JP3109330B2 - 帳票出力装置 - Google Patents

帳票出力装置

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JP3109330B2
JP3109330B2 JP05173634A JP17363493A JP3109330B2 JP 3109330 B2 JP3109330 B2 JP 3109330B2 JP 05173634 A JP05173634 A JP 05173634A JP 17363493 A JP17363493 A JP 17363493A JP 3109330 B2 JP3109330 B2 JP 3109330B2
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啓義 木内
利雄 東原
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オフィスコンピュー
タやパーソナルコンピュータ等において、会計ファイ
ル、人事ファイル等からレコードデータを読み出して帳
票出力する帳票出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスコンピュータや汎用コン
ピュータ等の事務処理装置においては、会計ファイル、
人事ファイル、売上伝票ファイル、在庫ファイル等、各
種多様のファイルを記憶管理しているが、各ファイルを
構成するレコード構造は、ファイル毎に異なっており、
同一レコード形態(レコードを構成する各項目が一致す
るレコード)毎にまとめて別ファイルとして記憶管理し
ている。ところで、任意の項目を指定してその項目を含
むレコードを所定のファイルから読み出して帳票出力さ
せる為には、予め、レコード配置位置等のレイアウトを
考慮しながら出力レコードの名称および出力対象項目を
1つずつ対応付けて入力する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出力レ
コード毎にその名称や出力対象項目を1つずつ直接入力
ことはレコード数が多い場合、その入力作業が極めて困
難となると共に、記述ミス等の恐れもあった。この発明
の課題は、所望する帳票を得る為に、帳票出力イメージ
にしたがって出力レコードのレコード名の配置位置、出
力対象項目のコード条件を単に指定するだけで、コード
条件に合致する全てのレコードを所定ファイルから読み
出し、その名称と共に指定内容通りのイメージで出力で
きるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の項目
からなるレコードを複数記憶するレコード記憶手段と、
レコードを帳票出力する際のレコード名の項目と、その
項目における抽出コード条件と、の対応付けを定義する
第1定義表を記憶する第1定義記憶手段と、上記レコー
ドに含まれる各項目の中で上記帳票出力に必要な出力対
象項目を定義する第2定義表を記憶する第2定義記憶手
段と、項目コードと名称とを対応付けて複数記憶する名
称記憶手段と、上記抽出コード条件に合致する項目コー
ドを有するレコードを上記レコード記憶手段に記憶され
たレコードに基いて読み出すと共に、その各レコードに
おける上記項目コードの夫々に対応する名称を上記項目
名称記憶手段から読み出す読出手段と、上記読み出され
た各レコードに基いて帳票作成を行う際は、読み出され
た各レコードに対応して読み出された項目名称をその帳
票におけるレコード名とし、且つ読み出された各レコー
ドについて、その個々のレコード毎に上記第2定義表に
て定義された各出力対象項目の内容を読み出して上記レ
コード名に対応付けて配置した帳票を作成する帳票作成
手段と、上記作成された帳票を出力する出力手段と、を
具備したことを特徴とする。
【0005】
【0006】
【第1実施例】以下、図1〜図15を参照して第1実施
例を説明する。図1は本実施例に係るデータ処理装置の
ブロック構成図である。このデータ処理装置はオフィス
コンピュータを構成するもので、専門的知識を有しない
業務担当者等が集計定義表を用いて集計レベル毎に集計
対象等を任意に指定しておくだけで、この集計定義表の
定義内容に該当するレコードを所定ファイルから読み出
して集計レベルに応じた階層構造でレコードを分類集計
し、この集計結果を帳票データとして印刷出力するもの
である。入力部1は各種のデータやコマンド等を入力す
るキー入力装置で、入力部1から入力されたデータはパ
ラメータ設定部2に取り込まれて処理されると共に表示
部3に表示出力される。なお、入力部1は所定のキー操
作に応答してパラメータ設定部2に対して起動命令を与
える。
【0007】パラメータ設定部2は入力部1からの起動
命令に応答して動作し、業務担当者等が所望する任意の
レコード集計を指示する為に集計レコードのレコード名
の配置位置や集計対象項目のコード条件等を定義する定
義表(本実施例にあっては2種類のA表、B表)を入力
部1から入力されたデータにしたがって生成し、表示部
3から表示出力させると共に、パラメータファイル4に
設定する。なお、A表、B表については後で詳細に説明
するので、ここでは簡単に説明しておくものとする。
【0008】例えば、所望する帳票として図2に示す様
な「売上実績表」を印刷出力させる為に、この帳票の出
力イメージにしたがった集計定義表としてA表およびB
表を生成しておく。ここで、図2に示す帳票は集計レコ
ードのレコード名を行項目に配置し、また集計レコード
のデータ項目名を列項目に配置したものであり、この帳
票を得る為に定義されたA表は図3の(A)、B表は図
3の(B)に示す如く構成されている。A表は集計対象
のファイル名の他、集計レベルに対応して集計レコード
におけるレコード名の配置位置や出力レコードを抽出す
る際の対象項目を示すコード条件等を定義する。即ち、
図示の例において、集計対象のファイル名として「回収
ファイル」が指定され、また、実際のレコード名、例え
ば○○営業所、××営業所等に代わる総括的な代用名称
として「営業所」を括弧書きで記述することによってレ
コード名の配置位置が指定されている。なお、この記述
の仕方は任意であり、レコード名の配置位置に丸印を付
