JPH05196138A - 車両用無段変速機における加速および減速スキップ変速制御方法 - Google Patents

車両用無段変速機における加速および減速スキップ変速制御方法

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JPH05196138A
JPH05196138A JP4030019A JP3001992A JPH05196138A JP H05196138 A JPH05196138 A JP H05196138A JP 4030019 A JP4030019 A JP 4030019A JP 3001992 A JP3001992 A JP 3001992A JP H05196138 A JPH05196138 A JP H05196138A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無段変速機において、アクセルペダル踏み込
み、シフトレバーの操作等に対して、応答性のよい変速
制御を行わせる。 【構成】 パワー項、エンジン回転項および加速度項を
加えて得られる変速比変化速度di/dt(但し、di/dt=−
C1×(Ne/V2 )×dVo/dt + C2×(1/V)×dNe
o/dt +C3×(Ne/V2 )×(Gon−Ga))を制御値
として変速制御を行う方法において、アクセル開度の変
化率が所定値より大きく、アクセル開度に対応して設定
される目標エンジン回転数Neoが実際のエンジン回転数
Neaより大きく、加速度項di(G)が正の値であることを
検出したときには、加速スキップ制御必要状態であると
判断し、この判断直後から加速スキップ処理時間T0の
間は、変速比変化速度di/dtを増大補正する加速スキッ
プ制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用として用いられる
無段変速機の変速制御方法に関し、特に、運転者の加減
速操作(例えば、アクセルペダルの踏み込み、マニュア
ルシフトレバー操作等)に対応して行われる変速制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無段変速機の変速制御方法として
は、例えば、アクセル開度(アクセルペダルの踏み込み
量、エンジンスロットル開度をいう)に対応して目標エ
ンジン回転数Neoを設定し、実エンジン回転数Neaが目
標エンジン回転数Neoと一致するように制御されてい
た。ところが、このような制御では過渡状態の制御が問
題となることが多い。
【0003】例えば、図20において、点Aで示すよう
にエンジン回転数N1で車速V1のクルージング走行状
態(このときアクセル開度に対応した目標エンジン回転
数は実エンジン回転数N1に一致している)で走行中
に、アクセルペダルが踏み込まれ、目標エンジン回転数
がN2に上昇した場合の制御を考える。エンジン回転を
目標値まで上昇させるには変速比がLOW側(大きくな
る方向)になるように変速制御をすればよいのである
が、アクセルペダルの踏み込みとともにエンジン出力が
上昇しエンジンの余裕馬力(アクセルペダルの踏み込み
に応じて増加するエンジン馬力のことで、これは車両の
加速馬力として作用する)が大きくなるので、最終的に
は、点Aで示す状態から点Bで示す状態(エンジン回転
数N2で車速V2の状態)まで変化する。
【0004】このような場合に、目標エンジン回転数N
eoのみを制御値として変速制御を行えば、まずエンジン
回転を目標値N2に近づけるように変速比をLOW側に
変化させる制御が行われ、次いで、エンジン余裕馬力に
よる加速を行わせるべく変速比をTOP側に変化させる
制御が行われることになる。このため、変速制御の途中
でエンジン回転がオーバーシュートしたり、変速に違和
感が生じたりするという問題が生ずる。
【0005】このようなことから、本出願人は、特開昭
63−53343号公報等に開示されているような方法
を発明した。この制御方法においては、無段変速機の変
速比変化速度di/dt(但し、i:変速比i)を、エンジ
ンの余裕馬力から得られる予測加速度に対応する成分
(これをパワー項di(P)と称する)とエンジン回転の目
標変化速度に対応する成分(これをエンジン回転項di(N
e)と称する)との和として演算し、この変速比変化速度
を制御値として変速制御を行う。このため、例えば、上
記のように点Aの状態でクルージング走行中に、アクセ
ルペダルが踏み込まれた場合には、エンジンの余裕馬力
から得られる予測加速度に対応する変速比変化速度ベク
トル成分C1とエンジン回転の目標変化速度に対応する
変速比変化速度ベクトル成分C2とを合成したベクトル
C3を演算し、このベクトルC3に応じて変速比がi1
からi2まで変化するように変速制御が行われる。
【0006】上記の制御はクルージング走行時および緩
加速、緩減速のような場合には問題がない。ところが、
アクセルペダルが急に踏み込まれて加速がなされる場合
のような過渡走行状態、すなわち、変速比を大きく変化
させる制御が要求される走行状態においては、目標値ま
での制御値の変化が人間(運転者)の要求に必ずしも対
応せず、過渡走行フィーリングがあまり良くないという
問題がある。なお、以下においては、このような急加
速、急減速が要求されるような場合において、通常走行
から急加速、急減速走行へ移行(スキップ)する場合の
変速制御をスキップ変速制御と称する。
【0007】このため、本出願人は、特開平2−249
727号公報に開示されているような変速制御方法を提
案した。この制御方法においては、アクセル開度に対応
して目標到達加速度を設定するとともに、現在の加速度
をこの目標到達加速度まで所望の特性で変化させるため
必要な目標加速度を設定し、この目標加速度が得られる
ような変速制御が行われるようになっている。このた
め、この制御においては、目標加速度と現在の加速度と
の差に対応する成分(これを加速度項di(G)と称する)
を設定し、この成分(加速度項di(G))をエンジンの余
裕馬力から得られる予測加速度に対応する成分(パワー
項di(P))とエンジン回転の目標変化速度に対応する成
分(エンジン回転項di(Ne))との和に加えて変速比変化
速度di/dtを求めるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の制御方法を用い
れば、例えば、運転者が車速を加速しようとしてアクセ
ルペダルを踏み込んだ場合、この踏み込みに対応して必
要とされる変速比変化速度di/dtを演算し、この演算値
を変速制御アクチュエータに出力して変速制御が行われ
