JPH05201975A - 置換インドールの製造方法 - Google Patents

置換インドールの製造方法

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JPH05201975A
JPH05201975A JP4285931A JP28593192A JPH05201975A JP H05201975 A JPH05201975 A JP H05201975A JP 4285931 A JP4285931 A JP 4285931A JP 28593192 A JP28593192 A JP 28593192A JP H05201975 A JPH05201975 A JP H05201975A
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formula
compound
acid
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carried out
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JP4285931A
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Inventor
Marc Gerspacher
ゲルスパッヒャー マルク
Alfred Sallmann
サルマン アルフレット
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、式Iの化合物: 【化1】 (上式中、Rは直鎖C2 −C4 アルカ−1−エン−1−
イルである)およびその塩の新規製造方法、新規出発物
質および利用に関する。 【効果】 この新規製法を使うことにより、例えば、全
収率が高く、たやすく分解するアミノ中間体の単離(こ
れは高価な精製段階を必要とする)を不必要にするとい
う驚くべき利点が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、式Iの化合物:
【化16】 (上式中、Rは直鎖C2 −C4 アルカ−1−エン−1−
イルである)またはその塩の新規製造方法、並びに新規
出発物質およびその利用に関する。
【0002】式Iの化合物およびそれらの医薬上許容さ
れる塩は、価値ある薬理性質、特にロイコトリエンに関
する顕著な拮抗作用を有する。例えば、試験管内では、
約0.001 〜約1μモル/Lの濃度範囲において、それら
はロイコトリエンD4 (LTD4)により誘導される平滑筋収
縮を阻害する。LTD4−拮抗作用と呼ばれるこの作用は、
例えば、300 〜400 g の体重を有するモルモットの回腸
から切除しそしてタイロード溶液の入った有機浴中で38
℃でインキュベートした切片において、1g の重量で95
%酸素と5 %二酸化炭素の混合物を通気させながら合成
ロイコトリエンD4 (カリウム塩の形)を使って収縮を
誘導し、そしてそれらの収縮を均等緊張的に記録するこ
とにより、実験的に確かめることができる。試験化合物
により収縮が阻害される程度は、2分間の予備インキュ
ベーション後にIC50の形で決定される。IC50は試験収縮
が50%減少される濃度である。
【0003】式Iの化合物およびそれらの医薬上許容さ
れる塩は生体内でも優れた作用を有する。例えば、モル
モットでの標準的気管支収縮試験において、約0.00001
〜約1重量%の試験化合物を含むエアゾール溶液を投与
すると、顕著なLTD4−拮抗作用が観察される。この試験
モデルでは、400 〜700 g の体重を有する雄のモルモッ
トを1.4 g/kgのウレタンで腹腔内麻酔し、頸静脈中にポ
リエチレンカニューレを挿入する。二本目のポリエチレ
ンカニューレを気管に挿入する。食道に挿入しそしてSt
atham 変圧器に接続したカニューレを使って、食道の圧
力を記録する。動物をプレキシガラス室に入れ、このプ
レキシガラス室は気密方式で密閉することができ、Flei
sch チューブNo.000とValidyne変換器MP 45-1 に接続さ
れている。この配置を使って流れを測定する。実験動物
を外科準備後、肺機能が安定し得るまで或る期間経過さ
せておく。次いで次のプロトコールに従って試験化合物
を投与する。実験動物を試験化合物の1%(重量/容
量)エアロゾール溶液にまたは蒸留水に(対照目的で)
1分間暴露する。粒径が1〜8ミクロンであり主部分は
