JPH06309343A - データ集計方法 - Google Patents
データ集計方法Info
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- JPH06309343A JPH06309343A JP5115157A JP11515793A JPH06309343A JP H06309343 A JPH06309343 A JP H06309343A JP 5115157 A JP5115157 A JP 5115157A JP 11515793 A JP11515793 A JP 11515793A JP H06309343 A JPH06309343 A JP H06309343A
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Document Processing Apparatus (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
ても、集計レベルに応じて集計対象等を任意に定義して
おくだけで、この定義内容に該当するデータが所定ファ
イルから読み出されて集計レベルに応じた階層構造でレ
コードを集計する。 【構成】 パラメータファイル4には集計レベルに対応
して集計レコードのレコード名を定義し、かつこのレコ
ード名に対応して集計対象コードを定義するA表が設定
される。展開集計処理部11はこのA表の定義内容に基
づいて所定ファイルから読み出された集計対象コードに
該当するデータをA表内の対応するレコード名の集計レ
コードに集計すると共に、この集計レコードよりも上位
レベルにあるレコード名がA表に定義されておれば、集
計レコードの集計結果をこの上位レベルにあるレコード
名の集計レコードに集計する。
Description
タやパーソナルコンピュータ等において、例えば、会計
ファイル、人事ファイル等からレコードデータを集計す
るデータ集計方法に関する。
ピュータ等の事務処理装置においては、会計ファイル、
人事ファイル、売上伝票ファイル、在庫ファイル等、各
種多様のファイルを記憶管理しているが、各ファイルを
構成するレコード構造は、ファイル毎に異なっており、
同一レコード形態(レコードを構成する各項目が一致す
るレコード)毎にまとめて別ファイルとして記憶管理し
ている。ここで、任意の項目を指定してその項目を含む
レコードをファイルから読み出して分類集計する場合に
おいて、項目内のデータは最初に分類集計し易いような
分類コード体系を作っても、時の経過につれて分類が現
実に適合しなくなり、そのままでは分類集計を行うこと
ができなくなるのが現状であった。そこで、従来におい
ては、この対策として分類集計用のコード変換テーブル
を設け、このコード変換テーブルを用いて分類集計に最
適なコード体系に変換することによって分類集計する方
法が現状広く採用されている。
変換テーブルを用いる方法では専門家であるシステムエ
ンジニアが分類集計用のコード体系(変換テーブル)を
作成しなければならなかった。即ち、種々の業務上の要
望に応じて分類コード体系を作成することは極めて専門
的で高度な知識を必要とする為、一般ユーザの業務担当
者にあってはその作成は極めて困難であり、システムエ
ンジニアにその作成を依頼しなければならないのが現状
であった。この発明の課題は、集計用のコード体系を予
め作成しておかなくても、集計レベルに応じて集計対象
等を任意に定義しておくだけで、この定義内容に該当す
るデータが所定ファイルから読み出されて集計レベルに
応じた階層構造でレコードを集計できるようにすること
である。
の手段およびその作用は次の通りである。 (1)、集計レベルに対応して集計レコードのレコード
名を定義し、かつこのレコード名に対応して集計対象を
定義する集計定義表を備えたデータ処理装置であって、
前記集計定義表を参照し、集計対象に該当するデータを
所定のファイルから読み出し、この読み出されたデータ
を前記集計定義表内の対応するレコード名の集計レコー
ドに集計し、この集計レコードよりも上位レベルにある
レコード名が前記集計定義表に定義されておれば、前記
集計レコードの集計結果を前記上位レベルにあるレコー
ド名の集計レコードに集計する。 (2)、なお、前記上位レベルにある集計レコードへの
減算集計を定義するレコード名が前記集計定義表に定義
されていれば、そのレコード名における集計レコードの
集計結果を前記上位レベルにある集計レコードに減算集
計するようにしてもよい。したがって、集計用のコード
体系を予め作成しておかなくても、集計レベルに応じて
集計対象等を任意に定義しておくだけで、この定義内容
に該当するデータが所定ファイルから読み出されて集計
レベルに応じた階層構造でレコードを集計することがで
きる。
明する。図1は本実施例に係るデータ処理装置のブロッ
ク構成図である。このデータ処理装置はオフィスコンピ
ュータを構成するもので、専門的知識を有しない業務担
当者等が集計定義表を用いて集計レベルに対応して集計
対象等を任意に指定しておくだけで、この集計定義表の
定義内容に該当するレコードを所定ファイルから読み出
して集計レベルに応じた階層構造でレコードを集計し、
この集計結果を帳票データとして印刷出力するものであ
る。入力部1は各種のデータやコマンド等を入力するキ
ー入力装置で、入力部1から入力されたデータはパラメ
ータ設定部2に取り込まれて処理されると共に表示部3
に表示出力される。なお、入力部1は所定のキー操作に
応答してパラメータ設定部2に対して起動命令を与え
る。
命令に応答して動作し、業務担当者等が所望する任意の
レコード集計を指示する為に集計レコードのレコード名
や集計対象等を定義する定義表(本実施例にあってはA
表)を入力部1から入力されたデータにしたがって生成
し、表示部3から表示出力させると共に、パラメータフ
ァイル4に設定する。なお、A表については後で詳細に
説明するので、ここでは簡単に説明しておくものとす
る。例えば、所望する帳票として図2に示す様な「損益
計算書」を印刷出力させる為に、この帳票の出力イメー
ジにしたがった集計定義表としてのA表を生成してお
く。A表は図3に示す様に構成されており、A表は集計
レベルに対応して集計レコードのレコード名および集計
レコードとして抽出される集計対象項目の項目内容(対
象項目コード)等を定義する定義表である。
