JPH0520232A - コンピユータシステム - Google Patents

コンピユータシステム

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JPH0520232A
JPH0520232A JP3198914A JP19891491A JPH0520232A JP H0520232 A JPH0520232 A JP H0520232A JP 3198914 A JP3198914 A JP 3198914A JP 19891491 A JP19891491 A JP 19891491A JP H0520232 A JPH0520232 A JP H0520232A
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JP3198914A
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Fumio Ishida
文夫 石田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホストコンピュータに接続された複数の区域
における端末装置の稼働状況を容易に得られるようにす
る。 【構成】 ホストコンピュータの稼働情報収集手段3が
各区域(サイト)の端末装置の稼働時間を収集し、併行
動作情報作成手段4によって各サイトにおける端末装置
の併行動作情報を作成し、稼働情報印刷手段5によって
各サイトの併行動作した端末装置台数別の動作時間リス
トや各サイトの端末装置毎の併行動作時間リストを印刷
するので、操作者は煩雑な作業をしなくても容易に各サ
イトにおける端末装置の稼働状況を知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数区域に配置した
複数の端末装置がホストコンピュータとコミュニケーシ
ョンを取りながらそれぞれ各種の処理を行なうコンピュ
ータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなコンピュータシステムは、
センターに設置されたホストコンピュータに、複数の事
業所や工場内に設けられた複数の区域(以下「サイト」
とも称する)に配置した複数の端末装置(以下「ワーク
ステーション」とも称する)を接続し、各ワークステー
ションがホストコンピュータにアクセスすることによっ
て各種の処理を行なえるようにしたものである。
【0003】このようなコンピュータシステムでは、あ
る区域で全てのワークステーションがフル稼働している
ときに、もう一方の区域では余裕をもって各ワークステ
ーションが稼働しているような状態が生じてしまうこと
があり、最初に配置した各区域の端末装置の台数によっ
ては効率的に運用できなくなる場合がある。
【0004】そのようなときは、各区域におけるワーク
ステーションの稼働状況を調査して、その調査結果から
各区域におけるワークステーションの最適台数を割り出
し、各区域のワークステーションを情報処理量に応じた
台数に再配置する処置を取っている。従来、上記のよう
な各区域のワークステーションの稼働状況は、作業者が
それぞれの区域のワークステーションの使用状況を調べ
て、それをもとにして稼働状況を人手で作成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような人手による各区域のワークステーションの稼働状
況の調査には、手間と時間がかかるうえに大変煩雑な作
業になって作業者の負担になるという問題があった。こ
の発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ホスト
コンピュータに複数区域の複数の端末装置を接続したコ
ンピュータシステムにおいて、その各区域の端末装置の
稼働状況を容易に得られるようにすることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、複数の区域にそれぞれ配置した複数の端
末装置をホストコンピュータに接続し、ホストコンピュ
ータとコミュニケーションを取りながら各端末装置がそ
れぞれ各種の処理を行なうコンピュータシステムにおい
て、ホストコンピュータに、各端末装置の稼働時間を収
集する手段と、その稼働時間によって区域毎に端末装置
の併行動作情報を作成する手段と、その併行動作情報に
よって区域毎に併行動作した端末装置の台数別の動作時