ける等の簡単な方法で位置指定を行ってもよいが、本実
施例においては総括的な代用名称を記述し、その名称が
代用名称であることを示す為に括弧で囲むようにしてい
る。また、集計レコードを抽出する際の対象項目を示す
コード条件として例えば「10?」が指定されている。
このコード条件「10?」は項目コードから3桁の数値
コードから成り、その上位2桁の値「10」を含む全て
の項目コードを集計対象項目とすることを示している。
つまり、複数の項目コードを1つの定義で一括指定する
為に、?マークを付けた記述でコード条件を定義してい
るが、1つの項目コードのみを指定する場合には項目コ
ードをそのままコード条件として定義すればよい。B表
は集計レコードのデータ項目として出力される項目名お
よびこの項目名に対応して帳票印刷時の書式、集計対象
ファイル、データ項目として抽出される集計対象の項目
を定義する。
【0009】パラメータファイル4にはA表、B表に対
応してその基本フォーマット(罫線データ等)が予めメ
ーカサイドによって固定的に格納されている他に、入力
部1から任意に入力された各種帳票のA表パラメータデ
ータ、B表パラメータデータおよび、入力部1から任意
に入力された各種の帳票名とA表パラメータデータ、B
表パラメータデータとを対応付ける対応テーブルが記憶
されている。
【0010】表構造解析部5は帳票印刷時に入力部1か
ら入力された起動命令にしたがって動作し、出力対象と
して任意に指定された帳票名に対応するA表パラメータ
データ、B表パラメータデータを解析し、その解析結果
にしたがって構成ファイル7を作成する。ここで、テー
ブルメモリ6は項目コードと名称とを対応付けて成る索
引テーブル等を記憶するもので、この索引テーブル等は
入力部2からユーザが任意に設定したものである。表構
造解析部5はこのテーブルメモリ6を参照し、A表のコ
ード条件に合致する全ての項目コードに対応する名称を
索引テーブルから読み出しながら構成ファイル7の作成
を行う。
【0011】ここで、図4はテーブルメモリ6に設定さ
れているテーブルの一部を示している。ファイル認識テ
ーブルはファイル毎に設けられたもので、ファイル項目
名と索引テーブルのテーブル名とを対応付けたテーブル
で、図示のファイル認識テーブルは回収ファイルに対応
するテーブルである。また、営業所テーブル、得意先テ
ーブルは図示したファイル認識テーブルに対応する索引
テーブルで、項目コードとその名称とを対応付けた構成
となっている。この索引テーブルから項目コードに対応
する名称が読み出されて名称の自動生成が行われる。
【0012】なお、構成ファイル7は後で詳述するが、
集計対象の項目コードとそれに対応する集計レコードと
の対応関係や集計レベルの階層構造における親子関係
(上下関係)等を表わす各種の構成レコードから成るも
のである。更に、表構造解析部5はB表のヘッダー位置
に定義されている各欄の項目名、例えば“売上額”等の
名称を読み出して印刷書式メモリ8に設定する他、B表
の書式の位置に定義されている各欄の印刷書式を読み出
して印刷書式メモリ8に設定する。その後、表構造解析
部5は展開ファイル作成部9に起動命令を与える。
【0013】展開ファイル作成部9はパラメータ解析テ
ーブル6内の各種テーブル内容を参照し、データファイ
ル10を構成する各種のソースファイルA……Nの中か
ら集計対象ファイルを指定したり、この集計対象ファイ
ルから抽出したレコードに基づいて1レコードずつ展開
レコードを順次生成し、展開ファイル11に書き出す。
これによって展開ファイル11を作成すると、展開ファ
イル作成部9は展開集計処理部12に起動命令を与え
る。
【0014】展開集計処理部12は構成ファイル7を参
照しながら展開ファイル11の内容に基づいて1レコー
ドずつ集計レコードを順次作成し、集計ファイル13に
書き出す。これによって集計ファイル13を作成する
と、展開集計処理部12は印刷処理部14に起動命令を
与える。印刷処理部14は集計ファイル13の内容を印
刷書式メモリ8に設定されている印刷書式にしたがって
1レコードずつ帳票フォーマットと共にプリンタ15か
ら印字出力させることにより、帳票作成を行う。
【0015】次に、本実施例の動作を説明する。先ず、
所望する帳票を得る為に入力部1からA表、B表の作成
を指示すると、パラメータ設定部2はこれに応答して動
作する。先ず、A表作成時にパラメータ設定部2はパラ
メータファイル4から読み出したA表の基本フォーマッ
トにしたがって表枠等を表示出力させる。この状態にお
いて、入力部1からA表のパラメータデータを入力す
る。図3の(A)はA表にパラメータデータを入力した
場合の表示例である。ここで、A表の行方向には集計レ
ベルA、B、Cに対応して集計レコードにおけるレコー
ド名の配置位置を特定する為に、実際のレコード名に代
わる総括的な代用名称が括弧書きで入力されている。例
えば、行No「01」には集計レベルAに対応して「(営
業所)」が入力され、また、行No「02」には集計レベ
ルBに対応して「(得意先)」が入力されている。な
お、集計レベルの階層構造はA>B>Cの関係にあり、
この集計レベルに対応してレコード名の配置位置を定義
しておくと、集計レベルに応じた階層構造でレコード集
計が行われ、集計レベルBのレコードはそれよりも上位
レベルにある集計レコードAのレコードに集計される。
【0016】また、A表には任意のファイル名および項
目名が入力されている。例えば、図3の(A)に示すA
表においては、ファイル名「回収ファイル」が入力され
ており、これによって集計レコードをどのファイルから
抽出すべきかの対象ファイル名が定義される。また、フ
ァイル名に対応する項目名として第1指定項目、第2指
定項目が入力されている。例えば、第1指定項目として
項目名「営業所コード」、第2指定項目として項目名
「得意先コード」が入力されており、これによって集計
レコードとして抽出すべき対象項目名が定義される。こ
れらの2つの項目名に対応してA表には集計対象項目の
コード条件がそれぞれ入力されている。即ち、行No「0
1」には第1指定項目に対応してコード条件「10?」
が入力され、また、行No「02」には第2指定項目に対
応してコード条件「3???」が入力されている。この
コード条件「10?」は3桁の数値コードから成る各項