3ミクロンを有するMonaghan超音波噴霧装置(670 型)
を、吸入により投与される全ての試験化合物に用いる。
水溶液およびDMSO/水混合物をそれぞれ新たに調製し、
オンストリーム薬剤バイアルを使って噴霧装置のチャン
バーに導入する。製造した噴霧液を、65 ml の容量を有
しカニューレによって気管に接続されているガラスチャ
ンバーを経由して実験動物に投与する。処理時間が経過
した時、第二のMonaghan超音波噴霧装置(670 型)を使
ってそして同じガラスチャンバーを経由してLTD4 (0.3
μg/ml) を2分間に渡り投与する。LTD4投与後の3分目
にコンプライアンスの減少を読み取り、3匹の動物の平
均値を3匹の対照動物の平均値と比較し、次の式に従っ
てコンプライアンスの阻害率(%阻害)を算出する。
【0004】
【数1】
【0005】異なる濃度の活性成分を試験する場合、各
濃度について阻害率を記録し、縦座標の「阻害率」に対
して横座標に「log 濃度」を入れる。次いで直線回帰分
析によってIC50を決定する。
【0006】式Iの化合物およびそれらの医薬上許容さ
れる塩は、比較的長い作用持続時間を有する特異的で且
つ治療上非常に重要な利点も有する。従って、式Iの化
合物およびそれらの医薬上許容される塩は、ロイコトリ
エンの作用が病的状態を引き起こす全ての場合に療法的
に用いることができ、そしてそれらの状態を緩和または
排除することができる。ロイコトリエンは、特に、アレ
ルギーや炎症過程の発達において重要な役割を果たして
いる。従って、式Iの化合物およびそれらの医薬上許容
される塩は、例えば、アレルギー状態および疾患、例え
ば特に喘息、だけでなく嚢胞性繊維症を含む閉塞性肺疾
患および枯草熱の治療にも使われる抗アレルギー薬の有
効成分として使用することができる。
【0007】非常に高い収率を有し且つ実施が容易であ
る経済的な方法を開発するため、更には不安定な中間体
を大部分避けながら最終生成物を得ることができる方法
を開発するため、多大な努力を行った。
【0008】新規方法は次のようにして実施される。 a) 式IVの化合物:
【化17】 (上式中、X2
【化18】 である)を、ワンポット操作において、即ち中間体を単
離せずに、還元し、そして同時に式Vの化合物:
【化19】 によりN−アシル化し;そして b) こうして得られた式VIa の化合物:
【化20】 を式VIb の化合物:
【化21】 またはその塩と反応させる。
【0009】製法段階a)は、特に、驚くべきことに還元
およびN−アシル化段階が予想外に高い収率を与えるた
め非常に有利であることが判明した。従って、本発明
は、式Vのアシル化試薬、ジシクロペンチルジカーボネ
ート、並びにそれの製造および利用、例えばシクロペン
チルオキシカルボニル基の導入のためのアシル化試薬と
しての利用、並びにその製法段階に関する。
【0010】式Vの出発物質であるジシクロペンチルジ
カーボネートの製造は、ハロギ酸シクロペンチルエステ
ル、例えばクロロギ酸シクロペンチルエステルを、アミ
ン、例えばトリアルキルアミン、例えばN,N−ジメチ
ル−N−オクタデシルアミンの存在下で、無機塩基、例
えばアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムを
使って反応させることにより行われる。この反応は、好
ましくは不活性溶媒、即ち反応に関与しない溶媒中で行
われる。加えて、式IVおよびVIa の化合物は、追加の精
製段階、例えばクロマトグラフィーを不要にする有利な
再結晶性質を有する。
【0011】出発物質として使用する式IVの化合物は、
次のようにして調製される。 a1) 式IIのエステル:
【化22】 (上式中、X1 はエーテル化されたヒドロキシである)
を加水分解し;そして a2) こうして得られた式III のカルボン酸:
【化23】 において、次の式の化合物:
【化24】 との反応によりカルボキシ基を活性化する。
【0012】この新規製法順序〔製法段階a1), a2), a)
およびb)〕を使うことにより、驚くべき利点が得られ
る。例えば、全収率が高く、たやすく分解するアミノ中
間体の単離(これは高価な精製段階を必要とする)を不
必要にする。
【0013】式IVの化合物は次のようにして得ることも
できる。 1) 式IIIaの化合物:
【化25】 において、式IVd, IVeまたはIVf の化合物(上記参照)
との反応によりカルボキシ基を活性化し;そして 2) こうして得られた式IIIbの化合物:
