JPH05203541A - 特に排気ガスの再循環を考慮にいれた内燃機関の偶力測定方法および装置 - Google Patents

特に排気ガスの再循環を考慮にいれた内燃機関の偶力測定方法および装置

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JPH05203541A
JPH05203541A JP4244664A JP24466492A JPH05203541A JP H05203541 A JPH05203541 A JP H05203541A JP 4244664 A JP4244664 A JP 4244664A JP 24466492 A JP24466492 A JP 24466492A JP H05203541 A JPH05203541 A JP H05203541A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】残留燃焼ガスが存在し、排気ガスの再循環が備
えられている内燃機関、および混合ガスが希薄であるガ
ソリンまたはディーゼル・エンジンについて、燃焼サイ
クル当りの平均ガス偶力を求める方法および装置を得
る。 【構成】燃焼当りの平均ガス偶力を表わす値Cgが、排
気ガスの再循環および残留燃焼ガスの関数として補正さ
れる。この補正装置は、補正された数値(Cg)qまたは
(Cg)r,qを供給するために、p2を実験的に決定され
る0.5に近い定数、qを上記全体の割合の値として補
正係数Q2=(1−p2・q)を作り出し、混合ガスの濃
度rの関数として予め補正された係数Q2をCgに乗算
するための計算手段(56)を含んでいる。過剰の助燃
剤の場合およびディーゼル・エンジンの場合、Cgを補
正するための他の装置が備えられる。 【効果】車両用エンジンの最適調節および燃焼不調の検
出を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の燃焼サイクル
当りの平均ガス偶力の値の測定方法および装置、及びよ
り正確には排気ガスの再循環率、残留燃焼ガス率、およ
び過剰助燃剤(空気)のような各種の動作パラメータの
関数として、燃焼による平均ガス偶力の値の補正方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関において発生する偶力は多くの
パラメータの合成であり、調節の適合性を反映する。そ
れは複合した動的システムの出力の大きさを構成する。
その測定は比較的簡単であり、テスト用ベンチで日常行
なわれているが、その測定費用は比較的高い。その上、
通常の測定ベンチは、安定化された動作における偶力の
いくつかのサイクルに亘っての平均値しか与えない。多
くの燃焼サイクルについての平均値のこのような測定
は、多くの点で、例えば内燃機関のいくつかの調節を最
適化するため、またはその動作のいくつかの欠陥を診断
するためには不十分である。これらの欠陥の中で、燃焼
不調が注目されるだろう。その検出および統計的な評価
は新しい国際規則によって用意されている。
【0003】これらの最後の目的を達成するために、内
燃機関の異なったシリンダの中での混合ガスの燃焼によ
って作り出される燃焼サイクル毎の平均ガス偶力の定量
的な分析が是非必要である。このような分析は、現在ま
で、実験室で、または非常に大きな出力の内燃機関での
み行なわれており、一般に燃焼室の中での圧力の読み取
りに頼っていた。この技術は、圧力検知器の導入を可能
にするように考案された(または特別に変更された)内
燃機関でしか実施することができない、という主要な不
都合を持っている。さらに、それは明らかに、車輌に大
量生産で取り付けられる内燃機関には直ちには適用でき
ず、さらに信頼性、価格、寿命、および圧力検知器の実
施の便利さが、自動車工業の経済的な絶対必要条件に合
致しない限り長くそのままであろう。
【0004】モトロ−ラ社(Motorola In
c.)によって出願されたPCT特許国際出願、第WO
90/07051号明細書には、内燃機関の動作のエレ
クトロニックス管理システムが記載されている。このシ
ステムは、内燃機関のフライホイールに固定された測定
用クラウン歯車の歯が固定の検知器の前を通過する周期
の瞬間的な値が、内燃機関のシリンダの各々の中で相つ
いで作り出される瞬間的な出力測定に対応することを示
す。検知器によってこのようにして作り出される信号は
ついで処理される。その処理は、(1)検知器の前のク
ラウン歯車の歯の通過の瞬間的な周期diを測定し、
(2)それらのシリンダの各々に帰属する歯の周期di
にきしみ音または出力のような内燃機関の特定の動作判
断基準に対応する1組に付属する定った平衡係数P
i(これら係数の決定方法は記載されない)をそれぞれ
乗算し、(3)各シリンダについて得られた結果di
iの和を作り、(4)その和を基準として採られた特
定の値と比較し、(5)必要な場合には、その比較結果
から一つのシリンダの中のきしみ音の存在、または他に
対する一つのシリンダの出力の不平衡を導き出し、
(6)その結果空気−燃料混合ガスのシリンダへの供給
を修正することから成っている。
【0005】このように記載されたシステムの目的は、
内燃機関のシリンダの中のあらゆるきしみ音を除去し、
および/またはその各々によって供給される瞬間的な出
力を平衡させることである。このため、得られる中間の
いろいろの量の絶対値は求められもしないし、見出され
もしない。
【0006】本出願人による先の出願「内燃機関の偶力
測定方法および装置」(特願平 4−243288号)