目コードのうちその上位2桁の値「10」を含む全ての
項目コードを集計対象項目とすることを示している。ま
た、コード条件「3???」は4桁の数値コードから成
る各項目コードのうちその上位1桁の値「3」を含む全
ての項目コードを集計対象項目とすることを示してい
る。このように、図示のA表内には複数の項目名に対応
付けてそのコード条件がそれぞれ定義されている。この
場合、複数のレコード条件にそれぞれ該当するレコード
が集計対象となる。つまり、営業所コードの上位2桁に
「10」の値を持ち、かつ得意先コードの上位1桁に
「3」の値を持つ全てのレコードが集計対象となる。な
お、図示の例では階層関係を明確にする為に第1指定項
目のコード条件を行No「01」に定義したが、行No「0
2」の対応位置に定義しても同等である。
【0017】一方、A表には各行Noに対応して出力順序
エリアが設けられており、この「出力順序」は対応する
コード条件に該当するレコード内容をどの順序で出力す
るかを定義するものである。ここで、行No「01」、
「02」に対応する出力順序として図示の例では「コー
ド順」が入力されており、該当レコードを昇順とする様
な並び順で出力すべきことを示している。即ち、例えば
営業所コードのコード条件に一致する項目コードとして
「102」を持ったレコードと「105」を持ったレコ
ードがそれぞれ該当する場合において、先ず、項目コー
ド「102」を持ったレコード、次に、項目コード「1
05」を持ったレコードの並び順で出力すべきことを定
義している。なお、「出力順序」としてはコード順の
他、名称順、逆順等であってもよい。また、A表には各
行に対応して管理単位エリアが設けられており、任意の
行を指定してそれに対応する位置に丸印を入力する。な
お、この管理単位は構成ファイル7の作成時に参照され
る。このようにしてA表を作成すると、パラメータ設定
部2はそのパラメータデータをパラメータファイル4に
設定する。
【0018】次に、パラメータ設定部2はパラメータフ
ァイル4からB表の基本フォーマットを読み出して表示
出力させる。この行方向の見出し部にはその行項目のラ
ベルとして「書式」、「対象ファイル」、「集計項目」
が予め固定的に設定されており、また、B表の列方向に
おける見出し部の各列項目はその項目位置を示す名称と
して「A」、「B」、「C」……に対応付けられてい
る。
【0019】いま、B表の基本フォーマットが表示出力
されている状態において、業務担当者は入力部1からB
表のパラメータデータを入力する。図3(B)はB表に
パラメータデータを入力した場合の表示例である。ここ
で、B表の列方向における見出し部には集計レコードの
データ項目として印刷出力される項目名が入力されてい
る。例えば、項目位置「B」には項目名「売上額」が入
力されている。また、B表の行項目において、「書式」
には項目データの印刷書式として列項目毎に欄幅、文字
種、文字サイズ等が入力されている。また、次の「対象
ファイル」には列項目位置「B」に対応して「回収ファ
イル」が入力されている。更に、次の「集計項目」は集
計対象として抽出されたレコードの中からどの項目デー
タを集計すべきかを定義するもので、列項目位置「B」
に対応して「売上額」が入力されている。このようにし
てB表を作成すると、パラメータ設定部2はそのパラメ
ータデータをパラメータファイル4に設定する。
【0020】いま、A表、B表を作成した後、入力部1
から任意の帳票名を指定してその印刷指令を与えると、
表構造解析部5はA表パラメータにしたがって構成ファ
イル7を作成する。ここで、図5〜図8は構成ファイル
7を作成する際の動作を示したフローチャート、また、
図9は構成ファイル7を作成する際の動作内容を示した
図、また図10は図3の(A)に示すA表に基づいて作
成された構成ファイル7の具体的な内容を示した図であ
る。なお、構成レコードは「子コード」、「親コー
ド」、「終了印」、「名称」から成り、「子コード」、
「親コード」は集計対象項目とそれに対応する集計レコ
ードとの対応関係を表わしたり、集計レベルの階層構造
における親子関係(上下関係)を表わすコードである。
また、「終了印」は親コードに最上位の集計レベルAが
含まれている場合に“1”となるフラグであり、終了印
に“1”がセットされている場合にはそれよりも上位レ
ベルへのレコード集計を行わないことを示している。ま
た、「名称」は集計レコードのレコード名であり、テー
ブルメモリ6内の索引テーブル等を参照することによっ
て自動的に生成された名称である。
【0021】先ず、表構造解析部5はパラメータファイ
ル4からA表のパラメータデータを読み出し、このA表
内に定義されているファイル名によって示されるデータ
ファイル10内のソースファイルを指定する(ステップ
A1)。次に、A表の先頭行を指定し(ステップA
2)、表構造解析部5内の後述する最終項目ワークメモ
リ(図9の(B)参照)の内容を全てクリアしておくと
共に(ステップA3)、現在着目中のレベル(現在レベ
ル)として指定行のレベルを指定しておく(ステップA
4)。そして、A表に定義されている第1指定項目のコ
ード条件に合致する項目コードを有するレコードを指定
ファイルから検索する(ステップA5)。いま、図3の
(A)に示すA表にはファイル名として「回収ファイ
ル」、第1指定項目(項目名「営業所コード」)のコー
ド条件として「10?」が定義されているので、上位2
桁の値が「10」となる営業所コードを有するレコード
を回収ファイルから検索する。この場合、回収ファイル
は図9の(D)に示す如く構成されているものとする。
即ち、回収ファイルにはその先頭から営業所コードが
「112」、「102」、「102」、「105」、
「105」「125」……を持ったレコードが順次格納
されているものとすると、先ず、第1指定項目のコード
条件「10?」に該当するレコードとして回収ファイル
から2番目のレコードつまり、営業所コード「102」
を持ったレコードが検索される。
【0022】すると、現在レベルと現在着目しているA
表の行Noと該当するレコード内の項目コードとからレベ
ル行データを生成する(ステップA6)。いま、A表の
先頭行に着目しているので現在レベルは「A」、行Noは
