JPH05202319A - 耐候性塗膜及びそれを形成したアルミニウム部材 - Google Patents
耐候性塗膜及びそれを形成したアルミニウム部材Info
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- JPH05202319A JPH05202319A JP35601091A JP35601091A JPH05202319A JP H05202319 A JPH05202319 A JP H05202319A JP 35601091 A JP35601091 A JP 35601091A JP 35601091 A JP35601091 A JP 35601091A JP H05202319 A JPH05202319 A JP H05202319A
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Abstract
材上に形成されたエポキシポリエステル系粉体塗料から
なるプライマー層と、(b)プライマー層上に形成され
たアクリルハイソリッドメタリック塗料からなるベース
コート層と、(c)ベースコート層上に形成されたアク
リル系粉体塗料からなるトップコート層とを有する。ト
ップコート用粉体アクリル塗料としてアクリルグリシジ
ル系樹脂をベースとするものを用いるのが好ましい。 【効果】本発明の塗膜は、耐腐食性、耐候性、塗装性等
に優れており、アルミニウムホイールの耐候性塗膜とし
て好適である。
Description
合金からなる自動車用ホイールのようなアルミニウム部
材上に形成する耐侯性塗膜、及びかかる耐侯性塗膜を形
成してなるアルミニウム部材に関する。
のホイールは、従来からスチールで形成されているが、
最近になって自動車重量の低減及び外観や意匠性の向上
を目的として、アルミニウム製のホイールを装着する割
合が益々増大してきている。アルミニウムホイールの場
合、その耐侯性や耐腐食性等を改善するために、表面に
塗装を施すのが普通である。
の方法で形成することができるが、塗膜表面の平坦度及
び透明性を向上するために、従来は有機溶剤を用いるい
わゆる溶剤型塗料により塗膜形成を行っていた。しかし
ながら、近年の環境問題の深刻化にともなって、有機溶
剤の排出規制が厳しくなってきており、従来の溶剤型塗
料の使用が困難になってきた。
ホイールの塗装として粉体塗料が注目され、特に米国に
おいて塗装方法の主流となってきた。米国においては、
粉体塗装用塗料として、トリグリシジルイソシアヌレー
ト系ポリエステルのようなポリエステル樹脂粉末が広く
使用されている。
の塗装に関して、耐腐食性、耐侯性、塗装性等の要求レ
ベルが益々高くなり、上記ポリエステル系粉体塗料では
これらの要求を十分に満たすことができないことがわか
った。
膜中にアルミニウムの微粉末が含まれるため変色が起き
やすく、ソリッドカラーに比べて耐侯性に劣るという問
題がある。そこで、メタリック塗装の場合でも、良好な
耐侯性を示すようなアルミニウム部材用塗膜が望まれて
いる。
することなく、優れた耐腐食性、耐侯性、塗装性等を有
するメタリック塗膜、及びそれを形成したアルミニウム
部材を提供することである。
の結果、本発明者は、エポキシポリエステル系粉体塗料
によりプライマーコートを形成するアルミニウム部材の
塗装において、トップコートをアクリル系粉体クリヤー
塗料により形成するとともに、その下のベースコート層
をアクリルハイソリッドメタリック塗料により形成する
ことにより、上記要求を満たす塗膜を形成することがで
きることを発見し、本発明を完成した。
侯性塗膜は、(a) アルミニウム部材上に形成されたエポ
キシポリエステル系粉体塗料からなるプライマー層と、
(b) 前記プライマー層上に形成されたアクリルハイソリ
ッドメタリック塗料からなるベースコート層と、(c) 前
記ベースコート層上に形成されたアクリル系粉体クリヤ
ー塗料からなるトップコート層とを有することを特徴と
する。
ついて説明する。
