JPH05202307A - 水溶性アゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法 - Google Patents

水溶性アゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法

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JPH05202307A
JPH05202307A JP4117338A JP11733892A JPH05202307A JP H05202307 A JPH05202307 A JP H05202307A JP 4117338 A JP4117338 A JP 4117338A JP 11733892 A JP11733892 A JP 11733892A JP H05202307 A JPH05202307 A JP H05202307A
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Japan
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general formula
carbon atoms
alkyl
compound
formula
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Withdrawn
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JP4117338A
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Joerg Dannheim
イエルク・ダンハイム
Werner H Russ
ウエルナー・フーベルト・ルッス
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/4401Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system
    • C09B62/4403Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system the heterocyclic system being a triazine ring
    • C09B62/4411Azo dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/02Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/04Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring to a triazine ring
    • C09B62/06Anthracene dyes

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 式(1) D°−N=N─K° (1) [式中D°は式(2)、(2a)又は(2b) K°は式(2A)又は(2B) Yはアルカリにより脱離してビニル基を形成することが
できる置換基;Xは塩素又は臭素;RはH、C1〜4ア
ルキル、フェニル又はハロゲン;Zは式(3) ;Aはハロゲン又はシアノアミド;R°はH又はC1〜
4アルキル;R20,R21は水素又は(置換)C1〜4ア
ルキル、Vは0.1;Gは1,3−フェニレン基等;−
K−N(R°)−は水溶性カップリング成分の二価残
基;Dは式(6);MはH、アルカリ金属 はH、スルホ、C1〜4アルキルである] で示されるアゾ化合物。 【効果】 アゾ化合物は、ヒドロキシ及び/又はカルボ
ンアミド基を含有する材料、特に繊維を染色するための
染料として適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維反応性染料の工業的
分野に関する。
【0002】
【課題を解決するための手段】一般式(1) D°─N=N─K° (1) に相当する、繊維反応性染料特性を有する新規な水溶性
アゾ化合物を見出した。
【0003】一般式(1)に於いて各記号は次の意味を
有する:D°は一般式(2)、(2a)又は(2b)
【0004】
【化11】
【0005】〔式中Yはアルカリにより脱離してビニル
基を形成することができる置換基であって、スルホニル
基は、好ましくはベンゼン核における遊離結合に対する
メタ- 又はパラ- 位において結合しており、Xは塩素又
は臭素、好ましくは塩素でありそしてRは水素、1乃至
4個の炭素原子を有するアルキル、フェニル又はハロゲ
ン、あり〕で示される残基でありそしてK°は一般式
(2A)又は(2B)
【0006】
【化12】
【0007】〔式中R°は水素又は1乃至4個の炭素原
子を有するアルキル、例えばエチル及びメチル、好まし
くは水素であり、Zは一般式(3)
【0008】
【化13】
【0009】(式中Aはハロゲン又はシアノアミド、好
ましくは塩素又はフッ素、特にフッ素であり、R20は水
素又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、例えば
メチル又エチルであるか、又は1乃至4個の炭素原子を
有するアルキル、例えばエチルであり、これはスルホ、
カルボキシ、スルファト、ホスファト、ヒドロキシ、メ
トキシ、エトキシ、フェニル、モノスルホフェニル又は
ジスルホフェニルにより置換されているか、又は1乃至
6個の炭素原子、好ましくは2乃至4個の炭素原子を有
するアルキル、特にエチル又はn- プロピルであり、こ
れは一般式 -SO2-CH=CH2 又は -SO2-CH2-C
2-Y1 (式中Y1 はYに関する上記の意味の一つを有
するか又はヒドロキシ基である)で示される基により置
換されているか、又は2乃至8個の炭素原子を有するア
ルキルであり、これは、式 -O- 、 -NH- 及び-(NR
°)-(式中R°は上記の意味を有する)よりなる群から
選ばれた1又は2個のヘテロ基により中断されておりそ
して一般式 -SO2-CH=CH2 又は -SO2-CH2-C
2-Y1 (式中Y1 は上記の意味を有する)で示される
基により置換されていることができ、そしてR21は水素
又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、例えばメ
チル又はエチルであるか、又は1乃至4個の炭素原子を
有するアルキル、例えばエチルであり、これはスルホ、
カルボキシ、スルファト、ホスファト、ヒドロキシ、メ
トキシ、エトキシ、フェニル、モノスルホフェニル又は
ジスルホフェニルにより置換されているか、又は5又は
6個の炭素原子を有するシクロアルキレンであり、これ
は1、2又は3個のメチル基により置換されていること
ができるか、又はフェニル残基であり、これはメチル、
エチル、メトキシ、エトキシ、塩素、スルホ及びカルボ
キシよりなる群から選ばれた置換基により、又はこれら
置換基の1又は2個によりそして一般式 -SO2-CH=
CH2 及び/又は -SO2-CH2-CH2-Y1 (式中Y1
は上記の意味を有する)で示される1又は2個の基によ
り、又は -SO2-CH=CH2 及び/又は -SO2-CH
2-CH2-Y1 なる1又は2個の基により置換されている
ことができるか、又は1乃至6個の炭素原子、好ましく
は2乃至6個の炭素原子を有するアルキル残基、特にエ
チル又はn- プロピルであり、これは一般式 -SO2-C
H=CH2 又は -SO2-CH2-CH2-Y1 (式中Y1
上記の意味を有する)で示される基により置換されてい
るか、又は2乃至8個の炭素原子を有するアルキルであ
り、これは、式 -O- 、 -NH- 及び-(NR°)-(式中
R°は上記の意味を有する)よりなる群から選ばれた1
又は2個のヘテロ基により中断されておりそして一般式
-SO2-CH=CH2 又は -SO2-CH2-CH2-Y
1 (式中Y1 は上記の意味を有する)で示される基より
置換されていることができるか、又はR20及びR21は、
窒素原子と共に5- 又は6- 員複素環式残基を形成し、
これは、例えばN- ピペリジノ、N- ピペラジノ又はN
- モルホリノ残基であるように、例えば式 -O- 、 -S
- 、 -N=又は -NH- なる基の様な1又は2個の別の
ヘテロ基を含有することができる)で示される残基であ
り、Eは一般式(4a)、(4b)、(4c)又は(4
d)
【0010】
【化14】
【0011】(式中R1 は、水素、1乃至4個の炭素原
子を有するアルキル、例えばメチル、シアノ、カルボキ
シ、2乃至5個の炭素原子を有するカルボアルコキシ、
例えばカルボメトキシ及びカルボエトキシ、カルバモイ
ル又はフェニルでありそして、好ましくはメチル、カル
ボキシ、シアノ、カルボメトキシ又はカルボエトキシで
あり、Qはベンゼン又はナフタリン環であり、R2 は、
水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、例えば
エチル及び、特にメチル、1乃至4個の炭素原子を有す
るアルコキシ、例えばエトキシ及び、特にメトキシ、フ
ッ素、臭素、塩素、スルホ、カルボキシ、2乃至5個の
炭素原子を有するカルボアルコキシ、例えばカルボメト
キシ及び、特にカルボエトキシ、トリフルオルメチル、
カルバモイル又はN-(C1 〜C4-アルキル)-カルバモイ
ル、好ましくはメトキシ、エトキシ、メチル又は塩素で
ある──Qがベンゼン環であるなら──か、又はR2
水素又はスルホであり──Qがナフタリン環であるなら
──、R3 は水素、1乃至4個の炭素原子を有するアル
キル、例えばエチル及び、特にメチル、1乃至4個の炭
素原子を有するアルコキシ、例えばメトキシ及び、特に
メトキシ、例えばエトキシ、及び特にメトキシ、塩素、
又はスルホ、好ましくは水素、メトキシ、エトキシ又は
メチルである──Qがベンゼン環であるなら──か、又
は水素又はスルホであり──Qがナフタリン環であるな
ら──、R4 は水素、1乃至4個の炭素原子を有するア
ルキル、例えばエチル及び特にメチル、例えばエチル及
び、特にメチル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコ
キシ、例えばメトキシ及び、特にメトキシ、例えばエト
キシ、及び特にメトキシ、臭素、塩素、トリフルオルメ
チル、スルホ、カルボキシ又はシアノ、好ましくは水
素、メチル、メトキシ又はスルホであり、R5 は水素、
1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、例えばエチル
及び、特にメチル、1乃至4個の炭素原子を有するアル
コキシ、例えばメトキシ及び、特にメトキシ、塩素、ア
ミノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキルアミノ、
例えばエチルアミノ、2乃至5個の炭素原子を有するア