間リストを出力する手段とを設けたものである。
【0007】また、併行動作情報から各端末装置の動作
中にその他の端末装置も動作中であるか否かの情報を作
成する手段と、その手段によって作成した情報から区域
毎に端末装置別の併行動作時間リストを出力する手段と
を設けるとよい。さらに、各端末装置がホストコンピュ
ータに接続された情報及び各端末装置のアプリケーショ
ンの稼働情報をファイルに格納する手段と、そのファイ
ルに格納された情報を各区域の端末装置毎に1時間単位
で出力する手段を設けてもよい。
【0008】
【作用】この発明によるコンピュータシステムは、ホス
トコンピュータが各端末装置の稼働時間を収集し、それ
によって各区域の端末装置の併行動作情報を作成して各
区域における併行動作した端末装置の台数別の動作時間
リストで出力したり、併行動作情報から各端末装置の動
作中にその他の端末装置も動作中であるか否かの情報を
作成し、それによって各区域の各端末装置の併行動作時
間リストを出力したりする。
【0009】また、各端末装置がホストコンピュータに
接続した情報と各端末装置のアプリケーションの稼働情
報をファイルに格納して各区域の端末装置毎に1時間単
位で出力したりする。したがって、作業者は手間と時間
がかかる作業をせずに容易に各区域の端末装置の稼働状
況を知ることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2はこの発明によるコンピュータシ
ステムの構成を示すブロック図である。このコンピュー
タシステムは、センター100内にCPU,ROM,及
びRAM等からなるマイクロプロセッサを備えたホスト
コンピュータ1が設置されており、そのホストコンピュ
ータ1にはフロッピディスク装置やハードディスク装置
等のメモリである外部ファイル2が接続されている。
【0011】一方、複数の事業所内(図には1個所のみ
示す)のM個のサイト10,20,……,Mには、それ
ぞれN台のワークステーション(WS)が設置され、そ
れらはそれぞれホストコンピュータ1とネットワークを
介してコミュニケーション可能に接続されている。
【0012】図1はホストコンピュータ1のこの発明に
かかわる機能を示すブロック図であり、各ワークステー
ションの稼働時間等の稼働情報を収集する稼働情報収集
手段3と、その収集した稼働情報から各区域の併行動作
情報を作成する併行動作情報作成手段4と、その併行動
作情報から各区域のワークステーションの稼働情報をリ
ストで印刷する稼働情報印刷手段5の各機能部を備えて
いる。
【0013】また、併行動作情報作成手段4は、各ワー
クステーションの併行動作情報を作成する各ワークステ
ーション(WS)併行動作情報作成手段6と、各端末装
置が動作中にその他の端末装置も動作中であるか否かの
状態を示す情報を作成する各ワークステーション(W
S)併行状態情報作成手段7とからなる。
【0014】さらに、稼働情報印刷手段5は、各ワーク
ステーションの稼働情報を印刷するワークステーション
(WS)別稼働情報印刷手段8と、同時に併行動作した
ワークステーションの台数別のその併行動作時間を印刷
する台数別併行動作時間印刷手段9とからなる。
【0015】次に、図3のフローチャートによって各ワ
ークステーションの稼働情報を収集する処理について説
明する。いずれかのワークステーションがホストコンピ
ュータ1に対して口座を開いたら、その開いたときの開
始時刻を得て保持し、その後、ホストコンピュータ1に
対して口座を開いていたワークステーションが口座を閉
じたらその閉じたときの終了時刻を得る。
【0016】そして、サイト毎にそのワークステーショ
ンのマシン番号と開始時刻と終了時刻をアカウント情報
としてファイル形式で外部ファイル2に書き出す。この
ようにして、各ワークステーションのアカウント情報収
集の処理を繰り返し、その終了指示があれば処理を終了
する。
【0017】図4はアカウント情報ファイルのフォーマ
ットの一例を示す説明図である。このように、サイト番
号とワークステーションのマシン番号と開始時刻及び終
了時刻をそれぞれのフィールドに格納する。
【0018】次に、図5及び図6のフローチャートによ
って各サイトにおけるワークステーションの併行動作情
報を作成する処理について説明する。なお、この処理の
際には、併行動作テーブルを使用する。
【0019】図7は併行動作テーブルのフォーマットの
一例を示す説明図であり、このテーブルには現在動作中
