JPH05197223A - 静電複写機 - Google Patents

静電複写機

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JPH05197223A
JPH05197223A JP4210672A JP21067292A JPH05197223A JP H05197223 A JPH05197223 A JP H05197223A JP 4210672 A JP4210672 A JP 4210672A JP 21067292 A JP21067292 A JP 21067292A JP H05197223 A JPH05197223 A JP H05197223A
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frame
unit frame
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Masahide Izeki
正英 井関
Toshio Yoshiyama
敏雄 吉山
Hiroshi Kajita
洋志 梶田
Masanori Itakiyo
正則 板清
Hiroshi Kusumoto
弘 楠本
Zenzo Kawamori
善造 河盛
Masuo Kawamoto
益雄 河本
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下部支持枠体とこれに旋回開閉動自在に装着
された上部支持枠体とから構成されたシエル型支持構造
体を具備する静電複写機において、上部支持枠体に対し
て回転ドラム、クリーニング装置、充電用コロナ放電器
及び現像装置を充分容易且つ迅速に装着及び離脱するこ
とができるように改良する。 【構成】 回転ドラムと現像装置とは共通の第1のユニ
ツト枠に装着されていて第1のユニツトを構成し、クリ
ーニング装置と充電用コロナ放電器とは共通の第2のユ
ニツト枠に装着されていて第2のユニツトを構成してい
る。第1のユニツトと第2のユニツトとが夫々上部支持
枠体に着脱自在に装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下部支持枠体とこの下
部支持枠体に開位置と閉位置との間を旋回自在に装着さ
れた上部支持枠体とを具備する、シエル型と称される静
電複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記シエル型静電複写機の典型例におい
ては、下部支持枠体と上部支持枠体から構成された支持
構造体が配設されている。上部支持枠体は開位置と閉位
置との間を前後方向に延びる旋回中心軸線を中心として
旋回自在に下部支持枠体に装着されている。かかる上部
支持枠体には、周表面に感光体を有する回転ドラムが前
後方向に延びる回転中心軸線を中心として回転自在に装
着されていると共に、この回転ドラムの周囲に沿って且
つ回転ドラムの回転方向に見て順次に、クリーニング装
置、充電用コロナ放電器及び現像装置が装着されてい
る。回転ドラム上に形成されたトナー像が転写される複
写紙の如き適宜のシート部材の搬送経路の少なくとも相
当な部分は、上部支持枠体と下部支持枠体との間に規定
されており、上部支持枠体を開位置にせしめると開放さ
れる。従って、搬送経路においてシート部材の詰まり
(ジヤム)が発生した場合には、上部支持枠体を開位置
にせしめて搬送経路の少なくとも相当な部分を開放する
ことによって、詰まったシート部材を容易に除去するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】回転ドラム並びにその
周囲に配設されるクリーニング装置、充電用コロナ放電
器及び現像装置は、相互に所要関係に充分精密に上部支
持枠体に装着されると共に、修理、清掃或いは交換等の
ために離脱自在に上部支持枠体に装着されることが必要
である。然るに、従来のシエル型静電複写機において
は、上部支持枠体に対する回転ドラム、クリーニング装
置、充電用コロナ放電器及び現像装置の装着及び離脱を
充分容易且つ迅速に遂行することができない。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる技術的課題は、上部支持枠体に対して
回転ドラム、クリーニング装置、充電用コロナ放電器及
び現像装置を充分容易且つ迅速に装着及び離脱すること
ができるように、シエル型静電複写機を改良することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明においては、回転ドラムと現像装置と
を共通の第1のユニツト枠に装着して第1のユニツトを
構成し、クリーニング装置と充電用コロナ放電器とを共
通の第2のユニツト枠に装着して第2のユニツトを構成
し、第1のユニツトと第2のユニツトとを夫々別個に上
部支持枠体に着脱自在に装着する。
【0006】即ち、本発明によれば、下部支持枠体と、
開位置と閉位置との間を前後方向に延びる旋回中心軸線
を中心として旋回自在に該下部支持枠体に装着された上
部支持枠体とを具備し、該上部支持枠体には、周表面に
感光体を有する回転ドラムが前後方向に延びる回転中心
軸線を中心として回転自在に装着されていると共に、該
回転ドラムの周囲に沿って且つ該回転ドラムの回転方向
に見て順次に、クリーニング装置、充電用コロナ放電器
及び現像装置が装着されている静電複写機において、該
回転ドラム及び該現像装置は共に第1のユニツト枠に装
着されていて第1のユニツトを構成し、該クリーニング
装置及び充電用コロナ放電器は共に第2のユニツト枠に
装着されていて第2のユニツトを構成し、該第1のユニ
ツト枠と該第2のユニツト枠とが夫々該上部支持枠体に
着脱自在に装着されている、ことを特徴と静電複写機が
提供される。
【0007】
【作用】本発明の静電複写機においては、上部支持枠体
に対して第1のユニツトと第2のユニツトとを適宜に装
着及び離脱することによって、上部支持枠体に対する回
転ドラム、クリーニング装置、充電用コロナ放電器及び