ルカノイルアミノ、例えばアセチルアミノ及びプロピル
アミノ、ベンゾイルアミノ、ウレイド、N′- フェニル
ウレイド、N′-(C1 〜C4-アルキル)-ウレイド、フェ
ニルスルホニル又は1乃至4個の炭素原子を有するアル
キルスルホニル、例えばエチルスルホニル及びメチルス
ルホニル及び、好ましくはアセチルアミノ、メチル、ウ
レイド又は水素であり、R6 は水素又はスルホであり、
Mは水素又はアルカリ金属、例えばナトリウム、カリウ
ム又はリチウムであり、mは1又は2の数である)で示
される残基であり、vは零又は1の数でありそして-K-
N(R°)-は水溶性カップリング成分の二価残基、例
えば一般式(5a)、(5b)、(5c)、(5d)、
(5e)、(5f)、(5g)、(5h)又は(5i)
【0012】
【化15】
【0013】(式中M、m、Q、D、R、R°、R1
2 、R3 、R4 、R5 、R6 及びvは上記の意味の一
つを有し、Vは直接共有結合又は式中 -NH- CO- フ
ェニレン、 -NH- CO- NH-フェニレン、 -N(C
3)- CO- フェニレン、 -N(CH3)- CO- NH-
フェニレン、 -N(C2 5 )- CO- フェニレン、 -
N(C2 5 )-CO- NH- フェニレン又は- NH-
フェニレンで示される残基であり、Wはフェニレン残基
であり、これは1乃至4個の炭素原子を有するアルキ
ル、例えばエチル及び、特にメチル、1乃至4個の炭素
原子を有するアルキル、例えばエトキシ及び、特にメト
キシ、塩素、カルボキシ及びスルホよりなる群から選ば
れた1又は2個の置換基により置換されていることがで
きるか、又は1乃至6個の炭素原子、好ましくは1乃至
4個の炭素原子を有するアルキレン、例えばエチレンで
あるか、又は2乃至4個の炭素原子を有するアルキレン
を有するアルキレン- フェニレン、例えばメチレン- フ
ェニレン又はエチレン- フェニレン残基であり、R8
水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、例えば
メチル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、例
えばメトキシ、フェニル又は1乃至4個の炭素原子を有
する、シアノ置換アルキルであり、R9 は水素、スル
ホ、1乃至4個の炭素原子を有するスルホアルキル、例
えばスルホメチル、シアノ又はカルバモイルであり、G
は1- アミノ- 8- ヒドロキシ- 3,6- 又は- 4,6
- ジスルホ- ナフト- 2,7- イレン残基又は1,3-
フェニレン残基であり、これはヒドロキシ又はアミノ基
により置換されておりそして又付加的にスルホ、1乃至
4個の炭素原子を有するアルキル、例えばメチル及びエ
チル、ヒドロキシ及び/又はアミノにより置換されてい
ることができるか、又は1,8- ジヒトロキシ- 3,6
- 又は- 4,6- ジスルホ- ナフト- 2,7- イレン残
基でありそしてDは一般式(6)
【0014】
【化16】
【0015】(式中Mは上記の意味を有しそしてR*
水素、スルホ又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキ
ル、例えばエチル及び、特にメチルである)で示される
残基である。
【0016】一方の及び同一の式において又2個存在す
るものをも包含する、個々の式メンバーは、互いに同一
であるか又は互いに異なる意味を有することができる。
アルカリ性条件下脱離することができる、置換基Y及び
1 は、例えばハロゲン、例えば臭素及び塩素、シア
ノ、それぞれの場合1乃至4個の炭素原子を有するアル
キルを有するトリアルキルアンモニウム、例えばトリメ
チルアンモニウム及びトリエチルアンモニウム、有機カ
ルボン酸及びスルホン酸のエステル基、例えば2乃至5
個の炭素原子を有するアルカノイルオキシ、このうち、
例えばアセチルオキシ、又はスルホベンゾイルオキシ、
ベンゾイルオキシ、フェニルスルホニルオキシ及びトル
イルスルホニルオキシ、ホスファト、スルファト及びチ
オスルファトである。Yは、好ましくはスルファト及
び、特に塩素でありそしてY1 は、好ましくは塩素又は
スルファトである。
【0017】R20は、好ましくは水素又は1乃至4個の
炭素原子を有するアルキルであり、これはスルホ、カル
ボキシ、スルファト、ホスファト又はヒドロキシにより
置換されているか、又はエチル、n- プロピル、β- エ
トキシエチル、γ- エトキシ- プロピル、β- プロポキ
シ- エチル又はγ- プロポキシ- であり、これはビニル
スルホニル、β- スルファトエチルスルホニル又はβ-
クロルエチルスルホニルにより置換されておりそしてR
21は、好ましくはR20に関して示した意味の一つ、好ま
しくは同一の意味を有するか、又はシクロヘキシル、フ
ェニル又は、塩素、スルホ、カルボキシ、メチル、メト
キシ、エチル及びエトキシよりなる群から選ばれた1又
は2個の置換基及び/又は、 -NH- 及び-(NR°)-
(式中R°は上記の意味を有する)よりなる群から選ば
れた1又は2個のヘテロ基により中断されておりそして
一般式 -SO2-CH2-CH2-Y1 (式中Y1 は上記の、
特に好ましい意味を有する)で示される基より置換され
ている。
【0018】Gは、好ましくは1- アミノ- 8- ヒドロ
キシ- 3,6- 又は- 4,6- ジスルホ- ナフト- 2,
7- イレン残基及び、特に、好ましくは1- アミノ- 8
- ヒトロキシ- 3,6- ジスルホ- ナフト- 2,7- イ
レン残基である。
【0019】式残基Eは、カップリング反応が可能であ
りそしてジアゾ化することができる、一般式H- E- N
2 に相当する化合物の残基と解されるべきである。一
般式(4b)、(5b)及び(5c)において、ヒドロ
キシ基及び同一の芳香族核における遊離結合は、それぞ
れの場合互いにオルト- 位にある。ヒドロキシ基は、好
ましくはα- 位においてナフタリン残基に結合してい
る。
【0020】1乃至4個の炭素原子を有するアルキル基
は、好ましくはエチル及び、特にメチル基であり、1乃
至4個の炭素原子を有するアルコキシ基は、好ましくは
エトキシ及び、特にメトキシ基であり、2乃至5個の炭
素原子を有するアルカノイルアミノ基は、好ましくはプ
ロピオニルアミノ基及び、特にアセチルアミノ基であり
そして2乃至5個の炭素原子を有するカルボエトキシ基
である。
【0021】上記又は下記の基「スルホ」、「カルボキ
シ」、「ホスフアト」、「チオスルファト」及び「スル
ファト」は、その酸形並びにその塩形を包含する。従っ
てスルホ基は一般式 -SO3 Mに相当する基、カルボキ
シ基は一般式 -COOMに相当する基を示し、ホスフア
ト基は一般式 -OPO3 2 に相当する基を示し、チオ
スルフアト基は一般式 -S- SO3 Mに相当する基を示
しそしてスルフアト基は一般式 -OSO3 Mに相当する
基を示し、夫々の場合Mは上記の意味を有する。
【0022】残基K°が一般式(2A)を有する、一般
式(1)なる好ましいアゾ化合物は、特にK°が下記の
一般式(7a)乃至(5h)の残基の一つである該化合
物である:
【0023】
【化17】
【0024】上記式中:D、M、R1 及びZは上記の、
特に好ましい意味を有し、pは零又は1なる数であり、
この基は、pが零である場合には、水素原子であり、B
は2乃至4個の炭素原子を有するアルキレン又はフェニ
レンであり、R11はカルボキシ、メチル又はカルボエト
キシであり、R12は水素、メチル、メトキシ、スルホ又
は塩素であり、R13は水素、メチル又はメトキシであ
り、R14はメチル又はアミノでありそして一般式(7
b)及び(7b)におけるアミノ基は8- ナフトール残
基の2- 又は3- 位にある。
【0025】これらのうち、一般式(7a)、(7
b)、(7d)及び(7f)は特に好ましい。本発明に
よる好ましいアゾ化合物は、式残基D°を一般式(5
a)乃至(5i)の残基と及び場合により一般式(4
a)乃至(4d)の残基と組み合わせて──残基Zを包
含した──得られる該化合物である。
【0026】特に好ましいアゾ化合物は、下記の一般式
(1A)乃至(1J)に相当する該化合物である:
【0027】
【化18】
【0028】式中D°及びM及びZは上記の特に好まし
い意味を有し、R14はヒドロキシ又はアミノ、好ましく
はヒドロキシであり、R15はメチル、カルボキシ、カル
ボメトキシ又はカルボエトキシであり、R16はアセチル
アミノ、ウレイド又はメチルであり、R17は水素、1 乃
至4 個の炭素原子を有するアルキル、例えばメチル及び
エチル、1 乃至4 個の炭素原子を有するアルコキシ、例
えばメトキシ及びエトキシ又はハロゲン、例えば臭素及
び、特に塩素、好ましくは水素、メチル、エチル、メト
キシ、エトキシ又は塩素であり、R18は水素、1 乃至4
個の炭素原子を有するアルキル、例えばメチル及びエチ
ル、1 乃至4 個の炭素原子を有するアルコキシ、例えば
メトキシ又はエトキシ、塩素又は2乃至5個の炭素原子
を有するアルカノイルアミノ、例えばアセチルアミノ及
びプロピニオルアミノ又はウレイド、好ましくは水素、
メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、アセチルアミノ
又はウレイドであり、そして一般式(1A)及び(1
D)におけるアミノ基は、8- ナフトール残基の2- 又
は3- 位にある。
【0029】更に本発明は、一般式(1) 本発明による一
般式(1)のアゾ化合物を製造する方法において、K°
が一般式(2A)の残基である場合には、一般式(8)
【0030】
【化19】
【0031】〔式中E及びvは請求項1記載の意味を有
しそしてD1 は一般式(2c)、(2d)又は(2e)
【0032】
【化20】
【0033】(式中Y2 はアルカリにより脱離すること
ができる置換基であるか、又はヒドロキシ基である)で
示される残基である〕で示されるアミンのシアゾニウム
化合物を一般式 H−K−N(R°)−Z (式中K、R°及びZは上記の意味を有する)で示され
る化合物とカップリングするか、又は一般式(9)
【0034】
【化21】
【0035】(式中D1 、E、v、K及びR°は上記の
意味を有する)で示される化合物を一般式Hal- Z
(式中HalはハロゲンでありそしてZは請求項1記載
の意味の一つを有する)で示される化合物と反応させる
か、又は一般式(10)
【0036】
【化22】
【0037】(式中D1 、A、E、v、K、R°及びH
alは上記の意味の一つを有する)で示される化合物を
一般式HNR2021(式中R20及びR21は上記の意味を
有する)で示される化合物と当量で反応させるか、又
は、K°が一般式(2B)の残基である場合には、一般
式(11) D1 −N=N─G1 (11) (式中D1 は上記の意味を有しそしてG1 はアミノフェ
ニル又はヒドロキシフェニル残基であり、その両方はス
ルホ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、ヒドロ