の基本フォーマット(罫線データ等)が予めメーカサイ
ドによって固定的に格納されている他に、入力部1から
任意に入力された各種帳票のA表パラメータデータおよ
び、入力部1から任意に入力された各種の帳票名とA表
パラメータデータとを対応付ける対応テーブルが記憶さ
れている。なお、パラメータファイル4には入力部1か
ら任意に指定された帳票印刷時の書式もA表パラメータ
データに対応付けて記憶されている。
ら入力された起動命令にしたがって動作し、出力対象と
して任意に指定された帳票名に対応するA表パラメータ
データにしたがって集計レベルに応じた階層構造等を解
析し、その解析結果に基づいて構成ファイル6を作成す
る。なお、構成ファイル6は後で詳述するが、A表内の
集計対象項目とそれに対応する集計レコードとの対応関
係や集計レベルの階層構造における上下関係等を表わす
各種の構成レコードから成るものである。更に、表構造
解析部5はパラメータファイル4から印刷書式を読み出
して印刷書式メモリ7に設定する。その後、表構造解析
部5は展開ファイル作成部8に起動命令を与える。
書式の他に、図4に示す様に集計レベルに応じた帳票フ
ォーマット(罫線フォーマット)を帳票名に対応させて
記憶する。ここで、印刷書式メモリ7内に設定された帳
票名および帳票フォーマットは入力部1から任意に入力
されてパラメータファイル4に書き込まれたのち表構造
解析部5によって設定されたもので、例えば図4に示す
帳票フォーマットは図2の「損益計算書」用の罫線フォ
ーマットである。即ち、この帳票フォーマットは集計レ
ベルA、B、Cに対応し、集計レベルA、B、Cを区分
する括り用の罫線フォーマットで、各罫線フォーマット
の左端部の“ずれ”によって集計レベルの階層構造を表
現している。
を構成する各種のソースファイルA……Nの中から集計
対象ファイルを指定したり、この集計対象ファイルから
抽出したレコードを1レコードずつ展開レコードとし
て、展開ファイル10に書き出す。これによって展開フ
ァイル10を作成すると、展開ファイル作成部8は展開
集計処理部11に起動命令を与える。なお、展開ファイ
ル10の各レコードは分類コードとデータ値とから成
り、この分類コードがA表に定義されている集計対象項
目コードに相当している。
照しながら展開ファイル10の内容に基づいて1レコー
ドずつ集計レコードを順次作成し、集計ファイル12に
書き出す。これによって集計ファイル12を作成する
と、展開集計処理部11は印刷処理部13に起動命令を
与える。印刷処理部13は集計ファイル12の内容を印
刷書式メモリ7に設定されている印刷書式にしたがって
1レコードずつ帳票フォーマットと共にプリンタ14か
ら印字出力させることにより、帳票作成を行う。
所望する帳票を得る為に入力部1からA表の作成を指示
すると、パラメータ設定部2はこれに応答して動作す
る。先ず、A表作成時にパラメータ設定部2はパラメー
タファイル4から読み出したA表の基本フォーマットに
したがって表枠等を表示出力させる。いま、A表の基本
フォーマットが表示出力されている状態において、業務
担当者は入力部1からA表のパラメータデータを入力す
る。図3はA表にパラメータデータを入力した場合の表
示例である。ここで、A表の基本フォーマットにおい
て、その列方向の見出し部には3段階の集計レベルに対
応して「集計レベルA」、「集計レベルB」、「集計レ
ベルC」の見出し文字列が表示されていると共に「管理
単位」および「対象コード」の見出し文字列が表示され
ている。なお、この集計レベルの階層構造は、A>B>
Cの関係にある。いま、図3に示すデータ入力例におい
て、集計レベルAに対応して行No「01」には集計レコ
ードのレコード名として「利益」が入力され、また集計
レベルBに対応して行No「02」にはレコード名「売
上」、行No「05」にはレコード名「経費−」が入力さ
れ、更に集計レベルCに対応して行No「03」にはレコ
ード名「製品売上」、行No「04」に対応してレコード
名「部品売上」、行No「06」に対応してレコード名
「一般」が入力されている。このようにA表内には集計
レベルA、B、Cに対応して集計レコードのレコード名
が入力されている。
ードのレコード名をA表に入力しておくと、ある行に着
目した場合、その集計レコードの集計結果はそれよりも
前の行において上位レベルにある集計レコードに集計さ
れる。つまり、例えば、行No「06」の集計レコードの
集計結果はそれよりも上位レベルにある行No「05」の
集計レコードに集計され、また行No「05」の集計レコ
ードは、それよりも上位レベルにある行No「01」の集
計レコードに集計される。ここで、上位レベルへの集計
は通常プラス集計であるが、例えば行No「05」のレコ
ード名「経費−」の様にマイナス符号がレコード名と共
に入力されている場合には上位レベルへの集計はマイナ
ス集計となる。
エリアが設けられており、任意の行を指定してそれに対
応する位置に丸印を入力することにより、当該行は項目
コードが入力されているエリアであることを示す。これ
はA表の定義内容を行単位毎に解析する際に、当該丸印
が付されている行が解析対象となり、その他の行を対象
から外すことによって処理スピードの向上を図る為であ
ると同時に、業務担当者が抽出集計すべきデータがソー
スファイル(会計ファイルなど)にある事を確認する意
味もある。また、A表の「対象コード」の見出し部に対
応する入力エリアには、集計対象項目の具体的な項目内
容(項目コード)が入力されている。例えば、行No「0
1」、即ち、集計レベルAのレコード名「利益」に対応
する入力エリアには項目コード「911」が入力されて
おり、また行No「03」において集計レベルCのレコー
ド名「製品売上」に対応する入力エリアには項目コード
「111」が入力されており、これによって所定ファイ
ルの集計対象項目のうち項目コード「911」あるいは
「111」に該当するレコードを抽出すべきことが定義
されている。なお、集計レベルAのレコード名「利益」
に対応する入力エリアに定義した項目コード「911」
は、例えば営業外利益(株式の利益金、特許料等)を集
計対象項目としている。A表の「対象コード」入力エリ
アには各行に対応して複数の項目コードを入力可能なも
ので、図3に示すA表の例では2つの項目コードを入力
することができるが、A表の基本フォーマットの一部を
適宜修正変更可能であり、表枠全体を伸長することによ