【化26】 〔上式中、X2 は基IVa, IVbまたはIVc (上記参照)で
ある〕をハロゲン化し;そして 3) こうして得られた式IIIcの化合物:
【化27】 (上式中、Hal はハロゲンであり、そしてX2 は式IIIb
のもとで定義した通りである)を、式IIIdの化合物:
【化28】 と反応させる。
【0014】本発明の範囲内で、基Rは2以上の炭素原
子を含み、従って()または()配置を有し得る
時、式Iの化合物は立体異性体の形、例えば純粋なジア
ステレオマーまたはジアステレオマーの混合物の形であ
ることができる。基Rが例によって開示される立体化学
を有する式Iの化合物は本発明の範囲内で好ましい。
【0015】式Iの化合物の塩は特に医薬上許容される
塩であり、例えば無機強酸、例えば鉱酸、例えば硫酸、
リン酸もしくはハロゲン化水素酸、有機強カルボン酸、
例えば低級アルカンカルボン酸、例えば酢酸、飽和もし
くは不飽和ジカルボン酸、例えばマロン酸、マレイン酸
もしくはフマル酸、またはヒドロキシカルボン酸、例え
ば酒石酸もしくはクエン酸、またはスルホン酸、例えば
低級アルカンスルホン酸または非置換もしくは置換ベン
ゼンスルホン酸、例えばメタン−もしくはp−トルエン
−スルホン酸と共に形成される酸付加塩、あるいは、塩
基との塩、例えば対応するアルカリ金属もしくはアルカ
リ土類金属塩、例えばナトリウム、カリウムもしくはマ
グネシウム塩、医薬上許容される遷移金属塩、例えば亜
鉛もしくは銅塩、またはアンモニアもしくは有機アミン
との塩、例えは環状アミン、例えばモノ−、ジ−もしく
はトリ−低級アルキルアミン、ヒドロキシ−低級アルキ
ルアミン、例えばモノ−、ジ−もしくはトリ−ヒドロキ
シ−低級アルキルアミン、ヒドロキシ−低級アルキル−
低級アルキルアミンまたはポリヒドロキシ−低級アルキ
ルアミンとの塩である。環状アミンは、例えば、モルホ
リン、チオモルホリン、ピペリジンまたはピロリジンで
ある。適当なモノ低級アルキルアミンは、例えば、エチ
ル−およびtert−ブチル−アミンであり、適当なジ低級
アルキルアミンは、例えば、ジエチル−およびジイソプ
ロピル−アミンであり、そして適当なトリ低級アルキル
アミンは、例えば、トリメチル−およびトリエチル−ア
ミンである。対応するヒドロキシ−低級アルキルアミン
は、例えば、モノ−、ジ−およびトリ−エタノールアミ
ンであり;ヒドロキシ−低級アルキル−低級アルキルア
ミンは、例えば、N,N−ジメチルアミノ−およびN,
N−ジエチルアミノ−エタノールであり;適当なポリヒ
ドロキシ−低級アルキルアミンは、例えば、グルコサミ
ンである。医薬用途に適当でない塩は、例えば遊離の化
合物Iおよびそれらの医薬上許容される塩の単離および
精製に使うことができるため、それらもまた包含され
る。
【0016】上記および下記において、特記しない限
り、「低級」と呼称される基および化合物は7個以下、
特に4個以下の炭素原子を有するものとして解釈すべき
である。直鎖C2 −C4 アルカ−1−エン−1−イル
は、ビニル、()−プロペン−1−イル、()−プ
ロペン−1−イル、()−ブタ−1−エン−1−イル
または()−ブタ−1−エン−1−イルである。Rが
ビニル、()−プロペン−1−イルまたは()−プ
ロペン−1−イルである式Iの化合物およびそれらの塩
は本発明の範囲内で好ましい。Rがビニルまたは(
−プロペン−1−イルである式Iの化合物およびそれら
の塩は本発明の範囲内で特に好ましい。Rがビニルであ
る式Iの化合物およびその塩は本発明の範囲内で特に非
常に好ましい。
【0017】上記および下記に記載の反応は、例えば、
適当な溶媒もしくは希釈剤またはそれらの混合物の不在
下でまたは通常は存在下で行われ、該反応は、必要であ
る時、冷却しながら、室温でまたは加熱しながら、例え
ば約−80℃から反応媒質の沸騰温度まで、好ましくは約
−20℃〜約+150 ℃の温度範囲で、そして必要ならば密
閉容器中で、加圧下で、不活性ガス雰囲気中でそして/
または無水条件下で行われる。特に有利な反応条件は実
施例の中に見つけることができる。
【0018】式Iの化合物およびそれらの塩の製造に使
われる上記および下記に言及される出発物質は、既知で
あるかまたはそれ自体既知の方法に従って、例えば後述
される手順に従って調製することができる。式Iの化合
物の塩に関連してなされた上記陳述は、上記および下記
の出発物質の塩にも同様に当てはまる。
【0019】製法段階a1) :エーテル化されたヒドロキ
