JPH0520360U - スルーホールの構造 - Google Patents

スルーホールの構造

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JPH0520360U
JPH0520360U JP7373891U JP7373891U JPH0520360U JP H0520360 U JPH0520360 U JP H0520360U JP 7373891 U JP7373891 U JP 7373891U JP 7373891 U JP7373891 U JP 7373891U JP H0520360 U JPH0520360 U JP H0520360U
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JP
Japan
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hole
wiring pattern
wiring patterns
front surface
wiring
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JP7373891U
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English (en)
Inventor
健一 穴迫
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1個のスルーホールに電位の異なる複数対の
配線パターンを介在させる。 【構成】 1個のスルーホール12の内壁に、導体の形
成されていない抜き打ち穴14,15,16を挟んで導
体13a,13b,13cを形成し、導体13aにより
表面配線パターン5と裏面配線パターン9を電気的に接
続し、導体13bにより表面配線パターン6と裏面配線
パターン10を電気的に接続し、導体13cにより表面
配線パターン7と裏面配線パターン11を電気的に接続
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、両面配線基板の同一面に存在しない配線パターン同士を電気的に接 続するスルーホールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のスルーホールの構造を示す平面図である。 図において、1は表裏間が絶縁している両面配線型の基板2の表面に形成され る表面配線パターン、3は基板2の裏面に形成される裏面配線パターンであり、 基板2を挟んで後述するスルーホールにより電気的に接続されるため、該接続さ れる表面配線パターン1と裏面配線パターン3とは基板2を挟んで重なりができ るように形成されている。
【0003】 4はスルーホールで、基板2を挟んで重なっている表面配線パターン1から裏 面配線パターン3まで貫通しており、その内壁に導体を形成することで、表面配 線パターン1と裏面配線パターン3は電気的に接続されている。 このスルーホール4は、表面配線パターン1と裏面配線パターン3とを電気的 に接続するために、1対の配線パターンに対して1個もしくは電気容量等の理由 から複数個開けられている。
【0004】 このように、従来のスルーホールは1個のスルーホールまたは複数のスルーホ ールによって単層もしくは多層配線基板の中の指定の単一(スルーホールによる 接続で電気的に同電位となる)配線パターンの接続を実施するものであり、スル ーホールはいずれも1対の配線パターン同士を接続しているものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のスルーホールの構造であると、このスルーホー ルは、接続した後、電気的に同電位となる配線パターン同士の接続にのみ適用す ることが可能で、1個のスルーホールでは電気的に同電位でない配線パターンや 電気的に接続しない配線パターンを介在させることができず、スペースの有効利 用ができないという問題がある。 また、両面配線の基板に対し電解メッキを行う際、電気的に独立した配線パタ ーンが多く存在するので、その工程が複雑であるという問題もある。
【0006】 本考案は、上述したように1個のスルーホールに電気的に同電位でない配線パ ターンを介在させることができないという問題、また電解めっきの際に電気的に 独立した配線パターンが多くあって工程が複雑になるという問題を解決するため になされたもので、1個のスルーホールに同電位でない配線パターンが介在でき 、その製造工程における電解めっきの際に電気的に独立している配線パターンを 減らして作業,実装とも効率的な基板を形成可能なスルーホールの構造を提供す ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、表裏間が絶縁している基板の両面に形成 した配線パターンを結ぶスルーホールを開け、該スルーホールの内壁に導体を形 成して両面の配線パターン同士を電気的に接続するスルーホールの構造において 、1個のスルーホールに対し、基板の表面側の複数の配線パターンを、それぞれ の端部が該スルーホールの表面側の円周縁部に端部同士が接することなく達する ように形成し、この表面側の配線パターンに対応する裏面側の複数の配線パター ンを、それぞれの端部がスルーホールの裏面側の円周縁部に端部同士が接するこ となく達するように形成するとともに、該スルーホールの内壁に、表面の配線パ ターンと裏面の配線パターンを電気的に接続する導体を、間に絶縁部を介在させ てそれぞれ電気的に独立した状態で、複数個円周方向に並べて形成することとし たものである。
