JPS5839352B2 - 電子キヤツシユレジスタ− - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、インラインシステムを構成する電子キャッ
シュレジスターに対して、センタコンピュータからの強
制的な精算処理の実行を適切に行なわせることができる
電子キャッシュレジスターに関する。

従来、端末機である複数の電子キャッシュレジスターと
センタコンピュータとを連結したインラインシステムに
おいて、端末機の精算データをセンタコンピュータが収
集する手段は、端末機自身が精算処理を行なった後、端
末機がセンタコンピュータによる精算データ収集を待つ
ことによっていた。

従って、端末機はデータ収集がされなげれば自己の通常
業務を実行し得ないので、任意の時刻に精算処理を行な
うことは実質的に不可能で、開店前あるいは閉店後に制
限される。

また、一方センタコンピュータも又端末機の都合に追随
せねばならず時間的に拘束されて非能率的である。

また、精算データ収集の手段が、このようなインライン
システムのユーザーにおいて必ずしも一様でない。

即ち、センタコンピュータ側が要求する精算データが、
その要求した時点迄の全データである場合、あるいは、
その時点迄に行なった端末機の精算処理データである場
合があるが、従来のシステムではこれに対処することが
できない。

この発明は上記の欠陥を解消するために提案されたもの
で、センタコンピュータと端末機のＮ算業務において、
両者の拘束関係を除き、センタコンピュータ、各端末機
毎に任意に精算業務ができ、また、前記二連りの精算デ
ータ収集の手段を選択して行なうことができる電子キャ
ッシュレジスターを得ることを目的とする。

以下、本発明の一実施例を別紙添付図面に従って説明す
ると、第１図の如く、端末機である複数の電子キャッシ
ュレジスター１とセンタコンピュータ２とが連結されて
、インラインシステムを形成している。

第２図は、この電子キャッシュレジスターの回路構成を
示すブロック図で、キーボード３のキー操作によるキー
人力信号は、ディスプレーキーボードインターフェース
（以下Ｄ／にインターフェースと略す）４を通じてコー
ド化されキーデータとして中央処理装置（以下ＣＰＵと
略す）５に取込まれ、ＣＰＵ５は、そのキーデータに応
じて、プログラムが格納されているリード・オンリ・メ
モリ（以下ＲＯＭと略す）６の命令を解読して、データ
を記憶するランダムアクセスメモリ（以下ＲＡＭと略す
）７に対してデータの読出しあるいは書込みを行ない、
演算処理を行ない、又は前記Ｄ／にインターフェース４
を経てデータを表示器８に表示し、あるいはプリンタイ
ンターフェース９を経てプリンタ１０でデータをプリン
トするようになっている。

ＲＡＭ７には、商品売上げ登録をする毎に演算分類した
諸データ、即ち部門別売上げ金額、売上げ点数、客数そ
の他データを累積記憶する精算用メモＩ７１１ 、およ
び端末機が精算処理を実行したときに前記精算用メモリ
１１のデータをすべて転送させて記憶し、これを保存し
、精算用メモリ１１がクリヤされてもセンタコンピュー
タにデータ伝送を可能とする伝送用メモリ１２をもつ。

そして、端末機が自己の精算キー操作による又は強制精
算信号による精算処理実行前に、精算用メモリ１１のデ
ータを伝送用メモリ１２に転送するようにしている。

また、−たん端末機がセンタコンピュータに精算データ
を伝送した後読に端末機による精算処理が実行されてい
る場合に、■その既に精算して伝送用メモリ１２に格納
した既精算データのみをセンタコンピュータに伝送する
第１の精算手段、および＠前記の既精算データに現在登
録中であり未精算の精算用メモリ１１内容を加算して、
この加算後のデータをセンタコンピュータに伝送する第
２の精算手段の二通りの処理を実行できるようにし、そ
の■、＠二連りの精算手段の−を選択する手段を設ける
。

この手段は、キーボードに選択するスイッチを設けるか
又は２つの手段をプリセットできるようにしプログラム
により判断して選択することによればよい。

更に、強制精算の信号を取込んだとき、それぞれ判断に
応じた所定の処理を実行した後、引続き伝送用メモリ１
２のデータをセンタコンピュータに伝送するようにして
いる。