「01」、該当レコード内の項目コードは「102」、
したがってこれらを組み合せたレベル行データ「A01
102」が生成される。次に、該当する項目コードに対
応する名称をテーブルメモリ6内の索引テーブルより読
み出す(ステップA7)。即ち、A表に定義されている
ファイル名に対応するをテーブルメモリ6内のファイル
認識テーブルをアクセスし、このファイル認識テーブル
を参照して第1指定項目の項目名に対応するテーブル名
を呼び出し、このテーブル名に対応する索引テーブルを
アクセスして該当する項目コードに対応する名称をこの
索引テーブルから読み出す。この場合、営業所テーブル
から項目コード「102」に対応する名称「B営業所」
が読み出される。次に、生成したレベル行データと索引
テーブルから読み出した名称とを最終項目ワークメモリ
の現在レベルの位置にセットする(ステップA8)。こ
の結果、図9の(B)に示す様に、最終項目ワークメモ
リの現在レベルAの位置に対応してレベル行データ「A
01102」、名称「B営業所」がセットされる。な
お、最終項目ワークメモリは図9の(B)に示す様に集
計レベルA、B、C、D……に対応してレベル行データ
および名称を記憶する構成となっている。
【0023】次に、現在行の管理単位エリアに丸印が付
されているか否かをチェックする(ステップA9)。い
ま、A表の先頭行には丸印が付されていないので、A表
の次行に着目してその行にデータが設定されているか否
かをチェックする(ステップA10)。ここで、設定有
りが検出されると、現在行を更新して次行の指定を行う
(ステップA11)。これによってA表の2行目が指定
されてステップA12に進み、指定行のレベルが現在レ
ベル以上か否かのエラーチェックを行い、現在レベル以
上であれば、最終項目メモリ内で指定行のレベル以下の
内容を全てクリアしておく(ステップA13)。いま、
指定行レベルBは現在レベルA未満であるので、ステッ
プA14に進み、指定行レベルを現在レベルとして現在
レベルの更新を行う。
【0024】次に、図6のステップA15に進み、検索
レコード(第1指定項目のコード条件に基づいてステッ
プA5で検索されたレコード)内にA表に定義されてい
る第2指定項目のコード条件に該当する項目コードが含
まれているかをチェックする。いま、第2指定項目(項
目名「得意先コード」)のコード条件は「3???」
で、検索レコードは図9の(D)に示す2番目のレコー
ド、つまり営業所コード「102」を有するレコードで
あり、この2番目の検索レコード内の得意先コード「3
001」はそのコード条件「3???」に合致する為、
ステップA16でそのことが検出されてステップA17
に進み、最終項目ワークメモリ内において、現在レベル
Bよりも1つ上位のレベル位置(集計レベルAの位置)
に格納されているレベル行データの中から行No「01」
と項目コード「102」とを読み出す。そして、現在レ
ベルBと最終項目ワークメモリから読み出した行No「0
1」および項目コード「102」と、第2指定項目のコ
ード条件に該当する項目コード「3001」とを順次組
み合せてレベル行データ「B011023001」を生
成する(ステップA18)。次に、第2指定項目のコー
ド条件に該当する項目コード「3001」に基づいてそ
れに対応する名称「○○商店」を索引テーブル(得意先
テーブル)から読み出し(ステップA19)、この名称
をステップA18で生成したレベル行データと共に最終
項目ワークメモリ内の現在レベルに対応するレベル位置
にセットする(ステップA20)。これによって最終項
目ワークメモリのレベルBの位置にはレベル行データ
「B011023001」と名称「○○商店」がセット
される(図9の(B)参照)。そして、次のステップA
21ではこのレベル行データを構成レコードの子コード
としてセットする(図9の(A)参照)。
【0025】次に、図7のステップA31に進み、最終
項目ワークメモリの中から(現在レベル+1)のレベル
位置に格納されているレベル行データを読み出し、これ
を構成レコードの親コードとしてセットする。いま、現
在レベルはB、したがって最終項目ワークメモリのレベ
ルAの位置に格納されているレベル行データ「A011
02」が親コードとなる(図9の(A)参照)。ここ
で、親コードのレベルがAであれば(ステップA3
3)、構成レコードの終了印に“1”をセットする(ス
テップA34)。次に、親コードの名称を最終項目ワー
クメモリから読み出して構成レコードの名称としてセッ
トする(ステップA35)。このようにして1レコード
分のデータとして子コード「B011023001」、
親コード「A01102」、終了印「1」、名称「B営
業所」が揃うと、この構成レコ−ドは図10に示す様に
構成ファイル7の1レコード目のデータとして書き出さ
れる(ステップA36)。
【0026】このようにして1レコード目の構成レコー
ドを生成すると、次に図5のステップA9に戻るが、こ
の場合、現在行つまり、行No「02」に対応する管理単
位エリアには丸印が付されているので、図8のステップ
A36に進み、最終項目ワークメモリ内の現在レベル位
置に格納されているレベル行データから第1指定項目の
コード条件に該当する項目コード「102」と第2指定
項目のコード条件に該当する項目コード「3001」と
をそれぞれ読み出し、この組み合せコードを次の構成レ
コードの子コードとしてセットする(図9の(C)参
照)。次に、最終項目ワークメモリ内の現在レベル位置
に格納されているレベル行データ「B01102300
1」を読み出し、これを構成レコードの親コードとして
セットし(ステップA37)、また、この親コードの名
称を最終項目ワークメモリから読み出して構成レコード
の名称としてセットする(ステップA38)。図9の
(C)はこれによって生成された構成レコードを示し、
この構成レコードは子コードが「1023001」、親
コードが「B011023001」、名称が「○○商
店」から成るもので、構成ファイル7の2レコード目の
データとして書き出される(ステップA39)。
【0027】このようにして2レコード目を構成レコー
ドを生成すると、図6のステップA22に進み、最終項
目ワークメモリ内において、現在レベルの1つ上位のレ
ベル位置に格納されているレベル行データの中から項目