キシ及び/又はアミノにより置換されていることができ
るか、又は1,8- ジヒドロキシ- 3,6- 又は4,6
- ジスルホ- ナフト- 2- イル又は- ナフト- 7- イル
残基又は1- アミノ- 8- ヒドロキシ- 3,6- 又は-
4,6- ジスルホ- ナフト- 2- イル残基である)で示
される化合物を一般式(12) H2 N─D─N(R°)─Z (12) (式中D、A°及びZは上記の意味の一つを有する)で
示されるアミンのジアゾニウム化合物とカップリングさ
せるか、又は一般式(13) D1 ─N=N─G−N=N─D−N(R°)─H (13) (式中D1 、D、G及びR°は上記の意味の一つを有す
る)で示される化合物を一般式Hal- Z(式中Hal
及びZは上記の意味を有する)で示される化合物と反応
させるか、又は一般式(14)
【0038】
【化23】
【0039】(式中D1 、D、A、G及びR°は上記の
意味の一つを有しそしてHalは上記の意味を有する)
で示される化合物を一般式HNR2021(式中R20及び
21は上記の意味を有する)で示される化合物と当量で
反応させそしてY2 がヒドロキシ基である、一般式(2
c)又は(2d)の化合物を使用する場合には、生成す
るアゾ化合物におけるヒドロキシ基を、本発明による一
般式(1) のアゾ化合物の基Yに変えることを特徴とする
製法に関する。
【0040】本発明による方法のジアゾ化及びカップリ
ング反応は、通常の周知方法で、例えばジアゾ化は、通
例−5℃乃至+15℃の温度及び2以下のpHに於いて
強酸及びアルカリ金属亜硝酸塩により、好ましくは水性
媒体中で実施され、カップリング反応は、通例アミノ基
を含有するカップリング成分の場合には、1乃至4.5
のpHに於いて、ヒドロキシ基を含有するカップリング
成分の場合には、3乃至7.5のpHに於いて、0乃至
35℃の温度に於いて、好ましくは水性媒体中で実施さ
れる。
【0041】vが1である一般式(8)の出発化合物
は、ジアゾ成分としての一般式D°-NH2 のアミン及
びカップリング成分としてのH- E- NH2 の化合物の
ジアゾ化及びカップリング反応の公知方法で製造され
る。一般式(1)のアゾ化合物は、同様にして、一般式
D°- NH2 のアミンのジアゾニウム塩を一般式H- G
-Hの化合物、例えば1- アミノ- 8- ナフトール-
3,6- 又は- 4,6- ジスルホン酸又はアニリンと、
公知の方法に類似して強酸性媒体中で、Gがヒドロキシ
フェニレン残基であるなら、中性乃至弱アルカリ性媒体
中でカップリングさせて合成される。
【0042】一般式D- NH2 、一般式H- K- N
2 、一般式H- E- NH2 及び一般式HNR2021
相当する出発化合物は、公知でありそして文献中に多数
記載されている。
【0043】一般式(9)又は(13)のアミノ出発化
合物と一般式Hal- Zの化合物との間の縮合反応は、
アミノ化合物と反応性ハロゲン原子を含有するトリアジ
ン残基との反応の慣用法で、すなわち水性有機媒体中、
特に好ましくは水性媒体中でそして、好ましくは分散剤
の存在下、酸結合剤、例えばアルカリ金属重炭酸塩又は
水酸化物又はアルカリ金属酢酸塩──アルカリ金属及び
アルカリ土類金属は、好ましくはナトリウム、カリウム
又はカルシウムである──の添加下実施される。酸結合
剤は、同様に第三アミン、例えばピリジン、トリエチル
アミン又はキノリンである。これら縮合反応が有機又は
水性- 有機媒体中で実施されるなら、有機溶剤(成分)
はアセトン、ジオキサン又はジメチルホルムアミドであ
る。
【0044】これらアミノ化合物と化合物Hal- Zと
の間の縮合反応は、通例20℃乃至80℃、好ましくは
30℃乃至60℃の温度において実施される。特に、H
al及びAがそれぞれフッ素原子である化合物Hal-
Zとの反応は、好ましくは4乃至5のpHで5℃乃至2
0℃の温度において、そしてHal及びAがそれぞれ塩
素原子である化合物Hal- Zとの反応は、好ましくは
2乃至4のpHで0℃乃至40℃の温度において実施さ
れる。一般式(9)又は(13)とアミノ出発化合物と
一般式(15)
【0045】
【化24】
【0046】(式中R20及びR21は上記の意味の一つを
有しそしてAはシアノアミド基である)で示される化合
物との反応は、好ましくは40℃乃至80℃の温度及び
2乃至4のpHにおいて実施される。
【0047】一般式(10)又は(14)に相当する化
合物と上記の意味を有する一般式HNR2021との間の
縮合反応は、同様に、このようなハロゲン- トリアジニ
ルアミノ化合物及びアミンに関する公知方法に類似し
て、すなわち上記の反応媒体中で酸結合剤を使用して実
施される。反応は、通例、10乃至60℃、好ましくは
20乃至40℃の温度において実施される。好ましく
は、Hal及びAが両方共フッ素原子である出発化合物
との反応は、5乃至20℃の温度で3乃至7のpHにお
いて実施される。Halが塩素でありそしてAがシアノ
アミド基である一般式(10)又は(14)の出発化合
物は、好ましくは一般式HNR2021と2乃至5のpH
で40乃至80℃の温度において反応させる。Halが
フッ素原子でありそしてAがシアノアミド基である化合
物(10)又は(14)とアミンHNR2021との反応
は、好ましくは20乃至60℃及び4乃至6のpHにお
いて実施される。
【0048】全てのこれらの反応可能性は、文献で公知
であるか又は当業者間に知られている合成方法に類似し
ている。一般式H- E- NH2 なる出発化合物は,例え
ばアニリン、3- メチル- アニリン、3- クロル- アニ
リン、2,5- ジメチル- アニリン、2,5- ジメトキ
シ- アニリン、3- メトキシ- アニリン、3- メチル-
6- メトキシ- アニリン、3- アセチルアミノ- 6- メ
チル- アニリン、3- ウレイド- アニリン、3-アセチ
ルアミノ- 6- メチル- アニリン、2- アミノ- 4- ア
セチルアミノ- ベンゼン- 1- スルホン酸、1- アミノ
ナフタリン、1- アミノナフタリン- 6-又は- 7- 又
は- 8- スルホン酸、3- アセチルアミノ- アニリン、
2- メチル- アニリン、2- メトキシ- アニリン、3-
ベンゾイル- アミノ- アニリン、2,2- ジメチル- ア
ニリン、3,5- ジメチル- アニリン、2- メトキシ-
5-アセチルアミノ- アニリン、2- クロル- 6- メチ
ル- アニリン、5- クロル-2- メチル- アニリン、
2,6- ジクロル- 3- メチル- アニリン及び2- メト
キシ- 5- メチル- アニリンである。
【0049】一般式H- K- NH- Zに相当するカップ
リング成分は、例えば、1-(4′,6′- ジクロル-
1′,3′,5′- トリアジン- 2′- イル)-アミノ-
8- ナフトール- 4,6- 又は- 3,6- ジスルホン
酸、2- 又は3-(4′,6′- ジクロル- s- トリアジ
ン- 2′- イル)-アミノ- 8- ナフトール- 6- スルホ
ン酸、1- [2′- フルオル- 4′-(4″- スルホフェ
ニルアミノ)-s- トリアジン- 6′- イル]- アミノ-
8- ナフトール- 6- スルホン酸、1- [2′- フルオ
ル- 4′-(β- スルホエチルアミノ)-s- トリアジン-
6′- イル]- アミノ- 8- ナフトール- 6- スルホン
酸、2- [2′- スルホ- 5′-(4″,6′- ジクロル
- s- トリアジン- 2″- イル)-アミノ- フェニルア
ゾ]- アミノ-8- ナフトール- 3,6- ジスルホン
酸、2- [2′- スルホ- 4′-(4″,6″- ジクロル
- s-トリアジン- 2″- イル)-アミノ- フェニルアゾ]
- アミノ-8- ナフトール- 3,6- ジスルホン酸、1-
[4′- (4″,6″- ジクロル- 2- トリアジン-
2″- イル)- アミノ]フェニル- 3- メチル- 又は-
3-カルボキシ- 5- ピラゾロン及び4- メチル- 1-
[β-(4′,6′- ジクロル-s- トリアジン- 2′- イ
ル)-アミノ- エチル]- 6- ヒドロキシ- 2- ピリドン
である。
【0050】一般式H- K- NH2 の出発化合物は、例
えばば1-(3′- 又は4′- アミノフエニル)-3- カル
ボキシ- 5- ピラゾロン、1-(2′- スルホ- 5′- ア
ミノフエニル)-3- カルボキシ- 5- ピラゾロン、1-
(4′- アミノ- 2′- スルホ- フエニル)-3- メチル-
5- ピラゾロン、1-(4′- アミノ- 2′- スルホ-フ
ェニル)-3- カルボキシ- 5- ピラゾロン、1-(4′-
アミノ- 2′- スルホ- フェニル)-3- カルボエトキシ
- 5- ピラゾロン、1-(3′- アミノ- 6′-メチル-
フェニル)-3- カルボキシ- 5- ピラゾロン、1-(2′
- メトキシ- 5′- アミノフエニル- 5′- アミノフエ
ニル)-3- カルボキシ- 5- ピラゾロン、1-(3′- 又
は4′- アミノフエニル)-3- メチル- 5- ピラゾロ
ン、1-(6′- アミノ- 4′,8- ジスルホ- ナフトー
2′- イル)-3- カルボキシ- 5-ピラゾロン、1- ア
ミノ- 3,6- 又は- 4,6- ジスルホ- 8- ナフトー
ル、2- アミノ- 6- スルホ- 8- ナフトール、3- ア
ミノ- 6- スルホ- 8- ナフトール、1- アミノ- 4-
スルホ- 8- ナフトール、1- アミノ- 2,4- ジスル
ホ- 8- ナフトール、2- アミノ- 4,6- ジスルホ-
8- ナフトール、3-アミノ- 4,6- ジスルホ- 8-
ナフトール、3- メチル- アニリン、3- クロル- アニ
リン、2,5- ジメチル- アニリン、2,5- ジメトキ
シ- アニリン、アニリン、3- メトキシ- アニリン、3
- メチル- 6- メトキシ- アニリン、3- ウレイド- ア
ニリン、3- アセチルアミノ- 6- メチル- アニリン、
2- アミノ- 4- アセチルアミノ- ベンゼン- 1- スル
ホン酸、1- アミノナフタリン、1- アミノナフタリン
- 6- 又は- 7- 又は- 8- スルホン酸、2-(メチルア
ミノ)-6- スルホ- 8- ナフトール、1- アミノ- 3,
6- ジスルホ- 2- (フェニルアゾ)-8- ナフトール、
1- アミノ- 3,6- ジスルホ- 2-(4′- スルホフェ
ニルアゾ)-8- ナフトール、1- アミノ- 3,6- ジス
ルホ- 2-(2′,5′- ジスルホ- フェニルアゾ)-8-
ナフトール、1,3- ジアミノベンゼン、1- 3-
[N,N- ジ-(β- ヒドロキシエチル)-アミノ]- ベン
ゼン、1- アミノ- 3- [N,N- ジ-(β- スルファト
エチル)-アミノ]- ベンゼン、1- アミノ- 3- [N,
N- ジ-(β- ヒドロキシエチル)-アミノ]- 4- メトキ
シ- ベンゼン、1- アミノ- 3- [N,N- ジ-(β- ス
ルファトエチル)-アミノ]- 4- メトキシ- ベンゼン、
1- アミノ- 3- (スルホベンジルアミノ)-ベンゼン、