シX1 は特に低級アルコキシ、例えばメトキシである。
エステルの加水分解は、それ自体既知の方法で、例えば
塩基性物質または酸性物質、例えば鉱酸の存在下で行わ
れる。適当な酸は、例えば、硫酸、リン酸もしくはハロ
ゲン化水素酸、または有機強カルボン酸、例えば非置換
のもしくは置換された、例えばハロ置換された、C1
4 アルカンカルボン酸、例えば酢酸である。適当な塩
基は、例えば、アルカリ金属水酸化物、水素化物、アミ
ド、アルカノラート、炭酸塩、トリフェニルメチリド、
ジ低級アルキルアミド、アミノアルキルアミドまたは低
級アルキルシリルアミド;更には、ナフタレンアミン、
低級アルキルアミン、塩基性複素環式化合物、水酸化ア
ンモニウム、および炭素環式アミンである。例として次
のものを挙げることができる:水酸化リチウム、水素化
リチウムおよびリチウムアミド、水酸化ナトリウム、水
素化ナトリウムおよびナトリウムアミド、カリウムtert
−ブタノラート、炭酸銀および炭酸カリウム、リチウム
トリフェニルメチリド、リチウムジイソプロピルアミ
ド、カリウム3−(アミノプロピル)アミド、カリウム
ビス(トリメチルシリル)アミド、ジメチルアミノナフ
タレン、ジ−またはトリ−エチルアミン、並びにエチル
ジイソプロピルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジ
ン、水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム、1,5−
ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノナ−5−エン(DB
N)および1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウン
デカ−7−エン(DBU)。
【0020】加水分解は好ましくは水酸化リチウムを用
いて行われる。使用する溶媒は、特に不活性溶媒、即
ち、反応に関与しない溶媒、またはその混合物であり、
例えばエーテル、例えばテトラヒドロフランもしくはジ
オキサン、アルコール、例えば低級アルカノール、例え
ばメタノール、エタノールもしくはイソプロパノール、
または水である。
【0021】製法段階 a2):好ましくは、基X2
【化29】 を導入してカルボキシ基を活性化する。
【0022】式III の化合物中のカルボキシ基の活性化
は、縮合剤の存在下で、対応するヒドロキシ化合物、即
ち式IVd, IVeまたはIVf の化合物(上記参照)との反応
により行われる。適当な縮合剤は、例えば、カルボジイ
ミド、例えばジエチル−もしくはジシクロヘキシル−カ
ルボジイミド、または該反応に2,4,5−トリクロロ
フェノールを使用する時は、更に塩基、例えばジ低級ア
ルキルアミノピリジン、例えばジメチルアミノピリジン
である。該反応は、好ましくはエーテル、例えばテトラ
ヒドロフランもしくはジオキサン、ハロゲン化炭化水
素、例えばクロロホルムもしくは四塩化炭素、エステ
ル、例えば酢酸エチル、またはアミド、例えばジメチル
ホルムアミド、中で行われる。
【0023】製法段階a):還元は、活性化カルボキシ基
の存在下でのニトロ基の還元を促進する水素化剤を使っ
て行われる。適当な還元方法は、特に水素化触媒、例え
ばリンドラー触媒またはパラジウム/炭素の存在下での
水素による水素化である。式Vの化合物によるアシル化
は、N−アシル化を助ける塩基を使わずに行われる。使
用溶媒は、例えば、エーテル、例えばテトラヒドロフラ
ン、アミド、例えばジメチルホルムアミド、またはエス
テル、例えば酢酸エチルである。
【0024】製法段階 b) :スルホンアミドを形成させ
る反応は、例えば、縮合を促進する塩基の存在下で行わ
れる。適当な塩基は、例えば、1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン(DBU)、1,5
−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノナ−5−エン(DB
N)、アルカリ金属アルカノラート、例えばナトリウム
メタノラートもしくはカリウムtert−ブタノラート、水
酸化ベンジルトリメチルアンモニウム(Triton B)また
は強塩基性のアミン、例えばジ低級アルキルアミノピリ
ジン、例えばジメチルアミノピリジンである。塩基とし
てDBUを使うことが好ましい。使用溶媒は、例えば、
エーテル、例えばテトラヒドロフラン、適当なニトリ