カリ脱脂、及び化成処理を施す。化成処理としては、ク
ロメート処理をするのが好ましい。クロメート処理は、
クロム酸と、硫酸、硝酸、フッ化水素酸、燐酸等の無機
酸と、適当な添加剤とを含有する水溶液を用いて行うこ
とができる。クロメート処理の方法は、2通りに大別す
ることができる。すなわち、第一の方法は無機酸として
燐酸を用いる燐酸クロメート処理法であり、第二の方法
は燐酸以外の酸を用いるクロミウムクロメート処理法で
ある。いずれの方法も、アルミニウム部材をクロメート
処理液に浸漬するか、処理液をスプレーすることにより
行うことができる。クロメート処理により得られる化成
皮膜は、3mg/m2 以上、好ましくは5〜20mg/m2
の付着量を有する。
で水洗するが、洗浄水として脱イオン水を用いるのが好
ましい。
イブリッド粉体塗料を用いるのが好ましい。エポキシポ
リエステル系ハイブリッド粉体塗料としては、例えば
H.Bフュラー社のIF2506等がある。プライマー層の焼
付温度は150〜200℃程度である。なお、プライマ
ー層の厚さは、一般に20〜40μm程度である。
メタリック塗料である。ハイソリッド塗料の固形分濃度
は一般に40〜50重量%程度である。またベースコー
ト層の焼付温度は130〜180℃程度である。なお、
ベースコート層の厚さは10〜30μm程度であるのが
好ましい。また、アルミニウム微粉末としては、平均径
が5〜15μm程度の鱗片状のものが好ましい。
体クリヤー塗料は、硬化性アクリル樹脂を主成分とした
ものである。本発明に使用しうる硬化性アクリル樹脂と
して、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレ
ート、β−メチルグリシジルアクリレート、β−メチル
グリシジルメタクリレート、トリグリシジルイソシアヌ
レートアクリレート等のアクリルグリシジル系樹脂が挙
げられる。
装性を向上するために、硬化後に比較的低い硬度を示す
ものでなければならない。好ましい塗膜硬度は鉛筆硬度
テストで測定したときにF以上、特に1H〜2H程度で
ある。塗膜硬度がFより低い場合は、塗膜の耐スクラッ
チ性が十分でない。一方、塗膜硬度が3Hより高い場
合、良好な塗装性が得られない。
り行う。トップコート層の厚さは30〜50μm程度で
あるのが好ましい。ベースコート層上に塗装したアクリ
ル樹脂粉末は、140〜180℃で15〜60分間焼付
ける。
0〜120μm程度の厚さを有する。塗膜の厚さが60
μm未満であると、十分な塗膜の均一性及び耐腐食性が
得られない。一方、塗膜厚さが120μmを超えても、
それに伴う改善が得られない。
細に説明する。実施例1 アルミニウム板(125mm×75mm×0.7mm)
をアルカリ脱脂した後、水洗し、5〜20mg/m2 程
度の化成皮膜が形成されるようにクロミウムクロメート
処理を施し、さらに純水で水洗し、乾燥した。このアル
ミニウム板に、プライマー用にエポキシポリエステル系
ハイブリッド粉体塗料(IF2506、H.Bフューラ
ー社製)を塗布し、190℃で10分間焼付けた。次い
で、アクリルハイソリッドメタリック塗料(W4884
8、PPG社製)を塗布し、140℃で20分間焼付し
た。その後、静電塗装法によりアクリル粉体塗料(PC
10103、PPG社製)を塗布し、170℃で20分
間焼付した。得られた塗膜の層構成を表1に示す。ま
た、各試験片に対して以下のテストを行った。
とにより、塗膜硬度を測定した。
た。
10本ずつの切れ目を入れ、その上にセロハンテープを
貼付してはがし、100個のます目のうちの残存したま
す目をカウントした(碁盤目試験)。
時間放置し、次いで上記(3) と同じ碁盤目試験を行っ
た。
し、5重量%のNaCl水溶液を用いて、35℃で12
00時間塩水噴霧を行い、24時間放置後カット部の周
辺2mm以内における腐食の度合いを測定した。 ○:塗膜のふくれ、錆等異常なし。 ×:異常あり。
600時間暴露試験を行った。その後、50℃、相対湿
度98%において240時間保持し、24時間放置した
