JPH05202822A - タンク通気装置とその機能能力を検査する方法及び装置 - Google Patents

タンク通気装置とその機能能力を検査する方法及び装置

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JPH05202822A
JPH05202822A JP4166527A JP16652792A JPH05202822A JP H05202822 A JPH05202822 A JP H05202822A JP 4166527 A JP4166527 A JP 4166527A JP 16652792 A JP16652792 A JP 16652792A JP H05202822 A JPH05202822 A JP H05202822A
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tank
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adsorbent
adsorption
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0809Judging failure of purge control system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タンク通気装置の機能能力を確実に検査す
る。 【構成】 換気開口部17と、タンク15に至る接続導
管16と、タンク通気弁13を備えたエンジンの吸気管
11に至る結合導管12とを備えた吸着フィルタ14並
びに吸着材18の温度を検出する温度センサTF1を有
する。給油工程後最初の吸着材再生前の吸着材の温度と
再生開始後の所定の時点で吸着材の温度との差が形成さ
れ、また、最初の再生前の換気用空気の温度と再生後所
定の時点で換気用空気の温度との差が形成される。吸着
材温度差と換気用空気温度差の差である再生温度差がし
きい値と比較され、しきい値を越えた場合には、装置が
機能できると判断され、そうでない場合には装置が機能
できないと判断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関を有する車両
のタンク通気装置と、この種の装置の気密性を検査する
方法並びに装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】詳細には、特にUS−A−496274
4から知られているようなタンク通気装置がある。この
装置は次のような構成、即ちフィルタの吸気側から内燃
機関の吸気管に至る結合導管と、タンクに至る接続導管
と、換気開口部とを有する吸着フィルタと、結合導管内
に配置されたタンク通気弁と、吸着あるいは脱着に基づ
く吸着材の温度変化を測定するための吸着材の温度セン
サと、タンク通気弁を制御しかつ温度センサの信号を評
価する制御装置を有している。
【0003】このように構成されたタンク通気装置の機
能能力を検査するための方法は、次のステップ、即ち、
給油工程の開始時に吸着材温度が測定され、給油工程の
終了時に吸着材の温度が測定され、第1と第2の測定値
間の吸着温度差が形成され、吸着温度差がしきい値と比
較され、吸着温度差がしきい値を越えた場合には、タン
クと吸着フィルタ間の装置部分が機能できると判断され
る各ステップを有している。
【0004】さらにこの方法では次のステップ、即ち、
給油工程後最初の吸着材再生前に吸着材の温度が測定さ
れ、最初の再生開始後の所定の時点で吸着材の温度が測
定され、第1と第2の測定値間の吸着材温度差が形成さ
れ、吸着材温度差が第2のしきい値を越えている場合に
は装置が機能できると判断する、各ステップが実行され
る。
【0005】冒頭で述べたように形成されたタンク通気
装置の機能能力を検査する装置は、上述の処理ステップ
を実施するように構成された制御装置を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実験において、上述の
処理ステップを用いるとタンク通気装置の機能能力に関
して一部妥当でない結果が得られることが明らかにされ
ている。
【0007】従って本発明の課題は、機能能力をさらに
確実に検査することのできる構成のタンク通気装置と、
このように形成された装置の機能能力を検査する方法並
びに装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明によれば、フィルタの吸気側から内燃機関
の吸気管に至る結合導管と、タンクに至る接続導管と、
換気開口部とを有する吸着フィルタと、結合導管内に配
置されたタンク通気弁と、吸着あるいは脱着に基づく吸
着材の温度変化を測定するための吸着材の温度センサ
と、タンク通気弁を制御しかつ温度センサの信号を評価
することによってタンク通気装置の機能能力を判断する
制御装置とを有するタンク通気装置において、吸着フィ
ルタの換気開口部の近傍に配置されかつ制御装置と接続
される第2の温度センサが設けられる構成が採用されて
いる。
【0009】
