JPH10168852A - 石 篭 - Google Patents

石 篭

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JPH10168852A
JPH10168852A JP32831096A JP32831096A JPH10168852A JP H10168852 A JPH10168852 A JP H10168852A JP 32831096 A JP32831096 A JP 32831096A JP 32831096 A JP32831096 A JP 32831096A JP H10168852 A JPH10168852 A JP H10168852A
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JP
Japan
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net
sub
frame
parts
mesh
Prior art date
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Pending
Application number
JP32831096A
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English (en)
Inventor
Tomio Kaneko
外美男 金子
Shigeru Kuroda
茂 黒田
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Kokoku Steel Wire Ltd
Original Assignee
Kokoku Steel Wire Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済的に製作容易で量産向きであると共に、
構築面のカーブに対応できる有用な石篭を提供するこ
と。 【解決手段】 外郭を枠線部20,30 で形成してある正方
形状または長方形状の底網部2と蓋網部3における少な
くとも底網部2が、枠線部20における相対する一辺部か
ら他辺部まで斜め状に配設されている少なくとも1本の
副辺部20e を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は河川等の護岸用、防
波堤等の築堤用、その他の強化対象物に有用な石篭に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、河川の場合、直線部分と蛇行部
分があるのが一般的であり、直線部分の法面には直方体
状等の形態の石篭で対応し、蛇行部分にはその法面のカ
ーブに応じた石篭すなわち底網部および蓋網部の外郭形
状が平面台形状である形態のものを用意して対応してい
る。ところが、台形状である枠線の斜線部に網部をカー
リング巻きする作業は、機械装置では不可能であるため
手作業になり、非常に手間がかかるばかりか作業しずら
くて大変な労力負担を要求される。また、金網を台形状
という面倒な形態に切断する作業負担も大きい。さら
に、異なるカーブに応じた形態の数が必要とされること
によって、それらを個々に手作業で製作する負担が大き
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、経済的に製作容易で量産向きであると共に、構築面
のカーブに対応できる有用な石篭を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
達成するため、外郭を枠線部で形成してある正方形状ま
たは長方形状の底網部と蓋網部における少なくとも底網
部が、前記枠線部における相対する一辺部から他辺部ま
で斜め状に配設されている少なくとも1本の副辺部を有
していることを特徴とする。本発明における石篭は、底
網部、蓋網部、前網部、後網部、左網部、右網部からな
り、各網部は隣り合う辺部同士または辺部と副辺部を結
合コイル等の結着具で相互に接続して組み立てられる直
方体状、オリベスク状、その他のこれらに類する公知の
態様のものであり、枠線部の枠線および副辺部の副線そ
して網の材質、径は現場に応じて適宜設定されることに
なる。そして、斜め状に配設される副辺部は、一辺部の
角部から他辺部の途中に亘り配設される態様、一辺部の
途中から他辺部の途中に亘り配設される態様、一辺部の
角部から他辺部の角部に亘り対角状に配設される態様の
いずれであっても良い。さらに、複数本例えば2本の副
辺部が左右対称状または非対称状に配設される態様であ
っても良いし、その2本の副辺部が交差している態様ま
たは交差していない態様のものであっても良い。
【0005】
【発明の実施の形態】図1乃至図3には本発明の石篭の
実施の1形態を例示しており、金属製の石篭1は、底網
部2と蓋網部3と前網部4と後網部5と左網部6と右網
部7で構成してあると共に、底網部2は外郭を形成する
枠線部20とこれに端部がカーリング巻きされている網部
21で、蓋網部3は外郭を形成する枠線部30とこれに端部
がカーリング巻きされている網部31で、前網部4は外郭
を形成する枠線部40とこれに端部がカーリング巻きされ
ている網部41で、後網部5は外郭を形成する枠線部50と
これに端部がカーリング巻きされている網部51で、左網
部6は外郭を形成する枠線部60とこれに端部がカーリン
グ巻きされている網部61で、右網部7は外郭を形成する
枠線部70とこれに端部がカーリング巻きされている網部
71で、それぞれ構成されている。
【0006】底網部2には、前辺部20a と後辺部20b と
左辺部20c と右辺部20d からなる枠線部20における相対