コード「102」を読み出し、この項目コードと同一コ
ードを持つ他のレコードがソースファイル内に有るかを
検索する(ステップA23)。いま、図9の(D)に示
す様に回収ファイルの3レコード目の営業所コードも
「102」であるので、ステップA24で同一コード有
りが検出されてステップA15に戻る。この場合、この
検索レコードの得意先コードは「3003」、したがっ
て第2指定項目のコード条件「3???」と一致する
為、以下、上述と同様にこの検索レコードに基づいて構
成レコードの生成を行う。即ち、最終項目ワークメモリ
内の1つ上位のレベル位置から読み出した行No「0
1」、項目コード「102」と、現在レベルBと、第2
指定項目の項目コード「3003」とからレベル行デー
タ「B011023003」を生成すると共に(ステッ
プA17、A18)、この項目コード「3003」に対
応する名称「××販売」を得意先テーブルから読み出し
(ステップA19)、このレベル行データと名称とを最
終項目ワークメモリの現在レベル位置にセットする(ス
テップA20)。この結果、図9の(B)に示す最終項
目ワークメモリのレベルB位置の内容が書き替えられ、
そのレベル行データは「B011023003」、名称
は「××販売」となる。そして、このレベル行データを
構成レコードの子コードとしてセットする(ステップA
21)。次に、最終項目ワークメモリのレベルAの位置
から読み出したレベル行データ「A01102」を構成
レコードの親コードとしてセットすると共に(ステップ
A31)、構成レコードの終了印に“1”をセットし
(ステップA33)、また親コードの名称「B営業所」
を構成レコードの名称としてセットする(ステップA3
4)。これによって生成された構成レコードは構成ファ
イル7の3レコード目に書き出される(図10参照)。
【0028】続いて、ステップA9に戻るが、この場合
においても管理単位に丸印有りが検出されるので、図8
のステップA36〜A39が実行される結果、図10に
示す4レコード目の構成レコードが生成される。この場
合、子コードは「1023003」、親コードは「B0
11023003」、名称は「××販売」となる。
【0029】そして、図6のステップA22に戻るが、
この場合、回収ファイルには図9の(D)に示す様に、
営業所コードが「102」となる他のレコードは存在し
ない為、ステップA25に進み、第1指定項目のコード
条件「10?」に該当する他の項目コードを回収ファイ
ルから検索する。この場合、図9の(D)に示す様に、
このコード条件に該当するレコードとして回収ファイル
の4レコード目には営業所コードが「105」となるレ
コードが存在する為、ステップA26で該当コード有り
が検出されてステップA27に進み、最終項目ワークメ
モリ内において現在レベルの1つ上位のレベル位置に格
納されているレベル行データの中からレベル名および行
Noを読み出し、このレベル名および行Noと、第1指定項
目のコード条件に該当する項目コードとからレベル行デ
ータを生成する(ステップA28)。この場合、レベル
行データとして「A01105」が生成される。次に第
1指定項目に該当する項目コード「105」に基づいて
対応する名称「E営業所」を索引テーブルから読み出し
(ステップA29)、これをレベル行データと共に最終
項目ワークメモリの1つ上位のレベル位置にセットする
(ステップA30)。この結果、図9の(B)に示す最
終項目ワークメモリのレベルA位置の内容が書き替えら
れ、そのレベル行データは「A01105」、名称は
「E営業所」となる。
【0030】次に、ステップA15に戻るが、この場
合、回収ファイルの4レコード目の得意先コードは「3
102」、したがって第2指定項目のコード条件「3?
??」に該当する為、このレコードに基づいて構成レコ
ードが生成される(ステップA17〜A21、A31〜
A35)。これによって生成された5レコード目の構成
レコードは図10に示す如く、子コードが「B0110
53102」、親コードが「A01105」、終了印が
「1」、名称が「E営業所」となる。以下、ステップA
10でA表の次行に設定無しが検出されるまで構成レコ
ードを生成する処理を1レコードずつ繰り返す。これに
よって図10に示す様な構成ファイル7が作成される。
【0031】このようにして構成ファイル7を作成する
と、表構造解析部5はパラメータファイル4からB表パ
ラメータを読み出し、このパラメータデータから書式デ
ータを読み出して印刷書式モリ8にセットしておく。こ
の場合、表構造解析部5はB表のヘッダー位置に定義さ
れている各欄の項目名を読み出して印刷書式モリ8にセ
ットする。その後、表構造解析部5は展開ファイル作成
部9を起動させる。
【0032】すると、展開ファイル作成部9は図11の
フローチャートにしたがって展開ファイル作成処理を行
う。なお、展開ファイル11は帳票の出力データである
集計ファイル13を作成するまでに中間的に生成される
ファイルである。ここで、図12はソースファイルが回
収ファイルの場合に、そのファイル内容にしたがって生
成された展開レコードを示している。先ず、展開ファイ
ル作成部9はパラメータファイル4内のA表に定義され
ているファイル名に対応するソースファイルを指定する
と共に(ステップB1)、この指定ファイルの先頭レコ
ードを指定する(ステップB2)。そして、この指定レ
コードからA表に定義されている第1指定項目に対応す
る項目コードを読み出し(ステップB3)、この項目コ
ードがそのコード条件に該当するかをチェックする(ス
テップB4)。いま、回収ファイルの先頭レコードが指
定されて第1指定項目「営業所コード」に対応する項目
コード「112」が読み出されるが、この項目コードは
そのコード条件「10?」に該当しない為、ステップB
7に進み、指定ファイル内に次のレコードが有るかを調
べ、有れば、ステップB8で次のレコードを指定したの
ち、ステップB3に戻る。
【0033】これによって回収ファイルの2番目のレコ
ードが指定されてその営業所コード「102」が読み出
される。この営業所コードは、第1指定項目のコード条
件に該当する為、ステップB5に進み、指定レコードか
らA表の第2指定項目に対応する項目コードを読み出