のワークステーションのマシン番号とその動作終了時の
終了時刻が格納され、その他にこのテーブルの現在時刻
を示すテーブル開始時刻及び現在併行動作しているワー
クステーションの台数を示すテーブル登録台数とを変数
として格納する。
【0020】さて、図5に示すように、サイト毎の各ワ
ークステーションの併行動作情報を作成する前には、併
行動作テーブルの初期化を行なってテーブル登録台数を
0台にテーブル開始時刻を0時0分にする。その初期化
が終わったら、アカウント情報ファイルを1レコード読
み込んで同一サイト内か否かを判断する。
【0021】このときには、図4に示したアカウント情
報ファイルのように、フィールドのサイト番号,開始時
刻によってソートされた順次にするものとする。読み込
んだレコードが同一サイトなら、メモリ内の併行動作テ
ーブルを用いてその読み込んだレコードから図6に示し
て後述する併行動作レコード出力処理を行ない、アカウ
ント情報ファイルを読み込む処理へ戻る。
【0022】また、サイトが別(ブレーク)であるなら
レコードを退避し、レコードの開始時刻を1日の最終時
刻の24時0分にセットし、図6に示して後述する併行
動作レコード出力処理によってテーブル内の併行動作情
報を全て出力し、次のサイトのために併行動作テーブル
の初期化を行ない、図6に示して後述する併行動作レコ
ード出力処理に移行する。
【0023】さらに、読み込むレコードがないときは、
レコードの開始時刻を1日の最終時刻の24時0分に設
定(セット)し、図6に示して後述する併行動作レコー
ド出力処理によってテーブル内の併行動作情報を全て出
力し、このサイト毎の各ワークステーションの併行動作
情報の作成を終了する。
【0024】次に、図6のフローチャートによって併行
動作レコード出力処理について説明する。ここでは、よ
り具体的に図8に示すような内容の併行動作テーブル
と、図9に示すような内容のアカウント情報レコードを
用いて説明する。そのアカウント情報レコードは、説明
上テーブルの全ワークステーションの終了時刻よりも遅
く開始するレコード1と、早く開始するレコード2とを
準備し、テーブルは現在2台のワークステーションが動
作中であることを示している。
【0025】まず、レコード1を読み込んだときの処理
について説明する。図6に示すように、併行動作テーブ
ル内の登録台数を調べると、その現在の登録台数が2台
だから次にレコードの開始時刻と最早終了時刻とを比較
する。そのレコード開始時刻T3がテーブル内の最も早
い最終時刻T2よりも大きいから、テーブル内に登録さ
れているa,bの2台のワークステーションが動作中で
あることを示す併行動作レコード「A,T0,T2,
2,a,b」を出力する。
【0026】次に、最早終了時刻のマシンであるテーブ
ルの2番目に登録されているワークステーションbをテ
ーブルから除き、その削除したマシン数を登録台数から
減じて登録台数を1台とし、テーブル開始時刻を最早終
了時刻+1のT2+1にセットし、テーブル内の登録台
数のチェックの処理に戻る。
【0027】ここで、登録台数が1台だから開始時刻と
最早終了時刻とを比較すると、レコード開始時刻T3が
最早終了時刻T1よりも大きいので再び上述した処理を
繰り返し、テーブルから登録台数1台の要素を取り除
き、テーブルが空になった開始時刻にし、1台が動作中
であることを示すレコード「A,T2+1,T1,1,
a」を出力し、テーブル内の登録台数のチェック処理に
戻る。
【0028】今度は、登録台数が0台なので、レコード
の開始直前までを0台稼働として1台も動作していない
ことを示すレコード「A,T1+1,T3−1,0」を
出力し、次に読み込んだレコードのワークステーション
cとその終了時刻T4を併行動作テーブルにセットし、
その登録台数を1台にセットし、テーブル内開始時刻と
してレコードの開始時刻のT3をセットして処理を終了
する。
【0029】次に、レコード2を読み込んだときの処理
について説明する。まず、テーブル内の登録台数をチェ
ックすると、それが2台だから開始時刻と最早終了時刻
を比較し、読み込んだレコードの開始時刻T5がテーブ
ル内の最も早い終了時刻T2より小さいので、読み込ん
だレコードの開始時刻直前までのテーブル内の動作情報
「A,T0,T5,−1,2,a,b」をを出力する。
【0030】その後、次に読み込んだレコードのテーブ
ルの3番目にワークステーションのマシン名dとその終
了時刻T6をセットし、登録台数を1台増やして3台と