って3以上の項目コードを入力できるようになってい
る。このようにしてA表を作成すると、パラメータ設定
部2はそのA表パラメータデータをパラメータファイル
4に設定する。
て、入力部1から任意の帳票名を指定してその印刷指令
を与えると、表構造解析部5はパラメータファイル4内
のA表パラメータデータを解析し、構成ファイル6を作
成する処理を行う。図5〜図7は構成ファイル6を作成
する際の動作を示したフローチャートであり、図8〜図
13はこの場合における表構造解析部5の動作内容を図
式的に示すと共に、図3に示すA表の1行目〜6行目に
対応して生成される構成レコードの生成過程を示した
図、また図14は作成された構成ファイル6の内容を具
体的に示した図である。なお、構成ファイル6の各レコ
ード構造は「子コード」、「親コード」、「終了印」、
「サイン」、「名称」とから成り、「子コード」および
「親コード」はA表内の集計対象項目とそれに対応する
集計レコードとの対応関係を表わしたり、集計レベルの
階層構造における親子関係(上下関係)を表わすコード
である。また、「終了印」は親コードに集計レベルAが
含まれている場合に“1”となるフラグで、終了印に
“1”がセットされている場合にはそれよりも上位レベ
ルへのレコード集計を行わないことを示している。「サ
イン」はA表内のレコード名にマイナス符号が付されて
マイナス集計が定義されている場合に「−」の符号がセ
ットされるものである。「名称」はA表に定義されてい
る集計レコードのレコード名である。いま、図3に示す
A表に基づいてA表の1行目〜6行目に対応して構成レ
コードが生成される場合を例に挙げて図5〜図7に示す
フローチャートを具体的に説明するものとする。
先頭行(1行目)を指定し(ステップA1)、指定行の
集計レベルは最上位のレベルAか否かをチェックする
(ステップA2)。いま、1行目の集計レベルはAであ
るので、初期設定の為に、表構造解析部5内の最終項目
ワークメモリ(図8の(B)参照)の内容を全てクリア
しておくと共に(ステップA3)、現在着目中のレベル
(現在レベル)として集計レベルAを指定しておく(ス
テップA4)。この状態において、現在レベルと現在着
目している行(現在行)の行Noとからレベル行データを
生成する(ステップA5)。いま、A表の1行目は集計
レベルAであり、かつその行Noは「01」であるので、
この現在レベルと行Noとを組み合せたレベル行データ
「A01」を生成する。次に、このレベル行データ「A
01」と現在行の名称(集計レコードのレコード名「利
益」)とを最終項目ワークメモリの現在レベルAに対応
する位置にセットする(ステップA6)。図8の(C)
はこの場合における最終項目ワークメモリの内容を示し
ている。なお、最終項目ワークメモリは図8の(B)、
(C)に示す様に集計レベルA、B、Cに対応してレベ
ル行データおよび名称を記憶する構成となっており、構
成レコード作成時のワークメモリである。
丸印が付されているか否かをチェックする(ステップA
7)。いま、図3に示す様にA表の1行目には丸印が付
されているので、図7のステップA23に進み、現在行
に入力されている項目コードをその先頭から指定し、こ
の指定コードを構成レコードの子コードとしてセットす
る(ステップA24)。この場合、項目コードは「91
1」である為、図8の(A)に示す様に子コードは「9
11」となる。次に、最終項目ワークメモリ内の現在レ
ベルのレベル行データ「A01」を構成レコードの親コ
ードとしてセットする(ステップA25)。次に、親コ
ードに含まれている集計レベルはAか否かをチェックす
るが(ステップA26)、この場合、親コードには集計
レベルAが含まれているので、これを条件に構成レコー
ドの終了印に“1”をセットする(ステップA27)。
次に親コードの名称「利益」を最終項目ワークメモリか
ら読み出して構成レコードの名称としてセットする(ス
テップA28)。図8の(A)はA表1行目の構成レコ
ードを示し、子コードが「911」、親コードが「A0
1」、終了印が「1」、「名称」が「利益」となるもの
で、この構成レコードは構成ファイル6に書き出される
(ステップA29)。ここで、子コード「911」と親
コード「A01」との組み合せによってA表内におい
て、集計対象の項目コードとそれに対応する集計レコー
ドとの対応関係が示される。次に現在行に他の項目コー
ドが入力されているか否かをチェックし(ステップA3
0)、有ればステップA23に戻り、次の項目コードを
指定し、以下、上述の動作を1項目ずつ繰り返す。い
ま、A表の1行目には1つの項目コードしか入力されて
いないので、A表の1行目に対応する構成レコードは1
つしか生成されないが、1行に複数の項目コードが入力
されていれば、その項目数に応じた構成レコードが生成
されて構成ファイル6に書き出される。
成した後、ステップA30で他の項目コード無しが検出
されると、図5のステップA8に進み、A表の次行に着
目してその行にレコード名が設定されているか否かをチ
ェックする。いま、次の2行目にはレコード名「売上」
が設定されているので、現在行を更新して次行の指定を
行う(ステップA9)。これによって、A表の2行目が
指定されると、ステップA2に戻るが、この場合、2行
目の集計レベルはB、したがって、ステップA10に進
み、指定行のレベルが現在行レベル以上か否かのエラー
チェックを行い、現在レベル以上であれば、最終項目メ
モリ内で指定行のレベル以下の内容を全てクリアしてお
く(ステップA11)。
A未満であるので、ステップA12に進み、この指定行
のレベルを現在レベルとし、現在レベルの更新を行う。
次に、現在レベルと現在行の行Noとからレベル行データ
を生成し(ステップA13)、このレベル行データを現
在行の名称と共に最終項目ワークメモリ内の現在レベル
に対応する位置にセットする(ステップA14)。この
場合、レベル行データ「B02」および名称「売上」が
最終項目ワークメモリの現在レベルBに対応する位置に
セットされる。これによって、最終項目ワークメモリの
内容は図9の(B)に示す状態から図9の(C)に示す
状態となる。次に、このレベル行データ「B02」を図
9の(A)に示す様に構成レコードの子コードとしてセ
ットする(ステップA5)。そして、図6のステップA
16に進み、最終項目ワークメモリの中から(現在レベ
ル+1)のレベル位置、つまり、1つ前の上位レベル位
置に格納されているレベル行データを読み出し、これを