現像装置の装着及び離脱を充分容易且つ迅速に遂行する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
構成された静電複写機の好適実施例につて、更に詳述す
る。
【0009】複写機全体の概要 まず最初に、本発明に従って種々の改良が加えられた静
電複写機の一具体例の簡略断面図である図1を参照し
て、図示の複写機の全体の構成を概説する。
【0010】図示の複写機は、全体を番号2で示す略直
方体形状のハウジングを有する。このハウジング2の上
面には、複写すべき原稿が載置される透明板4が配設さ
れている。また、ハウジング2の上面上には、透明板4
及びその上に載置される原稿を覆うための開閉動自在な
原稿押え6が装着されている(図1においては、原稿押
え6は透明板4を覆った閉位置で図示されている)。
【0011】ハウジング2内は、水平板8及び10によ
って上部空間と下部空間とに区画されている。そして、
下部空間の略中央部には、周表面に感光体を有する回転
ドラム12が回転自在に装着されている。矢印14で示
す方向に回転せしめられる回転ドラム12の周囲には、
その回転方向に見て順次に、充電域16、露光域18、
現像域20、転写域22、剥離域24及びクリーニング
域26が配置されている。充電域16には充電用コロナ
放電器28が配設され、現像域20には適宜の現像装置
30が配設され、転写域22には転写用コロナ放電器3
2が配設され、剥離域24には剥離用コロナ放電器34
が配設され、そしてクリーニング域26にはクリーニン
グ装置36(このクリーニング装置は、後に更に詳細に
言及する如く、クリーニングブレードと除電ランプとを
含んでいる)が配設されている。
【0012】ハウジング2の下部には、全体を番号38
で示すシート部材搬送装置が配設されている。このシー
ト部材搬送装置38の一端、図1において右端には、カ
セット形式の複写紙供給装置40とその上方に位置する
シート部材手動送給装置42とが設けられている。複写
紙供給装置40は、送給ローラ44が設けられている複
写紙カセット受部46と、ハウジング2の右壁に形成さ
れた開口48を通して上記複写紙カセット受部46に装
填される複写紙カセット50との組合せから構成されて
おり、送給ローラ44の作用によって複写紙カセット5
0内に収容されているシート状複写紙層52から1枚毎
複写紙を送給する。手動送給装置42は、ハウジング2
の右壁に形成されている開口54を通って外方へ突出し
ている水平案内板56、この案内板56の上方に位置す
る案内板58、及びこれらの案内板56及び58の下流
側(図1において左側)に位置する送給ローラ対60及
び62を具備している。シート状複写紙の如き適宜のシ
ート部材を水平案内板56上に位置付け、これを送給ロ
ーラ対60及び62のニップ位置まで前進せしめると、
送給ローラ対60及び62がシート部材をニップし、こ
れを送給する。複写紙供給装置40から案内板64及び
66間を通して送給された複写紙、或いは手動送給装置
42から案内板64及び68の間を通して送給されたシ
ート部材は、搬送ローラ対70及び72の作用によって
案内板74及び76間を通して転写域22及び剥離域2
4に搬送される。
【0013】次いで、適宜の搬送ベルト機構78の作用
によって搬送されて、定着装置80に送られる。しかる
後に、ハウジング2の左壁に形成されている開口82を
通して受皿84に排出される。
【0014】ハウジング2内の水平板8及び10よりも
上方の上部空間には、透明板4上に載置された原稿を走
査露光して露光域18にて回転ドラム12上の感光体上
に原稿像を投射するための、全体を番号86で示す光学
装置が設けられている。この光学装置86は、透明板4
上に載置された原稿を照射するための原稿照射ランプ8
8と共に、原稿からの反射光を感光体上に投射するため
の第1の反射鏡90、第2の反射鏡92、第3の反射鏡
94、レンズ組立体96及び第4の反射鏡98を有す
る。走査露光の際には、原稿照射ランプ88及び第1の
反射鏡90は、実線で示す走査露光開始位置から実質上
水平に所要位置(例えば2点鎖線で示す最大走査露光終
了位置)まで所要速度Vで移動せしめられ、第2の反射
鏡92及び第3の反射鏡94は、実線で示す走査露光開
始位置から所要位置(例えば2点鎖線で示す最大走査露
光終了位置)まで上記所要速度の半分の速度V/2で移
動せしめられる。この際に、原稿照射ランプ88によっ
て照射される原稿からの反射光は、第1の反射鏡90、
第2の反射鏡92及び第3の反射鏡94に順次に反射さ
れてレンズ組立体96に至り、次いで第4の反射鏡98
に反射されて、水平板8に形成されている開口100を
通って露光域18にて感光体上に至る。走査露光が終了
すると、原稿照射ランプ88、第1の反射鏡90、第2
の反射鏡92及び第3の反射鏡94は、実線で示す走査
露光開始位置に戻される。
【0015】上述した通りの複写機においては、回転ド
ラム12が矢印14で示す方向に回転せしめられる間
に、充電域16にて、充電用コロナ放電器28が感光体
を特定極性に実質上均一に充電し、次いで露光域18に
て、光学装置86が原稿像を投射し、かくして感光体上
に原稿に対応した静電潜像が形成される。しかる後に、
現像域20にて、現像装置30が感光体上の静電潜像に
トナーを施して静電潜像をトナー像に現像する。次い
で、転写域22にて、複写紙供給装置40又はシート部
材手動送給装置42から送給されてきた複写紙の如きシ
ート部材が感光体に接触せしめられ、転写用コロナ放電
器32の作用によって感光体上のトナー像がシート部材
上に転写される。しかる後に、剥離域24にて、剥離用
コロナ放電器34の作用によって感光体からシート部材
が剥離される。トナー像が転写されたシート部材は、次
いで定着装置80に搬送され、定着装置80においてト
ナー像が定着された後に受皿84に排出される。一方、
感光体は更に回転を続け、クリーニング域26にて、ク
リーニング装置36の作用によって転写の後に感光体上
に残留したトナー及び静電荷が除去及び消失せしめられ
る。
【0016】シエル型支持構造体 図2を参照して説明すると、本発明に従って構成された