し、テーブル内の開始時刻としてレコードの開始時刻T
5をセットして処理を終了する。
【0031】このようにして、図10に示すようなフォ
ーマットで併行動作情報ファイルが作成され、そこには
サイト番号と、併行動作の開始時刻及び終了時刻と、併
行動作した台数と、その併行動作した全てのワークステ
ーションのマシン番号が格納される。
【0032】次に、図11のフローチャートによって各
端末装置が動作中にその他の端末装置も動作中であるか
否かの状態を示す情報を作成する各ワークステーション
(WS)併行状態情報作成処理について説明する。この
処理によって図10に示した併行動作ファイルから併行
動作フラグ付アカウントファイルが作成される。
【0033】レコードを読み込んでファイルが終了でな
ければ、稼働台数が複数であるか否か、すなわちあるワ
ークステーションの動作中に他のワークステーションが
動作しているか否かを判定し、動作していればワークス
テーションに対応させて併行動作を示すフラグをONに
し、動作していなければ併行動作を示すフラグをOFF
にする。
【0034】次に、読み込んだレコードのフィールドを
出力域にセットしてカウンタに1を設定すると、そのカ
ウンタと稼働台数とを比較する。最初はカウンタのほう
が小さいから、そのカウンタの番号で示されるワークス
テーションを出力域にセットし、出力域を併行動作フラ
グ付アカウントファイルに出力する。
【0035】そして、カウンタの値を1進めて再びカウ
ンタの値と稼働台数とを比較する処理に戻り、カウンタ
の値が稼働台数を越えるまで同様の処理を行ない、カウ
ンタの値が越えたらレコード読み込みの処理へ戻る。こ
のようにして、併行動作ファイルには1つのレコードで
複数のワークステーションの台数分の情報が入っている
ので、その台数分の各々のマシンの併行動作の状況を示
す併行動作フラグ付アカウントファイルのレコードを作
成する。
【0036】図12は併行動作フラグ付アカウントファ
イルのフォーマットの一例を示す説明図であり、このフ
ァイルにはサイト番号とマシン番号と併行動作の開始時
刻及び終了時刻と、このワークステーションが動作中に
他のワークステーションも動作していたことを示す併行
動作フラグとを格納する。
【0037】次に、図13のフローチャートによって各
ワークステーションの稼働情報を印刷するワークステー
ション(WS)別稼働情報印刷処理について説明する。
この処理では併行動作フラグ付アカウントファイルから
マシン動作リストを作成して印刷する。
【0038】まず、マシン(ワークステーション)の集
計開始前に、同一マシンのレコードの稼働時間と併行動
作時間の集計域及び回数域の作業域をクリアし、レコー
ドを読み込むとそのレコードが同一マシンのものか否か
を判断し、最初のレコード又は同一マシンであって前の
終了時刻と現在のレコードの開始時刻とが連続ならば回
数の増加を行なわない。
【0039】その後、終了時刻と開始時刻との差を稼働
時刻とし、稼働時刻集計域への加算を行ない、併行フラ
グがONならば併行時間加算域に稼働時間を加算し、次
のレコードを読み込みに行って同様の処理を繰り返す。
このようにして、読み込んだレコードが前のレコードの
サイト又はマシンと異なるときのブレークが発生した
ら、ブレーク以前のマシンの集計情報であるマシン名,
回数,稼働時間,併行時間を印刷し、新しいマシンの集
計を行なうために作業域をクリアする。そして、レコー
ド終了のときは上述したような処理で集計したマシンの
集計を印刷して処理を終了する。
【0040】図14はマシン動作リストを印刷したとき
のフォーマットの一例を示す説明図である。このように
マシン動作リストには、サイト名毎に、そのサイト内の
各マシンの稼働情報である稼働回数と稼働時間と併行動
作時間とをそれぞれ印刷される。
【0041】次に、図15のフローチャートによって、
同時に併行動作したワークステーションの台数別のその
併行動作時間を印刷する台数別併行動作時間印刷の処理
について説明する。この処理では併行動作ファイルから
併行動作台数別動作時間リストを作成して印刷する。
【0042】まず、作業域である台数別の集計域のクリ
アを行ない、併行動作ファイルのレコードを読み込み、
最初のレコード又は以前と同一のサイトのレコードのと
きは台数に対応する動作時間集計域にレコード上の終了
時刻と開始時刻の差、すなわち稼働時間を加算してレコ
ードの読み込み処理に戻る。
【0043】その後、サイトが前と異なった(サイト・