構成レコードの親コードとしてセットする。この場合、
現在レベルはB、したがって最終項目ワークメモリのレ
ベルAの位置に格納されているレベル行データ「A0
1」が親コードとなる(図9の(A)参照)。ここで、
親コードに含まれているレベルがAであれば(図1
7)、構成レコードの終了印に“1”をセットする(ス
テップA18)。次に、子コードの行Noに対応するA表
内のレコード名にマイナス符号が付いているか否かをチ
ェックし(ステップA19)、マイナス符号が付いてい
れば、構成レコードの「サイン」に「−」をセットする
(ステップA20)。次に、親コードの名称「利益」を
最終項目ワークメモリから読み出して構成レコードの名
称としてセットする(ステップA21)。
て子コード「B02」、親コード「A01」、終了フラ
グ「1」、名称「利益」が揃うと、この構成レコードは
構成ファイル6に書き出される。ここで、子コード「B
02」と親コード「A01」との組み合せによってA表
内の行No「02」、レコード名「売上」の集計レコード
とその上位レベルにある行No「01」、レコード名「利
益」の集計レコードとの親子関係(上下関係)が示され
る。次に、図5のステップA7に戻るが、この場合、現
在行の管理単位エリアには丸印が付されていないので、
つまり、現在行には項目コードが入力されていないの
で、項目コードに関する構成レコードの生成処理(ステ
ップA23〜A30)は行わず、そのまま次行の指定に
移る(ステップA9)。
目の集計レベルはCであり、現在レベルB未満であるの
で、ステップA12に進み、現在レベルをCに変更した
のち、構成レコード生成処理(ステップA13〜A2
2)に移る。即ち、いま、最終項目ワークメモリの内容
が図10の(B)に示す状態において、現在レベルCと
現在行の行Noとから生成したレベル行データ「C03」
と現在行の名称「製品売上」とを最終項目ワークメモリ
の現在レベルC位置にセットする(図10の(C)参
照)。次に、このレベル行データ「C03」を構成レコ
ードの子コードとしてセットすると共に、最終項目ワー
クメモリ内の(現在レベル+1)のレベル行データ「C
02」を構成レコードの親コードとしてセットする(図
10の(A)参照)。なお、この場合には、親コードに
含まれているレベルはB、したがって終了印のセットは
行われない。次に、親コードとなる位置に格納されてい
る最終項目ワークメモリ内の名称「売上」を読み出して
構成レコードの名称としてセットする。これによって図
10の(A)に示す様にA表3行目に対応する構成レコ
ードとして先ず、子コードが「C03」、親コードが
「B02」、名称が「売上」と成る構成レコードが生成
されて構成ファイル6に書き出される。
1」が入力され、当該行には丸印が付されているので、
ステップA7でそのことが検出され、以下、この項目コ
ードに関する構成レコードの生成処理が行われる(ステ
ップA23〜A30)。即ち、この項目コード「11
1」を構成レコードの子コードとしてセットすると共
に、最終項目ワークメモリ内の現在レベルCのレベル行
データ「C03」を構成レコードの親コードとしてセッ
トする。なお、この場合にも親コードのレベルはAでは
ないので、終了印のセットは行われない。次に、親コー
ドの名称「製品売上」を構成レコードの名称としてセッ
トする。これによって、図10に示す様に、子コードが
「111」、親コードが「C03」、名称が「製品売
上」と成る構成レコードが生成されて構成ファイル6に
書き出される。なお、A表3行目には次の項目コードは
入力されていないので、この時点でステップA8に戻
る。
プA9)。この場合、集計レベルと現在レベルは共に
C、したがってステップA10でそのことが検出されて
ステップA11に進み、最終項目ワークメモリ内におい
て、指定行のレベル以下の内容、この場合にはレベルC
の内容が全てクリアされる(図11の(B)参照)。こ
の状態において、レベル行データとして「C04」が生
成され、図11の(C)に示す様に、最終項目ワークメ
モリのレベルCの位置には、このレベル行データと共
に、現在行の名称「部品売上」がセットされる。そし
て、このレベル行データ「C04」が構成レコードの子
コードとしてセットされ、また、最終項目ワークメモリ
内の(現在レベル+1)のレベル行データ「B03」が
構成レコードの親コードとしてセットされ、更に、親コ
ードの名称「売上」が構成レコードの名称としてセット
される。これによって、図11の(A)に示す様な構成
レコードが生成されて構成ファイル6に書き出される。
一方、A表4行目にも管理単位に丸印が付いているの
で、以下、構成レコードの生成が行われ、4行目の項目
コード「121」が子コード、最終項目ワークメモリ内
の現在レベルのレベル行データ「C04」が親コードと
なり、更に親コードの名称「部品売上」が構成レコード
の名称となる(図11の(D)参照)。
場合、5行目の集計レベルはBで現在レベルはC、した
がって、図12の(B)に示す様に最終項目ワークメモ
リにおいて、指定行のレベルB以下の内容が全てクリア
される(ステップA11)。この状態において、レベル
行データとして「B05」が生成され、図12の(C)
に示す様に、最終項目ワークメモリのレベルBの位置に
は、このレベル行データと共に現在行の名称「経費−」
のうち、マイナス符号を除いた「経費」がセットされ
る。そして、このレベル行データ「B05」が子コー
ド、最終項目ワークメモリ内の(現在レベル+1)のレ
ベル行データ「A01」が親コード、この親コードの名
称「利益」が構成レコードの名称となるレコード(図1
2の(A)参照)が生成されて構成ファイル6に書き出
される。なお、A表5行目の管理単位には丸印が付され
ていないので、この項目コードに関する構成レコードの
生成は行われない。
の場合、6行目の集計レベルはCで現在レベルはB、し
たがって、最終項目ワークメモリの内容をクリアする処
理(ステップA11)は行われず、最終項目ワークメモ
リの内容は図13の(B)に示す状態にある。この状態
において、レベル行データとして「C06」が生成さ
れ、図13の(C)に示す様に最終項目ワークメモリの
レベルCの位置にはこのレベル行データと共に現在行の
名称「一般」がセットされる。そして、このレベル行デ
ータ「C06」が子コード、最終項目ワークメモリ内の
(現在レベル+1)のレベル行データ「B05」が親コ
ード、この親コードの名称「経費」が構成レコードの名