図示の複写機は、相互に旋回自在に連結された第1の支
持枠体即ち下部支持枠体102と第2の支持枠体即ち上
部支持枠体104とから構成された所謂シエル型支持構
造体を備えている。
【0017】図示の具体例においては、下部支持枠体1
02の下面には支持脚106が形成されており、かかる
支持脚106を支持テーブル(図示していない)等の上
面に位置せしめることによって下部支持枠体102は所
要位置に載置される。かような下部支持枠体102は前
後方向(図2)において紙面に垂直な方向)に所定間隔
を置いて配設された垂直前基板108及び垂直後基板1
10を有する(図2には垂直前基板108のみを図示し
ており、垂直後基板110については図3を参照された
い)。下部支持枠体102の垂直前基板108及び垂直
後基板110の右端部には上方に突出した支持突部11
2が形成されており、かかる支持突部112に前後方向
に延びる旋回支持軸114が装着されている(図3も参
照されたい)。支持軸114の前端及び後端は、夫々、
垂直前基板108及び垂直後基板110の支持突部11
2を越えて幾分前方及び後方に突出している。
【0018】上部支持枠体104も前後方向(図2にお
いて紙面に垂直な方向)に所定間隔を置いて配設された
垂直前基板116及び垂直後基板118を有する(図2
には垂直前基板116のみを図示しており、垂直後基板
118については図3を参照されたい)。上部支持枠体
104の垂直前基板116と垂直後基板118との前後
方向間隔は、下部支持枠体102の垂直前基板108と
垂直後基板110との前後方向間隔よりも若干大きく、
上部支持枠体104の垂直前基板116及び垂直後基板
118は、夫々、下部支持枠体102の垂直前基板10
8及び垂直後基板110よりも若干だけ前方及び後方に
位置する。上部支持枠体104の垂直前基板116及び
垂直後基板118の右端部には下方に突出した被支持突
部120が形成されており、かかる被支持突部120の
下縁には略半円状の切欠き122が形成されている。被
支持突部120の下縁に形成された上記切欠き122
は、下部支持枠体102に装着された上記支持軸114
の両端部(即ち下部支持枠体102の垂直前基板108
及び垂直後基板110を越えて夫々前方及び後方に突出
している前端部及び後端部)に係合せしめられ、かくし
て上記支持軸114を中心として旋回自在に上記支持枠
体104が下部支持枠体102に装着される。そして、
上部支持枠体104の上記被支持突部120には、上記
支持軸114が貫通する孔を有する拘束部材(図示して
いない)が固定され、かくして被支持突部120の上方
への移動が確実に阻止される。
【0019】下部支持枠体102と上記支持軸114を
中心として旋回自在に下部支持枠体102に装着された
上部支持枠体104との間には、下部支持枠体102に
対して上部支持枠体104を上記支持軸114を中心と
して図2において時計方向に弾性的に偏倚するばね手段
124が介在せしめられている。図示の具体例において
は、ばね手段124は、下部支持枠体102及び上部支
持枠体104の前面と後面に配設された一対の圧縮コイ
ルばね126から構成されている。一対の圧縮コイルば
ね126の各々の両端には連結片128及び130が固
定されている。連結片128及び130間には、圧縮コ
イルばね126中を延在する伸縮自在な部材(図示して
いない)が配設されている。一方、圧縮コイルばね12
6の連結片128は下部支持枠体102の垂直前基板1
08の前面に植設されたピン132に旋回自在に連結さ
れており、連結片130は上部支持枠体104の垂直前
基板116の前面に植設されたピン134に旋回自在に
連結されている。他方の圧縮コイルばね126の連結片
128は、下部支持枠体102の垂直後基板110の後
面に植設されたピン132に旋回自在に連結され、連結
片130は上部支持枠体104の垂直後基板118の後
面に植設されたピン134に旋回自在に連結されてい
る。一対の圧縮コイルばねから構成されたばね手段12
4は、上述した如く、上部支持枠体104を上記支持軸
114を中心として図2において時計方向に弾性的に偏
倚するが、ばね手段124の弾性偏倚作用によって上部
支持枠体104が図2に実線で示す閉位置から図2にお
いて時計方向に上記支持軸114を中心として旋回せし
められる際には、容易に理解される如く、上部支持枠体
104の旋回に応じてばね手段124の弾性偏倚作用は
漸次小さくなる。そして、上部支持枠体104が図2に
2点鎖線で示す開位置まで旋回せしめられると、上記支
持軸114を中心として上部支持枠体104を図2にお
いて時計方向に旋回せしめんとするばね手段124の弾
性偏倚作用と、上部支持枠体104及びこれに装着され
た種々の構成要素自身の重量に起因して上記支持軸11
4を中心として上部支持枠体104を図2において反時
計方向に旋回せしめる方向に作用するモーメントとが平
衡し、かくして上部支持枠体104は図2に2点鎖線で
示す開位置に維持される。下部支持枠体102及び上部
支持枠体104には、更に、上記ばね手段124の弾性
偏倚作用に抗して上部支持枠体104を図2に図示する
閉位置にロックするロック機構が設けられている。即
ち、下部支持枠体102の垂直前基板108の前面左端
上部には係止ピン136が植設されている。そして、上
部支持枠体104の垂直前基板116の前面左端下部に
は支持ピン138が植設され、この支持ピン138には
上記係止ピン136に係止せしめられるフック140が
装着されている。このフック140は、図示の角度位置
から図2において時計方向に旋回自在に上記支持ピン1
38に装着され、そして適宜のばね手段(図示していな
い)によって図2において反時計方向に弾性的に偏倚さ
れていて図示の角度位置に弾性的に保持されている。フ
ック140の下縁は、図示の如く右方に向って上方に傾
斜せしめられている。また、フック140には、上部支
持枠体104の左縁を越えて外方に突出している操作片
142が設けられている。図示の具体例においては、更
に、下部支持枠体102の垂直後基板110の後面左端
上部と上部支持枠体104の垂直後基板118の後面左