ブレーク)ら台数毎の動作時間とその割合を求めて台数
別集計域の印刷を行ない、作業域のクリアをし、台数別
集計域に稼働時間を加算する処理に移行する。そして、
レコード終了なら同様に台数毎の動作時間とその割合を
求めて印刷し、処理を終了する。
【0044】図16は併行動作台数別動作時間リストを
印刷したときのフォーマットの一例を示す説明図であ
る。このように併行動作台数別動作時間リストには、各
サイトの稼働台数(併行動作台数)毎にその併行稼働情
報である併行稼働時間とその割合とが印刷される。
【0045】次に、この発明の他の実施例について説明
する。この実施例におけるコンピュータシステムは図2
に示したものと同様であるがその処理が若干異なる。
【0046】図17はこの実施例におけるホストコンピ
ュータ1の機能を示すブロック図であり、ワークステー
ションの稼働情報を収集する稼働情報収集手段3′と、
ワークステーションの稼働情報リストを作成する稼働情
報印刷手段5′との各機能部を備え、その稼働情報印刷
手段5′は、各サイトの各ワークステーションの1時間
単位の稼働情報を作成して印刷する1時間単位稼働情報
印刷手段11と、ワークステーションの稼働情報の未印
刷期間の印刷を行なう未印刷期間印刷手段12とからな
る。
【0047】そのため、このホストコンピュータ1は、
あるワークステーションがホストコンピュータ1と論理
的に接続されたとき、すなわち口座を開設(ログイン)
したときには、そのワークステーションのマシン番号等
と口座開設の終了した時刻からなるログイン情報もセン
タ100内の外部ファイル2にアカウント情報として格
納する。また、口座が開設(ログイン)されているとき
に稼働したアプリケーションプログラムの稼働開始と稼
働終了のアプリケーション情報もアカウント情報として
格納する。
【0048】図18はそのアカウント情報格納ファイル
のレコードフォーマットの一例を示す説明図であり、ア
カウント情報は、ログインとアプリケーションの区別を
示すレコードIDとサイト番号とマシン番号と開始及び
終了時刻とアプリケーション名とが格納される。この最
後のフィールドのアプリケーション名はアプリケーショ
ンレコードのときのみ有効なアプリケーション名を格納
する。
【0049】次に、図19のフローチャートによって、
各ワークステーションの稼働情報を収集する処理につい
て説明する。あるワークステーションがホストコンピュ
ータ1に対して口座を開設したとき、そのワークステー
ションのサイト番号とマシン番号と開設時刻を保持して
おく。
【0050】口座が開設されているワークステーション
の口座が終了した(閉じた)とき、このときの終了時刻
を取得してさらに保持している対応するワークステーシ
ョンの開設時刻を取得し、図18に示したフォーマット
で、ログインレコードとしてレコードIDをアカウント
情報ファイルに書き込む。
【0051】次に、このシステムは、口座が開設されて
いるワークステーションからホストコンピュータ1の下
でアプリケーションプログラムを稼働させることがで
き、ホストコンピュータ1とコミュニケーションを持っ
てシステムを稼働できるので、アプリケーションが稼働
を開始したらサイト番号とマシン番号とアプリケーショ
ン名と共に、その開始時刻を保持する。
【0052】また、アプリケーションの稼働が終了した
らその稼働終了時刻を得て、稼働開始時に保持したサイ
ト番号とマシン番号とアプリケーション名と開始時刻を
取りだしてアプリケーションレコードとしてアカウント
情報のファイルに書き出す。そして、アカウント情報の
ファイルへの書き込み終了の指示があるまで上述の処理
を繰り返してアカウント情報のファイルを作成する。
【0053】次に、図20及び図21によってワークス
テーションの稼働情報リストを作成する処理について説
明する。始めに、アプリケーション格納テーブルをクリ
アし、テーブルの開始と終了時刻とを開始日の0時と1
時にセットしてテーブルの初期化を行なう。
【0054】次にアカウント情報ファイルを読み込んで
ブレーク,ファイル終了(EOF)以外なら図21に示
す処理に移行する。このときアカウント情報ファイルは
サイト番号,マシン番号,開始時刻の順にソートされて
いる。
【0055】図21に示すように、読み込んだレコード
をチェックし、それがログインレコードなら、続けて読
み込んだログインレコードの開始時刻がテーブルの現在
処理中の終了時刻より後か否かを判断し、後ならログイ
ンフラグがONで有るか否かを判断する。