においては、内燃機関の単数または複数のシリンダの中
での混合ガスの各燃焼当り発生させられる平均ガス偶力
を表わす値Cgを作り出すための装置が記載された。そ
の装置は、内燃機関のフライホイールまたはクランク・
シャフトに固定されたクラウンの上に設けられた測定マ
−ク、それらのマ−クについて、フライホイールの1回
転当りの、またはカム・シャフトの1回転当りの指数化
の基準を定義するための手段、クラウンの近傍に固定し
て取り付けられた、マ−クの通過検知器、検知器の前の
マ−クの各々の通過の長さを表わす1次の値diを作り
出すための手段その1次の値diを処理し、そのように
して、それぞれ内燃機関の中での燃焼の1周期の途中で
のマ−クの上の平均角速度Ωm、および燃焼の同じ周期
について、内燃機関の中での燃焼の周波数でのマ−クの
瞬間的な角速度Ωiの交互に変る成分Eの、内燃機関の
いろいろなシリンダの中での燃焼にそれぞれ付随するマ
−クの群の位相基準線の上の投影EcosΦを表わす二つ
の2次の値を作り出すための手段、文字aおよびbを実
験的に決定される定数として、
【0007】
【数5】
【0008】にしたがって、それらの二つの2次の値を
組合わせ、そのようにして求めている信号を作り出すた
めの手段を含んでいる。
【0009】ボ・デゥ・ロシャ(Beau de Rochas)のサイ
クルにしたがって動作する4衝程4シリンダのガソリン
・内燃機関の特別の場合においては、そのサイクルの四
つの衝程(吸入、圧縮、燃焼−膨脹、排気)の各々が内
燃機関のクランク軸に固定されたフライホイールの特定
の半回転の途中で発生する。関係するシステム(クラン
ク軸、フライホイールおよび交互に変る質量)によって
得られる運動学的エネルギは、内燃機関の動作サイクル
のいろいろな衝程の各々の間それに及ぼされる正および
負の瞬間的ないろいろの偶力の結果である。
【0010】上記特定の場合における半回転毎に計算さ
れる偶力Cgは相隣接する燃焼における二つのシリンダ
の中にそれぞれ閉じ込められる混合ガスの圧縮および燃
焼−膨脹の相の間に発生させられる。内燃機関は、考え
ている場合においては、四つのシリンダを備えており、
他の二つのシリンダは吸入および排気の相にあり、第1
近似として、投影cosΦの故にそれらがCgの値に介入
しないことを示すことができる。圧縮の相は燃焼−膨脹
の相よりも少なく変化、分散を受けるから、呈示の明瞭
さのために、半回転について計算されるCgの値は燃焼
しているシリンダに関する値であると言うことができ
る。偶力Cgは、同じ、したがって同じ混合ガスを閉じ
込めるシリンダの、圧縮および燃焼−膨脹の二つの相に
ついての平均ガス偶力の評価であることも言うことがで
きる。
【0011】内燃機関が何であっても、Cgは一方では
通常正であり、他方では内燃機関の回転慣性、内燃機関
内部のいろいろな摩擦、他のシリンダの吸入の減圧およ
び排気の昇圧、そして勿論負荷、すなわち車輌に加えら
れる有効な偶力の変化から来る対抗する平均偶力の和に
よって平衡させられる。
【0012】運動学的なエネルギの定理は、一つのシス
テムの運動学的なエネルギの微少変化はそれが受ける偶
力の微少仕事に等しいことを教えている。この定理を今
主として取り扱っているシステム、すなわちクランク軸
−フライホイールが含まれる交互に変る質量に適用し、
クランク軸−フライホイールの一式が変形しないと仮定
し、得られた結果の調和分析を行ない、フライホイール
の下流に設けられた負荷が考慮されている周波数につい
て完全に結合を外されていると考えれば、内燃機関の中
の燃焼周波数におけるガス偶力の交互に変る成分はフラ
イホイールの平均角速度Ωm、および内燃機関の燃焼の
周波数におけるそのフライ・ホイールの瞬間的な角速度
Ωiの交互に変る成分Eの位相の基準線上の投影と下記
の線形関係式
【0013】
【数6】
【0014】によって結び付いていることが示される。
こゝでa1およびb1は二つの一定の項であり、第1項は
内燃機関の回転慣性に比例し、第2項は交互に変る質量
の慣性モーメントの関数およびある測定の場合には測定
クラウンのマ−クの位置の不規則性の関数である。
【0015】その上、複数の内燃機関のテスト・ベンチ
における実験的な研究は、ガス偶力の平均値Cgと同じ
ガス偶力の交互に変る成分Caの比Cg/Caが考えて
いる内燃機関の動作の各種の回転速度範囲および各種の
負荷について少ししか変化せず、混合ガスの濃度(r)
が一定であるか、または1よりも大きいかあるいはそれ
に等しいだけ、益々そうであることを示した。
【0016】従って、変化しないクランク軸−フライホ
イールのシステムについての実験および計算は、前述特
許出願明細書に記載され、請求項に示されたような内燃
機関の低回転速度範囲についての本発明による測定装置
の起源にある関係式
【0017】
【数7】
【0018】を確立することを可能にした。
【0019】しかし、内燃機関の動作の高回転速度範囲
の場合においては、この基礎の関係式は修正を受けなけ
ればならない。実際、高回転速度範囲では、存在する捩
りの弾性的な結合、特にクランク軸と内燃機関のフライ
ホイールの間の結合は内燃機関の中での燃焼の周波数f
iにおけるフライホイールの瞬間的な角速度の基本的な
交互に変る成分を表すベクトルEを変える、周波数の伝
達関数を表わす。この結合は無視できる程小さい減衰の
項を持っているから、その伝達関数はz=1+(fi
r)と書くことができ、こゝで、項fiはフライホイー
ルの回転周波数fvに比例する燃焼の周波数(fi=fv.
