JPH05199108A - Pll回路 - Google Patents
Pll回路Info
- Publication number
- JPH05199108A JPH05199108A JP4008880A JP888092A JPH05199108A JP H05199108 A JPH05199108 A JP H05199108A JP 4008880 A JP4008880 A JP 4008880A JP 888092 A JP888092 A JP 888092A JP H05199108 A JPH05199108 A JP H05199108A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- voltage
- pass filter
- power
- output signal
- Prior art date
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- Pending
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】通域通過フィルタの時定数が大きいPLL回路
において、電源を投入してから位相同期がかかるまでの
時間を短縮すること。 【構成】電圧検出回路12,スイッチ制御回路13,ス
イッチ14により、低域通過フィルタ出力信号cを急速
に充電することにより、電源投入してから、通常の動作
電圧に達するまでの時間を短縮することができ、その分
位相同期がかかる時期を早めることができる。
において、電源を投入してから位相同期がかかるまでの
時間を短縮すること。 【構成】電圧検出回路12,スイッチ制御回路13,ス
イッチ14により、低域通過フィルタ出力信号cを急速
に充電することにより、電源投入してから、通常の動作
電圧に達するまでの時間を短縮することができ、その分
位相同期がかかる時期を早めることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPLL(Phase l
ocked loop)回路に関し、特に低域通過フィ
ルタの時定数が大きいPLL回路に関する。
ocked loop)回路に関し、特に低域通過フィ
ルタの時定数が大きいPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のPLL回路のブロック図
を、図6にその低域通過フィルタの出力波形を示す波形
図を示す。
を、図6にその低域通過フィルタの出力波形を示す波形
図を示す。
【0003】図5,図6において、従来のPLL回路
は、位相比較器1で入力信号aと出力信号fとの位相差
に対応した位相比較器出力信号bを発生させ、抵抗10
とコンデンサ11とからなる低域通過フィルタ12にて
高調波成分や雑音を除去し、低域通過フィルタ出力信号
cを作り出す。電圧制御発振器4は、低域通過フィルタ
出力信号cの電圧により発振周波数が決定される発振器
であり、その出力信号fは位相比較器1に加えられ、P
LL回路の帰還ループを形成している。
は、位相比較器1で入力信号aと出力信号fとの位相差
に対応した位相比較器出力信号bを発生させ、抵抗10
とコンデンサ11とからなる低域通過フィルタ12にて
高調波成分や雑音を除去し、低域通過フィルタ出力信号
cを作り出す。電圧制御発振器4は、低域通過フィルタ
出力信号cの電圧により発振周波数が決定される発振器
であり、その出力信号fは位相比較器1に加えられ、P
LL回路の帰還ループを形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のPLL回路で
は、入力信号の雑音除去や出力信号fの周波数安定性向
上のため、低域通過フィルタ2の時定数を大きくする事
があるが、この場合低域通過フィルタ2の出力が電源を
投入した時の電位(低電圧電源電位(以下GNDと略
す)又は高電圧電源電位(以下VDDと略す))から通
常動作電圧V1に達するまでの時間(数百mS〜数S)
も長くなってしまい、その間(図6の時刻t1−t3
間)位相同期がかからないため、位相同期のかかる時期
が遅くなってしまうという問題点があった。
は、入力信号の雑音除去や出力信号fの周波数安定性向
上のため、低域通過フィルタ2の時定数を大きくする事
があるが、この場合低域通過フィルタ2の出力が電源を
投入した時の電位(低電圧電源電位(以下GNDと略
す)又は高電圧電源電位(以下VDDと略す))から通
常動作電圧V1に達するまでの時間(数百mS〜数S)
も長くなってしまい、その間(図6の時刻t1−t3
間)位相同期がかからないため、位相同期のかかる時期
が遅くなってしまうという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、前記問題点を解決し、す
みやかに位相同期がかかるようにしたPLL回路を提供
することにある。
みやかに位相同期がかかるようにしたPLL回路を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、位相比
較器と、低域通過フィルタと、電圧制御発振器とを備え
たPLL回路において、前記低域通過フィルタの出力電
圧を制御するスイッチと、前記低域通過フィルタの出力