端下部とに、同様に係止ピン136とフック140が設
けられている。所望ならば、前面側に設けられたフック
140の操作片142と後側面に設けられたフック14
0の操作片142とを前後方向(即ち図2において紙面
に垂直な方向)に延びる適宜の部材で連結し、両フック
140が連動せしめられるようになすことができる。
【0020】上部支持枠体104を図2に2点鎖線で示
す開位置から支持軸114を中心として反時計方向にば
ね手段124の弾性偏倚作用に抗して図2に実線で示す
閉位置近傍まで旋回せしめると、フック140の傾斜下
縁141が係止ピン136に当接し、これによってフッ
ク140が支持ピン138を中心として時計方向に旋回
せしめられる。そして、上部支持枠体104を図2に実
線で示す閉位置まで旋回せしめると、フック140の傾
斜下縁141が係止ピン136を通過し、従ってフック
140はばね手段(図示していない)の弾性偏倚作用に
よって図示の角度位置に戻されて、係止ピン136に係
止せしめられる。かくして、上部支持枠体104は、ば
ね手段124の弾性偏倚作用に抗して図2に実線で示す
閉位置に確実にロックされる。他方、フック140の操
作片142を手動操作することによってフック140を
支持ピン138を中心として時計方向に旋回せしめて、
係止ピン136から離脱せしめると、ばね手段124の
弾性偏倚作用によって上部支持枠体104は支持軸11
4を中心として図2に2点鎖線で示す開位置まで旋回せ
しめられる。
【0021】図2と共に図1を参照して説明すると、図
示の複写機においては、図1において1点鎖線144よ
りも下方に位置する構成要素は、下部支持枠体102に
装着され、図1において1点鎖線144よりも上方に位
置する構成要素は、上部支持枠体104に装着される。
それ故に、図1を参照することによって容易に理解され
る如く、上部支持枠体102を図2に実線で示す閉位置
から図2に2点鎖線で示す開位置にせしめると、シート
部材の搬送経路の大部分が開放される。従って、かよう
な部分においてシート部材の詰り(ジヤム)が発生した
場合には、詰ったシート部材を容易に取出すことができ
る(尚、図1を参照することによって容易に理解される
如く、上部支持枠体104を図2に2点鎖線で示す開位
置にせしめるのみでは、定着装置80におけるシート部
材の搬送経路は開放されず、定着装置80におけるシー
ト部材の搬送経路を完全に開放するためには更に付加的
な操作を必要とする)。
【0022】更に付言すれば、下部支持枠体102及び
上部支持枠体104には、その前面を追う前カバー及び
その後面を覆う後カバー(更に、必要ならばその右端面
を覆う右端カバー及びその左端面を覆う左端カバー)も
装着されるが、これらのカバーも下部と上部とに適宜に
2分割され、それらの下部は下部支持枠体102に装着
され、それらの上部支持枠体104に装着されて上部支
持枠体104と共に閉位置と開位置との間を旋回せしめ
られる。
【0023】回転ドラム等のユニット化 図1及び図2を参照することによって容易に理解される
如く、図示の複写機においては、回転ドラム12と共に
回転ドラム12の周囲に配設されているクリーニング装
置36、充電用コロナ放電器28及び現像装置30は上
部支持枠体104に装着されるが、修理、点検、清掃及
び交換等のためのこれらの構成要素の装着及び離脱を充
分容易且つ迅速に遂行し得るように、回転ドラム12と
現像装置30とは第1のユニットとして構成され、クリ
ーニング装置36と充電用コロナ放電器28とは第2の
ユニットとして構成され、そして第1のユニットと第2
のユニットとが夫々上部支持枠体104に着脱自在に装
着されている。
【0024】説明の便宜上、最初に、クリーニング装置
36と充電用コロナ放電器28とを含む第2のユニット
について説明する。図3及び図4を参照して説明する
と、全体を番号146で示す第2のユニットは、第2の
ユニット枠148を有し、この第2のユニット枠148
に、クリーニングブレード150及び除電ランプ152
を含むクリーニング装置36と充電用コロナ放電器28
とが装着されている。第2のユニット枠148は前後方
向に間隔を置いて位置する前壁154及び後壁156を
有し、かかる前壁154及び後壁156間には横部材1
58及び160が固定されている。主として図4を参照
して説明すると、横部材158にはブレード支持機構1
62が装着されている。このブレード支持機構162の
一端部には、ブレード保持部材164が設けられてお
り、このブレード保持部材164に、図4において紙面
に垂直な方向に回転ドラム12上の感光体の実質上全幅
に渡って延びる適宜の柔軟材料から形成されたクリーニ
ングブレード150の基部が固定されている。ブレード
支持機構162自体は、半回転式ばねクラッチ手段(図
示していない)を制御するための電磁ソレノイド(図示
していない)及び適宜のばね手段(図示していない)を
含んでおり、電磁ソレノイドが付勢(又は除勢)される
と、ばね手段の弾性偏倚作用によってクリーニングブレ
ード150を図4に実線で示す作用位置(かかる作用位
置においてはクリーニングブレード150の自由端が回
転ドラム12上の感光体に押圧される)に位置付け、電
磁ソレノイドが除勢(又は付勢)されると、クリーニン
グブレード150を図4に2点鎖線で示す非作用位置
(かかる非作用位置においては、クリーニングブレード
150の自由端が回転ドラム12上の感光体から離隔さ
れる)に位置付ける。かようなブレード支持機構162
自体の構成は、本発明に従って改良された図示の複写機
の新規な特徴をなすものではなく、例えば本出願人の出
願にかかる特願昭56−191276号(出願日:昭和
56年11月27日、発明の名称:静電式複写機のクリ
ーニング装置)の明細書及び図面に開示されている構成
と実質上同一でよく、それ故に、ブレード支持機構16
2自体の構成についての説明は本明細書においては省略
する。図示の具体例においては、上記クリーニングブレ
ード150に関連して、横部材158の左端部下面には
支持部材166が固定されており、この支持部材166
には柔軟材料から形成された遮蔽部材168の基部が固