し、そのコード条件に該当するかをチェックする(ステ
ップB6)。いま、第2指定項目は「得意先コード」で
あり、その項目コード「3001」はそのコード条件
「3???」に該当する為、ステップB9に進み、第1
指定項目および第2指定項目に対応する該当コード「1
02」、「3001」を結合し、これを展開レコードの
分類キーとしてセットする。次に、指定レコードからB
表の集計項目に対応する項目データを読み出し(ステッ
プB10)、展開レコードの対応位置にセットする(ス
テップB11)。ここで、B表の集計項目としてその列
項目位置Bには「売上額」が定義されているので、回収
ファイルの2番目のレコードからこの売上額「200,
000」が読み出されて展開レコードの対応位置Bにセ
ットされる。これによって生成された展開レコードは展
開ファイル11の1レコード目に書き出される(ステッ
プB12)。
【0034】次に、ステップB7に戻り、以下、指定フ
ァイルの3レコード目が指定される。このレコードもA
表に定義されている第1および第2指定項目のコード条
件にそれぞれ該当する為、そのレコードに基づいて展開
レコードが生成される。この場合の展開レコードは図1
2に示す2レコード目の内容となる。更に回収ファイル
の4レコード目においてもそれに基づいて展開レコード
が生成され、図12に示す3レコード目の内容となる。
以下、指定ファイルの全レコードについて上述の動作を
繰り返し、展開レコードを1レコードずつ生成する処理
を行う。これによって展開ファイル11を作成すると、
展開ファイル作成部9は展開集計処理部12を起動させ
る。
【0035】図13は展開集計処理部12の動作を示し
たフローチャート、また、図14は展開集計処理部12
の動作内容を具体的に説明する為の図である。展開ファ
イル作成部9は展開ファイル11の内容と構成ファイル
7の内容とに基づいて集計ファイル13を部品展開手法
にしたがって生成する。先ず、展開集計処理部12は展
開ファイル11の先頭から1レコード分のデータを読み
込む(ステップC1)。そして、次のステップC2では
データ終了か、つまり、展開ファイル11の先頭から全
てのレコードを読み出したか否かをチェックする。最初
は展開ファイル11の先頭から1レコード分のデータを
読み込んだ場合であるから、次のステップC3に進み、
構成ファイル7の内容をサーチし、その分類キーと一致
する子コードを構成ファイル7から検索する。いま、図
12に示す様に展開ファイル11の先頭レコード内の分
類キーは「1023001」であり、構成ファイル7に
は図10に示す様にこれと一致する子コードを持った構
成レコードがその2レコード目に存在する為、ステップ
C3でそのことが検出されてステップC4に進み、集計
ファイル13のレコード(集計レコード)を生成する。
即ち、図14の具体例において、先ず、展開集計処理部
12はこの子コード「1023001」に対応する親コ
ードを構成ファイル7から読み出し、この親コード「B
011023001」を集計レベルとそれ以外の数値と
に分解し、この数値「011023001」を集計ファ
イル13の1レコード目の先頭項目に配置し、また集計
レベルの「B」をそれに続けて配置する。そしてこの子
コードに対応する名称「○○商店」を構成ファイル7か
ら読み出し、集計レコードの次の項目に配置する。これ
に続けて展開ファイル11のデータ項目「200,00
0」を集計レコードの次項目以降に順次配置する。
【0036】これによって集計ファイル13の1レコー
ド目のデータが生成されると、この生成レコードを集計
ファイル13に書き出すが、その際、集計ファイル13
内に既に同一分類キーを持つレコードが存在していれ
ば、それを1レコードにまとめて集計ファイル13内に
書き込み、また同一分類キーのレコードが存在していな
ければ、今回生成したレコードを新たに集計ファイル1
3に追加する(ステップC5)。
【0037】次に、構成ファイル7内の該当レコード位
置に終了印がセットされているか否かをチェックする
(ステップC6)。ここで、構成ファイル7内の終了印
は親コードの集計レベルが「A」のときに“1”となる
もので、終了印が“1”のときにはそのままステップC
3に戻るが、終了印が“1”でなければ新たな展開レコ
ードを生成して展開ファイル11への書き出しを行う
(ステップC7)。この場合、構成ファイル7の該当レ
コード位置には終了印がセットされていないので、図1
4に示す様な新たな展開レコードを生成して展開ファイ
ル11へ戻す。即ち、今回生成した集計レコードよりも
上位レベルにあるレコードがA表に定義されていれば、
今回生成した集計レコードの集計結果を上位レベルにあ
るレコードへ集計させる為に、新たな展開レコードを生
成してプリンタ15への書き出しを行う。ここで、構成
ファイル7内の該当する親コード「B01102300
1」を先頭項目に配置し、これに続けて展開ファイル1
1から読み出した項目データを対応位置に順次配置して
成るレコードを展開ファイル11へ書き出す。
【0038】その後、ステップC3に戻り、以下、構成
ファイル7の内容を全てサーチし、該当レコードが検出
されなくなるまで上述の動作を繰り返す。この結果、ス
テップC3で該当レコード無しが検出されて不一致終了
となると、ステップC1に戻り、展開ファイル11から
次のレコードを読み出す。このような動作は展開ファイ
ル11の全レコードに対して行われる。すると、ステッ
プC1でデータ終了が検出されてステップC8に進み、
集計ファイル13を構成する各レコードをその先頭項目
のキー内容にしたがってソートする。この場合、展開集
計処理部12はパラメータファイル4内のA表に定義さ
れている出力順序にしたがって集計ファイル13の内容
をソートする。図15はこの場合の集計ファイル13の
内容を示し、(A)はソート前、(B)はソート後を示
している。ここで、A表に定義されている「出力順序」
は「営業所」、「得意先」共、コード順である為、集計
ファイル13内の対応するレコードはそのキー内容にし
たがって昇順(コード順)にソートされ、図15の
(B)に示す様な並びとなる。その後、展開集計処理部
12は印刷処理部14を起動させる。すると、印刷処理
部14は印刷書式メモリ8の内容を取り込んでその印刷
