JPH0231793Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、たとえばワイヤーハーネスの相互接
続に用いられるジヤンクシヨンブロツク（電気接
続箱）において、その内部回路を構成するブスバ
ー回路板の配設構造に関するものである。

従来の技術 ブスバー回路板は、第４図イ，ロに示すよう
に、一枚の薄板金から所望のパターンをもつ複数
のブスバー１ａ，１ｂ，１ｃ…を打抜き、端部に
雄タブ２を起立連成したものを、基板３上のリブ
４に沿つて平面的に配設して形成され、電気接続
箱内に一層または多層に重ねて収納する。そし
て、基板３の限られたスペースを活かし、前記ブ
スバーの回路取廻しを容易にするために、実開昭
53−124668号には、同種類のブスバー１ｄと１ｅ
間に導電性を有するブリツジ５を他のブスバーを
跨るよう取付けて、ブスバー１ｄと１ｅを接続す
る技術が開示されている。

考案が解決しようとする問題点 従来のブスバー回路板では、ブリツジ５によつ
て回路数を増やしても、ブスバー１ａ，１ｂ，１
ｃ…群が平面的に配設してあるために、スペース
の限定された基板３上では、実質的に回路数の大
巾な増加は望めない。

本考案の目的は、スペースの限られた基板上で
回路数を大巾に増加できる構造のブスバー回路板
を提供するにある。

問題点を解決するための手段 前記の目的を達成するため、本考案にあつては、
複数のブスバーを基板に対して平面的に配設する
と共に、同種類のブスバー間に導電性を有するブ
リツジを他のブスバーを跨るようにして取付け、
同種類のブスバー間を接続してなるブスバー回路
板において、前記ブリツジ下におけるブスバーを
前記基板に対して縦に並設したことを特徴とす
る。

実施例 第１図ないし第３図において、１０は絶縁基板
であつて、その上に複数のブスバー１１ａ，１１
ｂ…１１ｅおよび１２ａ，１２ｂが配設されてい
る。

ブスバー１２ａ，１２ｂは従来と同様に基板１
０に対して平面的に配設されている。これに対し
て、ブスバー１１ａ〜１１ｅは、基板上に立設し
た複数のリブ１３間に形成されたスリツト溝１４
に縦に配設され、外側のブスバー１１ａと１１ｅ
とは他のブスバー１１ｂ〜１１ｄを跨つて設けた
ブリツジ１５によつて接続されている。また、各
ブスバー１１ａ〜１１ｅおよび１２ａ，１２ｂの
端部（中間部であつてもよい）には、外部接続用
雄タブ１６が起立連成してある。なお、１７は電
気接続箱のカバーである。

このように、本考案のブスバー回路板では、ブ
リツジ１５で接続されたブスバー１１ａと１１ｅ
の間に位置するブスバー１１ｂ〜１１ｄは、基板
１０に対して縦に配設されているから、基板１０
のスペースが同じでも、その収容回路数を大巾に
増加させることができる。

なお、ブリツジ１５により、ブスバー回路板自
体の丈（厚み）が大きくなるが、回路数の増加に
よつて、その層積枚数が減少するので、回路板金
体を小型化することもできる。

考案の効果 以上から明らかなように、本考案のブスバー回
路板は、基板の限られたスペース内で回路数を大
巾に増やすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のブスバー回路板の一実施例を
示す平面図、第２図は同上のブリツジ部分の拡大
平面図、第３図は第２図の−線断面図であ
る。第４図イ，ロはそれぞれ従来のブスバー回路
板を示す平面図イと要部断面図ロである。 １０……絶縁基板、１１ａ〜１１ｅ……ブスバ
ー、１２ａ，１２ｂ……ブスバー、１５……ブリ
ツジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 複数のブスバーを基板に対して平面的に配設す
   ると共に、同種類のブスバー間に導電性を有する
   ブリツジを他のブスバーを跨るようにして取付
   け、同種類のブスバー間を接続してなるブスバー
   回路板において、前記ブリツジ下におけるブスバ
   ーを前記基板に対して縦に並設したことを特徴と
   するブスバー回路板。