【0008】
【作用】
上述した構成を有する本考案は、1個のスルーホールの内壁に、電気的に独立 した複数の導体を円周方向に並べて形成することで、表面側の複数の配線パター ンとそれに対応した裏面側の複数の配線パターンを、同一面上のある配線パター ン同士は電気的に独立した状態として、1個のスルーホールで電気的に接続する ことができる。 また、スルーホールの製造工程において、導体間の絶縁部を電解めっきの後か ら形成することとすれば、電解めっき時には1個のスルーホールに接続された表 裏両面の複数の配線パターンすべてが電気的に接続しており、電解めっきが行い やすくなる。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例を説明する。 図1は本考案の第1の実施例におけるスルーホールの構造を示す平面図、図2 は図1のA−A′線断面図である。 図において、5,6および7は表裏間が絶縁している両面配線型の基板8の表 面側に形成された表面配線パターン、9,10および11は基板8の裏面側に形 成された裏面配線パターン、12は基板8を表面から裏面まで貫くスルーホール で、前記各配線パターンの端部は、隣接する端部同士が接することなくこのスル ーホール12の円周縁部まで達している。
【0010】 13a,13bおよび13cは前記スルーホール12の内壁に円周方向に並べ て形成された導体で、導体13aと13bの間には導体の形成されていない絶縁 部である打ち抜き穴14が打ち抜かれ、導体13bと13cの間には導体の形成 されていない打ち抜き穴15が打ち抜かれ、さらに導体13cと13aの間には 導体の形成されていない打ち抜き穴16が打ち抜かれており、各導体13a,1 3bおよび13cは、それぞれ電気的独立が図られている。
【0011】 これにより、図2に示すように、表面配線パターン5と裏面配線パターン9は スルーホール12に形成された導体13aにより電気的に接続され、表面配線パ ターン6と裏面配線パターン10はスルーホール12に形成された導体13bに より電気的に接続され、さらに、図2においては図示されていないが、表面配線 パターン7と裏面配線パターン11はスルーホール12に形成された導体13c により電気的に接続される。そして、上述したように、導体13a,13bおよ び13cは、それぞれの間に絶縁部である打ち抜き穴14,15および16が介 在することでそれぞれ電気的独立が図られているので、1個のスルホール12に 接続された上記3対の配線パターンは電気的に異なった電位をとることができる 。
【0012】 ここで、上記スルーホール12の製造工程を考えてみると、各打ち抜き穴14 ,15および16を形成する前の段階で、スルーホール12の円周面全体を導体 とすることで、このスルーホール12に接続している全ての配線パターンが電気 的に接続される。この段階で電解めっきを実施すると、すべての配線パターンが 電気的に接続しているので、いずれかの配線パターンの一か所に電極を接続する ことで、このスルーホール12に接続された表裏すべての配線パターンにめっき を施すことができる。 その後、各打ち抜き穴14,15および16を打ち抜くことで、その内壁には 導体は残らず、導体13a,13bおよび13cはそれぞれ電気的に独立する。
【0013】 図3は本考案の第2の実施例のスルーホールの構造を示す平面図であり、(a )は製造工程途中の状態を示し、(b)は製造工程完了の状態を示す。 20a,20b,20c,20dおよび20eは表裏間が絶縁している両面配 線型の基板21の表面に形成された表面配線パターン、22a,22b,22c ,22dおよび22eは前記表面配線パターン20a,20b,20c,20d および20eの、同心円上に開けられたスルーホール、23a,23b,23c ,23dおよび23eは前記スルーホール22a,22b,22c,22dおよ び22eの内壁に形成され、表面配線パターン20a,20b,20c,20d および20eと図示しない基板21の裏面側に形成された裏面配線パターンを電 気的に接続する導体である。
【0014】 24は前記スルーホール22a,22b,22c,22dおよび22eを通り 、表面配線パターン20a,20b,20c,20dおよび20eを電気的に独 立させるために基板21を表裏貫通して打ち抜いた打ち抜き穴である。 以上の構成によると、表面配線パターン20a,20b,20c,20dおよ び20eは、それぞれの端部は隣接する端部同士が接することなく、打ち抜き穴 24の円周縁部に達しているのでそれぞれ電気的に独立している。そして、各ス ルーホール22a,22b,22c,22dおよび22eの内壁に形成された導 体23a,23b,23c,23dおよび23eにより、基板21の裏面側に形 成された図示しない裏面配線パターンと電気的に接続している。