定されている。支持部材166に固定された基部から突
出して延びる遮蔽部材168の自由端は、回転ドラム1
2上の感光体に比較的弱く接触し、クリーニングブレー
ド150の作用によって感光体から除去されたトナーが
矢印170で示す方向に散逸するのを防止する。
【0025】図4において紙面に垂直な方向に回転ドラ
ム12上の感光体の実質上全幅に渡って延びる除電ラン
プ152は、発光源172と透明乃至半透明のケース1
74とを有し、横部材160の上面部下面に固定されて
いる。かような除電ランプ152は、回転ドラム12の
矢印14で示す方向に見て上記クリーニングブレード1
50の直ぐ下流の領域にて感光体を照射し、これによっ
て感光体上の残留電荷を消失せしめる。
【0026】回転ドラム12の矢印14で示す回転方向
にみて上記除電ランプ152の直ぐ下流側においては、
第2のユニット枠148の前壁154及び後壁156に
下方に解放された開口176が形成されており、かかる
開口176の上端縁部には、前壁154及び後壁156
を延びる支持レール178が固定されている。一方、充
電用コロナ放電器28のシールドケース180の上壁両
側部には被案内レール182及び184が固定されてい
る。かような充電用コロナ放電器28は、上記被案内レ
ール182及び184を上記支持レール178に係合せ
しめて図4において紙面に垂直な方向に移動せしめるこ
とによって所要位置に着脱自在に装着される。
【0027】図示の具体例においては、更に、上記横部
材160の上面部下面の前端部と後端部に、発光源18
6とケース188とを有する除電ランプ190(図4に
は一方の除電ランプのみを図示している)が固定されて
いる。かような除電ランプ190の発光源186は、転
写域22に搬送されるシート部材の幅が回転ドラム12
上の感光体の幅よりも小さく、従って感光体の実質上幅
方向全幅ではなくて幅方向の一部のみに静電潜像を形成
することが望まれる場合に選択的に付勢されて、ケース
188に形成された開口192を通して感光体の両側部
を照射し、充電用コロナ放電器28によって実質上幅方
向全幅に渡って実質上均一に充電された感光体の両側部
の電荷を選択的に消失せしめる。
【0028】次に、上述した通りの第2のユニット14
6の、上部支持枠体104への装着方式について説明す
る。主として図3を参照して説明すると、上部支持枠体
104の垂直前基板116と垂直後基板118との間に
は横方向に所定間隔を置いて前後方向に延びる一対の支
持ロッド194及び196が装着されている。一方、第
2のユニット枠148の前壁154及び後壁156の片
縁部、即ち図4において右縁部には、右縁に解放された
スロット198が形成されている。また、図5に最も明
確に図示する如く、第2のユニット枠148の他縁部
(即ち図4において左縁部)においては、前壁154の
後面及び後壁156の前面の各々に植設された支持ピン
200によって、係止フック202が旋回自在に装着さ
れている。前側の係止フック202と後側の係止フック
202とは、両者間を延びる略L字状断面の連結部材2
04によって相互に連結されている。前側の係止フック
202と後側の係止フック202の各々の上部には、夫
々、前方及び後方へ突出する突出片206が形成されて
いる。そして、上記支持ピン200の各々には捩りコイ
ルばねから構成されたばね手段208が装着され、かか
るばね手段208の一端は第2のユニット枠148の前
壁154及び後壁156間に固定された上記横部材15
8の左端部上面に当接され他端は上記突出片206に当
接されている。かようなばね手段208は、係止フック
202を図4において反時計方向に弾性的に偏倚する。
而して、係止フック202が図3乃至図5に図示する作
用位置になると、第2のユニット枠148の前壁154
及び156の各々の他縁部(即ち図4において左縁部)
に形成された上方に延びる突出部210に係止フック2
02の突出片206が当接し、かくして係止フック20
2が図4において更に反時計方向に旋回することが阻止
される。かような次第であるので、係止フック202は
ばね手段208によって、図3乃至図5に図示する作用
位置に弾性的に保持されることが明らかであろう。係止
フック202の上端縁203は、図4において左方に向
って下方に傾斜せしめられている。
【0029】主として図3を参照して説明すると、第2
のユニット146を上部支持枠体104に装着する際に
は、図3に2点鎖線で示す開位置にある上部支持枠体1
04の下面から上部支持枠体104の垂直前基板116
及び垂直後基板118間に第2のユニット146を挿入
し、第2のユニット146の前壁154及び後壁156
の片縁部に形成されたスロット198を支持ロッド19
4に係合せしめる。次いで、支持ロッド194を中心と
して第2のユニット146を前方から見て時計方向に旋
回せしめて第2のユニット146の他縁部を上昇せしめ
る。かくすると、係止フック202の傾斜上端縁203
が支持ロッド196に当接して干渉され、これによって
係止フック202がばね手段208の弾性偏倚作用に抗
して前方から見て時計方向に旋回せしめられる。第2の
ユニット146の他縁部の上昇を続けると、係止フック
202の傾斜上端縁203が支持ロッド196を通過
し、かくするとばね手段208の弾性偏倚作用によって
係止フック202が図3乃至図5に図示する作用位置に
戻され、支持ロッド196に係止せしめられる。かくし
て、第2のユニット146が支持ロッド194及び19
6によって所要位置に懸架される。第2のユニット14
6を上部支持枠体104から離脱せしめる際には、前側
の係止フック202と後側の係止フック202とを連結
している連結部材204の突出部212を手動操作する
ことによって、係止フック202をばね手段208の弾
性偏倚作用に抗して前方から見て時計方向に旋回せしめ
て支持ロッド196から離脱せしめ、そして第2のユニ
ット146を支持ロッド194を中心として前方から見
て反時計方向に旋回せしめて第2のユニット146の上
記他側縁を下降せしめる、次いで、第2のユニット14
6の前壁154及び後壁156の上記片縁部に形成され