【0056】ログインフラグがON(セット)されてい
て現在ログインされていれば、続けて現在のテーブル時
間がログインされているか否かを判断して、ログインフ
ラグのログイン期間の中に入っていてログインされてい
るなら、現時刻のテーブル内の情報を印刷し、テーブル
処理時刻の開始及び終了時間を1つ進めてレコードのチ
ェックの処理へ戻る。
【0057】また、ログインフラグがOFF又は現在ロ
グインされていないときは、現時刻はログインされてい
ないことを示す空白、つまり現時刻の稼働情報を空白と
して印刷し、ログインフラグをクリアしてテーブル処理
時刻の開始終了を1つ進める処理に移行する。このよう
にして、読み込んだログインレコードのログイン開始時
刻直前になるまで稼働情報を印刷する。
【0058】次に、読み込んだログインのレコードの開
始時刻がテーブルの終了時刻より先又は同じに(大きく
なく)なれば、このログインレコードをログインフラグ
にセットし、アカウント情報ファイルを読み込む処理に
戻る。なお、ログインフラグは読み込んだログインレコ
ードの開始時刻と終了時刻とを格納したものである。
【0059】そして、次に読み込んだレコードがアプリ
ケーションのときは読み込んだアプリケーションの開始
時刻がテーブルの終了時刻より後のとき、現時刻のテー
ブル内の情報を印刷し、テーブル内の現時刻を1つ進め
てレコードのチェックの処理へ戻る。
【0060】また、アプリケーションの開始時刻がテー
ブルの終了時刻の後の間は上述の処理を繰り返し、そう
でなくなったら、読み込んだアプリケーションレコード
をテーブルにセットし、この際同一種のアプリケーショ
ンがあればその場所にセットし、次のアカウント情報フ
ァイルを読み込みに行く。
【0061】次に、図20に示すように読み込んだアカ
ウント情報ファイルがファイル終了(EOF)のとき、
又は前のフィールドの値と異なったブレークがサイト又
はワークステーションに発生したときは、直前のワーク
ステーション(マシン)の情報でまだ印刷されていない
ものがあれば未印刷期間処理によって印刷する。
【0062】その印刷終了後、EOFのときは処理を終
了し、マシンブレークのときにはマシン名を印刷してテ
ーブルの初期化を行ない、レコードのチェックの処理に
移行し、サイトブレークのときにはヘッダ及びマシン名
を印刷してテーブルの初期化を行なってレコードのチェ
ックの処理に移行する。図22にその印刷時のフォーマ
ットの一例を示す。
【0063】次に、図23のフローチャートによって各
サイトの各ワークステーションの1時間単位の稼働情報
を作成して印刷する1時間単位稼働情報印刷処理につい
て説明する。まず、ログインフラグ内の開始及び終了時
刻によって、ログイン時間内に現在のテーブル処理時間
が全て含まれるか否か、つまり現在のテーブル処理時間
の1時間の間ログインであるか否かを判断する。
【0064】全てログインならテーブル内のアプリケー
ションの個数を調べ、それが0個なら「−」を、2個以
上なら「@」を稼働情報としてセットする。1個ならそ
れが現在のテーブル処理時間の1時間の間稼働していた
か否かを判断し、稼働していたならその1時間フル稼働
であったアプリケーションを示す「大文字」を、1時間
は稼働していなかったらその1時間フル稼働しなかった
アプリケーションを示す「アンダーライン付の大文字」
をそれぞれ情報としてセットする。
【0065】また、1時間全てがログインでないときは
テーブル内のアプリケーションの個数を調べ、それが0
個なら「+」を、1個なら「小文字」を、2個以上なら
「*」をそれぞれ稼働情報としてセットする。
【0066】この後、今求めた稼働情報の文字によって
ワークステーションの稼働情報を印刷し、テーブル終了
時刻より小さい稼働時間を持ったアプリケーションレコ
ードをテーブルから取り除いて処理を終了する。
【0067】図24は各ワークステーションの1時間毎
の稼働情報を印刷する際のフォーマットの一例を示す説
明図である。このように、ワークステーションの1時間
の稼働情報を1つの記号によって印刷しており、1時間
内での口座の開設(ログイン)状況と1時間内で稼働し
たアプリケーションプログラムの種類とが明らかにな
る。
【0068】例えば、このリストにおいて「小文字」で
表示されたワークステーションの状態は1時間フルにロ
グインしていないがログインはされたことがあり、その
間に小文字で示される1個のアプリケーションプログラ
ムが稼働したことを表している。