1-アミノ- 3- (スルホベンジルアミノ)-4- クロル-
ベンゼン、1- アミノ- 3- [N,N- ジ-(スルホベ
ンジル)-アミノ]- ベンゼン、1,3- ジアミノ- べン
ゼン- 4- スルホン酸、1- アミノ- 2- メトキシ- 6
- スルホ- ナフタリン、1- アミノ- 5,7- ジスルホ
- ナフタリン、1- アミノ- 6- スルホ- 8-ナフトー
ル、1- アミノ- 2,4,6- トリスルホ- 8- ナフト
ール、3- アセチルアミノ- アニリン、2- メチル- ア
ニリン、2- メトキシ- アニリン、3-ベンゾイルアミ
ノ- アニリン、2,3- ジメチル- アニリン、3,5-
ジメチル- アニリン、2- メトキシ- 5- アセチルアミ
ノ- アニリン、2- クロル- 6-メチル- アニリン、5-
クロル- 2- メチル- アニリン、2,6- ジクロル-
3- メチル- アニリン及び2- メトキシ- 5- メチル-
アニリンである。
【0051】一般式(2B)の残基を有する、一般式
(1)のジスアゾ化合物を製造するための二価カップリ
ング成分として使用することができる一般式H- G- H
の化合物は、例えば1,3- ジアミノベンゼン、1,3
- ジアミノベンゼン- 5- スルホン酸、レゾルシン、
1,8- ジヒドロキシナフタリン- 3,6- ジスルホン
酸、1- アミノ- 8- ナフトール- 3,6- ジスルホン
酸及び1- アミノ- 8- ナフトール- 4,6- ジスルホ
ン酸である。
【0052】本発明によるアゾ化合物を製造するために
使用することができる一般式HNR 2021の化合物は、
例えば3- スルホ- アニリン、4- スルホ- アニリン、
2-スルホ- アニリン、2,5- ジスルホ- アニリン、
4- カルボキシ- アニリン、3- カルボキシ- アニリ
ン、2,6- ジスルホ- 4- メチル- アニリン、2- ア
ミノナフタリン- 1- スルホン酸、タウリン、N- メチ
ル- タウリン、ジエタノールアミン、モルホリン、3-
アミノフェニル- ホスホン酸、グリシン、4-(β- スル
ファトエチルスルホニル)-アニリン、3-(β- スルファ
トエチルスルホニル)-アニリン、β(β′- スルファト
エチルスルホニル)-エチルアミノ及びγ-(β′- スルフ
ァトエチルスルホニル)-プロピルアミンである。
【0053】本発明によるアゾ化合物(1)を合成する
ために本発明により使用することができそして一般式D
1-NH2 ──式中D1 は一般式(2c)、(2d)又は
(2e)の残基である──に相当する化合物は、文献に
まだ記載されていない。これら化合物は、一般式(1
6)
【0054】
【化25】
【0055】(式中Y2 、X及びRは上記の意味の一つ
を有し、Y2 は、特に好ましくは塩素、臭素、2乃至5
個の炭素原子を有するアルカノイルオキシ、例えばアセ
チルオキシ又はシアノである)で示される化合物を酸化
してスルホニル化合物を得ることにより製造することが
でき、その際使用される酸化剤は、例えば過マンガン酸
カリウム、硫酸過水素ナトリウム又は硫酸過水素カリウ
ム、有機過酸、例えばペルオキシ酢酸、過酸化ナトリウ
ム、過酸化水素及び水性溶液中における塩素である。酸
化反応は、10乃至100℃、好ましくは50乃至90
℃の温度において実施することができる。下記の一般式
(17)の、対応するスルホニル化合物を得るための一
般式(16)の化合物の酸化は、好ましくは水性有機媒
体中で又は純有機媒体中で実施され、その際使用される
有機溶剤は、水溶性及び水- 混和性及び酸化剤に対し不
活性である該溶剤である。このような有機溶剤は、例え
ば氷酢酸及びジオキサンである。特に水との混合物とし
ての氷酢酸を使用するのが好ましい。酸化反応は、例え
ば無水酢酸中で又は20重量%までの含水率を有する水
性酢酸中で30乃至100℃、好ましくは60乃至90
℃の温度において過酸化水素により実施することができ
る。過酸化水素含有率は、通例10乃至35重量%、好
ましくは20乃至35重量%である。
【0056】このように得られる、一般式(17)
【0057】
【化26】
【0058】(式中Y2 、R及びXは上記の意味を有す
る)で示される化合物は、例えば接触還元により、慣用
の貴金属触媒の存在下水素により又は酸性、水性有機媒
体中で卑金属、例えば鉄又は亜鉛により──その際水性
酸性媒体として好ましくは水性塩酸が使用される──還
元して、上記の定義を有する一般式D1 - NH2 の本発
明によるアニリン化合物を得ることができる。還元は、
好ましくは、水性酸性媒体中又は無水有機溶剤、例えば
氷酢酸中で、パラジウム/活性炭により10乃至100
℃、好ましくは20乃至50℃の温度において実施され
る。
【0059】一般式(16)及び(17)の化合物は、
同様に新規である。これら化合物は、一般式D1 - NH
2 のアニリン化合物と共に、一般式(18)
【0060】
【化27】
【0061】(式中Y2 、X及びRは上記の意味を有
し、xは零又は2の数でありそしてWはニトロ又はアミ
ノ基である)の下で要約することができる。
【0062】一般式(16)の出発化合物は、好ましく
はスルフェニルクロリドの形の、ニトロベンゼン- スル
フェニルハロゲン化物を一般式(19) Y2 −CH2 、CH=CH─R (19) (式中Y2 及びRは上記の意味を有する)で示される化
合物に付加させて製造することができる。反応は、例え
ばJ.Org.Chem.49,1314(1984)
及びJ.Chem.Soc.1968,1339中に記
載されているように実施される。特に本発明による反応
は、不活性有機溶剤、例えば塩化メチレン、四塩化炭
素、クロルベンゼン、又はジクロルベンゼン中で−50
℃乃至0℃、好ましくは−40℃乃至−25℃の温度に
おいて実施される。
【0063】ニトロフェニル- スルフェニルハロゲン化
物出発化合物それ自体は、公知の方法(例えばLieb
igs Ann.400,2(1913)参照)に類似
して、出発物質としてニトロベンゼン- チオール又は-
チオレート又はビス-(ニトロフェニル)ジスルフィドを
使用しそしてこれをハロゲン化剤と不活性溶剤、例えば
塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロルベン
ゼン又はジクロルベンゼン又は異性体のジクロルベンゼ
ン混合物、好ましくは塩化メチレン、クロロホルム、ク
ロルベンゼン又はジクロルベンゼン中で−80℃乃至+
20℃、好ましくは−50℃乃至−20℃の温度におい
て反応させて製造することができる。この様なハロゲン
化剤は、好ましくは塩素、臭素、N- クロル- コハク酸
イミド及びN- ブロム- コハク酸イミドである。
【0064】一般式(17)──式中Y2 が上記の意味
の一つを有しそして、好ましくはハロゲン原子、例えば
臭素、特に塩素、シアノ基又は2乃至5個の炭素原子を
有するアルカノイルオキシ基、例えばアセチルオキシ基
である──に相当するニトロベンゼン- イソプロピル-
スルホン化合物は、チオフェノールを塩素と反応させて
フェニルスルフェニルクロリドを得、これを上記の一般
式(19)のオレフィン化合物に付加して一般式(2
0)
【0065】
【化28】
【0066】(式中R及びY2 は上記の一つを有する)
で示される化合物を得、その後一般式(20)のこの化
合物を過酸化水素により酸化して一般式(21)
【0067】
【化29】
【0068】(式中R及びY2 は上記の一つを有する)
で示される化合物を得そして次にこれをベンゼン化合物
のニトロ化の公知方法に類似してニトロ化して一般式
(17)に相当するメタ- ニトロ- ベンゼン- イソプロ
ピルスルホニル化合物を得ることによって簡単に製造す
ることができる。チオフェノールと塩素との反応は、−
20℃乃至+20℃好ましくは−10℃乃至+10℃の
温度において、反応成分に対し不活性な有機溶剤、好ま
しくはハロゲン- 置換炭化水素、例えば塩化メチレン及
びクロルベンゼン中で実施される。得られるフェニルス
ルフェニルクロリドを単離せずに、これを同一のバッチ
において一般式(19)のオレフィンと反応させること
ができ、この場合も反応は、反応成分に対し不活性な溶
剤、例えば上記の溶剤中で−50℃乃至0℃、好ましく
は−45℃−35℃の温度において実施される。反応が
完結したとき、溶剤を留出しそして得られる、一般式
(20)の化合物を精製するか又は直接酸化法に付す
る。これは、同様に反応成分に対し不活性な水- 混和性
有機溶剤、例えばアルカンカルボン酸、好ましくは、例
えば1乃至4個の炭素原子を有するアルキル残基を有す
る酸、例えば、特に酢酸中で、50乃至100℃、好ま
しくは60乃至90℃の温度において過酸化水素──こ
れは、反応において、10乃至40重量%、好ましくは
25乃至35重量%の水性溶液として使用される──に
より実施され、慣用の酸化触媒、例えばアルカリ金属タ
ングステン酸塩は、この反応においても使用される。酸
化後、バッチを冷却し、得られる、一般式(21)の化
合物をバッチから、場合により水の添加後、濾去するこ
とができる。さらに精製することはもはや必要でない。
次にこの一般式(21)のスルホニル化合物をいわゆる
硝化酸、濃硫酸及び硝酸からなる混合物、好ましくは約
30重量%の硝酸含有率を有する該混合物により30乃
至70℃、好ましくは40乃至50℃の温度においてニ
トロ化する。
【0069】一般式(1)及び一般式(16)、(1
7)及びD1-NH2 ──式中Y又はY 2 及び、適切なら
1 はヒドロキシ基を示す──に相当する両化合物は、
通常及び公知の方法で、Y及び/又はY1 又はY2 がヒ
ドロキシ基とは別の意味を有する化合物に、例えば多塩
基無機酸又は脂肪族及び芳香族カルボン酸又はスルホン
酸のそのエステル誘導体、例えばY及び又はY2 が塩素
原子又はスルフアト、ホスファト、アセチルオキシ又は
トルイルスルホニルオキシ基である化合物に変えること
ができる。
【0070】このために適するエステル化及びアシル化
剤は、例えば対応する無機又は有機酸又はその無水物又
はハロゲン化物又はアミド、例えば硫酸、三酸化硫黄を
含有する硫酸、クロルスルホン酸、アミドスルホン酸、
リン酸、オキシ塩化リン、リン酸及び五酸化リンからな
る混合物、無水酢酸トルエンスルホニルクロリド及び塩
化チオニルである。
【0071】ビニルスルホニル基を有するこれら化合物
は、類似するそれらの誘導体、例えばY2 がスルファト
基又は塩素原子である化合物から、アルカリの作用下、
例えば水性媒体中で8乃至10のpH及び20乃至50
℃の温度に於いて10乃至20分の間に製造することができ
る。この反応において、アルカリの作用下、基Y2
び、選択的に、基Yは、両方共それにより水素原子を採
取しながら、脱離してオレフィン性結合を形成すること
ができる。それぞれの場合残基(2)を有する化合物
(1)又は一般式D1 - NH2 の出発化合物は、この方
法で残基(2a)又は(2b)を有する該化合物を与え
る。
【0072】本発明による一般式(1)なる化合物──