る。このため、過渡走行状態においても、運転者の要求
に合致した変速制御を行わせることかできると考えられ
る。ところがこの場合、アクセルペダルの踏み込みを検
出した時点から変速比変化速度を演算しこの演算値をア
クチュエータに出力するまでの時間遅れと、アクチュエ
ータ自体の作動遅れ等により、アクセルペダルの踏み込
みに対する加速開始が遅れ、加速応答性が良くないとい
う問題が発生した。
【0009】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
アクセルペダル踏み込み、シフトレバーの操作等のよう
な運転者の加速もしくは減速要求に対して、応答性のよ
いスキップ変速制御を行わせることができるような変速
制御方法を提供することを目的とする。なお、変速制御
アクチュエータの応答性はアクチュエータ自体の構造に
より異なるため、本発明では変速制御方法のみに注目
し、アクチュエータへの制御信号を出力するまでの制御
方法を改良して応答性を改善するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、エン
ジンの余裕馬力から演算される予測加速度dVo/dt、エン
ジン回転数Neおよび車速Vから パワー項: di(P)=−C1×(Ne/V2 )×dVo/dt を求め、運転者の加・減速意志を表す指標(例えば、ア
クセル開度)から得られるエンジン回転数の目標変化速
度dNeo/dtおよび前記車速Vから エンジン回転項: di(Ne)=C2×(1/V)×dNeo/dt を求め、現在の加速度Ga、目標加速度Gon、前記エン
ジン回転数Neおよび前記車速Vから 加速度項: di(G)=C3×(Ne/V2 )×(Gon−G
a) を求め、これらパワー項、エンジン回転項および加速度
項を加えて得られる変速比変化速度di/dt 但し、di/dt=−C1×(Ne/V2 )×dVo/dt + C2×
(1/V)×dNeo/dt+C3×(Ne/V2 )×(Gon−
Ga) を制御値として変速制御することを基本制御方法として
いる。本発明の変速制御方法ではさらに、上記指標(ア
クセル開度)の変化率が所定値より大きく、上記指標に
対応して設定される目標エンジン回転数Neoが実際のエ
ンジン回転数Neaより大きく、目標加速度Gonが現在の
加速度Gaより正側(加速側)に大きいことを検出した
ときには、加速スキップ制御必要状態であると判断し、
この判断直後から、例えば、加速スキップ処理時間T0
の間は、変速比変化速度di/dtを増大補正する加速スキ
ップ制御を行うようになっている。
【0011】なお、加速スキップ必要状態であると判断
されたときには、その直後から第1の所定時間T1(<
T0)の間は、変速比変化速度di/dtとして、車速に対応
して予め設定されている先行スキップ値を出力し、変速
比変化速度di/dtを増大補正するのが望ましい。この場
合において、変速比変化速度di/dtが第1インターバル
(t1)の制御サイクルに基づいて制御値として出力さ
れて変速制御が行われ、加速スキップ制御必要状態か否
かの判断はこの第1インターバル(t1)より短い第2
インターバル(t2)の制御サイクルに基づいて行われ
る場合には、加速スキップ制御必要状態であると判断さ
れたときには、第1インターバルの制御サイクルをリセ
ットし、加速スキップ必要状態との判断の直後に先行ス
キップ値を制御値として出力するのが望ましい。
【0012】また、加速スキップ必要状態であると判断
されたときにおいて、第1の所定時間T1の経過後から
第2の所定時間T2(但し、T0=T1+T2)の間は、加
速度項di(G)に、実車速に対応して設定されるスキップ
係数Ksを乗じて加速度項di(G)を増大補正し、これによ
り変速比変化速度の増大補正を行うのが好ましい。この
スキップ係数Ksは、アクセル開度の変化率が大きい程
大きくなるように設定される。
【0013】上記方法は加速スキップ変速制御方法であ
るが、本発明は減速スキップにも適用することができ
る。この場合にも、パワー項、エンジン回転項および加
速度項を加えて得られる変速比変化速度di/dtを制御値
として変速制御することを基本制御方法とする。そし
て、アクセル開度がほぼ全閉状態となり、且つマニュア
ルレバー操作により走行レンジが通常走行レンジから低
速側の走行レンジに変更されたときには、減速スキップ
制御必要状態であると判断し、この判断直後から減速ス
キップ処理時間T10の間は、前記変速比変化速度di/dt
を増大補正する減速スキップ制御を行う。
【0014】
【作用】上記の加速スキップおよび減速スキップ変速制
御方法を用いて変速制御をおこなえば、加速スキップ必
要状態もしくは減速スキップ必要状態であると判断され
ると、その直後から所定時間(スキップ処理時間)の間
は変速比変化速度が増大補正される。このため、この間
はアクチュエータの制御値が大きくなりアクチュエータ
が急速に減速側(LOW側)に作動されるので、その
分、応答性が向上する。なお、加速スキップ制御必要状
態であると判断されたときには、第1インターバルの制
御サイクルをリセットし、加速スキップ必要状態である
との判断の直後に先行スキップ値を制御値として出力す
るようにすれば、制御サイクルの途中において加速スキ
ップ制御を開始することができ、応答性を一層向上する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。まず、第1図に本発明に係る変速
制御方法により変速制御される油圧式無段変速機を示し
ている。この油圧式無段変速機TMは、入力軸1を介し
てエンジンEにより駆動される定吐出量型油圧ポンプP
と、車輪Wを駆動する出力軸2を有する可変容量型油圧
モータMとを有している。これらポンプPおよびモータ
Mは、ポンプPの吐出口およびモータMの吸入口を連通
させる第1油路Laと、モータMの吐出口およびポンプ
Pの吸入口を連通させる第2油路Lbとの2本の油路に
より油圧閉回路を構成して連結されている。
【0016】このためエンジンEによりポンプPが駆動
されると、このポンプPからの吐出油は第1油路Laを
通ってモータMに送られモータMが回転駆動された後、
第2油路Lbを通ってポンプPに戻される。この場合に
は、第1油路La内の油圧が高圧で第2油路Lb内の油
圧が低圧となる。また、車両の減速時のように車輪Wか
らの駆動力を受けてエンジンブレーキが作用する状態の
ときには、油の流れは同じであるが、第1油路Laが低
圧で第2油路Lbが高圧となる。一方、エンジンEによ
り駆動されるチャージポンプ10の吐出口がチェックバ