以上の如く構成された電子キャッシュレジスターの作用
について説明すると、オペレータが商品売上げをキー操
作し登録していけば、精算用メモリ１１に部門売上げ金
額、売上げ点数、客数等の諸データを累積記憶していく
。

ここで例えば販売形態の一つの区切りを終えて精算する
ためにオペレータが所定のキー操作をすれば、精算メモ
リ１１の内容を伝送用メモリ１２に転送し、引続き精算
メモリ１１の内容をプリントアウトしその後精算メモリ
１１をクリヤーする。

従って、当該電子キャッシュレジスターは、センタコン
ピュータに伝送すべき精算データを保存し、かつ自己の
新たな登録業務を実行できる。

前記の如（、端末機自身が精算処理をした後、引続いて
オペレータが新たに登録業務を続行している場合に、セ
ンタコンピュータから強制精算信号が出され、割込み可
でこれを取込んだとぎ、もし、第１の精算手段を選択し
ていたとすれば、これを判断して単に、伝送用メモリ１
２の内容をセンタコンピュータに伝送する。

従って、センタコンピュータは前段でオペレータが精算
したときの精算データのみを収集したことになる。

もし、第２の精算方法を選択していたとすれば、新たに
登録を始めた精算メモリ１１の内容を伝送用メモリ１２
に加算した後、精算メモリ１１の内容をプリントアウト
しこれをクリヤーし、続いてセンタコンピュータに伝送
用メモリ１２の内容を伝送する。

従って、この場合は、センタコンピュータが強制精算信
号を出した一律の時刻における各端末機の登録内容を収
集することができる。

また、センタコンピュータが強制精算によりデータを収
集した後、この電子キャッシュレジスター自身が未だ精
算処理をしていないときは、未精算であることを判断し
、精算用メモリ１１の内容を伝送用メモリ１２に転送し
た後、プリンタで精算用メモリ１１の内容をプリントア
ウトしこれをクリヤーして強制的に精算処理をさせ、引
続きそのデータをセンタコンピュータに伝送させる。

従って、各端末機自身が精算処理の操作をしなくても、
センタコンピュータで管理することができる。

以上説明した如く、本発明の電子キャッシュレジスター
によれば、インラインシステムの一端末機として使用し
たとき、センタコンピュータによるデータ収集をまたず
、収集させるべきデータを保存したまま精算処理をし新
たな登録業務を実行することができ、そして又、センタ
コンピュータも各端末機に時間的拘束を受けずにデータ
収集をすることができ、更に、このシステムの使用者の
希望する二種類の精算データ収集方式に対応することが
できるという種々の優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はインラ
インシステム概略構成図、第２図は電子キャッシュレジ
スターの回路構成ブロック図、第３図はフローチャート
である。 符号説明、１−・・−・電子キャッシュレジスター２・
・・・・・センタコンピュータ、３−・・−キーボード
、４・・−・−・ディスプレーキーボードインタフェー
ス、５・・−・中央処理装置、６・・・−・−リードオ
ンリメモリ、１−・・・・・ランダムアクセスメモリ、
８・・面表示器、９−・・・・・プリンタインタフェー
ス、１０−・・−・プリンタ、１１・・・・・・精算用
メモリ、１２−・・−・・伝送用メモリ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ センタコンピュータと端末機である複数の電子キャ
   ッシュレジスターとを連結して相互にデータ交信するイ
   ンラインシステムの電子キャッシュレジスターにおいて
   、キーボード、表示器、プリンター、各種メモリ等を備
   え、伝送用メモリと、端末機操作により、所定の精算処
   理を実行すると共に、登録データを累積して格納する精
   算用メモリのデータを前記伝送用メモリに転送する手段
   と、センタコンピュータからの強制精算信号を取込んだ
   時、端末機自身が既に精算処理済である場合は、これを
   判断して単に伝送メモリのデータをセンタコンピュータ
   に伝送し、精算未処理である場合は、これを判断して端
   末機に精算処理を実行させると共に、その精算メモリの
   内容をセンタコンピュータに伝送することを特徴とする
   電子キャッシュレジスター。