ているスロット198を支持ロッド194から離脱せし
める。
【0030】次に、回転ドラム12と現像装置30とを
含む第1のユニットについて言及する。図6を参照して
説明すると、全体を番号214で示す第1のユニット
は、前後方向に間隔を置いて配設される前壁216及び
後壁218を有する第1のユニット枠220を含んでお
り、回転ドラム12と現像装置30とはかかる第1のユ
ニット枠220に装着される。
【0031】図6と共に図1を参照して、それ自体は公
知の形態でよい現像装置30自体の構成を概説すると、
図示の現像装置30は、現像機構222とトナー補給機
構224とから構成されている。現像機構222は、キ
ヤリアとトナーとから成る現像剤を収容する現像容器2
26と、攪拌板228及びこの攪拌板228の両面に配
設された複数個の攪拌羽根230を有する攪拌手段23
2と、円筒状スリーブ234及びこの円筒状スリーブ2
34内に配設されたロール状静止永久磁石236を有す
る磁気ブラシ手段238とを具備している。攪拌手段2
32は、図1において反時計方向に回転せしめられて、
現像容器226内に収容されている現像剤を攪拌し、か
くしてトナーを摩擦帯電せしめる。磁気ブラシ手段23
8のスリーブ234は、図1において時計方向に回転せ
しめられる。かかるスリーブ234は、その中に配設さ
れている永久磁石236の磁気吸引力によって、現像剤
をその表面に保持し、かかる現像剤を回転ドラム12上
の感光体に施し、かくして感光体上に形成されている静
電潜像に応じて感光体上にトナーを選択的に付着せしめ
る。トナー補給機構224は、トナーを収容するトナー
容器240と、このトナー容器240の一端部上方に装
着される中空円筒状トナーカートリッジ242と、トナ
ー容器240内に配設されたトナー搬送手段244及び
トナー補給手段246とを具備している。トナーカート
リッジ242はその周側壁の所定角度位置に開封し得る
排出開口248を有する。かようなトナーカートリッジ
242は、その排出開口248を開封した後に、その排
出開口248を上方に位置せしめた状態で、トナー容器
240の前面に形成された円形開口を通してトナー容器
240内に挿入され、しかる後にその排出開口248が
下方に位置する図1に図示する状態に回転せしめられ
る。かくして、トナーカートリッジ242内に収容され
ているトナーが排出開口248を通して下方に排出され
てトナー容器240に供給される。トナーカートリッジ
242の排出開口248の下方に位置する適宜の形態で
よいトナー搬送手段244は、となー容器240の後面
に装着されたトナー補給用専用モータ(図示していな
い)によって駆動され、トナーカートリッジ242の排
出開口248から排出されたトナーを図1において左方
へ搬送する。トナー容器240の右端下部に配設された
適宜の形態でよいトナー補給手段246は、上記トナー
補給用専用モータ(図示していない)によって回転駆動
され、上記トナー搬送手段244によって搬送されたト
ナーを、トナー容器240の左端に形成された開口25
0を通して上記現像機構222の現像容器226に補給
する。トナー容器240の左端壁には、そこから左方に
延び上記現像機構222の上方を覆うカバー252が固
定されている。上述した通りの現像機構222及びトナ
ー補給機構224から構成されている現像装置30自体
は、本発明に従って構成された複写機の新規な特徴をな
すものではなく、単に使用し得る現像装置の一例を例示
するにすぎないので、かかる現像装置30の更に詳細な
説明は本明細書においては省略する。
【0032】主として図6を参照し、上記の通りの現像
装置30の第1のユニット枠220への装着方式を説明
すると、次の通りである。現像機構222の現像容器2
26は、第1のユニット枠220の前壁216及び後壁
218に形成された孔254を通して、現像容器226
の左縁部に形成されたねじ孔256に止めねじ258を
螺着すると共に、第1のユニット枠220の前壁216
及び後壁218に形成された孔260を通して現像容器
226の右端部に形成されたねじ孔262に止めねじ2
64を螺着することによって、第1のユニット枠220
の前壁216及び後壁218間に固定される。現像機構
222の攪拌手段232はその前端部及び後端部に装着
された円形外周面を有する軸支部材266を有してお
り、かかる軸支部材266を第1のユニット枠220の
前壁216及び後壁218に形成されている孔268に
装着することによって、第1のユニット枠220の前壁
216及び後壁218間に回転自在に装着される。同様
に、磁気ブラシ機構238も、その前端部及び後端部に
装着された円形外周面を有する軸支部材270を有し、
かかる軸支部材270を第1のユニット枠220の前壁
216及び後壁218に形成されている孔272に装着
することによって、第1のユニット枠220の前壁21
6及び後壁218間に回転自在に装着される。図6に明
確に図示する如く、攪拌手段232の後端と磁気ブラシ
手段238の後端とには、夫々、歯車274及び276
が固定されている。これらの歯車274及び276は、
攪拌手段232及び磁気ブラシ手段238が所定位置に
装着されると相互に係合せしめられる。そして、後に言
及する如く、歯車274及び276の一方276は、第
1のユニット214が上部支持枠体104に所要の通り
に装着されると、複写機の主駆動源を構成する伝動モー
タの如き駆動源に、適宜の伝動系列を介して駆動連結さ
れる。一体的に組立てられたトナー補給機構224は、
トナー容器240の前面及び後面に存在する突出部に形
成されている孔278を通して、上記現像容器226の
右縁部に存在する突出部に形成されているねじ孔280
に止めねじ282を螺着することによって、上記現像容
器226に固定される。
【0033】次に、第1のユニット枠220に対する回
転ドラム12の装着方式について説明する。図6に明確
に図示する如く、第1のユニット枠220の前壁216
の後面と後壁218の前面には、上方に開放された半円
形状の受部284が形成されている。一方、回転ドラム
12の前端及び後端には円形外周面を有する軸支部材2