後で、碁盤目試験(1mm×1mmの碁盤目100個)
を行い、各試験片について碁盤目の剥離及び変色を調べ
た。 ○:外観に著しい変化がない。 ×:異常あり。
NaCl水溶液を用いて35℃で24時間塩水噴霧を行
い、40℃で相対湿度82%に240時間保持するサイ
クルを3回繰り返し(全部で792時間)、上記(5) と
同様に腐食の度合いを調べた。 ○:糸錆の長さ2mm以内。 ×:糸錆の長さ2mmを超える。
時間乾燥し、50℃で相対湿度95%に2時間保持する
サイクルを100繰り返した。その後24時放置してか
ら、腐食の度合いを測定した。 ○:一般面及びエッジ部にふくれや錆がなく、かつクロ
スカット部周辺のふくれ及び錆の発生領域が2mm以
内。 ×:異常あり。
時間、70℃、相対湿度95%で3時間、及び−40℃
で1.5時間からなるサイクルを2回繰り返し、その後
24時間放置した。その後碁盤目試験を行った。 ○:外観に著しい変化がなく、かつ碁盤目試験の結果が
80/100以上。 ×:異常あり。
500gの錘を落下させ、塗膜の割れ及びはがれを調べ
た。 ○:異常なし。 ×:塗膜の割れ及びはがれあり。
にて4時間放置後塗膜表面の状態を評価した。 ○:異常なし ×:外観に変色、しみ、ふくれ、軟化等を認める。
常温にて24時間放置後塗膜表面の状態を評価した。 ○:異常なし ×:外観に変色、しみ、ふくれ、軟化等を認める。
す。
体塗料(153E136、グリデン社製)とした以外は
実施例1と同様にして、アルミニウム板上に塗膜を形成
した。得られた塗膜の構成を表1に示す。また、試験
(1)〜(12)を行った結果を表2に示す。
水性メタリック塗料(WPB−3813−1、スプレイ
ラット社製)を用い、トップコート用塗料としてトリグ
リシジルイソシアヌレートポリエステル系粉体クリヤー
塗料(6C−105、グリデン社製)を用いた以外、実
施例1と同様にして、アルミニウム板上に塗膜を形成し
た。得られた塗膜の層構成を表1に示す。また、試験
(1) 〜(12)を行った結果を表2に示す。
ジルイソシアヌレートポリエステル系粉体クリヤー塗料
(VP−184、フェロ社製)を用いた以外、比較例2
と同様にして、アルミニウム板上に塗膜を形成した。得
られた塗膜の層構成を表1に示す。また、試験(1) 〜(1
2)を行った結果を表2に示す。
水性メタリック塗料(WPB−3813−1、スプレイ
ラット社製)及びトップコート層としてアクリルハイソ
リッドクリヤー塗料(W48970、PPG社製)を用
いた以外、比較例3と同様にして、アルミニウム板上に
塗膜を形成した。得られた塗膜の層構成を表1に示す。
また、試験(1) 〜(12)を行った結果を表2に示す。
PPG社製) (4)エポキシ系粉体塗料(153E136、グリデン
社製) (5)WPB−3813−1、スプレイラット社製 (6)TGICポリエステル系粉体クリヤー塗料(6C
−105、グリデン社製) (7)TGICポリエステル系粉体クリヤー塗料(VP
−184、フェロ社製) (8)W48970、PPG社製
ウム部材の耐侯性塗膜は、耐腐食性、耐侯性、塗装性等
に優れている。このような特徴を有する塗膜は、アルミ
ニウムホイールに好適である。
ニウム部材
合金からなる自動車用ホイールのようなアルミニウム部
材上に形成する耐候性塗膜、及びかかる耐候性塗膜を形
成してなるアルミニウム部材に関する。
のホイールは、従来からスチールで形成されているが、
最近になって自動車重量の低減及び外観や意匠性の向上
を目的として、アルミニウム製のホイールを装着する割
合が益々増大してきている。アルミニウムホイールの場
合、その耐候性や耐腐食性等を改善するために、表面に
塗装を施すのが普通である。
の方法で形成することができるが、塗膜表面の平坦度及
び透明性を向上するために、従来は有機溶剤を用いるい
わゆる溶剤型塗料により塗膜形成を行っていた。しかし
ながら、近年の環境問題の深刻化にともなって、有機溶
剤の排出規制が厳しくなってきており、従来の溶剤型塗
料の使用が困難になってきた。