書式にしたがって集計ファイル13の内容を帳票フォー
マットと共にプリンタ15から印刷出力させることによ
り帳票作成を行う。この場合、印刷処理部14は集計フ
ァイル13の先頭から1レコードずつ集計レコードを読
み出し、この集計レコード内に含まれている集計レベル
を判別し、それに対応する括り用の罫線フォーマットと
共に、集計レコード内の名称およびデータを1レコード
ずつ印字出力させると共に、印刷書式メモリ8に記憶さ
れている各項目名を順次取り出して罫線フォーマットの
対応位置に印刷出力させる。図2はこの場合の帳票印刷
例で、その行方向には集計レベルに応じた階層構造のフ
ォーマットと共に、集計レコードの名称が印刷されると
共に、列方向には集計レコードの項目名が印刷され、更
に、集計ファイル13の内容が1レコード毎に印刷出力
される。
【0039】以上の様に、本実施例においては、集計レ
コードを抽出する際の対象項目をコード条件で定義する
ことによって多数の項目コードを一括指定したとして
も、そのコード条件に該当する全てのレコードの名称を
索引テーブルから読み出して自動生成し、予め定義して
おいたレコード名の配置位置に出力するので、集計レコ
ードの名称を1レコードずつ記述しておく必要はなく、
その記述を大幅に簡略化することが可能となり、全体が
見易くなって記述ミスも削減することが可能となる。ま
た、多数の項目コードを集計対象として指定する場合、
その項目コードの内容を出力順序の並び順にしたがって
1つずつ直接記述しておく必要はなく、コード条件の記
述によって一括指定したとしても、このコード条件に該
当する全てのレコードが予め定義されている出力順序に
したがった並び順で出力されるので、集計定義表の記述
を更に簡略化することができる。また、複数のコード条
件を集計レベルに応じた階層構造で定義した場合には、
複数のコード条件に該当する全てのレコードを集計レベ
ルに応じて分類集計すると共に、この集計結果を階層構
造で出力するので、予めシステムエンジニア等の専門家
によって分類集計用のコード体系(コード変換テーブ
ル)を作成しておく必要はなく、簡単な集計定義表を記
述しておくだけで、誰でも容易に所望する帳票を得るこ
とが可能となる。
【0040】
【第2実施例】以下、図16〜図19を参照して第2実
施例を説明する。図16は本実施例のA表を示し、A表
の行No「01」、「02」に対応する定義内容は上記第
1実施例と同様であるが、行No「03」には集計レコー
ドの任意のレコード名を集計レベルに対応させて直接記
述すると共に、集計レコードを抽出する際の対象項目の
コード内容をそのまま第1指定項目、第2指定項目に対
応させて定義したものである。即ち、本実施例において
は、上記第1実施例の第1および第2の指定項目に対応
するコード条件に該当しない項目も集計対象とすること
ができるようにしたもので、図示の例では第1指定項目
のコード条件「10?」には該当するが第2指定項目の
コード条件「3???」には該当しない項目、つまり、
第1指定項目のコード内容が「105」で第2指定項目
のコード内容が「2001」の項目を集計対象とする定
義内容を示している。なお、この行No「03」には集計
レベルBに対応させてレコード名「ZZ販売」が直接記
述されているが、この名称は上記第1実施例の様な総括
的な代用名称ではない実際のレコード名である為、括弧
書きで記述する必要はない。このように、複数の集計対
象項目を一括して指定する記述と、集計対象を個々に指
定する記述が混在していても、本実施例においてはこの
定義内容にしたがってレコード集計を行うと共に、定義
内容通りのイメージで帳票出力を行うようにしたもので
ある。
【0041】図17は図16に示すA表を基に作成され
た構成ファイル7の内容を示している。ここで、構成フ
ァイル7の7レコード目と8レコード目が本実施例にお
いて新たに生成された構成レコードで、その他は上記第
1実施例と同様である。この新たに生成された構成レコ
ードは、その子コード、親コードのコード形態に特徴が
あり、デルタ記号という特殊な記号が用いられている。
即ち、7レコード目の子コードと8レコード目の親コー
ドは本来「B011052001」となるが、「B01
105Δ03」で表現され、また、8レコード目の子コ
ードは本来「1052001」となるが、これも「10
5Δ03」で表現されている。ここで、デルタ記号に続
く「03」は行Noを示している。このように第2指定項
目のコード内容「2001」に代えてそれをデルタ記号
で表現したのは、帳票出力時にこの例外的な「ZZ販
売」のレコードを最下行に配置させる為である。即ち、
上述した様に、この構成ファイル7の内容にしたがって
作成された集計ファイル13は、構成レコードの親コー
ド(集計レベルを除く)をキーとし、このキー内容を参
照してA表に定義されている出力順序でソートされ、帳
票出力時の印刷順に並べ替えられる為、例外的なレコー
ドのキーに第2指定項目のコード内容がそのまま含まれ
ていると、このレコードが最下行に配置されなくなる。
これを防ぐ為に、本実施例においては、第2指定項目の
コード内容に代わってデルタ記号を用いている。ここ
で、集計ファイル13の内容をコード順(昇順)にソー
トする場合、0〜9、A〜Z、a〜z、Δの順でソート
するようにしている。
【0042】図18は集計ファイル13のソート前、ソ
ート後における内容を示し、例外的なレコードが集計フ
ァイル13の途中に含まれていてもそれをコード順にソ
ートすることによってそのレコードは最終のレコード位
置に並べ替えられる。このソート後の集計ファイル13
の内容を印刷出力すると、図19に示す様な帳票が得ら
れ、「ZZ販売」の集計結果は帳票の最下行に配置さ
れ、定義内容通りのイメージで帳票出力される。なお、
構成レコード内にデルタ記号に続けて行Noを付加したの
は、例外的なレコードが複数定義されている場合にその
定義内容通りの並び順で帳票出力させる為である。
【0043】このように構成された本実施例においても
上記第1実施例と同様の効果を有する他、複数の集計対
象項目を一括指定する記述に含まれない例外的な項目も
個別にレコード集計されて帳票出力することが可能とな
る。
【0044】
【第3実施例】以下、図20、図21を参照して第3実