称となるレコード(図13の(A)参照)が生成されて
構成ファイル6に書き出される。ここで、A表の6行目
には丸印が付されているので、項目コードに関する構成
レコードが生成される。この場合、図13の(D)に示
す様に6行目の項目コード「411」が子コード、最終
項目ワークメモリ内の現在レベルのレベル行データ「C
06」が親コードとなり、更に、親コードの名称「一
般」が構成レコードの名称となる。
ップA8でデータ無しが検出されるので、構成ファイル
作成処理はこの時点で終了する。このように図3のA表
を解析することによって作成された構成ファイル6は図
14に示す如くとなる。即ち、この構成ファイル6は9
つの構成レコードから成り、1レコード目はA表の1行
目、2レコード目はA表の2行目、3および4レコード
目はA表の3行目、5および6レコード目はA表の4行
目、7レコード目はA表の5行目、8および9レコード
目はA表の6行目に対応して生成されたものである。こ
のようにして構成ファイル6を作成すると、表構造解析
部5は展開ファイル作成部8に起動命令を与える。
ァイル9を構成する各種のソースファイルA……Nの中
から集計対象ファイルを指定したり、この集計対象ファ
イルから抽出したレコードを1レコードずつ展開レコー
ドとして展開ファイル10に書き出す処理を行う。ここ
で、展開ファイル10を構成する各レコードは分類コー
ド、データ値とから成っている。展開ファイル10を作
成すると展開ファイル作成部8は展開集計処理部11に
起動命令を与える。
照しながら展開ファイル10の内容に基づいて1レコー
ドずつ集計レコードを順次作成し、集計ファイル12に
書き出す。この場合、展開集計処理部11は展開ファイ
ル10の内容と構成ファイル6の内容とに基づいて集計
ファイル12を部品展開手法にしたがって生成する。図
15は展開集計処理部11の動作を示したフローチャー
トである。なお、図16〜図25は展開集計処理部11
の動作内容を具体的に説明する為の図である。いま、図
14に示す構成ファイル6の内容と図16の(A)に示
す展開ファイル10の内容とに基づいて集計レコードを
生成するものとする。
10の先頭から1レコード分のデータを読み込む(ステ
ップB1)。そして、次のステップB2ではデータ終了
か、つまり、展開ファイル10の先頭から全てのレコー
ドを読み出したか否かをチェックする。最初は展開ファ
イル10の先頭から1レコード分のデータを読み込んだ
場合であるから、次のステップB3に進み、構成ファイ
ル6の内容をサーチし、展開レコードの分類コードと一
致する子コードを構成ファイル6から検索する。ここ
で、図16は展開ファイル10から1レコード目のデー
タを読み込んだ場合の動作内容を示している。いま、図
(A)に示す内容の展開ファイル10において、その1
レコード目の展開レコードは分類コードが「111」
で、データ値が「1,000」であり、この分類コード
と一致する子コードを持つ構成レコードは図14に示す
構成ファイル6内の4レコード目に存在する為、ステッ
プB3で一致検出が行われてステップB4に進み、集計
ファイル12のレコードを生成する。即ち、図16の具
体例において、(C)は1レコード目の展開レコード、
(D)は一致検出された構成レコードを示し、先ず、展
開集計処理部11はこの構成レコード内の子コードに対
応する親コード「C03」を読み出し、この親コードを
A表の行Noと集計レベルとに分解し、この行No「03」
を集計ファイル12の1レコード目の先頭項目に配置
し、集計レベル「C」をそれに続けて配置する。そし
て、この構成レコード内の名称を集計レコードの次の項
目に配置する。続いて、展開レコードのデータ値「1,
000」を集計レコードの次の項目に配置する。図
(E)はこのようにして生成された集計レコードを示し
ている。つまり、この集計レコードはA表の行No「0
3」に定義されているレコード名「製品売上」、集計レ
ベルCの集計レコードであり、このレコード名に対応し
てA表に定義されている集計対象コード「111」に該
当するデータ「1,000」を集計したものである。
集計レコードと同一キーを持つレコードが集計ファイル
12内に既に格納されているかをチェックし、同一キー
を持つ集計レコードが無ければ生成した集計レコードを
単に集計ファイル12に書き込む追加集計を行うが(ス
テップB6)、既に同一キーを持つレコードが集計ファ
イル12内に格納されていれば、ステップB7に進み、
構成レコード内の「サイン」を参照し、マイナス符号が
セットされているかをチェックする。この結果、マイナ
ス符号が無ければ、同一キーを持つ既存の集計レコード
と今回生成した集計レコードとをプラス集計して1つの
レコードにまとめ集計ファイル12に書き込み(ステッ
プB8)、また、マイナス符号が有れば、同一キーを持
つ既存の集計レコードと今回生成した集計レコードとを
マイナス集計して1つのレコードにまとめ集計ファイル
12に書き込む(ステップB9)、いま、図(B)に示
す様に集計ファイル12内には集計レコードが何も格納
されていない状態にある為、ステップB5で同一キーを
持つ既存の集計レコードは存在しないことが検出され、
集計ファイル12への追加集計が行われる。
ットされているかをチェックする(ステップB10)。
ここで、上述した如く構成レコード内の終了印は親コー
ドに含まれている集計レベルがAのときに“1”となる
もので、終了印が“1”のときにはそのままステップB
3に戻るが、終了印が“1”でなければ、新たに展開レ
コードを生成して展開ファイル10への書き出しを行う
(ステップB11)。つまり、今回生成した集計レコー
ドよりも上位レベルにあるレコード名がA表に定義され
ていれば、今回生成した集計レコードの集計結果を上位
レベルにあるレコード名の集計レコードへ集計させる為
に、新たな展開レコードを生成して展開ファイル10へ
の書き出しを行う。
ットされていないので、図(F)に示す様なレコードを
新たに生成して展開ファイル10への書き出しを行う。
即ち、構成レコード内の親コード「C03」をそのまま
分類として先頭項目に配置し、これに続けて展開レコー
ド内のデータ値「1,000」を配置した新たな展開レ
コードを生成して展開ファイル10へ書き出す。その
後、ステップB3に戻り、以下、構成ファイル6の内容
を全てサーチし、展開レコード内の分類コード「11
1」と一致する子コードを持った構成レコードが検出さ
