大値を軽減できる。
【0046】さらに、第1群の8ビットデータバス14
〜17それぞれに8ビットのレジスタ24〜27を接続
した構成を有することによって、中央処理装置4が8ビ
ットを超えて32ビットまでのデータを8ビット入出力
の周辺装置との間で転送する場合に中央処理装置4のデ
ータ転送動作が1回で済み、中央処理装置のマシンサイ
クル数が少なくて済む。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、mビット周辺装
置を第1群のmビットデータバスに分散して接続でき、
データバス駆動部の電気的負担の最大値を軽減できる。
また、第1群のmビットデータバスの異なる2つに接続
しているmビット入出力の周辺装置の間のデータ転送を
行う場合、データ経路切換手段によってmビットデータ
バスの間を接続することによって行うことが出来る。具
体的には、mビットデータバスの間を接続する1個以上
のmビットバストランシーバを介して、異なる2個以上
のmビットデータバスに接続された複数のmビット入出
力の周辺装置が相互に接続された構成により、データバ
スを駆動する装置の駆動部の電気的負荷を軽減すること
ができる優れた情報処理装置を実現できるものである。
【0048】さらにk組のmビットデータバスそれぞれ
にmビットのレジスタを接続することにより、中央処理
装置がmビットより大きいデータをmビット入出力の周
辺装置と送受する場合、中央処理装置においては分割せ
ず1回の転送ですみマシンサイクルが少なくてすむとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における情報処理装置のブロッ
ク図
【図2】本発明の実施例における転送制御手段のブロッ
ク図
【図3】(a)は本発明の実施例におけるデータ経路切
換手段の第1の例の構成の例のブロック図 (b)は本発明の実施例におけるデータ経路切換手段の
第2の例の構成のブロック図
【図4】本発明の実施例におけるデータ経路切り換え手
段の形成する転送路の全ての場合を示す図
【図5】本発明の実施例におけるデータ経路切換手段の
第1の例に与える制御信号の論理値を示す真理値表を表
す図
【図6】本発明の実施例におけるデータ経路切換手段の
第2の例に与える制御信号の論理値を示す真理値表を表
す図
【図7】本発明の実施例における中央処理装置が16ビ
ットデータを8ビットの周辺装置に転送する場合のデー
タの流れを順に示した図
【図8】従来の情報処理装置のブロック図
【図9】従来の8ビットバストランシーバのブロック図
【符号の説明】
1 ワークステーション型コンピュータ 4 中央処理装置 7,8 32ビットデータバス 10〜17 8ビットデータバス 18 データ経路切換手段 19〜22 8ビット入出力の周辺装置 24〜27 8ビット入出力のレジスタ 28 転送制御手段 29 データ経路切換手段の制御信号線 30 周辺装置の制御信号線 31 8ビット入出力のレジスタの制御信号線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】kは2以上の整数、mは自然数である第1
    の(k×m)ビットデータバスと、 前記第1の(k×m)ビットデータバスを最上位から第
    1から第kまでのk個の第1群のmビットデータバスに
    分け、前記第1群のmビットデータバスのうち2つ以上
    のmビットデータバスにそれぞれ少なくとも1つ接続す
    る複数のmビット入出力の周辺装置と、 第2の(k×m)ビットデータバスと、 前記第2の(k×m)ビットデータバスを最上位から第
    (k+1)から第(2k)までのk個の第2群のmビッ
    トデータバスに分け、前記第2の(k×m)ビットデー
    タバスに接続される(k×m)ビット入出力の中央処理
    装置と、 前記第1および前記第2の(k×m)ビットデータバス
    の間に介在して接続され、前記中央処理装置及び複数の
    周辺装置のうち任意の2つの装置間の転送路を形成する
    データ経路切換手段と、 前記中央処理装置からのデータ転送要求に応じて制御信
    号を発生させ転送にかかわる周辺装置および前記データ
    経路切換手段に制御信号を送る転送制御手段とを備えた
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の第1の(k×m)ビットデ
    ータバスに接続する(k×m)ビット入出力の周辺装置
    を有した情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のデータ経路切換手段は、デ
    ータ転送要求に応じて、データ転送要求によって前記第
    1群のmビットデータバスのなかから選ばれた2つのm
    ビットデータバスの間にmビットデータの転送路を形成
    する、あるいは、データ転送要求によって前記第1群の
    mビットデータバスのなかから1つ選ばれたmビットデ
    ータバスと前記第(k+1)のmビットデータバスの間
    にmビットデータの転送路を形成する情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のデータ経路切換手段は、デ
    ータ転送要求に応じて、データ転送要求によって前記第
    1群のmビットデータバスのなかから選ばれた2つのm
    ビットデータバスの間にmビットデータの転送路を形成
    する、あるいは、データ転送要求によって前記第1群の
    mビットデータバスのなかから1つ選ばれたmビットデ
    ータバスと前記第(k+1)のmビットデータバスの間
    にmビットデータの転送路を形成する、あるいは、前記
    第1および前記第2の(k×m)ビットデータバスの間
    に(k×m)ビットデータの転送路を形成する情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2記載の第1群のmビットデー
    タバスにmビットのレジスタを接続した情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2記載のデータ経路切換手段と
    して、第1群のmビットデータバスの間を接続する第1
    群のmビットバストランシーバと、前記第1群のmビッ
    トデータバスと第2群のmビットデータバスをそれぞれ
    対応するmビット位置同士で接続する第2群のmビット
    バストランシーバを備えた情報処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の第1群のmビットデータバ
    スにmビットのレジスタを接続した情報処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1,2記載のデータ経路切換手段と
    して、第1群のmビットデータバスと第1群のmビット
    バストランシーバを介して接続された第(2k+1)の
    mビットデータバスと、前記第1群のmビットデータバ
    スと第2群のmビットデータバスをそれぞれ対応するm
    ビット位置同士で接続する第2群のmビットバストラン
    シーバを備えた情報処理装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の第1群のmビットデータバ
    スにmビットのレジスタを接続した情報処理装置。
  10. 【請求項10】請求項1から9の何れかに記載のkが4
    でmが8である情報処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6434646B1 (en) 1998-04-07 2002-08-13 Nec Corporation Signal distribution system and method based on bus arrangement
JP2011512599A (ja) * 2008-02-15 2011-04-21 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 周辺装置モジュールレジスタアクセス方法及び装置

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