【0015】 この第2の実施例の製造工程を考えてみると、図3(a)に示すように、まず 表面配線パターン20a,20b,20c,20dおよび20eはそれぞれが交 差して電気的に接続した状態で、基板21の表面側に一点から放射状に延びて形 成され、同心円上にそれぞれスルーホール22a,22b,22c,22dおよ び22eを開け、その内壁に導体23a,23b,23c,23dおよび23e を形成する。この状態では上記表面配線パターン20a,20b,20c,20 dおよび20eと図示しない裏面配線パターンのすべてが電気的に接続されてお り、この段階でいずれかの配線パターンに電極を接続して電解めっきを行うこと で、表裏すべての配線パターンにめっきを施すことができる。 その後、各スルーホール22a,22b,22c,22dおよび22eの中央 を通る打ち抜き穴24を開けることで、図3(b)に示すように各配線パターン 20a,20b,20c,20dおよび20eは電気的に独立し、それぞれ対応 する裏面側の配線パターンとスルーホールの内壁に形成された導体により電気的 に接続される。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、1個のスルーホールに対し、基板の表面側の 複数の配線パターンを、それぞれの端部が該スルーホールの表面側の円周縁部に 端部同士が接することなく達するように形成し、この表面側の配線パターンに対 応する裏面側の複数の配線パターンを、それぞれの端部がスルーホールの裏面側 の円周縁部に端部同士が接することなく達するように形成するとともに、該スル ーホールの内壁に、表面の配線パターンと裏面の配線パターンを電気的に接続す る導体を、間に絶縁部を介在させてそれぞれ電気的に独立した状態で、複数個円 周方向に並べて形成したものである。
【0017】 したがって、基板の表面に形成された複数の配線パターンと、それに対応して 裏面に形成された複数の配線パターンを、1個のスルーホールにおいて同一面に ある配線パターン同士は電気的に独立した状態で接続することができるので、1 個のスルーホールに電気的に同電位でない配線パターンを介在させることができ 、基板上のスペースを有効に使用できる。 また、表面側の配線パターンと裏面側の配線パターンを電気的に接続する導体 を、各配線パターンに対して十分に広い面積で形成できるので、電気的な容量を 大きくすることができる。
【0018】 さらに、製造工程において、一度全ての配線パターンが電気的に接続された状 態として、この段階で電解めっきを施し、その後、それぞれを所定の組み合わせ で電気的に独立した配線パターンとすることができるので、電解めっきがしやす い。また、すべて電気的に接続した状態の配線パターンを、所定の組み合わせで 電気的に独立した配線パターンとすることは容易で、かつ複数の組み合わせであ っても同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例におけるスルーホールの
構造を示す平面図である。
【図2】図1のA−A′線断面図である。
【図3】本考案の第2の実施例のスルーホールの構造を
示す平面図である。
【図4】従来のスルーホールの構造を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
5,6,7 表面配線パターン 8 基板 9,10,11 裏面配線パターン 12 スルーホール 13a,13b,13c 導体 14,15,16 打ち抜き穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏間が絶縁している基板の両面に形成
    した配線パターンを結ぶスルーホールを開け、該スルー
    ホールの内壁に導体を形成して両面の配線パターン同士
    を電気的に接続するスルーホールの構造において、 1個のスルーホールに対し、基板の表面側の複数の配線
    パターンを、それぞれの端部が該スルーホールの表面側
    の円周縁部に端部同士が接することなく達するように形
    成し、この表面側の配線パターンに対応する裏面側の複
    数の配線パターンを、それぞれの端部がスルーホールの
    裏面側の円周縁部に端部同士が接することなく達するよ
    うに形成するとともに、該スルーホールの内壁に、表面
    の配線パターンと裏面の配線パターンを電気的に接続す
    る導体を、間に絶縁部を介在させてそれぞれ電気的に独
    立した状態で、複数個円周方向に並べて形成したことを
    特徴とするスルーホールの構造。
JP7373891U 1991-08-22 1991-08-22 スルーホールの構造 Pending JPH0520360U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007048797A (ja) * 2005-08-08 2007-02-22 Sumitomo Metal Electronics Devices Inc セラミック多層基板及びその製造方法

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