86が装着されている。かような回転ドラム12は、そ
の両端に装着されている軸支部材286を上記受部28
4に上方から挿入することによって、第1のユニット2
20の前壁216及び後壁218間に回転自在に装着さ
れる。他方、次に言及する如くして第1のユニット21
4が装着される上部支持枠体104の垂直前基板116
の後面及び垂直後基板118の前面には、下端に半円形
の切欠き288を有するのが好都合である拘束片290
(図6にその下部のみを2点鎖線で示す)が固定されて
いる。かような拘束片290の切欠き288は、第1の
ユニット214を上部支持枠体104に所要の通りに装
着すると、受部284の直ぐ内側において、回転ドラム
12の両端に装着された軸支部材286の上半面に当接
し、かくして軸支部材286が受部284から上方へ移
動するのを確実に阻止する。所望ならば、拘束片290
は第1のユニット枠220に着脱自在に装着することも
できる。図6に図示する如く、回転ドラム12の後端部
には歯車292が固定されている。かかる歯車292
は、後に言及するごとく、第1のユニット214が上部
支持枠体104に所要の通りに装着される、複写機の主
駆動源を構成する伝動モータの如き駆動源に、適宜の伝
動系列を介して駆動連結される。
【0034】次に、図6と共に図3を参照して、上述し
た通りの第1のユニット214の、上部支持枠体104
への装着方式について説明する。図3に図示する如く、
上部支持枠体104の垂直前基板116及び垂直後基板
118には、下縁から上方に延びて次いで右方に延びる
スロット294が形成されている。また、上部支持枠体
104の垂直前基板116及び垂直後基板118には、
上記スロット294に対して左方に所定間隔を置いた位
置に、夫々、前方及び後方に突出する突出片296が形
成されている。一方、図6に図示する如く、第1のユニ
ット枠220の前壁216及び後壁218の片縁部、即
ち右縁部には、係止ロッド298が装着される。この係
止ロッド298は、その両端部を第1のユニット枠22
0の前壁216及び後壁218の右縁部に形成された孔
300に挿入することによって、第1のユニット枠22
0に所要の通りに装着される。かくして第1のユニット
枠220に装着された係止ロッド298の両端部は、夫
々、前壁216及び後壁218を越えて前方及び後方に
突出する。また、第1のユニット枠220の前壁216
及び後壁218の他縁部、即ち左縁部には、夫々、前方
及び後方に突出する突起302が形成されている。
【0035】第1のユニット214を上部支持枠体10
4に装着する際には、第1のユニット214の片縁部に
存在する係止ロッド298の両端部、即ち前壁216及
び後壁218を越えて前方及び後方に突出している両端
部と、上部支持枠体104の垂直前基板116及び垂直
後基板118に形成れているスロット294に係止せし
める。次いで、スロット294に係止せしめられた係止
ロッド298を中心として第1のユニット214を前方
から見て時計方向に旋回せしめて、第1のユニット21
4の他縁部を上昇せしめる。かくすると、第1のユニッ
ト枠220の前壁216及び後壁218の他縁部に形成
されている突起302が、上部支持枠体104の垂直前
基板116及び垂直後基板118に形成されている突出
片296の直ぐ下方に位置するようになる。しかる後
に、突起302を貫通して上方に突出している止めねじ
304を操作して、突出片296に形成されているねじ
孔306に螺着せしめる。かくして、第1のユニット2
14が上部支持枠体104の垂直前基板116及び垂直
後基板118間に所要の通りに装着される。上部支持枠
体104から第1のユニット214を離脱せしめるに
は、止めねじ304を操作して突出片296のねじ孔3
06から離脱せしめ、かくして突出片296と突起30
2とのねじ止めを解除し、次いで係止ロッド298をス
ロット294から離脱せしめればよい。
【0036】而して、図示の具体例においては、図3、
図4或いは図1を参照することによって容易に理解され
る如く、第2のユニット146は第1のユニット214
の上方に位置する。それ故に、第1のユニット214及
び第2のユニット146を上部支持枠体104に装着す
る際には、最初に第2のユニット146を装着し、次い
で第1のユニット214を装着することが必要であり、
第1のユニット214及び第2のユニット146を上部
支持枠体104から離脱する際には、最初に第1のユニ
ット214を離脱し、次いで第2のユニット146を離
脱することが必要である。
【0037】
【発明の効果】本発明の静電複写機においては、回転ド
ラムと現像装置を含む第1のユニツトとクリーニング装
置と充電用コロナ放電器とを含む第2のユニツトとを夫
々別個に上部支持体に対して装着及び離脱することによ
って、各構成要素を充分容易且つ迅速に上部支持枠体に
装着することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された静電複写機の全体的
構成を示す簡略断面図。
【図2】図1の静電複写機におけるシエル型支持構造体
を示す簡略図。
【図3】図1の静電複写機におけるシエル型支持構造体
とその上部支持枠体に対する第2のユニツトの装着方式
を示す簡略斜面図。
【図4】図1の静電複写機における第2のユニツトを示
す部分断面図。
【図5】図1の静電複写機における第2のユニツトの一
部を示す部分斜面図。
【図6】図1の静電複写機における第1のユニツトを示
す分解斜面図。
【符号の説明】