【作用】本発明は、吸着材の温度変化は燃料蒸気の吸着
あるいは脱着によってもたらされるだけでなく、吸着材
の温度と異なる温度を有する換気用空気の流れによって
ももたらされるという認識に立脚している。第2の温度
センサによって、換気用空気の温度効果を検出し、その
検出した効果を用いて吸着材の温度変化のうち換気用空
気によってもたらされた成分を補償することが可能にな
る。
【0010】上述の補償は種々に実施することができ
る。好ましくは本発明方法は、吸着材の再生に関連して
すでに述べたステップを実施し、かつ次に示す他のステ
ップ、即ち、タンク工程後最初の吸着材再生前に換気用
空気の温度が測定され、最初の再生後所定の時点で換気
用空気の温度が測定され、第2と第1の測定値間の換気
用空気温度差が形成され、再生温度差を求めるために吸
着材温度差から換気用空気温度差が引算され、再生温度
差がしきい値と比較され、再生温度差がしきい値を越え
た場合には、装置が機能できると判断され、そうでない
場合には装置が機能できないと判断される、各ステップ
を有することを特徴としている。
【0011】タンク通気装置が吸着フィルタの通気開口
部の近傍に第2の温度センサを備えた上述の構造を有
し、更に第3の温度センサを備え、この第3の温度セン
サが接続導管に流れるガスの温度を測定しかつ制御装置
と接続されるように配置されるタンク通気装置を使用す
る場合には、故障の箇所を特定する精度が向上する。
【0012】このようなタンク通気装置においては、吸
着に関連して公知の方法の上述のステップを有する方法
が実施され、かつ次のステップ、即ち給油工程の開始時
に接続導管のガスの温度が測定され、給油工程の終了時
に接続導管のガスの温度が測定され、第1と第2の測定
値間のガス温度差が形成され、補正された吸着温度差が
吸着温度差とガス温度差の合計として形成され、補正さ
れた吸着温度差がしきい値と比較され、補正された吸着
温度差がしきい値を越えた場合には、タンクと吸着フィ
ルタ間の装置部分が機能できると判断され、そうでない
場合にはこの部分が機能できないと判断される各ステッ
プにより特徴付けられる方法が実施される。
【0013】タンク通気装置の機能能力を検査する本発
明装置は、上述の処理ステップを実施するように構成さ
れた制御装置を有している。実際においては、この装置
は対応してプログラムされたマイクロコンピュータによ
って実現される。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す実施例を用いて本発明を詳
細に説明する。
【0015】吸気管11を有する内燃機関10に設けら
れた図1に示すタンク通気装置は、吸気管11と吸着フ
ィルタ14間に設けられたタンク通気弁13を有する結
合導管12と、吸着フィルタ14からタンク15まで続
く接続導管16を有している。吸着フィルタ14の下方
にはその換気側に換気導管17が連通している。
【0016】吸着フィルタ14には3つの温度センサT
F1、TF2、TF3が配置されている。第1の温度セ
ンサTF1は接続導管16の開口部に密接したところで
の吸着材18の温度を測定する。温度センサTF2は換
気導管17を介して流入する吸着材に密接したところの
換気用空気の温度を測定する。第3の温度センサTF3
は同様に吸着材に密接したところの接続導管16内のガ
スの温度を測定する。3つの温度センサは制御装置19
内部の判断装置18と接続されている。この判断装置1
8には、同様に制御装置19内に収納されたタンク通気
弁13を駆動する駆動装置20からも信号が供給され
る。さらに判断装置18には、タンク閉鎖カバー22が
開閉されるときを監視するタンク閉鎖カバーセンサ21
からの信号も供給される。
【0017】タンク通気装置の機能との関連において重
要なエンジン10の運転パラメータは、特にエンジンの
回転数測定器23によって検出される回転数nと、空気
量測定器24によって検出される吸気管11を流れる空
気重量(質量)である。空気重量信号を回転数で割算す
ることによって、エンジンの負荷Lを示す尺度となる信
号が得られる。負荷と回転数に従ってタンク通気弁13
にどの位の流量があるべきかが決定される。その後タン
ク通気弁は駆動装置20によってそれに対応して駆動さ
れる。好ましくはタンク通気装置は、タンク通気弁に流
量があるモードとタンク通気弁が完全に遮断されるモー
ドとが交互するように駆動される。このモードを定める
ために、駆動装置20にはさらに、時間tの尺度となる
信号が入力される。しかしこのようなモード交代が行わ
れるかどうかは、以下で説明する処理例については重要
ではない。
【0018】図2によれば、タンク15と吸着フィルタ
17間の装置部分の機能能力を判定する方法は、タンク
閉鎖カバーセンサ21によってタンク閉鎖カバー22が
開放されたことが検出された場合に開始される。次にス
テップs2.1において給油工程が行われたことを示す
フラグTFLGがセットされる。それから(ステップs
2.2)温度センサTF1とTF3によって測定された
温度θ1_Vないしθ3_Vが測定されて、格納され
る。その後(ステップs2.3)タンク閉鎖カバー22
が再び閉じられるまで待機する。次に(ステップs2.