電圧を検出する電圧検出回路と、前記検出回路の出力に
より前記スイッチを制御するスイッチ制御回路とを備え
た事を特徴とする。
較器と、低域通過フィルタと、電圧制御発振器とを備え
たPLL回路において、前記低域通過フィルタの出力電
圧を制御するスイッチと、前記低域通過フィルタの出力
電圧を検出する電圧検出回路と、前記検出回路の出力に
より前記スイッチを制御するスイッチ制御回路とを備え
た事を特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例であるPLL回
路のブロック図、図2はその動作を説明するためのタイ
ミング図である。
路のブロック図、図2はその動作を説明するためのタイ
ミング図である。
【0008】図1,図2において、本実施例のPLL回
路は、位相比較器1,低域通過フィルタ2,電圧制御発
振回路4で構成されるPLL回路の一部に、電圧検出回
路12,スイッチ14,2個のNANDゲートとの組み
合せからなるスイッチ制御回路13を加える事により構
成する。
路は、位相比較器1,低域通過フィルタ2,電圧制御発
振回路4で構成されるPLL回路の一部に、電圧検出回
路12,スイッチ14,2個のNANDゲートとの組み
合せからなるスイッチ制御回路13を加える事により構
成する。
【0009】電圧検出回路12は、任意の直流電圧h
(図2ではh=V1としてある)と、低域通過フィルタ
出力信号cとを比較し、低域通過フィルタ出力信号cが
電圧hより高くなった時に、電圧検出信号dを出力する
(hの電圧は通常動作電圧であるV1とする)。
(図2ではh=V1としてある)と、低域通過フィルタ
出力信号cとを比較し、低域通過フィルタ出力信号cが
電圧hより高くなった時に、電圧検出信号dを出力する
(hの電圧は通常動作電圧であるV1とする)。
【0010】スイッチ制御回路13において、パワーオ
ンクリア信号gと電圧検出信号dとにより、低域通過フ
ィルタ出力信号cが電源を投入した時の電位(GND:
時刻t1)から通常の動作電位V1(時刻t2)に達す
るまでの間(t2−t1)、スイッチ14を導通状態と
するスイッチ制御信号eを出力する。
ンクリア信号gと電圧検出信号dとにより、低域通過フ
ィルタ出力信号cが電源を投入した時の電位(GND:
時刻t1)から通常の動作電位V1(時刻t2)に達す
るまでの間(t2−t1)、スイッチ14を導通状態と
するスイッチ制御信号eを出力する。
【0011】スイッチ14では、スイッチ制御信号eが
入力されている間のみ、電源VDDと低域通過フィルタ
出力信号cとを導通させ、コンデンサ11を急速に充電
するので、従来に比べ、電源を投入してから通常の動作
電圧V1に達するまでの時間(t2−t1)を著しく短
縮することができ(数mS〜数十mS以下)、その分位
相同期がかかる時期を早めることができるという効果が
ある。
入力されている間のみ、電源VDDと低域通過フィルタ
出力信号cとを導通させ、コンデンサ11を急速に充電
するので、従来に比べ、電源を投入してから通常の動作
電圧V1に達するまでの時間(t2−t1)を著しく短
縮することができ(数mS〜数十mS以下)、その分位
相同期がかかる時期を早めることができるという効果が
ある。
【0012】図3は本発明の第2の実施例のブロック
図、図4はその動作を説明するタイミング図である。
図、図4はその動作を説明するタイミング図である。
【0013】図3,図4において、本実施例の低域通過
フィルタ2のコンデンサ11は、電源VDDに、スイッ
チ14はGNDに接続され、スイッチ制御回路13は3
個のインバータと2個のNORゲートとからなる構成と
なっているもので、電源投入時低域通過フィルタ出力信
号cの電圧が電源VDDから通常の電圧V1に達する場
合である。
フィルタ2のコンデンサ11は、電源VDDに、スイッ
チ14はGNDに接続され、スイッチ制御回路13は3
個のインバータと2個のNORゲートとからなる構成と
なっているもので、電源投入時低域通過フィルタ出力信
号cの電圧が電源VDDから通常の電圧V1に達する場
合である。
【0014】本実施例では、第1の実施例とは反対に、
低域通過フィルタ出力信号の電位を急速に放電するの
で、この場合も第1の実施例と同様に、位相同期のかか
る時期を早めることができるという効果がある。
低域通過フィルタ出力信号の電位を急速に放電するの
で、この場合も第1の実施例と同様に、位相同期のかか
る時期を早めることができるという効果がある。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、低域通
過フィルタ出力信号の電圧が電源投入後、通常の動作電
位に達するまでの期間を著しく短縮することができ、そ
の分位相同期がかかる時期を早める事ができるという効
果がある。
過フィルタ出力信号の電圧が電源投入後、通常の動作電
位に達するまでの期間を著しく短縮することができ、そ
の分位相同期がかかる時期を早める事ができるという効
果がある。
【図1】本発明の第1の実施例のPLL回路のブロック
図である。
図である。
【図2】図1の動作を説明するタイミング図である。
【図3】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図4】図3の動作を説明するタイミング図である。