以下化合物(1)と称する──は、繊維反応性及び非常
に有用な染料特性を有する。それ故本化合物はヒドロキ
シ基及び/又はカルボンアミド基を含有する材料を染色
(捺染をも包含する)に使用することができる。このた
めに化合物(1)の合成の際得られる溶液は、場合によ
り緩衝物質の添加後及び場合により又濃縮後直ちに液体
配合物として染色的使用に供給することができる。
【0073】化合物(1)は、水性合成溶液から水溶性
化合物に関して一般的に公知な方法により、例えば電解
質、例えば塩化ナトリウム又は塩化カリウムによる反応
媒体からの沈殿により又は反応溶液それ自体の蒸発、例
えば噴霧乾燥により分離及び単離することができる。後
者のタイプの上記単離を選択する場合、溶液中に存在す
る硫酸塩量を蒸発前硫酸カルシウムとしての沈殿及びろ
過による分離により除去することがしばしば推奨され
る。
【0074】それ故本発明は、又ヒドロキシ及び/又は
カルボンアミド基を含有する材料の染色 (捺染をも包含
する) に化合物(1)を使用すること及びこれら基体上
でのその使用法に関する。該材料は、好ましくは繊維材
料、特に紡織繊維、例えば糸、巻体及び織物の形で使用
される。該方法は、この場合公知方法と類似して実施す
ることができる。
【0075】ヒドロキシ基を含有する材料は,天然又は
合成ヒドロキシ基含有材料、例えばセルロース繊維材料
又はその再生生成物及びポリビニルアルコールである。
セルロース繊維材料は,好ましくは木綿であるが,併し
又別の植物繊維、例えばリンネル、麻、ジュート及びラ
ミー繊維であり、再生セルロース繊維は、例えばステー
プルファイバー及びビスコース人造絹糸である。
【0076】カルボンアミド基を含有する材料は、例え
ば合成及び天然ポリアミド及びポリウレタン、特に繊維
の形でのもの、例えば羊毛及び別の動物毛、絹、皮革、
ポリアミド -6,6、ポリアミド -6、ポリアミド -1
1及びポリアミド -4- である。
【0077】本発明により使用する場合, 化合物(1)
は、上記基体特に上記繊維材料に水溶性の繊維反応性染
料に関して公知な使用技術により適用しそして該材料上
で固着することができ、例えば化合物(1)を、溶解し
た形で該基体に適用するか又は該基体中に導入しそして
該基体上又は該基体中で加熱作用及び/又は場合により
アルカリ性剤の作用により固着することができる。この
様な染色及び固着法は、文献 (例えば欧州特許出願公開
第0,181,585A2 号公報参照) 中に多数記載されている。
【0078】特に、化合物(1)は、有利には、慣用の
染色法において使用する場合、電解質及びアルカリ性化
合物を通常より著しく少ない量で使用する場合にも、本
化合物は、驚くべきことに慣用量の塩を使用する場合よ
り高いカラーイールドを有する染色を与える。何となれ
ば通例多量の電解質添加が、現今の技術水準における染
液において、繊維反応性染料により鮮烈な染色を得るた
めに必要であるからである。生態学的理由で、この様な
多量の塩──これは通例染液1リットル当たり50g以
上である──は望ましくない。しかし、化合物(1)
は、電解質添加が染液1リットルに当たり40g以下、
好ましくは染液1リットル当たり10乃至35gのみで
ある染液の使用を可能にする。
【0079】本発明により得られる染色は、特にセルロ
ース繊維材料上で、染色の乾燥状態及び湿潤状態、例え
ば汗溶液で湿潤した状態に於ける良好な日光堅牢性並び
に良好な湿潤堅牢性、例えば60乃至95℃に於ける洗
たく堅牢性──過硼酸塩の存在下をも包含する──、酸
性及びアルカリ性縮充- 、クロス染め- 及び汗堅牢性、
高い蒸気安定性、良好なアルカリ- 、酸- 、水- 及び海
水堅牢性、及び良好なひだつけ堅牢性、アイロンかけ堅
牢性及び摩擦堅牢性を有する。同様に本染色は、なお酢
酸を含有する湿潤した染色材料の貯蔵の際の良好な耐酸
貯蔵性 (「耐酸退色」性) を有する。
【0080】
【実施例】以下の例は、本発明を説明するためのもので
ある。特記しない限り、部は重量部であり、百分率のデ
ータは重量パーセントを示す。重量部対容量部はキログ
ラム対リットルと同じ関係を有する。
【0081】これらの例中で式により記載した化合物は
遊離酸の形で記載されており、一般にこれらはそのアル
カリ金属塩例えばリチウム、ナトリウム又はカリウム塩
の形で製造されそして単離されそしてその塩の形で染色
に使用される。同様に以下の例、特に表例中で遊離酸の
形で挙げた出発化合物及び成分はそのまま又はその塩、
好ましくはアルカリ金属塩の形で合成に使用することが
できる。
【0082】本発明による化合物に関して記載した、可
視範囲の吸収極大 (λmax)は、水性溶液中でそのア
ルカリ金属塩により測定された。表例中に於いて、λm
ax値は、色調が記載されているところに丸かっこ中で
示され、波長はnmで示されている。
【0083】 1H- NMR分光分析データは、特記しな
い限り、溶剤としてのジメチルスルホキシド- d6
で、内部標準としてテトラメチルシランを使用して測定
したものである。 例 A 1,3- ジクロル- イソプロピル-(4′- ニトロ- フェ
ニル)スルフィドを合成するために、塩素を、塩化メチ
レン1000容量部中ビス-(4- ニトロ- フェニル)ジ
スルフィド100部の懸濁液中に、冷却しながら、該ジ
スルフィドが全て溶解するまで、通す。次に混合物を-
40℃に冷却しそして塩化アリル80部を徐々に約30
分間の間に添加する。次に混合物を20℃に加温しそし
てその後この温度において約16時間攪拌しそして次に
揮発性成分を減圧下除去する。
【0084】得られる残留物をジエチルエーテルから再
結晶させる。式
【0085】
【化30】
【0086】で示される化合物約122乃至123部が
62℃の融点を有する薄黄色結晶の形で得られる。 C,H,N分析: 計算値: C 40.6 %、H 3.4 %、
N 5.2 % 実測値: C 40.4 %、H 3.4 %、
N 5.3 % 1 H-NMR 分析: 4.0 ppm (4H;d)、4.2
2ppm (2H; 五重線)、7.65ppm (2H;d)、8.1
8ppm (2H;d)。 例 B 1,3- ジクロル- イソプロピル-(4′- ニトロ- フェ
ニル)- スルホンを製造するために、1,3- ジクロル
- イソプロピル-(4′- ニトロ- フェニル)スルフィド
(例A;粗生成物の形で又は再結晶後)を、氷酢酸10
0容量部中に溶解し、タングステン酸ナトリウム0.0
5部を添加し、混合物を80℃に加熱しそして35%過
酸化水素11容量部をこの温度において、攪拌しながら
徐々に添加する。その後混合物をさらに約15分間攪拌
しそして混合物を0℃に冷却する。沈澱した結晶を吸引
濾過しそしてエタノールから再結晶させる。105℃の
融点を有する式
【0087】
【化31】
【0088】で示される化合物11.5部が得られる。 C,H,N分析: 計算値: C 36.25 %、H 3.04
%、N 4.7 %; 実測値: C 36.3 %、H 3.0
%、N 4.8 %。
【0089】 1 H-NMR 分析: 4.07ppm (4H;m)、4.5
ppm (1H;m)、 (CDCl3 中); 8.2 ppm (4H;d)、8.4
5ppm (4H;d)。 例 C 1,3- ジクロル- イソプロピル- 4- アミノ- フェニ
ルスルホンを製造するために、亜鉛粉末80部、水36
0部、ジオキサン160容量部及び濃厚水性塩酸10容
量部の混合物を、まず製造する。ジオキサン320部
中、1,3- ジクロル- イソプロピル- 4- ニトロ- フ
ェニルスルホン(例B)48部の溶液及び濃厚水性塩酸
310容量部、水160部及びジオキサン80容量部の
混合物を徐々に同時にこの混合物に、約20℃において
十分に攪拌しながら、添加する。その後混合物を、さら
に1時間、亜鉛が大部分消尽しそして溶解するまで、攪
拌しそして混合物を沈澱物から濾別しそして酢酸ナトリ
ウムにより4のpHにする。その後、濾液を約20℃に
さらに約12時間攪拌しそして分離した白色沈澱物を吸
引濾過しそして乾燥する。104℃の融点を有する、式
【0090】
【化32】
【0091】で示される微細結晶質化合物約36部が得
られる。 元素分析: 計算値: C 40.3 %、H 4.1 %、N 5.2
%、Cl 26.4 %; 実測値: C 40.8 %、H 4.2 %、N 5.3
%、Cl 25.9 %.1 H-NMR 分析: 3.95 ppm (5H;m)、 6.25 ppm
(2H; 広幅)、6.65 ppm (2H;d)、 7.5 ppm (2H;d)
。 例 D 1- クロル- 3- アセチルオキシイソプロピル-(4′-
ニトロ- フェニル)スルフィドを合成するために、塩素
を、塩化メチレン500容量部中ビス-(4- ニトロ- フ
ェニル)ジスルフィド92.4部の懸濁液中に、−10
℃において、澄明な溶液が形成するまで、通す。次に乾
燥窒素を約15分間通しそして塩化アリル108部を約
15分間に−40℃の温度において徐々に添加する。そ
の後混合物をさらに1時間攪拌し、次に溶液を70℃に
冷却しそして薄黄色沈澱物を単離する。
【0092】110℃の融点を有する、式
【0093】
【化33】
【0094】で示される化合物の微細結晶質粉末152
部が得られる。 元素分析: 計算値: C 45.6 %、 H 4.17 %、 N 4.8
%、 Cl 12.2 %; 実測値: C 45.6 %、 H 4.2 %、 N 4.8
%、 Cl 14.4 %。1 H-NMR 分析: 2.05 ppm (3H;s)、 3.97 ppm
(2H;d)、4.18 ppm (1H; 五重線)、 4.35 5ppm (2
H;m)、7.67 ppm (2H;d) 、 8.18 ppm (2H;d) 。 例 E 1- クロル- 3- アセチルオキシ- イソプロピル- 4-
ニトロフェニルスルホンを製造するために、35%水性
過酸化水素120容量部を、氷酢酸450容量部中1-
クロル- 3- アセチルオキシ- イソプロピル-(4′- ニ
トロ- フェニル)スルフィド(例D)145部の、70
℃に加熱した溶液に、タングステン酸ナトリウム2部の
添加後約30分間の間で徐々に添加する。その後混合物
をさらに約15分間攪拌しそして約20℃に冷却し、水
100部を添加し、溶液を0℃に冷却しそして白色沈澱
物を単離する。89℃の融点を有する、式
【0095】
【化34】
【0096】で示される微細結晶粉末145部が得られ
る。 元素分析: 計算値: C 41.1 %、 H 3.7 %、 N 4.3
%、 Cl 11.0 %; 実測値: C 41.4 %、 H 3.6 %、 N 4.1
%、 Cl 11.1 %。 例 F 1- クロル- 3- シアノ- イソプロピル-(4′- ニトロ
- フェニル)スルフィドを製造するために、4- ニトロ
フェニル- スルフェニルクロリド7.6部の溶液に- 2
0℃において徐々に添加する。その後混合物をさらに約
1時間攪拌しそして次に減圧下除去する。数時間後、残
留する褐色残留物が凝固する。同一部のジエチルエーテ