ルブ11を有するチャージ油路Lgおよび一対のチェッ
クバルブ3,3を有する第3油路Lcを介して油圧閉回
路に接続されている。チャージポンプ10によりタンク
15から汲み上げられチャージ圧リリーブバルブ12に
より調圧された作動油が、チェックバルブ3の作用によ
り上記2本の油路のうち低圧側の油路に供給される。
【0017】さらに、シャトルバルブ4を有する油路L
dおよびクラッチ5を有する油路Lfが第1および第2
油路La,Lb間に配設されている。シャトルバルブ4
は両油路La,Lbのうちの低圧となる油路を油路Le
を介して低圧リリーフバルブ6に接続させ、このリリー
フバルブ6を介して閉回路内の作動油をタンク15に戻
す。一方、クラッチ5は油路Lfの開度を制御するバル
ブである。このバルブにより油路Lfが開放すると第1
および第2油路La,Lbが短絡されポンプPの吐出油
はこの短絡油路Lfを介して流れ、モータMへは送られ
ない。このため、クラッチ5の開度制御を行えば、変速
機TMのクラッチ制御がなされる。
【0018】油圧モータMは、例えば、斜板アキシャル
プランジャモータであり、このモータMの斜板傾斜角を
制御すれば、その容量制御を行うことができる。ここ
で、モータMの斜板はリンク機構38を介して、図2に
示す変速サーボユニット30に繋がっている。このた
め、この変速サーボユニット30により可変容量モータ
Mの容量を可変制御すれば、変速機TMの変速比i(=
入力軸1の回転数/出力軸2の回転数)を可変制御する
ことができる。
【0019】この変速サーボユニット30について図2
に基づいて説明する。このユニット30は、シリンダ3
1と、このシリンダ31に形成されたシリンダ孔31a
内に図中左右に移動自在に挿入されたピストンロッド3
2とを有する。シリンダ孔31aはピストンロッド32
が挿入された状態でカバー33により開口端が覆われ、
シリンダ孔31a内空間はこの状態でピストンロッド3
2のピストン部32aにより二分割され左右油室34,
35が形成される。シリンダ31には、左右油室34,
35にそれぞれ連通するポート31c,31dが形成さ
れており、ポート31c,31dから左右油室34,3
5に所定油圧の作動油の給排を行ってピストンロッド3
2が左右に移動される。
【0020】ピストンロッド32は、リンク機構38を
介してモータMの容量可変部材(例えば、斜板)に連結
されており、ピストンロッド32を左右に移動させるこ
とによりモータMの容量を可変制御することができるよ
うになっている。本例では、ピストンロッド32を右方
向に移動させると、変速比iは小さくなる、すなわち、
TOP側に変化し、左方向に移動させると変速比iは大
きくなる、すなわち、LOW側に変化するようになって
いる。なお、本例では図示しないが、リンク機構38中
にピストンロッド32の移動力を増幅して伝達するサー
ボ機構を配設しても良い。
【0021】上記変速サーボユニット30の左右油室3
4,35内にポート31c,31dを介して供給される
作動油の油圧を制御することにより、ピストンロッド3
2の左右移動が制御されて変速制御が行われる。この変
速サーボユニット30においては、受圧面積の小さな右
油室(ロッド側油室)35へは油圧ライン101および
101bを介してコンスタントな油圧であるライン圧P
Lを常時供給しており、受圧面積の大きな左油室(ヘッ
ド側油室)34へ油圧ライン104を介して供給される
油圧Pcを制御するようになっている。なお、油圧ライ
ン101は第1図に示すチャージ油路Lgに繋がり、ラ
イン圧PLはチャージ油路Lgの油圧から得ている。
【0022】この油圧ライン104を介して供給される
油圧Pcを制御するのが、ノーマルオープンタイプの2
個のデューティ制御ソレノイドバルブ21,26であ
る。第1ソレノイドバルブ21は第1ソレノイド21a
により作動されるバルブであり、油圧ライン101から
分岐するとともに第1オリフィス102aを有する油圧
ライン102から油圧ライン103への作動油の流通量
を、コントローラ50から制御ライン55を介して送ら
れるデューティ比信号に応じて制御する。
【0023】一方、第2ソレノイドバルブ26は第2ソ
レノイド26aにより作動されるバルブであり、油圧ラ
イン103に繋がった油圧ライン105と第2オリフィ
ス106aを有する油圧ライン106との間に配され、
コントローラ50から制御ライン56を介して送られる
デューティ比信号に応じて油圧ライン105から油圧ラ
イン106への作動油の流通量を制御する。この油圧ラ
イン106はタンクに連通しており、第2ソレノイドバ
ルブ26は油圧ライン105(および油圧ライン10
4)からの作動油のドレン量を制御する。なお、油圧ラ
イン103は油圧ライン104にも繋がっており、この
油圧ライン104は変速サーボユニット30の左油室3
4に連通している。
【0024】以上の構成の変速制御装置による無段変速
機TMの変速制御について、以下に説明する。この変速
制御はコントローラ50からの制御信号により、表1に
示すように、各ソレノイドバルブ21,26のソレノイ
ド21a,26aの作動制御を行うことによりなされ
る。この表に示すように第1および第2ソレノイド21
a,26aの作動を制御すれば、変速比iをそのままホ
ールドしたり、TOP側(変速比iを小さくする側)に
変速させたり、LOW側(変速比iを大きくする側)に
変速させたりすることができる。
【0025】
【表1】
【0026】まず、第1および第2ソレノイド21a,
26aをともにオンにした場合には、第1および第2ソ
レノイドバルブ21,26がともに閉止される。これに
より、変速サーボユニット30の左側油室34に繋がる
油圧ライン104が閉塞されるので、ピストンロッド3
2はその位置で保持され、変速比iがそのままホールド
される。
【0027】次に、第2ソレノイド26aをオンにして
第2ソレノイドバルブ26を閉止させた上で、第1ソレ
ノイド21aをデューティ制御すると、油圧ライン10
2,103,104を介して変速サーボユニット30の
左側油室34内にライン圧PLが供給される。ここで、
右側油室35内には常時ライン圧PLが作用しているの
であるが、右側油室35の受圧面積が左側油室34の受
圧面積より小さいため、ピストンロッド32は右方に移
動される。これによりTOP側への変速が行われる。こ
こで、油圧ライン104から左側油室34に供給される
油量は、第1ソレノイド21aのデューティ比に対応す
る。このため、このデューティ比を制御すれば、ピスト
ンロッド32のTOP側への移動速度、すなわち、TO
P側への変速比変化速度di/dtを自由に制御できる。