2k/t)である。実際には、周波数frは内燃機関の
ヘルツ単位で表わした最大回転周波数の4ないし6倍に
等しく、その結果として、項z=(fi/fr)2が燃焼周
波数fiに対して屡々小さく、計算されたCgの値をク
ランク軸/フライホイールの捩り現象を補正するため
に、簡単な補正係数(1−z)が前に述べた目標とする
基礎の関係式の定数“a”に適用可能となっている。
【0020】前に挙げた特許出願においては、Cgの計
算のために、排気ガスの再循環(RGE)、残留燃焼ガ
ス(GBR)の存在、およびシリンダの中の助燃剤(空
気)の過剰の影響が考慮にいれられていなかった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は排気ガ
スの再循環(RGE)率および残留燃焼ガス(GBR)
の率を考慮にいれて、燃焼当り平均ガス偶力の値Cgを
計算するために、前述特許出願の方法および装置を完成
することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
燃焼サイクル当りの平均ガス偶力を表すCgの値を作り
出すためのシステムにおいて、排気ガスの再循環および
エンジンのシリンダの中の残留燃焼ガスの全体の割合
(q)の関数として値Cgを補正する方法および装置に
関し、補正装置が、補正された測定値(Cg)rまたは
(Cg)r,qを供給するために、p2を実験的に決定され
る0.5に近い定数、qを上記全体の割合の値として、
補正係数Q2=(1−p2・q)を作り出し、次に必要な
場合には混合ガスの濃度rの関数として予め補正された
係数Q2を値Cgに乗算するための計算手段(56)を
含むことを要旨とする。
【0023】本発明はまた、シリンダの中で助燃剤過剰
の場合に、値Cgを補正するための装置に関し、それ
が、実験的に決定され、記憶された定数であるu<1を
使って中間の値Ca=Cg/uを作り出すための第1の
計算手段、および実験的に決定され、記憶された定数k
R、および既に計算され、または測定され、記憶された
グラフを形成する量の関数として実験的に決定されたシ
リンダの充填Rを使って、求める値(Cg)p=Ca−kR
・Rを作り出すための第2の計算手段を含むことを要旨
とする。
【0024】同様に、本発明は、排気ガスの再循環率お
よび残留燃焼ガスの率の関数として値Cgを補正するた
めの方法、さらに、シリンダの中の助燃剤過剰の場合に
値Cgを補正するための方法に関する。
【0025】本発明の特徴および利点は、図面を参照し
て、限定的ではなく例示として示される、本発明の特定
の実施の態様の記載からより明確となされる。
【0026】
【作用】本発明によれば、排気ガスの再循環および残留
燃焼ガスを考慮にいれて、燃焼当り平均ガス偶力の値C
gが計算されるので、結果の精度が向上する。
【0027】
【実施例】本発明の理解を可能にするために、第1図に
関連して前述特許出願に対応する燃焼サイクル当りの平
均ガス偶力を表す値Cgの計算装置またはシステムが記
載される。
【0028】第1図に、フライホイールに固定され歯を
切られた測定クラウン歯車12、例えば、エレクトロニ
ックス点火のエンジンに取り付けられた標準型クラウン
歯車を備えた4衝程(t=4)および4シリンダ(k=
4)の内燃機関の中での混合ガスの各燃焼サイクル当り
作り出される平均ガス偶力Cgの測定回路10が示され
る。
【0029】例として、クラウン歯車12はその周囲
に、引用番号14および16で示されているような、3
8個の歯を持っている。それらは、引用番号18および
20で示されているような2つの基準の歯によって分離
された2列の19個の歯に分布せしめられ、該基準の歯
は直径方向に反対(突出、凹入)であり、他の歯の幅の
3倍の幅を持っている。実際、クラウン歯車は、同じモ
ジュールの実際のまたは潜在の歯と呼ばれる、等間隔の
n=2×19+2×3=44のマ−クを持っており、そ
れらのうちの二つは基準、または歯に番号を打つこと、
特に以下に決定される歯d0を決定することを可能にす
る指数化の原点の役をするために直径方向に反対であ
る。
【0030】クラウン歯車12には、歯の通過速度に比
例する、すなわちフライホイールの瞬間的な速度に比例
する周波数の交流信号24を供給するように作られた、
例えば可変リラクタンスの固定の検知器22が関連づけ
られている。
【0031】ピストンが上死点にある瞬間に指数化の歯
18に対する検知器22の角度方向の位置は知られてい
るか、または読み取られ、そのことが、燃焼の上死点に
関係してシリンダのピストンの通過中に検知器の前を通
る歯であるとして、歯d0を決定することを可能にす
る。検知器22によって供給される信号は、急峻な立上
りを持ち、入力信号24の瞬間的な周期diに等しい長
さの信号28を供給するように作られた整形回路26の
入力に印加される。指数iは、歯が検知器の前を通過す
るに伴い、0から21まで変化する。このようにして作
り出される信号の各周期diは検知器22の前を、実質
的な部分と欠如部分とから成る1本の歯が通過する時間
的長さに対応する。指数化の歯18によって作り出され
る入力信号に関して、整形回路26は、それらを同じ方
法で、急峻な立上りを持ち、他の歯(14,16)に属
する信号の長さの実質上3倍の長さの信号28に変換す