ル及び塩化メチレンの混合物から再結晶後、式
【0097】
【化35】
【0098】で示される化合物6.7部が、68℃の融
点を有する帯黄色結晶の形で得られる。 元素分析: 計算値: C 46.7 %、 H 3.5 %、 N 10.9
%、 Cl 13.8 %; 実測値: C 45.9 %、 H 3.5 %、 N 10.9
%、 Cl 14.6 %。1 H-NMR 分析: 3.1 ppm (2H;m)、 3.9 ppm
(2H;m)、4.27 ppm (1H;m)、 7.75 ppm (2H;d)、
8.2 ppm (2H;d) 。 例 G 1- クロル- 3- シアノ- イソプロピル- 4- ニトロフ
ェニルスルホンを製造するために、35%水性過酸化水
素7容量部を、氷酢酸30容量部中1- クロル- 3- シ
アノ- イソプロピル-(4′- ニトロ- フェニル)スルフ
ィド(例F)1.84部の、60℃に加熱した溶液に、
タングステン酸ナトリウム0.005部の添加後約30
分間の間で徐々に添加する。その後混合物をさらに短時
間攪拌しそして−15℃に冷却しそして、白色沈澱した
生成物を数時間後単離する。式
【0099】
【化36】
【0100】で示される化合物2.6部が、89℃の融
点を有する、白色粉末の形で得られる。 元素分析: 計算値: C 41.6 %、 H 3.1 %、 N 9.7
%、 Cl 12.2 %; 実測値: C 41.4 %、 H 3.0 %、 N 9.7
%、 Cl 12.4 %。1 H-NMR 分析: 3.2 ppm (2H;m) 、 4.0 ppm
(2H;m) 、4.5 ppm (1H; 五重線)、 8.25 ppm (2H;
d)、8.5 ppm (2H;d) 。 例 H 1,3- ジクロル- イソプロピル-(3′- ニトロ- フェ
ニル)スルフィドを製造するために、塩素を、塩化メチ
レン300容量部中ビス-(3- ニトロ- フェニル)ジス
ルフィド55.45部の溶液中に、−10℃において通
しそしてその後混合物をこの温度においてさらに1時間
攪拌する。次に乾燥窒素を約15分間反応溶液に導通し
そしてその後塩化アリル37容量部を−40℃において
徐々に添加する。その後混合物をさらに短時間攪拌しそ
して次に揮発性成分を減圧下除去する。さらに精製せず
に対応するスルホニル化合物を製造するために使用する
ことができる(例J参照)褐色油が得られる。
【0101】得られる粗スルフィドの少量をクロマトグ
ラフィーにより精製した。これは、次の 1HNMR分析
値を示した: 4.1 ppm (4H;m) 、 4.5 ppm (1H;五重線)、 7.98
ppm(1H;t)、8.38 ppm (1H;d) 、 8.61 ppm (1H;
d)、 8.6 ppm (1H;d)。 例 J 1,3- ジクロル- 3- イソプロピル- 3- ニトロフェ
ニルスルホンを製造するために、35%水性過酸化水素
80容量部を、例Hのスルフィド化合物の、70℃に加
熱した溶液に、タングステン酸ナトリウム0.02部の
添加後徐々に添加する。その後混合物をさらに約90分
間70℃において攪拌しそしてさらに20容量部の過酸
化水素溶液20容量部を添加する。その後さらに短時間
攪拌した後、水100部を混合物に添加し、混合物を0
℃に冷却しそして数時間後微細結晶沈澱物を単離する。
110℃の融点を有する、式
【0102】
【化37】
【0103】で示される化合物79.5部が得られる。 元素分析: 計算値: C 36.2 %、 H 3.04 %、 N 4.7
%、 Cl 23.8 %; S 10.7 %、 O 21.4 %; 実測値: C 36.6 %、 H 3.1 %、 N 4.7
%、 Cl 23.5 %。
【0104】S 10.6 % O 21.9 %。1 H-NMR 分析: 4.05 ppm (4H;m) 、 4.5 ppm
(1H;t) 、7.98 ppm (1H;m) 、 8.38 ppm (1H;m)、
8.61 ppm (1H;m) 。 例 K 1- クロル- 3- アセチルオキシ- イソプロピル- 4-
アミノ- フェニルスルホンを製造するために、ジオキサ
ン47容量部中1- クロル- 3- アセチルオキシ- イソ
プロピル- 4- ニトロ- フェニルスルホン(例C)6部
の溶液及び濃厚水性塩酸47容量部、水20部及びジオ
キサン14容量部の混合物を、水47部、ジオキサン2
0容量部及び亜鉛粉末15部の混合物に、十分に攪拌し
ながら、同時に徐々に添加する。その後混合物をさらに
約15分間15乃至20℃において攪拌し、沈澱物を濾
別し、濾液を酢酸ナトリウムにより4のpHにしそして
数時間後、沈澱した生成物を単離する。 式
【0105】
【化38】
【0106】で示される化合物5部が、124℃の融点
を有する、白色微細結晶粉末145部として得られる。
で示される化合物約122乃至123部が62℃の融点
を有する薄黄色結晶の形で得られる。
【0107】 1H-NMR 分析: 1.90 ppm (3H;
s)、 3.82 ppm (2H;m) 、3.98 ppm (1H;m)、
4.38 ppm (2H;m)、6.2 ppm (2H; 広幅)、6.65
ppm (2H;d) 、7.45 ppm (2H;d) 。 例 L 1- ブロム- 3- クロル- イソプロピル-(4′- ニトロ
- フェニル)スルフィドを製造するために、塩素を、塩
化メチレン150容量部中ビス-(4- ニトロ-フェニ
ル)ジスルフィド31部の溶液中に通す。その後混合物
をさらに1時間攪拌し、次に乾燥窒素を約15分導通し
そして臭化アリル40部を徐々に−40℃において添加
する。その後混合物をさらに1時間攪拌し、溶液を約2
0℃に加熱しそして揮発性成分を減圧下除去する。さら
に精製せずに、対応するスルホニル化合物を合成するた
めに使用することができる(例M参照)、褐色結晶粗生
成物51部が得られる。
【0108】この粗生成物を、同一のジエチルエーテル
及び塩化メチレンから再結晶させる。これは60℃の融
点を有し、次の分析値が得られた: 計算値: C 34.8 %、H 2.9 %、
N 4.5 % 実測値: C 34.9 %、H 2.9 %、
N 4.6 %。
【0109】 1H-NMR 分析: 3.9 ppm (2
H;m)、4.02ppm (2H;m)、4.27ppm (1H; 五
重線)、7.77ppm (2H;d)。8.19ppm (2H;d)
。 例 M 1- ブロム- 3- クロル- イソプロピル- 4- ニトロ-
フェニルスルホンを製造するために、35%水性過酸化
水素溶液86容量部を、氷酢酸100容量部中1- ブロ
ム- 3- クロル- イソプロピル-(4′- ニトロ- フェニ
ル)スルフィド75部の、70℃に加熱した溶液に、タ
ングステン酸ナトリウム0.5部の添加後、徐々に添加
する。その後反応混合物をさらに短時間攪拌しそして0
℃に冷却しそして約2時間後、沈澱した生成物を単離す
る。式
【0110】
【化39】
【0111】で示される化合物66部が、108℃の融
点を有する薄帯黄色結晶の形で得られる。 C、H、N分析: 計算値: C 31.5 %、 H 2.6 %、 N 4.1
%; 実測値: C 30.7 %、 H 2.6 %、 N 3.9
%。
【0112】 1H-NMR 分析: 3.7 ppm (2H;
m)、3.93ppm (2H;m)、4.12ppm (1H; d
)、8.15ppm (2H;d)。8.43ppm (2H;d) 。 例 N 1,3- ジクロル- イソプロピル- 4′- アミノフェニ
ル- スルホンを製造するために、氷酢酸300容量部中
に溶解した、1,3- ジクロル- イソプロピル- 4′-
ニトロフェニルスルホン29.8部を、パラジウム/活
性炭触媒(活性炭上のパラジウム10%)1.5部の添
加下、10バールの水素圧下水素化する。水素の吸収が
完結したとき、大部分の氷酢酸を減圧下留出する。10
倍量の水を残留物に添加しそして生成物を吸引濾過しそ
して乾燥する。例Cにおいて示した式の化合物が、白色
結晶粉末として得られる(24部)。 例 P 1,3- ジクロル- イソプロピル- 3- アミノフェニル
- スルホンを製造するために、氷酢酸300容量部中に
懸濁させた、1,3- ジクロル- イソプロピル- 3- ニ
トロフェニルスルホン(例J)25部を例Nにおける方
法により水素化する。水素の吸収が完結したとき、大部
分の氷酢酸を留出しそして得られる残留物を10倍量の
水中にかき混ぜる。還元した生成物は、まず樹脂様形で
沈澱するが、しかし、数時間後結晶する。69℃の融点
を有する、式
【0113】
【化40】
【0114】で示される白色粉末20.8部が得られ
る。 C、H、N分析: 計算値: C 40.3 %、 H 4.1 %、 N 5.2
%、 Cl 26.4%; 実測値: C 40.5 %、 H 4.1 %、 N 5.2
%、 Cl 26.3%。
【0115】 1H-NMR 分析: 4.0 ppm (4H;
m)、4.07 ppm (1H;m)、5.65 ppm (2H;
広幅)、8.15 ppm (2H;d)。7.00 ppm (1
H;d) 、7.09 ppm (1H;t)、7.29 ppm (1H;
t) 。 例 1 水70容量部及び37%水性水酸化ナトリウム溶液70
容量部からなる混合物中1- アミノ- 8- ナフトール-
3,6- ジスルホン酸26.3部の懸濁液を氷/水16
0部中塩化シアヌル19.4部の懸濁液に添加する。反
応を、15%水性炭酸ナトリウム溶液により保持されて
いる2乃至2.5のpHにおいて1時間実施する。次
に、アニリン- 3- スルホン酸17.4部を添加しそし
て第二縮合反応を20乃至25℃で6.5のpHにおい
て実施する。
【0116】カップリング成分を製造するための別の工
程において、4-(1,3- ジクロル- イソプロピル- ス
ルホニル)-アニリン26.6部を、濃厚水性塩酸40容
量部中に懸濁させ、懸濁液の一部分を、まず水200部
中亜硝酸ナトリウム1.3部の氷冷溶液に、攪拌しなが
ら、徐々に添加しそして次に懸濁液の残分及び水70部
中亜硝酸ナトリウム7.3部の氷冷溶液を、同時にこの
最初の混合物に、同様に徐々にそして攪拌しながら、添
加する。ジアゾ化反応が完結したとき、過剰の亜硝酸塩
を常法においてアミドスルホン酸で分解し、混合物をけ
いそう土に清澄化しそして濾過したジアゾニウム塩溶液
をカップリング成分の溶液に添加する。カップリング反
応は6のpH及び20℃の温度において実施する。
【0117】本発明によるアゾ化合物を、塩化ナトリウ
ムにより塩析し、吸引濾過しそして乾燥する。化合物
は、式
【0118】
【化41】
【0119】を有し、非常に良好な繊維反応性染料特性
を示しそして本明細書中で挙げた材料、例えば特にセル
ロース繊維材料、例えば木綿上で良好な堅牢性──その
うち日光堅牢性及び湿潤の際の日光堅牢性、例えば汗の
影響下の日光堅牢性を特に選び出すことができる──を
有する深い帯青赤色染色及び捺染を与える。 例 2 カップリング成分を製造するために、塩化シアヌル1
8.4部を氷水400部中に懸濁させ、シアナミド4.