4)上述のセンサによって温度が改めて測定され、今度
はθ1_Nないしθ3_Nとして格納される。上述の4
つの温度は補正された吸着温度差Δθ_ADを求めるた
めに用いられる。
【0019】ここでは燃料蒸気が活性炭に吸着するとき
生じる熱により発生する2、30℃程度の温度上昇であ
る。これは、吸着フィルタに流入する蒸気が吸着材18
より顕著には冷たくないと仮定した場合である。そのよ
うな場合は、吸着フィルタ17が周囲温度が高いときに
駆動されていた車両のエンジンルームに取り付けられて
いる場合でそのとき比較的冷たい燃料が給油された場合
に発生する可能性がある。このような場合が発生し、そ
の際に燃料蒸気による冷却により吸着による温度上昇が
ちょうど補償されると仮定すると、第1の温度センサT
F1によっては吸着材内の温度上昇は検出することはで
きない。しかしその場合第3の温度センサTF3は、接
続導管16の端部領域において最初は比較的高かった燃
料蒸気の温度が給油の際に低い値に減少することを検出
する。
【0020】いずれにしても、吸着熱が発生しかたどう
かを検出することができるようにするために、図2のス
テップs2.5のブロックの式によって与えられるよう
に、補正された吸着温度差Δθ_ADが計算される。
【0021】この温度差がしきい値Δθ_ADSWを越
えていることが、ステップs2.6で判断されると、ス
テップs2.7でタンク通気装置はタンクと吸着フィル
タ間では正常であることが判明する。そうでない場合に
は(ステップs2.8)上述の装置部分が正常でないこ
とが検出される。
【0022】図3に示す方法は、図2に示す処理の流れ
において、タンク通気装置がタンクと吸着フィルタ間で
正常であることが検出された場合にのみ実施される。こ
れは1回だけ行われ、特に給油後最初のタンク通気モー
ドを開始しようとする瞬間から行われる。この条件が満
たされていることは、ステップs2.1でセットした給
油フラグTFLGによってチェックすることができる。
【0023】上述の条件がすべて満たされた場合には、
図3に示す処理が開始され、その後まず給油フラグTF
LGがリセットされる(ステップs3.1)。その後さ
らにタンク通気モードの開始前に第1と第2の温度セン
サTF1ないしTF2により温度θ1_V及びθ2_V
が検出される(ステップs3.2)。その後タンク通気
モードが開始される(ステップs3.3)。タンク通気
モード開始から所定期間経過後に上述の温度センサによ
って温度が、今回はθ1_N、θ2_Nとして新たに測
定される(ステップs3.4)。この処理の流れの場合
にも測定されたすべての温度が格納され、それによって
次に温度差(今回は再生温度差Δθ_DE)を計算する
場合にその温度が利用される。これは、ステップs3.