れなくなるまで、上述の動作を繰り返す。この結果、ス
テップB3で該当レコード無しが検出されて不一致終了
となると、ステップB1に戻り、展開ファイル10から
次のレコードを読み出す。
ドを読み込んだ場合の動作内容を示している。ここで、
(A)はこの時点の展開ファイル10の内容を示し、図
中太線の下に配置したレコードは図16の場合において
新たに生成された展開レコードを示している。また、
(B)はこの時点における集計ファイル12の内容を示
し、図16の場合において生成された集計レコードがそ
の先頭に書き込まれた状態を示している。更に、(C)
は展開ファイル10から今回読み出されたレコードを示
し、(D)はこの展開レコードの分類キーと一致する子
コードを持った構成レコードを示している。ここで、展
開集計処理部11はこの展開レコードと構成レコードと
から図(E)に示す様な集計レコードを生成する。この
集計レコードはA表の行No「04」に定義されているレ
コード名「部品売上」、集計レベルCの集計レコードで
あり、このレコード名に対応してA表に定義されている
集計対象コード「121」に該当するデータ「2,00
0」を集計したものである。なお、この場合においても
同一キーを持つレコードは集計ファイル12内に存在し
ない為、集計ファイル12への追加集計が行われる(ス
テップB6)。また、上述と同様にこの構成レコード内
には終了印がセットされていないので、新たな展開レコ
ード(図(F)参照)を生成して展開ファイル10に書
き出す(ステップB11)。その後、ステップB3で不
一致終了が検出されると、展開ファイル10から次のレ
コードを読み込む(ステップB1)。
レコードを読み込んだ場合の動作内容を示している。こ
の場合、展開ファイル10から読み出したレコード図
(C)とこれに該当する構成レコード図(D)とから図
(E)に示す様な集計レコードが生成される。この集計
レコードはA表の行No「06」に定義されているレコー
ド名「一般」、集計レベルCの集計レコードであり、こ
のレコード名に対応してA表に定義されている集計対象
コード「411」に該当するデータ「800」を集計し
たもので、集計ファイル12へ追加集計される。また、
この場合においても、今回生成した集計レコードの集計
結果をそれよりも上位レベルにあるレコード名の集計レ
コードへ集計させる為に図(F)に示す様な新たな展開
レコードが生成される。
レコードを読み込んだ場合の動作内容を示している。こ
の場合においても、展開ファイル10から読み出したレ
コード図(C)とこれに該当する構成レコード図(D)
とから図(E)に示す様な集計レコードが生成される。
この集計レコードはA表の行No「01」に定義されてい
るレコード名「利益」、集計レベルAの集計レコードで
あり、このレコード名に対応してA表に定義されている
集計対象コード「911」に該当するデータ「500」
を集計したもので、集計ファイル12へ追加集計され
る。このように、A表内に集計レベルAのレコード名
「利益」に対応して集計対象コード「911」を定義し
ておけば、その集計対象コードに基づいた集計レコード
も生成される。ここで、この対象項目コード「911」
を営業外利益の項目とすると、生成レコードはこの営業
外利益の集計レコードとなる。なお、この場合、集計レ
ベルはA、したがって、構成レコード内には終了印
“1”がセットされている為、新たな展開レコードの生
成は行われない。
ファイル10の内容を1レコードずつ順次読み出して集
計レコードを生成してゆくと、集計ファイル12には図
20の(B)に示す様な集計レコードが書き込まれる。
この集計ファイル12内の各レコードはA表に定義され
ている集計対象の項目コード「111」、「121」、
「411」、「911」に該当するデータを集計した集
計レコードである。これによって、各集計対象項目に対
応する集計レコードが全て揃うことになる。
位レベルにある集計レコードへ集計させる為の処理に移
る。先ず、集計レベルBの集計レコードを生成したのち
集計レベルAの集計レコードを生成する処理が行われ
る。ここで、図20〜図22は集計レベルBの集計レコ
ードを生成する場合、図23〜図25は集計レベルAの
集計レコードを生成する場合である。
展開レコードを読み込んだ場合の動作内容を示してい
る。この場合、図(C)に示す様に展開レコードの分類
コードは「C03」で、これと一致する子コードを持っ
た構成レコードの親コードは図(D)に示す様に「B0
2」である。したがって、この展開レコードと構成レコ
ードとから図(E)に示す様な集計レコードが生成され
る。この集計レコードは、A表の行No「03」の集計レ
コードよりも上位レベルBにある行No「02」、レコー
ド名「売上」の集計レコードであり、図(C)に示す展
開レコードのデータ値、つまり、行No「02」の集計結
果「1,000」を集計したものである。この場合、集
計ファイル12内にはまだ同一キ−を持った集計レコー
ドは存在しない為、この集計レコードは集計ファイル1
2へ追加集計される。また、この場合においても更に上
位レベルにあるレコード名の集計レコードへ集計させる
為に図(F)に示す様な展開レコードが新たに生成され
て展開ファイル10に書き出される。
展開レコードを読み込んだ場合の動作内容を示してい
る。この場合においても図(C)に示す様に展開レコー
ドの分類コード「C04」と一致する子コードを持った
構成レコードの親コードは「B02」である。したがっ
て、この展開レコードと構成レコードとから図(E)に
示す様な集計レコードが生成される。この集計レコード
はA表の行No「04」の集計レコードよりも上位レベル
Bにある行No「02」、レコード名「売上」の集計レコ
ードであり、図(C)に示す展開レコードのデータ値
(行No「04」の集計結果「2,000」)を集計した
ものである。ここで、集計ファイル12内では図20の
場合に生成された同一キーを持った集計レコードが既に
存在する為、今回生成した集計レコードと集計ファイル
12内の同一キーを持った集計レコードとを1つのレコ
ードにまとめて集計ファイル12に書き込まれる。即
ち、今回生成した集計レコードと既に生成された集計レ
コードとのデータ値を集計するが、この場合、図(D)
に示す様に構成レコード内の「サイン」にはマイナス符
号がセットされていないので、プラス集計が行われ、
「1,000+2,000=3,000」の値をデータ