3部を添加しそして8乃至8.5のpHを水酸化ナトリ
ウムの徐々な添加により設定する。反応が完結したと
き、pHを2乃至2.5にし、次に1- アミノ- 8- ナ
フトール- 3,6- ジスルホン酸29.5部を添加し、
混合物を35℃に加熱しそして2乃至2.5のpH範囲
を、水性炭酸ナトリウム溶液の相応する添加により保持
する。この第二縮合反応が完結したとき、混合物を80
℃に加熱し、アニリン- 3- スルホン酸17.4部を添
加しそして第三縮合反応を5のpHにおいて実施する。
【0120】カップリング成分の合成後、溶液を7のp
Hにしそして次に、本発明によるアゾ化合物を製造する
方法を、例1の方法により、4-(1,3- ジクロル- イ
ソプロピル- スルホニル)-アニリンのジアゾニウム塩と
反応させて実施する。塩化ナトリウムによる塩析、吸引
濾過及び乾燥の後、式
【0121】
【化42】
【0122】で示される本発明によるアゾ化合物が、電
解質を含有する暗赤色粉末の形で得られる。本発明によ
るアゾ化合物は、非常に良好な繊維反応性染料特性を示
しそして、例えばセルロース繊維材料上で、繊維反応性
染料に関する染色及び捺染法において、良好な堅牢性─
─そのうち日光堅牢性及び湿潤の際の日光堅牢性、例え
ば汗の影響下の日光堅牢性を特に選び出すことができる
──を有する深い帯青赤色染色及び捺染を与える。 例 3 カップリング成分を製造するために、水180部中1-
アミノ- 8- ナフトール- 3,6- ジスルホン酸26.
3部の懸濁液をトリフルオルトリアジン──これはアミ
ノナフトール化合物に徐々に添加される──13.7部
と、0℃及び3乃至4のpHにおいて反応させる。次
に、約5℃に冷却した、水200部中アニリン- 3- ス
ルホン酸17.4部の溶液を添加しそして第二縮合反応
を5乃至7のpH及び約5℃の温度において実施する。
【0123】カップリング成分の合成後、例1のジアゾ
ニウム塩とのカップリング反応を該例に記載の方法によ
り実施する本発明によるアゾ化合物を塩化ナトリウムに
よる塩析により単離する。本化合物は、式
【0124】
【化43】
【0125】を有し、非常に良好な繊維反応性染料特性
を示しそして、例えばセルロース繊維材料、例えば木綿
上で、繊維反応性にとって慣用な適用及び固着法により
良好な堅牢性──そのうち日光堅牢性及び湿潤の際の日
光堅牢性、例えば汗の影響下の日光堅牢性を特に選び出
すことができる──を有する帯青赤色染色及び捺染を与
える。 例 4乃至123 本発明による別のアゾ化合物を、次の表例中で、一般式
(A)
【0126】
【化44】
【0127】を用いて記載する。これら化合物は、本発
明による方法で、例えば上記実施例の一つに類似して、
それぞれの表例のデータと共に示された式から明らかな
出発化合物(ジクロルイソプロピル- スルホニル- アニ
リン、アミノナフトールジスルホン酸、ハロゲノ- s-
トリアジン、一般式H- R* に相当するアミン及び、適
切ならシアナミド)から製造することができる。これら
化合物は、非常に良好な染料特性を有しそして例えば木
綿上で技術的に慣用な適用及び固着法により夫々の表例
中に記載の色調を有する深い堅牢な染色及び捺染を与え
る。
【0128】 ──┘例 124 トリフルオルトリアジン14部を水約320部中2- ア
ミノ- 8- ナフトール- 6- スルホン酸のナトリウム塩
26.2部の中性溶液に0℃において徐々に添加し、そ
の際pHを、10%水性水酸化ナトリウム溶液により6
乃至6.5に保つ。添加が完了して短時間後、反応混合
物を20℃に加熱し、次にアニリン- 3- スルホン酸1
7.4部を添加しそして第二縮合反応を6乃至6.5の
pHで20乃至25℃において実施する。この反応が完
結したとき、混合物を0℃に冷却し、例1により製造し
た、4-(1,3- ジクロル- イソプロピル- スルホニ
ル)-アニリン26.6部のジアゾニウム生成物の溶液を
添加しそしてカップリング反応を4乃至4.5のpHに
おいて完結させる。
【0129】本発明によるアゾ化合物を、塩析しそして
電解質を含有する赤色染料粉末の形で単離する。本化合
物は、次の化学構造を有する:
【0130】
【化45】
【0131】本発明によるアゾ化合物は、非常に良好な
繊維反応性染料特性を有しそして本明細書中で挙げた材
料、例えば、特にセルロース繊維材料、例えば木綿上
で、繊維反応性染料にとって慣用な適用及び固着法によ
り良好な堅牢性──そのうち日光堅牢性及び湿潤の際の
日光堅牢性、例えば汗の影響下の日光堅牢性を、特に選
び出すことができる──を有する帯赤橙色染色及び捺染
を与える。 例 125乃至226 本発明による別のアゾ化合物を、次の表例中で、一般式
(B)
【0132】
【化46】
【0133】を用いて記載する。これら化合物は、本発
明による方法で、例えば上記実施例の一つに類似して、
それぞれの表例のデータと共に示された式から明らかな
出発化合物(ジクロルイソプロピル- スルホニル- アニ
リン、アミノナフトールジスルホン酸、ハロゲノ- s-
トリアジン、一般式H- R* に相当するアミン及び、適
切ならシアナミド)から製造することができる。これら
化合物は、非常に良好な染料特性を有しそして、例えば
木綿上で技術的に慣用な適用及び固着法により夫々の表
例中に記載の色調を有する深い堅牢な染色及び捺染を与
える。
【0134】 ──┘例 245 トリフルオルトリアジン14部を水約320部中アニリ
ン- 3- スルホン酸のナトリウム塩19.5部の中性溶
液に0℃において徐々に添加し、その際pHを、6乃至
6.5に保つ。添加が完了して短時間後、反応混合物を
10℃に加熱し、次に1,3- ジアミノ- ベンゼン- 4
- スルホン酸18.8部を添加しそして第二縮合反応を
6乃至6.5のpHで約10℃において実施する。この
反応が完結したとき、混合物を0℃に冷却し、例1によ
り製造した、4-(1,3- ジクロル- イソプロピル- ス
ルホニル)-アニリン26.6部のジアゾニウムの溶液を
添加しそしてカップリング反応を約3.5のpHにおい
て完結させる。
【0135】本発明によるアゾ化合物を、塩析しそして
電解質を含有する染料粉末の形で単離する。本化合物
は、次の化学構造を有する:
【0136】
【化47】
【0137】本発明によるアゾ化合物は、非常に良好な
繊維反応性染料特性を有しそして本明細書中で挙げた材
料、例えば、特にセルロース繊維材料、例えば木綿上
で、繊維反応性染料にとって慣用な適用及び固着法によ
り良好な堅牢性──そのうち日光堅牢性及び湿潤の際の
日光堅牢性、例えば汗の影響下の日光堅牢性を、特に選
び出すことができる──を有する金黄色染色及び捺染を
与える。 例 246乃至305 本発明による別のアゾ化合物を、次の表例中で、一般式
(C)
【0138】
【化48】
【0139】を用いて記載する。これら化合物は、本発
明による方法で、例えば上記実施例の一つに類似して、
それぞれの表例のデータと共に示された式から明らかな
出発化合物(ジクロルイソプロピル- スルホニル- アニ
リン、1,3- フェニレン- ジアミン- 4- スルホン
酸、ハロゲノ- s- トリアジン、一般式H- R* に相当
するアミン及び、適切ならシアナミド)から製造するこ
とができる。これら化合物は、非常に良好な染料特性を
有しそして、例えば木綿上で技術的に慣用な適用及び固
着法により夫々の表例中に記載の色調を有する深い堅牢
な染色及び捺染を与える。
【0140】
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による化合
物(1)は、有利には、慣用の染色法において使用する
場合、電解質及びアルカリ性化合物を通常より著しく少
ない量で使用する場合にも、本化合物は、驚くべきこと
に慣用量の塩を使用する場合より高いカラーイールドを
有する染色を与える。すなわち本発明による化合物
(1)は、電解質添加が染液1リットル当たり40g以
下、好ましくは染液1リットル当たり10乃至35gの
みである染液の使用を可能にするという長所を有する。
さらに本発明により得られる染色は、特にセルロース繊
維材料上で、染色の乾燥状態及び湿潤状態、例えば汗溶
液で湿潤した状態における良好な日光堅牢性並びに良好
な湿潤堅牢性、例えば60乃至95℃における洗たく堅
牢性──過ホウ酸塩の存在下をも包含する──、酸性及
びアルカリ性縮充- 、クロス染め- 及び汗堅牢性、高い
蒸気安定性、良好なアルカリ- 、酸- 、水- 及び海水堅
牢性、及び良好なひだつけ堅牢性、アイロンかけ堅牢性
及び摩擦堅牢性を有し、同様に、なお酢酸を含有する湿
潤した染色材料の貯蔵の際の良好な耐酸貯蔵性(「耐酸
退色」性)を有する。という長所を有する。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) D°─N━N─K° (1) [式中D°は一般式(2)、(2a)又は(2b) 【化1】 〔式中Yはアルカリにより脱離してビニル基を形成する
    ことができる置換基であり、 Xは塩素又は臭素でありそしてRは水素、1乃至4個の
    炭素原子を有するアルキル、フェニル又はハロゲンであ
    り〕で示される残基でありそしてK°は一般式(2A)
    又は(2B) 【化2】 〔式中R°は水素又は1乃至4個の炭素原子を有するア
    ルキルであり、 Zは一般式(3) 【化3】 (式中Aはハロゲン又はシアノアミドであり、 R20は水素又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル
    であるか、又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキル
    であり、これはスルホ、カルボキシ、スルファト、ホス
    ファト、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、フェニル、
    モノスルホフェニル又はジスルホフェニルにより置換さ
    れているか、又は1乃至6個の炭素原子を有するアルキ
    ルであり、これは一般式-SO2-CH=CH2 又は -S
    2-CH2-CH2-Y1 (式中Y1 はYに関する上記の意
    味の一つを有するか又はヒドロキシ基である)で示され
    る基により置換されているか、又は2乃至8個の炭素原
    子を有するアルキルであり、これは、式 -O- 、 -NH
    - 及び-(NR°)-(式中R°は上記の意味を有する)よ
    りなる群から選ばれた1又は2個のヘテロ基により中断
    されておりそして一般式 -SO2-CH=CH2 又は -S
    2-CH2-CH2-Y1 (式中Y1 は上記の意味を有す