5のブロックに記載された式によって行われる。
【0024】この式は、上記ステップs2.5に関して
説明したのと同様の熱量補償効果を考慮するものであ
る。吸着フィルタの再生の際、即ち吸着材18から燃料
を脱着する際に熱が必要となり、それによって吸着材の
温度減少がもたらされる。この効果は、流入する比較的
暖かい換気用空気によって補償することができる。この
種の起こり得る補償は、再生過程前の温度センサTF2
が、次に行われる再生過程の間よりも低い温度を出力す
ることによって識別することができる。ステップs3.
5の式はいずれの場合にも、吸着材18の温度が実際に
低下したのか、あるいは換気用空気による加熱効果によ
ってほぼ同一になっているかには関係なく、実際に再生
された場合に再生温度差が現れるように構成される。
【0025】再生温度差がしきい値Δθ_DESWを越
えることがステップs3.6で判明した場合には、これ
はタンク通気装置が正常であることを示している(ステ
ップs3.7)。そうでない場合には、タンク通気装置
の吸着フィルタと吸気管の間に欠陥がある(ステップs
3.8)。
【0026】以上説明した全体の処理によれば、タンク
通気装置は3つの温度センサTF1〜TF3を有するこ
とが示されている。このセンサによって、万一故障が発
生してもその箇所を比較的正確に特定することが可能に
なる。温度センサTF3が設けられない場合にも、装置
全体の機能能力を検査し、特に比較的大きな確率で故障
のある装置部分を正確に検出することができる。そのた
めの2段階の処理の流れを図4(A)と(B)を用いて
説明する。
【0027】図4(A)に示す方法は、図2に示す方法
の場合と同一の条件のもとで開始され、まず(ステップ
s4.1)換気フラグTFLGがセットされる。次にス
テップs2.2からs2.4に相当するステップs4.
2からs4.4まで進む。その場合、第3のセンサTF
3は設けられていないので、そのセンサからの温度を検
出することはできない。従って次の吸着温度差Δθ_A
Dを計算するためのステップs4.5においては、ステ
ップs2.5のブロックに設けられている第2の補正項
は設けられていない。即ち上述の温度差は、値θ1_V
を値θ1_Nから引算することによってのみ形成され
る。次のステップs4.6とs4.7はステップs2.
6とs2.7と同一である。
【0028】新しいのはステップs4.8であって、こ
のステップにおいては図4(B)に示す第2の処理が行
なえるようにするために、差温度Δθ_ADが格納され
る。判断ステップs4.6に従い、直接、すなわち温度
差が上述のしきい値を越えない場合には直接ステップs
4.8に達するか、あるいはそうでない場合には上述の
ステップs4.7を介してステップs4.8に達する。
図4(A)に示す第1の処理段階は上述の温度差の格納
後に終了する。
【0029】図4(B)に示す第2の処理段階は、図3
に示す処理よりも少ない条件の元で開始される。すなわ
ち、タンクと吸着フィルタ間の装置が正常であることは
前提になっていない。というのは、図4(A)に示すフ
ロー部分では装置の機能できることを一義的に判断する
ことはできないからである。すなわちタンクからの比較
的冷たいガスによって吸着材が冷却されるという前述の
場合が存在すれば、その結果として吸着が正しく行われ
ているにもかかわらず、吸着材の著しい温度上昇は測定
されない。処理の流れからは、上述の補償が行われたの
かどうか、あるいは吸着がまったく行われなかったのか
どうかは不明である。
【0030】従ってエンジンの運転状態によってそれが
許可されるのであれば、図4(B)に示す第2の処理段
階をいずれの場合にも実施しなければならず、それに対
してすでに図2に示す処理によってタンク通気装置が機
能し得ないことが一義的に判明している場合には、図3
に示す処理を省くことができる。
【0031】図4(B)に示す処理部分が開始された場
合には、すでに説明したステップs3.1〜s3.6が
実施される。ステップs3.6においてΔθ_DEがし
きい値Δθ_DESWを越えていることが検出された場
合には、装置が機能できることが判断される(ステップ
s4.9)。そうでない場合には装置は確実に故障して
いるが、図4(A)に示す第1の処理部分の結果から、
装置のどの部分に故障が存在するかを判断することがで
きる。そのために、ステップs4.8で格納された吸着
温度差Δθ_ADがしきい値Δθ_ADSWを越えてい