ル、例えばアセトニトリル、アミド、例えばジメチルホ
ルムアミド、またはハロゲン化炭化水素、例えば四塩化
炭素である。
【0025】製法段階 1) :カルボン酸の活性化は、有
利には製法段階 a2)に記載したように行われる。
【0026】製法段階 2) :ハロゲン化は、それ自体既
知の方法で、例えばN−ハロスクシンイミド、例えばN
−ブロモスクシンイミドを使って行われる。使用溶媒
は、例えば、ハロゲン化炭化水素、例えば四塩化炭素で
ある。
【0027】製法段階 3) :式IIIcのベンジルハライド
によるインドール誘導体IIIdのアルキル化は、それ自体
既知の方法で、例えば炭酸銀の存在下で、そして例えば
溶媒としてトルエンを使って行われる。
【0028】本発明は、上記製法のいずれかの段階で中
間体として得られる化合物を出発物質として使用しそし
て残りの段階を行うか、あるいは出発物質を誘導体もし
くは塩の形で使用するかまたは特に反応条件下で形成せ
しめることによる製法の変形にも関する。次の実施例は
上述した本発明を例証するものであって、その範囲を限
定するものではない。温度は摂氏度で与えられる。
【0029】実施例1:〔製法段階 b) 〕9.0 mlの1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン
(DBU)を、室温で、攪拌し且つアルゴンを導入しな
がら、150 mlのアセトニトリル中の10.0 gの4−〔5−
(シクロペンチルオキシカルボニルアミノ)−1−メチ
ルインドール−3−イルメチル〕−3−メトキシ安息香
酸N−スクシンイミドエステルと4.1 g の2−ビニルオ
キシベンゼンスルホン酸アミドの懸濁液に添加する。生
じた溶液を室温で1.5 時間攪拌し、次いで90 ml の1N
塩酸(pH 4)により酸性にする。11トルの下で10℃にてア
セトニトリルを留去せしめる。水性懸濁液を各回250 ml
の酢酸エチルで2回抽出する。有機相を合わせ、各回50
ml の水で2回、各回50 ml のブラインで2回洗浄し、
硫酸マグネシウム上で乾燥し、そして11トルの下で40℃
にて蒸発により濃縮する。残渣を500 g のシリカゲル上
でのフラッシュクロマトグラフィーにかける〔溶離液:
ヘキサン/酢酸エチル/アセトニトリル (15/5/3) 〕。
こうして得られた2−ビニルオキシベンゼンスルホン酸
N−〔4−(5−シクロペンチルオキシカルボニルアミ
ノ−1−メチルインドール−3−イルメチル)−3−メ
トキシベンゾイル〕アミドをメタノールから再結晶す
る。収率61%、m.p. 185-188℃の白色結晶。
【0030】出発物質は次のようにして調製する。製法
段階 a1):367.0 g の3−メトキシ−4−(1−メチル
−5−ニトロインドール−3−イルメチル)安息香酸メ
チルエステルを、加熱しながら3.7 リットルのテトラヒ
ドロフランと700 mlのメタノールに溶かす。生じた溶液
を室温に冷却した後、1.3 リットルの水中の155.0 g の
水酸化リチウム一水和物の溶液を攪拌下で添加する。生
じた懸濁液を1.0 リットルのメタノールの添加によって
溶解させる。生じた濃密な褐色溶液を室温で15時間攪拌
し、そして活性炭の添加後、濾過する。橙色の濾液を40
℃での真空蒸発により濃縮し、残渣を2.0 リットルの水
に溶かす。この水性溶液に350 mlの37%塩酸を添加し、
分離した結晶を濾過する。残渣を1.5 リットルの水に懸
濁させ、懸濁液を濾過する。残渣を500 mlのメタノール
で洗浄し、0.01トルの下で50°において15時間乾燥す
る。得られた4−(1−メチル−5−ニトロインドール
−3−イルメチル)−3−メトキシ安息香酸は263 -265
°の融点を有する。収率99%。
【0031】製法段階 a2):12.0リットルのテトラヒド
ロフラン中の340.0 g の4−(1−メチル−5−ニトロ
インドール−3−イルメチル)−3−メトキシ安息香酸
の懸濁液を窒素雰囲気中で攪拌しながら沸点まで加熱す
る。生じた溶液を室温に冷却し、攪拌下でこれに123.0
g のN−ヒドロキシスクシンイミドと238.0 g のN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドを添加する。生
じた懸濁液を室温で15時間攪拌し、次いで濾過する。残
渣(N,N′−ジシクロヘキシル尿素)を200 mlのテト
ラヒドロフランで洗浄し、そして合わせた濾液を40°に
て真空中で濃縮して乾固せしめる。黄色の結晶残渣を2.