【0028】上記とは逆に、第1ソレノイド21aをオ
ンにして第1ソレノイドバルブ21を閉止させた上で、
第2ソレノイド26aをデューティ制御すると、変速サ
ーボユニット30の左側油室34内の作動油を油圧ライ
ン104,105および106を介してドレン側に排出
させることかできる。これにより、ピストンロッド32
は左方に移動され、LOW側への変速が行われる。な
お、左側油室34から排出される油量は、第2ソレノイ
ド26aのデューティ比に対応する。このため、このデ
ューティ比を制御すれば、ピストンロッド32のLOW
側への移動速度、すなわち、LOW側への変速比変化速
度di/dtを自由に制御できる。
【0029】以上のように、第1および第2ソレノイド
バルブ21,26の作動制御により変速比の制御を行う
ことができるのであるが、これらソレノイドバルブ2
1,26の作動はコントローラ50から制御ライン5
5,56を介して送られる制御信号に基づいて制御され
る。このコントローラ50には、エンジンスロットル開
度センサ51から信号ライン51aを介して送られるア
クセル開度信号θapと、エンジン回転センサ52から信
号ライン52aを介して送られるエンジン回転数信号N
eaと、トラニオン角検出センサ53から信号ライン53
aを介して送られるトラニオン角信号θtrと、車速セン
サ54から信号ライン54aを介して送られる車速信号
Vとが入力されており、コントローラ50においてはこ
れらの信号に基づいて変速比変化速度di/dtを演算し、
この変速比変化速度di/dtが得られるように第1および
第2ソレノイドバルブ21,26に制御信号を出力す
る。
【0030】このコントローラ50による変速制御につ
いて、以下に説明する。まず、無段変速機Tの変速比i
(=入力回転数/出力回転数)は、エンジン回転数をN
e、車速をVとしたときには、式(1)で表される。 i=Ne/(C′×V) ・・・(1) この第(1)式でC′は定数である。この第(1)式を
時間tで微分して変速比変化速度di/dtを求めると、数
1で示す式(2)のようになる。
【0031】
【数1】
【0032】この式(2)でエンジン回転数の変化速度
dNe/dtを、エンジン回転数の目標変化速度dNeo/dtと
し、加速度dV/dtを予測加速度dVo/dtとし、C=1/
C′とすると、変速比変化速度di/dtは数2で示す式
(3)のようになる。
【0033】
【数2】
【0034】この式(3)から分かるように、変速比変
化速度di/dtは、エンジン回転数の目標変化速度dNeo/dt
に対応する成分di(Ne)(=C×1/V×dNeo/dt:以下
これをエンジン回転項と称する)と、予測加速度dVo/dt
に対応する成分di(P)(=−C×Ne/V2 ×dVo/dt:
以下これをパワー項と称する)との和で与えられること
になる。
【0035】予測加速度dVo/dtは、次のようにして求め
ることができる。エンジンE単体の出力Peは、路面抵
抗をRμ、空気抵抗をRa、エンジンEの余裕馬力をP
aとしたときに Pe=Rμ+Ra+Pa ・・・(4) と表される。この式(4)から余裕馬力Paは Pa=Pe−(Rμ+Ra) ・・・(5) となる。また余裕馬力Paは、車両総重量をW、エンジ
ン等価慣性回転総重量をΔWとしたときに、数3に示す
式(6)でも表される。
【0036】
【数3】
【0037】この式(6)から予測加速度dVo/dtは、数
4に示す式(7)のようになる。
【0038】
【数4】
【0039】なお、式(6)および(7)において、g
は重力の加速度(9.8m/s2 )である。したがっ
て、予測加速度dVo/dtは、エンジンEの余裕馬力Paか
ら演算可能であり、余裕馬力Paは式(5)から求めら
れる。
【0040】一方、エンジン回転数の目標変化速度dNeo
/dtは、アクセル開度に対して設定される目標エンジン
回転数Neoと、実際のエンジン回転数Neとの差ΔNeを
演算し、走行フィーリングおよび燃料消費の観点からこ
の回転差ΔNeに応じて予め定められたテーブルを用い
て求めることができる。
【0041】この結果、変速比変化速度di/dtは、数5
に示される式(8)のように表される。この式(8)に
おいて、第1項がエンジン回転項di(Ne)、すなわち、エ
ンジン回転数の目標変化速度dNeo/dtに対応する成分を
示す項であり、第2項がパワー項di(G)、すなわち、予
測加速度dVo/dtに対応する成分を示す項である。なお、
C1 およびC2 は定数で、この値を変えることにより各
項に重み付けを施すことができる。
【0042】
【数5】
【0043】このようにして式(8)により求めた変速
比変化速度di/dtを用いて変速制御を行えば良いのであ
るが、これだけでは、アクセル開度が大きく変化して変
速比を大きく変化させる制御が要求されるような状況で
は、目標変速比までの制御値の変化が運転者の要求に必
ずしも対応しない。このため、本制御においては、現在
の加速度Gaと、所望の加速度変化を得るために要求さ
れる目標加速度Gonとを算出し、これらに基づいて式
(9)で示す加速度項di(G)を演算する。 di(G)=C3×(Ne/V2)×(Gon−Ga) ・・・(9) なお、C3はこの項に重み付けを施す定数である。そし
て、この加速度項di(G)を式(8)に加えて変速比変化
速度di/dtを求める。すなわち、式(10)に基づいて
変速比変化速度di/dtを求め、これを制御値として変速
制御が行われる。 di/dt=di(Ne)+di(P)+di(G) ・・・(10)
【0044】この式(10)により演算される変速比変
化速度di/dtを制御値として変速制御を行えば、理論的
には所望の加速度変化を得ることができるのであるが、
実際には、制御値の出力遅れ、アクチュエータの作動遅
れ等により加速度変化が現れるのが遅れ、加速応答性が
良くないという事態が生じる。このため、本制御におい
ては、このような遅れをできる限り抑えて加速応答性を
向上させるようにしており、この制御を以下に具体的に
説明する。変速制御のメインフローを図3に示してお
り、このフローに基づいて変速制御を順次説明する。
【0045】まず、ステップS10において変速比変化
速度di/dtを演算する。このステップS10の内容を図
4に示しておりこのフローに沿って説明する。ここでは
最初に、エンジン回転数Ne、車速Vおよびアクセル開
度θAPが検出され(ステップS11)、次いでエンジン
の余裕馬力Paが求められる(ステップS12)。この
余裕馬力Paの計算は、式(5)に基づいて行われる。
この場合エンジン単体出力Peは、例えば、図5に示す