る。信号28は、検知器22の前の測定クラウン歯車1
2の実際のおよび潜在の歯の通過の瞬間的な周期di
測定および計算段30に印加される。
【0032】段30の実施の例示として、計数器が例え
ば石英時計32によって作られる高い周波数(例えば1
ないし20MHz)の計時パルスを連続的な仕方で受け、
出力に計数された時計パルスの数、従って、整形段26
によって作り出される、急峻な立上りを持った信号の実
質−空虚の各遷移の“データ”(計数器のオーバフロー
・モジュール)を表わす数値を供給する。計数器は、そ
れが第1のレジスタにおけるデータti-1と、第2のレ
ジスタにおける次のデータtiとを交互に伝送する。そ
れらの2つのレジスタには、指数iの歯の長さdi
(ti−ti-1)を計算し、バッファ・メモリ34にその
結果をアドレスするように作られた計算段が後に続いて
いる。このようにして各時計パルスは失われず、長さd
iの測定誤差は最小化される。
【0033】記載される例の枠の中で、指数化の長い歯
18、20の1つによって作り出される信号28の処理
については、その値は3で除算され、結果は、必要な場
合には残りを考慮にいれて、対応する潜在する3つの歯
に割り当てられる。そのようにして、周期diの測定お
よび計算段30はバッファ・メモリ34に、ROM41
の中に含まれ関係する実際のまたは潜在する歯の順位i
によって定義されるn/2の重み係数にそれぞれ結び付
いたnc=n/2(すなわち記載された例の場合には2
2個)の数値diの相連続する列をアドレスする。
【0034】実施例の、4衝程4シリンダの内燃機関の
場合には、フライホイールの各半周期毎にバッファ・メ
モリ34に含まれる数値は更新される。すなわちメモリ
34に記憶される値diは(記載された例において)燃
焼−膨脹の半回転の終りに
【0035】
【数8】
【0036】に従ってフライホイールの各半回転の長さ
4(指数4はサイクル当り4燃焼に対応する)を計算
するように作られた計算段36に印加される。
【0037】段36で計算された最後の数値T4はバッ
ファ・メモリ38に印加され、それが次の数値によって
置き換えられるまでそこに止まる。終ったばかりの燃焼
−膨脹相の途中でのフライ・ホイールの平均角速度はΩ
m=π/T4である。
【0038】メモリ34に記憶された値diはまた、与
えられたシリンダに割り当てられたn/2=22の歯の
列の指数i=0の第1の歯、すなわちd0によって構成
される相の基準位置に関係づけられたdiの基本的な交
互に変る項のD4cosΦ'4と書かれた投影の同期の角度検
出を数値の形で実現するように作られた他の1つの計算
段40にも印加される。そのために、段40は
【0039】
【数9】
【0040】を計算し、それをバッファ・メモリ42に
印加する。
【0041】以上目指された表現のn/2個の重みの係
数(すなわち記載された例においては22)は、関係し
ている歯の階位iが0から10まで、ついで11から2
1まで変化するとき、相ついで2回採られるが、符号が
異なっている11個の値、項( cosiπ/11)によっ
て構成される。これらの値は計算段40に連結されたR
OM41に記憶される。項δΘは測定クラウン歯車12
の歯の定格の角度方向のピッチであって(こゝに記載さ
れた例においてはδΘ=π/22)、フライホイールの
瞬間的な角速度ΩiはΩi=δΘ/diである。Ωiの基本
の交互に変る成分E4の基準軸の上に投影された値はつ
ぎの通りである。
【0042】
【数10】
【0043】ΩiをδΘ/diで置き換え、この例におい
てはdiが平均値dm=T4/22の囲りで少ししか変化
しないことを考慮すれば、
【0044】
【数11】
【0045】および
【0046】
【数12】
【0047】が成立することが判る。
【0048】歯δΘiがクラウン歯車に規則正しく配列
されていない場合、E4cosΦ4の中にΩmに比例する項が
現れるが、この項は邪魔にはならない。Cgの中のその
影響はΩm 2に比例し、係数bの値を変更することによっ
て保証されることができるからである。
【0049】そのようにして、二つの項diおよびΩi
フーリエ級数に分解し、基本的な交互に変る成分の投影
の同期検出を数値の形で行なえば、2つの従属変数であ
るDcosΦ’およびEcosΦが得られる。4シリンダ内燃
機関、すなわちフライホイール1回転当り2燃焼、従っ
て指数4が適用される内燃機関の1サイクル当り4燃焼
のエンジンにおいて、Ωiの値E4cosΦ4の交互に変る成
分は
【0050】
【数13】
【0051】によってdの値DcosΦ'の交互に変る成分
に関連している。
【0052】前述した実験的研究が示すように、エンジ
ンの低回転速度範囲についてはE'4=E4cosΦ4および
D'4=D4cosΦ'4と置いて、
【0053】
【数14】
【0054】となる。
【0055】Ωm=π/T4であるから、
【0056】
【数15】
【0057】が成立し、それは
【0058】
【数16】
【0059】と共に求めている表現である。項Aおよび
Bは関係しているエンジン、すなわちその種類のすべて
のエンジンに固有な定数である。
【0060】実際、それらの定数AおよびBは2つの特
定の点におけるエンジンの偶力の測定によって、または
場合によっては、本発明による偶力計のモデルが当てら