する後辺部20b の両端の角部a,aから前辺部20a まで
達する左副辺部20e と右副辺部20f が互いに交差するこ
となく斜め状にそれぞれ配設されている。この左右の副
辺部20e,20f は、網部21の網目を通してあり、両端は巻
き付られて止着固定されている。同様に、蓋網部3に
は、前辺部30a と後辺部30b と左辺部30c と右辺部30d
からなる枠線部30における相対する後辺部30b の両端の
角部b,bから前辺部30aまで達する左副辺部30e と右
副辺部30f が互いに交差することなく斜め状にそれぞれ
配設されている。この左右の副辺部30e,30f は、網部31
の網目を通してあり、両端は巻き付けられて止着固定さ
れている。
【0007】前網部4の枠線部40は上辺部40a と下辺部
40b と左辺部40c と右辺部40d で、後網部5の枠線部50
は上辺部50a と下辺部50b と左辺部50c と右辺部50d
で、左網部6の枠線部60は上辺部60a と下辺部60b と前
辺部60c と後辺部60d で、右網部7の枠線部70は上辺部
70a と下辺部70b と前辺部70c と後辺部70d で、それぞ
れ形成されている。
【0008】そして、底網部2に対して左網部6が、そ
の隣り合う左副辺部20e と下辺部60b を、右網部7がそ
の隣り合う右副辺部20f と下辺部70b を、前網部4がそ
の隣り合う前辺部20a と下辺部40b を、後網部5がその
隣り合う後辺部20b と下辺部50b を、それぞれ結着具
(図示せず)で相互に接続され、且つ、前網部4と後網
部5と左網部6と右網部7における隣り合う辺部すなわ
ち左辺部40c と前辺部60c が、右辺部40d と前辺部70c
が、後辺部60d と左辺部50c が、後辺部70d と右辺部50
d が、それぞれ結着具(図示せず)で相互に接続されて
いる。蓋網部3は前網部4と後網部5と左網部6と右網
部7に対して、左副辺部30eが上辺部60a と、左副辺部3
0f が上辺部70a と、前辺部30a が上辺部40a と、後辺
部30b が上辺部50a と、それぞれ結着具(図示せず)で
相互に接続されていて、横断面形状が台形状で且つ左右
の網部6,7の外側の底網部分に左右の三角形状底網部
分21a,21b が、蓋網部分に左右の三角形状蓋網部分31a,
31b が、それぞれ形成された態様に組み立てられてい
る。
【0009】また、前記した構成の石篭1は、前網部4
幅が底網部2および蓋網部3における前辺部20a,30a と
同幅で、左網部6幅が左辺部20c,30c と同幅で、右網部
7幅が右辺部20d,30d と同幅のものであることにより、
隣り合う各辺部を接続して標準型の一つとして直方体状
にも組み立てることができる。
【0010】これにより、横断面形状が台形状で且つ左
右の網部6,7の外側の底網部分に左右の三角形状底網
部分21a,21b が、蓋網部分に左右の三角形状蓋網部分31
a,31b が、それぞれ形成されている石篭1と、直方体状
の石篭1A(図2中に二点鎖線で示す)が得られ、前網部
4と左網部6と右網部7の入れ替えで、カーブである部
分に対応可能な石篭1と、構築面が直線である部分に対
応可能な石篭1Aのいずれも得られる。
【0011】図4には本発明の石篭の実施の他の1形態
を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基
本的に同一であるため、共通している構成の説明は省略
して、相違する構成について説明する。石篭1Bの底網部
2および蓋網部3における副辺部20e,20f,30e,30f は、
それぞれ前辺部20a,30a 途中から後辺部20b,30b 途中に
亘り斜め状に配設されている。
【0012】図5の(A)(B)(C)には前記した図
1の石篭1と、図2の石篭1Aと、図4の石篭1Bと、石篭
1Bと基本的に同構成の石篭1Cを用いて、河川の法面護岸
をした施工例を例示している。傾斜方向に接続されてい
る石篭1,1B,1Cの三角形状底網部分21a と三角形状蓋網
部分31a との間には左側の石篭1A右端部がそれぞれ納ま
り、その隣り合う副辺部20e と右辺部20d を、副辺部30
e と右辺部30d を、それぞれ結着具で接続されて一体に
構築されている。同様に、石篭1,1B,1Cの三角形状底網
部分21b と三角形状蓋網部分31b との間には右側の石篭
1A左端部がそれぞれ納まり、その隣り合う副辺部20f と
左辺部20c を、副辺部30f と左辺部30c を、それぞれ結
着具で接続されて一体に構築されている。前後左右に隣
り合う各網部は共用する態様であっても良い。また、底
網部2と蓋網部3における三角形状の底網部分21a,21b
および蓋網部分31a,31b の重ね合わせは流れに逆らわぬ
ように上流側が上になるように構築するのが良い。これ
により、カーブが緩やかである法面護岸ができて有用で
ある。
【0013】図6の(A)には、石篭1,1B,1Cと基本的
に同構成でそれぞれの副辺部20e,20f,30e,30f の斜め角
度が小さい石篭1D,1E,1Fと、石篭1Aを、前記図5と同様
に相互に接続して、カーブがさらに緩やかである法面を
構築した施工例を例示している。同図の(B)には、石
篭1,1B,1Cと基本的に同構成でそれぞれの副辺部20e,20
f,30e,30f の斜め角度が大きい石篭1G,1H,1Iを相互に接
続して、カーブが比較的急である法面を構築した施工例
を例示していて、左右の石篭1G,1G 、1H,1H 、1I,1I は
それぞれ隣り合う副辺部20e,20f 、30e,30f を結着具で
接続されて一体に構築されている。同図の(C)には、
石篭1と基本的に同構成でそれぞれの副辺部20e,20f,30