ようなマップから求められる。図5では、エンジン回転
数Neを横軸に、エンジン単体出力Peを縦軸にして、
吸気負圧P1〜P13をパラメータとして表しており、エ
ンジン回転数Neと吸気負圧とからエンジン単体出力P
eを求めることができる。
【0046】なお、このようにして求められたエンジン
単体出力Peは、変速機の効率とは無関係に定めたもの
であり、この出力Peを変速機の効率により補正したも
のが実際のエンジン出力として用いられ、エンジン余裕
馬力Paが算出される。このようにして求められたエン
ジン余裕馬力Paを用いて式(7)から予測加速度dVo/
dtが演算される(ステップS13)。そして、この予測
加速度dVo/dtを用いて、パワー項di(P) が算出される
(ステップS14)。
【0047】次いで、ステップS15に進み、エンジン
回転数Neの目標変化速度dNeo/dtが演算される。ここ
で、図6に示すように、目標エンジン回転数Neo(これ
はアクセル開度θAPに対応して設定される)と実エンジ
ン回転数Neaとの差ΔNe(=Neo−Nea)に対応して
目標変化速度dNeo/dtが予め設定されており、これに基
づいて目標変化速度dNeo/dtが演算される。そして、こ
の目標変化速度dNeo/dtからエンジン回転項di(Ne)が演
算される(ステップS16)。
【0048】次に、ステップS17〜S22において、
加速度項di(G)が算出される。このため、まず、ステッ
プS17において、既に検出したアクセル開度θAPと車
速Vとから、このときのアクセル開度に対して要求され
る加速度、すなわち目標到達加速度Goを読み込む。こ
のため、図7に示すように、アクセル開度θAPに対して
車速V1 〜V5 毎に望ましい目標到達加速度Go が予め
設定されており、上記読み込まれたアクセル開度θAPお
よび車速Vに対応する値を読み取ることにより、その車
速でのアクセル操作に対応する望ましい加速感を得るた
めの目標到達加速度が得られるようになっている。な
お、図7において、各車速V1 〜V5 は、例えば、V1
=0〜20km/H,V2 =40km/H,…V5 =150
km/Hである。
【0049】次いで、現在のエンジン余裕馬力Paに対
応する計算加速度GCAL を算出する(ステップS1
8)。エンジンの余裕馬力Paは、前述の式(5)から
求められるので、この余裕馬力Paを用いて予測加速度
を算出したものが計算加速度GCAL である。この計算加
速度GCALは、この時点で実際に車体に作用する加速度
であり、現在の加速度Gaと一致する。すなわち、本制
御では実際に加速度Gaを検出する代わりに、計算によ
り実際の加速度Gaを求めており、計算加速度GCALは
現在の加速度Gaに置き換えている。
【0050】そして、上記目標到達加速度Go とこの計
算加速度GCAL との差ΔG(=Go−GCAL )を算出し
(ステップS19)、この加速度差ΔGに基づいて現在
の加速度(計算加速度GCAL )を目標到達加速度Go ま
で所望の特性で変化させるために必要な計算加速度GCA
L の補正値dGonを算出する(ステップS20)。この
算出は、例えば、図8に示すように、加速度差ΔGに対
応して所望の値となるように補正値を予め計算設定して
おいたマップ(グラフ)を用いて行われる。すなわち、
上記のようにステップS19において算出された現在の
加速度差ΔGに対応する図8のグラフの実線上の点から
補正値dGonが求められる。
【0051】次いで、計算加速度GCAL にこの補正値d
Gonを加えて、目標加速度Gon(=GCAL +dGon)が
算出される(ステップS21)。この目標加速度Gon
が、現在の加速度GCAL を目標到達加速度Go まで所望
の特性で変化させるために現時点において要求される加
速度である。以上のようにして、目標加速度Gonと現在
の加速度GCAL(=Ga)とが算出されると、これらを
用いて加速度項di(G)が算出される(ステップS2
2)。上記のようにして算出されたパワー項di(P)と、
エンジン回転項di(Ne)と、加速度項di(G)とを加えれ
ば、変速比変化速度di/dtを算出することができる(ス
テップS23)。
【0052】このようにしてステップS10において変
速比変化速度di/dtが算出されると、ステップS2に進
み、アクセル開度θAPがほぼ零であるか否か、すなわ
ち、アクセルペダルの踏み込みがなく、エンジンスロッ
トル開度がほぼ全閉状態であるか否か判断される。アク
セル開度θAPがほぼ零である場合には、ステップS80
に進み、減速制御が行われる。この減速制御の内容につ
いては後述する。
【0053】一方、ステップS2において、アクセル開
度θAPが零ではなく、アクセルペダルが踏み込まれてい
ると判断された場合には、ステップS30に進み、この
アクセルペダルの踏み込みが急速であるか否かの判断が
なされる。この判断ステップ30の内容を図9に詳しく
示しており、この図に基づいてこのステップ内容を説明
する。
【0054】ここでは、まずステップS31において、
既にスキップ処理が行われているか否かを判断する。ス
キップ処理は急アクセルであると判断されて行われるも
のであるため、一旦スキップ処理が開始した後、スキッ
プ処理が完了するまで(後述のスキップ処理時間が経過
するまで)はこのままステップS4に進み、スキップ処
理が継続される。一方、まだスキップ処理が開始されて
いないときには、ステップS32に進み、アクセル開度
の変化率ΔθAPを演算する。この演算は前回のフローで
検出されたアクセル開度と今回のフローで検出されたア
クセル開度との差を求めることにより行われる。本制御
フローは10msのインターバル(これが第1インター
バルt1である)の制御サイクルに基づいて行われてお
り、このステップでは10msの間でのアクセル開度θ
AP の変化量が変化率ΔθAP として求められる。
【0055】次いで、ステップS33においてマニュア
ルシフトレバーの操作に応じて設定されるシフトレンジ
がDレンジであるか、SもしくはLレンジであるか判断
される。DレンジのときにはステップS34に進み、ア
クセル開度変化率ΔθAP が第1所定値D1以上である
か否かが判断される。ΔθAP >D1のときには急アク
セルであると判断してステップS35に進み、スキップ
処理時間T01を設定し、ステップS4に進む。一方、S
レンジもしくはLレンジのときにはステップS36に進
み、アクセル開度変化率ΔθAP が第2所定値D2以上
であるか否かが判断される。ΔθAP >D2のときには
急アクセルであると判断してステップS37に進み、ス
キップ処理時間T02を設定し、ステップS4に進む。