れている一連のエンジンに合致する基準のエンジンで実
験室で行なわれる多くの測定の統計的な分析(最小自乗
法)によって決定される。
【0061】以上の結果、記載例の範囲で、計算段36
および40でそれぞれ作成される量T4およびD'4はエ
ンジンのフライホイールの各半回転の終りに、それらの
2つの入力量T4およびD'4およびそのために記憶され
た定数AおよびBから出発してCgを作成する計算段4
4に印加されるエンジンの1サイクル当り少なくとも一
つの指数化の歯によって同期化される項Aは、エンジン
の高回転速度範囲に適用できるために使用前に予め補正
される。
【0062】このため、前に述べたように、以上の関係
Cg=A・D'4/T4 3+B/T4 2は、完全に厳密には、
エンジンの低回転速度範囲でのみ成り立つ。高回転速度
範囲では、項Aの補正が必要である。そのために、フラ
イホイールに固定されたクラウン歯車12の場合は、補
足の計算段48が備えられ、それがROM46の中に蓄
えられたAの値、バッファ・メモリ38から供給される
値T4(実施例においては、fi=1/T4=半回転周波
数)および、同様にメモリ46に蓄えられた項fr(ク
ランク軸/フライホイール結合の捩りの共振周波数)か
ら出発して、z=(fi/fr)を使って、項Ac=A(1
−z)を作る。補正された項Acは計算機44に印加さ
れ、計算機はバッファ・メモリ38からT、ROM50
からB、バッファ・メモリ42からD'を受け、エンジ
ンの全回転速度範囲で、
【0063】
【数17】
【0064】によって半回転についての有効平均ガス偶
力を計算する。
【0065】Cgのより正確な評価を得るため、係数A
およびBはエンジン動作領域毎に同定されることができ
る。それらはまた、エンジンの調節、例えば濃度r、排
気ガスの再循環率(RGE)に依存するようにすること
もできる。
【0066】しかし、別法として、AおよびBを一定に
維持することもできる。そのことはCgの生の第1の値
を得ること、ついで(加算型の)補正グラフ法を介入さ
せるか、Cgの値を仕上げるように補正項を加えること
を可能にする。補正の実際的ないくつかの例を以下に記
載する。
【0067】一定でないrを持った希薄な(燃料/空気
の濃度、r<1)混合ガスで作動するエンジンの場合、
Cgを供給する計算段44には、必要な場合には付加の
計算段52を続け、r<1のとき、その濃度rの関数と
してCgの補正された値を計算する。この場合、エンジ
ンの回転速度範囲の関数としてのrの値、T4から導き
出される値、および発生する偶力Cgの値はこのため設
けられた検知器を使って測定され、あるいは実験室で読
み取ることができ、関係するエンジンの各種類(特にデ
ィーゼル)について、そのグラフをROM54の中に蓄
えることができる。メモリ54にアドレスして加えられ
る値T4およびCgの関数として、保持されなければな
らない値rは、r<1であれば、計算段52に入力され
る。それはまず、+0.5に近いp1を使って、補正係数
1=[1+p1(r−1)]を決定し、次に、r<1の
とき、混合ガスの濃度rの関数として、係数Q1<1に
よる補正値(Cg)r=Cg・Q1を作り出す。本発明に
よれば、選択段52に加えて、排気ガスの再循環(RG
E)およびエンジンのシリンダの中の残留燃焼ガスの存
在の全体の割合qの関数として項Cgを補正するため、
付加の他の1つの計算段56(図2)が備えられる。こ
の割合qは常に1よりも小さく、その値は(図示しな
い)このための特別な検知器を使って測定するか、また
は関係する入力変数および、特にT4と計算値Cgから
導き出されるエンジンの回転速度範囲の関数として実験
室で決定されるグラフを含み、ROM58で読み出され
る。メモリ58にアドレスされる値T4およびCgの関
数として、保持しようとする値qは計算段56に入力さ
れ、それが0.5に近いp2を使って補正係数を作り、次
にqの関数として補正された偶力(Cg)q、又はrお
よびqの関数として補正された偶力(Cg)r,q、を発
生させるためにCgまたは(Cg)rに作用を及ぼす。
【0068】本出願人の前述特許出願に記載されたもの
以外の解決方法が、助燃剤(空気)の過剰状態で供給を
受ける、従って希薄なガス(r<1)で動作するエンジ
ンの動作に付随する補正を行なうために可能である。
【0069】実際、一定でない濃度の希薄な混合ガスで
作動するガソリン・エンジンまたは常に空気過剰状態で
作動するディーゼル・エンジンについて、各燃焼当り発
生する平均ガス偶力Cgと燃焼の周期で交互に変化する
ガス偶力Cgの間の比は一定ではない。しかし、変化す
る仕方の知識が、実効的に測定されるCaの値から求め
られている補正された値Cgに移行するために必要な補
正(空気過剰の補正または充填の補正)を行うことを可
能にする。
【0070】まず、すべてのエンジンについてガス充満
で、率の総計(RGE+GBR)は最低で、さらに、r
<1のガソリン・エンジンの場合およびディーゼル・エ
ンジンの場合、rは最大である。したがって、ガス充満
で、混合ガスおよび燃焼ガス(RGE+GBR)の濃度
rの補正は最小である。それらを無視すれば、前述の特
許出願のCg/Ca=一定 の場合が再び見出され、添
字p、gが“ガス充満”を表し、項Nがエンジンの毎分
回転数を表わすものとして、Nが何であっても、u・(C