るかどうかが判断される(ステップs4.10)。
【0032】肯定の場合には、装置は吸着フィルタと吸
気管の間で故障していることが識別される(ステップs
4.11)。その理由は、図4(B)のフローのステッ
プs3.6で一般的に故障があることが検出されてお
り、一方ステップs4.10からはタンクと吸着フィル
タ間には故障は存在しないことが明かであるからであ
る。しかしステップs4.10において上述のしきい値
を越えていないことが明らかにされた場合には、装置が
故障しており、それが多分タンクと吸着フィルタ間であ
ることが示される(ステップs4.12)。というの
は、上述の吸着の際の補償効果の確率はわずかであるの
で、吸着の際に測定された温度差がわずかであることは
装置のタンクと吸着フィルタ間の故障を示す重大な兆候
である。その種の故障が実際に存在する場合には、図4
(B)のステップs3.6においては温度の低下は検出
されない。というのは吸着フィルタ内に再生のための燃
料が存在しないからである。
【0033】3つの温度センサTF1〜TF3によって
測定された温度を用いて、上述とは異なる他の処理の流
れを実施することも可能である。特に測定を車両の給油
及び車両の始動に続く第1のタンク通気モードと異なる
条件に結び付けることもできる。しかしこれらの条件が
満たされることにより特に明瞭な測定結果が得られる。
【0034】温度センサの配置については、第1の温度
センサTF1が接続導管16の開口部に密接したところ
での吸着材の温度を測定し、温度センサTF2が吸着材
18に密接したところでの換気用空気の温度を測定し、
第3の温度センサTF3は吸着材18内にガスが流入す
るできるだけ直前のガスの温度を検出するように配置す
るように注意しなければならない。
【0035】特に好ましいのは、第1と第2の温度セン
サTF1とTF2のみを有するタンク通気装置である。
故障の箇所を特定する際にわずかに判断の確実性が劣る
だけで、3つのセンサの場合と同様に機能能力を確実に
判断することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、簡単な構成でタンク通気装置の機能を信頼性
よく検査することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンク通気装置を有する内燃機関とタンク通気
装置の機能能力を検査する制御装置のブロック図であ
る。
【図2】タンクと吸着フィルタ間のタンク通気装置の機
能能力を検査することのできる方法を説明するフローチ
ャート図である。
【図3】吸着フィルタと吸気管間のタンク通気装置部分
を検査することのできる方法を説明するフローチャート
図である。
【図4】(A)と(B)は、図1の第3の温度センサT
F3を設けない場合の、図1に示すタンク通気装置の機
能能力を検査する2段階の方法を説明するフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
10 内燃機関 11 吸気管 12 結合導管 13 タンク通気弁 14 吸着フィルタ 15 タンク 16 接続導管 17 換気用導管 18 吸着材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタの吸気側から内燃機関(10)
    の吸気管(11)に至る結合導管(12)と、タンク
    (15)に至る接続導管(16)と、換気開口部(1
    7)とを有する吸着フィルタ(14)と、 結合導管内に配置されたタンク通気弁(13)と、 吸着あるいは脱着に基づく吸着材(18)の温度変化を
    測定するための吸着材の温度センサ(TF1)と、 タンク通気弁を制御しかつ温度センサの信号を評価する
    ことによってタンク通気装置の機能能力を判断する制御
    装置(19)とを有するタンク通気装置において、 吸着フィルタの換気開口部の近傍に配置されかつ制御装
    置と接続される第2の温度センサ(TF2)が設けられ
    ることを特徴とするタンク通気装置。
  2. 【請求項2】 接続導管(16)を流れる吸着フィルタ
    (14)の領域のガスの温度を測定し、かつ制御装置と
    接続される第3の温度センサ(TF3)が設けられるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のタンク通気装置。