【0056】ここで、Dレンジは通常の走行をする場合
に設定されるレンジであり、SもしくはLレンジはこれ
よりスポーティで力強い走行をする場合に設定されるレ
ンジである。このため、上記第1所定値D1は第2所定
値D2より大きな値が設定され、アクセルペダルの踏み
込みに対してSもしくはLレンジの方が急アクセルであ
るとの判断がされ易くなっている。すなわち、Sもしく
はLレンジで走行中にアクセルペダルを踏み込んだ場
合、Dレンジの場合より緩やかな踏み込みでも急アクセ
ルであるとの判断を行い、素早い加速を行わせるように
している。これら両所定値D1,D2は車速Vに対応し
て設定される値であり、図10のように設定される。ま
た、同様な趣旨から、スキップ処理時間もT01<T02に
設定されている。
【0057】一方、ステップS34においてΔθAP ≦
D1であると判断された場合、およびステップS36に
おいてΔθAP ≦D2であると判断された場合には、ス
キップ処理を必要としないので、ステップS70に進
み、通常の変速制御がなされる。この通常変速制御につ
いては後述する。
【0058】このようにしてステップS30において急
アクセルであると判断された場合には、ステップS4に
進み、ここで先行スキップ処理が行われたか否かが判断
される。先行スキップ処理が行われていない場合には、
ステップS40に進み、先行スキップ処理がまず行われ
る。この先行スキップ処理内容を図11に示しており、
この図に基づいて説明する。
【0059】ここでは、ステップS41において、先行
スキップ用として図12に示すように予め設定されてい
る変速比変化速度di/dtを読み込む。なお、図12に設
定されている変速比変化速度はステップS10(図4参
照)において算出される変速度変化速度di/dtよりずっ
と大きな値(数倍の値)が設定されている。次いで、制
御サイクルのリセットを行うため、制御フラグFsに4
を立てた後、ステップS41で読み込んだ変速比変化速
度di/dtが得られるような制御信号をソレノイドバルブ
21,26に出力する(ステップS42,43)。ここ
で、ステップS41で読み込まれる変速比変化速度di/d
tはステップS10で算出される値よりずっと大きな値
であり、このため、先行スキップ処理においては変速比
を大きく増大させるような制御値が出力される。
【0060】先行スキップ制御はステップS35もしく
は37で設定されたスキップ処理時間内においては一度
行われるのみであり、ステップS40の処理が一度行わ
れると、次回のフローでは、ステップS4からステップ
S50に進み、スキップ処理時間が経過するまでは、ス
テップS50における通常スキップ制御が繰り返され
る。この通常スキップ制御について、図13を参照して
説明する。
【0061】この制御においては、まず、図14に示す
テーブルからエンジン回転数Ne に対応する修正係数K
(Ne)を読み込み、この係数を加速度項di(G)に乗じてこ
れを修正する(ステップS51,S52)。この係数K
(Ne)は図示のように、エンジン回転数Neが高い程大き
くなるように設定されており、高エンジン回転時には変
速比をあまり急激に大きくさせないようにして、エンジ
ンの過回転発生を防止するようになっている。次に、ス
テップS53において、加速度項di(G)が正の値である
か否かの判定がなされる。すなわち、加速方向への変速
要求があるか否かが判定される。
【0062】di(G)>0のときには、ステップS54に
進み、スキップ処理中であるか否か、すなわち、ステッ
プS35もしくはS37において設定されたスキップ処
理時間T01もしくはT02が経過したか否かが判断され
る。スキップ処理中であるときには、ステップS55に
進み、実エンジン回転数Neaが目標エンジン回転数Neo
より大きいか否かを判断する。Nea≦Neoのときにのみ
加速の必要があるので、この場合には、次のステップS
56に進む。
【0063】ステップS56においては、図15に示す
テーブルから、車速Vに対応したスキップ許容トラニオ
ン角θTR(S)を読み込む。そして、θTR<θTR(S)である
か、すなわち、このときのトラニオン角θTRにより決ま
る変速比がスキップ許容トラニオン角θTR(S)に対応す
る変速比よりTOP側にあるか否かが判定される(ステ
ップS57)。これは、スキップ処理により急速にトラ
ニオン角θTRをLOW側に変化させたときにエンジンが
過回転するのを防止するため、スキップ許容トラニオン
角θTR(S)より大きなトラニオン角の場合(スキップ許
容変速比よりLOW側である場合)には、スキップ処理
を行わせないようにするためである。
【0064】以上のようにして、di(G)>0で、Nea≦
Neoで、θTR<θTR(S) であると判断されたときには、
加速スキップ制御が必要な状態であり、この場合はステ
ップS58からステップS59もしくはS60に進み、
スキップ係数K(G)を読み込む。このスキップ係数K(G)
は、図16に示すように、SおよびLレンジ用の値と、
Dレンジ用の値との2種があり、このため、ステップS
58においていずれのレンジであるかの判断を行い、ス
テップS59もしくはステップS60において対応する
レンジのスキップ係数K(G)を読み込む。なお、図示の
ように、このスキップ係数K(G)は車速Vに対応して設
定されており、いずれも1.0より大きな値である。
【0065】そして、このスキップ係数K(G)が加速度
項di(G)に乗じられて加速度項di(G)が増大補正される。
さらに、この増大補正された加速度項が元の加速度項に
置き換えられて変速比変化速度di/dtが増大補正され
る。この後、ステップS62に進む。なお、ステップS
53においてdi(G)≦0であると判断された場合、ステ
ップS55においてNea>Neoであると判断された場
合、もしくはステップS57においてθTR≧θTR(S) で
あると判断された場合には、ステップS58〜S60を
飛ばして、すなわち、変速比変化速度di/dtの増大補正
は行わずに、ステップS62に進む。
【0066】ステップS62においては、制御フラグF
s=1であるか否かが判断される。前述のように、先行
スキップ制御(ステップS40)において制御フラグF
sとして4が立てられているので、まず、ステップS6
5に進み、制御フラグFsから1を減じた値を新たな制
御フラグFsとして設定する。そして、制御フラグFs=
1となった時点で、すなわち、先行スキップ制御が行わ
れたフローから4回目のフローにおいて、ステップS6
3に進み、変速比変化速度di/dtを得るための制御値を
ソレノイドバルブ21,26に出力する。この場合の制