0 リットルの酢酸エチルに懸濁し、この懸濁液を5 °で
15時間放置しておき、次いで濾過する。残渣を200 mlの
酢酸エチルで洗浄する。得られた3−メトキシ−4−
(1−メチル−5−ニトロインドール−3−イルメチ
ル)安息香酸N−スクシンイミドエステルは204-208 °
の融点を有する黄色結晶である。収率95%。
【0032】製法段階 a) :5.0 g のパラジウム/炭素
触媒(10%)の添加後、1.2 リットルのテトラヒドロフ
ラン中の87.5 gの3−メトキシ−4−(1−メチル−5
−ニトロインドール−3−イルメチル)安息香酸N−ス
クシンイミドエステルと70.0gのジシクロペンチルジカ
ーボネートの溶液を常圧下で室温にて水素化する。4時
間後、水素の吸収が静まる。Hyflo Super Cel の層を通
した濾過によって触媒を分離し、次いで濾過残渣を200
mlのテトラヒドロフランで洗浄する。濾液を11トルの下
で40°にて蒸発により濃縮する。灰色がかった結晶質を
200 mlのジエチルエーテルに懸濁する。この懸濁液を吸
引濾過し、残渣を100 mlのジエチルエーテルで洗浄し、
0.01トルの下で40°にて15時間乾燥する。得られた4−
〔5−(シクロペンチルオキシカルボニルアミノ)−1
−メチルインドール−3−イルメチル〕−3−メトキシ
安息香酸N−スクシンイミドエステルは190-193 °の融
点を有する。収率93%。
【0033】ジシクロペンチルジカーボネートの調製
2.0 リットルの水中の132.0 g の水酸化ナトリウムの溶
液を、迅速に攪拌しながら30分間に渡り、4.0 リットル
のジクロロメタン中の547.0 g のクロロギ酸シクロペン
チルエステルと1.0 mlのN,N−ジメチルオクタデシル
アミンの溶液に滴下添加する。次いで混合物を20-25°
で20分間攪拌する。水相を分離し、700 mlのジクロロメ
タンで抽出する。合わせた有機相を1.0 リットルの水で
洗浄し、塩化カルシウム上で乾燥し、そして30°にて真
空中で濃縮して乾固せしめる。褐色液体残渣をフラッシ
ュ蒸留装置(グラファイトワイパー、ターボポンプ)中
で蒸留する。ジシクロペンチルジカーボネートは無色液
体の形である。b.p. 80 °/0.01 トル。収率84%。
【0034】あるいは、3−メトキシ−4−(1−メチ
ル−5−ニトロインドール−3−イルメチル)安息香酸
N−スクシンイミドエステル〔製法段階 a2)〕を次のよ
うにして調製することもできる。製法段階 1) :2.9 g
のN−ヒドロキシスクシンイミドと5.6 g のジシクロヘ
キシルカルボジイミドをアルゴン下で、攪拌しながら、
100 mlのテトラヒドロフラン中の3.93 gの3−メトキシ
−4−メチル安息香酸の溶液に添加する。混合物を室温
で18時間攪拌する。白色懸濁液を濾過し、次いで40 ml
のテトラヒドロフランで洗浄する。濾液を11トルの下で
40°にて蒸発により濃縮して乾固せしめる。残渣を30 m
l の熱酢酸エチルに溶解する。この溶液を冷却しそして
10 ml のエーテルを加えた後、3−メトキシ−4−メチ
ル安息香酸N−スクシンイミドエステルが晶出する。収
率75.2%。134-135 ℃の白色結晶。
【0035】出発化合物は例えば次のように調製するこ
とができる。36.0 gの3−メトキシ−4−メチル安息香
酸メチルエステルを300 mlのメタノールに溶かす。この
溶液に25 ml の30%水酸化ナトリウム溶液を滴下添加す
る。混合物を室温で16時間、40°で3時間攪拌し、次い
で11トルの下で50°にて蒸発により濃縮する。残渣を50
0 mlの水に溶解し、濃塩酸(pH 1)を使って溶液を酸性に
する。析出した白色結晶を濾過により単離し、40 ml の
水で洗浄し、0.1 トルのもとで90°にて15時間乾燥す
る。得られた3−メトキシ−4−メチル安息香酸は157-
158 °の融点を有する。収率96%。
【0036】製法段階 2) :10.95 g のN−ブロモスク
シンイミドと0.5 g のアゾイソブチロニトリル(AIBN)
を、室温で、攪拌しながら且つ窒素雰囲気下で、160 ml
