JPH05195520A - 護岸方法及び布団篭 - Google Patents
護岸方法及び布団篭Info
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- JPH05195520A JPH05195520A JP2593192A JP2593192A JPH05195520A JP H05195520 A JPH05195520 A JP H05195520A JP 2593192 A JP2593192 A JP 2593192A JP 2593192 A JP2593192 A JP 2593192A JP H05195520 A JPH05195520 A JP H05195520A
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Abstract
現場でも対応でき、しかも大幅な省力化が図れる、護岸
技術を提供すること。 【構成】底網11の一方の長辺の縁部に側網12,13
を有し、この側網が底網11の横断長より短い断面L字
形の篭体を使用し、先行して敷設した布団篭10の底網
上に他の布団篭の底網の一部を重ね合わせながら布団篭
を敷設し、布団篭を構成する網材の自由端を隣接する布
団篭の側網に連結して拘束し、最後に各布団篭内に石詰
めする、護岸方法。
Description
法及び布団篭に関するものである。
に石詰めした多数の篭体(布団篭)を敷設することが知
られている。この布団篭は網製からなり、現場に敷き並
べた後に玉石等を詰め込んで用いられる。また布団篭の
敷設現場の河川がカーブしている場合は、カーブを多数
のブロックに区画し、各ブロックに対応した形状の布団
篭を多種製作し、これらの各布団篭をカーブに沿って敷
設している。ところが、布団篭は現場合わせで扇形にそ
の都度製作していおり、布団篭の製作に多大の時間と労
力を要する。また敷き並べた各布団篭は隣接する側網同
士が二重に重なり合って、材料費がかさむ。さらには布
団篭の製作、組立て、石詰めに時間を要し、工期が長期
化し、加えて施工コストが高くつくことが指摘されるて
いる。
ので、その目的とするところは敷設現場がカーブしてい
る場合でも簡易に布団篭を敷設でき、しかも大幅な省力
化が図れる、護岸技術を提供することにある。さらに本
発明の目的は製作形状の単一化が図れ、量産性に適した
布団篭を提供することにある。
網の一方の長辺の縁部に側網を有し、この側網が底網の
横断長より短い断面L字形の篭体を使用し、先行して敷
設した布団篭の底網上に他の布団篭の底網の一部を重ね
合わせながら布団篭を敷設し、布団篭を構成する網材の
自由端を隣接する布団篭の側網に連結して拘束し、最後
に各布団篭内に石詰めする、護岸方法である。さらに本
発明は矩形の底網と、底網の一方の辺の縁部に立設した
長側網と、底網の短辺の縁部に相対向させて立設した短
側網と,底網上に短側網と平行に立設した複数の仕切網
で構成され、前記帯状の短側網及び仕切網の全長を底網
の短辺長より短く形成し、短側網及び仕切網の端に底網
が一定幅で露出した張出部を形成した、布団篭である。
て説明する。
11の一方の長辺の縁部に立設した長側網12と、底網
11の短辺の縁部に相対向させて立設した短側網13
と,底網11上に短側網13と平行に立設した複数の仕
切網14で折り畳み自在に構成されている。布団篭10
は、底網の四辺の縁部に側網を取り付けた従来の篭体と
比較して底網11の長側網12が一枚足りない点と、短
側網12及び仕切網14の全長が底網11の短辺長より
短く設定され、各仕切網13の片側に一定幅で底網11
が露出する張出部15が形成されている点で相違する。
底網11、両側網12、13及び仕切網14はいずれも
鉄筋等の剛性の枠体に金網を取り付けてなり、また仕切
網14及び短側網13の高さは長側網12の高さとほぼ
等しいか或いは若干低く設定してある。各側網12、1
3及び仕切網14を底網11に折り畳み自在に連結する
手段としては、例えば各網の突き合わせ箇所にスパイラ
ル状のコイル材を回転させて巻き付けるか、或いは公知
のヒンジ機構を採用することができる。尚、本実施例で
は一枚の長側網12を欠いた布団篭に付いて説明する
が、布団篭の配列箒うによっては長側網12と短側網1
3を夫々一枚ずつ欠いたり、或いは短側網13のみを一
枚欠いた布団篭であってもよい。要は布団篭10敷設し
た際に長側網12や短側網13の各網体が二重にならな
いで共有できる構造であれば良い。
しておく。
網12、13及び仕切網14を立て、各網12〜14の
突き合わせ箇所をコイル材20等で連結して組み立てた
後、現場に敷設する。以下同様に搬入した布団篭10を
組み立てながら、先行して敷設した布団篭10の隣りに
ハ字形に敷設していく。この際、先行して敷設した布団
篭10の底網11の張出部15の上面に、別途の布団篭
10の底網11の長辺側の下部を重ね合わせて敷設す
る。これは、湾曲した敷設現場の偏差を吸収するためで
ある。各布団篭10をカーブの極率に応じて傾けて敷設
することで、隣り合う布団篭10の短側網13及び仕切