【図5】従来のPLL回路のブロック図である。
【図6】図5の動作を説明するタイミング図である。
1 位相比較器 2 低域通過フィルタ 4 電圧制御発振器 10 抵抗 11 コンデンサ 12 電圧検出回路 13 スイッチ制御回路 14 スイッチ a 入力信号 b 位相誤差信号 c 低域通過フィルタ出力信号 d 電圧検出信号 e スイッチ制御信号 f 出力信号 g パワーオンクリア信号 h 任意の直流電圧 V1 低域通過フィルタ出力信号の通常動作電圧 t1 電源投入時刻 t2,t3 低域通過フィルタ出力信号が通常動作電
圧に達する時刻
圧に達する時刻
Claims (1)
- 【請求項1】 位相比較器と、低域通過フィルタと、電
圧制御発振器とを備えたPLL回路において、前記低域
通過フィルタの出力電圧を制御するスイッチと、前記低
域通過フィルタの出力電圧を検出する電圧検出回路と、
前記検出回路の出力により前記スイッチを制御するスイ
ッチ制御回路とを備えた事を特徴とするPLL回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4008880A JPH05199108A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | Pll回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4008880A JPH05199108A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | Pll回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05199108A true JPH05199108A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11704992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4008880A Pending JPH05199108A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | Pll回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05199108A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100401637C (zh) * | 2004-08-18 | 2008-07-09 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种快速锁定的锁相环 |
JP2008289119A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Hynix Semiconductor Inc | Pllとその駆動方法 |
JP2011160279A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Rohm Co Ltd | 位相ロックループ回路およびそれを用いた電子機器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS623528A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-09 | Casio Comput Co Ltd | Pll発振器 |
JPH0241527B2 (ja) * | 1981-12-23 | 1990-09-18 |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP4008880A patent/JPH05199108A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0241527B2 (ja) * | 1981-12-23 | 1990-09-18 | ||
JPS623528A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-09 | Casio Comput Co Ltd | Pll発振器 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100401637C (zh) * | 2004-08-18 | 2008-07-09 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种快速锁定的锁相环 |
JP2008289119A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Hynix Semiconductor Inc | Pllとその駆動方法 |
JP2011160279A (ja) * | 2010-02-02 | 2011-08-18 | Rohm Co Ltd | 位相ロックループ回路およびそれを用いた電子機器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980623 |