値とする新たな集計レコード(キー、名称は同じ)を集
計ファイル12内の5レコード目、つまり、同一キーを
持った集計レコードが格納されていた位置に書き込ま
れ、その内容を新たな集計レコードに置き換える。これ
によって、集計ファイル12に新たに書き込まれた集計
レコードはそれよりも下位レベルにあるA表の行No「0
3」、「04」に対応する集計レコードの内容(図21
の(B)において1レコード目および2レコード目のレ
コード内容)を加算集計したものとなる。なお、この場
合においても図(F)に示す様な展開レコードが新たに
生成される。この展開レコードは図20の場合に生成さ
れた展開レコードの分類コード「B02」と同一である
が、データ値は相違している。
展開レコードを読み込んだ場合の動作内容を示し、図
(C)に示す展開レコードと図(D)に示す構成レコー
ドから図(E)に示す様な集計レコードが生成される
が、この集計レコードはA表の行No「06」の集計レコ
ードよりも上位レベルBにある行No「05」、レコード
名「経費」の集計レコードであり、図(C)に示す展開
レコードのデータ値、つまり、行No「06」の集計結果
「800」を集計したものである。ここで、集計ファイ
ル12内には同一キーを持った集計レコードは存在しな
い為、集計ファイル12への追加集計が行われる。ま
た、図(F)に示す様な展開レコードも新たに生成され
る。
6〜図18の場合に新たに生成された展開レコードを順
次読み出してそれに応じて集計レベルBの集計レコード
を生成すると、更に図20〜図22で新たに生成された
展開レコードを展開ファイル10から順次読み出して集
計レコード生成を行う(図23〜図25)。この場合、
最上位レベルAの集計レコードを生成する処理である為
上位レベルへの集計は不要であり、新たな展開レコード
の生成は行われない。
コードを読み込んだ場合で、この時、生成される集計レ
コードはA表の行No「01」、集計レベルA、レコード
名「利益」の集計レコードで、そのデータ値は「1,0
00」となるが、この場合、この集計レコードと同一キ
ーを持つ集計レコードは集計ファイル12内の4レコー
ド目に存在し、かつ構成レコード内にはマイナス符号が
セットされていないので、今回生成された集計レコード
と集計ファイル12内の4レコード目の集計レコードと
のデータ値が加算集計され、その値「500+1,00
0=1,500」が集計ファイル12内の4レコード目
の内容と書き換えられる。
展開レコードを読み込んだ場合で、この時、生成される
集計レコードも図23の場合と同様に集計レベルAの集
計レコードであるが、この場合、データ値は「2,00
0」となる。そして、この場合においても同一キーを持
つ集計ファイル12内の4レコード目の集計レコードと
加算集計されて1つの集計レコードにまとめられる。
展開レコードを読み込んだ場合で、この時、生成される
集計レコードも図23の場合と同様に集計レベルAの集
計レコードであり、そのデータ値は「800」となる。
この場合、構成レコード内にはマイナス符号がセットさ
れているので、今回生成された集計レコードと集計ファ
イル12内の4レコード目にある同一キーを持った集計
レコードとは減算集計され、その値「3,500−80
0=2,700」が集計ファイル12内の4レコード目
の内容と置き換えられる。
計レコードの値「2,700」はそれに対応する項目コ
ード「911」の集計レコードの値「500」にそれよ
りも下位レベルにある「製品売上」のレコード値「1,
000」および「部品売上」のレコード値「2,00
0」をそれぞれ加算集計し、この集計結果に「一般」の
レコード値「800」を減算集計したものとなる。した
がって、この集計レベルAのレコード値は営業外利益も
計上したものとなる。
コードが読み出されると、図15のステップB2でデー
タ終了が検出されてステップB12に進み、集計ファイ
ル12を構成する各レコードをそのキー内容(行No)に
したがって昇順にソートする。図26はこの場合の集計
ファイル12の内容を示し、(A)はソート前、(B)
はソート後における集計ファイル12の内容を示してい
る。このようにしてソートされた集計ファイル12内の
各レコードは帳票出力時の印刷順に並べ替えられる。そ
の後、展開集計処理部11は印刷処理部13を起動させ
る。
7の内容を取り込んでその印刷書式にしたがって集計フ
ァイル12の内容を帳票フォーマットと共にプリンタ1
4から印字出力させることにより帳票作成を行う。この
場合、印刷処理部13は集計ファイル12の先頭から1
レコードずつ集計レコードを読み出し、この集計レコー
ド内に含まれている集計レベルを判別し、それに対応す
る括り用の罫線フォーマット(図4参照)を印刷書式メ
モリ7から読み出し、この罫線フォーマットと共に集計
レコード内の名称およびデータ値を1レコードずつ印字
出力させる。これによって図2に示す様な帳票(損益計
算書)が印字出力され、集計レベルに応じた階層構造の
フォーマットと共に図26で示した集計ファイル12の
内容が印刷出力される。
当者等が所望する帳票を得る為に集計定義表であるA表
内に集計レベルに対応して集計レコードのレコード名を
定義し、かつこのレコード名に対応して集計対象コード
を定義しておくと、このA表を参照し、集計対象コード
に該当するデータが所定ファイルから読み出され、この
読み出されたデータはA表の対応するレコード名の集計
レコードに集計される他、この集計レコードよりも上位
レベルにあるレコード名がA表に定義されておれば、こ
の集計レコードの集計結果が上位レベルにあるレコード
名の集計レコードに集計される。一方、上位レベルにあ
る集計レコードへのマイナス集計を定義する為に、レコ
ード名に「−」符号が付加されていれば、そのレコード
名における集計レコードの集計結果は上位レベルにある
集計レコードにマイナス集計される。また、A表に行No
「01」のレコード名「利益」に対応して集計対象の項
目コードとして営業外利益、つまり、株式の利益金、特
許料等の項目を定義しておけば、この「利益」の集計レ
コードには営業外利益も計上されたものとなる。
解析し、部品展開手法によって構成ファイル6を作成し
ておき、この構成ファイル6を参照して展開集計処理部
11が集計ファイル12を作成するようにしたから、展
開集計処理部11は集計ファイル12を効率良く作成す
ることが可能となる。つまり、構成ファイル6には集計