御値はステップS59もしくはS60で増大されている
ときにはこの増大補正された値に対応するものである。
【0067】先行スキップ制御の制御値は通常スキップ
制御での制御値が出力されるまで保持さている。このよ
うに本制御では、まず先行スキップ制御で大きな制御値
を出力するとともに、これに続いて通常スキップ制御で
増大補正した制御値を出力するようになっており、これ
により変速比を急速にLOW側に変化させるスキップ制
御を行っている。なお、このフローから分かるように、
本制御フローは10msを第1インターバルt1として
繰り返されるのであるが、ステップS63の制御値出力
は、4回の制御フロー毎に1回、すなわち、40msを
第2インターバルt2として出力される。このため、ス
テップS63において制御値が出力されると、制御フラ
グFsとして4がセットされる。そして、次回の出力は
4回後のフローとなる。
【0068】以上においては、ステップS30において
急アクセルであると判断され、加速スキップ制御が行わ
れる場合のフローを説明したが、ステップS30におい
て急アクセルではないと判断された場合には、ステップ
S70に進み通常の変速制御が行われる。この制御内容
を図17に示している。この制御は、ステップS10に
おいて演算された変速比変化速度di/dtに基づいて制御
を行うのであるが、この場合の制御値の出力も4回のフ
ロー毎に1度の割合で、すなわち、40msを第2イン
ターバルt2として行われる。
【0069】以上、加速スキップ制御と通常変速制御に
ついて説明したが、本制御フローは10msを第1イン
ターバルt1とする制御サイクルで繰り返される。この
ため、加速スキップが必要か否かの判断はこの制御サイ
クルでなされる。ところが、制御値の出力は、4回のフ
ローに1度の割合でしか行われない。すなわち、40m
sを第2インターバルt2とする制御サイクルで行われ
る。このため、このままでは加速スキップが必要と判断
されても、第2インターバルt2が経過した時点でない
とスキップ制御が開始されず、スキップ制御の開始が遅
れるという問題がある。
【0070】そこで、本制御においては、ステップS3
0において加速スキップが必要とされるような急アクセ
ルであると判断されると、まず先行スキップ制御(ステ
ップS4)に移行し、第2インターバルt2が経過して
いない場合でも、直ちに先行スキップ用制御値を出力し
(ステップS43)このような制御遅れの発生を防止し
ている。このとき同時に制御フラグFs=4として制御
サイクルのリセットを行うようになっている(ステップ
S42)。このため、先行スキップは第2インターバル
t2と同一の時間(これが第1の所定時間T1となる)だ
け続けられ、この後、通常スキップ制御に移行し、この
通常スキップ制御はステップS35もしくはステップS
37で設定されたスキップ処理時間(これが加速スキッ
プ処理時間T0となる)が経過するまで継続される。
【0071】次に、減速制御(ステップS80)につい
て説明する。この制御内容を図18に示している。ここ
ではまず、トラニオン角度θTRが所定角度θ1以下であ
るか否かが判断される(ステップS81)。この変速機
では、変速比がTOPでθTR=0度で、変速比がLOW
でθTR=22度であり、θ1=19.5度に設定されて
いる。このため、θTR≧θ1となるようなLOW側の変
速比であるときには、エンジンが過回転するのを防止す
るため、減速スキップ制御は行われない。
【0072】θTR<θ1であるときには、ステップS8
2に進み、マニュアル操作レバーがDポジションからL
ポジションに操作された直後であるか否かが判断され
る。DからLに切り替わった直後に減速スキップ処理を
行い減速遅れを防止するのが本制御の目的であり、この
ため、DからLへの切換直後のときには、ステップS8
3に進み、減速スキップ処理時間を設定する。そして、
ステップS85に進み、図19に示すように車速Vに対
して予め設定されているテーブルから減速スキップ制御
用変速比変化速度di/dtを読み込む。なお、この減速ス
キップ制御用変速比変化速度は、ステップS10で算出
される通常制御用変速比変化速度より大きな値が設定さ
れている。
【0073】次いで、ステップS86からステップS8
9のフローに従い、4回に一度の割合で制御値の出力が
行われる。この制御値はステップS85で読み込まれた
減速スキップ制御用変速比変化速度di/dtであり、これ
により、DからLへのマニュアル操作がなされたときに
は、減速比を急速にLOW側に変化させる減速スキップ
制御を行い、減速遅れの発生が防止される。なお、この
減速スキップ制御は、ステップS84において減速スキ
ップ処理時間が経過したと判断されるまで継続される。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加速スキップ必要状態もしくは減速スキップ必要状態で
あると判断されると、その直後から所定時間(スキップ
処理時間)の間は変速比変化速度が増大補正されるよう
になっているため、この間はアクチュエータの制御値が
大きくなりアクチュエータを急速に減速側(LOW側)
に作動させることができる。このため、アクセルペダル
を踏み込んで加速を行うとした場合に、応答遅れのない
加速を実現でき、加速応答性を向上させることができ
る。また、本発明においては、加速スキップ制御必要状
態であると判断されたときには、第1インターバルの制
御サイクルをリセットし、加速スキップ必要状態である
との判断の直後に先行スキップ値を制御値として出力す
るようになっており、このため、制御サイクルの途中で
あっても加速スキップ制御が必要なときには直ちに加速
スキップ制御を開始することができ、応答性を一層向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御方法により制御される無段変
速機の構成を示す油圧−電気回路図である。
【図2】この無段変速機の変速比を制御する変速用アク
チュエータを示す断面図および制御回路図である。
【図3】変速制御メインフローを示すフローチャートで
ある。
【図4】変速比変化速度演算フローを示すフローチャー
トである。
【図5】エンジン回転数とエンジン出力との関係を示す
グラフである。
【図6】エンジン回転数目標変化速度を求めるためのテ
ーブルを示すグラフである。
【図7】アクセル開度θAPと目標到達加速度Goとの関
係を示すグラフである。
【図8】加速度差ΔGと加速度補正値dGonとの関係を
示すグラフである。
【図9】急アクセル判断制御を示すフローチャートであ
る。