【0069】次に図25のフローチャートによってワー
クステーションの稼働情報の未印刷期間の印刷の処理に
ついて説明する。この処理ではアプリケーションテーブ
ル及びログインフラグの内容から稼働情報を取りだして
印刷を行なうが、その際テーブル時間を移動してログイ
ンの終了まで印刷を行なう。
【0070】まず、テーブル内にアプリケーションレコ
ードが格納されているか否かを調べ、それがあれば現時
刻のテーブル内の情報を印刷してテーブルの開始及び終
了時刻を1つ進めて、テーブル内にアプリケーションレ
コードが有るか否かを調べる処理に戻り、テーブル内に
アプリケーションレコードがある間はこの処理を繰り返
す。
【0071】もし、テーブル内が空になればログイン状
態か否かを調べて、ログインフラグがセットされ現在の
テーブル時間がログインされているなら、現時刻のテー
ブル内の情報を印刷するモジュールを使用してテーブル
が空のとき(アプリケーションが0個)の情報の印刷を
行ない、テーブルの開始及び終了時刻を1つ進めて、ロ
グイン状態である間はこの処理を繰り返す。
【0072】また、ログインフラグがセットされていな
くて、現在のテーブル時間がログイン状態でないときに
はこの処理を終了する。図22にその印刷の際のフォー
マットを示す。
【0073】なお、上述した各サイトにおける各ワーク
ステーションの1時間単位の稼働情報の1ヶ月分データ
をメモリに蓄積し、1週間分づつ読みだして印刷すれ
ば、図26に示すような1サイトにおける各ワークステ
ーションの1ヶ月分の稼働情報を印刷することができ
る。
【0074】このようにして、作業者は併行動作台数別
の動作時間のリストによって各サイトについて同時に併
行動作しているワークステーションの台数を知ることが
できるので、各サイトのワークステーションの増減を行
なうときの有力な支援データとなる。
【0075】また、ワークステーションの併行動作時間
によって該当するワークステーションがそのサイト内で
単独で使用されていたか否かを知ることができるので、
各サイトにおいて削減すべきワークステーションを特定
することができる。
【0076】さらに、サイト別に各ワークステーション
の1時間毎の利用状況によって現在設置されているワー
クステーションでの利用混雑状況を知ることができるの
で、ワークステーションの新規購入計画のデータとして
利用することができるし、そのサイト毎の混雑状況の差
異によって、サイト間でワークステーションを移動させ
て再配置できるので、既存のワークステーションを有効
に活用してコンピュータシステムの効率運用を計ること
ができるようになる。
【0077】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るコンピュータシステムによれば、複数の区域の各端末
装置の稼働状況を示す情報を容易に得ることができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示すホストコンピュータのこの発明にか
かわる機能を示すブロック図である。
【図2】この発明によるコンピュータシステムの構成を
示すブロック図である。
【図3】図2の各ワークステーションの稼働情報を収集
する処理を示すフローチャートである。
【図4】図3に示す処理によって作成されるアカウント
情報ファイルのフォーマットの一例を示す説明図であ
る。
【図5】各サイトにおけるワークステーションの併行動
作情報を作成する処理を示すフローチャートである。
【図6】同じくその続きを示すフローチャートである。
【図7】図5及び図6に示す処理によって作成される併
行動作テーブルのフォーマットの一例を示す説明図であ
る。
【図8】図7に示す併行動作テーブルに具体的な数値を
格納したときの一例を示す説明図である。
【図9】アカウント情報の具体的な数値の一例を示す線
図である。
【図10】図7に示す処理によって作成される併行動作
情報ファイルのフォーマットの一例を示す説明図であ
る。
【図11】各ワークステーションの併行状態情報を作成
する処理を示すフローチャートである。
【図12】図11に示す処理によって作成される併行動
作フラグ付アカウントファイルのフォーマットの一例を
示す説明図である。
【図13】ワークステーション別稼働情報印刷の処理を
示すフローチャートである。
【図14】ワークステーション(マシン)動作リストを
印刷するときのフォーマットを示す説明図である。
【図15】ワークステーションの併行動作台数別の併行