a)p.g.=(Cg)p.g.と書くことができる。前述したよ
うにこの関係は、二つの異なった回転速度範囲で採られ
た二つの“ガス充満”点を測定することによって、Cg
を定義する表現、すなわち
【0071】
【数18】
【0072】の項AおよびBを同定することを可能にす
る。係数uに関しては、各種のエンジンについて燃焼室
の圧力測定から出発して決定されなければならない。
【0073】u=(Cg/Ca)p.g.であり、項uは、
Nが何であっても、1次では常数である。
【0074】ガス充満でかつr<1では、シリンダの充
填Rは一次ではCa(またはCg)に比例し、このこと
は、この条件ではNが何であっても比u=(Cg/C
a)p.g.が実質上一定であることを説明する(後述)。
【0075】ガス充満の場合以外では、複数の回転速度
範囲で部分負荷でエンジンを動作させて、一次で一定の
項kRおよび圧縮相にあるシリンダの充填Rを使って、
(Cg)p=Ca−kR・Rであることが実験的に認められ
た。項Rはシリンダ内の混合ガス(燃料、助燃剤、残留
または再循環された燃焼ガス)の全重量を表す。それは
記憶されているグラフおよび/またはエンジンに既に設
置されている適当な検知器によってなされる測定から出
発して評価される。すべての回転速度範囲N及びすべて
の負荷において、項kRは一次で定数であり、それは
【0076】
【数19】
【0077】によって、特にガス充満(p.g.)で同
定することができる。
【0078】Caの計算に関しては、それは部分負荷で
不変のままである。
【0079】
【数20】
【0080】図3は、一定ではない濃度を有する希薄な
混合ガスで動作する場合に充填の補正を保証する、燃焼
当りの平均ガス偶力の測定装置の補足的な回路の機能図
を表す。図3によれば、図1および図2の回路52から
58までは回路60から66までによって置き換えられ
る。計算回路60は、段44から補正されない信号Cg
=A・D'k/Tk 3+B/Tk 3およびメモリ62から係数
uを受ける。回路60は中間項Ca=Cg/uを計算
し、その結果は他の一つの計算段64に印加される。メ
モリ66は以上述べた項kRおよびそのほか計算され
た、または適当な検知器によって測定された、利用する
ことができる量から出発して表現された充填Rのグラフ
を含む。メモリ66は計算回路64に値kRおよびRを
印加し、それは希薄な混合ガスで動作するエンジンの燃
焼当りの平均ガス偶力の測定信号
【0081】
【数21】
【0082】を作り出す。
【0083】ディーゼル・エンジンの場合、充填は1次
で一定であり、Caの関数としてのCgの表現は(C
g)D=Ca−KRに戻され、項KRは1次で常数である
が、もっと正確には項KRはグラフ処理することができ
る。そのようにして、ディーゼル・エンジンについては
燃焼当りの平均ガス偶力は
【0084】
【数22】
【0085】である。
【0086】図4は上述の変形例を表す。図4によれ
ば、図3の回路64から66までが回路68から70ま
でによって置き換えられる。回路68は常数KRまたは
そのグラフ化を含むメモリであり、回路70はディーゼ
ル・エンジンに適用できる測定信号(Cg)D=Ca−K
Rを作り出す計算段である。
【0087】上述した各種の計算段は、記載された過程
の中へのそれらの介入に応じて、このために開発され、
ROM50の中に含まれる適用論理回路Lに依存して動
作するマイクロプロセッサによって構成される。別の方
法としては、勿論、予定される操作の少なくとも一部
を、いろいろな段がそれぞれ特定の機能を補償するアナ
ログ電子計算機を使って実現することである。
【0088】図示の回路の全体が、解決しなければなら
ない課題に特有な、集積回路またはハイブリッド回路の
形で実現されることが可能である。
【0089】以上記載された例においては、関係する内
燃機関は4衝程4シリンダのガソリン・エンジンであ
り、測定クラウン歯車の実際のおよび潜在のマ−クの数
は44である。本発明は、勿論、この特別な例に限られ
ない。実際、本発明は、種類が何であっても、4衝程で
あっても、2衝程であっても、ガソリンでも、ガスオイ
ル(ディーゼル)でも、その他各種の他の燃料でも、ま
たシリンダの数、あるいは測定クラウン歯車のマ−クの
数がいくつであっても、適用可能である。
【0090】tでエンジンの動作サイクル当りの衝程の
数、kでそのシリンダの数、nで測定クラウンの実際の
または潜在のマ−クの数を表わせば、エンジンの中での
燃焼の角度方向の周期(πt/k)の各々に対応する。
燃焼の周波数における瞬間的な角度方向の速度の同期角
度検出のために考慮にいれられるマ−クの数はnc
(n・t)/(2・k)である。これにより燃焼毎に、従
ってシリンダ毎に
【0091】
【数23】
【0092】を与える。
【0093】これらの条件の下で、前述した項
【0094】
【数24】
【0095】は下記の一般化された形に書かれる。
【0096】
【数25】
【0097】本発明によれば、中間変数di,T4および
D'4を使用して、di,T4およびD'4の計算を数値的に
行なうが、Cgおよびその補正の計算が古典的なアナロ
グ回路によっても実現可能な特定の実施例に関連して記
載された。
【0098】そのようにして、周波数が速度の変化Ωに