2:静電複写機のハウジング 4:透明板 6:原稿押え 12:回転ドラム 28:充電用コロナ放電器 30:現像装置 32:転写用コロナ放電器 34:剥離用コロナ放電器 36:クリーニング装置 38:シート部材搬送装置 80:定着装置 86:光学装置 102:下部支持枠体 104:上部支持枠体 116:上部支持枠体の垂直前基板 118:上部支持枠体の垂直後基板 146:第2のユニツト 148:第2のユニツト枠 150:クリーニングブレード 152:除電ランプ 154:第2のユニツト枠の前壁 156:第2のユニツト枠の後壁 158:第2のユニツト枠の横部材 160:第2のユニツト枠の横部材 190:除電ランプ 194:支持ロツド 196:支持ロツド 198:スロツト 200:支持ピン 202:係止フツク 204:連結部材 206:突出片 208:ばね手段 214:第1のユニツト 216:第1のユニツト枠の前壁 218:第1のユニツト枠の後壁 220:第1のユニツト枠 222:現像機構 224:トナー補給機構 226:現像容器 232:攪拌手段 238:磁気ブラシ手段 284:第1のユニツト枠の受部 286:回転ドラムの軸支部材 288:拘束片の切欠き 290:拘束片 294:スロツト 296:突出片 298:係止ロツド 300:孔 302:突起 304:止めねじ 306:ねじ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板清 正則 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 楠本 弘 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 河盛 善造 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 河本 益雄 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部支持枠体と、開位置と閉位置との間
    を前後方向に延びる旋回中心軸線を中心として旋回自在
    に該下部支持枠体に装着された上部支持枠体とを具備
    し、該上部支持枠体には、周表面に感光体を有する回転
    ドラムが前後方向に延びる回転中心軸線を中心として回
    転自在に装着されていると共に、該回転ドラムの周囲に
    沿って且つ該回転ドラムの回転方向に見て順次に、クリ
    ーニング装置、充電用コロナ放電器及び現像装置が装着
    されている静電複写機において、 該回転ドラム及び該現像装置は共に第1のユニツト枠に
    装着されていて第1のユニツトを構成し、該クリーニン
    グ装置及び該充電用コロナ放電器は共に第2のユニット
    枠に装着されていて第2のユニットを構成し、該第1の
    ユニット枠と該第2のユニット枠とが夫々該上部支持枠
    体に着脱自在に装着されている、ことを特徴とする静電
    複写機。
  2. 【請求項2】 該第1のユニット枠は該上部支持枠体の
    下端部に装着され、該第2のユニット枠は該第1のユニ
    ット枠の上方に装着されている請求項1記載の静電複写
    機。
  3. 【請求項3】 該上部支持枠体は前後方向に間隔を置い
    て配設された前壁及び後壁を有し、該前壁と該後壁間に
    は横方向に間隔を置いて前後方向に延びる一対の支持ロ
    ッドが装着されており、 該第2のユニット枠の片縁部には、該一対の支持ロッド
    の一方に係止するための片縁に開放されたスロットが形
    成されており、該第2のユニット枠の横方向他縁部に
    は、該一対の支持ロッドの他方に解除自在に係止される
    係止フックが装着されており、 該スロットを該一対の支持ロッドの該一方に係止すると
    共に、該係止フックを該支持ロッドの他方に係止するこ
    とによって、該上部支持枠体に該第2のユニット枠が着
    脱自在に装着される、請求項2記載の静電複写機。
  4. 【請求項4】 該係止フックは、該第2のユニット枠の
    該他縁部に旋回自在に装着されていると共に、ばね手段
    によって所定作用位置に弾性的に偏倚されており、該係
    止フックの上端縁は所定方向に傾斜せしめられていて、
    該第2のユニット枠の該片縁部に形成された該スロット
    を該一対の支持ロッドの該一方に係止せしめ、次いで該
    一対の支持ロッドの該一方を中心として該第2のユニッ
    ト枠を旋回せしめて該他縁部を上昇せしめると、該係止
    フックの該上端縁が該一対の支持ロッドの該他方に干渉
    されることによって該係止フックが該ばね手段の弾性偏
    倚作用に抗して該作用位置から旋回せしめられ、そして
    該係止フックの該上端縁が該一対の支持ロッドの該他方
    を通過すると、該ばね手段の弾性偏倚作用によって該フ
    ックが該作用位置に復帰して該一対の支持ロッドの該他
    方に係止せしめられる、請求項4記載の静電複写機。
  5. 【請求項5】 該上部支持枠体は前後方向に間隔を置い
    て配設された前壁及び後壁を有し、該前壁と該後壁の下
    縁部には、下縁から上方に延びて次いで横方向に延びる
    スロットと、該スロットに対して横方向に間隔を置いて
    前後方向に突出する突出片とが形成されており、 該第1のユニット枠の片縁部には、該スロットに係止さ
    れる係止ロッドが装着されており、該第1のユニット枠
    の他縁部には該突出片に対応する突起が形成されてお
    り、 該係止ロッドを該スロットに係止すると共に、該突出片
    と該突起とをねじ止めすることによって、該上部支持枠
    体に該第1のユニット枠が着脱自在に装着される、請求
    項2記載の静電複写機。
  6. 【請求項6】 該回転ドラムの両端には円形外周面を有
    する軸支部材が装着されており、 該第1のユニット枠は前後方向に間隔を置いて配設され
    た前壁及び後壁を有し、該前壁の後面と該後壁の前面と
    には上方に開放された半円形状の受部が形成されてお
    り、 該軸支部材の各々を該受部の各々に上方から挿入するこ
    とによって該回転ドラムが該第1のユニット枠に回転自
    在に装着され、 そして、該上部支持枠体には、該回転ドラムが装着され
    た該第1のユニット枠が該上部支持枠体に装着される
    と、該軸支部材の各々の上面に当接して該軸支部材の各
    々の上方への移動を阻止する拘束片が設けられている、
    請求項1から5までのいずれかに記載の静電複写機。
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