のテトラクロロメタン中の14.05 g の3−メトキシ−4
−メチル安息香酸N−スクシンイミドエステルの懸濁液
に添加する。混合物を還流させながら24時間加熱し、室
温に冷却し、濾過する。濾液を11トルの下で50°での蒸
発により濃縮する。残渣を100 mlの酢酸エチルと200 ml
のヘキサンの混合物から結晶化させる。得られた4−ブ
ロモメチル−3−メトキシ安息香酸N−スクシンイミド
エステルは124-125 °の融点を有する。ベージュ色の結
晶。収率74.8%。
【0037】製法段階 3) :2.85 gのN−メチル−5−
ニトロインドールと7.5 g の炭酸銀を、攪拌しながらア
ルゴン雰囲気中で100 mlのトルエンに懸濁する。この懸
濁液を還流させながら18時間加熱し、次いで55°に冷却
し、そして5.4 g の4−ブロモメチル−3−メトキシ安
息香酸N−スクシンイミドエステルの溶液を攪拌下で滴
下添加する。混合物を55-60 °で5日間攪拌し、室温に
冷却し、濾過する。次いで残渣を30 ml のトルエンで洗
浄する。濾液を11トルのもとで50°にて蒸発により濃縮
する。MPLCカラムを使った1000 gのシリカゲル上でのク
ロマトグラフィーにより残渣を精製する(溶離液:酢酸
エチル/ヘキサン 3:2)。こうして得られた3−メトキ
シ−4−(1−メチル−5−ニトロインドール−3−イ
ルメチル)安息香酸N−スクシンイミドエステルを酢酸
エチルから再結晶する。収率37%。m.p. 215-216°の黄
色結晶。
【0038】実施例2:〔製法段階 b) 〕実施例1と同
様にして、4−〔5−(シクロペンチルオキシカルボニ
ルアミノ)−1−メチルインドール−3−イルメチル〕
−3−メトキシ安息香酸2,4,5−トリクロロフェニ
ルエステルと2−ビニルオキシベンゼンスルホン酸アミ
ドから、2−ビニルオキシベンゼンスルホン酸N−〔4
−(5−シクロペンチルオキシカルボニルアミノ−1−
メチルインドール−3−イルメチル)−3−メトキシベ
ンゾイル〕アミドが62%の収率で得られる。
【0039】出発物質は次のようにして調製する。製法
段階 a2):1.66 gのジシクロヘキシルカルボジイミド
を、室温において、攪拌しながら且つ窒素雰囲気下で、
140 mlのテトラヒドロフラン中の2.38 gの4−(1−メ
チル−5−ニトロインドール−3−イルメチル)−3−
メトキシ安息香酸〔実施例1、製法段階 a1)〕、1.48 g
の2,4,5−トリクロロフェノールおよび1.0 g の4
−ジメチルアミノピリジンの混合物に添加する。この反
応混合物を室温で15時間攪拌し、次いで濾過する。濾液
を50°において真空中での蒸発により濃縮し、残渣を40
0 mlのクロロホルムに加熱下で溶解させる。有機相を室
温で50 ml の2N塩酸と50 ml の水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、溶液を11トルの下で40°にて濃縮
して乾固せしめる。残渣を350 g のシリカゲル上でのク
ロマトグラフィーにより精製する(溶離液:ジクロロメ
タン)。こうして得られた3−メトキシ−4−(1−メ
チル−5−ニトロインドール−3−イルメチル)安息香
酸2,4,5−トリクロロフェニルエステルを50 ml の
エーテル中に懸濁し、そして濾過により単離する。収率
67%。m.p. 235-236°の黄色結晶。
【0040】製法段階 a) :0.4 g のパラジウム/炭素
触媒(10%)の添加後、60 ml のテトラヒドロフラン中
の1.04 gの3−メトキシ−4−(1−メチル−5−ニト
ロインドール−3−イルメチル)安息香酸2,4,5−
トリクロロフェニルエステル、0.6 g のジシクロペンチ
ルジカーボネートおよび1.0 g の1,2−ジクロロベン
ゼンの懸濁液を室温にて25時間水素化する。更に0.8 g
の触媒と0.5 g の1,2−ジクロロベンゼンを添加し、
該バッチを更に45時間水素化する。触媒を除去するため
に混合物を濾過し、次いで残渣を50 ml のテトラヒドロ
フランで洗浄する。濾液を真空中での蒸発により濃縮し