ホイールの塗装として粉体塗料が注目され、特に米国に
おいて塗装方法の主流となってきた。米国においては、
粉体塗装用塗料として、トリグリシジルイソシアヌレー
ト系ポリエステルのようなポリエステル樹脂粉末が広く
使用されている。
の塗装に関して、耐腐食性、耐候性、塗装性等の要求レ
ベルが益々高くなり、上記ポリエステル系粉体塗料では
これらの要求を十分に満たすことができないことがわか
った。
膜中にアルミニウムの微粉末が含まれるため変色が起き
やすく、ソリッドカラーに比べて耐候性に劣るという問
題がある。そこで、メタリック塗装の場合でも、良好な
耐候性を示すようなアルミニウム部材用塗膜が望まれて
いる。
することなく、優れた耐腐食性、耐候性、塗装性等を有
するメタリック塗膜、及びそれを形成したアルミニウム
部材を提供することである。
の結果、本発明者は、エポキシポリエステル系粉体塗料
によりプライマーコートを形成するアルミニウム部材の
塗装において、トップコートをアクリル系粉体クリヤー
塗料により形成するとともに、その下のベースコート層
をアクリルハイソリッドメタリック塗料により形成する
ことにより、上記要求を満たす塗膜を形成することがで
きることを発見し、本発明を完成した。
候性塗膜は、(a)アルミニウム部材上に形成されたエ
ポキシポリエステル系粉体塗料からなるプライマー層
と、(b)前記プライマー層上に形成されたアクリルハ
イソリッドメタリック塗料からなるベースコート層と、
(c)前記ベースコート層上に形成されたアクリル系粉
体クリヤー塗料からなるトップコート層とを有すること
を特徴とする。
ついて説明する。
カリ脱脂、及び化成処理を施す。化成処理としては、ク
ロメート処理をするのが好ましい。クロメート処理は、
クロム酸と、硫酸、硝酸、フッ化水素酸、燐酸等の無機
酸と、適当な添加剤とを含有する水溶液を用いて行うこ
とができる。クロメート処理の方法は、2通りに大別す
ることができる。すなわち、第一の方法は無機酸として
燐酸を用いる燐酸クロメート処理法であり、第二の方法
は燐酸以外の酸を用いるクロミウムクロメート処理法で
ある。いずれの方法も、アルミニウム部材をクロメート
処理液に浸漬するか、処理液をスプレーすることにより
行うことができる。クロメート処理により得られる化成
皮膜は、3mg/m2以上、好ましくは5〜20mg/
m2の付着量を有する。
で水洗するが、洗浄水として脱イオン水を用いるのが好
ましい。
イブリッド粉体塗料を用いるのが好ましい。エポキシポ
リエステル系ハイブリッド粉体塗料としては、例えば
H.Bフュラー社のIF2506等がある。プライマー
層の焼付温度は150〜200℃程度である。なお、プ
ライマー層の厚さは、一般に20〜40μm程度であ
る。
メタリック塗料である。ハイソリッド塗料の固形分濃度
は一般に40〜50重量%程度である。またベースコー
ト層の焼付温度は130〜180℃程度である。なお、
ベースコート層の厚さは10〜30μm程度であるのが
好ましい。また、アルミニウム微粉末としては、平均径
が5〜15μm程度の鱗片状のものが好ましい。
体クリヤー塗料は、硬化性アクリル樹脂を主成分とした
ものである。本発明に使用しうる硬化性アクリル樹脂と
して、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレ
ート、β−メチルグリシジルアクリレート、β−メチル
グリシジルメタクリレート、トリグリシジルイソシアヌ
レートアクリレート等のアクリルグリシジル系樹脂が挙
げられる。
装性を向上するために、硬化後に比較的低い硬度を示す
ものでなければならない。好ましい塗膜硬度は鉛筆硬度
テストで測定したときにF以上、特に1H〜2H程度で
ある。塗膜硬度がFより低い場合は、塗膜の耐スクラッ
チ性が十分でない。一方、塗膜硬度が3Hより高い場
合、良好な塗装性が得られない。
り行う。トップコート層の厚さは30〜50μm程度で
あるのが好ましい。ベースコート層上に塗装したアクリ
ル樹脂粉末は、140〜180℃で15〜60分間焼付
ける。