対象コードとこれに対応付けられているレコード名の集
計レコードとの対応関係や各レコード名毎に上位レベル
にある集計レコードとの上下関係等、集計レコードを生
成する為の必要な情報が全て格納されているので、展開
集計処理部11はこの構成ファイル6の内容にしたがっ
て簡単に集計レコードを生成することができ、展開集計
処理部11がパラメータファイル4を直接参照するより
も集計ファイル12を効率良く作成することが可能であ
る。
12を作成したのち、各レコードをその行Noにしたがっ
てソートするようにしたから、集計ファイル12内にお
いて各レコードの並び順はA表に定義したレコード名の
並び順に対応したものとなり、また印刷処理部13はこ
の集計ファイル12の内容をその先頭から1レコードず
つ読み出し、集計レコードに含まれている集計レベルを
チェックし、それに対応して予め決められている罫線フ
ォーマットと共に集計レコードの名称、データ値を印刷
出力するもので、作成された帳票の印刷結果はA表の定
義内容に対応したものとなり、集計レベルに応じた階層
構造の帳票を得ることが可能となる。
識を有しない業務担当者等がA表を用いて集計レベル毎
に集計レコードのレコードや集計対象コードを任意に定
義しておくだけでこの定義内容に該当するレコードが所
定ファイルから読み出されて集計レベルに応じた階層構
造でレコードを集計し、その集計レコードをA表の並び
順にしたがって集計レベルに応じた罫線フォーマットと
共に印字出力するので、誰でも容易に所望する帳票を得
ることが可能となる。
のレコード名をA表に入力部1から直接入力するように
したが、使用するレコード名が予め定まっている場合に
は、これら使用予定のレコード名をテーブルに記憶して
おき、レコード名入力時にこのテーブル内容をウィンド
ゥ画面に一覧表示させ、その中から任意のレコード名を
選択することによってレコード名を入力するようにして
もよい。また、レコード名は名称に限らず、コードであ
ってもよい。また、上記実施例はA表に集計対象の項目
コードを入力するようにしたが、コード以外に名称を入
力してもよく、また、A表のマトリックス上の交点位置
を指定することによって集計対象を指示するようにして
もよい。また、A表内にマイナス集計を指示するマイナ
ス符号をレコード名に付加するようにしたが、マイナス
集計を指示する情報はA表内のどの位置に入力してもよ
い。また、上記実施例の説明ではA表に集計レベルAの
レコード名「利益」に対応して営業外利益を集計対象と
して定義したが、例えばA表の集計レベルBのレコード
名「売上」に対応して部外売上等を定義しておけば、こ
の集計レコードにこの部外売上等も計上することが可能
である。更に、構成ファイル6のレコード構造としては
A表に定義されている階層構造等が展開されているもの
であれば、上記実施例に限定されないことは勿論であ
り、しかも罫線フォーマットは集計レベルを識別可能で
あればその形状も限定されることはない。
を予め作成しておかなくても、集計レベルに応じて集計
対象等を任意に定義しておくだけで、この定義内容に該
当するデータが所定ファイルから読み出されて集計レベ
ルに応じた階層構造でレコードを集計することができる
ので、従来の様にシステムエンジニア等の専門家にコー
ド体系の作成を依頼する必要はなく、一般ユーザである
業務担当者でも容易に集計レベルに応じた階層構造のデ
ータ集計が可能となり、極めて実用性に富んだものとな
る。
図。
的に示した図。
集計レベルを区分する括り用の罫線フォーマットを示し
た図。
理の一部を示したフローチャート。
たフローチャート。
示したフローチャート。
ドの生成過程を示した図。
ドの生成過程を示した図。
ードの生成過程を示した図。
ードの生成過程を示した図。
ードの生成過程を示した図。
ードの生成過程を示した図。
ファイル6の具体的な内容を示した図。
ファイル10の内容から集計ファイル12を作成する場
合の動作を示したフローチャート。
最初のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
2番目のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
3番目のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
4番目のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
5番目のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
6番目のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
7番目のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
8番目のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
9番目のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
最後のレコードを読み出した場合の動作内容を示した
図。
成したのちその各レコードをキー内容にしたがってソー
トする場合におけるソート前、ソート後の集計ファイル
12の内容を示した図。
Claims (2)
- 【請求項1】集計レベルに対応して集計レコードのレコ
ード名を定義し、かつこのレコード名に対応して集計対
象を定義する集計定義表を備えたデータ処理装置であっ
て、 前記集計定義表を参照し、集計対象に該当するデータを
所定のファイルから読み出し、 この読み出されたデータを前記集計定義表内の対応する
レコード名の集計レコードに集計し、 この集計レコードよりも上位レベルにあるレコード名が
前記集計定義表に定義されておれば、前記集計レコード
の集計結果を前記上位レベルにあるレコード名の集計レ
コードに集計する、 ようにしたことを特徴とするデータ集計方法。 - 【請求項2】前記上位レベルにある集計レコードへの減
算集計を定義するレコード名が前記集計定義表に定義さ
れていれば、そのレコード名における集計レコードの集
計結果を前記上位レベルにある集計レコードに減算集計
する、 ようにしたことを特徴とする請求項1記載のデータ集計
方法。
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