網14と他の布団篭10の長側網12との間に隙間を生
じる。この隙間(各網13、14と長側網12との対向
距離)はカーブの内側より外側の方が若干広く形成され
るが、隣接する各布団篭10の短側網13及び仕切網1
4の各自由端と隣り合う布団篭10の長側網12との間
を例えばコイル材20を介して連結することにより、こ
れらの隙間は短側網13及び仕切網14を連結するうえ
で何等問題とならない。また各網12〜14の連結手段
としては、前記したスパイラル状のコイル材20を用い
て連結したり、或いは各網間の間隔が広い場合は複数組
のコイル材20をラップさせて対処することも可能であ
る。さらにその他の連結手段としては、別途延長用の金
網を用いて連結してもよい。
示すように各布団篭10内に詰石30を行い、最後に複
数の各布団篭10の上口に蓋網40を被せて固定する。
曲線の場合について説明したが、直線形であっても同一
の布団篭10と箱型篭10を用いて対応することができ
る。
伸縮式に構成する場合の実施例を示す。両網13、14
の伸縮構造は同一であるから短側網13について説明し
仕切網14の説明を省略する。短側網13の自由端には
短側網13の延長方向に沿って伸縮する延長網50がス
ライド自在に連結されている。延長網50はコ字形の枠
体51と、枠体51と短側網13の端部に巻き付けた網
52で構成される。枠体51の両端は、例えば短側網1
3の網内に差し込んでおくか、短側網13の剛性の枠体
の横線に巻き付けておく。短側網13の端から突出する
延長網50の最大延長量は、予想される網間の最大間隔
に対処できるように設定しておく。
の効果を期待することができる。
敷設現場のカーブに合わせて製作していた。本発明では
一種類の布団篭を使用するだけでカーブの偏差を吸収で
きるから、あるから、布団篭は現場で製作せずに工場等
で事前に製作でき、しかも現場に搬入して敷設するだけ
であるから、従来と比べて施工性が著しく向上する。
るだけで各布団篭の敷設角度を任意に選択できる。その
ため、矩形の布団篭でありながら敷設現場の曲線形状に
追随して敷設することができる。
団篭と敷設位置が特定の関係を持たない。また、各布団
篭間に隙間が生じていても、短側網や仕切網を夫々対向
する長側網に連結することで網体の変形を確実に拘束で
きる。
規格でよいから量産に適している。
Claims (2)
- 【請求項1】 底網の一方の長辺の縁部に側網を有
し、この側網が底網の横断長より短い断面L字形の篭体
を使用し、 先行して敷設した布団篭の底網上に他の布団篭の底網の
一部を重ね合わせながら布団篭を敷設し、 布団篭を構成する網材の自由端を隣接する布団篭の側網
に連結して拘束し、 最後に各布団篭内に石詰めする、 護岸方法。 - 【請求項2】 矩形の底網と、 底網の一方の辺の縁部に立設した長側網と、 底網の短辺の縁部に相対向させて立設した短側網と,底
網上に短側網と平行に立設した複数の仕切網で構成さ
れ、 前記帯状の短側網及び仕切網の全長を底網の短辺長より
短く形成し、 短側網及び仕切網の端に底網が一定幅で露出した張出部
を形成した、 布団篭。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2593192A JP2657341B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 護岸方法及び布団篭 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2593192A JP2657341B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 護岸方法及び布団篭 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05195520A true JPH05195520A (ja) | 1993-08-03 |
JP2657341B2 JP2657341B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=12179527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2593192A Expired - Lifetime JP2657341B2 (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 護岸方法及び布団篭 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2657341B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP2593192A patent/JP2657341B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2657341B2 (ja) | 1997-09-24 |
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