    る)で示される基より置換されていることができ、そし
    てR21は水素又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキ
    ルであるか、又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキ
    ルであり、これはスルホ、カルボキシ、スルファト、ホ
    スファト、ヒドロキシ、メトキシ、エトキシ、フェニ
    ル、モノスルホフェニル又はジスルホフェニルにより置
    換されているか、又は5又は6個の炭素原子を有するシ
    クロアルキレンであり、これは1、2又は3個のメチル
    基により置換されていることができるか、又はフェニル
    残基であり、これはメチル、エチル、メトキシ、エトキ
    シ、塩素、スルホ及びカルボキシよりなる群から選ばれ
    た置換基により、又はこれら置換基の1又は2個により
    そして一般式 -SO2-CH=CH2 及び/又は -SO2-
    CH2-CH2-Y1 (式中Y1 は上記の意味を有する)で
    示される1又は2個の基により、又は -SO2-CH=C
    2 及び/又は -SO2-CH2-CH2-Y1 なる1又は2
    個の基により置換されていることができるか、又は1乃
    至6個の炭素原子を有するアルキル残基であり、これは
    一般式 -SO2-CH=CH2 又は -SO2-CH2-CH2-
    1 (式中Y1 は上記の意味を有する)で示される基に
    より置換されているか、又は2乃至8個の炭素原子を有
    するアルキルであり、これは、式-O- 、 -NH- 及び-
    (NR°)-(式中R°は上記の意味を有する)よりなる
    群から選ばれた1又は2個のヘテロ基により中断されて
    おりそして一般式 -SO2-CH=CH2 又は -SO2-C
    2-CH2-Y1 (式中Y1 は上記の意味を有する)で示
    される基より置換されていることができるか、又はR20
    及びR21は、窒素原子と共に5- 又は6- 員複素環式残
    基を形成し、 これは1又は2個の別のヘテロ基を含有することができ
    る)で示される残基であり、 Eは一般式(4a)、(4b)、(4c)又は(4d) 【化4】 (式中R1 は、水素、1乃至4個の炭素原子を有するア
    ルキル、シアノ、カルボキシ、2乃至5個の炭素原子を
    有するカルボアルコキシ、カルバモイル又はフェニルで
    あり、 Qはベンゼン又はナフタリン環であり、 R2 は、水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキ
    ル、1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、フッ
    素、臭素、塩素、スルホ、カルボキシ、2乃至5個の炭
    素原子を有するカルボアルコキシ、トリフルオルメチ
    ル、カルバモイル又はN-(C1 〜C4-アルキル)-カルバ
    モイルである──Qがベンゼン環であるなら──か、又
    はR2 は水素又はスルホであり──Qがナフタリン環で
    あるなら──、 R3 は水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、
    1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、塩素、又は
    スルホである──Qがベンゼン環であるなら──か、又
    は水素又はスルホであり──Qがナフタリン環であるな
    ら──、 R4 は水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、
    1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、臭素、塩
    素、トリフルオルメチル、スルホ、カルボキシ又はシア
    ノであり、 R5 は水素、1乃至4個の炭素原子を有するアルキル、
    1乃至4個の炭素原子を有するアルコキシ、塩素、アミ
    ノ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキルアミノ、2
    乃至5個の炭素原子を有するアルカノイルアミノ、ベン
    ゾイルアミノ、ウレイド、N′- フェニルウレイド、
    N′-(C1 〜C4-アルキル)-ウレイド、フェニルスルホ
    ニル又は1乃至4個の炭素原子を有するアルキルスルホ
    ニルであり、 R6 は水素又はスルホであり、 Mは水素又はアルカリ金属であり、 mは1又は2の数である)で示される残基であり、 vは零又は1の数でありそして-K- N(R°)-は水溶
    性カップリング成分の二価残基であり、 Gは1- アミノ- 8- ヒドロキシ- 3,6- 又は- 4,
    6- ジスルホ- ナフト- 2,7- イレン残基又は1,3
    - フェニレン残基であり、これはヒドロキシ又はアミノ
    基により置換されておりそして付加的にスルホ、1乃至
    4個の炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシ及び/又
    はアミノにより置換されていることができるか又は1,
    8- ジヒドロキシ- 3,6- 又は- 4,6- ジスルホ-
    ナフト- 2,7- イレン残基でありそしてDは一般式
    (6) 【化5】 (式中Mは上記の意味の一つを有する)で示される残基
    である〕で示される残基である]に相当するアゾ化合
    物。
  2. 【請求項2】 Rが水素である請求項1 記載のアゾ化合
    物。
  3. 【請求項3】 Aがフッ素である請求項1又は2記載の
    化合物。
  4. 【請求項4】 Aが塩素である請求項1又は2記載のア
    ゾ化合物。
  5. 【請求項5】 Yがスルファト又は、好ましくは塩素で
    ある請求項1乃至4の少なくとも1項に記載のアゾ化合
    物。
  6. 【請求項6】 Dが一般式(2)の残基である請求項1
    乃至5の少なくとも1項に記載のアゾ化合物。
  7. 【請求項7】 請求項1 記載の一般式(1) のアゾ化合物
    を製造する方法において、K°が一般式(2A)の残基
    である場合には、一般式(8) 【化6】 〔式中E及びvは請求項1記載の意味を有しそしてD1
    は一般式(2c)、(2d)又は(2e) 【化7】 (式中Y2 はアルカリにより脱離することができる置換
    基であるか、又は ヒドロキシ基である)で示される残
    基である〕で示されるアミンのシアゾニウム化合物を一
    般式 H−K−N(R°)−Z (式中K、R°及びZは請求項1 記載の意味を有する)
    で示される化合物とカップリングするか、又は一般式
    (9) 【化8】 (式中D1 、E、v、K及びR°は請求項1記載の意味
    を有する)で示される化合物を一般式Hal- Z(式中
    HalはハロゲンでありそしてZは請求項1記載の意味
    の一つを有する)で示される化合物と反応させるか、又
    は一般式(10) 【化9】 (式中D1 、A、E、v、K、R°及びHalは請求項
    1記載の意味の一つを有する)で示される化合物を一般
    式HNR2021(式中R20及びR21は請求項1記載の意
    味を有する)で示される化合物と当量で反応させるか、
    又は、K°が一般式(2B)の残基である場合には、一
    般式(11) D1 −N=N─G1 (11) (式中D1 は請求項1記載の意味を有しそしてG1 はア
    ミノフェニル又はヒドロキシフェニル残基であり、その
    両方はスルホ、1乃至4個の炭素原子を有するアルキ
    ル、ヒドロキシ及び/又はアミノにより置換されている
    ことができるか、又は1,8- ジヒドロキシ- 3,6-
    又は4,6- ジスルホ- ナフト- 2-イル又は、ナフト-
    7- イル残基又は1- アミノ- 8- ヒドロキシ- 3,
    6-又は- 4,6- ジスルホ- ナフト- 2- イル残基で
    ある)で示される化合物を一般式(12) H2 N─D─N(R°)─Z (12) (式中D、A°及びZは請求項1記載の意味の一つを有
    する)で示されるアミンのジアゾニウム化合物とカップ
    リングさせるか、又は一般式(13) D1 ─N=N─G−N=N─D−N(R°)─H (13) (式中D1 、D、G及びR°は請求項1記載の意味の一
    つを有する)で示される化合物を一般式Hal- Z(式
    中Hal及びZは上記の意味を有する)で示される化合
    物と反応させるか、又は一般式(14) 【化10】 (式中D1 、D、A、G及びR°は請求項1記載の意味
    の一つを有しそしてHalは上記の意味を有する)で示
    される化合物を一般式HNR2021(式中R20及びR21
    は上記の意味を有する)で示される化合物と当量で反応
    させそしてY2 がヒドロキシ基である、一般式(2c)
    又は(2d)の化合物を使用する場合には、生成するア
    ゾ化合物におけるヒドロキシ基を、本発明による一般式
    (1) のアゾ化合物の基Yに変えることを特徴とする製
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1 記載の一般式(1) に相当する化
    合物を、ヒドロキシ及び/又はカルボンアミド基を含有
    する材料、特に繊維材料を染色 (捺染をも包含する) す
    るために使用する方法。
  9. 【請求項9】 染料を、ヒドロキシ及び/又はカルボン
    アミド基を含有する材料、特に好ましくは繊維材料に適
    用するか又は該材料中に混入しそして染料を熱により及
    び/又はアルカリ性剤により固着して該材料を染色 (捺
    染をも包含する) する方法において、染料として請求項
    1 記載の、一般式(1) に相当する化合物を使用すること
    を特徴とする方法。
JP4117338A 1991-05-11 1992-05-11 水溶性アゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法 Withdrawn JPH05202307A (ja)

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