e,30f の斜め角度がさらに大きい石篭1J,1K,1Lを相互に
接続して、カーブが急である法面を構築した施工例を例
示していて、左右の石篭1J,1J 、1K,1K 、1L,1L はそれ
ぞれ隣り合う副辺部20e,20f 、30e,30f を結着具で接続
されて一体に構築されている。また、カーブがさらに急
である場合には、副辺部20e,20f,30e,30f が例えば対角
状に配設されている態様の石篭(図示せず)とすること
により、その副辺部20e,20f 、30e,30f をそれぞれ結着
具で接続して構築することで対応し得る。
【0014】
【発明の効果】
A.請求項1により、網部が機械装置によりカーリング
巻きされている底網部における正方形状または長方形状
の枠線部に網部を機械装置によりカーリング巻きして、
この枠線部に線を斜め状に配設することにより副辺部を
形成してあるため、経済的に製作容易で量産向きであ
る。すなわち、正方形状または長方形状という標準型の
底網部に所望の台形枠を任意に且つ自由に設定でき、そ
の台形枠の形状も、副辺部となる線の入れ替えまたは移
動で、容易に変更できることで経済的であるばかりでな
く、柔軟な設計施工対応が可能である。そして、底網部
における斜め状の副辺部に隣り合う石篭の辺部または副
辺部を結着具で接続することで、様々なカーブの構築面
に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の石篭の実施の1形態を例示している
斜視図。
【図2】 横断平面図。
【図3】 分解縮小斜視図。
【図4】 本発明の石篭の実施の他の1形態を例示して
いる平面図。
【図5】 (A)はカーブが緩やかである法面の構築例
を例示している縦断面図。(B)は平面図。(C)はイ
−イ拡大縦断面図。
【図6】 (A)はカーブがさらに緩やかである法面の
構築例を例示している平面図。(B)はカーブが比較的
急である法面の構築例を例示している平面図。(C)は
カーブが急である法面の構築例を例示している平面図。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1J,1K,1L 石篭 2 底網部 20 底網部の枠線部 20a 枠線部の前辺部 20b 枠線部の後辺
部 20c 枠線部の左辺部 20d 枠線部の右辺
部 20e 枠線部の左副辺部(副辺部) 20f 枠線部の右副辺部(副辺部) 21 底網部の網部 21a,21b 底網部の
三角形状底網部分 a 底網部の角部 3 蓋網部 30 蓋網部の枠線部 30a 枠線部の前辺部 30b 枠線部の後辺
部 30c 枠線部の左辺部 30d 枠線部の右辺
部 30e 枠線部の左副辺部(副辺部) 30f 枠線部の右副辺部(副辺部) 31 蓋網部の網部 31a,31b 蓋網部の
三角形状蓋網部分 b 蓋網部の角部 4 前網部 40 前網部の枠線部 40a 枠線部の上辺部 40b 枠線部の下辺
部 40c 枠線部の左辺部 40d 枠線部の右辺
部 41 前網部の網部 5 後網部 50 後網部の枠線部 50a 枠線部の上辺部 50b 枠線部の下辺
部 50c 枠線部の左辺部 50d 枠線部の右辺
部 51 後網部の網部 6 左網部 60 左網部の枠線部 60a 枠線部の上辺部 60b 枠線部の下辺
部 60c 枠線部の前辺部 60d 枠線部の後辺
部 61 左網部の網部 7 右網部 70 右網部の枠線部 70a 枠線部の上辺部 70b 枠線部の下辺
部 70c 枠線部の前辺部 70d 枠線部の後辺
部 71 右網部の網部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭を枠線部で形成してある正方形状ま
    たは長方形状の底網部と蓋網部における少なくとも底網
    部が、前記枠線部における相対する一辺部から他辺部ま
    で斜め状に配設されている少なくとも1本の副辺部を有
    していることを特徴とする石篭。
JP32831096A 1996-12-09 1996-12-09 石 篭 Pending JPH10168852A (ja)

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JP32831096A JPH10168852A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 石 篭

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JP32831096A JPH10168852A (ja) 1996-12-09 1996-12-09 石 篭

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ID=18208813

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5826335B1 (ja) * 2014-07-14 2015-12-02 瀬戸内金網商工株式会社 蛇篭用連結装置
JP2016035164A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 瀬戸内金網商工株式会社 蛇篭用連結装置
JP2019031779A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 Jfe建材株式会社 篭体及び土留め構造
JP6986649B1 (ja) * 2021-06-08 2021-12-22 前田工繊株式会社 布団篭の施工方法

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