0〜120μm程度の厚さを有する。塗膜の厚さが60
μm未満であると、十分な塗膜の均一性及び耐腐食性が
得られない。一方、塗膜厚さが120μmを超えても、
それに伴う改善が得られない。
細に説明する。実施例1 アルミニウム板(125mm×75mm×0.7mm)
をアルカリ脱脂した後、水洗し、5〜20mg/m2程
度の化成皮膜が形成されるようにクロミウムクロメート
処理を施し、さらに純水で水洗し、乾燥した。このアル
ミニウム板に、プライマー用にエポキシポリエステル系
ハイブリッド粉体塗料(IF2506、H.Bフューラ
ー社製)を塗布し、190℃で10分間焼付けた。次い
で、アクリルハイソリッドメタリック塗料(W4884
8、PPG社製)を塗布し、140℃で20分間焼付し
た。その後、静電塗装法によりアクリル粉体塗料(PC
10103、PPG社製)を塗布し、170℃で20分
間焼付した。得られた塗膜の層構成を表1に示す。ま
た、各試験片に対して以下のテストを行った。
とにより、塗膜硬度を測定した。
た。
10本ずつの切れ目を入れ、その上にセロハンテープを
貼付してはがし、100個のます目のうちの残存したま
す目をカウントした(碁盤目試験)。
時間放置し、次いで上記(3)と同じ碁盤目試験を行っ
た。
し、5重量%のNaCl水溶液を用いて、35℃で12
00時間塩水噴霧を行い、24時間放置後カット部の周
辺2mm以内における腐食の度合いを測定した。 ○:塗膜のふくれ、錆等異常なし。 ×:異常あり。
600時間暴露試験を行った。その後、50℃、相対湿
度98%において240時間保持し、24時間放置した
後で、碁盤目試験(1mm×1mmの碁盤目100個)
を行い、各試験片について碁盤目の剥離及び変色を調べ
た。 ○:外観に著しい変化がない。 ×:異常あり。
NaCl水溶液を用いて35℃で24時間塩水噴霧を行
い、40℃で相対湿度82%に240時間保持するサイ
クルを3回繰り返し(全部で792時間)、上記(5)
と同様に腐食の度合いを調べた。 ○:糸錆の長さ2mm以内。 ×:糸錆の長さ2mmを超える。
2時間乾燥し、50℃で相対湿度95%に2時間保持す
るサイクルを100繰り返した。その後24時放置して
から、腐食の度合いを測定した。 ○:一般面及びエッジ部にふくれや錆がなく、かつクロ
スカット部周辺のふくれ及び錆の発生領域が2mm以
内。 ×:異常あり。
時間、70℃、相対湿度95%で3時間、及び−40℃
で1.5時間からなるサイクルを2回繰り返し、その後
24時間放置した。その後碁盤目試験を行った。 ○:外観に著しい変化がなく、かつ碁盤目試験の結果が
80/100以上。 ×:異常あり。
500gの錘を落下させ、塗膜の割れ及びはがれを調べ
た。 ○:異常なし。 ×:塗膜の割れ及びはがれあり。
にて4時間放置後塗膜表面の状態を評価した。 ○:異常なし ×:外観に変色、しみ、ふくれ、軟化等を認める。
常温にて24時間放置後塗膜表面の状態を評価した。 ○:異常なし ×:外観に変色、しみ、ふくれ、軟化等を認める。
に示す。
体塗料(153E136、グリデン社製)とした以外は
実施例1と同様にして、アルミニウム板上に塗膜を形成
した。得られた塗膜の構成を表1に示す。また、試験
(1)〜(12)を行った結果を表2に示す。
水性メタリック塗料(WPB−3813−1、スプレイ
ラット社製)を用い、トップコート用塗料としてトリグ
リシジルイソシアヌレートポリエステル系粉体クリヤー
塗料(6C−105、グリデン社製)を用いた以外、実
施例1と同様にして、アルミニウム板上に塗膜を形成し
た。得られた塗膜の層構成を表1に示す。また、試験
(1)〜(12)を行った結果を表2に示す。
ジルイソシアヌレートポリエステル系粉体クリヤー塗料
(VP−184、フェロ社製)を用いた以外、比較例2
と同様にして、アルミニウム板上に塗膜を形成した。得
られた塗膜の層構成を表1に示す。また、試験(1)〜
(12)を行った結果を表2に示す。
水性メタリック塗料(WPB−3813−1、スプレイ
ラット社製)及びトップコート層としてアクリルハイソ