よって変調される1次信号24は周波数fiをもったベ
クトルEを含んでいる。ベクトルEおよびより正確には
その投影EcosΦを抽出するためには、適当な位相を持
った周波数fiの角度方向の同期検出器が後続する、周
波数−電圧変換器を使用する。ついで、
【0099】
【数26】
【0100】を計算しなければならない。
【0101】本発明が補正装置を参照して記載された
が、エンジンの動作のいくつかの特性の関数として価C
gを補正する方法にも関する。
【0102】それらの方法の操作は図2、3および4と
関連してなされたそれらの補正装置の記載から明白な仕
方で出てき、したがって別途記載されない。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
残留燃焼ガス(GBR)が存在し、排気ガスの再循環
(RGE)が備えられている内燃機関、および混合ガス
が希薄であるガソリン・エンジン、またはディーゼル・
エンジンの場合について、燃焼サイクル当りの平均ガス
偶力を容易に求めることが可能であり、それによって、
乗用車または工業用車両のエンジンの最適化された調節
および燃焼不調の検出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】前述した特許出願による燃焼サイクル当りの平
均ガス偶力の測定装置の各種の構成要素の図である。
【図2】本発明による補正を行なう一つの段の図であ
る。
【図3】本発明による補正を行なう他の一つの段の図で
ある。
【図4】本発明による補正を行なうさらに他の一つの段
の図である。
【符号の説明】
10…平均ガス偶力測定回路 12…測定クラ
ウン歯車 14,16…歯 18,20…基
準の歯 22…検知器 24…交流信号 26…整形回路 28…急峻な立
上りを持った信号 30…測定および計算段 32…時計 34…バッファ・メモリ 36…計算段 38…バッファ・メモリ 40…他の計算
段、 41…ROM 42…バッファ
・メモリ 44…計算機 52…付加の計
算段 54…ROM 60…計算回路 62…メモリ 64…他の一つ
の計算回路 66,68……メモリ 70………計算
回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 370 B 7536−3G F02M 25/07 550 L 8923−3G

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のフライホイールまたはクランク
    軸に固定されたクラウン歯車(12)に設けられたn個
    の測定マ−ク(14−16)、 それらのマ−ク(14−16)の指数化の少なくとも一
    つの基準を定義するための手段(18−20)、 クラウン歯車(12)の近傍に固定して取付けられた、
    マ−クの通過検知器(22)、 実際のまたは潜在のマ−ク(14−16)の各々の検知
    器(22)の前の通過の瞬間的な長さを表わす1次の数
    値diを作り出すための計算手段(26−30−3
    2)、 特に、計算ユニット(36−40−44)、適用論理回
    路(L)、ROM(41−46−50)およびバッファ
    ・メモリ(34−38−42)を含む1次の数値di
    数値処理手段を含み、 それらの計算手段および数値処理手段の全体は適切な時
    に下記を構成するように組織されており、 1次の数値diから出発して、 【数1】 および 【数2】 を使って、内燃機関の中での燃焼の角周期に付随する、
    各列のnc個のマ−クの検知器(22)の前の通過の全
    長さを表わす第1の2次の数値Tkの計算を行なうため
    の計算手段(36)、 1次の数値diおよびROM(41)の中に蓄えられた
    平衡係数cos(i・2π/nc)から出発して、 【数3】 を使って、内燃機関の中での燃焼の周波数での測定マ−
    ク(14−16)の検知器(22)の前の通過の瞬間的
    な長さdiの交互に変る成分の振幅の燃焼の角周期の原
    点に対応するマ−ク(14−16)の位相の基準線上へ
    の投影を表わす第2の2次の数値DkcosΦ'kを作り出す
    ための計算手段(40)、 二つの2次の値DkcosΦ'kおよびTkおよび実験的に決
    定され、ROM(46−50)の中に蓄えられた二つの
    定数AおよびBから出発し、 【数4】 によって定義される、求めている値Cgを作り出すため
    の計算手段(44)を含み、 燃焼サイクル当りt衝程を持つ内燃機関のk個のシリン
    ダの中での混合ガスの燃焼サイクル当りの平均ガス偶力
    を表す値Cgの測定システムにして、さらに、 排気ガスの再循環(RGE)および残留燃焼ガス(GB
    E)の全体の割合qの関数としての値Cgの補正装置を
    含み、上記の補正装置は、補正された値(Cg)qまたは
    (Cg)r,qを供給するために、p2を実験的に決定され
    る0.5に近い定数、qを上記全体の割合の値として補
    正係数Q2=(1−p2・q)を作り出し、ついで必要な
    場合には混合ガスの濃度rの関数として予め補正された
    係数Q2を値Cgに乗算する計算手段(56)を含むこ