て乾固せしめ、残渣を100 mlの石油エーテルで粉砕し、
濾過により単離し、MPLCカラムを使った190 g のシリカ
ゲル上でのクロマトグラフィーにより精製する(溶離
液:ジクロロメタン)。得られた4−〔5−(シクロペ
ンチルオキシカルボニルアミノ)−1−メチルインドー
ル−3−イルメチル〕−3−メトキシ安息香酸2,4,
5−トリクロロフェニルエステルをエーテル/石油エー
テルから再結晶する。収率35%。m.p. 134-136°の無色
結晶。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/96 Z 9279−4H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式Iの化合物: 【化1】 (上式中、Rは直鎖C2 −C4 アルカ−1−エン−1−
    イルである)またはその塩の製造方法であって、 a) 式IVの化合物: 【化2】 (上式中、X2 は 【化3】 である)を、ワンポット操作において、即ち中間体を単
    離せずに、還元し、そして同時に式Vの化合物: 【化4】 によりN−アシル化し;そして b) こうして得られた式VIa の化合物: 【化5】 を式VIb の化合物: 【化6】 またはその塩と反応させることを含んで成る方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において出発物質として使用す
    る式IVの化合物の製造方法であって、 a1) 式IIのエステル: 【化7】 (上式中、X1 はエーテル化されたヒドロキシである)
    を加水分解し;そして a2) こうして得られた式III のカルボン酸: 【化8】 において、次の式の化合物: 【化9】 との反応によりカルボキシ基を活性化することを含んで
    成る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において出発物質として使用す
    る式IVの化合物の製造方法であって、 1) 式IIIaの化合物: 【化10】 において、次の式の化合物: 【化11】 との反応によりカルボキシ基を活性化し;そして 2) こうして得られた式IIIbの化合物: 【化12】 (上式中、X2 は 【化13】 である)をハロゲン化し;そして 3) こうして得られた式IIIcの化合物: 【化14】 (上式中、Hal はハロゲンであり、そしてX2 は式IIIb
    のもとで定義した通りである)を、式IIIdの化合物: 【化15】 と反応させることを含んで成る、請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 式VIa の化合物による式VIb のN−アシ
    ル化〔製法段階b)〕が、1,8−ジアザビシクロ〔5.
    4.0〕ウンデカ−7−エン、1,5−ジアザビシクロ
    〔4.3.0〕ノナ−5−エン、アルカリ金属アルコラ
    ートおよび水酸化ベンジルトリメチルアンモニウムから
    成る群から選択された塩基の存在下で行われる、請求項
    1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 式VIa の化合物による式VIb のN−アシ
    ル化〔製法段階b)〕が、1,8−ジアザビシクロ〔5.
    4.0〕ウンデカ−7−エンの存在下で行われる、請求
    項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 Rがビニルである式Iの化合物またはそ
    の塩が製造される、請求項1〜5のいずれか一項に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 ジシクロペンチルジカーボネート。
  8. 【請求項8】 シクロペンチルオキシカルボニル基を導
    入するためのアシル化剤として使われるジシクロペンチ
    ルジカーボネート。
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