  3. 【請求項3】 換気開口部と、タンクに至る接続導管
    と、タンク通気弁を備えたエンジンの吸気管に至る結合
    導管とを備えた吸着フィルタ並びに吸着材の温度を検出
    する温度センサを有する、内燃機関を備えた車両のタン
    ク通気装置の機能能力を検査する方法であって、次のス
    テップ、すなわち給油工程後最初の吸着材再生前に吸着
    材の温度が測定され、 最初の再生開始後の所定の時点で吸着材の温度が測定さ
    れ、 第1と第2の測定値間の吸着材温度差(θ1_V−θ1
    _N)が形成されるステップを有するタンク通気装置の
    機能能力を検査する方法において、 さらに換気用空気の温度を検出する第2の温度センサか
    らの信号を評価するために、次のステップ、すなわち最
    初の再生前に換気用空気の温度が測定され、 最初の再生後所定の時点で換気用空気の温度が測定さ
    れ、 第2と第1の測定値間の換気用空気温度差(θ2_N−
    θ2_V)が形成され、 再生温度差を求めるために吸着材温度差から換気用空気
    温度差が引算され、再生温度差がしきい値と比較され、 再生温度差がしきい値を越えた場合には、装置が機能で
    きると判断され、そうでない場合には装置が機能できな
    いと判断される、 各ステップを有することを特徴とするタンク通気装置の
    機能能力を検査する方法。
  4. 【請求項4】 給油工程の開始時に吸着材温度が測定さ
    れ、 給油工程の終了時に吸着材の温度が測定され、 第2と第1の測定値間の吸着温度差(θ1_N−θ1
    V)が形成され、 吸着温度差がしきい値と比較され、 吸着温度差がしきい値を越えた場合には、タンクと吸着
    フィルタ間の装置部分が機能できると判断される各ステ
    ップを有することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 更に吸着フィルタの領域における接続導
    管のガスの温度を測定する第3の温度センサからの信号
    を評価するために、 給油工程の開始時に接続導管のガスの温度が測定され、 給油工程の終了時に接続導管のガスの温度が測定され、 第1と第2の測定値間のガス温度差(θ3_V−θ3_
    N)が形成され、 補正された吸着温度差が吸着温度差とガス温度差の合計
    として形成され、 補正された吸着温度差がしきい値と比較され、 補正された吸着温度差がしきい値を越えた場合には、タ
    ンクと吸着フィルタ間の装置部分が機能できると判断さ
    れ、そうでない場合にはこの部分が機能できないと判断
    される各ステップを有することを特徴とする請求項4に
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 換気開口部と、タンクに至る接続導管
    と、タンク通気弁を備えたエンジンの吸気管に至る結合
    導管とを備えた吸着フィルタ並びに吸着材の温度を検出
    する温度センサを有する、内燃機関を備えた車両のタン
    ク通気装置の機能能力を検査する装置であって、次のス
    テップ、すなわち給油工程後最初の吸着材再生前に吸着
    材の温度を測定し、 最初の再生開始後の所定の時点で吸着材の温度を測定
    し、 第1と第2の測定値間の吸着材温度差(θ1_V−θ1
    _N)を形成するステップを実施するように構成された
    制御装置(19)を有するタンク通気装置の機能能力を
    検査する装置において、 さらに換気用空気の温度を検出する第2の温度センサか
    らの信号を評価するために、前記制御装置が、次のステ
    ップ、すなわち最初の再生前に換気用空気の温度を測定
    し、 最初の再生後所定の時点で換気用空気の温度を測定し、 第2と第1の測定値間の換気用空気温度差(θ2_N−
    θ2_V)を形成し、 再生温度差を求めるために吸着材温度差から換気用空気
    温度差を引算し、 再生温度差をしきい値と比較し、 再生温度差がしきい値を越えた場合には、装置が機能で
    きると判断し、そうでない場合には装置が機能できない
    と判断する、 各ステップを実施するように構成されることを特徴とす
    るタンク通気装置の機能能力を検査する装置。
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