施例を説明する。図20は本実施例のA表を示し、上記
第1実施例と相違する点は集計レベルに対応して記述さ
れる総括的な代用名称に「,」を付加して括弧書きにし
たものである。このように「,」を代用名称に付加して
おくと、帳票出力時に、対応する項目コードがレコード
名に添えて印刷出力される(図21参照)。この場合、
集計ファイル13の内容をその先頭から1レコードずつ
読み出す際に、そのキーに含まれている項目コードを名
称と共に読み出して印字出力すればよい。このように構
成された本実施例においても上記第1実施例と同様の効
果を有する他、項目コードを正確に覚えてない場合に
は、それを再認識することが可能となる。
【0045】なお、上記各実施例においては集計対象項
目のコード条件として「10?」、「3???」という
様に、項目コードの一部に?マークを付けて複数の項目
を一括指定するようにしたが、例えば、123<?<1
34というようなコード条件で指定してもよい。また、
上記実施例は第1指定項目、第2指定項目にコード条件
を定義するようにしたが、第3指定項目を設け、この第
3指定項目にもコード条件を定義するようにしてもよ
い。更に、上記実施例はA表およびB表をそれぞれ別個
に定義するようにしたが、A表、B表をまとめて定義す
るようにしてもよい。また、上記第3実施例においては
総括的な代用名称に「,」を付加することにより項目コ
ードと名称とを対応付けて印字出力させることを定義し
たが、特別な記号を付加しなくてもレコード名の配置位
置を単に指定しておくだけで名称と項目コードとを対応
付けて印字出力するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、レコードを帳票出力す
る際のレコード名の項目とその項目における抽出コード
条件との対応付けの定義を行う第1定義表と、レコード
に含まれる各項目の中で帳票出力に必要な出力対象項目
の定義を行う第2定義表と、に予め定義を行っておくこ
とにより、複数レコードの内で、その各定義表における
定義内容に基いたレコードの抽出、レコード名の決定、
及びレコード内項目の内で出力対象項目の絞込みを行っ
た帳票を直ちに作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るデータ処理装置のブロック構成
図。
【図2】帳票の印刷出力例を示した図。
【図3】集計定義表を示し、(A)はA表、(B)はB
表の内容を示した図。
【図4】テーブルメモリ6の一部を示し、(A)はファ
イル認識テーブル、(B)は営業所テーブル、(C)は
得意先テーブルを示した図。
【図5】構成ファイル作成処理の一部を詳細に示したフ
ローチャート。
【図6】図5に続く構成ファイル作成処理の一部を示し
たフローチャート。
【図7】図5に続く構成ファイル作成処理の一部を示し
たフローチャート。
【図8】図5に続く構成ファイル作成処理の一部を示し
たフローチャート。
【図9】構成レコードの作成状態を具体的に示した図
で、(A)、(C)は構成レコード、(B)は最終項目
ワークメモリの内容、(D)は回収ファイルの一部を示
した図。
【図10】構成ファイルの具体的な内容を示した図。
【図11】展開ファイル作成処理を示した図。
【図12】展開レコード作成状態を示した図。
【図13】展開集計処理を示したフローチャート。
【図14】展開集計処理の動作内容を具体的に示した図
で、(A)は展開ファイル、構成ファイルから集計レコ
ードが生成される様子を示した図、(B)は新たに生成
される展開レコードを示した図。
【図15】集計ファイルのソート前、ソート後における
集計ファイルの内容を示した図。
【図16】第2実施例に係るA表の記述例を示した図。
【図17】第2実施例に係る構成ファイルの内容を示し
た図。
【図18】第2実施例に係る集計ファイルのソート前、
ソート後の内容を示した図。
【図19】第2実施例に係る帳票印刷例を示した図。
【図20】第3実施例に係るA表の記述例を示した図。
【図21】第3実施例に係る帳票出力例を示した図。
【符号の説明】
1 入力部 2 パラメータ設定部 3 表示部 4 パラメータファイル 5 表構造解析部 6 テーブルメモリ 7 構成ファイル 8 印刷書式メモリ 9 展開ファイル作成部 10 データファイル 11 展開ファイル 12 展開集計処理部 13 集計ファイル 14 印刷処理部 15 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−181372(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 19/00 G06F 17/21 - 17/27

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の項目からなるレコードを複数記憶
    するレコード記憶手段と、 レコードを帳票出力する際のレコード名の項目と、その
    項目における抽出コード条件と、の対応付けを定義する
    第1定義表を記憶する第1定義記憶手段と、 上記レコードに含まれる各項目の中で上記帳票出力に必
    要な出力対象項目を定義する第2定義表を記憶する第2
    定義記憶手段と、 項目コードと名称とを対応付けて複数記憶する名称記憶
    手段と、 上記抽出 コード条件に合致する項目コードを有するレコ
    ードを上記レコード記憶手段に記憶されたレコードに基
    いて読み出すと共に、その各レコードにおける上記項目
    コードの夫々に対応する名称を上記項目名称記憶手段
    ら読み出す読出手段と、上記読み出された各レコードに基いて帳票作成を行う際
    は、読み出された各レコードに対応して読み出された項
    目名称をその帳票におけるレコード名とし、且つ読み出
    された各レコードについて、その個々のレコード毎に上
    記第2定義表にて定義された各出力対象項目の内容を読
    み出して上記レコード名に対応付けて配置した帳票を作
    成する帳票作成手段と、 上記作成された帳票を 出力する出力手段と、 を具備したことを特徴とする帳票出力装置。
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