【図10】急アクセル判断用所定値を示すグラフであ
る。
【図11】先行スキップ制御を示すフローチャートであ
る。
【図12】先行スキップ用変速比変化速度を示すグラフ
である。
【図13】通常スキップ制御を示すフローチャートであ
る。
【図14】エンジン回転数に基づく加速度項修正係数を
示すグラフである。
【図15】スキップ許容トラニオン角を示すグラフであ
る。
【図16】スキップ係数を示すグラフである。
【図17】通常変速制御を示すフローチャートである。
【図18】減速制御を示すフローチャートである。
【図19】減速スキップ用変速比変化速度を示すグラフ
である。
【図20】無段変速機における車速とエンジン回転数と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 入力軸 2 出力軸 4 シャトルバルブ 5 クラッチバルブ 6 低圧リリーフバルブ 10 チャージポンプ 21,26 ソレノイドバルブ 30 変速サーボユニット 50 コントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの余裕馬力から演算される予測
    加速度dVo/dt、エンジン回転数Neおよび車速Vから パワー項: di(P)=−C1×(Ne/V2 )×dVo/dt を求め、 運転者の加・減速意志を表す指標から得られるエンジン
    回転数の目標変化速度dNeo/dtおよび前記車速Vから エンジン回転項: di(Ne)=C2×(1/V)×dNeo/dt を求め、 現在の加速度Ga、目標加速度Gon、前記エンジン回転
    数Neおよび前記車速Vから 加速度項: di(G)=C3×(Ne/V2 )×(Gon−G
    a) を求め、 これらパワー項、エンジン回転項および加速度項を加え
    て得られる変速比変化速度di/dt 但し、di/dt=−C1×(Ne/V2 )×dVo/dt + C2×
    (1/V)×dNeo/dt+C3×(Ne/V2 )×(Gon−
    Ga) を制御値として変速制御するようになった車両用無段変
    速機における変速制御方法において、 前記指標の変化率が所定値より大きく、前記指標に対応
    して設定される目標エンジン回転数Neoが実際のエンジ
    ン回転数Neaより大きく、前記目標加速度Gonが前記現
    在の加速度Gaより加速側(正側)に大きいことを検出
    したときには、加速スキップ制御必要状態であると判断
    し、 この判断直後から前記変速比変化速度di/dtを増大補正
    する加速スキップ制御を行うことを特徴とする車両用無
    段変速機における加速スキップ変速制御方法。
  2. 【請求項2】 前記運転者の加・減速意志を表す指標が
    アクセル開度であることを特徴とする請求項1に記載の
    車両用無段変速機における加速スキップ変速制御方法。
  3. 【請求項3】 前記加速スキップ必要状態であると判断
    されたときには加速スキップ処理時間T0間加速スキッ
    プ制御を行い、この内、前記判断の直後から第1の所定
    時間T1(<T0)の間は、前記変速比変化速度di/dtと
    して、車速に対応して予め設定されている先行スキップ
    値を出力し、前記変速比変化速度di/dtを増大補正する
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の車両用無
    段変速機における加速スキップ変速制御方法。
  4. 【請求項4】 前記変速比変化速度di/dtが第1インタ
    ーバル(t1)の制御サイクルに基づいて制御値として
    出力されて前記変速制御が行われ、 前記加速スキップ制御必要状態か否かの判断は前記第1
    インターバル(t1)より短い第2インターバル(t2)
    の制御サイクルに基づいて行われるようになっており、 前記加速スキップ制御必要状態であると判断されたとき
    には、前記第1インターバルの制御サイクルがリセット
    され、前記判断の直後に前記先行スキップ値を制御値と
    して出力するようになっていることを特徴とする請求項
    3に記載の車両用無段変速機における加速スキップ変速
    制御方法。
  5. 【請求項5】 前記加速スキップ必要状態であると判断
    されたときにおいて、前記第1の所定時間T1の経過後
    から第2の所定時間T2(但し、T0=T1+T2)の間
    は、前記加速度項di(G)に、実車速に対応して設定され
    るスキップ係数Ksを乗じて前記加速度項di(G)を増大補
    正することを特徴とする請求項3に記載の車両用無段変
    速機における加速スキップ変速制御方法。
  6. 【請求項6】 前記スキップ係数Ksは、前記アクセル
    開度の変化率が大きい程大きくなるように設定されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の車両用無段変速機にお
    ける加速スキップ変速制御方法。
  7. 【請求項7】 エンジンの余裕馬力から演算される予測
    加速度dVo/dt、エンジン回転数Neおよび車速Vから パワー項: di(P)=−C1×(Ne/V2 )×dVo/dt を求め、 アクセル開度から得られるエンジン回転数の目標変化速
    度dNeo/dtおよび前記車速Vから エンジン回転項: di(Ne)=C2×(1/V)×dNeo/dt を求め、 現在の加速度Ga、目標加速度Gon、前記エンジン回転
    数Neおよび前記車速Vから 加速度項: di(G)=C3×(Ne/V2 )×(Gon−G
    a) を求め、 これらパワー項、エンジン回転項および加速度項を加え
    て得られる変速比変化速度di/dt 但し、di/dt=−C1×(Ne/V2 )×dVo/dt + C2×
    (1/V)×dNeo/dt+C3×(Ne/V2 )×(Gon−
    Ga) を制御値として変速制御するようになった車両用無段変
    速機における変速制御方法において、 前記アクセル開度がほぼ全閉状態となり、且つマニュア
    ルレバー操作により走行レンジが通常走行レンジから低
    速側の走行レンジに変更されたときには、減速スキップ
    制御必要状態であると判断し、 この判断直後から前記変速比変化速度di/dtを増大補正
    する減速スキップ制御を行うことを特徴とする車両用無
    段変速機における減速スキップ変速制御方法。
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