    とを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】上記補正装置の中で、与えられた種類の内
    燃機関に付随する全体の割合qの値が、特に作り出され
    る偶力CgおよびTkから導きだされる内燃機関の回転
    速度範囲の関数として測定されるかまたはグラフ処理さ
    れ、ついで計算手段(56)に結び付いたバッファ・メ
    モリ(58)の中に蓄えられることを特徴とする、請求
    項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】上記システムが、さらに、助燃剤過剰で動
    作する内燃機関の場合に、すなわちシリンダの中の希薄
    (r<1)な混合ガスの場合に、補正された値(Cg)
    を得るために、数値Cgの補正装置を含み、上記補正装
    置が、 実験的に決定され、記憶された定数(62)であるu<
    1を使って中間の値Ca=Cg/uを作り出すための計
    算手段(60)を備え、 実験的に決定され、記憶された定数kR、および以前に
    計算または測定され、記憶されたグラフを形成する量
    (66)の関数として実験的に決定されたシリンダの充
    填Rを使って、求められる値(Cg)p=Ca−kR・Rを
    作り出すための計算手段(64)が備えられている、 ことを特徴とする、請求項1の前提要件項に記載のシス
    テム。
  4. 【請求項4】上記システムが、ディーゼル・内燃機関の
    場合に補正された値(Cg)Dを得るために数値Cgの補
    正装置を含み、上記補正装置が、 実験的に決定され、記憶された定数(62)であるu<
    1を使って中間の値Ca=Cg/uを作り出すための計
    算手段(60)と、 既に計算されまたは測定された量の関数として、実験的
    に決定され、常数ととして、またはさらに望ましくはグ
    ラフとして記憶された値(68)であるKRを使って、
    求められる値(Cg)D=Ca−KRを作り出すための計
    算手段(70)と、 を備えていることを特徴とする、請求項1の前提要件項
    に記載のシステム。
  5. 【請求項5】燃焼サイクル当りの平均ガス偶力を表わ
    し、排気ガスの再循環および内燃機関のシリンダの中の
    残留燃焼ガスの全体の割合qの関数として請求項1の前
    提要件項に記載のシステムの助けで得られる数値Cgの
    補正方法において、(e1)p2を実験的に決定され
    た、0.50に近い定数、qを上記全体の割合として、
    補正係数Q2=(1−p2.q)を作り出し、ついで(e
    2)この係数Q2を、補正された数値(Cg)qまたは
    (Cg)r,qを供給するために、必要な場合には、r<1
    のとき、混合ガスの濃度rの関数として予め補正された
    数値Cgに乗算する、 操作を含むことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】与えられた種類の内燃機関に関連する前記
    全体の割合qが、特に、作り出される偶力(Cg)およ
    びTkから導き出される内燃機関の回転速度範囲の関数
    として、測定またはグラフ処理から求められることを特
    徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】燃焼サイクル当りの平均ガス偶力を表わ
    し、請求項1の前提要件項に定義されたようなシステム
    の助けで得られる数値Cgの補正方法において、 助燃剤過剰、すなわちシリンダの中の希薄(r<1)な
    混合ガスで動作する内燃機関に関連する、前記平均ガス
    偶力(Cg)pの値を作り出すために、さらに、(g)実
    験的に決定され、記憶された定数(62)であるu<1
    を使って中間の値Ca=Cg/uを作り出すための計算
    (60)、(h)実験的に決定され、記憶された定数
    k、および既に計算され、または測定され記憶されたグ
    ラフを形成する量(66)の関数として実験的に決定さ
    れたシリンダの充填Rを使って、求められる値(Cg)p
    =Ca−kR・Rを作り出すための計算(64)、 の各操作を含むことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】燃焼サイクル当りの平均ガス偶力を表わ
    し、請求項1の前提要件項に定義されたようなシステム
    の助けで得られる数値Cgの補正方法において、 ディーゼル・内燃機関の燃焼サイクル当りの平均ガス偶
    力(Cg)Dの値を作り出すために、さらに、(g)実験
    的に決定され、記憶された定数(62)であるu<1を
    使って中間の値Ca=Cg/uを作り出すための計算
    (60)、(h)既に計算されまたは測定された量の関
    数として、実験的に決定され、常数として、またはさら
    に望ましくはグラフとして記憶された値(68)である
    Rを使って、求められる値(Cg)D=Ca−KRを作り
    出すための計算(70)、 の各操作を含むことを特徴とする方法。
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