リッドクリヤー塗料(W48970、PPG社製)を用
いた以外、比較例3と同様にして、アルミニウム板上に
塗膜を形成した。得られた塗膜の層構成を表1に示す。
また、試験(1)〜(12)を行った結果を表2に示
す。
PPG社製) (4)エポキシ系粉体塗料(153E136、グリデン
社製) (5)WPB−3813−1、スプレイラット社製 (6)TGICポリエステル系粉体クリヤー塗料(6C
−105、グリデン社製) (7)TGICポリエステル系粉体クリヤー塗料(VP
−184、フェロ社製) (8)W48970、PPG社製
ウム部材の耐候性塗膜は、耐腐食性、耐候性、塗装性等
に優れている。このような特徴を有する塗膜は、アルミ
ニウムホイールに好適である。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a) アルミニウム部材上に形成されたエ
ポキシポリエステルハイブリッド系粉体塗料からなるプ
ライマー層と、(b) 前記プライマー層上に形成されたア
クリルハイソリッドメタリック塗料からなるベースコー
ト層と、(c) 前記ベースコート層上に形成されたアクリ
ル系粉体クリヤー塗料からなるトップコート層とを有す
ることを特徴とする耐侯性塗膜。 - 【請求項2】請求項1に記載のアルミニウム部材の耐侯
性塗膜において、前記トップコート用のアクリル系粉体
クリヤー塗料はアクリルグリシジル系樹脂をベースとす
ることを特徴とする耐侯性塗膜。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の耐侯性塗膜を形成
してなるアルミニウム部材。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35601091A JP2677473B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 耐候性塗膜及びそれを形成したアルミニウム部材 |
US07/992,923 US5252399A (en) | 1991-12-20 | 1992-12-18 | Aluminum member provided with weather-resistant coat |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35601091A JP2677473B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 耐候性塗膜及びそれを形成したアルミニウム部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202319A true JPH05202319A (ja) | 1993-08-10 |
JP2677473B2 JP2677473B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=18446869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35601091A Expired - Lifetime JP2677473B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 耐候性塗膜及びそれを形成したアルミニウム部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2677473B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP35601091A patent/JP2677473B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2677473B2 (ja) | 1997-11-17 |
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