動作時間を印刷するときの処理を示すフローチャートで
ある。
【図16】図15に示す処理によって印刷した併行動作
台数別動作時間リストのフォーマットの一例を示す説明
図である。
【図17】他の実施例におけるホストコンピュータの機
能を示すブロック図である。
【図18】この実施例におけるアカウント情報格納ファ
イルのレコードフォーマットの一例を示す説明図であ
る。
【図19】各ワークステーションの稼働情報を収集する
処理を示すフローチャートである。
【図20】ワークステーションの稼働情報リストを作成
する処理を示すフローチャートである。
【図21】その続きを示すフローチャートである。
【図22】図20,21,23に示す処理によって印刷
されるワークステーションの稼働情報リストのフォーマ
ットを示す説明図である。
【図23】各サイトの各ワークステーションの1時間単
位の稼働情報を作成して印刷する1時間単位稼働情報印
刷の処理を示すフローチャートである。
【図24】各ワークステーションの1時間毎の稼働情報
を印刷する際のフォーマットの一例を示す説明図であ
る。
【図25】ワークステーションの稼働情報の未印刷期間
の印刷処理を示すフローチャートである。
【図26】1サイトにおけるワークステーションの1ヶ
月分の稼働情報を印刷するときのフォーマットの一例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 外部ファイ
ル 3,3′ 稼働情報収集手段 4 併行動作情
報作成手段 5,5′ 稼働情報印刷手段 6 ワークステーション(WS)併行動作情報作成手段 7 ワーステーション(WS)併行動作状態情報作成手
段 8 ワーステーション(WS)別稼働情報印刷手段 9 台数別併行動作時間印刷手段 11 1時間単
位稼働情報印刷手段 12 未印刷期間印刷手段 100 センタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の区域にそれぞれ配置した複数の端
    末装置をホストコンピュータに接続し、前記ホストコン
    ピュータとコミュニケーションを取りながら前記各端末
    装置がそれぞれ各種の処理を行なうコンピュータシステ
    ムにおいて、 前記ホストコンピュータに、前記各端末装置の稼働時間
    を収集する手段と、該稼働時間によって区域毎に端末装
    置の併行動作情報を作成する手段と、該併行動作情報に
    よって区域毎に併行動作した端末装置の台数別の動作時
    間リストを出力する手段とを設けたことを特徴とするコ
    ンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンピュータシステムに
    おいて、 前記併行動作情報から各端末装置の動作中にその他の端
    末装置も動作中であるか否かの情報を作成する手段と、
    該手段によって作成した情報から区域毎に端末装置別の
    併行動作時間リストを出力する手段とを設けたことを特
    徴とするコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のコンピュータシス
    テムにおいて、 前記各端末装置がホストコンピュータに接続された情報
    及び前記各端末装置のアプリケーションの稼働情報をフ
    ァイルに格納する手段と、そのファイルに格納された情
    報を各区域の端末装置毎に1時間単位で出力する手段を
    設けたことを特徴とするコンピュータシステム。
JP3198914A 1991-07-12 1991-07-12 コンピユータシステム Pending JPH0520232A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02106273A (ja) * 1988-08-25 1990-04-18 Norton Co フリットで結合された研削砥石
JPH07200437A (ja) * 1993-12-27 1995-08-04 Nec Corp 端末管理方式

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02106273A (ja) * 1988-08-25 1990-04-18 Norton Co フリットで結合された研削砥石
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